JP2002302854A - 編機、および編機内の針の損傷フックを検出する装置と方法、並びにそれらの装置と方法に用いられる針 - Google Patents

編機、および編機内の針の損傷フックを検出する装置と方法、並びにそれらの装置と方法に用いられる針

Info

Publication number
JP2002302854A
JP2002302854A JP2002044191A JP2002044191A JP2002302854A JP 2002302854 A JP2002302854 A JP 2002302854A JP 2002044191 A JP2002044191 A JP 2002044191A JP 2002044191 A JP2002044191 A JP 2002044191A JP 2002302854 A JP2002302854 A JP 2002302854A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
needle
cam
protrusion
knitting machine
detection
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002044191A
Other languages
English (en)
Inventor
Alan Gutschmit
アラン・ガットシュミット
Bruce M Pernick
ブルース・エム・パーニック
Paul W York
ポール・ダブリュー・ヨーク
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Monarch Knitting Machinery Corp
Original Assignee
Monarch Knitting Machinery Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Monarch Knitting Machinery Corp filed Critical Monarch Knitting Machinery Corp
Publication of JP2002302854A publication Critical patent/JP2002302854A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • DTEXTILES; PAPER
    • D04BRAIDING; LACE-MAKING; KNITTING; TRIMMINGS; NON-WOVEN FABRICS
    • D04BKNITTING
    • D04B35/00Details of, or auxiliary devices incorporated in, knitting machines, not otherwise provided for
    • D04B35/10Indicating, warning, or safety devices, e.g. stop motions
    • DTEXTILES; PAPER
    • D04BRAIDING; LACE-MAKING; KNITTING; TRIMMINGS; NON-WOVEN FABRICS
    • D04BKNITTING
    • D04B35/00Details of, or auxiliary devices incorporated in, knitting machines, not otherwise provided for
    • D04B35/10Indicating, warning, or safety devices, e.g. stop motions
    • D04B35/18Indicating, warning, or safety devices, e.g. stop motions responsive to breakage, misplacement, or malfunctioning of knitting instruments

