JP2002298229A - 車両の盗難検出装置 - Google Patents

車両の盗難検出装置

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 盗難検出装置において、センサの故障による
不感知を防止すること。 【解決手段】 盗難検出装置の監視捜査開始時に生ずる
振動を利用して、センサ故障の自己診断を行い、所定時
間内に振動を検出しない時に故障の警報表示を行う。ま
た、監視開始時にセンサの検出動作が正常に行われた場
合には正常と表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両の盗難検出装
置における振動センサの動作確認を行う故障自己診断装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】GPS(Global Positio
ning System 全地球測位システム)を利用
し車両の現在位置を検出する位置情報提供システムと振
動センサを応用した盗難検出装置を組み合わせた車両盗
難検出装置が、最近使われるようになってきた。
【0003】人工衛星を使用したGPS測位システムと
携帯電話の基地局を利用することにより、10m程度の
高い精度で現在位置を確認できる位置情報提供システム
が実用化されるようになった。また、高級車両を盗み海
外に転売する犯罪が増えてきたことから、振動検出セン
サなどを応用し、車両の盗難と思われる異常を検知する
検出装置も開発されてきた。
【0004】これら2つの技術を組み合わせ盗難等によ
る異常が検出された時の車両の位置、及びその後の車両
の位置を緊急対処センタに伝送し、追跡可能にする車両
盗難検出装置が実用化されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】以上説明した盗難検出
装置において、盗難検出センサが故障して不感知になっ
ていると,盗難を検知することができず、装置としての
信頼性に欠けることになる。そこで本発明は、センサの
故障による不感知を防止する盗難検出装置を提供するこ
とを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、盗難検出装置の監視開始時の操作を検出し、該操作
によって生ずる振動を利用してセンサ故障の診断を行
い、所定時間内に振動を検出しない時には故障の警報表
示を行う。あるいは、監視開始時にセンサの検出動作が
正常の行われた場合には、正常と表示し、盗難検出装置
の自己診断を行う。
【0007】
【発明の実施の形態】図を参照して本発明の実施形態を
説明する。図1は、位置情報システムを含む盗難検出装
置のシステム全体を示す構成図である。図1において、
位置情報システムは、位置を定めるための電波を発信す
る3つ以上のGPS衛星5、GPS衛星5の信号を受信
し地上の位置を定める車両に搭載された車載端末4、車
載端末4とネットワーク網2との携帯電話方式による通
信を中継する基地局6、及び車載端末4からの位置情報
に衛星基準局7のGPS衛星の誤差情報を加え精度の高
い緯度・経度情報を算出する位置情報管理サーバ44か
ら構成されている。
【0008】位置情報管理サーバ44からの精度の高い
位置情報は、通常、車載端末4に返信されるが、該位置
情報は緊急対処指示サーバ43でも利用可能である。な
お、位置情報管理サーバ44は、本実施形態では緊急対
処センタ1のセンタ装置3内に設置されているが、緊急
対処センタ1とは別に、外部に独立して設置し、ネット
ワーク網2に接続してもよい。
【0009】緊急対処センタ1の緊急対処指示サーバ4
3は、車載端末4又は監視依頼者からの盗難情報をネッ
トワーク網2を経由して受信した後、緊急対処指示サー
バ43から車載端末4の現在位置を確認し、その状況を
監視依頼者に連絡し、場合によっては監視依頼者の依頼
により、対処用端末9を持った緊急対処員を現地に急行
させ、異常信号を発信している車両を探す。
【0010】車載端末4は図2〜図4に示す携帯端末1
1、監視セット解除装置21、及び盗難検出装置31か
ら構成されている。図2は、車載端末4を構成する携帯
端末11の構成を示す図である。携帯端末11の行う主
な処理は、GPS衛星5の信号を受信して、概略の現在
位置を算出すること、及び携帯電話の電波を使い緊急対
処センタ1などと通信を行うなどがある。
【0011】図2の携帯端末11において、19は、G
PS衛星5の電波受信、及び携帯電話の電波を送受信す
るアンテナであり、RF部15は、アンテナ19からの
GPS衛星5の電波の受信処理及び、携帯電話の電波の
