JP2002303310A - ブラインドリベット - Google Patents

ブラインドリベット

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JP2002303310A
JP2002303310A JP2001108272A JP2001108272A JP2002303310A JP 2002303310 A JP2002303310 A JP 2002303310A JP 2001108272 A JP2001108272 A JP 2001108272A JP 2001108272 A JP2001108272 A JP 2001108272A JP 2002303310 A JP2002303310 A JP 2002303310A
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pin
rivet
cylindrical
tapered surface
head
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JP2001108272A
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Takeshi Kita
健 喜多
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ブレークポイントの破断によってリベット本
体内に残される破断ピンの先端部がリベット本体の頭部
表面側に突出するのを防止することができるようにした
ブラインドリベットを提供することである。 【解決手段】 筒体部2の一端に頭部3を形成したリベ
ット本体1内にピン10を挿通し、そのピン10の後端
部にブレークポイント11と、筒体部2を拡径させる突
部12とを設ける。リベット本体1の筒体部2の外周に
頭部3側を大径とするテーパ面4を形成し、そのテーパ
面4の形成によって筒体部2の厚みを頭部3側に向けて
次第に厚くし、筒体部2内に突部12が引き込まれる
際、その突部12の移動を阻止しようとする抵抗力を高
めて、ブレークポイント11の破断により筒体部2内に
残される破断ピン10aの先端部が頭部3の表面側に突
出するのを防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、部品の締結に用
いられるブラインドリベットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】ブラインドリベットとして、図5(I)
に示したものが従来から知られている。このブラインド
リベットR1 は、リベット本体20と、ピン21とから
成り、リベット本体20は筒体部22を有し、その筒体
部22の一端に頭部23が形成されている。ピン21は
リベット本体20の筒体部22の後端よりリベット本体
20内に挿通される。そのピン21の後端部には引張り
強度の弱いブレークポイント24と、そのブレークポイ
ント24の後端側に筒体部22の内径より大径の拡径用
の突部25とが設けられている。
【0003】上記の構成から成るブラインドリベットR
1 を用いて2部品a1 、a2 を締結するには、締結すべ
き2部品a1 、a2 に下孔bを形成し、その下孔bにリ
ベット本体20を挿通する。そして、リベット本体20
の頭部23を一方の部品a1の表面に当接し、その当接
状態を保持してピン21の先端部に引張り力を付与し、
筒体部22内に引き込まれる突部25によって、図5
(II)に示すように、筒体部22を拡径させ、その拡径
により形成される加締め突部26とリベット本体20の
頭部23とで2部品a1 、a2 を両側から挟持する。
【0004】ここで、筒体部22に加締め突部26が形
成され、その加締め突部26が他方の部品a2 に形成さ
れた下孔bの周縁部に係合すると、ピン21に付与され
る引張り荷重が次第に高くなり、その引張り荷重がブレ
ークポイント24の設定荷重を超えると、ピン21はブ
レークポイント24の位置において破断し、締結作業が
完了する。
【0005】上記のようなブラインドリベットR1 の加
締めに際してリベッタが用いられる。図5(I)の
(T)にリベッタを示す。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来から知
られているブラインドリベットR1 においては、リベッ
ト本体20における筒体部22の外径が軸方向の全体に
わたって同一であり、筒体部22の厚みは全長にわたっ
て同一であるため、筒体部22内にピン21の突部25
が侵入する際、その侵入を阻止しようとする抵抗力は筒
体部22の全長にわたってほぼ等しい。このため、締結
すべき2部品a1 、a2 がアルミニウム等で形成されて
機械的強度が比較的弱く、その2部品a1 、a2 の下孔
bが形成された部分に間隔がある場合、ピン21に付与
