JP2002306209A - 安全長靴 - Google Patents

安全長靴

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JP2002306209A
JP2002306209A JP2001114967A JP2001114967A JP2002306209A JP 2002306209 A JP2002306209 A JP 2002306209A JP 2001114967 A JP2001114967 A JP 2001114967A JP 2001114967 A JP2001114967 A JP 2001114967A JP 2002306209 A JP2002306209 A JP 2002306209A
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達也 木村
Masaru Imamura
勝 今村
Yoshinobu Fujino
義信 藤野
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 突き刺し防止機能を保持しつつ、装着及び脱
着が容易な安全長靴を提供する。 【解決手段】 安全長靴11は装着した足を保護する足
部13と脛を保護する胴部15とから構成される。胴部
15の側面部25には水除27が形成されファスナ26
によって開閉される。足部13の甲部21の上部及び胴
部15の前面部29には水除31が形成され、紐30の
編み上げによってその開閉度が調整される。足部13の
甲部21及び踵部22には突き刺し防止用の補強布23
が形成され、踵部22の部分において補強布23に切欠
きが形成されている。これによって踵部22の変形度合
が他の部分より大きくなり、足の出し入れが容易とな
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は安全長靴に関し、
特に甲部にアラミド繊維等の強度の高い繊維からなるフ
ェルトや不織布等からなる補強布を有する安全長靴に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】図4は例えば消防長靴として用いられる
従来の編み上げ式の安全長靴の外観形状を示した斜視図
であり、図5は図4で示した安全長靴の踵部を示した図
であり、図6は図5のVI−VIラインの断面構造図で
ある。
【0003】これらの図を参照して、安全長靴11は使
用する人の足を保護する足部13と脛を保護する胴部1
5とから構成されている。
【0004】その断面構造は図6に示されているよう
に、足部13に対しては裏底17の上面に中芯68及び
当中底69が形成され、更にその上に踏抜防止板70を
介して中底71が形成されている。中底71の上面には
靴の内面となる裏布66が全面に布設されている。
【0005】一方、胴部15側に対しては裏底17にそ
の一部が接するように形成された縁巻ゴム18と、縁巻
ゴム18の内面側に胴ゴム61及び下胴ゴム62が形成
され、更にその内面に突き刺し防止用の2枚のケプラー
フェルト64a,ケプラーフェルト64bよりなる補強
布23が形成されている。尚、このケプラーフェルトは
パラ系芳香族アラミド繊維等の強度の高い繊維から構成
されている。そして、補強布23の内面側にはカブトゴ
ム65が形成され、更にその内面は靴の内部に面する裏
布66が底部側から全面に敷設されている。尚、補強布
23は安全長靴11の甲部21及び踵部22の全面に形
成されており、使用者の甲や踵を保護している。
【0006】安全長靴11の足部13及び胴部15は以
上のように断面構成されており、使用者の足の作業時に
おける安全を確保している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の安
全長靴では、補強布は突き刺し防止用に必要であるが、
その目的上、引張強度が強く且つ引張加重に対する変形
度は小さい。その結果、全面に補強布が布設されている
甲部及び踵部の変形量が小さいため、履いたり脱いだり
するために多大な力が必要となり、迅速な使用が困難で
あった。特にこの安全長靴を消防用に用いる場合等にあ
っては、迅速に履けないことが大きな問題となる。
【0008】この発明は上記のような課題を解決するた
めになされたもので、突き刺し防止機能を保持しつつ、
装着及び脱着が容易な安全長靴を提供することを目的と
する。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
甲部及び踵部に補強布を備えた安全長靴において、引張
荷重を加えた際の踵部の少なくとも一部の変形度を、引
張荷重を加えた際の甲部及び踵部の他の部分の変形度よ
り大きくなるように補強布を設定したことを特徴とする
ものである。
【0010】このように構成すると、使用時に他の部分
より踵部が変形しやすくなる。
【0011】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明の構成において、踵部の少なくとも一部において補強
布に切欠きを形成するものである。
【0012】このように構成すると、切欠き部に対応す
る踵部が変形しやすくなる。
【0013】請求項3記載の発明は、請求項1記載の発
明の構成において、補強布を、踵部の少なくとも一部に
形成される第1の補強布と他の部分に形成される第2の
補強布とから構成し、同一引張荷重に対する第1の補強
布の伸び量を第2の補強布の伸び量より大きくするもの
である。
【0014】このように構成すると、第1の補強布が布
設された踵部が変形しやすくなる。
【0015】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の発
明は、踵部が他の部分より変形しやすくなるので、長靴
の履く動作や脱ぐ動作が容易となり、使用勝手が向上す
る。
【0016】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明の効果に加えて、切欠き部に対応する踵部が変形しや
すくなるので、切欠き部を設けるだけで長靴の使用勝手
が簡易に向上する。
【0017】請求項3記載の発明は、請求項1記載の発
明の効果に加えて、第1の補強布が布設された踵部が変
形しやすくなるので、所定の伸び量の第1の補強布を設
定することで踵部の変形度合を所望の程度に容易に調整
することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】図1はこの発明の第1の実施の形
態による安全長靴の外観形状を示した斜視図であり、図
2は図1で示した安全長靴の踵部を示した図である。
【0019】これらの図を参照して、安全長靴11は使
用者の足を保護する足部13と脛を保護する胴部15と
から構成されている。足部13は靴底となる裏底17
