JP2002300797A - モータ界磁電流異常検出回路 - Google Patents

モータ界磁電流異常検出回路

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JP2002300797A
JP2002300797A JP2001098043A JP2001098043A JP2002300797A JP 2002300797 A JP2002300797 A JP 2002300797A JP 2001098043 A JP2001098043 A JP 2001098043A JP 2001098043 A JP2001098043 A JP 2001098043A JP 2002300797 A JP2002300797 A JP 2002300797A
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JP2001098043A
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Yoichi Shindo
洋一 新藤
Wataru Mochizuki
亘 望月
Kazuhiko Maruta
一彦 丸田
Iwao Tsurubuchi
巌 鶴淵
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Mitsuba Corp
Original Assignee
Mitsuba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 界磁巻線式モータの界磁電流制御回路におけ
る的確な界磁電流異常検出を行うと共に回路を低廉化す
る。 【解決手段】 界磁コイル5に流れる電流を検出し、そ
の検出値に対応する実電流検出値を出力する第2のオペ
アンプ6を設け、界磁コイルと同一抵抗値となる分圧抵
抗R2・R3及びその分圧値に基づいて界磁電流基準値
を発生する第3オペアンプ7を設け、実電流検出値の変
動を界磁電流基準値に対して所定の幅をもって判別して
異常を検出するためのウインドコンパレータ9を設け
る。 【効果】 界磁電流異常検出手段をロジック回路で構成
できるため、回路を低廉化し得るばかりでなく、界磁コ
イルの抵抗値のばらつきを考慮して異常検出を行うこと
ができ、本回路の適用可能な自由度が増大する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、界磁巻線式モータ
に適用されるモータ界磁電流異常検出回路に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来、DCモータには、アーマチュアコ
イルと界磁コイルとを用いて構成された界磁巻線式モー
タがある。また、そのような界磁巻線式モータにおい
て、界磁コイルに流れる電流を検出し、その電流検出値
を用いてフィードバック制御を行うようにしたものがあ
る。
【0003】上記したような界磁巻線式モータの界磁コ
イル電流制御を行う回路の一例を図2に示す。図におい
て、主制御部CPUからの電流指令値が第1オペアンプ
1に入力し、その第1オペアンプ1の出力がPWM制御
回路2を介して制御ロジック回路3に入力している。そ
の制御ロジック回路2により、ブリッジ接続された4つ
のパワー素子FET1〜FET4が各対応するゲート制
御部4a〜4dを介してオン/オフ制御され、そのオン
/オフ制御に応じて界磁コイル5に電流が流れるように
なっている。そして、界磁コイル5に流れる電流を検出
するべくシャント抵抗R1及び第2オペアンプ6からな
るコイル電流検出器が設けられ、その第2オペアンプ6
の出力がフィードバック値として第1オペアンプ1に入
力している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記したような界磁コ
イル電流制御回路にあっては、コイル電流検出器により
検出された電流をフィードバック値として制御を行うよ
うにしていることから、例えばコイル電流検出器が故障
している場合にはその異常を検出し、フィードバック制
御を行わないようにする等のために異常検出回路を設け
ることが望ましい。例えば、図2に示されるようにコイ
ル電流検出器の出力を分岐してフィードバック制御用と
異常検出用との各信号をそれぞれ取り出すことにより、
電流指令値と異常検出用電流値とを主制御部CPUで比
較してコイル電流の異常を検出することが考えられる。
【0005】しかしながら、電流検出値の異常は、コイ
ル異常の場合と検出器異常の場合とのいずれかの場合が
あり、上記従来の回路ではコイル異常の場合に、検出器
が正常であってその正常な検出器により検出された界磁
電流に異常があるため検出電流値が異常になっていると
いう判別をすることができないという問題がある。
【0006】
【課題を解決するための手段】このような課題を解決し
て、界磁巻線式モータの界磁電流制御回路における的確
な界磁電流異常検出を行うと共に回路を低廉化すること
