JP2002304741A - 光ディスク及びその記録再生装置 - Google Patents

光ディスク及びその記録再生装置

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JP2002304741A
JP2002304741A JP2001110105A JP2001110105A JP2002304741A JP 2002304741 A JP2002304741 A JP 2002304741A JP 2001110105 A JP2001110105 A JP 2001110105A JP 2001110105 A JP2001110105 A JP 2001110105A JP 2002304741 A JP2002304741 A JP 2002304741A
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JP
Japan
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address
groove
land
spot
detector
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JP2001110105A
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Inventor
Masaki Mochizuki
聖樹 望月
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Victor Company of Japan Ltd
Original Assignee
Victor Company of Japan Ltd
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  • Optical Recording Or Reproduction (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 グルーブアドレスとランドアドレスを区別し
て記録再生でき、且つ、ディスクの製作を容易に行うこ
と。 【解決手段】 ディスク面に形成されているグルーブと
ランドに情報を記録再生する光ディスクの前記グルーブ
とランドの一部領域に設けられた少なくともアドレス情
報を記録するヘッダ領域のグルーブとランドのいずれか
一方に、グルーブアドレスとランドアドレスをディスク
円周方向に対する順序を一義的に決めて順番に記録す
る。また、メインスポットをグルーブ中心に制御してい
る時はメインスポットからのプッシュプル信号よりグル
ーブアドレスを読み出し、メインスポットをランド中心
に制御している時はサブスポットからのプッシュプル信
号よりランドアドレスを読み出す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、MOやDVD等の
光ディスク及びその記録再生装置に係り、特にグルーブ
アドレスとランドアドレスを区別する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】光ディスクにおけるアドレス情報の読出
しを行う記録再生装置は、例えば特開平7−14172
号公報に開示されている。
【0003】図6は、特開平7−14172号公報に開
示されている記録再生装置による読み出しを行う方法を
説明するための図であり、(a)は、メインスポットが
グルーブ中心にトラッキング制御されている場合を、
(b)は、メインスポットがランド中心にトラッキング
制御されている場合を示している。
【0004】図6(a)に示すように、光ピックアップ
のレーザ光源から出射されたレーザビームが回折格子に
よって分岐されたメインビームM及び2つのサブビーム
S1、S2を用いて、メインスポットMがグルーブ71
の中心にトラッキング制御されている時は、グルーブ7
1の中心から信号を再生すると共にメインスポットMか
らのプッシュプル信号によりアドレス情報を読み出す。
【0005】一方、図6(b)に示すように、メインス
ポットMがランド72の中心にトラッキング制御されて
いる時は、ランド72の中心から信号を再生すると共に
サブスポットS1、S2からのプッシュプル信号により
アドレス情報を読み出す。
【0006】なお、グルーブ71は、トラック全周に亘
って、回転同期信号となる搬送波をアドレス情報でFM
変調した信号によってウォブリングされている。
【0007】この場合、グルーブとランドは共通のアド
