JP2002299862A - 電子装置のサブラック構造 - Google Patents

電子装置のサブラック構造

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JP2002299862A
JP2002299862A JP2001094160A JP2001094160A JP2002299862A JP 2002299862 A JP2002299862 A JP 2002299862A JP 2001094160 A JP2001094160 A JP 2001094160A JP 2001094160 A JP2001094160 A JP 2001094160A JP 2002299862 A JP2002299862 A JP 2002299862A
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Takeshi Hida
豪 飛田
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Oki Electric Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 耐震性能を向上させた電子装置のサブラック
構造を得る。 【解決手段】 電子装置10のキャビネット102内に
一対の支柱104R、104Lを立設し、取付面104
RA、104LAを後方に向けて配置する。支柱104
R、104Lに取り付けるサブラック12は、前面及び
後面が開口した箱枠状のサブラック本体107とマザー
ボード14で構成される。マザーボード14は、サブラ
ック本体107の後面に配置されて固定ネジ122によ
りサブラック本体107と共に支柱104R、104L
の取付面104RA、104LAに取り付けられる。こ
れにより、面構造物のマザーボード14が支柱104
R、104Lの筋交いとして機能し、連結状態が強固に
なる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電子装置に使用され
るサブラック構造に関する。
【0002】
【従来の技術】一般にキャビネットタイプの電子装置
は、外枠を構成するキャビネット内に、電子機器や各種
回路基板、配線用ケーブル等を搭載するサブラックが複
数配設できる構造となっている。図14〜図16には、
その従来の電子装置とサブラックが示されている。
【0003】図14に示すように、電子装置100は、
前面及び後面が開口した箱状のキャビネット102を備
えており、キャビネット102内の左右側面近傍には、
水平断面をL字型とした一対の支柱104R、104L
が立設されている。支柱104R、104Lは、前方に
向けられた取付面104RA、104LAが同一面とな
るよう配置されており、その各面には、複数のネジ孔1
05が縦方向に所定間隔で形成されている。また、対向
する内側面104RB、104LBの間に、サブラック
106が配置されるようになっている。
【0004】サブラック106は、図15及び図16に
示すように、対向して上下に配置されるトップパネル1
08とベースパネル110に、左右からサイドパネル1
12R、112Lがそれぞれ4本のネジ114により取
り付けられて箱枠状に組み立てられたサブラック本体1
07を備えている。サイドパネル112R、112L
は、水平断面がL字型で、前面側に、各々外方(左右側
方)に突出する取付板112RA、112LAを配置さ
せており、この取付板112RA、112LAの前面が
サブラック本体107の開口した前面にほぼ揃えられて
いる。さらに取付板112RA、112LAには、それ
ぞれ2個の取付孔116が縦方向に所定間隔で形成され
ている。
【0005】また、開口したサブラック本体107の後
面は、矩形のマザーボード118が取り付けられて塞が
れている。このマザーボード118は、四隅近傍に形成
された貫通孔120がネジ114によりトップパネル1
08とベースパネル110に取り付けられることで、サ
ブラック本体107の後面に固定されるようになってい
る(図16参照)。
【0006】そして、これらサブラック本体107とマ
ザーボード118から構成されるサブラック106を、
支柱104R、104Lに取り付けるには、図17
(A)に示すように、サブラック106をマザーボード
118側からキャビネット102内に挿入して、支柱1
04R、104Lの内側面104RB、104LBの間
に配置し、図17(B)及び図14に示すように、取付
板112RA、112LAの各取付孔116に固定ネジ
