JP2002305856A - 車両用空調装置の送風ユニット - Google Patents

車両用空調装置の送風ユニット

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JP2002305856A
JP2002305856A JP2001101079A JP2001101079A JP2002305856A JP 2002305856 A JP2002305856 A JP 2002305856A JP 2001101079 A JP2001101079 A JP 2001101079A JP 2001101079 A JP2001101079 A JP 2001101079A JP 2002305856 A JP2002305856 A JP 2002305856A
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JP
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air
motor
blower
cooling
conditioning case
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JP2001101079A
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Makoto Nomura
誠 野村
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Denso Corp
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Denso Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 送風機が冷却手段の下流側に配置される場合
においてもモータの耐久性を確保し、且つ結露によるモ
ータ不具合の発生を防止できる車両用空調装置の送風ユ
ニットを提供する。 【解決手段】 空気通路を形成する空調ケース110内
に設置され空気を冷却する冷却手段120と、冷却手段
120の下流側に設置され空調ケース110内に空気流
を発生する送風機130と、送風機130を回転数可変
に回転駆動するモータ131とを備えた車両用空調装置
の送風ユニットにおいて、冷却手段120によって冷却
された空調ケース110内の空気の一部をモータ131
のハウジング131a内に送り込むための空気通路13
1bと、空気通路131bの冷却空気流入側に送風機1
30の回転数によって可変する風圧に応じて開閉する開
閉手段140とを設け、風圧が高い時に開閉手段140
が開口するようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両用空調装置の
送風ユニットに関するものであり、特に、送風機を回転
するモータの冷却構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の車両用空調装置の送風ユニット1
00においては、図4に示すように、送風機130のモ
ータ131に内気あるいは外気として導入した空気の一
部をモータ131のハウジング131a内に送り込むた
めの空気通路131bが設けられたものが知られてお
り、(例えば、実開昭60−118507号公報等)モ
ータ作動時の各内部部品(ブラシ、コンミテータ、軸受
け等)の発熱を抑え、耐久性の向上を図るようにしてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、空気を
除湿冷却する蒸発器などの冷却手段の下流側に、この送
風機およびモータを配設するように構成された車両用空
調装置の送風ユニット(所謂吸込み式ユニット)として
使用する場合には、冷却手段で冷却された空気がモータ
内に流入することになり、加えて、流入される冷却空気
量は、通常回転数可変に作動される送風機の能力(風
圧)の成り行きとなるので、送風機の作動状態によって
は、モータ内が過冷却となる。即ち、モータが低回転で
作動している場合でも、必要以上に冷却空気が流入し過
冷却となり得る。
【0004】そして、冷却手段を停止した後においても
送風用のために送風機を作動させると、温度の高い空気
が引き続きモータ内に流入し、過冷却されたモータ内で
温度の高い空気に含まれる水分が結露し、錆の発生によ
るモータ内部部品の劣化や、回転軸への錆付きによる固
着等の不具合発生の恐れが考えられる。
【0005】本発明の目的は、上記問題に鑑み、送風機
が冷却手段の下流側に配置される場合においてもモータ
の耐久性を確保し、且つ結露によるモータ不具合の発生
を防止できる車両用空調装置の送風ユニットを提供する
ことにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、以下の技術的手段を採用する。
【0007】請求項1に記載の発明では、空気通路を形
成する空調ケース(110)と、空調ケース(110)
内に設置され、空気を冷却する冷却手段(120)と、
冷却手段(120)の下流側に設置され、空調ケース
(110)内に空気流を発生する送風機(130)と、
送風機(130)を回転数可変に回転駆動するモータ
(131)とを備えた車両用空調装置の送風ユニットに
おいて、冷却手段(120)によって冷却された空調ケ
ース(110)内の空気の一部をモータ(131)のハ
ウジング(131a)内にモータ(131)の冷却用空
気として送り込むための空気通路(131b)と、空気
通路(131b)の冷却空気流入側には、送風機(13
0)の回転数によって可変する風圧に応じて開閉する開
閉手段(140)とを設け、開閉手段(140)は、風
圧が所定値よりも高い時に空気通路(131b)を開口
するようにしたことを特徴としている。
【0008】これにより、冷却手段(120)の下流側
に送風機(130)が配置される送風ユニットにおい
て、冷却手段(120)によって冷却された冷却空気を
モータ(131)内に流入させ強制冷却する場合でも、
開閉手段(140)によってモータ(131)内には必
要最小限の冷却空気のみを流入させるようにできるの
で、基本的なモータ(131)内の冷却を行なうことが
でき、モータ(131)の耐久性を確保することができ
る。
【0009】加えて、必要最小限の冷却空気量にセーブ
するので、モータ(131)内が過冷却となることがな
く、冷却手段(120)停止後に温度の高い空気がモー
タ(131)内に流入しても結露することがない。よっ
て、錆によるモータ(131)の内部部品の劣化や、固
着等の不具合の発生を防止できる。
【0010】請求項2に記載の発明では、開閉手段(1
40)としては、弾性を有する弁体(140)としたこ
とを特徴としている。
【0011】これにより、風圧に対して弾性変形により
開閉作動する開閉手段(140)が容易に、安価に形成
できる。
【0012】尚、上記各手段の括弧内の符号は、後述す
る実施形態記載の具体的手段との対応関係を示すもので
ある。
【0013】
【発明の実施の形態】(第1実施形態)本発明の第1実
施形態を図1、図2に示す。車両用空調装置の送風ユニ
