JP2002303021A - 屋根葺き構造及び太陽電池付き屋根材 - Google Patents
屋根葺き構造及び太陽電池付き屋根材Info
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- Photovoltaic Devices (AREA)
Abstract
ら、屋根の全体に渡って一様に連続する瓦葺き屋根のよ
うな美しいラインを構成し、意匠的に優れた屋根の外観
を提供すること。 【解決手段】 屋根瓦1と太陽電池付き屋根材11を並
置して葺き設けるに際し、太陽電池付き屋根材11の小
間Lを屋根瓦1の小間Wの2倍以上の整数倍とし、該太
陽電池付き屋根材11の表面で、該屋根材の小間を該屋
根瓦1の小間と同等の間隔で割付けた位置に、流れ方向
に沿う凹溝12を設けたもの。
Description
陽電池付き屋根材に関する。
70325号公報に記載の如く、屋根瓦と太陽電池付き屋根
材を並置して葺き設けたものがある。太陽電池付き屋根
材の小間を、屋根瓦の複数枚分の小間になるようにして
いる。
池付き屋根材が、フラットな屋根材本体の上面のほぼ全
域に太陽電池を敷き設けたものであり、相隣る一般の屋
根瓦と異なる外観を呈するものになっている。このた
め、屋根の全体に渡って連続した瓦葺き屋根のような美
しいラインを構成できない。
き屋根材を設けたから、屋根の全体に渡って一様に連続
する瓦葺き屋根のような美しいラインを構成し、意匠的
に優れた屋根の外観を提供することにある。
瓦と太陽電池付き屋根材を並置して葺き設けた屋根葺き
構造において、太陽電池付き屋根材の小間を屋根瓦の小
間の2倍以上の整数倍とし、該太陽電池付き屋根材の表
面で、該屋根材の小間を該屋根瓦の小間と同等の間隔で
割付けた位置に、流れ方向に沿う凹溝を設けたものであ
る。
て更に、前記凹溝が、桁方向に隣り合う該屋根瓦同士の
間に生じる溝、又は桁方向に隣り合う該太陽電池付き屋
根材同士の間に生じる溝、又は桁方向に隣り合う該太陽
電池付き屋根材と該屋根瓦との間に生じる溝と、同じ幅
であるようにしたものである。
において更に、前記凹溝が、深さ4mm以上であるように
したものである。
かの発明において更に、前記太陽電池付き屋根材が屋根
材本体に設けた電池収容凹部に太陽電池を収容し、該屋
根材本体の水下側の縁部に該電池収容凹部に連なる排水
溝を設けてなり、太陽電池付き屋根材の下段に葺かれ
た、桁方向に隣り合う屋根瓦同士の間に生じる溝、太陽
電池付き屋根材同士の間に生じる溝もしくは太陽電池付
き屋根材と屋根瓦との間に生じる溝、又は太陽電池付き
屋根材の前記凹溝の直上に、上段の太陽電池付き屋根材
の上記排水溝を配置したものである。
される太陽電池付き屋根材において、太陽電池付き屋根
材の小間を前記屋根瓦の小間と同様の間隔で割り付けた
位置に、流れ方向に沿う凹溝を設けたものである。
根材を葺いた屋根において、流れと直角な方向(横幅方
向)に現れている瓦や屋根材の幅である。
る。 太陽電池付き屋根材1の小間を屋根瓦の小間のn倍
(nは2以上の整数)とする長尺屋根材を採用し、太陽
電池付き屋根材の生産性、施工性、メンテナンス性を向
上しながら、該太陽電池付き屋根材の表面に屋根瓦の小
間と同等の間隔で割付けた凹溝の存在によって、該屋根
材の表面を屋根瓦と同一幅に小割り化した。従って、太
陽電池付き屋根材を屋根瓦に並置したとき、屋根の全体
を屋根瓦で葺いた場合と同等の意匠感を得ることができ
る。
小間と真に一致する寸法でなくても、視覚的に違和感が
ない程度に近い寸法であれば良い。
る。 太陽電池付き屋根材に設ける凹溝の幅を、隣り合う屋
根瓦同士、太陽電池付き屋根材同士、又は太陽電池付き
屋根材と屋根瓦の間に生じる溝の幅と同じにすることに
より、瓦葺き屋根のような美しいラインをより確実に得
ることができる。
る。 太陽電池付き屋根材に設ける凹溝の深さを4mm以上に
することにより、日光が凹溝の部分に落とす影等によ
り、凹溝をくっきりと鮮明にみせることができる。
がある。 太陽電池付き屋根材において、太陽電池が収容される
電池収容凹部に連なる排水溝を設けたから、太陽電池の
外周から電池収容凹部に雨水が浸入することがあって
も、この浸入雨水を排水溝からスムースに排水し、太陽
電池の下面が常時濡れた状態になることを防ぎ、長期使
用による太陽電池や屋根材本体の劣化を防止できる。
けた排水溝を、下段に葺かれた隣り合う屋根瓦同士、太
陽電池付き屋根材同士、もしくは太陽電池付き屋根材と
屋根瓦との間に生じる溝、又は太陽電池付き屋根材の凹
溝の直上に配置した。従って、排水溝とそれらの溝又は
凹溝とを流れ方向に沿う同一ライン上に設けるものとな
り、排水溝からの排水性を向上できるし、意匠感を向上
できる。
造を示す斜視図、図2は第1実施形態の屋根瓦と太陽電
池付き屋根材を並べて示す斜視図、図3は太陽電池付き
屋根材を示し、(A)は平面図、(B)は側面図、
