JP2002302691A - 潤滑油組成物 - Google Patents

潤滑油組成物

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JP2002302691A
JP2002302691A JP2001349867A JP2001349867A JP2002302691A JP 2002302691 A JP2002302691 A JP 2002302691A JP 2001349867 A JP2001349867 A JP 2001349867A JP 2001349867 A JP2001349867 A JP 2001349867A JP 2002302691 A JP2002302691 A JP 2002302691A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 金属間摩擦係数を高めることができ、従って
高い伝達トルク容量を達成できる潤滑油組成物を提供す
る。 【解決手段】 潤滑油基油に(A)有機オルトチタネー
ト、(B)有機オルトチタネート・ポリアミン縮合物、
(C)有機オルトチタネート・ポリオール縮合物、
(D)チタンホスフェート、および(E)チタンチオホ
スフェートからなる群より選ばれる少なくとも1種のチ
タン化合物が含有されてなることを特徴とする潤滑油組
成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は潤滑油組成物に関
し、詳しくは、自動変速機用潤滑油組成物、特に金属ベ
ルト式無段変速機に有利に用いることができる潤滑油組
成物に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】金属ベ
ルト式無段変速機は、変速によるエネルギー損失が小さ
いという点から、近年、自動車用変速機として脚光を浴
びるようになってきた。このタイプの変速機は、金属製
のベルトと金属製のプーリー間の摩擦によりトルクを伝
達し、またプーリーの半径比を変えることにより変速を
行うという機構を有する。従って金属ベルト式無段変速
機に用いられる潤滑油は、金属ベルトと金属プーリーと
の間の摩擦係数を出来だけ高くできる性能を有している
ことが極めて重視される。従来、金属ベルト式無段変速
機用潤滑油には、一般には自動変速機油(ATF)が使
用されている。しかしながら、ATFを金属ベルト式無
段変速機用潤滑油として用いた場合には、ベルトとプー
リー間の金属間摩擦係数を十分高くできなかった。この
ため、ATFを使用した従来の金属ベルト式無段変速機
は伝達トルク容量に限界があり、小型自動車にしか搭載
できないという問題があった。従って、本発明の課題
は、金属間摩擦係数を高めることができ、それによりよ
り大きな伝達トルク容量を得ることができる潤滑油組成
物を提供することである。
【0003】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記目的
を達成するために、鋭意検討を重ねた結果、上記一般式
(1)〜(5)で表される特定のチタン化合物を用いる
ことにより、金属間摩擦係数をより高めることができる
潤滑油組成物が得られることを見出し、本発明を完成す
るに至った。
【0004】本発明は、潤滑油基油に下記(A)、
(B)、(C)、(D)及び(E)からなる群より選ば
れる少なくとも1種のチタン化合物が含有されてなるこ
とを特徴とする潤滑油組成物にある。 (A)一般式(1)で表される有機オルトチタネート Ti(OR114 (1) (一般式(1)において、R11は炭素数2〜30の炭化
水素基を示す。)
【0005】(B)一般式(2)で表される有機オルト
チタネート・ポリアミン縮合物 (R21O)xTi-[(NHCp2pqNHR22]4-x (2) (一般式(2)において、R21及びR22はそれぞれ個別
に炭素数1〜30の炭化水素基を示し、pは1〜36の
整数を示し、qは1〜4の整数を示し、xは0〜3の整
数を示す。)
【0006】(C)一般式(3)で表される有機オルト
チタネート・ポリオール縮合物 (R31O)yTi−[(OR32(OH)rs−OH]4-y (3) (一般式(3)において、R31は炭素数1〜30の炭化
水素基を示し、R32は炭素数2〜36の炭化水素基を示
し、rは0〜2の整数を示し、sは1〜4の整数を示
し、yは0〜3の整数を示す。)
【0007】(D)一般式(4)で表されるチタンホス
フェート
【0008】
【化3】
【0009】(一般式(4)において、R41、及びR42
は、それぞれ個別に炭素数1〜30の炭化水素基を示
し、R43は炭素数2〜30の炭化水素基を示し、zは0
〜3の整数を示す。)
【0010】(E)一般式(5)で表されるチタンチオ
ホスフェート
【0011】
【化4】
【0012】(一般式(5)において、R51、及びR52
は、それぞれ個別に炭素数1〜30の炭化水素基を示
し、R53は炭素数2〜30の炭化水素基を示し、wは0
〜3の整数を示す。X1、X2、X3及びX4はそれぞれ個
別に酸素又はイオウ元素であり、かつこれらの少なくと
も1つがイオウ元素を示す。)
【0013】本発明の潤滑油組成物は、さらに(F)無
灰分散剤を含有していることが好ましい。本発明の潤滑
油組成物は、さらに(G)金属系清浄剤及び/又は
(H)含硫黄化合物を含有していることが好ましい。本
発明の潤滑油組成物は、さらに(I)リン系化合物、
(J)摩擦調整剤、(K)酸化防止剤及び(L)粘度指
数向上剤から選ばれる少なくとも1種の添加剤を含有し
ていることが好ましい。本発明の潤滑油組成物は、金属
