JP2002299848A - 電子機器装置の板金筐体構造 - Google Patents

電子機器装置の板金筐体構造

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JP2002299848A
JP2002299848A JP2001096830A JP2001096830A JP2002299848A JP 2002299848 A JP2002299848 A JP 2002299848A JP 2001096830 A JP2001096830 A JP 2001096830A JP 2001096830 A JP2001096830 A JP 2001096830A JP 2002299848 A JP2002299848 A JP 2002299848A
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Masamitsu Sato
正光 佐藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 筐体本体に別部材の嵌合片を溶接することな
く、筐体本体とパネルの一体的密閉構造とすることがで
きてコスト低減を図ると共に、溶接跡がない外観の板金
筐体構造を得る。 【解決手段】 筐体本体1とパネル3の一方を構成する
板金を折り曲げて差込片3aを一体形成すると共に、筐
体本体1とパネル3の他方を構成する板金を折り曲げて
嵌合片11を形成し、この嵌合片11には嵌合穴11b
を設け、この嵌合穴11bに差込片3aを差し込んで当
該差込片3aに嵌合片11を弾性係合させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、電子回路等を内
蔵する電子機器装置の板金筐体構造に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】図9は従来の電子機器装置の板金筐体構
造を示す分解斜視図、図10(a)は図9のE−E線に
沿った断面図、図10(b)は図10(a)の組付結合
状態を示す断面図である。図において、1は電子機器装
置の筐体本体であり、この筐体本体1は板金からなって
一側(前面)に開口部2を有しており、その開口部2に
はパネル(カバー)3が嵌め込み結合されるようになっ
ている。3aはパネル3の構成部材である板金をパネル
3の裏側で折り曲げて形成された差込片、4は筐体本体
1の開口部2近傍の内側に設けられた複数の嵌合片であ
り、これらの嵌合片4は、それぞれの先端側に接触部4
aを有して基端側が取付片部4bとして形成されてい
る。5は筐体本体1を構成している板金の内側に前記嵌
合片4の取付片部4bを接合させて当該接合部を溶接し
た溶接部、6は筐体本体1の板金内面と前記嵌合片4の
接触部4aとの間に形成された嵌合隙部であり、この嵌
合隙部6の寸法Gは前記差込片3aの厚み寸法Fよりも
若干小さく設定されている。また、前記嵌合片4は、そ
の接触部4aが筐体本体1の板金内面に対して接近・離
間する方向へ弾性変形可能となっている。
【0003】次に動作について説明する。筐体本体1に
対するパネル3の取り付けは、パネル3の差込片3aを
筐体本体1の嵌合隙部6に挿入することによって行われ
る。その挿入時において、前記差込片3aは前記嵌合隙
部6を拡げる方向に嵌合片4を弾性変形させながら前記
嵌合隙部6の奥まで挿入される。これにより、筐体本体
1の板金内面と嵌合片4の接触部4aとの間でパネル3
の差込片3aが挟圧保持された状態となって筐体本体1
の開口部2にパネル3が嵌め込み固定される。
【0004】このようにして、筐体本体1の開口部2に
パネル3を嵌め込み固定することで構成される電子機器
装置は、筐体本体1内の電子回路によっては電磁波の不
要輻射を発生して外部電子機器に悪影響を及ぼしたり、
逆に外部電子機器装置から電磁波の不要輻射を受けて筐
体本体1内の電子回路に悪影響を及ぼしたりする場合が
ある。
【0005】そこで、電子回路を内蔵する筐体本体1を
適切に密閉して外部との連絡を遮断すれば、筐体本体1
に内蔵された電子回路の電磁波の不要輻射が外部に漏れ
るようなことがなく、また、外部電子回路からの電磁波
の不要輻射が筐体本体1内の電子回路に到達するような
こともなくなる。これらの電磁波の不要輻射の影響は、
前記筐体本体1と前記パネル3との嵌合による結合構造
によって筐体全体を密閉することで減少させることが可
能となる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来の電子機器装置の
