JP2002298317A - 回転ヘッド装置 - Google Patents

回転ヘッド装置

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JP2002298317A
JP2002298317A JP2001097871A JP2001097871A JP2002298317A JP 2002298317 A JP2002298317 A JP 2002298317A JP 2001097871 A JP2001097871 A JP 2001097871A JP 2001097871 A JP2001097871 A JP 2001097871A JP 2002298317 A JP2002298317 A JP 2002298317A
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Masahiro Iizuka
雅博 飯塚
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Alps Alpine Co Ltd
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Alps Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の回転ヘッド装置では、回転ドラムに磁
気ヘッドが複数個搭載されるため、お互いの位置合わせ
に高精度さが要求され、コスト高となっていた。 【解決手段】 回転ドラム1aに搭載される磁気ヘッド
H1は、再生用としてMR型薄膜磁気ヘッド、記録用と
してインダクティブヘッドからなる複合型薄膜磁気ヘッ
ドである。前記磁気ヘッドH1は、回転ドラム1aに固
定されている回路基板3上に搭載されている。磁気テー
プは回転ヘッド装置に対してヘリカルに巻き付けられ
て、磁気ヘッドH1は、磁気テープの記録面を斜めに走
査する。またこのとき磁気テープにはガードバンドが形
成されながらトラックが形成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、回転ドラムに設け
られたヘッドを磁気テープに摺動させて、記録処理や再
生処理を行う回転ヘッド装置に関する。
【0002】
【従来の技術】磁気記録媒体として磁気テープを用いた
回転ヘッド装置は、VTR、デジタルビデオカメラ(D
VC)、コンピュータ用データ記録再生装置(DAT)
等に使用されている。
【0003】図6及び図7は、従来の回転ヘッド装置2
0を示す平面図及び断面図である。この回転ヘッド装置
20は2ヘッド方式であり、磁気ヘッド22aと磁気ヘ
ッド22bとが回転ドラム21a上の対向する位置に設
けられている。
【0004】図7に示すように、前記回転ヘッド装置2
0には固定ドラム21bが設けられている。固定ドラム
21bの中央部にはスリーブ24を介して軸受23が設
けられており、この軸受23に軸25が回転自在に支持
されている。この軸25の上端には回転ドラム21aが
固定されている。軸25の下部のMで示している部分に
はモータの駆動部が設けられ、このモータの動力により
軸25と共に回転ドラム21aが駆動される。
【0005】回転ドラム21aの底面(固定ドラム側の
面)には、ヘッド台板支持面24cが形成されている。
ヘッド台板支持面24cにはヘッド台板27が載置さ
れ、ヘッド台板27の固定ドラム側の面に回路基板28
が接着され、回転ドラム側の面に磁気ヘッド22aまた
は22bが接着されて固定されている。この磁気ヘッド
22a,22bと前記回路基板28とは、半田等により
導通接続されている。
【0006】前記ヘッド台板27の中央部には取付穴2
7aが穿設されている。この取付穴27aに固定ねじ2
9が挿入され、これが回転ドラム21aの雌ねじ24f
に螺着され、ヘッド台板27が回転ドラム21aのヘッ
ド台板支持面24cに固定される。上記雌ねじ24fと
並ぶ位置には雌ねじ24gが形成され、これに調整ねじ
31が螺装されている。図7に示すように、調整ねじ3
1の先端はヘッド台板27の磁気ヘッド22a,22b
の取付け側の面に当たり、ヘッド台板27を介して磁気
ヘッド22a,22bの面を押す状態に当接している。
この調整ねじ31の先端がヘッド台板27を押圧するこ
とにより、ヘッド台板27を変形させ、磁気ヘッド22
a,22bの高さ調整が行なわれる。なお、前記磁気ヘ
