JP2002305961A - 植栽用アルミ複合パネル - Google Patents

植栽用アルミ複合パネル

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JP2002305961A
JP2002305961A JP2001116947A JP2001116947A JP2002305961A JP 2002305961 A JP2002305961 A JP 2002305961A JP 2001116947 A JP2001116947 A JP 2001116947A JP 2001116947 A JP2001116947 A JP 2001116947A JP 2002305961 A JP2002305961 A JP 2002305961A
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aluminum
foamed
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Masateru Miwa
昌輝 三輪
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、家屋の屋根、ビルの屋上、ビルの壁
面、高速道路の防音壁、コンクリート法面などの土壌を
有しない構造物の表面の緑化に用いることができ、水平
面のみならず、傾斜面ないし垂直面に対しても容易に適
用することができる植栽用アルミ複合パネルを提供する
ことを目的としてなされたものである。 【解決手段】独立気泡の発泡アルミ板と台板との間に植
栽媒体をサンドイッチ状に挟持して、発泡アルミ板に複
数の貫通孔を設けたことを特徴とする植栽用アルミ複合
パネル。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、植栽用アルミ複合
パネルに関する。さらに詳しくは、本発明は、家屋の屋
根、ビルの屋上、ビルの壁面、高速道路の防音壁、コン
クリート法面などの土壌を有しない構造物の表面の緑化
に用いることができ、水平面のみならず、傾斜面ないし
垂直面に対しても容易に適用することができる植栽用ア
ルミ複合パネルに関する。
【0002】
【従来の技術】都心の気温が上昇するヒートアイランド
現象の緩和や、断熱効果による省エネルギーを目的とし
て、ビルの屋上の緑化が進められ、家屋の屋根について
も緑化が検討されている。また、高速道路などの美観を
保ち、運転者の疲労を癒すために、中央分離帯や路肩の
緑化植栽が進められている。しかし、路幅の制限を受け
て路肩へ植栽する余地がなく、防音壁が剥き出しの状態
で残されている箇所も多い。このような箇所で、防音壁
そのものを緑化することができれば、美観を与え、反射
光を減らし、吸音効果を発揮して、防音壁の性能を高め
ることができる。しかし、高速道路の防音壁やビルの壁
面などは、本来土壌を有しない無土壌面であり、また、
垂直面でもあるので、このような面に植栽土を入れて緑
化することは簡単ではない。また、家屋の屋根の面も傾
斜面なので、同様な困難が付きまとう。高速道路の防音
壁、家屋の屋根などは、いずれも一般に強い風雨を受け
やすい場所なので、土壌が流亡しやすい。このために、
無土壌面に植栽媒体を保持し、傾斜面ないし垂直面であ
っても、手間をかけることなく植物を栽培し、緑化する
ことができる手段が求められていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、家屋の屋
根、ビルの屋上、ビルの壁面、高速道路の防音壁、コン
クリート法面などの土壌を有しない構造物の表面の緑化
に用いることができ、水平面のみならず、傾斜面ないし
垂直面に対しても容易に適用することができる植栽用ア
ルミ複合パネルを提供することを目的としてなされたも
のである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記の課題
を解決すべく鋭意研究を重ねた結果、連続気泡を有する
発泡ガラス板に植物を栽培して無土壌面に施工すること