を実現するために、本発明に於いては、界磁巻線式モー
タの界磁コイルに流れる界磁電流を検出するための界磁
電流検出器を有し、前記界磁コイルと同一の抵抗値を有
しかつ前記界磁コイルに印加する電源と同一電源に接続
された疑似コイル抵抗と、前記疑似コイル抵抗に流れる
電流に基づく界磁電流基準値を発生するための界磁電流
基準値発生手段と、前記界磁電流基準値発生手段から発
生した界磁電流基準値に対して前記界磁電流検出器によ
り検出された実電流検出値が所定の幅から外れているこ
とを検出するための界磁電流異常検出手段とを有するも
のとした。
【0007】これによれば、コイル電流検出器で検出し
た実電流検出値と、界磁コイルと同一の抵抗値を有しか
つ同一電源に接続された疑似コイル抵抗に流れる電流に
基づいて界磁電流基準値発生手段から発生される界磁電
流基準値とを比較することにより、実電流検出値の異常
を検出することができると共に、そのような検出回路を
ロジック回路で構成することができるため、回路を低廉
化し得る。
【0008】また、界磁コイルがデューティ制御される
と共に、前記デューティ制御におけるデューティ値と前
記基準電流値とを乗算し、該乗算された値と前記実電流
検出値とを比べることによれば、界磁電流制御において
デューティ制御を行う場合であっても、そのデューティ
値を考慮した的確な異常検出を行うことができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下に添付の図面に示された具体
例に基づいて本発明の実施の形態について詳細に説明す
る。
【0010】図1は、本発明が適用されたモータ界磁電
流異常検出回路を示す図である。なお、従来例で示した
図2の回路と同様の部分については同一の符号を付して
その詳しい説明を省略する。図において、主制御部CP
Uからの電流指令値が第1オペアンプ1に入力し、第1
オペアンプ1の出力がPWM制御回路2を介して制御ロ
ジック回路3に入力し、制御ロジック回路3により各ゲ
ート制御部4a・4b・4c・4dを介して対応する各
パワー素子FET1・FET2・FET3・FET4が
駆動制御される。
【0011】また、各パワー素子FET1〜FET4の
駆動状態の組合せに応じて界磁コイル5に電流が流れ、
その界磁電流を検出するための界磁電流検出器(シャン
ト抵抗R1及び第2オペアンプ6)が設けられている。
そして、第2オペアンプ6の出力が、第1オペアンプ1
に制御のフィードバック値として入力していると共に分
岐して主制御部に実電流検出値として入力するようにな
っている。
【0012】また、界磁コイル電源Vと同一電源Vに疑
似コイル抵抗としての分圧抵抗R2・R3が接続され、
その分圧された電圧を入力する第3オペアンプ7が設け
られている。この分圧抵抗R2・R3による分圧抵抗値
を界磁コイル5の抵抗値と同一に設定しておくことによ
り、第3オペアンプ7には上記界磁電流検出器の第2オ
ペアンプ6への入力電圧と同一の電圧が入力される。
【0013】上記第3オペアンプ7の出力が、アナログ
スイッチ8を介してウインドコンパレータ9に入力して
いる。そのアナログスイッチ8は、上記PWM制御回路
2の出力ラインから分岐されたPWM−デューティ信号
により制御される。そして、アナログスイッチ8の出力
がウインドコンパレータ9を介して主制御部に入力する
ようになっている。
【0014】上記した分圧抵抗R2・R3と第3オペア
ンプ7とにより界磁電流基準値発生手段が構成されてお
り、上記したようにPWM−デューティ信号によりアナ
ログスイッチ8が制御されることから、そのアナログス
イッチ8の出力は、PWM−デューティ制御される界磁
コイル5に流れる界磁電流と同様に変化し得る。また、
第3オペアンプ7の出力は、PWM−デューティ制御の
デューティ値が100%の場合の界磁電流値に相当して
いる。したがって、第3オペアンプ7の出力がアナログ
スイッチ8を介すことにより、界磁コイル5に対するP
WM−デューティ制御に応じた界磁電流基準値がアナロ
グスイッチ8の出力として得られる。
【0015】ここで、界磁コイル5に流れるコイル電流
を考えると、(電源電圧V)×(PWM−デューティ
値)/(コイル抵抗値)で求められ、第1オペアンプ6
からはその電流に応じた電圧値が実電流検出値として出
力される。この実電流検出値は、PWM−デューティ制
御に応じて変化し、上記したように第1オペアンプ1に
フィードバック値として入力していると共に、従来例で
示したように分岐されて主制御部CPUに入力してい
る。
【0016】上記主制御部CPUへ入力する実電流検出
値は、主制御部CPUへの入力手前で分岐されてウイン
ドコンパレータ9に入力し、一方のオペアンプOP1の
しきい値と他方のオペアンプOP2の入力信号として用
いられている。また、ウインドコンパレータ9に入力す
るアナログスイッチ8の出力からなる基準電流検出値
は、ウインドコンパレータ9内の一方のオペアンプOP
1への入力信号と他方のオペアンプOP2におけるしき