ッド22a,22bは回転ドラム21aのヘッド窓24
eから露出する(図7参照)。
【0007】前記磁気ヘッド22a,22bは、例えば
図8に示すように、フェライトなどの高透磁率の磁性材
料で形成されたコア41と42を有しており、磁気テー
プとの摺動面において、コア41と42との対向部に磁
性材料層が介装されて磁気ギャップGが形成されてい
る。前記コア41,42には記録・再生用のコイル4
3,44が卷かれている。また摺動面においてコア41
と42の両側部にはV字状のギャップ規制溝45,45
が形成され、磁気ギャップGのトラック幅が規定されて
いる。
【0008】図9は、図6及び図7の回転ヘッド装置2
0において、磁気ヘッド22a,22bの走査を磁気テ
ープTの記録面側から示したものである。磁気テープT
は回転ヘッド装置20に対してヘリカルに巻き付けられ
ているので、磁気ヘッド22aおよび磁気ヘッド22b
は、磁気テープTの記録面を斜めに走査することにな
る。このとき、まず磁気ヘッド22aにより、トラック
a1に対する記録が行われ、磁気ヘッド22bにより、
トラックa1に隣接するトラックb1に対する記録が行
われる。再び、磁気ヘッド22aが磁気テープTを走査
することにより、トラックb1に隣接するトラックa2
が記録される。以下、磁気ヘッド22aおよび磁気ヘッ
ド22bが交互に磁気テープTを走査することにより、
データの記録がなされていく。このとき、磁気ヘッド2
2aは所定のアジマス角θ1にてデータを記録・再生
し、磁気ヘッド22bは前記とは異なるアジマス角θ2
にてデータを記録再生している。
【0009】前記回転ヘッド装置20においては、高画
質化や長時間記録の要請によりトラック間の間隔を極力
短くすることで記録密度を高めることが行われている。
例えば、データの記録時に、磁気ヘッド22bが磁気ヘ
ッド22aによって記録されたトラックa1の一部領域
を重ね書きする方法が採用されている。この方法はいわ
ゆるガードバンドレス記録であり、トラック間の距離を
ゼロにできる。
【0010】上記の方法で、ガードバンドレス記録され
た磁気テープT上の記録トラックのトラック幅Wtは、
磁気ヘッド22a、22bのトラック幅Wgよりも短く
なる。したがって、磁気テープT上のトラックを再生す
るときに、磁気ヘッド22a、22bの磁気ギャップ
は、隣接するトラックにWo(=Wg−Wt;オフトラッ
ク幅)分はみ出しつつ走査することになる。
【0011】前記のように、磁気ヘッド22a,22b
の磁気ギャップは、前記オフトラック幅分だけ隣接する
トラックにはみだすが、隣接するトラックは、異なるア
ジマス角の磁気ヘッドによって記録されているので、ア
ジマスロスによってクロストークが抑えられている。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】近年、VTR、DV
C、DATなどに使用される回転ヘッド装置は、高画質
化や高記録密度化の方向に進んでいるものの、市場では
超高画質化や超長時間化が必ずしも求められているわけ
ではなく、ある一定以上の高画質で且つ低コストである
ことが求められている。
【0013】しかし、図6及び図7で示した回転ヘッド
装置20では、高記録密度化の要請により前記磁気ヘッ
ド22a,22bではトラック密度が過大となり、トラ
ックの記録再生に高精度が要求されるようになった。前
記回転ヘッド装置20には2個の磁気ヘッド22a,2
2bが搭載されているため、これら磁気ヘッド22a,
22bを回転ドラム21aに搭載するときに、トラック
幅方向の位置合わせや、磁気ヘッド22aと磁気ヘッド
22bとの間の間隔寸法などの微調節を高精度に行わな
ければならず作業工程が煩雑となっていた。また回転ド
ラム21aには調整ねじ31を取り付ける穴など複雑な
回転ドラム21aを製造するための高価な器材が必要と
なり、この点においても製造コストが増す原因となって
いた。
【0014】また上記のように、磁気ヘッド22a,2
2bを回転ヘッド装置20の回転ドラム21aに搭載す
る際には、磁気ヘッド22a,22bが搭載された回路
基板28をヘッド台板27と接合し、さらにヘッド台板
27を回転ドラム21aのヘッド台板支持面24cに搭
載する必要がある。
【0015】本発明は上記課題を解決するものであり、
ある一定以上の記録密度を維持しつつ、磁気ヘッドを回
転ドラムに搭載するときの高精度な調節を不要とし、さ
らに磁気ヘッドと回転ドラムとの接続を簡略化できる回