122を挿通し、取付面104RA、104LAのネジ
孔105に螺合させて取り付ける。なお、図示は省略し
たが、キャビネット102の前面及び後面は、必要に応
じパネル等を装着することで開口部を閉止できるように
なっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述した従来
のサブラック106は、支柱104R、104Lへの取
付面側に位置する前面が開口しているため、前面側での
剛性が低い。したがって、サブラック106は電子装置
100を構成する構造物の一部でありながら、支柱10
4R、104Lの支持及び装置全体への強度的な寄与が
少ない。また、サブラック106が多く搭載されると、
重量の増加により、支柱104R、104L及びキャビ
ネット102の耐震性能が低下する問題もある。
【0008】一方、その強度不足を補うために、支柱1
04R、104Lやキャビネット102、あるいはサブ
ラック本体107を構成する各パネルについて、板厚を
増やすなどの改良を加えることもできる。しかしその場
合、装置全体の重量が増加して、電子装置の搬送や設置
作業での負担が大きくなる弊害を生じ、また製造コスト
の上昇も招くため、妥当な解決策ではない。
【0009】本発明は上記事実を考慮して、装置全体の
重量を大幅に増やすことなく、簡単な構造により耐震性
能を向上させた電子装置のサブラック構造を提供するこ
とを課題とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、箱状に形成されたキャビネットと、前記キャビネッ
ト内に所定間隔で立設され、後端部に取付面が形成され
た一対の支柱と、前記一対の支柱の間に配置され、前面
及び後面を開口した箱枠状に形成されるとともに左右側
面の後端部に突設された取付部が前記取付面に取り付け
られるサブラック本体と、前記サブラック本体の後面に
側端部近傍が取り付けられる基板と、を有することを特
徴としている。
【0011】請求項1に記載の発明では、箱状に形成さ
れたキャビネット内に、例えば水平断面がL字型やコ字
状、あるいは角柱形状等とされた一対の支柱が所定間隔
で立設される。この一対の支柱の間に配置されるサブラ
ック本体は、前面及び後面が開口した箱枠状に形成さ
れ、左右側面の後端部に設けられた取付部が、各支柱の
後端部に形成された取付面にネジ止め等で取り付けられ
る。さらにサブラック本体の後面には、例えば、配線用
のマザーボード等の基板をネジ止め等により取り付け
る。さらにここでは、少なくとも基板の側端部近傍を固
定するようにする。
【0012】このように、サブラック本体の後面側を取
付部を介して左右の支柱に取り付け、その後面に基板の
側端部近傍を取り付けることで、面構造物の基板が支柱
間で筋交いとして機能し、支柱の連結状態は強固にな
る。またサブラックに搭載する電子機器等は、開口して
いるサブラック本体の前面から従来と同様に内部に設置
することができる。
【0013】したがって、地震等により電子装置に振動
が加わった場合、装置全体の横方向の揺れ、あるいは変
形等に対する抑制効果が高められる。またサブラックが
複数搭載されると、支柱を支える基板数が増えて剛性が
より高められる。これにより、支柱やサブラック本体等
の板厚を増やさなくても、簡単な構造により電子装置の
耐震性能を向上することができる。
【0014】請求項2に記載の発明は、箱状に形成され
たキャビネットと、前記キャビネット内に立設され、水
平断面が略コ字状とされて後方に向けられた取付面に矩
形の開口部が形成された支柱と、前記支柱の開口部に挿
入され、前面及び後面を開口した箱枠状に形成されると
ともに左右側面の後端部に突設された取付部が前記取付
面に取り付けられるサブラック本体と、前記サブラック
本体の後面に側端部近傍が取り付けられる基板と、を有
することを特徴としている。
【0015】請求項2に記載の発明では、箱状に形成さ
れたキャビネット内に、水平断面が略コ字状の支柱を立
設する。支柱は、対向した側壁部間に位置する中央壁部
の外面を取付面として後方に向けており、その取付面に
は矩形の開口部を形成する。開口部には、前面及び後面
が開口した箱枠状のサブラック本体を挿入して、サブラ
ック本体の左右側面後端部に設けた取付部を取付面にネ
ジ止め等で取り付ける。さらにここでも、請求項1と同
様、サブラック本体の後面に、少なくとも基板の側端部
近傍をネジ止め等により取り付ける構成とする。
【0016】これにより、電子機器等をサブラックの前
面側から搭載可能としながらも、サブラック本体は基板
に補強された後面側での剛性が高められ、支柱について
