JP2002298027A - 課金処理システム、課金処理方法、及びその方法を実現するプログラム - Google Patents

課金処理システム、課金処理方法、及びその方法を実現するプログラム

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JP2002298027A
JP2002298027A JP2001098220A JP2001098220A JP2002298027A JP 2002298027 A JP2002298027 A JP 2002298027A JP 2001098220 A JP2001098220 A JP 2001098220A JP 2001098220 A JP2001098220 A JP 2001098220A JP 2002298027 A JP2002298027 A JP 2002298027A
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Yoshiaki Yamada
義明 山田
Masao Nakada
正夫 仲田
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Sanyo Electric Co Ltd
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Sanyo Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 利用者がすぐコンテンツを利用しても、予想
されるコンテンツの対価の低下があっても料金負担が少
なく、コンテンツプロバイダーにとって価値のあるコン
テンツとして利用者に認められさえすれば初期の立ち上
がり時に販売機会を損失しないようにする。 【解決手段】 コンテンツ情報を蓄積する情報センタか
らコンテンツ情報を購入する際の課金処理において、各
々のコンテンツ情報提供時の対価と当該コンテンツ情報
の提供を受けた利用者を関係付けてコンテンツ配信実績
を記憶し、コンテンツ情報の購入要求があると当該利用
者の過去の配信実績を検索し、過去の配信実績があった
場合その時に課金された対価と当該コンテンツの現在の
対価とを比較して差額を計算し、その差額に基づいて今
回購入されるコンテンツ情報の対価を変更する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子化された画
像、音声、コンピュータソフト等のコンテンツを配信す
る業者(以下、コンテンツプロバイダと記す)のコンテ
ンツ利用料金の課金方法に適用して有効な技術に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】電子市場を利用して、デジタルコンテン
ツ商品が売買され、利用者は情報端末の画面に表示され
る各種のコンテンツから所望するコンテンツを選択して
販売者側に購入を要求し売買が成立すると、課金処理が
実施されている。
【0003】近年、デジタル放送方式の実用化やインタ
ーネットの普及に伴いデジタルコンテンツの販売が開始
された。例えば、デジタルコンテンツの1つにテレビジ
ョン番組の有料放送があり、その課金方式として番組の
視聴時間や回数に関わりなく月単位での固定金額で課金
される方式に加えて、番組ごとに課金額を定めユーザが
視聴した番組に応じて料金を徴収するペイパービュー方
式などが採用されている。
【0004】ペイパービュー方式が適用される番組につ
いては、その番組の課金額に関する情報(課金情報)が
配信されていて、ユーザが視聴した番組が課金対象の番
組であれば、前記課金情報に基づいて視聴料が徴収され
る。
【0005】またインターネットによりコンテンツプロ
バイダが提供するコンテンツにおいては、その価格はそ
の内容によって、たとえば、通信したデータ容量に依存
せず、所定の画像枚数ごとに1000円とか、ソフト一本で
2000円とかで決められ、個人情報とダウンロードが終了
したかどうかの信号処理をとらえ、コンテンツ単位での
タイミングで課金される。
【0006】またコンテンツとして、音楽データが情報
通信網を利用して販売されており、1曲毎にPC(パー
ソナルコンピュータ)へダウンロードしてPCで再生さ
れる。携帯端末においても音楽データが着信メロディに
おいて発信元を特定する着信メロディとしての利用が行
われている。ばかりか、本来の音楽再生用としてダウン
ロードすることも行われるようになった。
【0007】このように多様化しているコンテンツの課
金割引に関しては、下記のような技術が公開されてい
る。例えばテレビジョンの番組視聴状況においてユーザ
の同一番組の視聴実績や、また視聴率に応じてコンテン