レス情報を利用しているので、グルーブとランドに個々
のアドレスを割り当てたディスクに適用した場合、グル
ーブアドレスとランドアドレスを区別できなかった。
【0008】そこで、グルーブアドレスとランドアドレ
スを区別して記録し、それぞれのアドレス情報を読み取
る方法が考えられた。
【0009】この記録方法としては、図7に示すDVD
−RAMの物理アドレス記録方法がある。
【0010】図7は、DVD−RAMの物理アドレス記
録方法における従来の光ディスクに設けられたヘッダ領
域のアドレス構成例を示す図である。
【0011】DVD−RAMの物理アドレス記録方法
は、CAPA(Complimentary Allo
cated Addressing)と呼ばれ、へッダ
領域61内でアドレスを記録するビットをデータ記録ト
ラック(ランド又はグルーブ)に対して1/2トラック
だけずらしてグルーブアドレス62とランドアドレス6
3を区別して記録するものである。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、データ
記録トラック(ランド又はグルーブ)に対して1/2ト
ラックだけずらしてグルーブアドレス62とランドアド
レス63を区別して記録する方法では、ディスク原盤の
カッティング時にカッティングビームを正確に1/2ト
ラックだけずらす必要があるため、ディスクの製作が難
しいといった問題があった。
【0013】そこで、本発明は、上記問題を解消するた
めに、グルーブアドレスとランドアドレスを区別して記
録再生でき、かつディスクの製作を容易に行うことがで
きる光デイスク及びその記録再生装置を提供することを
目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の発明の特徴は、同心円状に交互に複数の
グルーブ及びランドが形成され、かつ同一半径上にあっ
て、前記複数のグルーブかランドのいずれか一方にグル
ーブアドレス、ランドアドレスの順番に、或いはランド
アドレス、グルーブアドレスの順番にディスク回転方向
に沿って記録されているヘッダ領域が円周方向に沿って
所定の間隔を有して配置されたことにある。
【0015】請求項2の発明の前記グルーブアドレスと
前記ランドアドレスはビットを形成することによって記
録されることを特徴とする。
【0016】請求項3の発明の前記グルーブアドレスと
前記ランドアドレスは前記グルーブに蛇行を施すことに
より記録されることを特徴とする。
【0017】請求項4の発明の特徴は、レーザ光を回折
格子によってメインスポット、前記メインスポットのデ
ィスク回転方向の前方に1/2トラックピッチだけ半径
方向にずらしたフロントサブスポット及び前記メインス
ポットのディスク回転方向の後方に1/2トラックピッ
チだけ半径方向にずらしたバックサブスポットの3つの
スポットに分割して、光ディスクに照射し、ここで照射
された前記3つのスポットを検出する各ディテクタが、
前記メインスポットによる主情報信号を検出するメイン
ディテクタと、前記フロントサブスポットによる情報信
号を検出するフロントサブディテクタと、前記バックサ
ブスポットによる情報信号を検出するバックサブディテ
クタと、からなり、前記メインディテクタ、前記フロン
トサブディテクタ及び前記バックサブディテクタで検出
された情報信号を演算することにより記録再生を行う光
ディスクの記録再生装置において、前記メインスポット
を前記グルーブにトラッキング制御している時は、前記
メインディテクタから得られるプッシュプル信号により
グルーブアドレスを読み出し、前記メインスポットを前
記ランドにトラッキング制御している時は、前記フロン
トサブディテクタから得られるプッシュプル信号により
ランドアドレスを読み出すアドレス検出手段を備えたこ
とにある。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1は、本発明の光ディスクの第
1の実施の形態に係る構成を示した図であり、ヘッダ領
域部分の拡大図である。光ディスク面に設けられている
記録再生トラックには、ヘッダ領域31が設定されてお
り、このヘッダ領域31は図2に示すように光ディスク
40の同一半径上にあって、且つ円周方向に沿って所定
の角度間隔毎に複数のグルーブ及びランドに配置されて
いる。
【0019】このヘッダ領域31のグルーブ部分には少
なくともアドレス情報がピット列として記録されてい
る。ヘッダ領域31には、光ディスク40の回転方向
(図中矢印の方向)の前方にグルーブアドレス32、後
方にランドアドレス33がそれぞれ記録されており、そ
の並び順はどのグルーブでも同じであり、グルーブアド