板金筐体構造は以上のように構成されているので、筐体
本体1とは別部材である複数の嵌合片4を用意し、それ
らの嵌合片4を筐体本体1の板金内面の所定位置に位置
決めして溶接しなければならず、このため、溶接費用が
嵩み、しかも、筐体本体1の表面に溶接部(溶接跡)5
が露出するために筐体外観が損なわれるという課題があ
った。
【0007】この発明は上記のような課題を解決するた
めになされたもので、筐体本体に別部材の嵌合片を溶接
することなく、筐体本体とパネルの一体的密閉構造とす
ることができてコスト低減が図れ、かつ溶接跡がない外
観を得ることができる電子機器装置の板金筐体構造を得
ることを目的とする。
【0008】また、この発明は、筐体本体とパネルとの
結合強度をさらに増大させることができる電子機器装置
の板金筐体構造を得ることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明に係る電子機器
装置の板金筐体構造は、開口部を有する板金製の筐体本
体と、この筐体本体の開口部を密閉する板金製のパネル
とからなる電子機器装置の板金筐体構造において、前記
筐体本体と前記パネルの一方を構成する板金の縁部側を
折り曲げて当該板金と一体に形成され、前記筐体本体と
前記パネルの他方に対する差し込み方向に延びる差込片
と、前記筐体本体と前記パネルの他方を構成する板金の
縁部側を折り返して当該板金と一体に形成された嵌合片
と、この嵌合片の折り返し部に設けられて前記差込片に
対峙する嵌合穴とを備え、前記差込片を前記嵌合穴に差
し込んで前記嵌合片を前記差込片に弾性係合させたもの
である。
【0010】この発明に係る電子機器装置の板金筐体構
造は、嵌合片が一体形成された板金に、当該板金と前記
嵌合片との間を狭める内向きのリブを一体形成したもの
である。
【0011】この発明に係る電子機器装置の板金筐体構
造は、嵌合片が一体形成された板金に、当該板金と前記
嵌合片との間を狭める内向きの突起部を少なくとも1箇
所に一体形成したものである。
【0012】この発明に係る電子機器装置の板金筐体構
造は、嵌合片が一体形成された板金と前記嵌合片の両方
に、その両者間を狭める突起部を一体形成したものであ
る。
【0013】この発明に係る電子機器装置の板金筐体構
造は、嵌合片形成側の板金に、当該板金の周縁部に沿っ
た方向に分離する複数箇所の嵌合片を一体形成すると共
に、差込片形成側の板金には、当該板金の周縁部に沿っ
た方向に分離して前記各嵌合片に対応する複数の第1の
差込片およびその第1の差込片間に位置する第2の差込
片をそれぞれ一体形成し、前記第1の差込片を前記各嵌
合片の嵌合穴に差し込み係合させ、前記第2の差込片を
前記各嵌合片の相互間の間隙部に差し込み係合させたも
のである。
【0014】この発明に係る電子機器装置の板金筐体構
造は、筐体本体の開口縁部に沿ってその開口隅部で分離
する複数箇所に嵌合片を一体形成すると共に、パネルの
周縁部に沿って前記各嵌合片に対応する位置に第1の差
込片を一体形成し、かつパネルにおける前記第1の差込
片の相互間に第2の差込片を一体形成し、前記第1の差
込片を前記嵌合片の嵌合穴に差し込み、前記第2の差込
片を前記筐体本体の開口隅部に差し込んだものである。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の一形態を
説明する。 実施の形態1.図1はこの発明の実施の形態1による電
子機器装置の板金筐体構造を示す分解斜視図、図2
(a)は図1のA−A線に沿った要部拡大断面図、図2
(b)は図2(a)の組付結合状態を示す断面図であ
り、図9および図10と同一部分には同一符号を付して
重複説明を省略する。図において、11は筐体本体1の
矩形状をなす開口部2における上下左右の縁部に一体形
成された嵌合片であり、これらの嵌合片11は、筐体本
体1を構成する板金を前記開口部2側で内側に折り返し
て形成されたものである。
【0016】11aは前記嵌合片11に屈曲形成された
接触部、11bは前記嵌合片11の折り返し部に設けら
れた嵌合穴であり、この嵌合穴11bはパネル3の差込
片3aを挿入可能とする大きさに形成されている。ここ
で、筐体本体1の板金内面と嵌合片11の接触部11a
との間隙寸法Hは、パネル3の差込片3aの厚み寸法F
よりも若干小さく設定されている。そして、前記嵌合片
11は、その接触部11aが筐体本体1の板金内面に対
して接近・離間する方向へ変形可能な弾性を有してい
る。
【0017】次に動作について説明する。パネル3の差