い値との両信号として用いられている。そして、ウイン
ドコンパレータ9の出力が主制御部CPUに入力してお
り、そのウインドコンパレータ9の出力の状態を見るこ
とにより実電流検出値が正常であるか否かを判別するこ
とができ、このようにして界磁電流異常検出手段が構成
されている。
【0017】なお、両しきい値間に所定の幅をもたせる
ように各しきい値を設定することにより、界磁電流基準
値に対する実電流検出値が上記幅内で変動する限りにお
いてはウインドコンパレータ9の出力が変化しない。上
記幅を界磁コイル5の抵抗値のばらつきを考慮するよう
に設定することにより、界磁コイルの量産や雰囲気の変
化による抵抗値のばらつきに影響されないで判別を行う
ことができる。
【0018】このようにして構成されたモータ界磁電流
異常検出回路にあっては、正常な場合には、界磁コイル
5の抵抗値変動があっても上記した幅内に収まり、両オ
ペアンプOP1・OP2は共にH(高レベル)となり、
それに応じた電流検出異常判別値が主制御部CPUに入
力する。
【0019】界磁コイル5に異常が生じた場合には実電
流検出値が界磁電流基準値に対して異なる値となる。例
えば界磁コイル5が短絡またはレアショート状態の場合
にはオペアンプOP1がH(高レベル)になりかつオペ
アンプOP2がL(低レベル)となり、それに応じた電
流検出異常判別値が主制御部CPUに入力する。また、
例えば電流検出器(第2オペアンプ6)が故障して高電
圧が出力される異常の場合にはオペアンプOP1がL
(低レベル)になりかつオペアンプOP2がH(高レベ
ル)となり、それに応じた電流検出異常判別値が主制御
部CPUに入力する。
【0020】また、ウインドコンパレータ9の代わりに
図に示されるノードaから信号を取り出し、その取り出
した信号を主制御部CPUに入力することにより、主制
御部CPUでソフト的に異常検出を行うことができる。
【0021】
【発明の効果】このように本発明によれば、界磁コイル
の異常を含めた界磁電流検出系の異常を検出することが
できると共に、その界磁電流異常検出手段をロジック回
路(図示例のウインドコンパレータ9など)で構成する
ことができるため、回路を低廉化し得るばかりでなく、
界磁コイルの抵抗値のばらつきを考慮して異常検出を行
うことができ、本回路の適用可能な自由度が増大する。
また、界磁コイルに対するデューティ制御におけるデュ
ーティ値と界磁電流基準値とを乗算して実電流検出値と
比べることにより、界磁電流制御においてデューティ制
御を行う場合であっても、そのデューティ値を考慮した
的確な異常検出を行うことができ、本回路の適用可能な
自由度がより一層増大する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に基づく界磁巻線式モータの界磁電流制
御回路を示す図。
【図2】従来の界磁電流制御回路を示す図。
【符号の説明】 1 第1オペアンプ 2 PWM制御回路 3 制御ロジック回路 4a・4b・4c・4d ゲート制御部 5 界磁コイル 6 第2オペアンプ 7 第3オペアンプ 8 アナログスイッチ 9 ウインドコンパレータ
フロントページの続き (72)発明者 丸田 一彦 群馬県桐生市広沢町1丁目2681番地 株式 会社ミツバ内 (72)発明者 鶴淵 巌 群馬県桐生市広沢町1丁目2681番地 株式 会社ミツバ内 Fターム(参考) 5G044 AA01 AC01 AD01 AE01 5H571 BB10 CC01 DD02 EE06 GG04 HA09 HC01 HD02 JJ02 LL22 LL45 MM08

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 界磁巻線式モータの界磁コイルに流れる
    界磁電流を検出するための界磁電流検出器を有し、 前記界磁コイルと同一の抵抗値を有しかつ前記界磁コイ
    ルに印加する電源と同一電源に接続された疑似コイル抵
    抗と、前記疑似コイル抵抗に流れる電流に基づく界磁電
    流基準値を発生するための界磁電流基準値発生手段と、
    前記界磁電流基準値発生手段から発生した界磁電流基準
    値に対して前記界磁電流検出器により検出された実電流
    検出値が所定の幅から外れていることを検出するための
    界磁電流異常検出手段とを有することを特徴とするモー
    タ界磁電流異常検出回路。
  2. 【請求項2】 前記界磁コイルがデューティ制御される
    と共に、 前記デューティ制御におけるデューティ値と前記基準電
    流値とを乗算し、該乗算された値と前記実電流検出値と
    を比べるようにしたことを特徴とする請求項1に記載の
    モータ界磁電流異常検出回路。検出回路。
JP2001098043A 2001-03-30 2001-03-30 モータ界磁電流異常検出回路 Pending JP2002300797A (ja)

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