JP2002299975A - デジタルagc装置 - Google Patents

デジタルagc装置

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JP2002299975A
JP2002299975A JP2001103233A JP2001103233A JP2002299975A JP 2002299975 A JP2002299975 A JP 2002299975A JP 2001103233 A JP2001103233 A JP 2001103233A JP 2001103233 A JP2001103233 A JP 2001103233A JP 2002299975 A JP2002299975 A JP 2002299975A
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peak
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agc
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Tatsuhiko Numamoto
竜彦 沼本
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 AGC装置において、デジタル信号処理を用
いて、信号の歪を最小限に抑え、信号の状況に応じて最
適なAGC特性を得ることを目的とする。 【解決手段】 出力デジタルデータのピーク検出をピー
ク検出手段22が実行し、その判定をピーク判定手段2
3が実行し、その結果により目標ゲイン決定手段24が
目標ゲインを決定し、それに応じゲイン設定手段25が
設定したゲイン係数を用いて、乗算手段27が乗算を入
力デジタルデータに行うことで、AGC処理を行う。ま
た、目標ゲイン決定手段24とゲイン設定手段25の制
御を行うことで、最適なゲイン係数を決定することがで
きるので、最適なAGC特性を得ることができる。さら
に、乗算の前にゲイン判定をゲイン判定手段21が行う
ことで、信号の歪を最小限に抑えることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、音声の録音再生を
行う機器などに用いられるデジタルAGC装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来のAGC装置としては、特開平01
−241908に開示されている。そのAGC回路を図
4に示しており、図4に示すように、41はコンパレー
タ、42は比較電圧発生回路、43はバッファアンプ、
44は積分回路、45はコンデンサ、46は検波回路で
ある。このように構成されたAGC回路の動作について
説明する。
【0003】受信装置で受信した信号を検波回路46で
検波し、得た検波信号をコンパレータ41が比較電圧発
生回路42が出力する比較電圧と比較する。そして、コ
ンパレータ41の出力をバッファアンプ43により増幅
しその回路を積分回路44により積分し、積分回路44
のコンデンサ45によりAGC電圧を得る。このAGC
電圧を用いてAGC動作を行う。
【0004】また、デジタルAGC装置が特開平7−2
54831号に開示されている。特開平7−25483
1号のデジタルAGC装置では、入力信号を自乗器、平
滑化部、x-1/2発生器、適応LPFを通すことで被乗算
値を決定し、遅延器で遅延させた入力信号に乗算器にて
乗算することでAGC動作を実現する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開平
01−241908号で開示されているコンデンサを用
いて電圧を積分するようなアナログ回路を用いたAGC
装置では、コンデンサの応答時間によりAGCの特性が
決定され、応答の遅れにより信号が一定期間歪んだまま
になったり、あるいは必要なゲインを得るのに時間がか
かるという欠点を有していた。
【0006】また、特開平7−254831号に開示さ
れているようなデジタルAGC装置では、入力信号のデ
ィレー側で多段の遅延器が必要で、かつ、被乗算値を求
めるために、自乗器、平滑化部、x-1/2発生器、適応L
PFといった手段を使用しなければならない。通常、x
-1/2発生器などは精度の高いROMで構成され、適応L
PFは多段の遅延器を用いなくてはならないので、ハー