込片3aを筐体本体1の嵌合穴11bに挿入すると、前
記差込片3aは、筐体本体1の板金内面とその板金の延
長部である嵌合片11との間に介入する。これにより、
筐体本体1の板金内面と嵌合片11の接触部11aとの
間でパネル3の差込片3aが挟圧保持された状態となっ
て筐体本体1の開口部2にパネル3が嵌め込み固定され
る。
【0018】以上説明した実施の形態1によれば、筐体
本体1を構成する板金を開口部2側で内側に折り返して
筐体本体1と一体の嵌合片11を形成すると共に、その
嵌合片11の折り返し部には嵌合穴11bを設け、その
嵌合穴11bから筐体本体1の板金内面と前記嵌合片1
1との間にパネル3の差込片3aを挿入することで、そ
の差込片3aに前記嵌合片11を自己弾性で圧接係合さ
せて筐体本体1の板金内面と前記嵌合片11との間でパ
ネル3の差込片3aを挟圧保持するように構成したの
で、従来のように筐体本体1とは別部材の嵌合片を筐体
本体1に溶接する必要がなくなり、このため、溶接に要
する手間や費用を省くことができると共に、溶接跡がな
く、かつ電磁波の不要輻射対策として好適な筐体本体1
とパネル3の一体的密閉構造を得ることができるという
効果がある。また、前記嵌合片11はプレス成形による
板金の潰し曲げ加工によって容易に筐体本体1と一体形
成できるという効果がある。
【0019】実施の形態2.図3はこの発明の実施の形
態2による電子機器装置の板金筐体構造を示す分解斜視
図、図4(a)は図3のB−B線に沿った断面図、図4
(b)は図4(a)の組付結合状態を示す断面図であ
り、図1および図2と同一部分には同一符号を付して重
複説明を省略する。図において、12は筐体本体1の板
金に一体形成されたリブであり、このリブ12は、図4
に示すように、筐体本体1の開口部2側で嵌合片11の
全面と対峙して当該嵌合片11と間を狭める内方向に湾
曲形成され、そのリブ12と嵌合片11との間隙寸法J
はパネル3の差込片3aの厚み寸法Fよりも若干小さく
設定されている。なお、この実施の形態2による前記嵌
合片11はフラットに形成され、上記実施の形態1の場
合と同様に筐体本体1の板金内面に対して接近・離間す
る方向へ変形可能な弾性を有するものである。
【0020】このように構成した実施の形態2によれ
ば、筐体本体1側の各嵌合穴11bに挿入したパネル3
の差込片3a全体を筐体本体1の嵌合片11とリブ12
とによって挟圧固定することができ、このため、筐体本
体1の開口部2にパネル3をいっそう堅固に嵌合固定す
ることができると共に、上記実施の形態1と同様の効果
を奏する。
【0021】実施の形態3.図5はこの発明の実施の形
態3による電子機器装置の板金筐体構造を示す分解斜視
図、図6(a)は図5のC−C線に沿った断面図、図6
(b)は図6(a)の組付結合状態を示す断面図であ
り、図1から図4と同一部分には同一符号を付して重複
説明を省略する。図において、13は筐体本体1の開口
部2側の周縁部にそって当該筐体本体1の板金に所定の
間隔で一体形成された複数の内向き突起部、14は嵌合
片11に一体形成されて前記内向き突起部13のそれぞ
れに対峙する複数の内向き突起部であり、筐体本体1側
の内向き突起部13と嵌合片11側の内向き突起部14
との間隙寸法Kはパネル3の差込片3aの厚み寸法Fよ
りも若干小さく設定されている。
【0022】このように実施の形態3では、筐体本体1
の板金と嵌合片11の両方に開口部2の周縁部に沿って
複数の内向き突起部13,14を所定の間隔で一体形成
するように構成したので、この実施の形態3の場合であ
っても、上記実施の形態1,2と同様の効果を得ること
ができる。なお、この実施の形態3において、筐体本体
1側の内向き突起部13と嵌合片11側の内向き突起部
14とは、それらの配列方向の断面において交互に配列
した構成としてもよく、この場合であっても同様の効果
が得られる。
【0023】実施の形態4.図7はこの発明の実施の形
態4による電子機器装置の板金筐体構造を示す分解斜視
図、図8(a)は図7のD−D線に沿った断面図、図8
(b)は図8(a)の組付結合状態を示す断面図であ
り、図1から図6と同一部分には同一符号を付して重複
説明を省略する。図において、3aは上記実施の形態1
〜3によるパネル3の場合と同様に当該パネル3を構成
する板金を折り曲げて形成された上下左右の第1の差込
片であり、これらの第1の差込片3aはパネル3の四角
コーナー部で分離している。3bはパネル3の四角コー
ナー部に一体形成されて前記第1の差込片3a間に位置
する第2の差込片であり、これらの第2の差込片3bに
