JP2002301265A - 回転移動式パズルゲーム装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 （修正有） 【課題】回転移動を応用した新しいパズルゲーム装置を
課題とする。 【解決手段】画面上に規則正しく正三角形の格子模様が
出来る座標データテーブルを作成するステップと、様々
な属性の玉を属性別で同数にした上で乱数により順に抽
出し、座標データテーブルに割り当てるステップと、コ
ントローラの操作によって予め決められた複数の中心座
標と半径から任意に選択を行い、複数の玉を同時に回転
移動させる座標入れ替えステップと、画面上を線で区切
っている最小単位の形の全ての頂点座標に同一属性の玉
が有るか判定する第一の属性判定ステップと、座標入れ
替えステップの実行後に画面上の玉が同一属性の玉で囲
まれているか判定する第二の属性判定ステップと、第一
並びに第二の属性判定ステップの結果に伴つて対象物を
同一属性に変化させるステップとを含むパズルゲーム装
置。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明が属する技術分野】本発明は、コンピュータを利
用したパズルゲーム装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】コンピュータを利用したパズルゲームの
多くは、ある条件によって画面上の物体を消すという事
を目的としていた。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】長期にわたり数々のパ
ズルゲーム装置が考案されてきたが、根本的なゲーム性
である消すという部分に変わりは無く、遊戯者の興趣を
損なう原因となっていた。そこで、本発明の課題は、消
すという事をやめて増やすという方向で娯楽性を高めた
ゲームを考案することにより、ゲーム性に富み遊戯者の
興趣をそそるパズルゲーム装置を提供することにある。

【０００４】

【課題を解決するための手段】本発明のパズルゲーム装
置では、画面全体に敷き詰められた様々な形に最初は属
性が無い状態で、遊戯者は定義された法則に則って、画
面上の玉を回転移動させて、遊戯者の選択した属性を様
々な形に対して増やす事により上記課題を解決してい
る。

【０００５】

【発明の実施の形態】図１は、パズルゲーム装置の構成
図である。１から８迄の各装置はバス線９に接続されて
いる。ＣＰＵ３は最初に起動ＲＯＭ６のプログラムを実
行する。その後にコントローラーの情報を読み取り、デ
ータＲＯＭ８の座標データテーブルと属性データテーブ
ルと頂点座標データテーブルと形属性データテーブルを
参照しながら、プログラムＲＯＭ７の座標入れ替えステ
ップや第一の属性判定ステップや第二の属性判定ステッ
プや対象物を同一属性に変化させるステップを実行し
て、表示すべき画像データを指示する。ＲＡＭ４は表示
用の画像データを一旦格納するものであり、画像処理部
５はＣＰＵ３からの指示にしたがって必要な画像データ
を生成して表示画面１に画像を表示する。本パズルゲー
ム装置内のメモリには、大きく分けて２つのファイルが
格納される。第一のファイル７内には、座標入れ替えス
テップ、第一の属性判定ステップ、第二の属性判定ステ
ップ、対象物を同一属性に変化させるステップ等が記憶
されている。第二のファイル８内には、座標データテー
ブル、属性データテーブル、頂点座標データテーブル、
形属性データテーブル等が記憶されている。図２は、表
示画面の一例を示す図である。表示画面内には、規則正
しく正三角形の格子模様の全ての座標に玉が表示され、
その座標を基に形成された様々な多角形も同時に表示さ
れる。図３は、規則正しく正三角形の格子模様の座標を
基に形成された様々な多角形が画面上に表示された一例
を示す図である。図４は、座標入れ替えステップによ
り、玉Ａ７を中心として玉Ｃ１、玉Ｃ２、玉Ｂ３、玉Ａ
４、玉Ｂ５、玉Ａ６を回転移動させた場合に、第一の属
性判定ステップで多角形ａ１がＡに、多角形ｂ１がＢ
に、多角形ｃ１及びｃ２がＣに、それぞれの属性が変化
する一例を示す図である。図５は、座標入れ替えステッ
プにより、玉Ａ７を中心として玉Ｃ１、玉Ｃ２、玉Ｂ
３、玉Ａ４、玉Ｂ５、玉Ａ６を回転移動させた場合に、
第二の属性判定ステップで玉Ｂ５の属性がＡに変化する
一例を示す図である。図６のフローチャートにしたがっ
て、本プログラムによる動作を説明する。（Ｓ１）ゲー
ム開始時に規則正しく正三角形の格子模様の交点座標を
計算して基礎画面を表示する。（Ｓ２）基礎画面の上に
様々な属性の玉を属性別で同数にした上で乱数により順
に抽出して全ての交点座標に割り当てる。（Ｓ３）予め
決められた複数の中心座標と半径から任意選択を行い、
複数の玉を同時に回転移動させる（Ｓ４）画面上を線で
区切っている最小単位の形の全ての頂点座標に同一属性
の玉が有るか判断を行い、属性の変化が生じる場合は
（Ｓ５）に進み、属性の変化が生じない場合は（Ｓ６）
に進む。（Ｓ５）最小単位の形の属性を玉と同一の属性
に変える。（Ｓ６）玉の座標入れ替えステップの実行後
に画面上の玉が同一属性の玉で囲まれているか判断を行
い、属性の変化が生じる場合は（Ｓ７）に進み、属性の
変化が生じない場合は（Ｓ３）に戻る。（Ｓ７）囲まれ
た玉の属性を囲んだ玉と同一の属性に変える。上記し
た、（Ｓ４）と（Ｓ５）と（Ｓ６）と（Ｓ７）は適宜別
々に変更可能である。したがって、既存の規則に飽きた
場合に新たな規則を設ける事によって、遊戯者には新し
いゲームを提供できるので開発コストも軽減される。