送受信処理を行うための部分である。電源スイッチ16
は、携帯端末11を稼動可能にするためのもので、電源
としては内蔵の電池パック18及び/又はシガーライタ
等から取る車両のバッテリを使う。
【0012】制御部14は、マイクロプロセッサと外部
の装置との信号の受け渡しを行う入出力部とから構成さ
れており、その処理は、記憶部17に収納されたプログ
ラムにより制御されている。また、記憶部17には、G
PSにより算出されたデータも記憶されている。外部機
器接続用I/F(インターフェース)12は、携帯端末
11と、監視セット解除装置21又は盗難検出装置31
との、接続をするためのものである。
【0013】図3は、車載端末4を構成する監視セット
解除装置21の構成を示す図である。図3の監視セット
解除装置21は、前記携帯端末11の監視モード開始セ
ット、及びその解除というモードの設定、及び監視条件
の入力を行う処理を実施する。監視セット解除装置21
は、通常、車両運転席横のコンソールに固定してある。
監視セット解除装置21は、モード選択のための条件入
力を行うテンキー及びボタンを含む操作部24、モード
状態等を表示する表示部25、携帯端末11との接続を
行うための携帯端末I/F22、及びこれらの処理を実
現するための制御部23、から構成されている。
【0014】図4は、車載端末4を構成する盗難検出装
置31の内部構成を示す図である。盗難検出装置31
は、携帯端末11と接続して監視状態で車両内に置いて
おくと、振動により異常を検知して、携帯端末11を経
由し緊急対処センタ1に、情報を送る処理を実施する。
図4の盗難検出装置31において、振動センサ38は、
盗難検出装置31に加わる振動の検出を行い、該検出信
号を受ける制御部35は、振動センサ38の信号が異常
な振動かどうかを判断する振動検出判定部36と、振動
センサ38が正常に動作しているかどうかの診断を行う
自己診断部37から成る。
【0015】接続操作検出部33は、携帯端末11と盗
難検出装置31とが接続操作されたことを検出し、前記
自己診断部37に診断開始の指令を出す。異常出力部3
4は、振動検出部36や自己診断部37にて異常を検知
した時、携帯端末11にその状態を伝える働きをする。
表示部39は、携帯端末11と接続し、自己判断した結
果を表示し、利用者に対して、盗難検出装置31が使え
る状態にあるか否かを分かるようにする。携帯端末I/
F32は、携帯端末11と接続を行うためのものであ
る。
【0016】制御部35は、マイクロプロセッサにより
構成されており、前記振動検出部36及び自己診断部3
7の処理は、プログラムにより実現されており、その内
容の詳細は後述する。図5は、車載端末4からの情報を
受信し、これに対する処置を判断処理する緊急対処セン
タ1にあるセンタ装置3の内部構成を示す。図5のセン
タ装置3において、通信部41は、一端をネットワーク
網2に通信線45で接続され、他端はセンタ1のネット
ワーク(LAN)46に接続されており、ネットワーク
網2との通信処理を実施している。
【0017】位置情報管理サーバ44は、衛星基準局7
からのデータにより、各車載端末4の位置情報を補正し
て精度の高い位置情報を、各車載端末4に返信する。緊
急対処指示サーバ43は、車載端末4から異常信号を受
けた時の状況を、緊急対処センタ1の表示器に表示した
り、車載端末4に現在位置の報告を要求したり、場合に
よっては、緊急対処のための対処用端末9に、必要なデ
ータを送ったりする機能を持つほか、各車載端末4から
送られてくる位置情報を車載端末4別に記録・保存す
る。
【0018】制御部42は、通信部41、位置情報管理
サーバ44、及び緊急対処指示サーバ43のそれぞれ
が、有効に動作するようにセンタ装置全体の制御を行っ
ている。続いて、各装置で実施される処理の一例を図6
から図10のフローチャートを使って説明する。これら
の処理は、各装置に内蔵されたマイクロプロセッサに、
プログラムとして組み込まれている。
【0019】図6は、携帯端末11の制御部14におけ
る監視モードセットの処理を示す。これは、携帯端末1
1を車両に固定された監視セット解除装置21に接続
し、これから駐車状態に入り盗難監視モードを準備する
処理である。使用開始前の状態は、携帯端末11の電源
がONで盗難監視が解除中である(ステップ51)。駐
車中の盗難監視を開始するため、監視セット解除装置2
1の「監視モード」を選択するボタンを押し、テンキー
にて所定の暗証番号が入力されると、ステップ52が
「はい」になり盗難監視開始の処理が始まる。ステップ
53で携帯端末11のGPS位置測定機能を使い携帯端