により、平面はもちろん、傾斜面や垂直面であっても、
容易に緑化し得ることを見いだし、この知見に基づいて
本発明を完成するに至った。すなわち、本発明は、
(1)独立気泡の発泡アルミ板と台板との間に植栽媒体
をサンドイッチ状に挟持して、発泡アルミ板の面に複数
の貫通孔を設けたことを特徴とする植栽用アルミ複合パ
ネル、(2)台板が複数の貫通孔を有する独立気泡の発
泡アルミ板である第1項記載の植栽用アルミ複合パネ
ル、及び、(3)独立気泡の発泡アルミ板の裏面及び貫
通孔の内面が、分割された独立気泡で形成された多数の
凹部を有することを特徴とする第1項又は第2項記載の
植栽用アルミ複合パネル、を提供するものである。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明の植栽用アルミ複合パネル
に用いる発泡アルミ板は、アルミ材質に特に制限はな
く、JIS H 2102に規定されるアルミニウム地
金、JIS H 2211に規定されるアルミニウム−銅
系合金、アルミニウム−銅−ケイ素系合金、アルミニウ
ム−ケイ素系合金、アルミニウム−ケイ素−マグネシウ
ム系合金、アルミニウム−ケイ素−銅−マグネシウム系
合金、アルミニウム−ケイ素−銅−ニッケル−マグネシ
ウム系合金などのほか、回収して再利用されるアルミニ
ウム缶などの廃アルミニウムを特に好適に使用すること
ができる。本発明に用いる発泡アルミ板は独立気泡の態
様のものが断熱性及び水密性の点から望ましく、例え
ば、発泡剤添加法、発泡鋳造法などによって製造するこ
とができる。発泡剤添加法は、溶融したアルミニウムに
水素化チタン、水素化ジルコニウム、水素化リチウムな
どの発泡剤を添加し、発泡剤の分解によって溶融アルミ
ニウム中に気泡を形成した状態で冷却固化することによ
り、発泡アルミニウムパネルを製造する。この製造条件
によって、気泡の寸法及び比率を適宜選択することがで
きる。また、発泡鋳造法は、溶融したアルミニウムにア
ルミナ、炭化ケイ素、ジルコニアなどの安定剤微粒子を
混合し、空気、炭酸ガスなどの気体を吹き込んで気泡を
形成し、冷却固化することにより発泡アルミニウムパネ
ルを製造する。安定剤微粒子が、溶融アルミニウムと気
泡の界面に付着して気泡を安定化するので、気泡を含ん
だままの状態で任意の断面形状を有する長尺パネルを製
造することができる。発泡鋳造法による発泡アルミニウ
ムパネルは、気泡の大きさの制御が特に容易であり、気
泡の平均径3mm、密度0.54g/cm3程度の発泡アルミ
ニウムパネルから、気泡の平均径25mm、密度0.07
g/cm3程度の発泡アルミニウムパネルまで、各種の気
泡の平均径と密度を有する発泡アルミニウムパネルを製
造することができるので、特に好適に用いることができ
る。発泡鋳造法による発泡アルミニウムパネルは、米国
特許第4,973,358号明細書及び米国特許第5,1
12,697号明細書に報告され、Cymat Alum
inum Corp.から登録商標「CYMAT」として
市販されている。
【0006】本発明に用いる発泡アルミニウムパネルの
気泡の大きさに特に制限はないが、多くの場合、植栽す
る植物の種類、植栽パネルの設置場所などに応じて、上
記の平均径3〜25mm、好ましくは5〜10mmの気泡を
有する市販品の中から適宜選択し、密度は実用パネルの
厚さによって、要求される強度と重量の関係で選択され
るが、0.07〜0.5g/cm3、好ましくは0.1〜0.
3g/cm3のものを使用することができる。本発明に用
いる発泡アルミ板の厚さは、緑化の施工目的と施工箇所
に応じて適宜選択することができるが、通常は厚さ10
〜80mm、好ましくは20〜50mmであることが好まし
い。発泡アルミ板の寸法は、組み立てに便利な寸法であ
れば、特に制限なく選定することができる。例えば、通
常は450mm角から1,200mm×2,400mm程度さら
に、この倍の寸法も緑化の施工目的と施工箇所に応じて
適宜選択することができる。本発明に用いる発泡アルミ
板は、栽培植物が、大気中に発芽、生育するために、複
数の貫通孔を設けることが必要である。貫通孔は、形状
は丸孔、角孔等、特に制限はないが、平均直径は、20
