JP2002302121A - 構造体 - Google Patents

構造体

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JP2002302121A
JP2002302121A JP2001108544A JP2001108544A JP2002302121A JP 2002302121 A JP2002302121 A JP 2002302121A JP 2001108544 A JP2001108544 A JP 2001108544A JP 2001108544 A JP2001108544 A JP 2001108544A JP 2002302121 A JP2002302121 A JP 2002302121A
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Japan
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plate
inner cylinder
outer cylinder
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shaped member
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JP2001108544A
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Inventor
Takashi Kuwajima
隆 桑島
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Sumitomo Seika Chemicals Co Ltd
Futawa Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Seika Chemicals Co Ltd
Futawa Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】過不足のない強度を有し、多品種少量ロットで
も安価かつ容易に製造、補修できるパレット、建材、間
仕切り等として利用される構造体を提供する。 【解決手段】板状部材1の一面1aに互いに間隔をおいて
配置される複数の支柱4は、外筒部材と、外筒部材に同
軸状に挿入される内筒部材と、両筒部材の軸方向相対移
動を外筒部材への内筒部材の挿入動作により解除可能に
阻止する固定機構とを有する。板状部材1の開口部に、
外筒部材は一面1a側から挿入され、内筒部材は他面1b側
から挿入されると共に外筒部材に挿入状態となること
で、それぞれ板状部材1に対する径方向相対移動が阻止
される。外筒部材の外周から張り出す外筒側フランジと
内筒部材の外周から張り出す内筒側フランジとの間に板
状部材1が配置されることで、板状部材1に対する支柱
4の軸方向相対移動が阻止される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば荷の載置用
パレット、壁や床等を構成するための建材、イベント会
場等でスペースを区画するための簡易間仕切り等として
利用できる構造体に関する。
【0002】
【従来の技術】荷の載置用パレットは、荷を載置する板
状部材と、その板状部材における荷の載置面とは反対側
の一面に互いに間隔をおいて配置される複数の支柱とを
備える構造を有し、各支柱の間の空間にフォークリフト
のフォーク等を挿入することが可能とされている。ま
た、壁や床等の建材や簡易な間仕切り等においては、必
要な厚さを確保するために、一対の板状部材の間にスぺ
ーサを介在させる構造が採用されている。このようなパ
レット、建材、間仕切り等として利用されている構造体
は、合成樹脂材、紙材、木材により主構成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の構造体における
板状部材と支柱とは、一体成形されたり、金属質の締結
具により連結されている。しかし、サイズが異なる互い
に多品種少ロットの製品を製造する場合、板状部材と支
柱とを一体成形すると製造コストが増大する。また、板
状部材と支柱とを一体成形すると、一部分が破損した場
合でも構造体全部を交換する必要があり、補修コストが
増大する。さらに、そのような構造体の強度は支柱の位