ット100は、空調ケース110内に冷却手段としての
蒸発器120と送風機130が配設されたものである。
【0014】空調ケース110は、内外気切換えケース
部111、蒸発器ケース部112、スクロールケース部
113とから成る。
【0015】内外気切換えケース部111は、箱状を成
し、それぞれ開口する内気導入口111a、外気導入口
111bおよび両導入口111a、111bを開閉する
内外気切換えドア111cが設けられたものであり、こ
の内外気切換えドア111cが回動することによって、
導入される空気が内気あるいは外気に選択される。
【0016】蒸発器ケース部112内には、蒸発器12
0が配設されており、この蒸発器120の内部を流通す
る冷媒の蒸発潜熱により導入された空気を除湿、冷却す
るようにしている。
【0017】スクロールケース部113は、導入空気を
効率よく流通させる渦巻き状のケースであり、後述する
送風機130を内部に収納している。
【0018】送風機130は、円周上に複数の翼を有す
る多翼ファン(以下、ファン)132とこのファン13
2を駆動するモータ131とから成り、上記蒸発器12
0の空気流れの下流側となるように配設されている。モ
ータ131の作動に伴ないファン132が回転駆動し、
内外気切換えケース部111から選択された空気を吸引
し、蒸発器120で冷却させ、スクロールケース部11
3の下流側に冷却空気を流すようにしている。また、モ
ータ131の回転数は、乗員の設定に応じて低回転から
高回転まで段階的に可変されるようにしており、これに
応じて送風機130の風量も可変されることになる。因
みに、ここではLO、MI、HIの3段階設定としてい
る。
【0019】モータ131は、アーマチャ131dおよ
びコンミテータ131eを有するシャフト131cがフ
ロント軸受け131f、リア軸受け131gによって回
転可能に支持され、コンミテータ131eにブラシ13
1hが当接するようにこれら各部品がハウジング131
a内に収容された周知のものである。このモータ131
の回転作動時においては、電圧が印加されるブラシ13
1hおよびシャフト131cとの摺動部となるフロント
軸受け131f、リア軸受け131gが主たる発熱部と
なる。
【0020】ハウジング131aは、フロント軸受け1
31f側が開口する有底の筒状を成しており、内部空間
はフロント軸受け131f側の外部と連通するようにし
ている。また、ハウジング131aのリア軸受け131
g側には、後述する空気通路131bとハウジング13
1a内とを連通させるためのハウジング孔131kが設
けられている。
【0021】ハウジング131aの外部には取付け部1
31mを一体で形成する外部ケース131iが設けら
れ、モータ131は取付け部131mを介してスクロー
ルケース部113に取付けられるようにしている。
【0022】スクロールケース部113のモータ131
が取付けられる側の面において、ファン132の外形よ
りも外側の位置に冷却風取入れ口113aが設けられて
おり、通路ケース131jによって、冷却風取入れ口1
13aとハウジング孔131kとが繋がるように空気通
路131bを形成している。
【0023】そして、冷却風取入れ口113aには、ゴ
ム材より成る開閉手段としての弁体140が設けられて
いる。この弁体140は、空気通路131b側に角度α
で傾斜するするように形成され、通常は冷却風取入れ口
113aを閉塞するようにしている。そして、モータ1
31が作動していない時(送風機130による風圧がか
からない時)およびLO、MIで作動している時(送風
機130による風圧が所定値より低い時)は、このゴム
材の弾性力を持って冷却風取入れ口113aの閉塞した
状態をほぼ保つようにしている。
【0024】一方、モータ131の作動がHIに達する
と、即ち、送風機130による風圧が所定値より高くな
る時に、この風圧により弁体140は、角度αを成す折
り曲げ点を基点にして図2中左側に回動し、冷却風取入
れ口113aを開口するようにしている。そして、蒸発
気120で冷却された空気を空気通路131bを通して
ハウジング孔131kからハウジング131a内にモー
タ131の冷却用空気として導入するようにしている。
これによって、モータ131のHI作動によって最大に
発熱する内部部品は、冷却されることになる。
【0025】以上の構成および作動より本実施形態にお
ける作用効果について説明する。
【0026】蒸発器120の下流側に送風機130が配
置される送風ユニット100において、蒸発器120に
よって冷却された冷却空気をモータ131内に流入させ
強制冷却する場合でも、モータ131の作動回転数によ
って可変する送風機130の風圧が所定値より高い時に
開口する弁体140を設けることによって、モータ13
1内には必要最小限の冷却空気のみを流入させるように
できるので、基本的なモータ131内の冷却を行なうこ
とができ、モータ131の耐久性を確保することができ
る。
【0027】加えて、必要最小限の冷却空気量にセーブ
するので、モータ131内が過冷却となることがなく、
蒸発器120停止後に温度の高い空気がモータ131内
に流入しても結露することがない。よって、錆によるモ
ータ131内部部品の劣化や、固着等の不具合の発生を
防止できる。
【0028】また、弁体140は弾性を有するゴム材か
ら成るものから形成しているので、風圧に対して弾性変
形により開閉作動する開閉手段として容易に、安価に形
成できる。
【0029】尚、本実施形態ではモータ131がHIで
作動する場合に弁体140が冷却風取入れ口113aを
開口するようにしたが、これに限定されるものではな
く、モータ131内部の冷却状態(必要最小限の冷却を
行ない、過冷却とならない状態にする)を考慮して、弁
体140の開度を決定するようにすれば良い。
【0030】(第2実施形態)本発明の第2実施形態を
図3に示す。第2実施形態では、上記第1実施形態の弁
体140に対して、先つぼまりのリング状に形成し、中
央部に水平方向のスリットを入れたリング状弁体141
としている。基本の作動および作用効果としては上記第
1実施形態と同様であるが、冷却風取入れ口113aへ
の取付けがワンタッチで容易となり組付け性の向上がは
かれる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態における送風ユニット全
体を示す構成図である。
【図2】図1におけるモータ近傍を拡大した断面図であ
る。
【図3】本発明の第2実施形態における弁体を示す
(a)は外観斜視図、(b)は断面図である。
【図4】従来技術における送風ユニットを示す断面図で
ある。
【符号の説明】
100 送風ユニット 110 空調ケース 120 蒸発器(冷却手段) 130 送風機 131 モータ 131a ハウジング 131b 空気通路 140 弁体(開閉手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3L011 BF01 5H609 BB06 BB15 BB18 PP02 PP11 PP13 QQ02 QQ12 RR03 RR05 RR07 RR10 RR16 RR28 RR37 RR42 RR43 RR68 RR70 RR71 RR73 RR74 SS21 SS23