と、裏底17の上方外方端に接続する縁巻ゴム18と、
縁巻ゴム18に接続する甲部21及び踵部22とから構
成されている。又、足部13の前方上部にはつま先補強
ゴム19が形成され、その内部にはつま先を保護するた
めの鋼製の先芯20が形成されている。尚、甲部21及
び踵部22に対しては補強布23が形成されているが、
これについては後述する。
【0020】一方、胴部15の側面部25には水除27
が形成されており、これの開閉を行なうファスナ26が
上下に取り付けられている。これによって安全長靴11
の着脱を容易としている。尚、胴部15の上端全周には
視認性を強化するための反射テープ33が全周に形成さ
れている。又、足部13の甲部21の上面から胴部15
の前面部29にかけて水除31が形成され、これの開度
を調整する紐30によって編み上げ式の構造となってい
る。
【0021】最初の使用の際には、ファスナ26を上端
まで上げた状態で紐30を緩めて足を安全長靴11内部
に入れる。そして紐30を閉めこんでいきその上端で結
束して、水除31の開度を足に合わせて調整する。次に
ファスナ26を最下端まで移動させて水除27によって
側面部25を広げ、足を安全長靴11から抜き出す。
【0022】これによって使用前の胴部15の調整は完
了する。次にこの安全長靴11を実際に使用する際に
は、紐30の調整はせずにファスナ26を引き下げた状
態で胴部15の上方部を広げて足を装着する。そしてフ
ァスナ26を引上げて胴部15の上方部を締めることに
よって、安全長靴11の装着は完了する。
【0023】図2を参照して、そのVI−VIラインで
示す断面構造は従来例の図5の断面構造として示した図
6の構造と同一であるため、ここでの説明は繰り返さな
い。この実施の形態においては、踵部22における補強
布23に対して切欠き35を形成している。すなわち、
切欠き35は補強布23の上端部と裏底17底部との距
離H(約13cm)に対してAの寸法(約9cm)を有
し、踵部22の幅W(約10cm)に対してBの寸法
(約6cm)を有したものとしている。
【0024】これによって踵部22において切欠き35
が形成されている部分とその周囲の補強布23が形成さ
れている部分とに対して、同一荷重に対する変形量に差
が生じる。すなわち、切欠き35の部分の踵部22は周
囲に比べて容易に変形するため、使用時の安全長靴11
への足の出し入れが容易となる。
【0025】尚、この実施の形態においては、切欠き3
5を図に示すような形状及び上記の寸法としているが、
形状、寸法はこれに限らず、踵部22の少なくとも一部
においてその変形度が、全面に補強布23を形成してい
るものに比べて大きくなるような形状、寸法であればよ
い。
【0026】図3はこの発明の第2の実施の形態による
安全長靴の踵部の形状を示した概略図である。
【0027】図を参照して、踵部22を囲う補強布23
は、斜線で示す第1の補強布37とその両側に接続する
第2の補強布38とで構成されている。そして第1の補
強布37の同一引張荷重に対する変形度合は第2の補強
布38のそれより大きくなるようにこれらの補強布が設
定されている。
【0028】例えば、第2の補強布38の構造は図6の
断面構造で示したような2枚のケプラーフェルト64
a,ケプラーフェルト64bより構成し、第1の補強布
37はこのいずれか1枚のケプラーフェルトを斜線の部
分だけ取除いたような構造としても良い。これによって
第1の補強布37の変形度合は第2の補強布38のそれ
より大きくなり、安全長靴11の使用時における足の出
し入れが容易となる。
【0029】この第2の実施の形態による安全長靴にあ
っては、踵部22においてある程度の補強はしつつ、装
着容易性も向上させるという双方の効果を奏するもので
ある。
【0030】尚、上記の各実施の形態では、補強布とし
てケプラーフェルトを用いているが、これに代えて引裂
強度の高い不織布を用いても良い。
【0031】又、上記の第2の実施の形態では、第1の
補強布を1枚のフェルトとし、第2の補強布を2枚のフ
ェルトとしてそれらの変形度合いを異ならせる構成を例
示しているが、強度(変形度)の異なる補強布を同一枚
数用いて、踵部の変形を容易とするように構成しても良
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施の形態よる安全長靴の外
観形状を示した斜視図である。
【図2】図1で示した安全長靴の踵部の概略形状を示し
た図である。
【図3】この発明の第2の実施の形態による安全長靴の
踵部の概略形状を示した図である。
【図4】従来の安全長靴の外観形状を示した斜視図であ
る。
【図5】図4で示した安全長靴の踵部の概略形状を示し
た図である。
【図6】図5のVI−VIラインの断面構造図である。
【符号の説明】
11…安全長靴 21…甲部 22…踵部 23…補強布 35…切欠き 37…第1の補強布 38…第2の補強布 尚、各図中同一符号は同一又は相当部分を示す。
フロントページの続き (72)発明者 藤野 義信 明石市魚住町中尾1058番地 シバタ工業株 式会社内 Fターム(参考) 4F050 AA01 AA06 BC01 BC03 BC07 BF14 HA60

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 甲部及び踵部に補強布を備えた安全長靴
    において、 引張荷重を加えた際の前記踵部の少なくとも一部の変形
    度を、前記引張荷重を加えた際の前記甲部及び前記踵部
    の他の部分の変形度より大きくなるように前記補強布を
    設定したことを特徴とする、安全長靴。
  2. 【請求項2】 前記踵部の少なくとも一部において、前
    記補強布に切欠きを形成する、請求項1記載の安全長
    靴。
  3. 【請求項3】 前記補強布を、前記踵部の少なくとも一
    部に形成される第1の補強布と前記他の部分に形成され
    る第2の補強布とから構成し、同一引張荷重に対する前
    記第1の補強布の伸び量を前記第2の補強布の伸び量よ
    り大きくする、請求項1記載の安全長靴。
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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4820643U (ja) * 1971-07-14 1973-03-08
JPS4841446U (ja) * 1971-09-13 1973-05-26
JPH0367128A (ja) * 1989-08-04 1991-03-22 Yamatake Honeywell Co Ltd サンプリングプローブフローセンサ

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