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Textile Engineering (AREA)
  • Knitting Machines (AREA)
  • Sewing Machines And Sewing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 高速操業を行い編込みカムを通過する針を正
確に制御しつつ、複数の針をそれぞれ往復運動させる多
重カムを有する編機内の損傷フックを効率的に検出す
る。 【解決手段】 カムは引上げカム部、編込みカム部、糸
ループおよび針間の張力が非損傷針の突部を第1カム面
に対して付勢させるウエルトカム部を備え、検出装置
は、突部引上げ区域を有し、該区域内でウエルトカム部
の第2カム面が編込み位置の第2カム面から離れるよう
に傾斜し、突部を第1カム面に付勢し、引上げ区域に続
く突部引下げ区域を有し、該区域内で第1カム面が突部
を第2カム面に付勢し、引下げ区域に続く凹区域を有
し、該凹区域は第2カム面が第1カム面から十分離間さ
れ、損傷フックを有する針の突部は引下げ区域により凹
区域内に付勢され、第1カム面に付勢された非損傷針の
突部は凹区域内に入り込まず、凹区域内に突部が位置す
る針の終端を検知するセンサが設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は編機に関し、詳細に
はべら針を用いる形式の円形編機に関する。さらに詳細
には、本発明は、編機内の針のフックが損傷するかまた
はその機能を失ったときにそのフックの損傷または機能
不能を検出し、次いで、編機の操業を中断して織物の欠
陥を防ぐシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】編機の操業において、一端にフックを有
する針は往復運動して糸と係合し、その糸をループまた
は種々の編み生地内に引き込むことによって編物を形成
する。一般に、編機は2つの型式、平床式編機(横編
機)と円形編機(丸編機、円型平編機)に分類される。
いずれの型式の編機においても、針を付勢して往復運動
させる手段が設けられている。例えば、多くの編機にお
いて、針には、その針軸の中間の側部から延出する1つ
以上の突部が設けられている。この突部は、略起伏のカ
ム通路を形成する上下面を有するカム内に嵌合される。
このカムは針に対して横方向に移動し、針の突部をカム
通路に沿って付勢する。従って、カム通路の変位によっ
て、そのカム通路内の複数の針は並列運動する。
【0003】複数の針が並列運動することによって、そ
れらの針の一端のフックが糸と係合してそれらの糸を操
作し、編物を形成する。もし、べら針の一端のフックが
損傷するかまたは糸と係合できない状態に陥ると、べら
針はもはやループを形成することができない。もし、損
傷フックが検出されないまま円形編機の操業が継続され
ると、その損傷フックによって連続的な欠陥が編物に生
じる。製品としての編物におけるこのような欠陥は不合
格であり、そのような編物を販売することができない。
従って、針のフックが損傷したとき(またはその機能が
失われたとき)、そのようなフックの損傷を検出し、損
傷フックが検出された直後に編機の操業を停止して、損
傷フックを交換するシステムの提供が望まれている。
【0004】円形編機における編物の欠陥を検出して、
それらを低減させる装置と方法が知られている。例え
ば、米国特許第3,785,177号(日野特許)は円
形編機における損傷糸を検出する装置を開示している。
しかし、日野特許における発明は基本的に損傷糸に関す
るものであり、損傷フックに関するものではない。損傷
糸の検出は、下着類を製造する編機において特に重要で
ある。日野特許において、センサおよび関連するカム構
造体は、編込みカムの基部に配置されている。ここで重
要なことは、編込みカムの基部へのセンサの配置は、損
傷フックを有する針または糸を自由に撓ませるためのい
くらかの空間をカム内に設ける必要があるという点であ
る。センサを編込み位置の下部に必要な自由空間を設け
て配置することは、編目形成プロセス中に針を極めて正
確に制御する必要がある最新の高速度編機においては、
実施不可能である。
【0005】他の引例として、編機内のべら針の損傷フ
ックを検出する種々の装置と方法が開示されている。こ
れらの引例の多くは、針の突部ではなく針のフック部ま
たはその近傍を検出する装置を記載している。例えば、
マクアーサ等に付与された米国特許第3,659,43
7号は、針のフック端に向けられた平行エネルギービー
ムを用いて、フックの存否を検出する損傷針検出器を開
示している。あるいは、水晶体を有する磁石が針フック
の近傍に取り付けられている。
【0006】中村に付与された米国特許第3,904,
529号は、マクアーサ等と同様にフックまたは針のべ
ら部からの光の反射を検出するように配置された端部を
有する光ファイバーを用いて損傷針を検出する装置を開
示している。
【0007】ライシン等に付与された米国特許第3,9
05,211号は、メリヤス織機に設けられた磁器検出
器を用いる他の形式の検出装置を開示している。この装
置において、織機の外部に取り付けられた磁気検出器
は、針のフックというよりも針の全体を解析する。
【0008】しかし、損傷針を検出して編機の操業を停
止する上記した装置と方法は、高速操業を行いながら編
込みカムを通過する針を正確に制御することができな
い、という欠点を有している。一方、アラン・グットシ
ュミットに付与されモナルク・編機社が所有する米国特
許第6,035,669号(グットシュミット特許)
は、以下に述べるように、高速操業を行いながら編込み
カムを通過する針を正確に制御しつつ編機内の針の損傷
フックを検出する実施例を開示している。この実施例に
おいては、第1カム面と第2カム面によって、針の突部
を滑動可能に収容するカムが形成されている。このカム
は、引上げカム部と、編込みカム部と、糸のループおよ
びフック間の張力によって非損傷針の突部を第1カム面
に対して付勢するゲートカム部(例えば、ウエルトカム
部)とを備えている。検出器は検出用突部引上げ区域を
有し、この区域において、ゲートカム部内の第2カム面
は編込み位置における第2カム面から離れて傾斜し、突
部を第1カム面に向かって付勢する。検出用突部引上げ
区域に続く検出用突部引下げ区域が設けられ、この区域
において、第1カム面は突部を第2カム面に向かって付
勢する。さらに、検出用突部引下げ区域に続く検出用凹
区域が設けられる。この凹区域において、第2カム面は
十分に第1カム面から離間され、損傷フックを有する針
の突部は検出用突部引下げ区域によって検出用凹区域内
に付勢され、第1カム面に対して付勢された非損傷針の
突部は検出用凹区域内に入り込まない。検出用凹区域に
位置する損傷針はセンサによって検知される。この装置
は、センサが作動したとき、編機の操業を停止する手段
をさらに備えている。また、グットシュミット特許にお
いて、損傷針を検出する方法も開示されている。なお、
グットシュミット特許は引例として本明細書に組み込ま
れている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】グットシュミット特許
に記載されている実施例は、高速操業を行いながら編込
みカムを通過する針を正確に制御しつつ、損傷針を検出
し、編機の操業を停止することができるという大きな利
点を有しているが、複数の針をそれぞれ往復運動させる
多重カムを有する編機のカム毎にセンサが必要となる。
複数の針をそれぞれ往復運動させる多重カムを有する編
機においては、異なる種類の針が異なるカム通路に収容
されて駆動される。これら複数の針をそれぞれ往復運動
させる多重カムを有する編機内の損傷針を検出する多重
センサを取り付け、位置合せを行い、定期的な点検を行
うことは、好ましくない。従って、本発明の目的は、高
速操業を行いながら編込みカムを通過する針を正確に制
御しつつ、複数の針をそれぞれ往復運動させる多重カム