ツごとに割引条件を満たすかどうかを判断して課金額を
可変設定する(特開平10−98704)放送システム
が開示され、また情報のダウンロードの失敗時や番組の
映像音声の異常を検知して課金額を割引く(特開平10
−308734)技術や、更には、前月度の配信曲数に
応じて当月度の配信を受ける曲の合計金額に一定の割引
率を乗じて割引金額を決定する(特開平08−1958
34)技術などが見受けられる。
【0008】またプロバイダーを介してインターネット
に接続した情報端末へのコンテンツ利用料金の課金方法
として、前記情報端末がコンテンツを利用する際に、コ
ンテンツプロバイダ側のサーバは情報端末へのコンテン
ツ送信開始から送信完了までの時間を取得し、前記取得
時間から情報端末に特典を与えるポイントを算出し、そ
のポイントをインターネットを介して情報端末に伝える
ことにより、間接的にコンテンツデータを情報端末側に
ダウンロードする時間を監視して単位データあたりの時
間を算出し、搬送速度の変動によるダウンロード時間
(=費用)を調整する課金処理が提供されている(特開
2000−13371)。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】従来の、デジタルコン
テンツの課金割引に関しては、コンテンツごと視聴実績
や現在の視聴状況を示す視聴率に応じて課金額を割引き
し、コンテンツの異常を検知した場合や、前月度の配信
曲数の多少、サーバからコンテンツを受信する時間の長
さなどに応じて課金割引をするなど、過去または現在の
結果に対応して課金割引を実施するものであった。
【0010】上記従来技術を検討した結果、以下の問題
点を見いだした。例えば、ユーザが、ある特定のデジタ
ルコンテンツを利用した場合に、当該デジタルコンテン
ツの利用に係る対価に対してたとえ課金割引が適用され
て課金処理がなされたとしても、当該デジタルコンテン
ツの今後の利用状況によっては、課金割引が適用された
以上に、当該デジタルコンテンツの対価は低くなるかも
知れず、デジタルコンテンツの発売と同時にデジタルコ
ンテンツをダウンロードするかそれとも暫く様子を見て
ダウンロードするかによって、料金負担が変わってく
る。利用者にとっては、今すぐダウンロードしてコンテ
ンツを利用したいのに、当該コンテンツの対価の低下を
予想してダウンロードを見合わせてしまうことになり、
結果としてデジタルコンテンツのプロバイダーにとって
は初期の立ち上がり時の大事な時期に販売機会を損失す
ることになる。
【0011】本発明は上記の問題点を解決するためにな
されたものであり、その目的は、利用者にとっては、今
すぐダウンロードしたとしても予想されるデジタルコン
テンツの対価の低下があった場合でも料金負担がさほど
変動せず、またデジタルコンテンツのプロバイダーにと
って価値のあるデジタルコンテンツとして利用者に認め
られさえすれば初期の立ち上がり時の大事な時期に販売
機会を損失しない課金処理を提供することにある。
【0012】本発明の前記ならびにその他の目的と新規
な特徴は、本明細書の記述及び添付図面によって明らか
にされる。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明(請求項1)にかかる課金処理システムは、
配信可能なコンテンツ情報を蓄積している情報センタか
ら利用者が任意のコンテンツ情報を購入する際の課金処
理システムであって、各々のコンテンツ情報提供時の対
価と当該コンテンツ情報の提供を受けた利用者を関係付
けてコンテンツの配信実績を所定期間にわたって記憶す
る配信実績記憶手段と、利用者によりコンテンツ情報の
購入要求があると前記配信実績記憶手段から当該利用者
の過去の配信実績を検索し、過去の配信実績があった場
合にはその時に課金された対価と当該コンテンツの現在
の対価とを比較して差額を計算する差額計算手段と、前
記差額計算手段により計算された差額に基づいて今回購
入されるコンテンツ情報の対価を変更する対価変更手段
と、を備えることを特徴とする課金処理システムにより
コンテンツ情報の課金処理を行うようにしたものであ
る。
【0014】また、本発明の請求項1にかかる課金処理
の方法及びその方法を実現するプログラムを提供する。
【0015】これまで述べてきたコンテンツについて
は、情報通信網を通じてコンテンツそのものを利用者に
提供する限りにおいて通常デジタルコンテンツを意味す
るものであるが、コンテンツそのものを情報通信網以外
の手段(例えばアナログ情報として磁気テープなどの記
憶媒体に記録して供給されるコンテンツ)を用いて利用
者に供給し、当該コンテンツの情報提供に係る対価とし
て課金情報の制御のみを、情報通信網を通じて行うこと