転ヘッド装置に関する。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明は、固定ドラムに
回転自在に支持された回転ドラムと、前記回転ドラムに
搭載されたヘッドと、前記回転ドラムに巻き付けられた
磁気テープを走行させる走行機構とを有し、前記走行機
構で磁気テープを走行させ且つ前記回転ドラムを回転さ
せて、前記ヘッドで磁気テープを走査する回転ヘッド装
置において、前記回転ドラムには薄膜素子から成る1つ
のヘッドが搭載されており、前記ヘッドが前記磁気テー
プを走査する記録トラックが、磁気テープにおいて非記
録帯(ガードバンド)を挟んで設けられることを特徴と
するものである。
【0017】上記本発明では、回転ドラムに1つの薄膜
素子から成るヘッドが設けられているだけであるため、
ヘッド相互の位置合わせなどの調節が不要になり、低コ
スト化が可能となる。また、薄膜素子から成るヘッドを
用いているため、磁気テープに非記録帯を挟んで記録ト
ラックを形成しても、1つの記録トラックのトラック幅
を短くできるために、磁気テープでの記録トラック数を
多くでき、1つの磁気テープに多量のデータの記録が可
能になる。
【0018】例えば、前記薄膜素子から成るヘッドが回
路基板に搭載され、前記回路基板が前記回転ドラムに固
定されているものであってもよいし、または、前記薄膜
素子から成るヘッドが前記回転ドラムに直接に搭載され
ているものであってもよい。
【0019】また、前記薄膜素子から成るヘッドは、記
録用薄膜ヘッドと再生素子とが複合されたものである。
あるいは前記ヘッドが記録用薄膜ヘッドのみから成るも
のであってもよいし、または再生素子のみから成るもの
であってもよい。
【0020】上記のように回転ドラムに薄膜素子から成
るヘッドを搭載し、トラック間にガードバンドを設けて
記録することで、ガードバンドレス記録に比べて記録デ
ータの信頼性を高めることができ、隣接トラックのクロ
ストークも生じなくなる。また、ガードバンドを設ける
ことで、磁気テープの走行機構と回転ドラムの回転位相
を過剰な高精度に一致させなくても、記録トラックに対
するヘッドのトラッキングを実現できる。
【0021】
【発明の実施の形態】図1は本発明の回転ヘッド装置の
一例を示す外観斜視図である。
【0022】回転ヘッド装置1では、固定ドラム1bが
固定され、前記固定ドラム1b上に、これと同軸の回転
ドラム1aが回転自在に支持されている。回転ドラム1
aにはその回転中心に軸5が固定されており、この軸5
にモータの駆動部が設けられ、このモータの動力により
軸5と共に回転ドラム1aが回転駆動される。
【0023】図1に示すように、回転ドラム1aの下端
表面には1つのヘッド窓2が設けられて、このヘッド窓
2から1つの薄膜素子から成る磁気ヘッドH1が露出し
ている。前記磁気ヘッドH1は回路基板3上に搭載さ
れ、前記回路基板3が回転ドラム1aの下面に固定され
ている。前記回路基板3は真鍮からなる台板に、ガラス
エポキシ製の基板に回路を印刷した回路基板を貼り付け
たものである。
【0024】磁気ヘッドH1は、再生用のMR型薄膜磁
気ヘッド12と記録用の薄膜インダクティブヘッド13
の複合型薄膜磁気ヘッドで構成されるが、再生用のMR
型薄膜磁気ヘッド12としては、AMR、GMRおよび
TMRなどが搭載可能である。
【0025】前記回転ヘッド装置1には、磁気記録媒体
である磁気テープTがヘリカル軌跡にて所定角度巻付け
られて走行する。この間、回転ドラム1aが回転し、こ
の回転ドラム1aに搭載された磁気ヘッドH1が磁気テ
ープTを走査する。
【0026】図2は前記磁気ヘッドH1の一例を示す斜
視図であり、図示上下方向が回転ドラム1aの回転方向
であり、図3は図2の縦断面図である。図2に示す磁気
ヘッドH1では、アルミナチタンカーバイドからなる基
板11上に、MR型薄膜磁気ヘッド12、インダクティ
ブヘッド13、および保護膜である絶縁層14が薄膜形
成プロセスによって形成され、さらに絶縁層14上に接
着剤15を介してアルミナチタンカーバイドからなる保
護基板16が接着されて形成される。
【0027】MR型薄膜磁気ヘッド12の磁気ギャップ
およびインダクティブヘッド13の磁気ギャップはテー
プ対向面H1A側に露出している。MR型薄膜磁気ヘッ
ド12とインダクティブヘッド13に流される電流は、
電極17を通じて流される。
【0028】また図3に示すように、再生用のMR型薄