ベルト式無段変速機に好適に使用される自動変速機用で
あることが好ましい。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明の潤滑油組成物は、潤滑油
基油と特定のチタン化合物を含有する。潤滑油基油とし
ては、通常の潤滑油の基油として用いられる任意の鉱油
及び/又は合成油が使用できる。鉱油としては、具体的
には例えば、原油を常圧蒸留及び減圧蒸留して得られた
潤滑油留分を溶剤脱れき、溶剤抽出、水素化分解、溶剤
脱ろう、接触脱ろう、水素化精製、硫酸洗浄、あるいは
白土処理等の精製処理等を一つ又は二つ以上を適宜組み
合わせて精製したパラフィン系、ナフテン系等の油やノ
ルマルパラフィン等が使用できる。合成油としては、特
に制限はないが、例えば、ポリ−α−オレフィン(例え
ば、1−オクテンオリゴマー、1−デセンオリゴマー、
エチレン−プロピレンオリゴマー等)若しくはその水素
化物、イソブテンオリゴマー若しくはその水素化物、イ
ソパラフィン、アルキルベンゼン、アルキルナフタレ
ン、ジエステル(例えば、ジトリデシルグルタレート、
ジ2−エチルヘキシルアジペート、ジイソデシルアジペ
ート、ジトリデシルアジペート、ジ2−エチルヘキシル
セバケート等)、ポリオールエステル(例えば、トリメ
チロールプロパンカプリレート、トリメチロールプロパ
ンペラルゴネート、ペンタエリスリトール2−エチルヘ
キサノエート、ペンタエリスリトールペラルゴネート
等)、ポリオキシアルキレングリコール、ジアルキルジ
フェニルエーテル、あるいはポリフェニルエーテル等が
使用できる。これらの潤滑油基油は単独であるいは2種
類以上を任意の割合で組み合わせて使用することができ
る。潤滑油基油の動粘度は特に限定されず任意である
が、通常100℃における動粘度は、好ましくは1〜2
0mm2/s、より好ましくは1.5〜10mm2/sで
ある。
【0015】次に、(A)〜(E)のチタン化合物を説
明する。(A)一般式(1)で表される有機オルトチタ
ネート Ti(OR114 (1) 上記R11は炭素数2〜30の炭化水素基を示す。
【0016】(B)一般式(2)で表される有機オルト
チタネート・ポリアミン縮合物 (R21O)xTi-[(NHCp2pqNHR22]4-x (2) 上記R21及びR22はそれぞれ個別に炭素数1〜30の炭
化水素基を示す。pは1〜36の整数を示し、qは1〜
4の整数を示し、xは0〜3の整数を示す。
【0017】(C)一般式(3)で表される有機オルト
チタネート・ポリオール縮合物 (R31O)yTi−[(OR32(OH)rs−OH]4-y (3) 上記R31は炭素数1〜30の炭化水素基を示し、R32
炭素数2〜36の炭化水素基を示す。rは0〜2の整数
を示し、sは1〜4の整数を示し、yは0〜3の整数を
示す。
【0018】(D)一般式(4)で表されるチタンホス
フェート
【0019】
【化5】
【0020】上記R41、及びR42は、それぞれ個別に炭
素数1〜30の炭化水素基を示し、R43は炭素数2〜3
0の炭化水素基を示し、zは0〜3の整数を示す。
【0021】(E)一般式(5)で表されるチタンチオ
ホスフェート
【0022】
【化6】
【0023】一般式(5)において、R51、及びR
52は、それぞれ個別に炭素数1〜30の炭化水素基を示
し、R53は炭素数2〜30の炭化水素基を示し、wは0
〜3の整数を示す。X1、X2、X3及びX4はそれぞれ個
別に酸素又はイオウ元素であり、かつこれらの少なくと
も1つがイオウ元素を示す。
【0024】上記R11、R43、R53は炭素数2〜30の
炭化水素基を示し、炭素数2〜18の炭化水素基である
ことが好ましく、炭素数2〜8の炭化水素基であること
が特に好ましい。上記R21、R22、R31、R41、R42
51及びR52は、それぞれ個別に炭素数1〜30の炭化
水素基を示し、それぞれ炭素数2〜18の炭化水素基で
あることが好ましく、それぞれ炭素数2〜8の炭化水素
基であることが特に好ましい。一般式(3)のR32は炭
素数2〜36の炭化水素基から誘導される2価〜4価の
炭化水素基を挙げることができ、好ましくは炭素数2〜
26、更に好ましくは、炭素数2〜18の炭化水素基で
ある。一般式(1)における4つのR11は、互いに異な
っていても良いし、あるいは同じでも良い。また一般式
(2)及び一般式(3)における複数のR21、複数のR
22、複数のR31、複数のR43、及び複数のR53はそれぞ
れ互いに異なっていても良いし、あるいは同じでも良
い。4つのR11、複数のR21、複数のR22及び複数のR
31、並びにR41とR42、R51とR52は、それぞれ分子中
で同一であることが好ましい。
【0025】一般式(2)において、pは、好ましくは
2〜12、特に好ましくは2〜6の整数である。qは、
好ましくは2又は3であり、xは、好ましくは0、1又
は2である。一般式(3)において、rは、好ましくは
0又は1であり、sは好ましくは1〜4の整数であり、
yは、好ましくは0、1又は2である。一般式(4)に
おいて、zは、好ましくは0〜2、特に好ましくは0又
は1である。一般式(5)において、wは好ましくは0
〜2、特に好ましくは0又は1である。またX1、X2
3及びX4のうち1つがイオウ元素であるが、残りの三
つのうち二つがイオウ元素であることが好ましく、更に
好ましくは1つがイオウ元素である。この場合、X1
びX2がイオウ元素であり、X3及びX4が酸素元素であ
ることが特に好ましい。
【0026】上記炭素数2〜30の炭化水素基として
は、例えば、炭素数2〜30のアルキル基、炭素数5〜
7のシクロアルキル基、炭素数6〜11のアルキルシク