される引張り力が高くなるにつれて図5(II)に示すよ
うに、一方の下孔bの周縁部が変形してだれCが生じ
る。この場合、ブレークポイント24の破断によってリ
ベット本体20の内部に残る破断ピン21aの先端部が
リベット本体20の頭部23の表面側に突出することに
なり、その突出部を後加工により除去しなければならな
いという不都合がある。
【0007】ここで、破断ピン21aの先端部の突出を
防止するには、ブレークポイント24を突部25に近接
して設けることが有効であるが、この場合、2部品
1 、a 2 を締結するリベット本体20の剪断強度が低
くなり、2部品a1 、a2 を強固に接続することができ
なくなる。
【0008】この発明の課題は、リベット本体内に残る
破断ピンの先端部がリベット本体の頭部表面側に飛び出
すのを防止することができるようにしたブラインドリベ
ットを提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、この発明においては、筒体部の一端に頭部が形成
されたリベット本体と、前記筒体部の他端からリベット
本体内に挿通されるピンとかり成り、前記ピンの後端部
に、引張り強度の弱いブレークポイントと、そのブレー
クポイントの後端側に前記筒体部の内径より大径の拡径
用突部とを設けたブラインドリベットにおいて、前記筒
体部の外周に頭部側を大径端とするテーパ面を形成した
構成を採用したのである。
【0010】ここで、テーパ面の形成に際し、筒体部の
外周における軸方向の全体をテーパ面としてもよく、あ
るいは、筒体部の他端部外周のみをテーパ面としてもよ
い。また、筒体部の一端部外周のみをテーパ面としても
よい。
【0011】上記のように、リベット本体における筒体
部の外周に頭部側を大径端とするテーパ面を形成するこ
とにより、筒体部のテーパ面形成部位の厚みはテーパ面
の小径端から大径端に至るに従って次第に厚くなるた
め、ピンの突部が筒体部内に侵入する際、その突部の侵
入を阻止しようとする抵抗力はテーパ面の小径端で小さ
く大径端に至るに従って次第に大きくなる。
【0012】このため、ピンの頭部が筒体部内に引き込
まれ、その頭部が筒体部内に侵入するにつれてピンに付
与される引張り力は次第に高められることになる。した
がって、突部の侵入により筒体部に形成される加締め突
部と下孔の周縁部の係合力が必要以上に高められるのを
防止することができ、上記周縁部が変形される前の段階
でブレークポイントを破断させることができる。したが
って、筒体部内に残される破断ピンの先端部が頭部表面
側に突出するのを防止することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
1乃至図4に基づいて説明する。図1に示すように、ブ
ラインドリベットR0 は、リベット本体1と、ピン10
とから成り、リベット本体1は筒体部2を有し、その筒
体部2の一端に頭部3が形成されている。また、筒体部
2の外周には頭部3側を大径とするテーパ面4が設けら
れている。
【0014】ピン10は、筒体部2の他端からリベット
本体1内に挿通され、その後端部には破断強度の弱いブ
レークポイント11と、そのブレークポイント11の後
端側に前記筒体部2の内径より大径の拡径用の突部12
とが設けられている。
【0015】いま、図2(I)に示すように、締結すべ
き2部品a1 、a2 に下孔bを形成し、その下孔bにリ
ベット本体1を挿入し、リベット本体1の頭部3を一方
の部品a1 の表面に当接させた状態を保持してピン10
の先端部に引張り力を付与すると、ピン10の後端部に
設けられた突部12が筒体部2内に侵入し、その侵入に
より筒体部2が半径方向外方に変形し、図2(II)に示
すように、加締め突部5が形成される。
【0016】ここで、筒体部2は外周にテーパ面4が形
成され、そのテーパ面4の小径端における厚みは薄く、
大径端に至るに従って厚みが次第に厚くなるため、突部
12が筒体部2内に侵入する際、その侵入を阻止しよう
とする抵抗力はテーパ面4の小径端で小さく、大径端に
至るに従って次第に大きくなる。
【0017】また、突部12の侵入によって形成された
加締め突部5が他方の部品a2 に形成された下孔bの周
縁部に係合すると、その係合力も突部12の侵入を阻止
する抵抗となる。このため、上記突部12が筒体部2内
に大きく侵入するにつれてピン10に付与される引張り
力が次第に高くなり、その引張り力がブレークポイント
11の設定荷重を超えると、ブレークポイント11が破
断する。
【0018】このように、ピン10に付与される引張り
力は突部12に付与される抵抗力と加締め突部5が下孔
bの周縁部に係合する係合力によって高められ、突部1
2に付与される抵抗力は筒体部2内に突部12が侵入す
るにつれて次第に大きくなるため、加締め突部5が下孔
bの周縁部に係合する係合力はあまり大きくなることは
ない。
【0019】このため、締結される2部品a1 、a2
アルミニウム等の機械的強度の弱い材料で形成され、そ