レス32とランドアドレス33はミラー領域34で仕切
られている。このミラー領域34はグルーブアドレス3
2とランドアドレス33を明確に区切ると共に、このミ
ラー領域34を使ってサーボオフセットの検出を行うこ
とが出来る。
【0020】本発明の第1の実施の形態によれば、ヘッ
ダ領域31のグルーブ部分の光ディスク40の回転方向
の前方にグルーブアドレス32、後方にランドアドレス
33が記録配置されているので、ランド、グルーブ両方
のアドレスを得ることができると共に、グルーブアドレ
ス32とランドアドレス33を記録順序によって容易に
区別してそれぞれを読み出すことができる。しかも、ア
ドレス部分は録再トラックと同一円周上にあるため、デ
ィスク原盤のカッティング時に正確に1/2トラックピ
ッチずつカッティングビームをずらす必要もなく、光デ
ィスクを容易に製造することができる。また、グルーブ
アドレス32とランドアドレス33の並び順は本例と逆
でも良い。
【0021】尚、上記したミラー領域34の代わりにウ
ォブルピットを設けて、チルト検出を行うことも可能で
ある。またミラー領域やウォブルピットがなくても、ア
ドレスピット検出用のシンクパターンを各アドレスピッ
トの先頭に設けておけば、グルーブアドレス32とラン
ドアドレス33の判別及び検出は容易である。
【0022】図3は、本発明の光ディスクの第2の実施
の形態に係る構成を示した図である。本発明の第2の実
施の形態は、光ディスクの情報記録面に所定の角度間隔
毎に複数配置されているヘッダ領域31のグルーブ部分
の回転方向の前方にグルーブアドレス32、後方にラン
ドアドレス33を記録して配置しているが、これらのア
ドレス32、33をグルーブのウォブリングによって記
録することが、本発明の第1の実施の形態と異なる点で
ある。
【0023】更に、ヘッダ領域31の始まりと終わりに
はクロックマーク35があり、基準クロックの生成と領
域の判別に用いられる。また、グルーブアドレス32と
ランドアドレス33はミラー領域34で仕切られてお
り、ミラー領域34でグルーブアドレス32とランドア
ドレス33とを明確に区切ると共に、ミラー領域34を
使ってサーボオフセットの検出を行うことが出来る。本
発明の第2の実施の形態も本発明の第1の実施の形態と
同様の効果がある。
【0024】尚、上記したミラー領域34の代わりにウ
ォブルピットを設けて、チルト検出を行うことも可能で
ある。またミラー領域34やウォブルピットがなくて
も、アドレスピット検出用のシンクパターンを各アドレ
スピットの先頭に設けておけば、グルーブアドレス32
とランドアドレス33の判別及び検出は容易である。
【0025】図4は、本発明の光ディスク記録再生装置
の一実施の形態に係る構成を示した回路図である。光デ
ィスク記録再生装置は、フロントサブスポットS1用の
フロントサブディテクタ1、メインスポットM用のメイ
ンディテクタ2、バックサブスポットS2用のバックサ
ブディテクタ3、各ディテクタの出力信号を減算する減
算器4、5、11、各ディテクタの出力信号を加算する
加算器6、7、8、9、10、各ディテクタ1、2、3
の出力信号の演算結果を減算する減算器11、12、1
4、各ディテクタ1、2、3の出力信号の演算結果を加
算する加算器13、15、信号を増幅する増幅器16、
17、18、信号を反転増幅する反転増幅器19、入力
される2信号の内いずれか一方を選択して出力するスイ
ッチSW1、SW2、SW3、グルーブアドレスとラン
ドアドレスの領域を検出できるグルーブ/ランドアドレ
ス領域検出回路20及びグルーブアドレス又はランドア
ドレスを読み出すアドレス検出回路21を有している。
【0026】アドレス検出回路21は、コンデンサ21
1、増幅器212、バンドパスフィルタ(BPF)21
3、コンパレータ214、アドレスゲート回路215、
アドレスデコーダ216から成っている。
【0027】尚、本例の特徴部分は破線で示した部分で
あり、この部分がグルーブアドレスとランドアドレスを
区別して検出する動作を行うアドレス検出手段60を構
成している。
【0028】図5は上記した光ディスク記録再生装置で
図3に示した光ディスクを再生している時の光スポット
の位置を示した図である。図4に示した装置の光ピック
アップ(図示せず)のレーザ光源から出射したレーザビ
ームは回折格子によってひとつのメインビーム及び2つ
のサブビームの計3ビームに分割され、対物レンズで集
光されて図のようにメインスポットM、フロントサブス
ポットS1及びバックサブスポットS2が形成される。
【0029】メインスポットMを中心とし、フロントサ