ド構成が複雑となり、規模も大きくなってしまうという
欠点を有していた。
【0007】本発明は、上記問題点に鑑み、処理構成が
簡単で、かつ、信号の歪を最小限に抑え、信号の状況に
応じて最適なAGC特性を得ることが可能なデジタルA
GC装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1に記載の発明は、入力されたデジタルデー
タにゲイン係数を乗ずる乗算手段と、前記乗算手段が出
力するデジタルデータの最大値を示すピークデータを検
出するピーク検出手段と、一定時間における前記ピーク
検出手段のピーク検出結果が得られたらピークデータの
大きさを判定するピーク判定手段と、入力されたデジタ
ルデータのレベルより現在のゲイン係数を判定するゲイ
ン判定手段と、前記ピーク判定手段と前記ゲイン判定手
段の判定結果により目標ゲインを決定する目標ゲイン決
定手段と、前記目標ゲイン決定手段が決定した目標ゲイ
ンに応じて前記ゲイン係数の増減を行い新たなゲイン係
数を設定するゲイン設定手段とを備えることを特徴とす
るものである。これにより、信号の歪を最小限に抑え、
信号の状況に応じて最適なAGC特性を得ることができ
る。
【0009】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
のデジタルAGC装置において、前記ゲイン設定手段
は、ゲイン係数を設定する際、目標ゲインに対し、現在
のゲイン設定と目標ゲインの差分を一定値で割った数値
をサンプリング毎に増減することを特徴とするものであ
る。これにより、連続性の高い音声信号であれば、ゲイ
ンの設定の変化量を少なくすることができ、逆に、連続
性の低い音声信号であれば、ゲインの設定の変化量を大
きくするといった制御ができ、最適なAGC動作を行う
ことが可能となる。
【0010】請求項3に記載の発明は、請求項1から2
の何れかに記載の本発明の全部または一部の手段の全部
または一部の機能をコンピュータにより実行させるため
のプログラムおよび/またはデータを記録した媒体であ
って、コンピュータにより処理可能なことを特徴とする
媒体である。
【0011】請求項4に記載の発明は、請求項1から2
の何れかに記載の本発明の全部または一部の手段の全部
または一部の機能をコンピュータにより実行させるため
のプログラムである。
【0012】請求項5に記載の発明は、請求項1から2
の何れかに記載のデジタルAGC装置を備えることを特
徴とする録音再生装置である。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、入力されたデジタルデータにゲイン係数を乗ずる乗
算手段と、前記乗算手段が出力するデジタルデータの最
大値を示すピークデータを検出するピーク検出手段と、
一定時間における前記ピーク検出手段のピーク検出結果
が得られたらピークデータの大きさを判定するピーク判
定手段と、入力されたデジタルデータのレベルより現在
のゲイン係数を判定するゲイン判定手段と、前記ピーク
判定手段と前記ゲイン判定手段の判定結果により目標ゲ
インを決定する目標ゲイン決定手段と、前記目標ゲイン
決定手段が決定した目標ゲインに応じて前記ゲイン係数
の増減を行い新たなゲイン係数を設定するゲイン設定手
段とからなるものであり、入力されたデジタルデータに
対し、出力最大レベルがほぼ一定となるようにゲインを
制御する作用を有する。
【0014】請求項2に記載の発明は、ゲイン設定手段
は、ゲイン係数を設定する際、目標ゲインに対し、現在
のゲイン設定と目標ゲインの差分を一定値で割った数値
をサンプリング毎に増減するようにしたものであり、出
力データの連続性を保ちながら、入力されたデジタルデ
ータに対し、出力最大レベルがほぼ一定になるようにゲ
インを制御する作用を有する。
【0015】(実施の形態1)以下、本発明の実施の形
態について、図1から図3を用いて説明する。
【0016】本発明のデジタルAGC装置の説明に先立
って、録音再生装置全体の説明を図1を用いて行う。図
1は、本発明のデジタルAGC装置を含む録音再生装置
全体のブロック図である。図1において、1はマイクロ
ホン、2はマイクロホン1の出力信号から高域成分を除
去するローパスフィルタ、3は高域除去されたアナログ
信号をデジタルデータに変換するAD変換器、4はDS
P、5は入力されたデジタルデータに対しAGC処理を
施すAGC回路、6は入力されたデジタルデータをAD