にすれば、コンテンツはデジタルコンテンツでなくても
本発明の課金処理は実現可能である。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明の課金処理では、情報提供
されるコンテンツをあらわすコンテンツコードにその利
用者を特定する利用者コードを付与して、情報提供され
るコンテンツとその利用者との情報提供実績を管理し、
情報提供後のサービス等の運用を行うとともに、利用者
ごとに当該情報提供の対価としての課金額を制御する。
【0017】前記利用者の利用者コードは、例えば会員
管理、顧客管理などで利用される会員カード番号、顧客
番号を使用してもよく、また近年BSデジタル放送の開始
に伴い各社のBSデジタル放送を視聴することを可能にし
たカードであって、テレビジョン受信機に挿入して使用
するカードが普及しつつあり、当該カードに付与される
登録番号を利用者コードとして使用してもよい。特に当
該登録番号は利用者の識別番号として、テレビジョン受
信機に接続された電話回線を通じて放送番組ごとの視聴
に応じてコンテンツ課金される制御に有効に利用されて
いる。
【0018】以下に添付図面を参照して、この発明に係
る好適な実施の形態を詳細に説明する。
【0019】まず、この発明の実施の形態であるコンテ
ンツの課金処理システムを機能的に説明する。図1はこ
の発明の実施の形態による課金処理システムを機能的に
示す構成図である。この課金処理システムは、図1に示
したように、情報端末1(クライアント)と情報センタ
ー2(サーバ)とを例えばインターネット,商用ネット
等の情報通信網4に接続し、ネットワーク上でコンテン
ツ情報提供を実現する。
【0020】情報センター2はコンテンツを供給するサ
ーバ機能を有し、情報センター2内には供給するコンテ
ンツの内容を保存するコンテンツデータベースが記憶さ
れている。図2はコンテンツデータベースの各コンテン
ツの記憶内容を示す模式図である。図2に示すように複
数のコンテンツがコンテンツコードとコンテンツ情報提
供時の対価ともに記憶されている。コンテンツの内容は
アプリケーションソフトウェアであったり、画像イメー
ジであったり、音楽情報としてのWAVE情報であったりす
るので、その記録サイズは各々異なり、また情報として
大きなサイズとなることから、該当するコンテンツに係
るリンク情報が前記コンテンツコードごとに記憶されて
いる。
【0021】また情報センター2は、課金通信網5(特
に図1においては情報通信網4と区別される課金通信網
5としているが、課金通信網5と情報通信網4とは同一
であってもよい)を介して課金センタ3(クレジットカ
ードの与信や決済を行うサーバとして機能する)に接続
され、利用者である情報端末1に対する与信や決済を行
う。
【0022】なお、図1では、情報通信網4がデジタル
衛星放送などの放送通信網を利用して供給されるコンテ
ンツのように、複数の情報端末1が情報通信網4に接続
された場合でも、コンテンツが同時に供給可能である場
合もあるが、説明の簡略化のために、情報端末1だけを
利用者の端末として図示している。
【0023】情報端末1から情報センター2に対してコ
ンテンツの購入要求が行われると、情報センター2と課
金センタ3間の与信によって認証が行われ、その認証に
より利用者に購入許可がおりると、所要のコンテンツ
と、当該コンテンツとその利用者コードとで構成される
識別コードが情報センター2から利用者である情報端末
1に対して配信される。かかる識別コードにより、コン
テンツと利用者との対応関係が一元的に管理可能にな
る。その後コンテンツそのものが情報端末1に送信さ
れ、情報端末1から情報センター2に購入完了通知が転
送されると、情報センター2において課金センター3を
介して利用者への課金処理が実施される。
【0024】図3は、コンテンツが利用者に情報提供さ
れた実績を記憶する配信実績記憶手段としての実績デー
タベースの内容を示す。実績データベースは情報センタ
ー2内に記憶されている。実績データベース内にはコン
テンツが情報提供された時点の対価がその実績ごとに記
憶されている。情報提供された時点の対価を記憶するの
は、当該コンテンツの対価変動に備えたものである。ま
た実績データベース内には当該コンテンツの対価変動に
伴って利用者へ還元を終えた還元済金額が識別コードご
とに記憶されており二重に還元されることを防止してい
る。この還元済金額については本明細書の以降の記述に
よって明らかになる。
【0025】なおコンテンツの配信が前記放送通信網の
場合には、当該コンテンツは放送通信網において配信さ
れているので、所要のコンテンツは情報通信網4からは
配信されない。この場合には当該コンテンツを利用する