ロアルキル基、炭素数2〜30のアルケニル基、炭素数
6〜18のアリール基、炭素数7〜26のアルキルアリ
ール基、及び炭素数7〜12のアリールアルキル基を挙
げることができる。これらのアルキル基、アルケニル基
は分枝を有していてもよい。アルキル基であることが好
ましい。
【0027】炭素数2〜30のアルキル基としては、具
体的には、エチル基、プロピル基、ブチル基、ペンチル
基、ヘキシル基、ヘプチル基、オクチル基、ノニル基、
デシル基、ウンデシル基、ドデシル基、トリデシル基、
テトラデシル基、ペンタデシル基、ヘキサデシル基、ヘ
プタデシル基、及びオクタデシル基等を挙げることがで
きる(これらのアルキル基は直鎖状でも分枝状でもよ
い)。炭素数5〜7のシクロアルキル基としては、例え
ば、シクロペンチル基、シクロヘキシル基、及びシクロ
ヘプチル基等を挙げることができる。炭素数6〜11の
アルキルシクロアルキル基としては、例えば、メチルシ
クロペンチル基、ジメチルシクロペンチル基、メチルエ
チルシクロペンチル基、ジエチルシクロペンチル基、メ
チルシクロヘキシル基、ジメチルシクロヘキシル基、メ
チルエチルシクロヘキシル基、ジエチルシクロヘキシル
基、メチルシクロヘプチル基、ジメチルシクロヘプチル
基、メチルエチルシクロヘプチル基、ジエチルシクロヘ
プチル基等を挙げることができる(アルキル基のシクロ
アルキル基への置換位置も任意である)。炭素数2〜3
0のアルケニル基としては、例えば、ブテニル基、ペン
テニル基、ヘキセニル基、ヘプテニル基、オクテニル
基、ノネニル基、デセニル基、ウンデセニル基、ドデセ
ニル基、トリデセニル基、テトラデセニル基、ペンタデ
セニル基、ヘキサデセニル基、ヘプタデセニル基、オク
タデセニル基等を挙げることができる(アルケニル基は
直鎖状でも分枝状でもよく、また二重結合の位置も任意
である)。
【0028】炭素数6〜18のアリール基としては、例
えば、フェニル基、ナフチル基等を挙げることができ
る。炭素数7〜26のアルキルアリール基としては、例
えば、トリル基、キシリル基、エチルフェニル基、プロ
ピルフェニル基、ブチルフェニル基、ペンチルフェニル
基、ヘキシルフェニル基、ヘプチルフェニル基、オクチ
ルフェニル基、ノニルフェニル基、デシルフェニル基、
ウンデシルフェニル基、ドデシルフェニル基、ジエチル
フェニル基、ジブチルフェニル基、及びジオクチルフェ
ニル基等を挙げることができる(アルキル基は直鎖状で
も分枝状でもよく、またアリール基への置換位置も任意
である)。炭素数7〜12のアリールアルキル基として
は、例えば、ベンジル基、フェニルエチル基、フェニル
プロピル基、フェニルブチル基、フェニルペンチル基、
フェニルヘキシル基等を挙げることができる(アルキル
基は直鎖状でも分枝状でもよい)。
【0029】(A)のチタン化合物の好ましい例として
は、具体的には、テトラエチルオルトチタネート、テト
ラ−n−プロピルオルトチタネート、テトラ−イソプロ
ピルオルトチタネート、テトラ−n−ブチルオルトチタ
ネート、テトラ−sec−ブチルオルトチタネート、テト
ラ−tert−ブチルオルトチタネート、テトラヘキシルオ
ルトチタネート、テトラオクチルオルトチタネート、テ
トラデシルオルトチタネート、テトラドデシルオルトチ
タネート、テトラヘキサデシルオルトチタネート、テト
ラオクタデシルオルトチタネート、テトラフェニルオル
トチタネート、テトラベンジルオルトチタネート、テト
ラフェネチルオルトチタネート、テトラトリルオルトチ
タネート、テトラエチルフェニルオルトチタネート、テ
トラプロピルフェニルオルトチタネート、テトラブチル
フェニルオルトチタネート、及びテトラノニルフェニル
オルトチタネート等が挙げられる。
【0030】(B)のチタン化合物の例としては、具体
的には、上記(A)有機オルトチタネートとポリアミン
の脱アルコール縮合物を挙げることができる。この縮合
物の原料となるポリアミンとしては、例えば、エチレン
ジアミン、ジエチレントリアミン、トリエチレンテトラ
ミン、テトラエチレンペンタミン、1,3−プロパンジ
アミン、1,2−ペンタンジアミン、1,3−ペンタン
ジアミン、1,4−ブタンジアミン、1,5−ペンタン
ジアミン、1,6−ヘキサンジアミン等が挙げられる。
さらにこれらのアミノ基上の水素原子1個を炭素数2〜
30の炭化水素基で置換した化合物も利用することがで
きる。
【0031】(C)のチタン化合物の例としては、具体
的には、上記(A)有機オルトチタネートとポリオール
の脱アルコール縮合物を挙げることができる。この縮合
物は、有機オルトチタネートとポリオールを適切な溶媒
に溶解したのち混合加熱して生成するアルコールと溶媒
を除去することにより得られる。その原料となるポリオ
ールとしては、例えば、エチレングリコール、ジエチレ
ングリコール、トリエチレングリコール、テトラエチレ
ングリコール、1,2―プロピレングリコール、1,3
−プロピレングリコール、ポリプロピレングリコール、
1,4−ブタンジオール、1,5−ペンタンジオール、
1,6−ヘキサンジオール、1,2−オクタンジオー
ル、1,2,6−ヘキサントリオール、C10―グリコー
ル、C12―グリコール、C36−グリコール、C40−グリ
コール、1,4−シクロヘキサンジメタノール、及びソ
ルビタンモノオレート等が挙げられる。
【0032】(D)のチタン化合物の例としては、具体
的には上記(A)有機オルトチタネートと酸性リン酸エ
ステルの脱アルコール縮合物を挙げることができる。こ
の縮合物は、有機オルトチタネートと酸性リン酸エステ
ルを適切な溶媒に溶解したのち混合加熱して生成するア