置や数に応じて定まるが、その位置や数を従来の構成で
は容易に変更できないため、必要以上の強度を有する過
剰品質になるという問題がある。特に合成樹脂材により
構造体を一体的に成形する場合、高度の成形技術と設備
が必要で初期の金型製作費用に莫大な投資を必要とする
ため、多品種少ロット製品を製作するのは価格面から困
難である。また、紙材により構造体を一体的に成形する
場合、紙粉の発生があって作業環境に衛生面から悪影響
を及ぼし、耐水性に劣り、木材資源の保護という自然環
境保全上の問題がある。木材の構造体では板状部材と支
柱とを釘やボルト等により連結しているが、軽量化が難
しく、耐水性に劣り、木粉の発生があり、ササクレが発
生するために作業者は取り扱いに注意を要し、さらに木
材資源の保護という自然環境保全上の問題がある。ま
た、害虫駆除が必要な木材は価格的にも高くつく。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、板状部材と、
その板状部材の一面に互いに間隔をおいて配置される複
数の支柱とを備える構造体に適用される。本発明におけ
る各支柱は、外筒部材と、この外筒部材の一端側に同軸
状に挿入される内筒部材と、その外筒部材と内筒部材と
の軸方向相対移動を、その外筒部材への内筒部材の挿入
動作により解除可能に阻止する固定機構とを有する。そ
の外筒部材は、その板状部材に形成された開口部に、そ
の板状部材の一面側から挿入されることで、板状部材に
対する径方向相対移動が阻止される。その内筒部材は、
その板状部材に形成された開口部に、その板状部材の他
面側から挿入されると共に外筒部材に挿入された状態と
なることで、板状部材に対する径方向相対移動が阻止さ
れる。その外筒部材は外周から張り出す外筒側フランジ
を有する。その内筒部材は外周から張り出す内筒側フラ
ンジを有する。その板状部材が外筒側フランジと内筒側
フランジとの間に配置されることで、その板状部材に対
する支柱の軸方向相対移動が阻止される。本発明の構造
体は、板状部材に形成された開口部に外筒部材と内筒部
材の中の一方を挿入し、外筒部材に内筒部材を挿入する
だけで構成でき、極めて容易に組み立てることができ
る。その板状部材は単純な形状であるためにサイズの如
何に関わらず安価に製造できる。よって、量産される板
状部材と量産される支柱とを連結することで、構造体が
多品種少ロットであっても製造コストを低減できる。ま
た、その支柱の数や位置を容易に変更できるので、要求
される強度や価格に応じた設計を行うことができる。さ
らに、構造体の一部分が破損した場合、その部分を構成
する板状部材または支柱を交換するだけで補修でき、補
修コストを低減できる。
【0005】本発明において、その板状部材の一面に対
向する一面を有する第2の板状部材を備え、各支柱は、
その外筒部材の他端側に同軸状に挿入される第2の内筒
部材と、その外筒部材と第2の内筒部材との軸方向相対
移動を、その外筒部材への第2の内筒部材の挿入動作に
より解除可能に阻止する第2の固定機構とを有し、その
外筒部材は、その第2の板状部材に形成された開口部
に、その第2の板状部材の一面側から挿入されること
で、第2の板状部材に対する径方向相対移動が阻止さ
れ、その第2の内筒部材は、その第2の板状部材に形成
された開口部に、その第2の板状部材の他面側から挿入
されると共に外筒部材に挿入された状態となることで、
板状部材に対する径方向相対移動が阻止され、その外筒
部材は外周から張り出す第2の外筒側フランジを有し、
その第2の内筒部材は外周から張り出す第2の内筒側フ
ランジを有し、その第2の板状部材は、その第2の外筒
側フランジと第2の内筒側フランジとの間に配置される
ことで、その支柱に対する軸方向相対移動が阻止される
のが好ましい。これにより、一対の板状部材の間に支柱
を介在させた構造体を、量産した板状部材と量産した支
柱とを連結することで構成できる。
【0006】前記板状部材と支柱とは合成樹脂製とされ
ているのが好ましい。その板状部材と支柱が合成樹脂製
であることにより、構造体を軽量化し、耐水性を向上
し、衛生面や木材資源の保護上の問題を解決できる。
【0007】前記固定機構は、外筒部材の周壁を貫通す
る開口と、内筒部材の周壁の一部により構成される揺動
片とを有し、その揺動片は、その内筒部材の周壁の残部
により径方向において弾性的に揺動可能に支持され、そ