末11の概略の現在位置を取得する。続いて、ステップ
54で携帯端末11から携帯電話の機能を使い、ネット
ワーク網2を経由して位置情報管理サーバ44に接続
し、位置の補正をして正確な現在位置を計算してもら
い、その結果を携帯端末11が受信し、前に取得した概
略の現在位置と置換え、決定する。
【0020】次に、この正確な現在位置と、監視モード
に切り替わったことを、同じく携帯電話機能を使い、緊
急対処指示サーバ43に送信する。ステップ55で携帯
端末内に監視モードになったことを記憶し、盗難監視モ
ードセット中の状態(ステップ56)になる。図7は、
盗難監視中の異常と正常との状態変化時、及び監視モー
ド解除時に行う携帯端末11の制御部14における処理
について示している。図6の処理で盗難監視モードに入
ると、携帯端末11を監視セット解除装置21から切離
し、該携帯端末11を盗難検出装置31と接続し、車両
内の目立たない所に隠す。
【0021】該盗難検出装置31と携帯端末11とを接
続して、監視モードセット中(ステップ61)となり、
盗難検出装置31が正常から異常への変化を検知する
と、ステップ62が「はい」へ進み、前記のステップ5
3と同様に、携帯端末11で現在位置を取得し(ステッ
プ63)、緊急対処指示サーバ43に異常信号及び現在
位置を送出する(ステップ64)。なお、現在位置の取得
は、GPS衛星5から受信したGPS信号を位置情報管
理サーバ44に送信し、位置情報管理サーバ44から補
正等がされた高精度な位置情報として返信されることに
より取得する。
【0022】次に、監視モード解除の入力の存在を確認
して(ステップ65)「いいえ」であれば、元へ戻り正
常から異常への変化「いいえ」(ステップ62)、及び
異常から正常への変化「いいえ」(ステップ66)を継
続して確認をする。この確認中に、盗難検出装置31が
異常状態から正常状態に戻ったことを検知した時には、
ステップ62は「いいえ」に進み、ステップ66で「は
い」へ進む。ここでも携帯端末11は、前記のステップ
53と同様に現在位置を取得し(ステップ67)、緊急対
処指示サーバ43に復旧信号と現在位置を送出する(ス
テップ68)。
【0023】ステップ65では、盗難検出装置31と携
帯端末11を切離した後、携帯端末11と監視セット解
除装置21とを接続し、監視解除操作を行ったことを確
認する。これにより解除モードを記憶し、監視解除状態
になり、更にステップ63、67と同様に現在位置を取
得し、監視解除になったことと現在位置を緊急対処セン
タ1に送出する(ステップ69)。
【0024】図8は、盗難検出装置31の制御部35に
おける処理内容を示す。盗難検出装置31と携帯端末1
1との接続操作を行い、盗難監視を開始したことを検出
したこと(ステップ71)から処理が始まる。盗難検出
装置31と携帯端末11との接続操作を行った時、最初
に自己診断処理を実施する(ステップ72)。図9は、
該自己診断処理(ステップ72)の内容を示す。盗難監
視を行う時には、必ず携帯端末11と盗難検出装置31
との接続操作を行うため、この操作時、盗難検出装置3
1に振動が加わる。この振動を利用して、装置を使用す
る際に必ず振動センサ38の自己診断を行い、装置が正
常に動作しているか、故障しているかを表示し、利用者
に対して安心感を与えるものである。
【0025】最初に、自己診断を行う継続時間のタイマ
を起動する(ステップ91)。このタイマの設定は、例
えば3秒程度が採用されるが、利用者が確認するのに適
当な時間であればよい。この接続操作で、振動が検知さ
れると、ステップ92の「はい」を通り、ステップ93
で直ちに正常の表示を盗難検出装置31上に行い次の処
理に進む。
【0026】他方、振動の確認(ステップ92)が「い
いえ」の場合は、自己診断時間の経過を確認し(ステッ
プ94)、時間経過前であれば(ステップ94「いい
え」)振動検出(ステップ92)に戻り振動が検出され
るのを待つ。自己診断時間が経過しても振動が検出でき
ない場合は、振動センサ38が故障しているとみなし、
ステップ92の「いいえ」及びステップ94の「はい」
を通り、ステップ95で故障表示となる。
【0027】該自己診断処理72が終了すると図8に戻
り、ステップ73で例えば10分の待ち時間を取る。こ
の時間は、盗難検出装置31を監視モードにセットし、
監視状態にした後、車外に出る時に行うドアの開閉や車
両を機械式駐車場に入れた場合等で車両が振動して、該
盗難検出装置31が異常状態を検知してしまう可能性が
あるため、盗難検出装置31が、安定な状態に置かれる
まで待つ時間である。
【0028】この待ち時間の後、車両を移動したりする