ためのパスワードや、コンテンツにかけられたスクラン
ブルなどの符号化された情報を解除する復号キーなどが
例えば放送通信網とは異なる情報通信網4を経由して配
信されることになる。
【0026】また、この実施の形態による課金処理シス
テムでは、上述したように、コンテンツ配信されるコン
テンツにはコンテンツ内容と利用者とを示す識別コード
が、情報端末1へコンテンツと情報提供の対価とともに
転送され、情報端末1と情報センター2とのシステム上
でのコンテンツ管理は識別コードで一元化される。
【0027】情報端末1では、所要のコンテンツを選択
し、その購入要求を行うためにクレジット等を利用して
購入金額を支払う際に必要なクレジット番号,クレジッ
ト会社に登録した名前等の情報などから成るユーザ情報
を入力する。
【0028】情報センター2に対して購入要求を行って
その際の与信認証結果を受け取るとともに、コンテンツ
受信の際に当該コンテンツ及びその識別コードを復号す
るための復号鍵を要求し、識別コード付きのコンテンツ
データとそれに対応する復号鍵を受け取ることもでき
る。
【0029】情報端末1では、当該コンテンツの情報提
供時に、現時点での情報提供の対価も同時に受信され
る。前記識別コードと情報提供の対価とは、一連の情報
として情報センター2にコンテンツの情報提供ごとに実
績データベースとして記憶される。情報提供の対価とし
て情報提供時の対価を使用するものとしているのは、当
該コンテンツの情報提供対価が固定されたものではない
ことによる。
【0030】たとえば、コンパクトディスク(CD)やDV
D、LDなどの記憶媒体に記録されて物理的に情報提供さ
れるコンテンツでは、記憶媒体上に販売価格が印刷され
しかも再販価格制度に支えられて販売価格は維持されて
いる。そして、この価格が変更されるのは、新たに改訂
されてしかも新しく改定された販売価格とともに記憶媒
体に記録された場合である。販売価格が改定されるの
は、作成費用と流通コストとを回収すべく当初決定され
た販売価格が所定の販売を達成し、その結果回収不要と
なった部分のコストを除いた新しい販売価格が決定され
ることによる。当然販売価格は販売の増加とともに低下
する。
【0031】情報通信網を利用して配信されることによ
り情報提供されるコンテンツにおいては、前記記憶媒体
に記録する必要もなくその販売価格も印刷されておら
ず、また配信に係る通信コストも利用者が負担し、しか
も前記販売価格は情報提供の都度もしくは定期的に、情
報提供された販売回数に応じて当該コンテンツの作成費
用と適正利潤とを按分しなおして課金情報として反映、
変更させることができる。
【0032】例えば、情報提供するコンテンツの販売に
あたり、目標販売枚数を定めて情報提供の対価としての
課金情報が決定できる。例えばコンテンツの作成費用に
8000万円を要したと仮定し適正利潤は2割の200
0万円をコンテンツプロバイダが得ようとしたとする。
【0033】20万回情報提供して販売を達成すれば、
その1回の情報提供対価を500円とすることにより、
合計1億円の売上が達成でき、当該コンテンツの情報提
供ごとに作成費用400円の回収と適正利潤100円と
確保されることになる。
【0034】20万回販売達成後の販売については僅か
な利益と適正利潤を確保すればよい。そこで当初の目標
販売枚数を50万回に上方修正したものとすれば、過去
に情報提供を終えた販売分も含めて、作成費用8000
万円と適正利潤2000万円との合計を回収することに
なる。コンテンツの情報提供ごとに作成費用回収分を1
60円(8000万円/50万回)を作成費用とし、ま
たコンテンツの情報提供ごとに適正利潤を40円(20
00万/50万)として、情報提供対価を200(16
0+40)円としても当初の作成費用8000万円と適
正利潤2000万円との合計1億円は回収できる。なお
ここで適正利潤は2000万円のまま変更しないものと
し、説明の簡略化のため前記僅かな経費の部分の確保は
無視した。。
【0035】このように情報提供対価が設定変更される
ことによって当該コンテンツの利用者は、当該コンテン
ツが情報提供を開始した直後に利用する場合と、暫くし
て情報提供対価が変更されるのを待って当該コンテンツ
を利用する場合とで、情報提供対価が異なるものとな
る。従って、情報提供対価が変更されるのを待って当該
コンテンツを利用しようという所謂買い控えが増加し、
当該コンテンツが所定の販売目標を達成する期間が長引
くものとなる。
【0036】上記の弊害を解消するために、本発明の課
金処理においては、時間の経過に伴って目標販売枚数を
達成して情報提供時の対価Aが情報提供の対価Bとしてよ
り低い対価に設定変更された場合には、差額金額(対価