(C)は凹溝を示す断面図、図4(A)〜(D)は凹溝
の各種断面形状を示す斜視図、図5は第2実施形態の太
陽電池付き屋根材を示す斜視図、図6は凹溝を示す断面
図である。
池付き屋根材11を上下左右に並置して葺き設けたもの
である。また下から2段目の太陽電池付き屋根材11の
下段には屋根瓦1が隣接して葺き設けられ、上から2段
目の太陽電池付き屋根材11の上段には屋根瓦1が隣接
して葺き設けられている。
示す如く、屋根瓦1の小間をWとするとき、小間Lをn
W(nは2以上の整数)としたものである。そして、太
陽電池付き屋根材11の表面には、小間Lを屋根瓦1の
小間Wと同等の間隔で割付けた位置に、流れ方向に沿う
凹溝12を設けた。
り合う屋根瓦1同士の間に生じる溝2の幅a、桁方向に
隣り合う太陽電池付き屋根材11同士の間に生じる溝3
の幅a、及び桁方向に隣り合う屋根瓦1と太陽電池付き
屋根材11の間に生じる溝4の幅aと同じにしてある。
尚、凹溝12は、太陽電池付き屋根材11の表面の流れ
方向で、該太陽電池付き屋根材11の上段に葺き重ねら
れる上段側の屋根瓦1、太陽電池付き屋根材11との葺
き重ね部の長さを除く、水下側の全域に渡って設けるこ
とができる。
ことが好ましい。本実施形態では、5mmとしている。
(A)又は長方形図4(B))の如くの略矩形であるこ
とが好ましい。但し、凹溝12の断面形状は、円形(図
4(C)又は角をとった台形図4(D))であっても良
い。
プレス成形して得られる屋根材本体21に2つ並べて設
けた電池収容凹部22にそれぞれ太陽電池23を収容
し、屋根材本体21の水下側の縁部に該電池収容凹部2
2に連なる排水溝24を設けてある。排水溝24は、屋
根瓦1の小間Wで割り付けたそれぞれの幅中央すなわち
電池収容凹部の左右幅方向略中央に設けられている。
尚、図3において、25は屋根下地材への釘等による取
付部、23Aは太陽電池23の出力端子である。
葺かれた、桁方向に隣り合う屋根瓦1、1同士の間に生
じる溝2、桁方向に隣り合う太陽電池付き屋根材11、
11同士の間に生じる溝3もしくは桁方向に隣り合う太
陽電池付き屋根材11と屋根瓦1との間に生じる溝4、
又は太陽電池付き屋根材11の前記凹溝12の直上に、
上段の太陽電池付き屋根材11の上記排水溝24を配置
してある。
金属製、無機材料製のいずれでも良い。
シリコンを堆積しその上に透明導電層を形成、表面樹脂
フィルム、繊維状無機化合物、裏面絶縁フィルムをEV
A樹脂や裏面充填材(ホットメルト接着剤)などで一体
化させたものでも良く、又は結晶系太陽電池セルやガラ
ス基板に太陽電池膜を製膜した薄膜系太陽電池を用いて
モジュール化したものでも良い。
がある。 太陽電池付き屋根材11の小間Lを屋根瓦1の小間W
のn倍(nは2以上の整数)とする長尺屋根材を採用
し、太陽電池付き屋根材11の生産性、施工性、メンテ
ナンス性を向上しながら、該太陽電池付き屋根材11の
表面に屋根瓦1の小間Wと同等の間隔で割付けた凹溝1
2の存在によって、該屋根材の表面を屋根瓦1と同一幅
に小割り化した。従って、太陽電池付き屋根材11を屋
根瓦1に並置したとき、屋根の全体を屋根瓦1で葺いた
場合と同等の意匠感を得ることができる。
2の幅aを、隣り合う屋根瓦1同士、太陽電池付き屋根
材11同士、又は太陽電池付き屋根材11と屋根瓦1の
間に生じる溝の幅と同じにすることにより、瓦葺き屋根
のような美しいラインをより確実に得ることができる。
2の深さを4mm以上にすることにより、日光が凹溝12
の部分に落とす影等により、凹溝12をくっきりと鮮明
にみせることができる。ここで、屋根材本体は金属製で
あるため、プレス成形のしやすさを考慮して凹溝の深さ
は20mm以下にするのが好ましい。
2の断面形状を、台形、長方形等の略矩形にすることに
より、日光が凹溝12の部分に落とす影等により、凹溝
12をくっきりと鮮明にみせることができる。
電池23が収容される電池収容凹部22に連なる排水溝
24を設けたから、太陽電池23の外周から電池収容凹
部22に雨水が浸入することがあっても、この浸入雨水
を排水溝24からスムースに排水し、太陽電池23の下
面が常時濡れた状態になることを防ぎ、長期使用による
太陽電池23や屋根材本体21の劣化を防止できる。
に設けた排水溝24を、下段に葺かれた隣り合う屋根瓦
1同士、太陽電池付き屋根材11同士、もしくは太陽電
池付き屋根材11と屋根瓦1との間に生じる溝2、3、
4、又は太陽電池付き屋根材11の凹溝12の直上に配
置した。従って、排水溝24とそれらの溝2、3、4又
は凹溝12とを流れ方向に沿う同一ライン上に設けるも
のとなり、排水溝24からの排水性を向上できるし、意
匠感を向上できる。
け、更には排水溝24を設けることにより、この太陽電
池付き屋根材11を用いた屋根において、上述〜を
実現できる。
き屋根材11に代わる太陽電池付き屋根材30を用いた
ことにある。
根材本体31の表面に、薄膜系太陽電池32、表面保護