ルコールと溶媒を除去することにより得られる。また
(D)のチタン化合物は、一般式(4)のz=0の場
合、四塩化チタンと酸性リン酸エステルを適切な溶媒に
溶解した後混合加熱し、生成する塩化水素を留去するこ
とによっても得ることができる。その縮合物の原料とな
る酸性リン酸エステルの例としては、例えば、エチルア
シッドホスフェート、n−プロピルアシッドホスフェー
ト、イソプロピルアシッドホスフェート、n−ブチルア
シッドホスフェート、sec−ブチルアシッドホスフェー
ト、tert−ブチルアシッドホスフェート、n−ヘキシル
アシッドホスフェート、n−オクチルアシッドホスフェ
ート、2−エチルヘキシルアシッドホスフェート、デシ
ルアシッドホスフェート、ヘキサデシルアシッドホスフ
ェート、オクタデシルアシッドホスフェート、フェニル
アシッドホスフェート、ベンジルアシッドホスフェー
ト、フェネチルアシッドホスフェート、トリルアシッド
ホスフェート、エチルフェニルアシッドホスフェート、
プロピルフェニルアシッドホスフェート、ブチルフェニ
ルアシッドホスフェート、ノニルフェニルアシッドホス
フェート、ジエチルアシッドホスフェート、ジ−n−プ
ロピルアシッドホスフェート、ジイソプロピルアシッド
ホスフェート、ジ−n−ブチルアシッドホスフェート、
ジ−sec−ブチルアシッドホスフェート、ジ−tert−ブ
チルアシッドホスフェート、ジ−n−ヘキシルアシッド
ホスフェート、ジ−n−オクチルアシッドホスフェー
ト、ジ−2−エチルヘキシルアシッドホスフェート、ジ
デシルアシッドホスフェート、ジヘキサデシルアシッド
ホスフェート、ジオクタデシルアシッドホスフェート、
ジフェニルアシッドホスフェート、ジベンジルアシッド
ホスフェート、ジフェネチルアシッドホスフェート、ジ
トリルアシッドホスフェート、ジ(エチルフェニル)ア
シッドホスフェート、ジ(プロピルフェニル)アシッド
ホスフェート、ジ(ブチルフェニル)アシッドホスフェ
ート、及びジ(ノニルフェニル)アシッドホスフェート
等が挙げられる。
【0033】(E)のチタン化合物の例としては、具体
的には上記(A)有機オルトチタネートとチオリン酸エ
ステル(モノチオリン酸エステル、ジチオリン酸エステ
ル、トリチオリン酸エステル、テトラリン酸エステル)
との脱アルコール縮合物を挙げることができる。この縮
合物は、有機オルトチタネートと当該チオリン酸エステ
ルを適切な溶媒に溶解したのち混合加熱して生成するア
ルコールと溶媒を除去することにより得られる。また
(E)のチタン化合物のうち、一般式(5)のw=0の
化合物の場合、四塩化チタンと当該チオリン酸エステル
を適切な溶媒に溶解した後混合加熱し、生成する塩化水
素を留去することによっても得ることができる。その原
料となる当該チオリン酸エステルの例としては、例え
ば,ジエチルチオホスフェート、ジ−n−プロピルチオ
ホスフェート、ジイソプロピルチオホスフェート、ジ−
n−ブチルチオホスフェート、ジ−sec−ブチルチオホ
スフェート、ジ−tert−ブチルチオホスフェート、ジ−
n−ヘキシルチオホスフェート、ジ−n−オクチルチオ
ホスフェート、ジ−2−エチルヘキシルチオホスフェー
ト、ジデシルチオホスフェート、ジヘキサデシルチオホ
スフェート、ジオクタデシルチオホスフェート、ジフェ
ニルチオホスフェート、ジベンジルチオホスフェート、
ジフェネチルチオホスフェート、ジトリルチオホスフェ
ート、ジ(エチルフェニル)チオホスフェート、ジ(プ
ロピルフェニル)チオホスフェート、ジ(ブチルフェニ
ル)チオホスフェート、ジ(ノニルフェニル)チオホス
フェート等のモノチオリン酸エステル;ジエチルジチオ
ホスフェート、ジ−n−プロピルジチオホスフェート、
ジイソプロピルジチオホスフェート、ジ−n−ブチルジ
チオホスフェート、ジ−sec−ブチルジチオホスフェー
ト、ジ−tert−ブチルジチオホスフェート、ジ−n−ヘ
キシルジチオホスフェート、ジ−n−オクチルジチオホ
スフェート、ジ−2−エチルヘキシルジチオホスフェー
ト、ジデシルジチオホスフェート、ジヘキサデシルジチ
オホスフェート、ジオクタデシルジチオホスフェート、
ジフェニルジチオホスフェート、ジベンジルジチオホス
フェート、ジフェネチルジチオホスフェート、ジトリル
ジチオホスフェート、ジ(エチルフェニル)ジチオホス
フェート、ジ(プロピルフェニル)ジチオホスフェー
ト、ジ(ブチルフェニル)ジチオホスフェート、ジ(ノ
ニルフェニル)ジチオホスフェート等のジチオリン酸エ
ステル;ジエチルトリチオホスフェート、ジ−n−プロ
ピルトリチオホスフェート、ジイソプロピルトリチオホ
スフェート、ジ−n−ブチルトリチオホスフェート、ジ
−sec−ブチルトリチオホスフェート、ジ−tert−ブチ
ルトリチオホスフェート、ジ−n−ヘキシルトリチオホ
スフェート、ジ−n−オクチルトリチオホスフェート、
ジ−2−エチルヘキシルトリチオホスフェート、ジデシ
ルトリチオホスフェート、ジヘキサデシルトリチオホス
フェート、ジオクタデシルトリチオホスフェート、ジフ
ェニルトリチオホスフェート、ジベンジルトリチオホス
フェート、ジフェネチルトリチオホスフェート、ジトリ
ルトリチオホスフェート、ジ(エチルフェニル)トリチ
オホスフェート、ジ(プロピルフェニル)トリチオホス
フェート、ジ(ブチルフェニル)トリチオホスフェー
ト、ジ(ノニルフェニル)トリチオホスフェート等のト
リチオリン酸エステル;及びジエチルテトラチオホスフ
ェート、ジ−n−プロピルテトラチオホスフェート、ジ
イソプロピルテトラチオホスフェート、ジ−n−ブチル
テトラチオホスフェート、ジ−sec−ブチルテトラチオ
ホスフェート、ジ−tert−ブチルテトラチオホスフェー