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 空気通路を形成する空調ケース(11
    0)と、 前記空調ケース(110)内に設置され、空気を冷却す
    る冷却手段(120)と、 前記冷却手段(120)の下流側に設置され、前記空調
    ケース(110)内に空気流を発生する送風機(13
    0)と、 前記送風機(130)を回転数可変に回転駆動するモー
    タ(131)とを備えた車両用空調装置の送風ユニット
    において、 前記冷却手段(120)によって冷却された前記空調ケ
    ース(110)内の空気の一部を前記モータ(131)
    のハウジング(131a)内に前記モータ(131)の
    冷却用空気として送り込むための空気通路(131b)
    と、 前記空気通路(131b)の冷却空気流入側に、前記送
    風機(130)の回転数によって可変する風圧に応じて
    開閉する開閉手段(140)とを設け、 前記開閉手段(140)は、前記風圧が所定値よりも高
    い時に前記空気通路(131b)を開口するようにした
    ことを特徴とする車両用空調装置の送風ユニット。
  2. 【請求項2】 前記開閉手段(140)は、弾性を有す
    る弁体(140)としたことを特徴とする請求項1に記
    載の車両用空調装置の送風ユニット。
JP2001101079A 2001-03-30 2001-03-30 車両用空調装置の送風ユニット Withdrawn JP2002305856A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010279217A (ja) * 2009-06-01 2010-12-09 Kayaba Ind Co Ltd 防水式電動モータ
CN113027786A (zh) * 2019-12-09 2021-06-25 法雷奥日本株式会社 离心鼓风机以及搭载有离心鼓风机的车辆

Cited By (3)

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Effective date: 20080603