ブスポットS1はディスク外周方向にトラックピッチの
半分だけオフセットし、バックサブスポットS2はディ
スク内周方向にトラックピッチの半分だけオフセットし
ている。また、それぞれのサブスポットS1,S2は回
転方向にLだけメインスポットから離れて配置されてい
る。図5(a)では、メインスポットMがランドm+1
を再生している場合で、図5(b)では、グルーブn+
2を再生している場合について図示している。
【0030】次に本実施の形態の動作について説明す
る。メインスポットM、フロントサブスポットS1及び
バックサブスポットS2からの戻り光はメインディテク
タ2、フロントサブディテクタ1及びバックサブディテ
クタ3で受光されて電気信号に変換される。メインディ
テクタ2は4分割受光素子であり、A,B,C及びDの
受光素子から成っている。受光素子A,Dの出力信号は
加算器7により加算され、受光素子B,Cの出力信号は
加算器8により加算され、それぞれの加算値が加算器1
5により加算されて受光素子の出力信号の和(A+B+
C+D)が得られる。
【0031】これら受光素子A,B,C及びDの出力信
号の和(A+B+C+D)であるメインディテクタ2の
RF信号はスイッチSW2の端子Gに入力される。ま
た、受光素子A,Cの出力信号は加算器10により加算
され、受光素子B,Dの出力信号は加算器9により加算
され、加算器10の加算結果から加算器9の加算結果が
減算器12により減算されて、受光素子A,B,C及び
Dの出力信号の演算結果[(A+C)−(B+D)]が
得られ、これにより、非点収差法のフォーカスエラー信
号が検出される。
【0032】フロントサブディテクタ1は2分割受光素
子であり、受光素子G及びHの受光素子出力の差動を減
算器4でとることにより、プッシュプル信号(G−H)
が得られる。バックサブディテクタ3は2分割受光素子
であり、受光素子E及びFの受光素子出力の差動を減算
器5でとることにより、プッシュプル信号(E−F)が
得られる。プッシュプル信号(G−H)は増幅器18に
よりそのレベルが調整されて、スイッチSW3の端子L
に入力される。また、フロントサブディテクタ1の受光
素子G及びHの受光素子出力の和が加算器6でとられ、
その結果が増幅器17によりレベル調整された後、スイ
ッチSW2の端子Lに入力される。
【0033】トラッキングエラー信号は加算器8の加算
結果から加算器7の加算結果を減算器11により減算す
ることによりメインディテクタ2のプッシュプル信号が
得られる。このプッシュプル信号には、半径方向に傾き
のあるディスクや偏心のあるディスクに追従したりアク
セスしたりする時に各ディテクタ上のスポットがシフト
するためにオフセットが生じる。ディスク上のスポット
配置により、トラックエラー成分ではメインスポットと
サブスポットで逆相となるのに対して、オフセット成分
では同相となるので、メインディテクタ2のプッシュプ
ル信号と、フロントサブディテクタ1、バックサブディ
テクタ3のサブプッシュプル信号(G−H)と(E−
F)を加算器13で加算して得られる信号を増幅器16
でレベル調整した信号と、の差を減算器14でとること
により、オフセットの除かれたトラッキングエラー信号
を得ている。このトラッキングエラー信号はスイッチS
W1の端子Gに入力される。一方、このトラッキングエ
ラー信号は反転増幅器19で反転された後、スイッチS
W1の端子Lに入力される。
【0034】即ち、補正されたトラッキングエラー信号
はメインプッシュプル信号レベル[(A+D)−(B+
C)]とサブプッシュプル信号レベル[(E−F)+
(G−H)]との差からなる。メインプッシュプル信号
レベル[(A+D)−(B+C)]とサブプッシュプル
信号レベル[(E−F)+(G−H)]が等しくなるよ
うに、メインスポットMとフロント、バックサブスポッ
トS1、S2の和の光量比を考慮して増幅器16の増幅
率Kが設定される。
【0035】ここで、トラッキング極性切替スイッチS
W1はトラッキングエラー信号とその反転信号を入力
し、グルーブ/ランド切替信号100によって上記いず
れか一方のトラッキングエラー信号が選択されて図示さ
れないサーボ回路に入力されて、メインビームがグルー
ブ中心またはランド中心に制御される。
【0036】この時、グルーブ/ランド切替信号100
は同時に、メインディテクタ2の和信号とフロントサブ
ディテクタ1の和信号を切り替える和信号切替スイッチ
SW2と、メインディテクタ2のプッシュプル信号とフ
ロントサブディテクタ1のプッシュプル信号を切り替え
るプッシュプル信号切替スイッチSW3に供給されると
共に、アドレス領域検出回路20に供給される。