フィルム33を積層し、これらをEVA樹脂等の充填材
で固定化したものである。そして、太陽電池付き屋根材
30にあっても、太陽電池付き屋根材11と同様に、小
間を屋根瓦1の小間の2倍以上の整数倍とし、該太陽電
池付き屋根材30の表面で、該屋根材30の小間を該屋
根瓦1の小間と同等の間隔で割付けた位置に、流れ方向
に沿う凹溝34を設けたことにある。
前述した作用〜、と同一の作用を奏する。
述したが、本発明の具体的な構成はこの実施の形態に限
られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の
設計の変更等があっても本発明に含まれる。
部に太陽電池付き屋根材を設けたから、屋根の全体に渡
って一様に連続する瓦葺き屋根のような美しいラインを
構成し、意匠的に優れた屋根の外観を得ることができ
る。
図である。
根材を並べて示す斜視図である。
面図、(B)は側面図、(C)は凹溝を示す断面図であ
る。
す斜視図である。
す斜視図である。
Claims (5)
- 【請求項1】 屋根瓦と太陽電池付き屋根材を並置して
葺き設けた屋根葺き構造において、 太陽電池付き屋根材の小間を屋根瓦の小間の2倍以上の
整数倍とし、該太陽電池付き屋根材の表面で、該屋根材
の小間を該屋根瓦の小間と同等の間隔で割付けた位置
に、流れ方向に沿う凹溝を設けたことを特徴とする屋根
葺き構造。 - 【請求項2】 前記凹溝が、桁方向に隣り合う該屋根瓦
同士の間に生じる溝、又は桁方向に隣り合う該太陽電池
付き屋根材同士の間に生じる溝、又は桁方向に隣り合う
該太陽電池付き屋根材と該屋根瓦との間に生じる溝と、
同じ幅である請求項1に記載の屋根葺き構造。 - 【請求項3】 前記凹溝が、深さ4mm以上である請求項
1又は2に記載の屋根葺き構造。 - 【請求項4】 前記太陽電池付き屋根材が屋根材本体に
設けた電池収容凹部に太陽電池を収容し、該屋根材本体
の水下側の縁部に該電池収容凹部に連なる排水溝を設け
てなり、 太陽電池付き屋根材の下段に葺かれた、桁方向に隣り合
う屋根瓦同士の間に生じる溝、太陽電池付き屋根材同士
の間に生じる溝もしくは太陽電池付き屋根材と屋根瓦と
の間に生じる溝、又は太陽電池付き屋根材の前記凹溝の
直上に、上段の太陽電池付き屋根材の上記排水溝を配置
した請求項1〜3のいずれかに記載の屋根葺き構造.。 - 【請求項5】 屋根瓦に隣接して配置される太陽電池付
き屋根材において、太陽電池付き屋根材の小間を前記屋
根瓦の小間と同様の間隔で割り付けた位置に、流れ方向
に沿う凹溝を設けたことを特徴とする太陽電池付き屋根
材。
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---|---|---|---|
JP2001107349A JP3609744B2 (ja) | 2001-04-05 | 2001-04-05 | 屋根葺き構造及び太陽電池付き屋根材 |
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Publication Number | Publication Date |
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JP2002303021A true JP2002303021A (ja) | 2002-10-18 |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007154509A (ja) * | 2005-12-05 | 2007-06-21 | Ntt Facilities Inc | タクシー待合所用発電システム |
JP2009019365A (ja) * | 2007-07-10 | 2009-01-29 | Panasonic Electric Works Co Ltd | 太陽光発電システムの屋根構造 |
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US8511006B2 (en) | 2009-07-02 | 2013-08-20 | Owens Corning Intellectual Capital, Llc | Building-integrated solar-panel roof element systems |
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-
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- 2001-04-05 JP JP2001107349A patent/JP3609744B2/ja not_active Expired - Fee Related
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