の2部品a1 、a2 の下孔bが形成された部分間に隙間
が形成されていても、下孔bの周縁部が変形するという
不都合の発生はない。
【0020】したがって、ピン10に形成されたブレー
クポイント11の形成位置を2部品a1 、a2 の下孔b
が形成された部分の厚み等を考慮して適切な位置に設け
ておくことによって、ブレークポイント11の破断によ
って筒体部2内に残される破断ピン10aの先端部がリ
ベット本体1の頭部3の表面側に突出するのを防止する
ことができる。
【0021】ここで、適切な位置とは、筒体部2内に残
される破断ピン10aが図2(II)に示すように、2部
品a1 、a2 の下孔bに跨がって残される長さをいう。
【0022】図1および図2では、リベット本体1にお
ける筒体部2の外周全体にテーパ面4を形成したが、図
3に示すように、筒体部2の他端部外周にテーパ面4を
形成し、そのテーパ面4の大径端に連続して円筒面6を
設けてもよく、あるいは、図4に示すように、筒体部2
の一端部外周にテーパ面4を形成し、そのテーパ面4の
小径端に連続して円筒面7を設けてもよい。
【0023】図4に示すように、筒体部2の一端部外周
にテーパ面4を形成し、あるいは図1に示すように筒体
2の外周全体にテーパ面4を形成すると、そのテーパ面
4の小径端部は他方の部品a2 の下孔bの周縁部に係合
するため、下孔bの周縁部が加締め突部の形成時に変形
するのをより効果的に防止することができる。
【0024】
【発明の効果】以上のように、この発明においては、リ
ベット本体の筒体部の外周に頭部側を大径とするテーパ
面を形成したことにより、筒体部はテーパ面の大径端に
至るに従って厚みが次第に増し、ピンの先端部の引張り
によって後端部の突部が筒体部内に引き込まれる際、そ
の突部の侵入を阻止しようとする抵抗力を次第に高める
ことができる。
【0025】このため、締結すべき2部品が機械的強度
の弱い材料で形成されている場合においても、リベット
本体が挿入される下孔の周縁部の変形を抑制し、ブレー
クポイントの破断によって筒体部内に残される破断ピン
の先端部がリベット本体の頭部表面側に突出するのを防
止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係るブラインドリベットの実施の形
態を示す斜視図
【図2】(I)図1に示すブラインドリベットによって
2部品を締結する前の状態を示す断面図 (II)図1に示すブラインドリベットによって2部品を
締結した状態の断面図
【図3】この発明に係るブラインドリベットの他の実施
形態を示す断面図
【図4】この発明に係るブラインドリベットのさらに他
の実施形態を示す断面図
【図5】(I)従来のブラインドリベットによって2部
品を締結する前の状態を示す断面図 (II)従来のブラインドリベットによって2部品を締結
した状態の断面図
【符号の説明】
1 リベット本体 2 筒体部 3 頭部 4 テーパ面 10 ピン 11 ブレークポイント 12 突部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筒体部の一端に頭部が形成されたリベッ
    ト本体と、前記筒体部の他端からリベット本体内に挿通
    されるピンとから成り、前記ピンの後端部に、引張り強
    度の弱いブレークポイントと、そのブレークポイントの
    後端側に前記筒体部の内径より大径の拡径用突部とを設
    けたブラインドリベットにおいて、前記筒体部の外周に
    頭部側を大径端とするテーパ面を形成したことを特徴と
    するブラインドリベット。
JP2001108272A 2001-04-06 2001-04-06 ブラインドリベット Pending JP2002303310A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102278345A (zh) * 2011-07-27 2011-12-14 无锡安士达五金有限公司 膨胀型拉铆钉
JP2012145167A (ja) * 2011-01-12 2012-08-02 Nissen Fastener Co Ltd ブラインドリベット
WO2023159642A1 (zh) * 2022-02-28 2023-08-31 宁德时代新能源科技股份有限公司 铆接组件、电池、用电设备、铆接组件的组装方法及设备

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CN102278345A (zh) * 2011-07-27 2011-12-14 无锡安士达五金有限公司 膨胀型拉铆钉
WO2023159642A1 (zh) * 2022-02-28 2023-08-31 宁德时代新能源科技股份有限公司 铆接组件、电池、用电设备、铆接组件的组装方法及设备

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