ト、ジ−n−ヘキシルテトラチオホスフェート、ジ−n
−オクチルテトラチオホスフェート、ジ−2−エチルヘ
キシルテトラチオホスフェート、ジデシルテトラチオホ
スフェート、ジヘキサデシルテトラチオホスフェート、
ジオクタデシルテトラチオホスフェート、ジフェニルテ
トラチオホスフェート、ジベンジルテトラチオホスフェ
ート、ジフェネチルテトラチオホスフェート、ジトリル
テトラチオホスフェート、ジ(エチルフェニル)テトラ
チオホスフェート、ジ(プロピルフェニル)テトラチオ
ホスフェート、ジ(ブチルフェニル)テトラチオホスフ
ェート、ジ(ノニルフェニル)ジチオホスフェート等の
テトラチオリン酸エステル;等が挙げられる。
【0034】一般式(1)〜(5)で表されるチタン化
合物は、ぞれぞれ単独で用いても良いし、あるいは二種
以上を併用してもよい。本発明では、特に一般式
(1)、一般式(4)又は一般式(5)で表されるチタ
ン化合物を用いることが好ましく、特に一般式(1)又
は(5)で表される化合物を用いることが好ましい。チ
タン化合物の含有量は特に制限はないが、潤滑油組成物
全量基準で、その下限値は、好ましくは0.01質量
%、より好ましくは0.02質量%、特に好ましくは
0.05質量%である。一方、その上限値は、好ましく
は10質量%、より好ましくは5質量%、特に好ましく
は3質量%である。該チタン化合物の含有量が0.01
質量%未満の場合、伝達トルク容量を高める効果が小さ
く、一方、その含有量が10質量%を超える場合、伝達
トルク容量の更なる向上が見られないだけでなく、溶解
性が悪化するためそれぞれ好ましくない。
【0035】本発明の潤滑油組成物は、前記チタン化合
物を含有させることにより、十分なトルク伝達容量を達
成できるが、さらに高いトルク伝達容量を達成させるた
めには、さらに(F)無灰分散剤を併用することが好ま
しい。さらに(G)金属系清浄剤及び/又は(H)含硫
黄化合物を併用することが好ましく、(F)無灰分散剤
と(G)金属系清浄剤及び/又は(H)含硫黄化合物と
を併用することが更に好ましい。
【0036】(F)無灰分散剤 無灰分散剤としては、潤滑油用の無灰分散剤として通常
用いられる任意の化合物が使用可能であるが、例えば炭
素数40〜400のアルキル基又はアルケニル基を分子
中に少なくとも1個有する含窒素化合物又はその誘導
体、アルケニルコハク酸イミドの変性品等が挙げられ
る。このアルキル基又はアルケニル基は、直鎖状でも分
枝状でもよいが、好ましいものとしては、具体的には、
プロピレン、1−ブテン、イソブチレン等のオレフィン
のオリゴマーやエチレンとプロピレンのコオリゴマーか
ら誘導される分枝状アルキル基や分枝状アルケニル基等
が挙げられる。このアルキル基又はアルケニル基の炭素
数は40〜400、好ましくは60〜350である。ア
ルキル基又はアルケニル基の炭素数が40未満の場合は
化合物の潤滑油基油に対する溶解性が低下し、一方、ア
ルキル基又はアルケニル基の炭素数が400を越える場
合は、潤滑油組成物の低温流動性が悪化するため、それ
ぞれ好ましくない。
【0037】このような含窒素化合物としては、具体的
には、例えば、ポリブテニルコハク酸イミド、ポリブテ
ニルアミン、ポリブテニルベンジルアミン等が挙げられ
る。含窒素化合物の誘導体としては、具体的には、例え
ば、前述の含窒素化合物に炭素数2〜30のモノカルボ
ン酸(脂肪酸等)やシュウ酸、フタル酸、トリメリット
酸、ピロメリット酸等の炭素数2〜30のポリカルボン
酸を作用させて、残存するアミノ基及び/又はイミノ基
の一部又は全部を中和したり、アミド化した、いわゆる
酸変性化合物;前述の含窒素化合物にホウ酸を作用させ
て、残存するアミノ基及び/又はイミノ基の一部又は全
部を中和したり、アミド化した、いわゆるホウ素変性化
合物;前述の含窒素化合物に硫黄化合物を作用させた硫
黄変性化合物;及び前述の含窒素化合物に酸変性、ホウ
素変性、硫黄変性から選ばれた2種以上の変性を組み合
わせた変性化合物等が挙げられる。本発明の潤滑油組成
物には、上記(F)無灰分散剤の中から任意に選ばれた
1種類あるいは2種類以上の化合物を任意の量で含有さ
せることができるが、通常その含有量は、潤滑油組成物
全量基準で0.1〜10質量%、好ましくは0.5〜8
質量%である。
【0038】(G)金属系清浄剤 金属系清浄剤としては、潤滑油用の金属系清浄剤として
通常用いられる任意の化合物、例えば、ナトリウムやカ
リウムなどのアルカリ金属又はカルシウム、マグネシウ
ム等アルカリ土類金属のスルホネート、フェネート、サ
リシレート、ナフテネート等を単独あるいは2種類以上
組み合わせて使用することができるが、高いトルク伝達
容量を達成するためには金属系清浄剤としてカルシウム
又はマグネシウムのスルホネート、フェネート、サリシ
レートを単独あるいは2種以上組み合わせて用いること
が望ましい。(G)金属系清浄剤の全塩基価は、特に制
限はなく、0〜500mgKOH/gのものが使用で
き、要求される潤滑油の性能に応じて任意に選択するこ
とができるが、高いトルク伝達容量を確保するために
は、その全塩基価の好ましい下限値は、100mgKO
H/g、より好ましくは150mgKOH/g、特に好
ましくは200mgKOH/gであり、一方その全塩基
価の好ましい上限値は、400mgKOH/g、より好
ましくは350mgKOH/g、特に好ましくは300
mgKOH/gである。これらの全塩基価を示す金属系
清浄剤のうち、アルカリ土類金属炭酸塩及び/又はアル
カリ土類金属ホウ酸塩を分散させたアルカリ土類金属ス
ルホネート、アルカリ土類金属サリシレートが特に高い