の揺動片に、径方向外方に突出する突部が形成され、そ
の内筒部材の外筒部材への挿入時に、その突部が外筒部
材の内周面に押されることで、その揺動片は径方向内方
に弾性的に変位し、その突部の前記開口への挿入によ
り、その揺動片は径方向外方に弾性的に復元変位し、そ
の突部が前記開口に挿入されることで、その外筒部材と
内筒部材との軸方向相対移動が阻止されるのが好まし
い。これにより、簡単な構成で確実に外筒部材と内筒部
材との軸方向相対移動を阻止できる。また、その相対移
動の阻止を容易に解除して外筒部材から内筒部材を引き
抜いて分解できる。
【0008】その外筒側フランジは板状部材の一面側に
配置され、その内筒側フランジは板状部材の他面側に配
置され、その外筒側フランジが板状部材の一面に接する
状態で、その外筒部材は前記開口部に挿入される部分を
有するのが好ましい。これにより、外筒部材を板状部材
の開口部に挿入し、外筒側フランジを板状部材の一面に
当接させることで外筒部材と板状部材との位置決めをし
た後に、内筒部材を外筒部材に挿入することができ、組
み立てをより容易に行うことができる。
【0009】本発明の構造体はパレットとして利用され
るのが好ましい。
【0010】
【発明の実施の形態】図1の(1)、(2)、(3)に
示す構造体Aは、第1板状部材1と、その第1板状部材
1の一面1aに対向する一面2aを有する第2板状部材
2と、各板状部材1、2の一面1a、2aに互いに間隔
をおいて配置される複数の支柱4とを備える。
【0011】両板状部材1、2は、本実施形態では矩形
の合成樹脂製とされ、同一形状、同一寸法とされてい
る。図2に示すように、各板状部材1、2には、その一
辺に平行な方向に沿い貫通された通孔5が、その一辺に
直角な辺に沿って並列するように形成されている。
【0012】各支柱4は、本実施形態では合成樹脂製と
され、図3の(1)〜図7に示すように、外筒部材10
と、この外筒部材10の一端側に同軸状に挿入される第
1内筒部材11と、その外筒部材10の他端側に同軸状
に挿入される第2内筒部材12と、その外筒部材10と
第1内筒部材11との軸方向相対移動を、その外筒部材
10への第1内筒部材11の挿入動作により解除可能に
阻止する第1固定機構13と、その外筒部材10と第2
内筒部材12との軸方向相対移動を、その外筒部材10
への第2内筒部材12の挿入動作により解除可能に阻止
する第2固定機構14とを有する。本実施形態では、そ
の第1内筒部材11と第2内筒部材12とは同一形状、
同一寸法とされている。
【0013】その外筒部材10は、本実施形態では円筒
形とされ、外周から張り出す円環状の第1外筒側フラン
ジ10aと第2外筒側フランジ10bとを有し、外筒部
材10と各外筒側フランジ10a、10bは一体成形さ
れている。その第1外筒側フランジ10aは外筒部材1
0の一端から一定距離δ1だけ離れて配置され、その距
離δ1は第1板状部材1の厚さ以下とされている。その
第2外筒側フランジ10bは外筒部材10の他端から一
定距離δ2だけ離れて配置され、その距離δ2は第2板
状部材2の厚さ以下とされている。本実施形態では第1
板状部材1と第2板状部材2とは同一寸法とされている
ので、δ1=δ2とされている。
【0014】その第1内筒部材11は、本実施形態では
円筒形とされ、外周一端から張り出す円環状の第1内筒
側フランジ11aを有し、第1内筒部材11と第1内筒
側フランジ11aは一体成形されている。その第2内筒
部材12は、本実施形態では円筒形とされ、外周一端か
ら張り出す円環状の第2内筒側フランジ12aを有し、
第2内筒部材12と第2内筒側フランジ12aは一体成
形されている。
【0015】図6、図7に示すように、その外筒部材1
0は、第1板状部材1に貫通形成された開口部21に、
その第1板状部材1の一面1a側から挿入されることで
第1板状部材1に対する径方向相対移動が阻止され、第
2板状部材2に貫通形成された開口部22に、その第2
板状部材2の一面2a側から挿入されることで第2板状
部材2に対する径方向相対移動が阻止されている。その
第1内筒部材11は、第1板状部材1に形成された開口
部21に、その第1板状部材1の他面1b側から挿入さ
れると共に外筒部材10に挿入された状態となること
で、第1板状部材1に対する径方向相対移動が阻止され
ている。その第2内筒部材12は、第2板状部材2に形