を有する編機内の損傷フックを効率的に検出する方法と
装置を提供することにある。また、本発明の他の目的
は、それらの方法と装置に用いられる針を提供すること
にある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の好ましい1態様
によれば、針の突部を滑動可能に収容するカムを形成す
る第1カム面と第2カム面を有する編機内の針の損傷フ
ックを検出する装置が提供される。カムは、針を糸を捕
獲する引上げ位置まで移動させる引上げカム部と、引上
げカム部に続き、針を糸ループを形成する編込み位置ま
で移動させる編込みカム部と、編込みカム部に続き、糸
ループおよび針間の張力が非損傷針の突部を第1カム面
に対して付勢させるウエルトカム部とを備えている。検
出装置はウエルトカム部における検出用突部引上げ区域
を有している。この区域において、ウエルトカム部にお
ける第2カム面が編込み位置における第2カム面から離
れるように傾斜し、突部と接触して突部を第1カム面に
向かって付勢する。また、検出用突部引下げ区域は、検
出用突部引上げ区域に続くウエルトカム部に配置されて
いる。この区域において、第1カム面は針の突部と接触
して突部を第2カム面に向かって付勢する。さらに、ウ
エルトカム部における検出用凹区域は、検出用突部引下
げ区域に続いている。この区域において、第2カム面は
第1カム面から十分に離間され、損傷フックを有する針
の突部は検出用突部引下げ区域によって検出用凹区域内
に付勢され、第1カム面に向かって付勢された非損傷針
の突部は検出用凹区域内に入り込まないように構成され
ている。また、検出用凹区域内に突部が進入する針を検
知するセンサが設けられ、そのセンサは検出用凹区域の
外側に配置されている。具体的には、センサはカムを構
成する第1カム面および第2カム面間に形成されるカム
通路の外側に配置されているとよい。さらに具体的に
は、センサは検出用凹区域内に侵入する突部を有する針
の終端を検知すべく配置されているとよい。各針におい
て、好ましくは、終端はフック端の反対側に位置してい
るとよい。本装置はさらに、検出用凹区域内に突部が位
置する針をセンサによって検出するとき、編機の操業を
停止する手段を備えているとよい。本発明の好ましい1
態様によれば、多重カム通路編機は、多重カム通路のど
のカム通路を移動する損傷針でも検知する単一のセンサ
を備えている。
【0011】本発明の好ましい1態様によれば、多重針
はそれぞれ多重針溝内に収容され、それらの多重針溝と
カムとの相対運動によって往復運動する。センサは刃状
部を備え、その刃状部は各針溝から突出する損傷針の終
端によって作動されるように配置されているとよい。こ
の態様によれば、編物を形成する操業を継続しながら、
針のフックが損傷したときのみ、その針の終端がセンサ
を作動させるように、針が構成される。また、センサは
刃状部の動きによって始動する電気スイッチを備えてい
るとよい。
【0012】また、本発明の好ましい1態様によれば、
編機内の針の損傷フックを検知する方法が提供される。
本方法は、第1カム面と第2カム面を有するウエルトカ
ムを設け、非損傷針がその針のフックおよび糸間の張力
によって第1カム面に対して付勢するように、編機内の
針の位置をウエルトカムによって制御する工程と、針の
突部を第2カム面の上向き傾斜部と接触させて、第1カ
ム面に向かって付勢する工程と、針の突部を第1カム面
の下向き傾斜部と接触させて、第2カム面に向かって付
勢する工程と、第2カム面が第1カム面から十分に離間
されている検出用凹区域を設け、損傷フックを有する針
の突部を第1カム面の下方傾斜部と接触させることによ
って検出用凹区域に進入させる工程と、検出用凹区域内
に突部が位置する針の存在を検出用凹区域の外側に配置
されたセンサによって検出する工程と、センサが作動し
たとき、編機の操業を停止させる工程とを含んでいる。
好ましくは、センサは損傷針のフック端の反対側の終端
によって作動されるように配置されているとよい。
【0013】また、本発明の好ましい1態様によれば、
針の損傷フックを検出する検出装置とセンサと組合せて
用いられる、円形編機用の針が提供される。好ましく
は、各針の終端は、針が非損傷状態で編機に用いられて
編物を形成している間、センサを作動させる位置から外
れ、編機内で用いられる針のフックが損傷していると
き、センサを作動させるように構成されているとよい。
また、好ましくは、各針はフックおよび終端間で画成さ
れる長さを有し、終端はその針の長さ方向と略平行に延
長しているとよい。あるいは、各針の終端はその針の長
さ方向と略直交する方向に延長するように構成されてい
てもよい。
【0014】本発明による各針は、概して、円形編機内
の損傷針を検出するセンサを作動させるトリガー手段を
備えるように特徴付けることができ、好ましい実施態様
によれば、このトリガー手段は針のフック端と反対側の
終端からなる。多重カム通路円形編機に用いられる1組
の針において、各カム通路には異なった部分組の針が収
容され、その異なった部分組の針は異なった突部を有す
るように構成されているとよい。
【0015】本発明の上記および他の特徴および利点
は、添付の図面に基づく以下の説明のよって明らかにな
るであろう。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明を好適な実施形態が
記載されている添付の図面を参照して詳細に説明する。
なお、本発明は、異なった種々の形態で実施可能であ
り、ここに記載されている実施形態に制限されるとみな
されるべきではない。ここに記載されている実施形態は
その開示によって本発明の範囲を当業者に必要十分に理
解せしめるためになされたものである。すべての図面に
おいて、同一の参照番号は同一の構成要素を示してい
る。
【0017】図1について説明する。シリンダー式円形
編機9のシリンダー15とシリンダーカム20の一部が
参照番号10によって総称的に示されている。フック1
2と突部13を有する複数の針11は、それぞれ、編機
のシリンダー15の複数の針溝14内に配置されること
によって、針軸16の方向に沿って並列運動するように
配列されている。各針11は、フック12を有する端部
の反対側に終端17を備えている。第1実施形態によれ
ば、フック12は針溝14の上端開口から突出し、ま
た、後述するように、少なくとも損傷フックを有する針
11の終端17は針溝14の下端開口から突出してい
る。また、第1実施形態によれば、針11の終端17は
シリンダー15の回転軸と平行に下方に延長している。
さらに、第1実施形態によれば、各針11の長さはフッ
ク12と終端17によって画成され、終端17はその長
さ方向に対して略平行に延長している。
【0018】カム20は、シリンダー15の外周に沿っ
て配置されている。カム20の第1面(図面において
は、上面)21および第2面(図面においては、下面)
22によって、針の突部13が滑動可能に収容されるカ
ム通路が形成されている。カム20およびシリンダー1
5は互いにすれ違うように回転し、カム20の第1面2
1および第2面22によって形成されるカム通路を変位
させ、そのカム通路に収容される突部13を上方に押し
上げ、かつ下方に押し下げるようになっている。
【0019】カム20は、図1に示されるように、針1
1を引上げ位置24まで引き上げる引上げカム部23を
備えている。針11が引上げ位置24に達すると、その
針11のフック12が新しい編糸を捕獲する。カム20
は引上げカム部23に続く編込みカム部25をさらに備
えている。編込みカム部25は針11を引上げ位置24
から下方に移動させ、その針11を編込み位置26に導
く。針11が編込み位置26に達すると、フック12は
編機によって形成されつつある編み生地のループ30と
係合する。従って、編込み位置26またはその近傍にお
いて、編み生地のループ30の張力によって、針11は
上方、すなわち、第1面(上面)21に向かって引っ張
られる。
【0020】カム20はさらに、引上げカム部23およ
び編込みカム部25に続くウエルトカム部31を備えて