A−対価B)の一部を、情報提供時の対価Aで当該コンテ
ンツを利用した者に、次回のコンテンツ利用時に還元す
るものである。
【0037】そこで、前記差額金額の一部を還元する動
作シーケンスについて図4のフローチャートによって説
明する。
【0038】ここで購入要求されたコンテンツはコンテ
ンツNであり発売当初の情報提供の対価は対価Nであり、
現時点での対価は変わらないものとする。
【0039】ステップ401;上述した本発明の課金処
理システムでは、先ず情報端末1から情報センター2に
対して利用者XからコンテンツNの購入要求が行われる。
購入要求されるコンテンツNは情報センター2から情報
端末1へ配信されたコンテンツ一覧から選択して指定さ
れる。購入要求においてクレジット番号を含む前記ユー
ザ情報が同時に情報センター2へ送信される。なお係る
コンテンツ一覧は情報センター2から情報端末1に配信
されるものとは限らず、インターネット上の情報センタ
ーとは異なるサーバ上に設定されたホームページにコン
テンツを公開し該ホームページから情報センター2へメ
ール形式でコンテンツの購入要求をすることも可能であ
る。
【0040】ステップ402;購入要求に対してはユー
ザ情報に基づいて情報センター2と課金センタ3間の与
信によって認証が行われる。その認証の結果、利用者X
に購入が許可されるとステップ404へすすみ、利用者
Xに購入が許可されない場合にはステップ403へすす
む。
【0041】ステップ403;「当該コンテンツNは、
当該ユーザへ提供できません」などのメッセージを情報
端末1へ送信して、本フローチャートの処理を終了す
る。
【0042】ステップ404;所要のコンテンツNが情
報センター2から利用者Xである情報端末1に対して配
信される。その配信の際には、コンテンツコードと利用
者コードとからなる識別コードXN、及び当該コンテンツ
Nの情報提供の対価Nが付加される。
【0043】ステップ405;その後、情報端末1から
情報センター2に配信完了通知が送信された場合には、
情報センター2において利用者Xへの当該コンテンツNの
情報提供の対価が、情報センター2内に設けられたコン
テンツデータベースを検索して現時点での当該コンテン
ツNの情報提供に係る対価Nを当該ユーザへの情報提供の
対価として求められる。当該利用者Xに還元すべき金額
があればその還元金額を考慮した課金処理が実施され
る。なお還元金額を考慮した課金処理については図5の
フローチャートにおいて説明する。
【0044】ステップ406;一定期間を経て情報セン
ター2と課金センタ3との間で決済が行われる。決済と
同時に、上記識別コードXNと当該コンテンツNの情報提
供の対価とを含む購入実績が情報センター2内の実績デ
ータベースに記録される。
【0045】以上で図4のフローチャートの処理を終了
する。
【0046】次に図5のフローチャートによってステッ
プ405における還元金額を考慮した課金処理をする動
作シーケンスについて説明する。前提条件としては下記
のようになっているものとする。情報センター2は、複
数のコンテンツ1,2,3,4,5,6,・・・を供給
しており、当該利用者Xは過去にコンテンツ1を購入し
た実績があり、購入当時のコンテンツ1に係る情報提供
の対価は例えば2000円であったが、現時点でのコン
テンツ1に係る情報提供の対価は例えば1200円に低
下して更新されているものとし、コンテンツ1について
はその対価低下に伴う差額金額の一部として、その差額
金額の還元比率70%を還元することになっているもの
とする。さらに当該ユーザはコンテンツ1にかかる差額
金額の還元はまだなされていないものとし、また当該ユ
ーザはほかにコンテンツ購入の実績はないものとする。
【0047】ステップ501;情報センター2において
利用者Xへの当該コンテンツNの情報提供の現時点での対
価Nがコンテンツデータベースから求められている。当
該コンテンツNを情報提供しようとしている利用者コー
ドXを検索キーとして情報センター2内の実績データベ
ースを検索し、利用者コードXに係る過去の情報提供実
績を調べる。過去の情報提供実績がなければ、還元金額
はなくコンテンツNの情報提供の対価は対価Nとして、ス
テップ505にすすむ。
【0048】ステップ502;過去の情報提供実績があ
る場合には、そのコンテンツの情報提供時の対価が実績
データベースから判明する。当該利用者コードXの場合
には、コンテンツ1を対価2000円で購入しており、
コンテンツデータベースから求められたコンテンツ1の
情報提供の現時点での対価1200円と比較され、その
差額が計算される。その結果、対価は800円低下して
いる(差額金額は800円である)。そしてコンテンツ