成された開口部22に、その第2板状部材2の他面2b
側から挿入されると共に外筒部材10に挿入された状態
となることで、第2板状部材2に対する径方向相対移動
が阻止されている。
【0016】その外筒部材10の一端側に第1内筒部材
11が他端側から挿入されることで、第1板状部材1は
第1外筒側フランジ10aと第1内筒側フランジ11a
との間に配置されている。これにより、その第1板状部
材1に対する支柱4の軸方向相対移動が阻止されてい
る。その第1外筒側フランジ10aは第1板状部材1の
一面1a側に配置され、その第1内筒側フランジ11a
は第1板状部材1の他面1b側に配置される。その第1
外筒側フランジ10aは外筒部材10の一端から一定距
離δ1だけ離れて配置されているので、その第1外筒側
フランジ10aが第1板状部材1の一面1aに接する状
態で、その外筒部材10の一端近傍は開口部21に挿入
される。その外筒部材10の他端側に第2内筒部材12
が他端側から挿入されることで、第2板状部材2は第2
外筒側フランジ10bと第2内筒側フランジ12aとの
間に配置されている。これにより、第2板状部材2に対
する支柱4の軸方向相対移動が阻止されている。その第
2外筒側フランジ10bは第2板状部材2の一面2a側
に配置され、その第2内筒側フランジ12aは第2板状
部材2の他面2b側に配置される。その第2外筒側フラ
ンジ10bは外筒部材10の他端から一定距離δ2だけ
離れて配置されているので、その第2外筒側フランジ1
0bが第2板状部材2の一面2aに接する状態で、その
外筒部材10の他端近傍は開口部22に挿入される。こ
れにより、外筒部材10を各板状部材1、2の開口部2
1、22に挿入し、各外筒側フランジ10a、10bを
各板状部材1、2の一面1a、2aに当接させることで
外筒側フランジと各板状部材1、2との位置決めをした
後に、各内筒部材11、12を外筒部材10に挿入する
ことができ、組み立てをより容易に行うことができる。
【0017】上記第1固定機構13は、外筒部材10の
周壁を貫通する一対の開口31と、第1内筒部材11の
周壁の一部により構成される一対の揺動片32とを有す
る。本実施形態においては、各揺動片32は、第1内筒
部材11の周壁に形成された一対の切欠き32aの間に
位置し、各切欠き32aは第1内筒部材11の他端にお
いて開口する。これにより、各揺動片32は、その第1
内筒部材11の周壁の残部により径方向において弾性的
に揺動可能に支持されている。各揺動片32の先端に、
径方向外方に突出する突部32bが形成されている。そ
の第1内筒部材11の外筒部材10への挿入時に、各突
部32bが外筒部材10の内周面に押されることで、各
揺動片32は径方向内方に弾性的に変位し、各突部32
bの上記開口31への挿入により、各揺動片32は径方
向外方に弾性的に復元変位する。各突部32bが上記開
口31に挿入されることで、その外筒部材10と第1内
筒部材11との軸方向相対移動が阻止される。上記第2
固定機構14は、外筒部材10の周壁を貫通する一対の
開口41と、第2内筒部材12の周壁の一部により構成
される一対の揺動片42とを有する。本実施形態におい
ては、各揺動片42は、第2内筒部材12の周壁に形成
された一対の切欠き42aの間に位置し、各切欠き42
aは第2内筒部材12の他端において開口する。これに
より、各揺動片42は、その第2内筒部材12の周壁の
残部により径方向において弾性的に揺動可能に支持され
ている。各揺動片42の先端に、径方向外方に突出する
突部42bが形成されている。その第2内筒部材12の
外筒部材10への挿入時に、各突部42bが外筒部材1
0の内周面に押されることで、各揺動片42は径方向内
方に弾性的に変位し、各突部42bの上記開口41への
挿入により、各揺動片42は径方向外方に弾性的に復元
変位する。各突部42bが上記開口41に挿入されるこ
とで、その外筒部材10と第2内筒部材12との軸方向
相対移動が阻止される。これにより、簡単な構成で確実
に外筒部材10と各内筒部材11、12との軸方向相対
移動を阻止できる。また、その開口31、41から各突
部32b、42bを押して各揺動片32、42を径方向
内方に揺動させることで、その相対移動の阻止を容易に
解除して外筒部材10から各内筒部材11、12を引き
抜いて分解できる。
【0018】なお、その外筒部材10の内周面における
各開口31、41を挟む位置に、ガイド突起51が軸方