あっても第1の差込片3aの場合と同様にパネル3の板
金を折り曲げて形成されたものである。15は筐体本体
1の内角隅部において開口部2側で上下左右の嵌合片1
1間に形成された開口隙部である。従って、前記上下左
右の嵌合片11は前記開口隙部15で分離している。
【0024】この実施の形態4では、パネル3の第1の
差込片3aを筐体本体1の各嵌合片11の嵌合穴11b
にそれぞれ挿入すると同時に、パネル3の第2の差込片
3bを筐体本体1内角隅部の開口隙部15に挿入するこ
とによって、筐体本体1の開口部2にパネル3を嵌合固
定するものである。
【0025】ここで、筐体本体1にパネル3を組み付け
た状態において、筐体本体1の開口隙部15が差込片の
ない状態のままになっていると、その開口隙部15は、
筐体本体1とパネル3とによる密閉構造が網羅されない
部分となって、電磁波の不要輻射が前記開口隙部15か
ら漏れたり侵入したりするという不具合が生じる危惧が
ある。
【0026】そこで、この実施の形態4では、パネル3
に第1,第2の差込片3a,3bを一体形成し、その第
1の差込片3aを筐体本体1側の嵌合穴11bに、かつ
第2の差込片3bを前記開口隙部15にそれぞれ挿入す
るように構成したものである。このような構成とするこ
とによって、電磁波の不要輻射の漏れや侵入に起因した
不具合を解消することが可能になるという効果がある。
【0027】実施の形態5.上記実施の形態1から上記
実施の形態4では、筐体本体1に嵌合片11を一体形成
し、パネル3に差込片3aもしくは3a,3bを一体形
成したが、これとは逆に嵌合片11をパネル3に一体形
成し、差込片3aもしくは3a,3bを筐体本体1に一
体形成してもよく、この場合であっても同様の効果が得
られる。
【0028】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、筐体
本体とパネルの一方を構成する板金を折り曲げて前記筐
体本体とパネルの他方に対する差込片を一体形成すると
共に、前記筐体本体とパネルの他方を構成する板金を折
り曲げることで前記差込片が挿入される嵌合穴を有する
嵌合片を形成し、その嵌合片の嵌合穴に挿入した前記差
込片に前記嵌合片を弾性係合させるように構成したの
で、従来のように筐体本体とは別体の嵌合片を溶接する
必要がなくなって部品点数の減少および溶接費用の削減
が図れると共に、筐体本体とパネルの組立作業性が向上
し、溶接跡のない一体的密閉筐体構造を得ることができ
るという効果がある。
【0029】この発明によれば、嵌合片が一体形成され
て筐体本体とパネルの一方を構成する板金に、当該板金
と前記嵌合片との間を狭める方向のリブを一体形成する
ように構成したので、そのリブによって筐体本体とパネ
ルとの十分な結合強度を得ることができるという効果が
ある。
【0030】この発明によれば、嵌合片が一体形成され
て筐体本体とパネルの一方を構成する板金に、当該板金
と前記嵌合片との間を狭める方向の内向き突起部を少な
くとも1箇所に一体形成するように構成したので、その
突起部によって筐体本体とパネルとの十分な結合強度を
得ることができるという効果がある。
【0031】この発明によれば、筐体本体とパネルの一
方を構成する板金と当該板金に一体形成された嵌合片と
の両方に、その両者間を狭める方向の突起部を一体形成
するように構成したので、それらの突起部よって筐体本
体とパネルとの結合強度をいっそう増大させることがで
きるという効果がある。
【0032】この発明によれば、嵌合片形成側の板金
に、当該板金の周縁部に沿った方向に分離する複数箇所
の嵌合片を一体形成すると共に、差込片形成側の板金に
は、当該板金の周縁部に沿った方向に分離して前記各嵌
合片に対応する複数の第1の差込片およびその第1の差
込片間に位置する第2の差込片をそれぞれ一体形成し、
前記第1の差込片を前記各嵌合片の嵌合穴に、かつ前記
第2の差込片を前記各嵌合片の相互間の間隙部に差し込
み係合させるように構成したので、各嵌合片相互間の間
隙部における電磁波の不要輻射の漏れや侵入を、前記間
隙部に差し込まれる第2の差込片によって防止すること
ができ、電磁波の不要輻射対策を強化できるという効果
がある。
【0033】この発明によれば、筐体本体の開口縁部に
沿ってその開口隅部で分離する複数箇所に嵌合片を一体
形成すると共に、パネルの周縁部に沿って前記各嵌合片
に対応する位置に第1の差込片を一体形成し、かつパネ
ルにおける前記第1の差込片の相互間に第2の差込片を
一体形成し、前記第1の差込片を前記嵌合片の嵌合穴に
差し込み、前記第2の差込片を前記筐体本体の開口隅部