〜200mm、好ましくは30〜100mm程度にして使用
することができる。本発明植栽用アルミ複合パネルは、
図1に示すように、貫通孔2を設けた発泡アルミ板1と
台板4の間に植栽媒体3を挟んで積層する。このとき、
発泡アルミ板1に設けた貫通孔2の内部に植栽媒体3を
充填することができる。
【0007】本発明に用いる発泡アルミ板1は、独立気
泡であるので、発泡アルミ板を水が透過することはな
い。そのため、特に水分が必要な植物を栽培するとき
は、発泡アルミ板に適宜給水用の直径5〜20mm程度の
小さい孔を多数設けることができる。給水孔の直径が大
きいと、植栽媒体によっては給水孔から植栽媒体が流出
する恐れがある。植栽用アルミ複合パネルを水平に設置
する場合に、発泡アルミ板に給水孔を設けるのが特に有
効である。本発明に用いる発泡アルミ板を製造すると
き、独立発泡製品の塊を一定の厚さに切断して所定の寸
法の発泡アルミ板にすることができる。その切断面上に
あった独立気泡が切断された結果形成される多数の凹部
が、発泡アルミ板の表面に形成される。これは、図2に
示すように、発泡アルミ板の切断表面6が分割された独
立気泡の開放凹部よりなる多数凹状面に形成されてい
て、植栽用アルミ複合パネルを形成したとき、凹部に植
栽媒体が入り込むので保持力が極めて大きいものにな
る。従って、本発明に用いる独立気泡の発泡アルミ板の
裏面側は、厚い寸法の発泡アルミ塊を製造したのち、こ
れを板状に切断したとき形成される凹孔状面の形状にし
たものが望ましい。本発明に用いる発泡アルミ板の分割
された多数の独立気泡の凹状面は、植栽用アルミ複合パ
ネルを垂直もしくは傾斜させて設置する場合に植栽媒体
に対する保持力が優れているので特に望ましい態様であ
る。通常、発泡アルミ板を押出成形又はバッチ成形によ
って製造したとき、成形物の表面は凹部がない滑らかな
表面になっている。このような成形物を一定の厚さで切
断すると切断面が多数の凹状面になり、他方が最初の滑
らかな表面の発泡アルミ板が形成される。例えば、本発
明に用いる発泡アルミ板の2倍の厚さの発泡アルミ板を
一旦製造して、これを半分の厚さに切断して2枚の発泡
アルミ板にすると、表面が滑らかな面となり、裏面が多
数の凹部を有する発泡アルミ板を2枚製造することがで
きる。本発明植栽用アルミ複合パネルでは、多数の凹部
がある面を植栽媒体を保持するために、裏面にして、滑
らかな面は表面に使用することができる。また、貫通孔
を設けたときにも、同様の多数の凹部を有する面が貫通
孔の内面に形成されている。従って、発泡アルミ板と台
板の間に挟まれる植栽媒体は、発泡アルミ板の切断面及
び貫通孔内面に存在する多数の凹部にしっかりと保持さ
れ、植栽媒体が簡単に外部に流出しないので、作業が困
難な植栽媒体の補給をほとんど行わないで長期間植物を
栽培することができる。
【0008】本発明に用いる台板は、植栽媒体を保持す
るものであれば特に制限なく金属製又はプラスチック製
板を適宜使用することができる。特に、本発明の植栽用
アルミ複合パネルの両面を緑化する場合には、裏面側に
も表と同一の発泡アルミ板を使用することができる。植
栽用アルミ複合パネルの発泡アルミ板の厚さは、10〜
100mm、好ましくは20〜60mmにすることができ
る。そして、これに積層する植栽媒体は、5〜60mm、
好ましくは10〜40mmの厚さに積層することができ
る。本発明に用いる植栽媒体は、栽培される植物が生
存、生育し得る媒体であれば特に制限なく使用すること
ができ、例えば、砂土、砂壌土、壌土、埴壌土、埴土、
川砂、軽石砂、溶岩砂、鹿沼土、腐葉土、ピートモス、
バーミキュライト、無機繊維、有機繊維などを挙げるこ
とができる。これらの植栽媒体は、1種を単独で用いる
ことができ、あるいは、2種以上を適宜混合して用いる
こともできる。これらの植栽媒体は、栽培する植物の種
類に応じて適切なものを選択することが好ましい。本発
明植栽用アルミ複合パネルは、台板、植栽媒体及び発泡
アルミ板を積層固定するものであり、その積層固定する
方法としては、特に制限なく、どのような方法も制限な
く採用することができる。例えば、屋上緑化のために屋