は、開口部によって低下する剛性が補われる。したがっ
て、各構造部材の板厚を増やすことなく、簡単な構造に
より電子装置の耐震性能を向上することができる。
【0017】請求項3に記載の発明は、請求項1又は請
求項2記載の電子装置のサブラック構造において、前記
基板は、前記サブラック本体の取付部側に突出された側
端部がネジにより前記取付面に取付部と共に共締めされ
ることを特徴としている。
【0018】請求項3に記載の発明では、基板の側端部
をサブラック本体の取付部側に突出させ、その側端部を
ネジにより支柱の取付面にサブラック本体の取付部と共
に共締めすることで、請求項1の場合では、左右の支柱
が基板により直接連結され、請求項2では、開口部側方
の取付面部分が基板により直接連結されて、共に、支柱
と基板が一体化した構造となる。これにより、支柱の剛
性がさらに高められる。
【0019】請求項4に記載の発明は、請求項1又は請
求項2記載の電子装置のサブラック構造において、前記
基板は、前記サブラック本体の取付部側に突出された側
端部に係合部を有し、前記係合部が前記取付面に設けら
れた被係合部に係合して取り付けられることを特徴とし
ている。
【0020】請求項4に記載の発明では、基板の側端部
をサブラック本体の取付部側に突出させ、その側端部に
設けた係合部を、取付面に設けられた被係合部に係合さ
せて取り付けることにより、ネジ等を用いる場合よりも
取り付けが簡単になる。また、例えば、側端部の係合部
を貫通孔とし、この貫通孔が圧入されて係合する軸を取
付面の被係合部にするなどとすれば、基板の位置ずれや
組み立て寸法誤差等が抑えられるとともに、基板と支柱
の結合力が強められることで基板のアース強化にも繋が
る。
【0021】請求項5に記載の発明は、請求項1又は請
求項2記載の電子装置のサブラック構造において、前記
基板は前記サブラック本体の後面と同形状とされ、前記
側端部近傍に加えて上下端部近傍が取り付けられること
を特徴としている。
【0022】請求項5に記載の発明では、基板をサブラ
ック本体の後面と同形状にして、基板の側端部近傍に加
え上下端部近傍もネジ等によりサブラック本体の後面に
取り付けることで、基板がサブラック本体の後面に強固
に固定される。これにより、サブラック本体の後面側の
剛性がより高くされ、耐震性能が向上する。また、基板
単体での交換にも容易に対応することができる。
【0023】請求項6に記載の発明は、請求項1〜請求
項5の何れか1項記載の電子装置のサブラック構造にお
いて、前記基板の裏面に金属板が設けられていることを
特徴としている。
【0024】請求項6に記載の発明では、基板の裏面に
金属板を設けることで、基板の強度アップが図られて電
子装置の耐震性能がさらに向上する。また、電子装置の
作動により発熱する基板の放熱作用も促進される。
【0025】
【発明の実施の形態】[第1の実施形態]以下、図面を
参照して本発明の実施の形態を説明する。ただし、本実
施の形態では従来の技術と同じ構成が多いため、同一構
成部品について同一符合を付してその説明を省略する。
図1には本発明の第1の実施形態に係る電子装置を前方
から見た斜視図が示されており、図2には後方から見た
斜視図が示されている。また図3及び図4には、電子装
置に搭載されるサブラックを後方から見た斜視図が示さ
れている。なお、以下の説明に用いる左右方向は、前方
から見た場合(正面視)を基準としている。
【0026】図示のように、本実施形態の電子装置10
では、キャビネット102内に所定間隔で立設された一
対の支柱104R、104Lは、同一面を構成している
取付面104RA、104LAが後方に向けられて配置
されている。
【0027】サブラック12は、トップパネル108、
ベースパネル110、サイドパネル112R、112L
がネジ114により箱枠状に組み立てられた従来と同じ
構成のサブラック本体107と、サブラック本体107
に取り付けられるマザーボード14とで構成されてい
る。ただしここでは、サブラック本体107の前後の向
きが従来の向きとは反対にされており、サイドパネル1
12R、112Lに設けられた取付板112RA、11
2LA側の開口がサブラック本体107の後面107A
となる。
【0028】サブラック本体107の後面107Aに取
り付けられるマザーボード14は、左右の側端部14
R、14Lが後面107Aよりも側方に突出して幅寸法
が取付板112RA、112LAの外幅寸法に合わせら
れており、その側端部14R、14Lには、各取付孔1
16との対応位置にそれぞれ貫通孔16が形成されてい