に差し込むように構成したので、前記第1および第2の
差込片によって電磁波の不要輻射の漏れや侵入を防止す
ることができ、電磁波の不要輻射対策を強化できるとい
う効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1による電子機器装置
の板金筐体構造を示す分解斜視図である。
【図2】 図2(a)は図1のA−A線に沿った断面
図、図2(b)は図2(a)の組付結合状態を示す断面
図である。
【図3】 この発明の実施の形態2による電子機器装置
の板金筐体構造を示す分解斜視図である。
【図4】 図4(a)は図3のB−B線に沿った断面
図、図4(b)は図4(a)の組付結合状態を示す断面
図である。
【図5】 この発明の実施の形態3による電子機器装置
の板金筐体構造を示す分解斜視図である。
【図6】 図6(a)は図5のC−C線に沿った断面
図、図6(b)は図6(a)の組付結合状態を示す断面
図である。
【図7】 この発明の実施の形態4による電子機器装置
の板金筐体構造を示す分解斜視図である。
【図8】 図8(a)は図7のD−D線に沿った断面
図、図8(b)は図8(a)の組付結合状態を示す断面
図である。
【図9】 従来の電子機器装置の板金筐体構造を示す分
解斜視図である。
【図10】 図10(a)は図9のE−E線に沿った断
面図、図10(b)は図10(a)の組付結合状態を示
す断面図である。
【符号の説明】
1 筐体本体、2 開口部、3 パネル、3a,3b
差込片、11 嵌合片、11a 接触部、11b 嵌合
穴、12 リブ、13,14 突起部、15開口隙部
(間隙部)。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 開口部を有する板金製の筐体本体と、こ
    の筐体本体の開口部を密閉する板金製のパネルとからな
    る電子機器装置の板金筐体構造において、前記筐体本体
    と前記パネルの一方を構成する板金の縁部側を折り曲げ
    て当該板金と一体に形成され、前記筐体本体と前記パネ
    ルの他方に対する差し込み方向に延びる差込片と、前記
    筐体本体と前記パネルの他方を構成する板金の縁部側を
    折り返して当該板金と一体に形成された嵌合片と、この
    嵌合片の折り返し部に設けられて前記差込片に対峙する
    嵌合穴とを備え、前記差込片を前記嵌合穴に差し込んで
    前記嵌合片を前記差込片に弾性係合させたことを特徴と
    する電子機器装置の板金筐体構造。
  2. 【請求項2】 嵌合片が一体形成された板金には、当該
    板金と前記嵌合片との間を狭める内向きのリブが一体形
    成されていることを特徴とする請求項1記載の電子機器
    装置の板金筐体構造。
  3. 【請求項3】 嵌合片が一体形成された板金には、当該
    板金と前記嵌合片との間を狭める内向きの突起部が少な
    くとも1箇所に一体形成されていることを特徴とする請
    求項1記載の電子機器装置の板金筐体構造。
  4. 【請求項4】 嵌合片が一体形成された板金と前記嵌合
    片には、その両者間を狭める突起部が一体形成されてい
    ることを特徴とする請求項1記載の電子機器装置の板金
    筐体構造。
  5. 【請求項5】 嵌合片形成側の板金には、当該板金の周
    縁部に沿った方向に分離する複数箇所の嵌合片が一体形
    成され、差込片形成側の板金には、当該板金の周縁部に
    沿った方向に分離して前記各嵌合片に対応する複数の第
    1の差込片およびその第1の差込片間に位置する第2の
    差込片がそれぞれ一体形成され、前記第1の差込片が前
    記各嵌合片の嵌合穴に差し込み係合され、前記第2の差
    込片が前記各嵌合片の相互間の間隙部に差し込み係合さ
    れていることを特徴とする請求項1記載の電子機器装置
    の板金筐体構造。
  6. 【請求項6】 嵌合片は、筐体本体の開口縁部に沿って
    その開口隅部で分離する複数箇所に一体形成され、第1
    の差込片はパネルの周縁部に沿って前記各嵌合片に対応
    する位置に一体形成され、第2の差込片はパネルにおけ
    る前記第1の差込片の相互間に一体形成され、前記第1
    の差込片が前記嵌合片の嵌合穴に差し込まれ、前記第2
    の差込片が前記筐体本体の開口隅部に差し込まれている
    ことを特徴とする請求項5記載の電子機器装置の板金筐
    体構造。
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