いる(なお、図1において、カム通路内を通る針11は
矢印の方向に移動する)。第1実施形態の第1例によれ
ば、ウエルトカム部31は堰の形状を有する検出用カム
部として機能する。ウエルトカム部31の第1面(上
面)21および第2面(下面)22によって形成される
カム通路は、非損傷針11の突部13がフック12およ
び糸のループ30間の張力によって第1面(上面)21
に対して付勢されるように構成されている。ウエルトカ
ム部31には、編込みカム25によって形成される編込
み位置26に続く検出用突部引上げ区域32が設けられ
ている。ウエルトカム部31におけるこの検出用突部引
上げ区域32は、編込み位置26で第2カム面22から
離れるように傾斜している。検出用突部引上げ区域32
は針の突部13と接触して、その突部13を上方、すな
わち、第1カム面21に向かって押し上げる。この検出
用突部引上げ区域32を設けることによって、編込み位
置26から離れる針の突部13の動きが正確に制御され
る。
【0021】検出用突部引上げ区域32に続く検出用突
部引下げ区域33がカム20の第1面(上面)21側に
形成されている。この検出用突部引下げ区域33は検出
用突部引上げ区域32を通過した突部13と接触し、そ
の突部13を下方、すなわち、第2(下面)22に向か
って押し下げる。
【0022】検出用突部引下げ区域33に続いて、その
わずか下方に、検出用凹区域34が設けられている。こ
の検出用凹区域34は、ウエルトカム部31の第2面
(下面)側に形成されている。検出用凹区域34におい
て、図2及び図3に基づいて後述するように、損傷針1
1の突部13の動きを非損傷針11の突部13の動きと
異ならせるように、第2面(下面)22は第1面(上
面)21から十分離れている。各針11において、終端
17の動きは突部13の動きによって決定される。従っ
て、カム20の検出用凹区域34の構造およびその検出
用凹区域34の上流側のカムの構造によって、検出用凹
区域34内の損傷針の終端17の動きを検出用凹区域3
4内の非損傷針の終端17の動きと異ならせることがで
きる。第1実施形態によれば、検出用凹区域34を通過
する損傷針の終端17を検出し、一方、検出用凹区域3
4を通過する非損傷針の終端17を検出しないような位
置に、センサ35が配置されている。従って、第1実施
形態によれば、各針11の終端17は、その針11が損
傷している場合に、センサの作動を誘発するトリガー手
段として特徴づけられる。なお、本発明の範囲を逸脱し
ない範囲において、他のトリガー手段を用いてもよい。
【0023】第1実施形態において、従来の針は円形編
機9に用いない方がよい。すなわち、第1実施形態にお
いて、後述するように、針11の終端17の突出長さ
は、その針11の突部13が検出用凹区域34内または
その近傍に存在するとき、終端17がセンサ35の刃状
部(例えば、図5〜図9に例示された刃状部38a〜3
8dを参照)と任意に相互作用を行うように選定されて
いる。
【0024】図2は、第1実施形態の第1例を示す部分
概略図である。図において、複数の非損傷針11の一
部、それらの非損傷針の突部13の断面、およびカム2
0のウエルトカム部31内の第1面21および第2面2
2が示されている。ウエルトカム部31内の突部13の
移動方向は、矢印36によって示されている。前述した
ように、非損傷針11の終端17(図1を参照)の動き
は非損傷針の突部13の動きによって決定される。図2
に示されるように、検出用突部引上げ部32において、
針11が検出用突部引下げ部33に向かって移動すると
き、その針11の突部13は第1面(上面)21に隣接
して位置決めされる。検出用突部引下げ部33に達する
と、針11の突部13は下方、すなわち、第2面(下
面)22に向かって押し下げられる。しかし、この点に
おいて、針11のフック12および編糸ループ30間の
張力によって、針11は上方、すなわち、第1カム面2
1に向かって引っ張られる。従って、図2に示されるよ
うに、突部13が検出用突部引下げ部33を超えると、
その突部13は上記の張力によって上方に引っ張られ
て、再び第1面(上面)21と接触するように移動す
る。このとき、図2に示されるように、検出用突部引下
げ部33を超えた直後、突部13は第1面(上面)21
と接触しない場合もありうるが、突部13はフック12
および編糸ループ30間の張力によって十分に引っ張ら
れているので、検出用凹区域34に至ることはなく、す
ぐに第1面21と接触することになる。従って、非損傷
針11の終端17はセンサ35を作動させることはな
い。
【0025】損傷フック12を有する針11の突部13
の動きが図3に例示されている。前述したように、損傷
針11の終端17(図1を参照)の動きは、その損傷針
11の突部13の動きによって決定される。図3に示さ
れるように、突部13はまず検出用突部引上げ区域32
を通過し、その区域と係合することによって、ウエルト
カム部31の第1面(上面)21と接触する。次いで、
検出用突部引下げ区域33に達すると、突部13は下
方、すなわち、第2面(下面)22に向かって押し下げ
られる。このとき、フック12が損傷しているので、編
糸ループ30すなわち、編み生地のループ30と針11
のいかなる部分との間にも針11を上方に引っ張る張力
は作用しない。従って、針11の突部13は、検出用突
部引下げ区域33によって、検出用凹区域34内に押し
下げられる。損傷針11の突部13が検出用凹区域34
内の経路を進むと、その損傷針11の終端17は対応す
る経路に沿って進み、その終端17の存在がセンサ35
によって検出される。
【0026】図2および図3に示されるように、検出凹
区域34内に存在する針11の突部13に対応する終端
17(図1を参照)がセンサ35に近接すると、センサ
35が作動し、そのセンサ35の作動によって、制御装
置が作動する。この制御装置は、編み生地および/また
は針の損傷を作業者に知らせる信号を発生するように構
成されるとよい。あるいは、制御装置は、編機を自動的
に停止させ、例えば、損傷フック12を有する針を除去
して新しい針と交換することによって、損傷を修正する
ように構成されるとよい。
【0027】図4は、引上げカム部23、編込みカム部
25およびウエルトカム部31の概略正面図である。図
4に示されるように、方向36に沿って移動する針は引
上げカム部23を超えて引上げ位置24に到達し、次い
で、編込みカム部25に移動して編込み位置26に到達
する。その後、針はウエルトカム部31に移動し、この
ウエルトカム部31内において、突部引上げ区域32、
突部引下げ区域33および凹区域34を通過する。
【0028】図1、図2及び図3に示されるように、第
1実施形態によれば、センサ35は、カム20の下方に
突出して検出用凹区域34と垂直方向において一直線に
並ぶ刃状部すなわち先端部(例えば、図5〜図8に例示
される刃状部38a〜38dを参照)を備えている。セ
ンサ35の刃状部が針の終端17にて接触すると、その
センサ35の刃状部は、編機9用の駆動手段に連結され
た電気回路を制御するスイッチを作動させる。あるい
は、必要に応じて、突部が凹区域34内にある針を検知
するために、種々の他のセンサ手段を用いてもよい。例
えば、凹区域34を通過する突部13を有する針の終端
17または他の部分を検知するのに、電気的接触手段、
レーザ手段、または光電センサ手段を設けてもよい。さ
らに他の手段を本発明の範囲から逸脱することなく用い
ることができることは当業者にとっては自明のことであ
る。
【0029】また、図1に基づいて、本発明による編機
内の針の損傷フックを検知する方法について説明する。
この方法は、非損傷針がその針のフック12および編み
生地または編み糸のループ30間の張力によってウエル
トカム部31内において第1カム面21に対して付勢さ
れるように、編機9における針11の位置を制御する第
1カム面21および第2カム面22を有するウエルトカ
ム部31を設ける工程を含んでいる。ウエルトカム部3
1内の針の突部13は、そのウエルトカム部31内の第