る。またマザーボード14の高さ寸法は、従来と同じ
く、サブラック本体107の高さ寸法に揃えられてい
る。
【0029】そして、サブラック12を支柱104R、
104Lに取り付けるには、図5(A)に示すように、
キャビネット102の後方からサブラック本体107の
前面側を挿入して、支柱104R、104Lの内側面1
04RB、104LBの間にサブラック本体107を配
置し、サブラック本体107の後面107Aにマザーボ
ード14を重ね合わせる。さらに、図5(B)に示すよ
うに、マザーボード14の各貫通孔16と取付板112
RA、112LAの各取付孔116に固定ネジ122を
挿通し、取付面104RA、104LAのネジ孔105
に共締めして取り付ける。
【0030】これにより、マザーボード14が支柱10
4R、104Lの筋交いとなって支柱104R、104
Lの連結状態を強固に保ち、装置全体の剛性が高められ
る。したがって、地震等により電子装置10に振動が加
わって、キャビネット102内の支柱104R、104
Lが横方向に揺れようとすと、その揺れを抑制する力
(反作用)が強く働くことなる。
【0031】また、サブラック12に電子機器等を搭載
する場合は、開口しているサブラック前面からの設置が
可能である。
【0032】以上説明したように、本実施形態に係る電
子装置10では、マザーボード14を支柱104R、1
04Lに連結させたことで、振動による横方向の揺れ、
あるいは変形等に対する抑制効果が高められる。またサ
ブラック12が複数搭載された場合は、支柱104R、
104Lを支えるマザーボード数が増えることで、さら
に高い剛性が得られる。これにより、支柱104R、1
04Lやサブラック本体107を構成する各パネル等の
板厚を増やさなくても、簡単な構造により電子装置10
の耐震性能が向上される。
【0033】また本実施の形態では、マザーボード14
の側端部14R、14Lを、支柱104R、104Lの
取付面104RA、104LAにサブラック本体107
の取付板112RA、112LAと共に共締めしたこと
で、支柱104R、104Lがマザーボード14により
直接繋がれた一体構造となっている。そのため、連結さ
れた支柱104R、104Lの剛性がより高められてい
る。さらに、マザーボード14を固定ネジ122により
支柱104R、104Lに直接固定しているため、相互
のアースが従来の構造よりも強くされる。
【0034】[第2の実施形態]次に、本発明の第2の
実施形態について説明する。図6及び図7には、本発明
の第2の実施形態に係るサブラックの一方の取付部分近
傍が示されている。
【0035】ここでは、支柱104Rの取付面104R
Aに、上記第1の実施形態で説明したネジ孔105に替
えて軸20が突設されている。この軸20は、軸径がマ
ザーボード14に形成された貫通孔16の穴径よりも僅
かに大きくされて、貫通孔16が圧入されるようになっ
ている。また取付板112RAには、第1実施形態の取
付孔116に替えて、横方向に延びる長穴22が形成さ
れている。なお、図示は省略したが、サブラックの他方
の取付部分も同じ構成となっている。
【0036】したがって、サブラックを支柱に取り付け
るには、取付板112RA(112LA)の長穴22を
軸20に挿通してサブラック本体107を支柱104R
(104L)に設置してから、マザーボード14の貫通
孔16を軸20に圧入させることで、マザーボード14
をサブラック本体107の後面107A側に固定するこ
とができる(図7参照)。
【0037】これにより、ネジを用いるよりも取り付け
作業が簡単になる。また、マザーボード14の位置ずれ
や、支柱間の組み立て寸法誤差も抑制される。さらに、
マザーボード14と支柱104R、104Lの結合力が
強められることで、マザーボード14のアース強化も図
られる。
【0038】なお、本実施形態の軸20と貫通孔16
は、圧入可能な形状であれば他の形状でも構わない。ま
た、第1実施形態のネジ止めと組み合わせてもよい。
【0039】[第3の実施形態]次に、本発明の第3の
実施形態について説明する。図8及び図9には、本発明
の第3の実施形態に係るサブラックが示されている。
【0040】本実施形態のマザーボード24は、サブラ
ック本体107の後面107Aと同形状で、左右の側端
部が取付板112RA、112LAに重ならない大きさ
とされている。
【0041】また、トップパネル108とベースパネル
110の後端部には、パネルを直角に曲げて形成した取
付面108A、110Aが設けられている。この取付面
108A、110Aによってサブラック本体107の後
面が構成されており、また各面には、所定間隔で横方向