ことにより、盗難検出装置31に振動が加わると、連続
監視しているステップ74が、「はい」に進む。振動検
出の最初は、異常保持タイマが保持されていないので、
ステップ75は「いいえ」になり、異常振動が検知され
たことを、携帯端末11を経由して、緊急対処指示サー
バ43に出力(ステップ76)した後、ステップ77で
異常保持状態として、異常保持タイマを起動する(ステ
ップ77)。
【0029】ここで、携帯端末11は、異常保持状態を
異常中と判定し、一方、異常保持していない状態を正常
と判定する。従って、図7のステップ62において説明
した「正常→異常」とは、前記した異常保持していない
状態から異常保持状態にステータスが変化したことをい
う。該異常保持タイマ動作中は、ステップ79の「いい
え」を通り、ステップ81は、携帯端末11との接続が
行われている間「はい」へに行き、ステップ74へ戻り
振動の検出の監視を続ける。
【0030】異常振動を検知し続ける間(すなわち車両
の移動中など)は、ステップ74の「はい」及び異常保
持中75「はい」を通りステップ78で、異常保持タイ
マを再起動し続ける。このタイマ設定は、短時間の振動
検知による異常と解除の繰返しを避けるためのもので、
例えば、10秒程度のものにする。異常振動がなくな
り、異常保持タイマの保持時間も経過すると、ステップ
74「いいえ」を通り、ステップ79で「はい」に進
み、異常保持の解除を行う(ステップ80)。この異常
保持解除の状態も、緊急対処指示サーバ43へ携帯端末
11を経由して送信される。また、図7のステップ66
において説明した「異常→正常」とは、前記の異常保持
状態から異常保持していない状態にステータスが変化し
たことをいう。
【0031】この異常監視処理は、盗難検出装置31と
携帯端末11とが接続されている間、継続して実施され
る(ステップ81)。最後に図10は、車載端末4から
の信号に対応して動作する緊急対処指示サーバ43で処
理される内容の一例を示している。車載端末4の監視セ
ット解除装置21と携帯端末11とが接続され、監視モ
ードが選択されると、図6の処理で監視開始状態になり
この信号が、緊急対処指示サーバ43に送信される(図
6のステップ54)。この信号を緊急対処指示サーバ4
3が受けて図10のステップ101から処理が開始され
る。
【0032】最初に、ステップ102で、監視開始時の
車載端末4から送られてきた現在位置を登録する。監視
開始後、異常のない状態では、ステップ103「いい
え」、更に何ら信号を受信していない場合はステップ1
05「いいえ」を通り、車載端末4からの異常検出、異
常保持解除又は監視解除のいずれかの信号を受信したか
どうかの確認を続ける。
【0033】ここで、盗難検出装置31が異常(盗難等
による異常振動)を検知した場合には、ステップ103
の「いいえ」とステップ105の「はい」を通り、移動
距離算出のステップ106に入る。ステップ106で
は、車載端末4が、移動されたかどうかを判定するた
め、携帯端末11から信号を受信する度に、監視開始の
位置情報からの移動距離を算出する。
【0034】ステップ107で、この移動距離が所定の
値を超えているかチェックする。所定の値を超えている
場合は、車両が不審者により移動されていることになる
ので、直ちに104のステップへ行き、異常と判定し、
緊急対処指示サーバ43の表示部にその旨を表示する。
移動距離が所定の値を超えていない場合は、車両に対す
る何らかの外乱を検知したとも考えられるので、ステッ
プ108の「はい」を通り、タイマの計時を開始し(ス
テップ109)、所定時間確認のステップ103に戻
る。なお、移動距離の設定値として、一例では、3Km
と設定している。
【0035】異常状態が復旧しないで所定時間継続する
と、ステップ103の「はい」を通り、ステップ104
で盗難等の異常と判定して、その旨表示し次の異常監視
のため異常保持計時のリセットを行う。このタイマの設
定としては、例えば10分としている。振動の異常検出
がなくなり、携帯端末11から復旧信号(図7のステッ
プ68)を緊急対処指示サーバ43が受信し、ステップ
103の「いいえ」、ステップ105の「はい」、ステ
ップ107の「はい」、ステップ108の「いいえ」を
通り、ステップ110で「はい」へ進み、異常継続監視
タイマの計時の終了前に復旧したため、計時を終了させ
る(ステップ111)。
【0036】本装置の利用者が車両に戻り、監視セット
解除装置21を使い監視モードの解除を行ない解除信号
(図7のステップ69)が緊急対処指示サーバ43に送ら
れた場合は、ステップ103の「いいえ」、ステップ1