PCM形式でエンコードあるいはデコードするADPC
Mコントローラ、7はメモリ、8はAGC回路とADP
CMコントローラ6を制御するCPU、9はデジタルデ
ータをアナログ信号に変換するDA変換器、10はDA
の出力を増幅するスピーカアンプ、11はスピーカであ
る。
【0017】以上のように構成された録音再生装置の動
作について説明する。まず、音声はマイクロホン1によ
り電気信号に変換される。そして、ローパスフィルタ2
に入力される。このローパスフィルタは、AD変換動作
におけるサンプリングフィルタの役割をもつ。ローパス
フィルタにより高域成分が除去された信号は、AD変換
器3に入力される。このようにして、マイクロホン1に
入力された音声は、AD変換器3によりデジタルデータ
に変換される。
【0018】次に、DSP4によりデジタル信号処理が
実行される。入力されたデジタルデータは、AGC回路
5によりAGC処理されて、レベルが一定になるように
処理される。そして、ADPCMコントローラ6に入力
される。ADPCMコントローラは、デジタルデータの
圧縮記録と伸張再生を行い、圧縮記録する信号はメモリ
7に記録される。AGC回路5とADPCMコントロー
ラ6は、CPU8により制御され、動作が実行される。
録音する際は、以上の動作で録音動作が完結する。
【0019】そして、再生の際は、CPU8の制御によ
り、ADPCMコントローラ6がメモリ7に記録された
信号を伸張再生し、元のデジタルデータに復調する。こ
のデジタルデータが、DA変換器9によりアナログ信号
に変換され、スピーカアンプ10により増幅され、スピ
ーカ11を通して音声を再生する。
【0020】以上のような動作により、録音再生装置は
動作する。この録音再生装置においては、マイクロホン
1に入力される音声信号の大小のばらつきをAGC回路
5が吸収することで、最終的にスピーカ11で再生され
る音声の音量は、ばらつきが少ない一定の音量となり、
録音した音声の再現性に優れるという効果を有する。
【0021】次に、AGC回路5について図2を用いて
説明する。図2は、AGC回路の構成を示すブロック図
である。図2において、21は入力されたデジタルデー
タからゲイン係数が大きすぎないか判定を行うゲイン判
定手段、22は出力されるデジタルデータのピーク値を
検出するピーク検出手段、23はピーク検出手段22が
検出したピーク値からピーク値を目標レベルと比較判定
するピーク判定手段、24はゲイン判定手段21とピー
ク判定手段23の結果から目標ゲインを決定する目標ゲ
イン決定手段、25は目標ゲイン決定手段が決定したゲ
インに応じてゲイン係数の設定を行うゲイン設定手段、
26は目標ゲイン決定手段24とゲイン設定手段25の
動作を制御する制御信号入力端、27はゲイン設定手段
25が設定したゲイン係数と入力されたデジタルデータ
を乗算処理する乗算手段である。
【0022】以上のように構成されたAGC回路につい
て動作を説明する。まず、入力されたデジタルデータ
は、ゲイン判定手段21と乗算手段27に入力される。
ゲイン判定手段21での動作は後述する。乗算手段27
において、ゲイン係数とデジタルデータは乗算処理さ
れ、入力デジタルデータに対するゲイン処理が実行さ
れ、出力デジタルデータとなる。
【0023】次に、出力デジタルデータはピーク検出手
段22に入力され、ピーク値が検出される。この検出動
作について図3を用いて説明する。図3は、入力された
デジタルデータのレベルと時間との関係を示す模式図で
ある。図3においては、デジタルデータは、16ビッ
ト、2の補数形式で量子化されたとしている。
【0024】ピーク値の検出動作について、図3を用い
て説明する。まずデジタルデータは、図3に示すように
0レベルをセンターとして+方向と−方向に振幅を持つ
形になる。従って、レベルが0レベルをまたがるときか
ら次に0レベルをまたがるまでに検出された最高レベル
が、ピーク検出値となる。
【0025】図3において、t1では−方向、t2では
+方向にレベルが変化しているので、デジタルデータが
0レベルをまたがったと判断できる。そして次に0レベ
ルをまたがったのは、t4とt5の時間である。この間
の最高レベルはt3の時間におけるレベルであり、これ
がピーク検出値となる。
【0026】同様に、t6とt7で0レベルをまたが
り、t10とt11で0レベルをまたがっているので、
t6からt11間での最高レベルはt8におけるレベル
であることが分かる。