(サブラック幅方向)に配置された3個のネジ孔26が
形成されている。またマザーボード24には、各ネジ孔
26と対応する位置に計6個の貫通孔16が形成されて
いる。
【0042】そのため、本実施の形態では、マザーボー
ド24を固定ネジ122でサブラック本体107の後面
に取り付けてから、サブラック本体107の取付板11
2RA、112LAを固定ネジ122により支柱104
R、104Lに取り付けることができる(図9参照)。
【0043】以上の構成により、マザーボード24が強
固に固定されたサブラック本体107の後面側は剛性が
高まり、そのサブラック本体107に取付板112R
A、112LAを介して連結された支柱104R、10
4Lの剛性も高められる。したがって、第1の実施形態
と同様に、装置全体の耐震性能が向上する。さらに本実
施形態では、マザーボード24の単独交換にも容易に対
応することができる。
【0044】[第4の実施形態]次に、本発明の第4の
実施形態について説明する。図10及び図11には、本
発明の第4の実施形態に係るサブラックが示されてい
る。
【0045】本実施形態のサブラックは、第1の実施形
態と同じサブラック本体107とマザーボード14に加
えて、金属製のプレート30がマザーボード14の裏面
に取り付けられるようになっている。プレート30は、
マザーボード14と同形状の矩形とされて、四隅近傍
に、マザーボード14の各貫通孔16と対応する貫通孔
32が形成されている。したがって、このプレート30
は、マザーボード14の裏面に重ね合わせられた状態
で、各貫通孔32に挿通される固定ネジ122により、
マザーボード14及びサブラック本体107の取付板1
12RA、112LAと共に、支柱に共締めされる(図
11参照)。
【0046】これにより、マザーボード14の強度が向
上して電子装置10の耐震性能がより高められる。ま
た、マザーボード14の放熱作用も促進される。
【0047】なお、このようなプレート30は、上述し
た第3の実施形態のマザーボード24に適用することも
可能である。
【0048】[第5の実施形態]次に、本発明の第5の
実施形態について説明する。図12には、本発明の第5
の実施形態に係る電子装置を後方から見た斜視図が示さ
れている。
【0049】本実施形態の電子装置40は、キャビネッ
ト42内に、水平断面をコ字状とした支柱44が立設さ
れている。支柱44は、対向した側壁部46R、46L
の間に位置する壁部48の外面が、サブラック12の取
付面48Aとされて後方に向けられている。また取付面
48Aには、高さ方向に所定の間隔で配置された矩形の
開口部50が3個形成されており、各開口部50の角部
近傍には、ネジ孔105が4個づつ計12個形成されて
いる。
【0050】また、この支柱44にサブラック12を取
り付けるには、図13(A)に示すように、キャビネッ
ト42の後方からサブラック本体107の前面側を開口
部50に挿入する。そしてサブラック本体107の後面
107Aにマザーボード14を重ね合わせた後、図13
(B)に示すように、固定ネジ122によって、マザー
ボード14とサブラック本体107の取付板112R
A、112LAを取付面48Aネジ孔105に共締めし
て取り付ける。
【0051】これにより、電子機器等をサブラック12
の前面側から搭載可能としながらも、サブラック本体1
07はサブラック12に補強された後面側での剛性が高
められ、支柱44については、開口部50により低下す
る剛性が補われる。したがって、各構造部材の板厚を増
やすことなく、簡単な構造により電子装置の耐震性能が
向上する。
【0052】なお、本実施の形態でも、第2〜第4の実
施形態で説明した取付構造を適用することができる。
【0053】
【発明の効果】本発明の電子装置のサブラック構造は上
記構成としたので、装置全体の重量を大幅に増やすこと
なく、簡単な構造により耐震性能の向上が図られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る電子装置を前方
から見た斜視図である。
【図2】本発明の第1の実施形態に係る電子装置を後方
から見た斜視図である。
【図3】本発明の第1の実施形態に係るサブラックを示
し、サブラック本体とマザーボードが分離した状態の斜
視図である。
【図4】本発明の第1の実施形態に係るサブラックを示
し、サブラック本体にマザーボードが取り付けられた状
態の斜視図である。
【図5】本発明の第1の実施形態に係るサブラックを電
子装置に取り付ける際の手順を水平断面で示した説明図
で、(A)が取り付け途中の状態であり、(B)が取り