膜磁気ヘッド12は、アルミナチタンカーバイドからな
る基板11に、絶縁性材料からなる下地層12aを介し
て、下部シールド層12b、下部ギャップ層12c、M
R素子層12d、電極層12e、上部ギャップ層12f
および、上部シールド層12gが積層されて形成されて
いる。下部シールド層12bと上部シールド層12gに
挟まれた磁気テープに対向する部分がMR型薄膜磁気ヘ
ッド12の磁気ギャップG3となる。
【0029】再生用のMR型薄膜磁気ヘッド12の上に
設けられる記録用のインダクティブヘッド13は、上部
シールド層と兼用の下部コア層13a上に、ギャップ層
13b、コイル層13c、絶縁層13d、および上部コ
ア層13eが積層されて形成されている。下部コア層1
3aと上部コア層13eに挟まれた磁気テープに対向す
る部分がインダクティブヘッドのギャップG4となる。
【0030】本実施の形態では、基板11および保護基
板16のテープ対向面11A,16AとMR型薄膜磁気
ヘッド12およびインダクティブヘッド13のテープ対
向面12A,13Aとに、ハイト方向(図2および図3
のX方向)の段差Dが形成されている。ただし前記段差
Dが形成されていないものであってもよい。
【0031】上記のようにして構成された磁気ヘッドH
1のインダクティブヘッド13では、従来の磁気ヘッド
のように1対のコアとコイルで構成された磁気ヘッドに
比べてトラック幅を非常に狭く形成できる。よって、従
来と同等な記録密度を維持できればよいとすると、磁気
テープにはガードバンドを設けない記録ではなく、回転
ドラム1aに1つの磁気ヘッドH1のみを搭載して非記
録帯(ガードバンド)を挟んで記録トラックを形成する
ようにしても、磁気テープに多量のデータを書込むこと
が可能になる。そして回転ドラム1aに1つの磁気ヘッ
ドH1のみが搭載されているため、従来のように対を成
すヘッド間の高さ合わせなどの調整が全く不要になる。
【0032】例えば、本発明の回転ヘッド装置1を用い
ることで図4に示すように磁気テープTに記録トラック
を形成することができる。磁気テープTは回転ヘッド装
置1に対してヘリカルに巻き付けられているので、磁気
ヘッドH1は、磁気テープTの記録面をその走行方向に
対して斜めに走査することになる。よって磁気ヘッドH
1でトラックc1に対する記録が行われ、磁気ヘッドH
1が1回転した後に、トラックc1に隣接するトラック
c2に対する記録が同様の磁気ヘッドH1で行われる。
このときのトラックc1とトラックc2との間に、幅X
bのガードバンドが形成される。このガードバンドの幅
Xbは、磁気テープの走行速度と、回転ドラム1aの回
転速度、ならびに回転ドラム1aに対する磁気テープの
巻き付け角度に依存する。
【0033】また、前記ガードバンドを設けることで、
再生時の隣接トラックのクロストークの問題が生じなく
なるので、トラックへの記録の際に従来のようなアジマ
ス角度を設けることが不要になり、磁気ヘッドのトラッ
ク幅方向をトラック(磁気ヘッドの走査方向)に対して
直角(アジマス角度:0度)にすることが可能である。
このようにアジマス角度を0度にすると、磁気ヘッドの
製造が非常に容易になる。
【0034】前記アジマス角度を0度としたときに、隣
接トラック間のクロストークを防止するためには、前記
ガードバンドの幅Xbは、トラックc1,c2,…のト
ラック幅の1/2以上に設定することが好ましい。
【0035】例えば、前記磁気ヘッドH1において、ト
ラック幅を非常に狭く形成できる薄膜インダクティブヘ
ッド13により狭小なトラック(c1,c2…)のトラ
ック幅をΔcとすることにより、図9に示すWt>Δc
+Xbとすれば、記録密度を損うことなく記録トラック
を記録することが可能となる。
【0036】また回転ヘッド装置1に搭載されるMR型
薄膜磁気ヘッド12は再生感度が従来の磁気ヘッドより
も優れているため、たとえトラック幅を小さく形成する
ことによって発生する磁力が低下したとしても再生出力
信号を確実に検出できる。
【0037】図5は本発明の回転ヘッド装置の第2の実
施の形態である。この回転ヘッド装置30は、上側に固
定ドラム31a、下側に固定ドラム31bが設けられ、
前記固定ドラム31aと前記固定ドラム31bとの間に
中間ドラム(回転ドラム)32が設けられている。これ
ら固定ドラム31a,31b及び中間ドラム32は同様
の径で且つ同軸に設けられ、中間ドラム32のみが軸3
3に固定され、軸33にモータの駆動部からの動力が伝