トルク伝達容量を示すことから好ましく使用できる。な
お、全塩基価とは、JIS K2501「石油製品及び
潤滑油−中和価試験法」の7.に準拠して測定される過
塩素酸法による全塩基価を意味する。
【0039】本発明の潤滑油組成物における(G)金属
系清浄剤の含有量は、特に制限はなく、要求される潤滑
油の性能に応じて任意に選択することができる。高いト
ルク伝達容量を確保するためには、その含有量の好まし
い下限値は0.001質量%、より好ましくは0.01
質量%、特に好ましくは0.05質量%であり、一方そ
の含有量の好ましい上限値は、10質量%、より好まし
くは5質量%、特に好ましくは3質量%である。(G)
金属系清浄剤の含有量が0.001質量%未満である場
合、前記チタン化合物との相乗効果が期待できず、一
方、(G)金属系清浄剤の含有量が10質量%を超える
場合、前記チタン化合物とのさらなる相乗効果が見られ
ないため、それぞれ好ましくない。
【0040】(H)含硫黄化合物 含硫黄化合物としては、潤滑油用の極圧添加剤として通
常用いられる任意の硫黄化合物が使用可能であり、例え
ば、チオホスフェート類、スルフィド類、硫化オレフィ
ン類、硫化油脂類、硫化エステル類、チオカーボネート
類、チオカーバメート類等及びこれらの中から任意に選
ばれた2種以上の混合物等が挙げられる。前記チタン化
合物と併用することによって、あるいは前記チタン化合
物及び(G)金属系清浄剤と併用することによって特に
高トルク容量を発揮するものは、ジチオホスフェート
類、ジチオジスルフィド類、硫化オレフィン類、硫化油
脂類等の含硫黄化合物及びこれらの任意混合物である。
含硫黄化合物の好ましい例としては、ジアキルジチオホ
スフェート類、ジアリールジチオホスフェート類、ジア
ルキルジスルフィド類、ジアリールジスルフィド類、ジ
アルキルチオホスファイト、及びトリアルキルチオホス
フェートなどを挙げることができる。本発明の潤滑油組
成物における(H)含硫黄化合物の含有量は、特に制限
はないが、高いトルク伝達容量を確保するためには、そ
の好ましい下限値は0.001質量%、より好ましくは
0.01質量%、特に好ましくは0.05質量%以上で
あり、一方、その好ましい上限値は10質量%、より好
ましくは5質量%、特に好ましくは3質量%である。
(H)含硫黄化合物の含有量が0.001質量%未満で
ある場合、前記チタン化合物と(H)含硫黄化合物、あ
るいは前記チタン化合物及び(G)金属系清浄剤と
(H)含硫黄化合物との相乗効果が得られず、一方、そ
の含有量が10質量%を超える場合、前記チタン化合物
と(H)含硫黄化合物、あるいは前記チタン化合物及び
(G)金属系清浄剤と(H)含硫黄化合物とのさらなる
相乗効果が見られないため、それぞれ好ましくない。
【0041】本発明の潤滑油組成物は、前記チタン化合
物あるいは前記チタン化合物に更に(F)無灰分散剤、
あるいは(F)無灰分散剤と(G)金属系清浄剤及び/
又は(H)含硫黄化合物とを含有させることにより、よ
り高いトルク伝達容量を有する潤滑油組成物を得ること
ができるが、さらに必要に応じて(I)リン系化合物、
(J)摩擦調整剤、(K)酸化防止剤及び(L)粘度指
数向上剤から選ばれる少なくとも1種の添加剤を含有さ
せることが好ましい。
【0042】(I)リン系化合物 リン系化合物としては、潤滑油用のリン系添加剤として
通常用いられる任意の化合物が使用可能であるが、具体
的には、例えば、リン酸モノエステル類、リン酸ジエス
テル類、リン酸トリエステル類、亜リン酸モノエステル
類、亜リン酸ジエステル類、亜リン酸トリエステル類、
及びこれらのエステル類とアミン類あるいはアルカノー
ルアミン類との塩等が使用できる。(I)リン系化合物
の含有量は特に限定されないが、通常潤滑油組成物全量
基準で、リン元素として0.005〜0.2質量%であ
るのが好ましい。リン元素として0.005質量%未満
の場合は、耐摩耗性に対して効果がなく、0.2質量%
を超える場合は、酸化安定性が悪化するため、それぞれ
好ましくない。
【0043】(J)摩擦調整剤 摩擦調整剤としては、潤滑油用の摩擦調整剤として通常
用いられる任意の化合物が使用可能であるが、例えば、
炭素数6〜30のアルキル基又はアルケニル基を分子中
に少なくとも1個有する、イミド化合物、アミン化合
物、脂肪酸エステル、脂肪酸アミド、及び脂肪酸金属塩
等が挙げられる。イミド化合物としては、炭素数6〜3
0、好ましくは8〜24、特に好ましくは10〜20の
直鎖状若しくは分枝状のアルキル基又はアルケニル基を
有するコハク酸イミド及びそのホウ酸、リン酸、カルボ
ン酸、硫酸等による酸変性化合物が挙げられる。アミン
化合物としては、炭素数6〜30の直鎖状若しくは分枝
状、好ましくは直鎖状の脂肪族モノアミン、直鎖状若し
くは分枝状、好ましくは直鎖状の脂肪族ポリアミン、又
はこれら脂肪族アミンのアルキレンオキシド付加物等が
例示できる。脂肪酸エステルとしては、炭素数7〜31
の直鎖状又は分枝状、好ましくは直鎖状の脂肪酸と脂肪
族1価アルコール又は脂肪族多価アルコールとのエステ
ル等が例示できる。脂肪酸アミドとしては、炭素数7〜
31の直鎖状又は分枝状、好ましくは直鎖状の脂肪酸と
脂肪族モノアミン又は脂肪族ポリアミンとのアミド等が
例示できる。脂肪酸金属塩としては、炭素数7〜31の
直鎖状又は分枝状、好ましくは直鎖状の脂肪酸の、アル
カリ土類金属塩(マグネシウム塩、カルシウム塩等)や
亜鉛塩等が挙げられる。本発明の潤滑油組成物には、上
記(J)摩擦調整剤の中から任意に選ばれた1種類ある
いは2種類以上の化合物を任意の量で含有させることが
できるが、通常その含有量は、潤滑油組成物基準で0.