2カム面22の傾斜部32(すなわち、検出用突部引上
げ区域32)と最初に接触し、第1カム面21に向かっ
て押し上げられる。次いで、針の突部13は、第1カム
面21の下方に傾斜した面、すなわち、検出用突部引下
げ区域33と接触し、第2カム面22に向かって押し下
げられる。さらに、針13はその先の検出用凹区域34
に向かって移動する。下方に傾斜した突部引下げ区域3
3との接触によって、針の突部13は検出用凹区域34
の方向に移動する。ただし、損傷または他の機能不能に
陥ったフック12を有する針の突部13のみが検出用凹
区域34に入る。本方法はまた、突部13が検出用凹区
域34内にある針の、例えば、前述したような終端17
をセンサ35によって検出する工程を含んでいる。本方
法はさらに、センサが作動したとき、編機を停止させる
工程を含んでいる。
【0030】図5は、本発明の第2実施形態の第1例に
係るシリンダー式円形編機の一部を示している。第2実
施形態の第1例による針を含む編機9aは、第1実施形
態に係る編機9と、以下に述べる変更事項および当業者
にとって自明の変更事項を除けば、同一である。
【0031】第2実施形態の第1例によれば、編機9a
は好ましくは上下方向に互いに重なって位置する多重カ
ム20aを備えている。この多重カム20aはカム移送
構造体40aと一体で移送される。第2実施形態の第1
例によれば、多重カム20aの各々は、第1実施形態の
カム20に形成されたウエルトカム部31(図1〜図4
を参照)と少なくとも略同一のウエルトカム部を備え、
多重カム20aの複数の凹区域34aはすべて垂直方向
において一直線上に並んでいる。図5は、全ての多重カ
ム20aの複数の凹区域34aに沿って破断した縦断面
図である。
【0032】第2実施形態の第1例によれば、多重カム
20aの各々の凹区域34aは垂直方向においてセンサ
35aの刃状部38aと一直線上に並んでいる。従っ
て、単一のセンサによって、多重カム20aのどのカム
によって移送される損傷針でも好ましく検出することが
できる。換言すれば、第2実施形態の第1例において、
編機9aは、好ましくは、多重カム20aのどのカムに
よって移送される損傷針でも検出することができる単一
のセンサ35aを備えている。
【0033】第2実施形態の第1例によれば、センサ3
5aはカム移送構造体40aを貫通する穴内に取り付け
られている。センサ35aのトリガ手段としての刃状部
38aは、センサ35aと向き合っている針溝14aの
下方で針溝14aに最隣接した位置まで延長している。
第2実施形態の第1例によれば、センサ35aは、セン
サ35aと向き合い、かつこれを超えて回転する針溝1
4aの下側開口の直下に刃状部38aが位置すべく配置
されている。
【0034】図5に示されるように、代表例としての針
11aの突部13aは多重カム20aの最も上側のカム
に形成されたカム通路に沿って移動する。第2実施形態
の第1例によれば、図5に示される最も上側のカムと相
互作用する代表例としての針11aに対する以下の説明
は、最も上側のカム20a以外のカムと相互作用する他
の針に対しても実質的に当てはまる。第2実施形態の第
1例によれば、針11aの長さ、さらに具体的には、そ
の針の終端17aの長さは、針11aのフックが非損傷
状態にあるかまたは損傷状態にあるかに依存して、その
針11aがセンサ35aと異なった相互作用をするよう
に選定されている。第2実施形態の第1例によれば、図
5において実線で示されるように、非損傷針11aの突
部13aは、針11aを移送するカム20aの凹区域3
4aから離れ、終端17aはその大部分が針溝14a内
に位置してセンサ35aの刃状部38aに作用すること
がない。一方、終端17aが破線によって部分的に示さ
れている損傷針11aの場合、その突部13aは針11
aを移送するカム20aの凹区域34a内に付勢され、
終端17aは針溝14aの下端から十分に突出し、セン
サ35aの刃状部38aに作用するようになっている。
【0035】第2実施形態の第1例によれば、シリンダ
ー15aの多重針溝14a(図5には1つの溝だけが部
分的に示されている)の各々に複数の針が収容され、各
針は多重カム20aの各カムに形成されているカム通路
内を移動する。従って、編機9aは、多重カム20aを
構成するカムの数と同数の異なる種類の針を備えてい
る。また、各カム20aによって移送される各種の針1
1aは、本例の開示から当業者にとって明らかなよう
に、図5に例示されている終端17aと設計、配置およ
び機能において対応する終端を備えている。
【0036】図6は、本発明の第2実施形態の第2例に
係るシリンダー式円形編機9a′の一部を示している。
第2実施形態の第2例に係る針を含む編機9a′は、第
2実施形態の第1例による編機9aと、以下に述べる変
更事項および当業者にとって自明の変更事項を除けば、
同一である。例えば、第2実施形態の第2例に係る針を
含む編機9a′は、2つのカム20a′のみを備え、こ
れらカム20a′は、それぞれ上側カムと下側カムで参
照することができる。
【0037】第2実施形態の第2例の編機9a′に用い
られる1組の針は、針11a′からなる第1部分組と、
針11a″からなる第2部分組とを含んでいる。針11
a′の第1部分組の突部13a′は上側カム20a′内
を移動し、針11a″の第2部分組の突部13a″は下
側カム20a′内を移動する。従って、針11a′の第
1部分組の各針の突部13a′はその針のフック12
a′と第1距離だけ離間しており、針11a″の第2部
分組の突部13a″はその針のフック12a″と第2距
離だけ離間し、第1距離は第2距離よりも短い。第2実
施形態の第2例の各針は、その針の両端によって画成さ
れる長さが同一となっている。
【0038】図7は、本発明の第3実施形態に係るシリ
ンダー式円形編機9bの一部を示している。第3実施形
態の針を含む円形編機9bは、第2実施形態の第1例に
係る円形編機9aと、以下に述べる変更事項および当業
者にとって自明の変更事項を除けば、同一である。
【0039】第3実施形態によれば、図7に示される代
表例としての針11bの終端17bは、シリンダー15
bの回転軸と直交する方向、すなわち、各針溝14bの
半径方向外方に延長している。なお、針11bは、フッ
クおよび終端17b間によって画成される長さを備え、
終端17bはその針の長さ方向に対して略直交する方向
に延長している。
【0040】第3実施形態によれば、図7に実線で部分
的に示されるように、非損傷針11bの突部は針を移送
するカム20bの凹区域34bから離れ、その終端17
bはセンサ35bの刃状部38bから離間している。一
方、図7において破線で部分的に示される終端17bを
有する損傷針11bの突部は針を移送するカム20bの
凹部区域34bと近接するように付勢され、その終端1
7bはセンサ35bの刃状部38bに作用する。
【0041】図7は、終端17bが針溝14の下端から
わずかに突出して刃状部38bと係合する状態が示され
ているが、本発明によれば、必ずしも、終端が各針溝の
下端から突出してセンサ35bの刃状部と係合する必要
はない。すなわち、本発明の1変更例として、針の長さ
方向と直交する方向に延長する終端を有する針におい
て、各針溝の開口された側部から単に外方に延長された
終端がセンサの刃状部と係合するように構成されてもよ
い。針溝の側部はその針溝の両端間に延長している。
【0042】当業者にとっては明らかなことであるが、
本発明はシリンダー式円形編機以外の編機にも適用可能
である。例えば、本発明はダイアル式円形編機にも適用
可能である。その場合、「引上げ」および「引下げ」と
いう用語、およびそれらに関連する用語における動き
は、それぞれ、編機の中心位置、例えば、ダイアルの回
転中心から外方に向かう動きおよび外方からダイアルの
回転中心に向かう動きを意味することになる。
【0043】図8は、本発明の第4実施形態に係るダイ
アル式円形編機9cの一部を示している。第4実施形態
の針を含むダイアル式円形編機9cは、第3実施形態の
シリンダー式円形編機9b(図7を参照)と、以下に述