達されて軸33と共に中間ドラム32のみが回転駆動さ
れる。
【0038】中間ドラム32には、上縁に1つのヘッド
窓34が設けられて、このヘッド窓34から薄膜素子か
ら成る1つの磁気ヘッドH1が露出している。また中間
ドラム32内には回路基板35が接着剤等で固定されて
おり、この回路基板35上に前記磁気ヘッドH1が搭載
されている。なお磁気ヘッドH1が中間ドラム32のヘ
ッド窓34に直接搭載されていてもよい。
【0039】このように中間ドラム32を設けることで
回転ヘッド装置30のドラム部分を薄く形成することが
でき、回転ヘッド装置30の小型化が図れる。なお、前
記回転ヘッド装置30におけるその他磁気ヘッドH1の
構成は、前記回転ヘッド装置1と同様である。
【0040】また図2に示すような磁気ヘッドが、回路
基板を介することなく、直接に回転ドラムに固定されて
いてもよい。
【0041】
【発明の効果】以上説明した本発明では、回転ドラムに
磁気ヘッドを1個だけ搭載したとしても従来と同様の記
録密度を維持することができるので、磁気ヘッドが複数
個設けられていた場合の高精度が要求される調整が不要
となる。また磁気ヘッドを回転ドラムに搭載するときの
ヘッド台板も不要となるため、磁気ヘッドと回転ドラム
の回路基板との接続構造を簡略化でき、製造時の歩留り
を向上させることができる。
【0042】また磁気ヘッドを回転ドラムに載せた状態
で磁気ヘッドの磁気テープとの摺動面を研磨することが
できるため、磁気テープとの接触が最適な回転ドラムを
形成できる。
【0043】また、再生用にMR型薄膜磁気ヘッドが搭
載されているので、MR型薄膜磁気ヘッドで記録トラッ
クを走査する際のトラックずれが生じにくい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の回転ヘッド装置の外観を示す斜視図、
【図2】回転ヘッド装置に搭載される磁気ヘッドを示す
斜視図、
【図3】磁気ヘッドの断面図、
【図4】磁気ヘッドの走査を磁気テープTの記録面側か
ら示した図、
【図5】本発明の回転ヘッド装置の第2の実施の形態の
外観を示す斜視図、
【図6】従来の回転ヘッド装置を示す平面図、
【図7】従来の回転ヘッド装置を示す断面図、
【図8】従来の回転ヘッド装置に搭載される磁気ヘッド
を示す斜視図、
【図9】従来の回転ヘッド装置において、磁気ヘッドの
走査を磁気テープTの記録面側から示した図、
【符号の説明】
H1 磁気ヘッド 1 回転ヘッド装置 1a 回転ドラム 1b 固定ドラム 2 ヘッド窓 3 回路基板 5 軸 31a,31b 固定ドラム 32 回転ドラム 33 軸 34 ヘッド窓 35 回路基板
フロントページの続き Fターム(参考) 5D033 AA01 BB43 5D036 CC04 CC05 CC22 CC32 CC61 CC89 5D091 AA03 CC04 EE21 GG01 GG25 HH06

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定ドラムに回転自在に支持された回転
    ドラムと、前記回転ドラムに搭載されたヘッドと、前記
    回転ドラムに巻き付けられた磁気テープを走行させる走
    行機構とを有し、前記走行機構で磁気テープを走行させ
    且つ前記回転ドラムを回転させて、前記ヘッドで磁気テ
    ープを走査する回転ヘッド装置において、 前記回転ドラムには薄膜素子から成る1つのヘッドが搭
    載されており、前記ヘッドが前記磁気テープを走査する
    記録トラックが、磁気テープにおいて非記録帯を挟んで
    設けられることを特徴とする回転ヘッド装置。
  2. 【請求項2】 前記薄膜素子から成るヘッドが回路基板
    に搭載され、前記回路基板が前記回転ドラムに固定され
    ている請求項1記載の回転ヘッド装置。
  3. 【請求項3】 前記薄膜素子から成るヘッドが前記回転
    ドラムに直接に搭載されている請求項1記載の回転ヘッ
    ド装置。
  4. 【請求項4】 前記薄膜素子から成るヘッドは、記録用
    薄膜ヘッドと再生素子とが複合されたものである請求項
    1ないし3のいずれかに記載の回転ヘッド装置。
JP2001097871A 2001-03-30 2001-03-30 回転ヘッド装置 Withdrawn JP2002298317A (ja)

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