01〜5.0質量%、好ましくは0.03〜3.0質量
%である。
【0044】(K)酸化防止剤 酸化防止剤としては、フェノール系化合物やアミン系化
合物等、潤滑油に一般的に使用されているものであれば
使用可能である。具体的には、2,6−ジ−tert−
ブチル−4−メチルフェノール等のアルキルフェノール
類;4,4−メチレンビス(2,6−ジ−tert−ブチ
ルフェノール)等のビスフェノール類;フェニル−α−
ナフチルアミン等のナフチルアミン類;ジアルキルジフ
ェニルアミン類;ジ‐2−エチルヘキシルジチオリン酸
亜鉛等のジアルキルジチオリン酸亜鉛類;及び(3,5
−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)脂
肪酸(例えば、プロピオン酸等)と1価又は多価アルコ
ール(例えば、メタノール、オクタデカノール、1,6
−ヘキサジオール、ネオペンチルグリコール、チオジエ
チレングリコール、トリエチレングリコール、及びペン
タエリスリトール等)とのエステル等が挙げられる。本
発明の潤滑油組成物には、上記(K)酸化防止剤の中か
ら任意に選ばれた1種類あるいは2種類以上の化合物を
任意の量で含有させることができるが、通常その含有量
は、潤滑油組成物全量基準で0.01〜5.0質量%で
ある。
【0045】(L)粘度指数向上剤 粘度指数向上剤としては、具体的には、各種メタクリル
酸エステルから選ばれる1種又は2種以上のモノマーの
共重合体若しくはその水添物などのいわゆる非分散型粘
度指数向上剤、又はさらに窒素化合物を含む各種メタク
リル酸エステルを共重合させたいわゆる分散型粘度指数
向上剤等が例示できる。その他の粘度指数向上剤の具体
例としては、非分散型又は分散型エチレン‐α‐オレフ
ィン共重合体(α‐オレフィンとしてはプロピレン、1
−ブテン、1−ペンテン等が例示できる)若しくはその
水素化物、ポリイソブチレン若しくはその水添物、スチ
レン‐ジエン共重合体若しくはその水素化物、スチレン
‐無水マレイン酸エステル共重合体及びポリアルキルス
チレン等を挙げることができる。
【0046】上記(L)粘度指数向上剤の分子量は、特
に限定されないが、せん断安定性を考慮して選定するこ
とが必要である。具体的には、粘度指数向上剤の数平均
分子量は、例えば分散型及び非分散型ポリメタクリレー
トの場合では、5,000〜150,000、好ましく
は5,000〜35,000のものが、ポリイソブチレ
ン又はその水素化物の場合は800〜5,000、好ま
しくは1,000〜4,000のものが、エチレン‐α
‐オレフィン共重合体又はその水素化物の場合は800
〜150,000、好ましくは3,000〜12,00
0のものが好ましい。上記(L)粘度指数向上剤の中で
もエチレン‐α‐オレフィン共重合体又はその水素化物
を用いた場合には、特にせん断安定性に優れた潤滑油組
成物を得ることができる。本発明の潤滑油組成物には、
上記(L)粘度指数向上剤の中から任意に選ばれた1種
類あるいは2種類以上の化合物を任意の量で含有させる
ことができるが、通常その含有量は、潤滑油組成物基準
で0.1〜40.0質量%である。
【0047】本発明の潤滑油組成物には、必要に応じ
て、有機ケイ素化合物、有機ホウ素化合物、アルカリ金
属ホウ酸塩若しくはその水和物、その他潤滑油に使用さ
れる任意の添加剤、具体的には、腐食防止剤、防錆剤、
抗乳化剤、金属不活性化剤、消泡剤、及び着色剤等が使
用可能である。
【0048】有機ケイ素化合物としては、例えば、炭素
数2〜30の炭化水素基を有する有機オルトシリケー
ト、該シリケートとポリアミンの縮合物、該シリケート
とポリオールの縮合物等が挙げられる。有機ホウ素化合
物としては、例えば、炭素数2〜30の炭化水素基を有
する有機ボレート、該ボレートとポリアミンの縮合物、
該ボレートとポリオールの縮合物、該ボレートのホスフ
ァイト付加物、メルカプトアルキルボレート等が挙げら
れる。アルカリ金属ホウ酸塩若しくはその水和物として
は、例えば、ホウ酸リチウム水和物、ホウ酸ナトリウム
水和物、ホウ酸カリウム水和物、ホウ酸ルビジウム水和
物、及びホウ酸セシウム水和物などを挙げることができ
る。これらの化合物は金属間摩擦係数を高めるのに効果
的である。有機ケイ素化合物、有機ホウ素化合物、及び
/又はアルカリ金属ホウ酸塩若しくはその水和物の使用
量は、潤滑油組成物全量基準で通常0.001〜10質
量%である。
【0049】腐食防止剤としては、例えば、ベンゾトリ
アゾール系、トリルトリアゾール系、チアジアゾール
系、及びイミダゾール系化合物等が挙げられる。防錆剤
としては、例えば、石油スルホネート、アルキルベンゼ
ンスルホネート、ジノニルナフタレンスルホネート、ア
ルケニルコハク酸エステル、及び多価アルコールエステ
ル等が挙げられる。抗乳化剤としては、例えば、ポリオ
キシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンア
ルキルフェニルエーテル、及びポリオキシエチレンアル
キルナフチルエーテル等のポリアルキレングリコール系
非イオン系界面活性剤等が挙げられる。金属不活性化剤
としては、例えば、イミダゾリン、ピリミジン誘導体、
アルキルチアジアゾール、メルカプトベンゾチアゾー
ル、ベンゾトリアゾール又はその誘導体、1,3,4−
チアジアゾールポリスルフィド、1,3,4−チアジア
ゾリル−2,5−ビスジアルキルジチオカーバメート、
2−(アルキルジチオ)ベンゾイミダゾール、及びβ−
(o−カルボキシベンジルチオ)プロピオンニトリル等
が挙げられる。消泡剤としては、例えば、シリコーン、
フルオロシリコール、及びフルオロアルキルエーテル等
が挙げられる。これらの添加剤を本発明の潤滑油組成物
に含有させる場合には、その含有量は潤滑油組成物全量
基準で、腐食防止剤、防錆剤、抗乳化剤ではそれぞれ
0.01〜5質量%、金属不活性化剤では0.005〜
1質量%、消泡剤、着色剤では0.0005〜1質量%
の範囲が通常選ばれる。
【0050】本発明の潤滑油組成物は、特に金属ベルト
式無段変速機に好適に使用されるが、通常の湿式クラッ
チを有する自動変速機や湿式ブレーキ、二輪車用4サイ
クルエンジンの潤滑油に使用することも可能であり、ま
た手動変速機用やガソリンエンジン、ガスエンジン、デ
ィーゼルエンジン等の潤滑油、ギヤ油、油圧作動油、タ
ービン油等にも好適に使用することができる。
【0051】
【実施例】以下に本発明を実施例及び比較例によってさ
らに具体的に説明するが、本発明はこれらの実施例に何
ら限定されるものではない。