べる変更事項および当業者にとって自明の変更事項を除
けば、同一である。
【0044】ダイアル式円形編機9cは、第3実施形態
における編機9bの略垂直方向に延長する回転シリンダ
ー15b(図7を参照)と異なって、略水平方向に延長
する回転ダイアル42cを備えている。なお、第4実施
形態によれば、多重カム20cは共通の水平面上におい
て同心状に配置され、カム移送構造体40cと一体にな
って移送される。第4実施形態によれば、多重カム20
cの各カムは、第1実施形態のカム20(図1〜図4を
参照)にて形成されたウエルトカム部31(図1〜図4
を参照)と少なくとも略同一のウエルトカム部を備えて
いる。また、複数のカム20cの全ての凹区域34cは
径方向において一直線に並んでいる(すなわち、複数の
カム20cが囲む共通の中心からの仮想の半径に沿って
径方向に並んでいる)。図8は、全てのカム20cの凹
区域34cに沿って破断された縦断面図である。
【0045】第4実施形態によれば、多重カム20cの
各カムの凹区域34cをセンサ35cの刃状部38cと
径方向において一直線に並べることによって、多重カム
20cのどのカムによって移送される損傷針でも好まし
く検出することができる。換言すれば、第4実施形態に
おいて、編機9cは、好ましくは、多重カム20cのど
のカムによって移送される損傷針でも検出することがで
きる単一のセンサ35cを備えている。
【0046】第4実施形態によれば、図8に示される代
表例としての針11cの終端17cは、その針11cの
長さ方向と直交する方向に延長し、対応する針溝14c
の上側から外方に突出している。すなわち、その終端1
7cはダイアル42cの回転軸に対して平行に延長して
いる。なお、針11cは、そのフックおよび終端17c
間によって画成される長さを有し、終端はその長さ方向
と略直交する方向に延長している。図8に示される代表
例としての針11cのフックは針溝14cの内端開口か
ら突出し、その針11cの終端17cは針溝14cの外
端に近接してその針溝14cから突出している。
【0047】図8に示される針11cの突部13cは、
多重カム20cの最も内側のカムに形成されたカム通路
内を移動する。第4実施形態によれば、図8に示される
最も内側のカムと相互作用する代表例としての針11c
に対する以下の説明は、最も内側のカム20c以外のカ
ムと相互作用する他の針に対しても実質的に当てはま
る。第4実施形態によれば、針11cの長さ、さらに具
体的には、その針の終端17cの長さは、針11cのフ
ックが非損傷状態にあるかまたは損傷状態にあるかに依
存してその針11cがセンサ35cと異なった相互作用
をするように選定されている。第4実施形態によれば、
図8において実線で示されるように、非損傷針11cの
突部13cは、針11cを移送するカム20cの凹区域
34cから離れ、終端17cはその大部分が針溝14c
内に位置してセンサ35cの刃状部38cに作用するこ
とがない。一方、図8において終端17cが破線によっ
て部分的に示されている損傷針11cの場合、その突部
13cは針11cを移送するカム20cの凹区域34c
内に近接するように付勢され、終端17cはセンサ35
cの刃状部38cと係合する。
【0048】第4実施形態によれば、ダイヤル42cの
多重針溝14cは、それぞれ複数の針を収容し、各針
は、多重カム20cの各カムに形成されたカム通路内を
移動する。従って、編機9cは、多重カム20cを構成
するカムの数と同数の異なる種類の針を備えている。ま
た、各カム20cによって移送される各種の針11c
は、本例の開示から当業者にとって明らかなように、図
8に例示されている終端17cと設計、配置および機能
において対応する終端を備えている。
【0049】図9は、本発明の第5実施形態に係るダイ
アル式円形編機9dの一部を示している。第5実施形態
の針を含むダイアル式円形編機9dは、第4実施形態の
円形編機9c(図8を参照)と、以下に述べる変更事項
および当業者にとって自明の変更事項を除けば、同一で
ある。
【0050】第5実施形態の多重針の内、代表的な針1
1dが図9に示されている。この針11dの終端17d
は、対応する針溝14bから径方向の外方に延長してい
る。すなわち、この終端17dはダイヤル42dの回転
軸と直交する方向に延長している。なお、針11dは、
そのフックおよび終端17d間によって画成される長さ
を有し、その終端17dはその長さ方向と略直交する方
向に延長している。
【0051】第5実施形態によれば、図9に実線で部分
的に示されているように、非損傷針11dの突部は針を
移送するカム20dの凹区域34dから離れているの
で、終端17dはセンサ35dの刃状部38dから離間
されている。一方、図9において破線で部分的に示され
ている終端17dを有する損傷針11dの突部は、針を
移送するカム20dの凹区域34d内に付勢され、終端
17dはセンサ35dの刃状部38dに作用する。
【0052】以上、本発明の実施形態について説明した
が、それらの実施形態の記載および図面の示唆に基づい
て、多くの変更例および他の実施形態が当業者によって
考案されるであろうことはいうまでもない。すなわち、
本発明はここに開示された具体的な実施形態に限定され
ず、変更例や他の実施形態が当業者によってなされたと
しても、それらは請求の範囲に包含されると見なされる
べきである。また、本明細書に用いられた具体的な用語
は包括的かつ非制限的なものであり、本発明はそれらの
用語によってなんら制限されるものではない。
【0053】
【発明の効果】本発明は以上のように構成されているの
で、高速操業を行いながら編込みカムを通過する針を正
確に制御しつつ、複数の針をそれぞれ往復運動させる多
重カムを備えた編機内の損傷フックを有する針を単一の
センサによって効率的に検出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係るシリンダー式円形
編機の一部を示す全体斜視図である。
【図2】第1実施形態に係る図1の円形編機のカム内の
非損傷針の動きを示す概略部分側面図である。
【図3】第1実施形態に係る図1の円形編機のカム内の
損傷針の動きを示す略部分側面図である。
【図4】第1実施形態に係る図1の円形編機のカムの編
込みカム部とウエルトカム部の略断面図である。
【図5】本発明の第2実施形態の第1例に係るシリンダ
ー式多重カム通路円形編機の一部を示す略部分縦断面図
である。
【図6】本発明の第2実施形態の第2例に係るシリンダ
ー式多重カム通路円形編機の一部を示す略部分縦断面図
であり、図5の線5B―5Bに沿った断面の一部に相当
する斜視図である。
【図7】本発明の第3実施形態に係るシリンダー式多重
カム通路円形編機の一部を示す略部分縦断面図である。
【図8】本発明の第4実施形態に係るシリンダー式多重
カム通路円形編機の一部を示す略部分縦断面図である。
【図9】本発明の第5実施形態に係るシリンダー式多重
カム通路円形編機の一部を示す略部分縦断面図である。
【符号の説明】
9 シリンダー式円形編機 10 シリンダーとシリンダーカムの一部 11 針 12 フック 13 突部 14 針溝 15 シリンダー 16 針軸 17 終端 20 カム 21 カムの第1面 22 カムの第2面 23 引上げカム部 24 引上げ位置 25 編込みカム部 26 編込み位置 30 ループ 31 ウエルトカム部 32 検出用突部引上げ区域 33 検出用突部引下げ区域 34 検出用凹区域 35 センサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 アラン・ガットシュミット アメリカ合衆国ノースカロライナ州27371, トロイ,ビスコー・ロード 656 (72)発明者 ブルース・エム・パーニック アメリカ合衆国コネチカット州06903,ス タムフォード,ノース・レイク・ドライヴ 29 (72)発明者 ポール・ダブリュー・ヨーク アメリカ合衆国ノースカロライナ州27203, アッシュボロ,ウィネトカ・コート 611 Fターム(参考) 4L054 AA01 LA02 LA09