上に敷設する植栽用アルミ複合パネルの場合は、図3の
ような箱型容器の底面を本発明の台板として使用するこ
とができる。この箱型台板は、底面に排水孔5が設けら
れ、この上に植栽媒体が流出しないようにフィルターを
おいてから、植栽媒体を箱の底面に積層して、その上に
貫通孔を有する発泡アルミ板を積層し、その貫通孔にも
植栽媒体を充填して製造することによって、植栽用アル
ミ複合パネルが完成する。発泡アルミ板の貫通孔に植物
の種を撒くか又は苗を植えて通常の鉢植えの植物と同様
に植物を栽培できる植栽用アルミ複合パネルとなる。ま
た、壁面に使用する垂直の植栽用アルミ複合パネルにす
る場合は、上述の箱型容器に積層した植栽用アルミ複合
パネルを垂直に立てた状態で、正面に発泡アルミ板が露
出している。この場合に使用する箱型容器は、図3のA
面を上にしてB面を下にする場合、A面及びB面に給水
孔及び排水孔(図示していない)を設けることができ
る。この場合、図3の底面に設けた排水孔5は省略する
ことができる。
【0009】本発明植栽用アルミ複合パネルを垂直パネ
ルに使用した場合に、分割された独立気泡で形成された
多数の凹部を有する面が植栽媒体を保持する力が非常に
強いので、植栽媒体が重力で下方にずり落ちるのを防止
することができる。すなわち、まず、発泡アルミ板面の
凹部に植栽媒体の一部が入り込み強く保持され、ここに
強く保持されている植栽媒体に植栽媒体同士の粘着力又
は絡まり力で堅く接着されるので、植栽用アルミ複合パ
ネルを長期間垂直状態にしても植栽媒体が重力でずり落
ちない。同様の目的で、図3の台板容器の台板面(発泡
アルミ板の裏面)に、植栽媒体が滑らないように、多数
の突起又は翼板を設けておくのが望ましい。このような
垂直式植栽用アルミ複合パネルの一態様として、例えば
電柱のような円筒形状の外周にも設置することができ
る。このような曲面に対して、設置する場合は、その曲
面に合わせて発泡アルミ板の表面を曲面に切断すること
ができる。また、台板として、発泡アルミ板の分割され
た独立気泡で形成された多数の凹部を有する面を植栽媒
体に向けて使用することができる。さらに、垂直パネル
の場合には、植栽媒体層を圧縮してコンパクトにして、
発泡アルミ板と台板間をボルト等で牽引して固定するこ
とによって、植栽媒体が重力でずり落ちないようにする
のが望ましい。このように、台板を容器状にする方法以
外にも、容器又は枠の中に台板と植栽媒体と発泡アルミ
板の積層を構築することができる。さらに、発泡アルミ
板と台板をボルトとナットで直接固定する方法も採用す
ることができる。台板として、発泡アルミ板を使用し
て、植栽用アルミ複合パネルの両面を緑化する場合は、
枠又はボルトで発泡アルミ板と植栽媒体の3層構造を固
定するのが望ましい。
【0010】本発明の植栽パネルに栽培する植物に特に
制限はないが、ビルの屋上の緑化や、高速道路の防音壁
の緑化を目的とする場合は、多年草であること、多量の
給水と施肥を必要としないこと、高温、低温、強風など
の過酷な気象条件に耐えることなどの条件を満たす植物
が好ましい。このような植物としては、例えば、ベンケ
イソウ科の植物や、ギボウシゴケ科、ハイゴケ科の蘚苔
類などを挙げることができる。ベンケイソウ科のマンネ
ングサは、花茎の高さは約20cmであり、花をつけない
枝は壁面をはい、先端が傾上し、節から根をおろす。マ
ンネングサは高湿を極度に嫌うので、多量の植栽媒体は
不要であり、発泡ガラス板の穴又は溝に充填した植栽媒
体に根をおろして、十分に生育することができる。ま
た、マンネングサは、人家の石垣にはわせて鑑賞するこ
とができる植物なので、植栽パネルの表面に、植栽媒体
が充填されない穴又は溝が部分的に存在しても、十分に
生育することができる。ギボウシゴケ科のスナゴケは、
火山灰地や海岸域の砂丘などの無機質で乾燥した土地に
生育し、強い日光や急激な乾燥にも耐えるので、植栽パ
ネルに植え付けられた状態でビルの屋上などに載置され
ても、十分に生育することができる。ハイゴケ科のハイ
ゴケは、腐食土や砂地などのやや日のあたる場所に群落
をつくって生育し、松林、水田のあぜ道、草原などの草