【0052】(実施例1〜14、比較例1〜5)水素化
精製鉱油(100℃における動粘度:3.6mm2
s)の基油に、下記表1に示す化合物を添加して本発明
の潤滑油組成物(実施例1〜14)及び比較用の潤滑油
組成物(比較例1〜5)をそれぞれ調製した。
【0053】
【表1】
【0054】上記実施例1〜14及び比較例1〜5の潤
滑油組成物の性能を下記の性能評価試験により評価し
た。 (LFW−1摩擦試験)ASTM D2714に規定さ
れる試験条件に準拠して以下に示す条件でLFW-1摩
擦試験を行った。各すべり速度において計測された摩擦
力から摩擦係数を求めた。結果を図1〜図4に示す。 リング :Falex S−10 Test Ring
(SAE 4620 Steel) ブロック:Falex H−60 Test Bloc
k(SAE 01 Steel) 試験油温:110℃ 試験荷重:250lb すべり速度:0〜100cm/s
【0055】図1〜図4に示す結果から、(A)、
(B)、(C)、(D)、及び(E)のチタン化合物を
含有する本発明の潤滑油組成物(実施例1〜14)は、
チタン化合物を含まない組成物(比較例1〜5)に比べ
伝達トルク容量の指標となる金属間摩擦係数が十分高い
性能を与えることがわかる。特に本発明の潤滑油組成物
(実施例4、6、8及び9)のように、チタン化合物に
さらに(H)含硫黄化合物、又は(G)金属系清浄剤を
併用すると金属間摩擦係数が相乗的に高くなることがわ
かる。また(F)無灰分散剤を併用する組成物(実施例
2〜14)は(F)無灰分散剤を含有しない場合より
も、金属間摩擦係数が高くなることから、(F)無灰分
散剤との相乗効果も認められる。さらに、潤滑油組成物
の酸化安定性を高め、粘度特性を調整し、湿式摩擦材の
摩擦特性を調節して実用性を高めるために、(I)りん
化合物、あるいは(J)摩擦調整剤、(K)酸化防止剤
及び(L)粘度指数向上剤も添加した実施例13及び1
4においても、金属間摩擦係数は十分に高い水準を維持
している事が分かる。なお、(F)無灰分散剤のみを基
油に配合した潤滑油組成物(比較例1)の試験では試験
片の焼付きが発生した。
【0056】
【発明の効果】本発明の潤滑油組成物を用いることによ
り、金属間摩擦係数を高めることができる。従って、十
分な伝達トルク容量を確保できるためより大型の自動車
への金属ベルト式無段変速機の搭載も可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1〜6及び比較例1〜4の摩擦試験にお
けるすべり速度と摩擦係数との関係を示すグラフであ
る。
【図2】実施例7〜9及び比較例1〜3の摩擦試験にお
けるすべり速度と摩擦係数との関係を示すグラフであ
る。
【図3】実施例10、11及び比較例1、2の摩擦試験
におけるすべり速度と摩擦係数との関係を示すグラフで
ある。
【図4】実施例12〜14及び比較例1、5の摩擦試験
におけるすべり速度と摩擦係数との関係を示すグラフで
ある。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C10M 137/10 C10M 137/10 A // C10N 10:08 C10N 10:08 30:02 30:02 30:04 30:04 30:06 30:06 30:10 30:10 40:04 40:04 Fターム(参考) 4H104 BB02C BB04C BE02C BH04C BH07C DA02A EB05 EB07 EB08 EB09 FA04 LA01 LA02 LA03 LA05 PA03

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 潤滑油基油に下記(A)、(B)、
    (C)、(D)及び(E)からなる群より選ばれる少な
    くとも1種のチタン化合物が含有されてなることを特徴
    とする潤滑油組成物。 (A)一般式(1)で表される有機オルトチタネート Ti(OR114 (1) (一般式(1)において、R11は炭素数2〜30の炭化
    水素基を示す。)(B)一般式(2)で表される有機オ
    ルトチタネート・ポリアミン縮合物 (R21O)xTi-[(NHCp2pqNHR22]4-x (2) (一般式(2)において、R21及びR22はそれぞれ個別
    に炭素数1〜30の炭化水素基を示し、pは1〜36の
    整数を示し、qは1〜4の整数を示し、xは0〜3の整
    数を示す。) (C)一般式(3)で表される有機オルトチタネート・
    ポリオール縮合物 (R31O)yTi−[(OR32(OH)rs−OH]4-y (3) (一般式(3)において、R31は炭素数1〜30の炭化
    水素基を示し、R32は炭素数2〜36の炭化水素基を示
    し、rは0〜2の整数を示し、sは1〜4の整数を示
    し、yは0〜3の整数を示す。) (D)一般式(4)で表されるチタンホスフェート 【化1】 (一般式(4)において、R41、及びR42は、それぞれ
    個別に炭素数1〜30の炭化水素基を示し、R43は炭素
    数2〜30の炭化水素基を示し、zは0〜3の整数を示
    す。) (E)一般式(5)で表されるチタンチオホスフェート 【化2】 (一般式(5)において、R51、及びR52は、それぞれ
    個別に炭素数1〜30の炭化水素基を示し、R53は炭素
    数2〜30の炭化水素基を示し、wは0〜3の整数を示
    す。X1、X2、X3及びX4はそれぞれ個別に酸素又はイ
    オウ元素であり、かつこれらの少なくとも1つがイオウ
    元素を示す。)
  2. 【請求項2】 さらに(F)無灰分散剤が含有されてな
    ることを特徴とする請求項1に記載の潤滑油組成物。
  3. 【請求項3】 さらに(G)金属系清浄剤及び/又は
    (H)含硫黄化合物が含有されてなることを特徴とする
    請求項1又は2に記載の潤滑油組成物。
  4. 【請求項4】 さらに、(I)リン系化合物、(J)摩
    擦調整剤、(K)酸化防止剤及び(L)粘度指数向上剤
    から選ばれる少なくとも1種の添加剤が含有されてなる
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかの項に記載
    の潤滑油組成物。
  5. 【請求項5】 金属ベルト式無段変速機用であることを
    特徴とする請求項1乃至4のいずれかの項に記載の潤滑
    油組成物。
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