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の針、複数のカム、多重針溝および
    単一センサを備えた多重カム通路を有する編機におい
    て、 前記複数の針の各々は、 フック端と、 前記フック端の反対側の終端と、 前記フックおよび前記終端間に位置する突部とを備え、 前記複数のカムの各々は、何本かの前記針の前記突部を
    滑動可能に収容するカム通路を形成する第1カム面およ
    び第2カム面を備え、それによって、針の異なった部分
    組をそれぞれ滑動可能に収容する複数のカム通路を前記
    編機が具備し、 前記各カムは、 前記針を糸を捕獲する引上げ位置まで移動させる引上げ
    カム部と、 該引上げカム部に続き、前記針を糸ループを形成する編
    込み位置まで移動させる編込みカム部と、 該編込みカム部に続き、前記糸ループおよび針間の張力
    が非損傷針の突部を前記第1カム面に対して付勢させる
    ウエルトカム部とを備え、 前記各カムの前記ウエルトカム部は、 検出用突部引上げ区域であって、前記区域内において、
    前記第2カム面が前記編込み位置における前記第2カム
    面から離れるように傾斜し、前記突部と接触して前記突
    部を前記第1カム面に向かって付勢するような検出用突
    部引上げ区域と、 前記検出用突部引上げ区域に続く検出用突部引下げ区域
    であって、前記区域内において、前記第1カム面は前記
    針の突部と接触して前記突部を前記第2カム面に向かっ
    て付勢するような検出用突部引下げ区域と、 前記検出用突部引下げ区域に続く検出用凹区域であっ
    て、前記区域内において、前記第2カム面は前記第1カ
    ム面から十分に離間され、損傷フックを有する針の突部
    は前記検出用突部引下げ区域によって前記検出用凹区域
    内に付勢され、前記第1カム面に向かって付勢された非
    損傷針の突部は前記検出用凹区域内に入り込まないよう
    な検出用凹区域とを備え、 前記複数の針は、それぞれ、前記多重針溝の内に収容さ
    れ、前記針溝と前記カムとの相互運動によって往復運動
    し、 前記多重針溝の各々は、互いに対向する第1端および第
    2端を備え、前記針溝に収容された針の前記フック端が
    前記第1端から突出し、 前記各針毎に、 前記針の前記終端は、前記針の前記フックが損傷して前
    記針の前記突部が前記検出用凹区域内にあるとき、前記
    針溝の前記第2端に近接する第1位置にあり、 前記針の前記終端は、前記針が非損傷の状態で前記針の
    前記突部が前記検出用凹区域の近くを通過してその区域
    内に入り込まないとき、前記針溝の前記第2端に近接す
    る第2位置にあり、 前記単一センサは、前記第1位置にある前記終端を検出
    することによって、前記複数のカム通路のどの通路によ
    って移送されている損傷針でも検知する、 ことを特徴とする多重カム通路を有する編機。
  2. 【請求項2】 前記センサは、前記第2位置にある終端
    を検出しないことを特徴とする請求項1に記載の多重カ
    ム通路を有する編機。
  3. 【請求項3】 前記複数のカムを移送する構造体をさら
    に備え、前記センサは、前記カムを移送する構造体に取
    り付けられていること特徴とする請求項1に記載の多重
    カム通路を有する編機。
  4. 【請求項4】 前記複数のカム通路は、互いに少なくと
    も略同心に配置されていることを特徴とする請求項1に
    記載の多重カム通路を有する編機。
  5. 【請求項5】 前記複数のカム通路は、垂直方向におい
    て互いに重ねられて配置されていることを特徴とする請
    求項1に記載の多重カム通路を有する編機。
  6. 【請求項6】 針の突部を滑動可能に収容するカムを形
    成する第1カム面と第2カム面を有する編機内の針の損
    傷フックを検出する装置において、 前記カムは、前記針を糸を捕獲する引上げ位置まで移動
    させる引上げカム部と、該引上げカム部に続き、前記針
    を糸ループを形成する編込み位置まで移動させる編込み
    カム部と、該縫込みカム部に続き、前記糸ループおよび
    針間の張力が非損傷針の突部を前記第1カム面に対して
    付勢させるウエルトカム部とを備え、 前記装置は、 前記ウエルトカム部における検出用突部引上げ区域であ
    って、前記ウエルトカム部における前記第2カム面が前
    記突部と接触すべく前記編込み位置で前記第2カム面か
    ら離れるように傾斜し、前記突部を前記第1カム面に向
    かって付勢するような検出用突部引上げ区域と、 前記検出用突部引上げ区域に続く前記ウエルトカム部に
    おける検出用突部引下げ区域であって、前記第1カム面
    は前記突部と接触して前記突部を前記第2カム面に向か
    って付勢するような検出用突部引下げ区域と、 前記検出用突部引下げ区域に続く前記ウエルトカム部に
    おける検出用凹区域であって、前記第2カム面は前記第
    1カム面から十分に離間され、損傷フックを有する針の
    突部は前記検出用突部引下げ区域によって前記検出用凹
    区域内に付勢され、前記第1カム面に向かって付勢され
    た非損傷針の突部は前記検出用凹区域内に入り込まない
    ような検出用凹区域と、 前記検出用凹区域内に突部が位置する針を検知するセン
    サとを備え、前記センサは前記検出用凹区域の外側に配
    置されている、 ことを特徴とする装置。
  7. 【請求項7】 編機内の針の損傷フックを検知する方法
    において、 第1カム面および第2カム面を有するウエルトカムを設
    け、非損傷針をその針のフックおよび糸間の張力によっ
    て第1カム面に対して付勢するように編機内の針の位置
    をウエルトカムによって制御する工程と、 針の突部を第2カム面の上向き傾斜部と接触させ、針の
    突部を第1カム面に向かって付勢する工程と、 針の突部を第1カム面の下向き傾斜部と接触させ、針の
    突部を第2カム面に向かって付勢する工程と、 第2カム面が第1カム面から十分に離間されている検出
    用凹区域を設け、損傷フックを有する針の突部を第1カ
    ム面の下方傾斜部と接触させることによって検出用凹区
    域に進入させる工程と、 検出用凹区域内に突部が位置する針を検出用凹区域の外
    側に配置されたセンサによって検出する工程と、 センサが作動したとき、編機の操業を停止させる工程
    と、 を含むことを特徴とする方法。
  8. 【請求項8】 編機に用いられて編物を形成する針にお
    いて、 前記編機は、カムと、針を収容し上端および下端を有す
    る針溝であって、前記カムとの相対運動によって前記針
    を往復運動させる針溝と、前記針溝の下端に近接する第
    1位置において針を検知するセンサとを備え、 前記針は、 前記針溝の上端から突出するフック端と、 前記フック端と反対側の終端と、 前記フックと前記終端間に位置し、前記針が前記編機に
    用いられる間、前記カムに拘束されて滑動する突部とを
    備え、 前記終端は、前記針が非損傷状態で前記編機に用いられ
    て編物を形成している間、前記第1位置から外れ、前記
    編機内で用いられる前記針の前記フック端が損傷してい
    る間、前記第1位置に移動するように構成されている、 ことを特徴とする針。
  9. 【請求項9】 前記針は、前記フックおよび前記終端間
    に画成される長さを有し、前記終端は前記針の長さ方向
    と略直交する方向に延長していることを特徴とする請求
    項8に記載の針。
  10. 【請求項10】 編機に用いられて編物を形成する針に
    おいて、 前記編機は、カムと、針を収容し外端および内端を有す
    る針溝であって、前記カムとの相対運動によって前記針
    を往復運動させる針溝と、前記針溝の外端に近接する第
    1位置において針を検知するセンサとを備え、 前記針は、 前記針溝の内端から突出するフック端と、 前記フック端と反対側の終端と、 前記フックおよび前記終端間に位置し、前記針が前記編
    機に用いられる間、前記カムに拘束されて滑動する突部
    とを備え、 前記終端は、前記針が非損傷状態で前記編機に用いられ
    て編物を形成している間、前記第1位置から外れ、前記
    編機内で用いられる前記針の前記フック端が損傷してい
    る間、前記第1位置に移動するように構成されている、
    ことを特徴とする針。
JP2002044191A 2001-03-19 2002-02-21 編機、および編機内の針の損傷フックを検出する装置と方法、並びにそれらの装置と方法に用いられる針 Pending JP2002302854A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US09/812045 2001-03-19
US09/812,045 US6318132B1 (en) 2001-03-19 2001-03-19 Apparatus and method for detecting broken hooks of needles in a knitting machine, and needles for use with same