【0037】アドレス領域検出回路20はスイッチSW
2から出力されるグルーブ又はランドの和信号からグル
ーブ又はランドのアドレス情報が記録されているアドレ
ス領域を検出する。
【0038】グルーブ/ランド切替信号100がランド
である場合、スイッチSW1,SW2,SW3は端子L
となり、図5(a)のようにメインスポットMはランド
中心に制御される。この時、スイッチSW2では、フロ
ントサブディテクタ1の和信号をメインスポットMとフ
ロントサブスポットS1の光量比を考慮してK倍した信
号が選択され、グルーブ/ランドアドレス領域検出回路
20はスイッチSW2の出力からランドアドレス情報が
記録されているアドレス領域を検出し、ゲートパルス5
0をアドレス検出回路21のアドレスゲート回路215
に出力する。
【0039】このゲートパルス50は、後述するパルス
化されたウォブル信号から、ランドアドレスを抜き取る
ために利用されるものである。スイッチSW3ではフロ
ントサブディテクタ1のプッシュプル信号をメインスポ
ットMとフロントサブスポットS1の光量比を考慮して
K倍した信号が選択され、直流成分除去のためのコンデ
ンサ211を介して増幅器212で増幅してバンドパス
フィルタ213(図4中のBPF213)に出力する。
バンドパスフィルタ213はノイズを除去してウォブル
信号を通過させてコンパレータ214に出力する。コン
パレータ214はウォブル信号を波形整形して矩形波パ
ルスとする。パルス化されたウォブル信号はアドレスゲ
ート回路215に出力され、グルーブ/ランドアドレス
領域検出回路20から出力されるゲートパルス50によ
り、該当するランドアドレス領域だけが抜き取られ、ア
ドレスデコーダ216に出力される。このようにして、
メインスポットMによって再生中のランドアドレスが、
フロントサブスポット、サブスポットS1、S2の再生
信号によって検出される。
【0040】一方、グルーブ/ランド切替信号100が
グルーブである場合、スイッチSW1は端子G側とな
り、図5(b)のようにメインスポットMはグルーブ中
心に制御される。スイッチSW2も端子G側となり、グ
ルーブ/ランドアドレス領域検出回路20もグルーブア
ドレス領域を検出してゲートパルス50を出力する。ス
イッチSW3も端子G側となり、メインスポットによる
検出信号を選択して、アドレス検出回路21に出力す
る。アドレス検出回路21はメインスポットの再生信号
を基に動作する他は、上述したランド再生時の場合と同
様であり、前述のアドレスゲート回路215が該当のグ
ルーブアドレス領域で導通するため、グルーブアドレス
を検出する。
【0041】本実施の形態によれば、アドレス検出回路
21により、図3に示した光ディスクのヘッダ領域31
にあるグルーブアドレス信号とランドアドレス信号を区
別して検出することができる。
【0042】尚、上記実施の形態では、図3に示したア
ドレス形成方法によりアドレスを記録したディスクを再
生する場合について説明したが、図1に示したアドレス
形成方法によりアドレスを記録したディスクを再生する
場合に対しても、同様の動作で有効にグルーブアドレス
信号とランドアドレス信号を区別して検出することがで
きる。この場合は、図4のスイッチSW3、増幅器1
8、バンドパスフィルタ213は省略でき、アドレス検
出回路21にはスイッチSW2の出力を入力する。その
他は図4に示した実施の形態と同様である。
【0043】また、ランド再生時にはバックサブスポッ
トS2もグルーブ上にあるので、バックサブスポットS
2でもランドアドレスを検出し、アドレストラックの違
いを補正した上で、フロントサブスポットS1のアドレ
ス検出エラー時にバックサブスポットS2で検出したア
ドレスを利用するようにしても良い。
【0044】尚、本発明は上記実施の形態に限定される
ことなく、その要旨を逸脱しない範囲において、具体的
な構成、機能、作用、効果において、他の種々の形態に
よっても実施することができる。
【0045】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明の光
ディスクによれば、グルーブアドレスと隣接するランド
アドレスが同一のトラック内に形成され、前記グルーブ
アドレスとランドアドレスはヘッダ領域内でのディスク
円周方向に対する順序が一義的に決まっているため、グ
ルーブアドレスとランドアドレスを区別して記録再生で
き、且つ、ディスクの製作を容易に行うことができる。
【0046】また、本発明の光ディスク記録再生装置に
よれば、メインスポットをグルーブ中心に制御している
ときはメインスポットからのプッシュプル信号よりグル