【0027】これらの判定動作を、デジタルデータが入
力される度に行う。
【0028】以上のような動作により、ピーク検出手段
22はピーク値の検出を行うことができる。
【0029】図3では、+方向のデータについてピーク
値の検出動作を説明したが、−方向のデータについて
も、同様にピーク値の検出動作を行うことも可能であ
る。この場合、ピーク値はより数値が低いデータで示さ
れることになる。
【0030】+方向のピーク値と−方向のピーク値を合
わせて判定することにすると、信号に対しより精度の高
いピーク判定結果が得られる効果を有する。
【0031】次に、ピーク判定手段23の動作について
説明する。図3の例では、t3およびt8でピーク値が
検出されているが、一定時間、例えば2秒間におけるピ
ーク値から最大のものを選択し、その大きさを判定し出
力する。図3の場合であれば、t3とt8に得られたピ
ーク値を比較すると、t3に得られたピーク値の方がよ
り大きいと判定される。このようにして、ピーク判定手
段23は複数のピーク値から最大のものを選択する。
【0032】次に、目標ゲイン決定手段24の動作につ
いて説明する。目標ゲイン決定手段24では、出力され
るデジタルデータがダイナミックレンジの一定範囲、例
えば1/2に収まるように目標ゲインを決定する。
【0033】例えば、ピーク判定手段23が出力したピ
ーク値がダイナミックレンジの1/2に対して1.2倍
であれば、現在のゲイン係数を1/1.2倍したゲイン
値を目標ゲインとする。現在のゲイン係数は、ゲイン設
定手段25が設定している最新のゲイン係数である。
【0034】さらに、目標ゲイン決定手段24は、ゲイ
ン設定手段25におけるゲインの増減量も決定する。ゲ
インが高い状態で高いピーク値の判定が得られると、速
やかにゲインを減少するように決定し、ゲインが低い状
態で低いピーク値の判定が得られると、緩やかにゲイン
を増加するように決定する。ここで、緩やかにゲインを
増加させるのは、以後に入力されるであろうデジタルデ
ータへの対応である。
【0035】以上の動作により、目標ゲイン決定手段2
4は、出力デジタルデータのレベルの平均的なレベルが
一定値になるように目標ゲインを決定する。
【0036】次に、ゲイン設定手段25の動作について
説明する。ゲイン設定手段25は、現在のゲイン係数が
目標ゲインに近づくように、1サンプリング毎にゲイン
係数を増減する。1サンプリング毎にゲイン係数を増減
することにより、ゲインが急変し、出力デジタルデータ
の連続性が保たれなくなることがない利点を有すること
ができる。ここで、ゲイン係数を設定する際、目標ゲイ
ンに対し、現在のゲイン設定と目標ゲインの差分を一定
値で割った数値をサンプリング毎に増減すると、出力デ
ジタルデータの連続性をより確実に保つことができる効
果を有することができる。そして、このゲイン係数は乗
算手段27に送られ、次回の乗算で用いられる。
【0037】ここで、制御信号入力端26から目標ゲイ
ン決定手段24とゲイン設定手段25には制御信号が入
力される。図1でのCPU8からの制御信号が相当す
る。この制御信号により、録音される音声の状況、例え
ば音楽のように連続性の高い音声信号か、会話のように
連続性が低い音声信号かにより動作内容を変更すること
ができる。
【0038】もし、連続性の高い音声信号であれば、ゲ
インが急激に変化すると、音声信号の音量のダイナミズ
ムが失われる可能性があるため、ゲインの設定の変化量
を少なくする。また、連続性の低い音声信号であれば、
逆にゲインの設定の変化量を多くすると、音声内容に応
じた最適なAGC特性を得ることができる。
【0039】以上の乗算手段27からゲイン設定手段2
5までの動作は、デジタルデータが入力され、次のデジ
タルデータが入力されるまでの間に1回のサイクルで動
作する。
【0040】次に、ゲイン判定手段21の動作について
説明する。ゲイン判定手段21は、現在のゲイン係数と
入力デジタルデータの大小関係を判定し、出力デジタル
データがダイナミックレンジを越えないかどうかを判定
する。
【0041】ここで、超えると判断するレンジを例え
ば、ダイナミックレンジの90%とする。もし、ゲイン
係数が2であり、デジタルデータが3999h(デジタ
ルデータが16ビットの場合)までなら出力はダイナミ
ックレンジの90%に収まる(7FFFh/2*0.9
=3999hより)ので、ゲイン係数を変更する必要は
ないと判定するが、3999hを超えた場合、ダイナミ