丈の短い植物の間に混生する。したがって、マンネング
サ、スナゴケ、ハイゴケなどは、それぞれを単独で栽培
することができ、あるいは、2種又は3種を組み合わせ
て栽培することもできる。本発明植栽用アルミ複合パネ
ルは、表面の発泡アルミ板は、風又は特に壁パネルに用
いたときに、植栽媒体が脱落するのを防止する役目を果
たすものである。貫通孔の面積が小さい上に、分割され
た独立気泡の凹状表面によって、植栽媒体が貫通孔から
脱落することはない。そして、単に貫通孔に植栽媒体が
あるのでは植物の根が発育する空間がなく、栽培植物が
成長しない。本発明植栽用アルミ複合パネルでは、植栽
媒体層の厚さを変えることによって、根の発育空間を自
由に選択することができる。また、植栽媒体として、流
出し難い繊維状の植栽媒体を選択するとか、排水孔のフ
ィルターを選択することによって、一旦パネルを敷設す
れば植物栽培を半永久的に継続することができる。肥料
又は給水は、従来の植物栽培と同様に機械的、自動的に
実行することができる。
【0011】
【発明の効果】本発明の植栽用アルミ複合パネルは、農
園などにおいて一定寸法の植栽用アルミ複合パネルを多
数個準備し、例えば、マンネングサ科の植物や、ギボウ
シゴケ科、ハイゴケ科の蘚苔類などを移植し、植物など
が根付いたとき、設置場所へ運搬して、パネルを並べて
敷設することができる。そして、植物などが根付いた本
発明の植栽パネルは、水平面、傾斜面、垂直面のいずれ
にも、そのまま施工することができる。これによって、
ビルの屋上や壁面等、高速道路の防音壁などを簡易に緑
化することができる。植物が生育した本発明の植栽パネ
ルは、優れた断熱効果と防音効果を有するので、ビルの
冷暖房などに消費されるエネルギーを節減し、高速道路
の風景を美化し、防音性を高めることができる。その
上、植栽媒体の耐久性が長い利点がある。特に、アルミ
ニウムは、表面に酸化被膜が形成されるので、屋外での
長期間の使用において、錆びることがなく、耐久性のあ
る植栽用アルミ複合パネルである上に、例えば季節によ
って栽培植物を変更する場合にパネルを交換することに
よって、簡単に別の植物に変更できる利点を合わせて有
するものである。さらに、2種以上の栽培植物を組み合
わせて、パネルで絵又は文字記号を表現することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の植栽用アルミ複合パネルの一
態様の積層構造を示す斜視図である。
【図2】図2は、本発明の植栽用アルミ複合パネルに用
いる発泡アルミ板の一態様を示す斜視図である。
【図3】図3は、本発明の植栽用アルミ複合パネルに用
いる台板の箱型の態様を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 発泡アルミ板 2 貫通穴 3 植栽媒体 4 台板 5 排水孔 6 発泡アルミ板の切断表面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) // E04D 13/00 Fターム(参考) 2B022 AB04 BA02 BA04 BA06 BA15 BA16 BA23 BB02 2D001 AA01 CA01 CB02 CD02 DA06 2E162 CB08 CD04 FA12 FC02 FD06

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】独立気泡の発泡アルミ板と台板との間に植
    栽媒体をサンドイッチ状に挟持して、発泡アルミ板の面
    に複数の貫通孔を設けたことを特徴とする植栽用アルミ
    複合パネル。
  2. 【請求項2】台板が複数の貫通孔を有する独立気泡の発
    泡アルミ板である請求項1記載の植栽用アルミ複合パネ
    ル。
  3. 【請求項3】独立気泡の発泡アルミ板の裏面及び貫通孔
    の内面が、分割された独立気泡で形成された多数の凹部
    を有することを特徴とする請求項1又は2記載の植栽用
    アルミ複合パネル。
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