ーブアドレス情報を読み出し、メインスポットをランド
中心に制御しているときはフロントサブスポット及びバ
ックサブスポットからのプッシュプル信号よりランドア
ドレスを読み出すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の光ディスクの第1の実施の形態に係る
構成を示した図である。
【図2】図1に示したヘッダ領域のディスク上の配置例
を示した図である。
【図3】本発明の光ディスクの第2の実施の形態に係る
構成を示した図である。
【図4】本発明の光ディスク記録再生装置の一実施の形
態に係る構成を示した回路図である。
【図5】図4に示した光ディスク記録再生装置で光ディ
スクを記録再生している時の光スポットの位置を示した
図である。
【図6】従来の光ディスク記録再生装置で光ディスクを
記録再生している時の光スポットの位置を示した図であ
る。
【図7】従来の光ディスクに設けられたヘッダ領域のア
ドレス構成例を示した図である。
【符号の説明】
1 フロントサブディテクタ 2 メインディテクタ 3 バックサブディテクタ 4、5、11、12、14 減算器 6、7、8、9、10、13、15 加算器 16、17、18、212 増幅器 19 反転増幅器 20 アドレス領域検出回路 21 アドレス検出回路 31 ヘッダ領域 32 グルーブアドレス 33 ランドアドレス 34 ミラー領域 35 クロックマーク 40 光ディスク 60 アドレス検出手段 211 コンデンサ 213 バンドパスフィルタ(BPF) 214 コンパレータ 215 アドレスゲート回路 216 アドレスデコーダ SW1、SW2、SW3 スイッチ
フロントページの続き Fターム(参考) 5D029 WA05 WA28 WD10 5D090 AA01 FF03 GG09 GG10 GG22 GG28 KK13

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 同心円状に交互に複数のグルーブ及びラ
    ンドが形成され、かつ同一半径上にあって、前記複数の
    グルーブかランドのいずれか一方にグルーブアドレス、
    ランドアドレスの順番に、或いはランドアドレス、グル
    ーブアドレスの順番にディスク回転方向に沿って記録さ
    れているヘッダ領域が円周方向に沿って所定の間隔を有
    して配置されたことを特徴とする光ディスク。
  2. 【請求項2】 前記グルーブアドレスと前記ランドアド
    レスはビットを形成することによって記録されることを
    特徴とする請求項1記載の光ディスク。
  3. 【請求項3】 前記グルーブアドレスと前記ランドアド
    レスは前記グルーブに蛇行を施すことにより記録される
    ことを特徴とする請求項1記載の光ディスク。
  4. 【請求項4】 レーザ光を回折格子によってメインスポ
    ット、前記メインスポットのディスク回転方向の前方に
    1/2トラックピッチだけ半径方向にずらしたフロント
    サブスポット及び前記メインスポットのディスク回転方
    向の後方に1/2トラックピッチだけ半径方向にずらし
    たバックサブスポットの3つのスポットに分割して、光
    ディスクに照射し、ここで照射された前記3つのスポッ
    トを検出する各ディテクタが、 前記メインスポットによる主情報信号を検出するメイン
    ディテクタと、 前記フロントサブスポットによる情報信号を検出するフ
    ロントサブディテクタと、 前記バックサブスポットによる情報信号を検出するバッ
    クサブディテクタと、からなり、 前記メインディテクタ、前記フロントサブディテクタ及
    び前記バックサブディテクタで検出された情報信号を演
    算することにより記録再生を行う光ディスクの記録再生
    装置において、 前記メインスポットを前記グルーブにトラッキング制御
    している時は、前記メインディテクタから得られるプッ
    シュプル信号によりグルーブアドレスを読み出し、前記
    メインスポットを前記ランドにトラッキング制御してい
    る時は、前記フロントサブディテクタから得られるプッ
    シュプル信号によりランドアドレスを読み出すアドレス
    検出手段を備えたことを特徴とする光ディスク記録再生
    装置。
JP2001110105A 2001-04-09 2001-04-09 光ディスク及びその記録再生装置 Pending JP2002304741A (ja)

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