ックレンジを越える可能性があると判定する。越える可
能性があると判定した場合、目標ゲイン決定手段24に
対し、ゲイン係数を速やかに下げるという情報を送信す
る。以上の動作により、信号の歪を最小限に抑えること
ができる。
【0042】以上のように、AGC回路5は動作する。
このAGC回路5の動作によれば、入力されたデジタル
データの大小に応じて、最適なゲインが設定され、出力
デジタルデータのレベルを平均して一定値にすることが
できる。また、DSPなどのデジタル信号処理回路を用
いて簡単に構成することができる利点を有する。
【0043】なお、上記で説明した本発明は、ハードウ
ェアにより実現しても、ソフトウェアにより実現して
も、ハードウェアとソフトウェアを混在させて実現して
も良い。
【0044】また、上述した本発明の全部又は一部の工
程の全部又は一部の動作をコンピュータにより実行させ
るためのプログラムおよび/またはデータを記録した媒
体であり、コンピュータにより読み取り可能且つ、読み
取られた前記プログラムおよび/またはデータが前記コ
ンピュータと協働して前記機能を実行する媒体として実
現してもよい。
【0045】また、上述した本発明の全部又は一部の工
程の全部又は一部の動作をコンピュータにより実行させ
るためのプログラムとして実現しても良い。
【0046】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、デ
ジタルAGC装置を簡単な処理構成で実現でき、かつ、
信号がクリップすると判断される場合、乗算手段におけ
る目標ゲイン決定手段が速やかにゲイン係数を変更する
ことにより、信号の歪を最小限に抑えることができる。
【0047】また、目標ゲイン決定手段における決定内
容を変更することにより、信号の状況に応じて最適なゲ
イン係数を決定することができるので、最適なAGC特
性を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】録音再生装置全体のブロック図
【図2】AGC回路の構成を示すブロック図
【図3】入力されたデジタルデータのレベルと時間との
関係を示す模式図
【図4】従来のAGC回路を示す図
【符号の説明】
1 マイクロホン 2 ローパスフィルタ 3 AD変換器 4 DSP 5 AGC回路 6 ADPCMコントローラ 7 メモリ 8 CPU 9 DA変換器 10 スピーカアンプ 11 スピーカ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力されたデジタルデータにゲイン係数
    を乗ずる乗算手段と、前記乗算手段が出力するデジタル
    データの最大値を示すピークデータを検出するピーク検
    出手段と、一定時間における前記ピーク検出手段のピー
    ク検出結果が得られたらピークデータの大きさを判定す
    るピーク判定手段と、入力されたデジタルデータのレベ
    ルより現在のゲイン係数を判定するゲイン判定手段と、
    前記ピーク判定手段と前記ゲイン判定手段の判定結果に
    より目標ゲインを決定する目標ゲイン決定手段と、前記
    目標ゲイン決定手段が決定した目標ゲインに応じて前記
    ゲイン係数の増減を行い新たなゲイン係数を設定するゲ
    イン設定手段とを備えることを特徴とするデジタルAG
    C装置。
  2. 【請求項2】 前記ゲイン設定手段は、ゲイン係数を設
    定する際、目標ゲインに対し、現在のゲイン設定と目標
    ゲインの差分を一定値で割った数値をサンプリング毎に
    増減することを特徴とする請求項1に記載のデジタルA
    GC装置。
  3. 【請求項3】 請求項1から2の何れかに記載の本発明
    の全部または一部の手段の全部または一部の機能をコン
    ピュータにより実行させるためのプログラムおよび/ま
    たはデータを記録した媒体であって、コンピュータによ
    り処理可能なことを特徴とする媒体。
  4. 【請求項4】 請求項1から2の何れかに記載の本発明
    の全部または一部の手段の全部または一部の機能をコン
    ピュータにより実行させるためのプログラム。
  5. 【請求項5】 請求項1から2の何れかに記載のデジタ
    ルAGC装置を備えることを特徴とする録音再生装置。
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