付け完了の状態である。
【図6】本発明の第2の実施形態に係るサブラックの取
付部分近傍を示した取り付け前の状態の斜視図である。
【図7】本発明の第2の実施形態に係るサブラックの取
付部分近傍を示した取り付け完了状態の斜視図である。
【図8】本発明の第3の実施形態に係るサブラックを示
し、サブラック本体とマザーボードが分離した状態の斜
視図である。
【図9】本発明の第3の実施形態に係るサブラックを示
し、サブラック本体にマザーボードが取り付けられた状
態の斜視図である。
【図10】本発明の第4の実施形態に係るサブラックを
示し、サブラック本体、マザーボード、及びプレートが
分離した状態の斜視図である。
【図11】本発明の第4の実施形態に係るサブラックを
示し、サブラック本体、マザーボード、及びプレートが
取り付けられた状態の斜視図である。
【図12】本発明の第5の実施形態に係る電子装置を後
方から見た斜視図である。
【図13】本発明の第5の実施形態に係るサブラックを
電子装置に取り付ける際の手順を水平断面で示した説明
図で、(A)が取り付け途中の状態であり、(B)が取
り付け完了の状態である。
【図14】従来の電子装置を前方から見た斜視図であ
る。
【図15】従来のサブラックを示し、サブラック本体を
構成する各パネルとマザーボードが分離した状態の斜視
図である。
【図16】従来のサブラックを示し、サブラック本体に
マザーボードが取り付けられた状態の斜視図である。
【図17】従来のサブラックを電子装置に取り付ける際
の手順を水平断面で示した説明図で、(A)が取り付け
途中の状態であり、(B)が取り付け完了の状態であ
る。
【符号の説明】
10 電子装置 12 サブラック 14 マザーボード(基板) 14R、14L 側端部 16 貫通孔(係合部) 20 軸(被係合部) 24 マザーボード(基板) 30 プレート(金属板) 40 電子装置 42 キャビネット 44 支柱 48A 取付面 50 開口部 102 キャビネット 104R、104L 支柱(一対の支柱) 104RA、104LA 取付面 107 サブラック本体 107A 後面 112RA、112LA 取付板(取付部) 122 固定ネジ(ネジ)

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 箱状に形成されたキャビネットと、 前記キャビネット内に所定間隔で立設され、後端部に取
    付面が形成された一対の支柱と、 前記一対の支柱の間に配置され、前面及び後面を開口し
    た箱枠状に形成されるとともに左右側面の後端部に突設
    された取付部が前記取付面に取り付けられるサブラック
    本体と、 前記サブラック本体の後面に側端部近傍が取り付けられ
    る基板と、 を有することを特徴とする電子装置のサブラック構造。
  2. 【請求項2】 箱状に形成されたキャビネットと、 前記キャビネット内に立設され、水平断面が略コ字状と
    されて後方に向けられた取付面に矩形の開口部が形成さ
    れた支柱と、 前記支柱の開口部に挿入され、前面及び後面を開口した
    箱枠状に形成されるとともに左右側面の後端部に突設さ
    れた取付部が前記取付面に取り付けられるサブラック本
    体と、 前記サブラック本体の後面に側端部近傍が取り付けられ
    る基板と、 を有することを特徴とする電子装置のサブラック構造。
  3. 【請求項3】 前記基板は、前記サブラック本体の取付
    部側に突出された側端部がネジにより前記取付面に取付
    部と共に共締めされることを特徴とする請求項1又は請
    求項2記載の電子装置のサブラック構造。
  4. 【請求項4】 前記基板は、前記サブラック本体の取付
    部側に突出された側端部に係合部を有し、前記係合部が
    前記取付面に設けられた被係合部に係合して取り付けら
    れることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の電子
    装置のサブラック構造。
  5. 【請求項5】 前記基板は前記サブラック本体の後面と
    同形状とされ、前記側端部近傍に加えて上下端部近傍が
    取り付けられることを特徴とする請求項1又は請求項2
    記載の電子装置のサブラック構造。
  6. 【請求項6】 前記基板の裏面に金属板が設けられてい
    ることを特徴とする請求項1〜請求項5の何れか1項記
    載の電子装置のサブラック構造。
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