向に沿って形成されている。各内筒部材11、12を外
筒部材10に挿入する際に、ガイド突起51を切欠き3
2a、42a内に配置することで、突部32b、42b
と開口31、41との周方向における相対位置を略一致
させることができる。
【0019】上記構造体Aにおいては、各支柱4は互い
に間隔をおいて配置されるので、各支柱4の間に空間を
設けることができる。その空間の大きさをフォークリフ
トのフォークを挿入することができるように設定するこ
とで、構造体Aをパレットとして利用できる。また、そ
の支柱4の数や位置を変化させることで、構造体Aの強
度を変化させることができ、床、壁、間仕切り、パレッ
ト等として利用する場合に、必要充分な強度を容易に得
ることができる。
【0020】上記実施形態によれば、一対の板状部材
1、2の間に支柱4を介在させた構造体Aを、量産した
板状部材1、2と量産した支柱4とを連結することで構
成できる。その構造体Aは、第1板状部材1に形成され
た開口部21に外筒部材10の一端側を挿入し、第2板
状部材2に形成された開口部22に外筒部材10の他端
側を挿入し、その外筒部材10の一端側に第1内筒部材
11を挿入し、その外筒部材10の他端側に第2内筒部
材12を挿入するだけで構成でき、極めて容易に組み立
てることができる。各板状部材1、2は単純な形状であ
るためにサイズの如何に関わらず安価に製造できる。よ
って、量産される支柱4と量産される板状部材1、2と
を連結することで、構造体Aが多品種少ロットであって
も製造コストを低減できる。また、その支柱4の数や位
置を容易に変更できるので、要求される強度や価格に応
じた設計を行うことができる。さらに、構造体Aの一部
分が破損した場合、その部分を構成する板状部材1、2
または支柱4を交換するだけで補修でき、補修コストを
低減できる。また、各板状部材1、2と支柱4が合成樹
脂製であることにより、構造体Aを軽量化し、耐水性を
向上し、衛生面や木材資源の保護上の問題を解決でき
る。
【0021】なお、上記実施形態において、第1内筒側
フランジ11aと第2内筒側フランジ12aの中の少な
くとも一方の表面に、滑り止めのゴムシートを貼り付け
てもよい。また、各板状部材1、2の他面1b、2b側
における各内筒側フランジ11a、12aとの接触部位
を凹ませ、各内筒側フランジ11a、12aが各板状部
材1、2の他面1b、2bから突出しないよういにして
もよい。
【0022】本発明は上記実施形態に限定されない。例
えば、本発明の構造体の用途はパレットに限定されず、
例えば壁や床等を構成するための建材、イベント会場等
でスペースを区画するための簡易間仕切り等としても利
用できる。また、各板状部材や各支柱を合成樹脂以外の
材質としてもよい。さらに、第2板状部材、第2内筒部
材、第2外筒側フランジ、第2固定機構は必須ではな
く、それらのない構造体であってもパレット等として利
用できる。
【0023】
【発明の効果】本発明によれば、製造に際して特殊な設
備や技術を必要とせず、要求に応じた過不足のない強度
を有し、多品種少量ロットでも安価に製造でき、補修を
容易に低コストで行うことができ、軽量で、耐水性に優
れ、衛生面や木材資源の保護上の問題のないパレット、
建材、間仕切り等として利用される構造体を提供でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の構造体の(1)は平面図、
(2)は正面図、(3)は側面図
【図2】本発明の実施形態の構造体における板状部材の
部分斜視図
【図3】本発明の実施形態の構造体における(1)は内
筒部材の部分破断正面図、(2)は外筒部材の部分破断
正面図
【図4】本発明の実施形態の構造体における(1)は内
筒部材の部分破断側面図、(2)は外筒部材の部分破断
側面図
【図5】本発明の実施形態の構造体における(1)は内
筒部材の平面図、(2)は外筒部材の平面図
【図6】本発明の実施形態の構造体における要部の分解
斜視図
【図7】本発明の実施形態の構造体における要部の部分
破断正面図
【符号の説明】