05の「はい」、ステップ107の「はい」、ステップ
108の「いいえ」、ステップ110の「いいえ」を通
り、ステップ112の「はい」へ進み、緊急対処センタ
の監視が終了する。
【0037】
【発明の効果】本発明は、盗難検出装置の使用開始にお
いて、必ず行う盗難検出装置と携帯端末の接続作業時
に、発生する振動を利用して振動センサの動作確認(自
己診断)を行うため、利用者に特別な操作を要求しない
ことにより、確実で簡単に利用できる。
【0038】更に、使用開始時に、この自己診断結果が
装置上に表示されるので、利用者にとって安心感が増
す。また、使用開始時に、必ず自己診断が実施されるの
で、盗難検出装置が故障のまま放置されることもなく、
盗難検出装置の信頼性が向上し、盗難に対する処置が利
用者からの連絡により開始されるという対策遅れも生じ
ない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の盗難検出装置のシステム全体を示す構
成図である。
【図2】図1に示した車載端末を構成する携帯端末の内
部構成を示す図である。
【図3】図1に示した車載端末を構成する監視セット解
除装置の内部構成を示す図である。
【図4】図1に示した車載端末を構成する盗難検出装置
の内部構成を示す図である。
【図5】図1に示した緊急対処センタのセンタ装置の内
部構成を示す図である。
【図6】図2の携帯端末での盗難監視モード設定処理を
示すフローチャートである。
【図7】図2の携帯端末での盗難監視中及び監視モード
解除時の処理を示すフローチャートである。
【図8】図4の盗難検出装置における異常処理の内容を
示すフローチャートである。
【図9】図4の盗難検出装置における自己診断機能の処
理内容を示すフローチャートである。
【図10】図1に示した緊急対処センタのセンタ装置で
処理される内容を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1…緊急対処センタ 2…ネットワーク網 3…センタ装置 4…車載端末 5…GPS衛星 6…基地局 7…衛星基準局 9…対処用端末 11…携帯端末 12…外部機器接続用I/F 14,23,35,42…制御部 15…RF部 21…監視セット解除装置 22,32…携帯端末I/F 24…操作部 25、39…表示部 31…盗難検出装置 36…振動検出判断部 37…自己診断部 38…振動センサ 41…通信部 43…緊急対処指示サーバ 44…位置情報管理サーバ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5C084 AA04 AA09 AA13 BB01 BB04 BB40 CC16 DD79 EE06 FF02 FF08 FF27 GG17 GG54 GG65 5C086 AA28 BA22 CA23 CB40 DA08 DA40 EA13 EA41 EA45 5C087 AA02 AA03 AA08 AA19 BB18 BB46 BB65 BB74 CC02 CC22 DD05 DD14 EE05 EE06 EE07 GG19 GG39 GG46

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 盗難監視状態に入った後、車両への振動
    を振動センサが検出すると、緊急対処センタに異常通報
    する車両の盗難検出装置であって、 監視開始の操作を検出判定する操作検出部と、 前記振動センサの状態を表示する表示部と、 前記操作検出部の検出後所定時間内に、前記振動センサ
    が振動を検出しないと、前記表示部に故障表示させる自
    己診断処理を行う制御部とを具備することを特徴とした
    車両の盗難検出装置。
  2. 【請求項2】 盗難監視状態に入った後、車両への振動
    を振動センサが検出すると、緊急対処センタに異常通報
    する車両の盗難検出装置であって、 監視開始の操作を検出判定する操作検出部と、 前記振動センサの状態を表示する表示部と、 前記操作検出部の検出後、前記振動センサが振動を検出
    すると、前記表示部に正常表示させる自己診断を行う制
    御部とを具備することを特徴とした車両の盗難検出装
    置。
  3. 【請求項3】 前記自己診断処理が終了した後、前記振
    動センサが振動を検出した時に前記異常通報を行う請求
    項1又は2に記載の車両の盗難検出装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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