【０００６】

【発明の効果】本発明により、物理的に難しかった回転
移動を画面上で実現する事により、将来的に応用アイデ
アの範囲が広がり、それに付随した多くの機能も実現可
能になり遊戯者に多彩なゲームを提供できる。

【図面の簡単な説明】

【図１】ハードウェアの入出力をソフトウェアにより制
御して画面表示を実現する説明図である。

【図２】正三角形の格子模様に一定の間隔で規則正しく
玉を配置した説明図である。

【図３】正三角形の格子模様の座標を基本頂点とした線
によって成形された様々な形を示した説明図である。

【図４】玉の回転移動により形の属性が変化する一例を
示した説明図である。

【図５】玉の回転移動により玉の属性が変化する一例を
示した説明図である。

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【手続補正書】

【提出日】平成１３年６月２７日（２００１．６．２
７）

【手続補正１】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】図６

【補正方法】追加

【補正内容】

【図６】 本ゲームプログラムによる動作をフローチ
ャートで示した説明図である。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 平面上で規則正しく正三角形の格子模様
   を模った座標データテーブルと、座標データテーブルと
   同一の座標に様々な属性の玉を割り当てた属性データテ
   ーブルと、座標データテーブルの座標を頂点とした線に
   よって成形された様々な形の頂点座標データテーブル
   と、頂点座標データテーブルの形に属性を割り当てた形
   属性データテーブルとを記憶する記憶手段と、座標デー
   タテーブルの任意の頂点、または正三角形の中心座標を
   中心点として、予め決められた複数の回転半径を基に、
   複数の玉の配列を正三角形または正六角形の単位で同時
   に回転移動させる手段と、回転移動後の玉の座標と同一
   の座標を含む形の頂点座標の全てを前記頂点座標データ
   テーブルから検索して抽出し、抽出した全ての頂点座標
   と同一の座標を有する玉の属性を前記属性データテーブ
   ルから検索して抽出し、形を形成する最小単位の全ての
   頂点の属性が同一の場合は対応した形属性データテーブ
   ルの属性を玉の属性と同一に変化させる手段と、回転移
   動後の玉に隣接する全ての玉の属性を前記属性データテ
   ーブルから検索して抽出し、抽出した玉に隣接する同一
   属性の玉が有る場合は隣接する全ての玉を含めて最小単
   位として、最小単位とした全ての座標に隣接する全ての
   玉の属性を前記属性データテーブルから検索して抽出
   し、抽出した全ての属性が同一の場合は最小単位とした
   玉の属性を隣接している玉の属性と同一に変化させる手
   段とを有するゲーム装置。