1 第1板状部材 1a 一面 1b 他面 2 第2板状部材 2a 一面 2b 他面 4 支柱 10 外筒部材 10a 第1外筒側フランジ 10b 第2外筒側フランジ 11 第1内筒部材 11a 第1内筒側フランジ 12 第2内筒部材 12a 第2内筒側フランジ 13 第1固定機構 14 第2固定機構 21 開口部 22 開口部 31 開口 32 揺動片 32b 突部 41 開口 42 揺動片 42b 突部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2E162 CD04 CD18 3E063 AA04 BA05 CA03 CA13 CA22 EE06 GG10

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】板状部材と、その板状部材の一面に互いに
    間隔をおいて配置される複数の支柱とを備える構造体に
    おいて、各支柱は、外筒部材と、この外筒部材の一端側
    に同軸状に挿入される内筒部材と、その外筒部材と内筒
    部材との軸方向相対移動を、その外筒部材への内筒部材
    の挿入動作により解除可能に阻止する固定機構とを有
    し、その外筒部材は、その板状部材に形成された開口部
    に、その板状部材の一面側から挿入されることで、板状
    部材に対する径方向相対移動が阻止され、その内筒部材
    は、その板状部材に形成された開口部に、その板状部材
    の他面側から挿入されると共に外筒部材に挿入された状
    態となることで、板状部材に対する径方向相対移動が阻
    止され、その外筒部材は外周から張り出す外筒側フラン
    ジを有し、その内筒部材は外周から張り出す内筒側フラ
    ンジを有し、その板状部材が外筒側フランジと内筒側フ
    ランジとの間に配置されることで、その板状部材に対す
    る支柱の軸方向相対移動が阻止されることを特徴とする
    構造体。
  2. 【請求項2】その板状部材の一面に対向する一面を有す
    る第2の板状部材を備え、各支柱は、その外筒部材の他
    端側に同軸状に挿入される第2の内筒部材と、その外筒
    部材と第2の内筒部材との軸方向相対移動を、その外筒
    部材への第2の内筒部材の挿入動作により解除可能に阻
    止する第2の固定機構とを有し、その外筒部材は、その
    第2の板状部材に形成された開口部に、その第2の板状
    部材の一面側から挿入されることで、第2の板状部材に
    対する径方向相対移動が阻止され、その第2の内筒部材
    は、その第2の板状部材に形成された開口部に、その第
    2の板状部材の他面側から挿入されると共に外筒部材に
    挿入された状態となることで、板状部材に対する径方向
    相対移動が阻止され、その外筒部材は外周から張り出す
    第2の外筒側フランジを有し、その第2の内筒部材は外
    周から張り出す第2の内筒側フランジを有し、その第2
    の板状部材は、その第2の外筒側フランジと第2の内筒
    側フランジとの間に配置されることで、その支柱に対す
    る軸方向相対移動が阻止されることを特徴とする請求項
    1に記載の構造体。
  3. 【請求項3】前記板状部材と支柱とは合成樹脂製とされ
    ている請求項1または2に記載の構造体。
  4. 【請求項4】前記固定機構は、外筒部材の周壁を貫通す
    る開口と、内筒部材の周壁の一部により構成される揺動
    片とを有し、その揺動片は、その内筒部材の周壁の残部
    により径方向において弾性的に揺動可能に支持され、そ
    の揺動片に、径方向外方に突出する突部が形成され、そ
    の内筒部材の外筒部材への挿入時に、その突部が外筒部
    材の内周面に押されることで、その揺動片は径方向内方
    に弾性的に変位し、その突部の前記開口への挿入によ
    り、その揺動片は径方向外方に弾性的に復元変位し、そ
    の突部が前記開口に挿入されることで、その外筒部材と
    内筒部材との軸方向相対移動が阻止される請求項1〜3
    の中の何れかに記載の構造体。
  5. 【請求項5】その外筒側フランジは板状部材の一面側に
    配置され、その内筒側フランジは板状部材の他面側に配
    置され、その外筒側フランジが板状部材の一面に接する
    状態で、その外筒部材は前記開口部に挿入される部分を
    有する請求項1〜4の中の何れかに記載の構造体。
  6. 【請求項6】パレットとして利用される請求項1〜5の
    中の何れかに記載の構造体。
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