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002302854A true JP2002302854A (ja) 2002-10-18

Family

ID=25208320

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002044191A Pending JP2002302854A (ja) 2001-03-19 2002-02-21 編機、および編機内の針の損傷フックを検出する装置と方法、並びにそれらの装置と方法に用いられる針

Country Status (9)

Country Link
US (1) US6318132B1 (ja)
EP (1) EP1243681A1 (ja)
JP (1) JP2002302854A (ja)
KR (1) KR100816584B1 (ja)
CN (1) CN1375589A (ja)
BR (1) BR0200869A (ja)
GT (1) GT200200049A (ja)
SV (1) SV2002000923A (ja)
TW (1) TW508387B (ja)

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE19924924A1 (de) * 1999-05-31 2000-12-07 Herbst Protechna Gmbh Lichtabtastkopf für Nadeln in Strickmaschinen, zugehöriges Lichtabtastsystem und Verfahren zum Überprüfen von Nadeln in Strickmaschinen mit dem Lichtabtastsystem
EP2055819B1 (de) * 2007-10-30 2010-11-24 H. Stoll GmbH & Co. KG Detektionseinrichtung
CN103437061B (zh) * 2013-08-30 2015-02-18 中国科学院上海光学精密机械研究所 织针实时监测装置和方法
DE102015113377B4 (de) * 2015-08-13 2018-05-09 Günther Maschinenbau GmbH Pökelmaschine mit Erkennungseinrichtung
EP3601651B1 (en) * 2017-03-31 2023-08-23 NIKE Innovate C.V. Knitting machine with electronic auxiliary component and knitting method with electronic auxiliary component
CN107164878B (zh) * 2017-06-30 2022-09-13 福建宝翔针织技术股份有限公司 一种针织圆纬机断针检测机构
IT201900006681A1 (it) * 2019-05-09 2020-11-09 Btsr Int Spa Metodo e sistema per rilevare la presenza di un ago rotto in una macchina tessile ad aghi
US11739450B2 (en) * 2021-04-28 2023-08-29 Pai Lung Machinery Mill Co., Ltd. Circular knitting machine for prompting knitting machine status instantaneously based on cloth surface status of fabric

Family Cites Families (18)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3449931A (en) * 1965-10-01 1969-06-17 Agency Ind Science Techn Method and device for detecting a break in knitting needles
US3659437A (en) 1969-07-25 1972-05-02 Reynolds Tobacco Co R Knitting machine defective needle detector
US3646542A (en) 1970-02-25 1972-02-29 Russell Mills Inc Monitor systems
US3785177A (en) 1970-07-29 1974-01-15 Gunze Co Ltd Device for sensing a broken yarn of a circular knitting machine
DE2229232C2 (de) 1972-06-15 1981-11-19 Erwin Sick Gmbh Optik-Elektronik, 7808 Waldkirch Vorrichtung zur dauernden Überwachung des Zustandes einer ununterbrochenen Reihe von gleichen, lichtreflektierenden Gegenständen
JPS50267U (ja) 1973-04-27 1975-01-06
US3987649A (en) 1973-05-16 1976-10-26 Parker Edward I Damaged needle detector with single needle sensor
US3910074A (en) 1973-05-16 1975-10-07 Edward I Parker Damaged needle detection apparatus
FR2234777A5 (ja) 1973-06-19 1975-01-17 Inst Textile De France
GB1446172A (en) 1973-09-18 1976-08-18 Venczel J Detection of defective knitting needles of a knitting machine
US4027982A (en) 1975-04-23 1977-06-07 Kyodo Denshi Kogyo Co., Ltd. Needle detector for circular knitting machines
US4026128A (en) 1975-12-12 1977-05-31 Universal Textile Machine Corporation Faulty needle sensing
GB2019447B (en) 1977-12-06 1982-04-15 Szuminski K M Knitting needle detection device
US4366681A (en) 1978-05-31 1983-01-04 Meiners Electronic Controls Ltd. Detection of flaws, breakages, discontinuities and the like
US4270369A (en) 1980-01-22 1981-06-02 Mayer, Rothkopf Industries, Inc. Device for detecting broken heads of knitting machine needles
IT1257196B (it) 1992-05-26 1996-01-10 Dispositivo per il controllo continuo dell'assetto e dell'integrita' degli aghi durante il funzionamento di una macchina per maglieria.
AU2711697A (en) * 1997-05-15 1998-12-08 Nanomotion Ltd. Knitting machine
US6035669A (en) 1999-05-28 2000-03-14 Monarch Knitting Machinery Corp. Apparatus and method for detecting broken hooks of needles in a knitting machine

Also Published As

Publication number Publication date
SV2002000923A (es) 2002-07-18
EP1243681A1 (en) 2002-09-25
GT200200049A (es) 2002-11-14
TW508387B (en) 2002-11-01
KR20020074374A (ko) 2002-09-30
US6318132B1 (en) 2001-11-20
CN1375589A (zh) 2002-10-23
KR100816584B1 (ko) 2008-03-24
BR0200869A (pt) 2003-03-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7895862B2 (en) Knitting machine with latch needles and without sinkers
US20040211224A1 (en) Yarn feeder of weft knitting machine and method of feeding yarn for weft knitting machine
JP2002302854A (ja) 編機、および編機内の針の損傷フックを検出する装置と方法、並びにそれらの装置と方法に用いられる針
JP2005042260A (ja) 丸編機における給糸切換装置及び方法
US6035669A (en) Apparatus and method for detecting broken hooks of needles in a knitting machine
KR20140106432A (ko) 쌍침 재봉기
US3599886A (en) Automatic winder
EP2161359B1 (en) Stripe pattern knitting device in feed changer, and method therefor
US6189345B1 (en) Yarn-locking/cutting device for circular stocking knitting and knitting machines
KR100489718B1 (ko) 양말류 봉합용 플레이트
JP3540448B2 (ja) 丸編機における編みツール制御装置
KR101368302B1 (ko) 양말 등을 위한 환편기
EP0683257B1 (en) Circular knitting machine with knitting retention sinkers
GB1583594A (en) Knitting machines
KR100449937B1 (ko) 필러 정지부를 구비한 얀 공급기
JP2004131908A (ja) 編機における給糸装置
US4817896A (en) Thread-catching device for winding machines
KR101398081B1 (ko) 환봉 재봉기의 실 제어장치
RU2077621C1 (ru) Ротационная двухцилиндровая кругловязальная машина
JP2593963Y2 (ja) 糸切れ検出機能付糸シート搬送装置
US1214828A (en) High-splicing mechanism for circular-knitting machines.
US4282725A (en) Circular knitting machine with latch detector
KR900003588B1 (ko) 링정방기의 사절시(絲切時) 조사 공급 중단장치
EP0962568A2 (en) Needle actuation device for knitting machines for hosiery or the like
KR200418226Y1 (ko) 양말편직기의 편침 검침기