1では差額金額の還元比率である70%を還元すること
になっているので、差額金額として800円*70%で
ある560円が、コンテンツ1の情報提供実績に伴って
還元が可能となる。利用者コードXにほかのコンテンツ
利用実績がコンテンツデータベース内にあればそのコン
テンツについても同様に還元金額が追加される。前提条
件からすると利用者コードXにはほかのコンテンツ利用
実績がなく還元金額は560円のみである。
【0049】ステップ503;今回購入要求されたコン
テンツNの情報提供の対価Nからステップ502で確定し
た還元金額560円を差し引いて「対価N−560」円
が利用者コードXへのコンテンツNの情報提供の対価とし
て変更する。ただし、「対価N−560」円が負になる
場合には購入要求されたコンテンツNの情報提供の対価
を零円とし、ステップ504での還元済金額の設定は
「560−対価N」円である。
【0050】ステップ504;還元金額560円につい
て次回のコンテンツを情報供給する場合に二重に還元す
ることのないように実績データベース内のコンテンツコ
ード1における還元済み金額へ、還元金額560円を設
定しておく。
【0051】ステップ505;コンテンツNの情報提供
の対価は、「対価N−560」円または「対価N」円とし
て確定する。
【0052】以上で図4のフローチャートの処理を終了
する。
【0053】図4及び図5のフローチャートで明らかな
ように、新しく販売開始されたコンテンツNを、利用者X
が例えば本物のコンテンツであると認めて購入を希望す
るものであれば、販売開始当初はコンテンツNの情報提
供の対価Nが高価であることを要因として躊躇すること
はなくなり、安心して購入申し込みをすることになる。
【0054】その理由は、1ヵ月後、2ヵ月後と経過す
ることにより当該コンテンツNがかなり普及すれば、時
間の経過とともに情報提供の対価が低くなることが予測
されるが、かかる低下分については今後、新たなコンテ
ンツの情報提供をうける際に低下分の対価に相当する金
額が還元されるものと期待されることにある。新しいコ
ンテンツが販売開始されれば即座に購入し当該コンテン
ツを1ヵ月後、2ヵ月後と経過する以前に利用すること
ができる。
【0055】なお上記の実施例では、利用者Xがコンテ
ンツ1以外にはほかのコンテンツ利用実績がないものと
しているが、ほかのコンテンツ利用実績がある場合に
は、それらのコンテンツについてもコンテンツ1と同様
に還元済みでない還元可能な金額を求めて合算し、新し
いコンテンツの情報提供の対価という限度内で、利用者
Xへの還元金額として決定する。
【0056】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よれば、情報センタから情報端末への各々のコンテンツ
情報提供時の対価を含むコンテンツ情報の配信実績を、
所定期間にわたって記憶し、記憶された各々のコンテン
ツ情報提供時の対価Aと当該コンテンツ情報の最新の対
価Bとを比較し、対価Aと対価Bとの差額に基づいて、新
たに配信されるコンテンツ情報提供の対価を含む課金情
報を変更するようにしたので、コンテンツ販売開始時に
設定された情報提供の対価を当該コンテンツの利用者に
対して、次のコンテンツ購入のタイミングで前記差額分
を還元することにより、これによってコンテンツ販売開
始時から設定された情報提供の対価での買い控えをなく
し、多くの利用者に当該コンテンツを提供して所定の数
量を早期に販売できるという効果を奏する。
【0057】当該コンテンツの利用者においては販売開
始から時を移さず購入してコンテンツ利用できることに
なり、コンテンツ提供者においては販売開始時からの早
期販売で当該コンテンツの作成費用を早期に回収して新
たなコンテンツ作成の運転資金として活用できるものと
なる。
【0058】また差額分の還元は、次回の情報提供の課
金の際に行われることから、当該利用者はリピータとな
る確率が高くなるばかりでなく、かかる差額分の還元を
目指して、当該コンテンツの情報提供を利用者以外にも
勧めることになり、更なる所定数量の早期販売に貢献す
るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態による課金処理システムを
機能的に示す構成図である。
【図2】本発明のコンテンツデータベースの各コンテン
ツごと記憶内容を示す模式図である。
【図3】本発明のコンテンツが利用者に情報提供された
実績を記憶する実績データベースの内容を示す模式図で
ある。
【図4】本発明のコンテンツが情報提供される対価から
過去の購入実績にかかるコンテンツの対価低下による差
額金額の一部を還元する動作シーケンスについてのフロ
ーチャートを示す模式図である。
【図5】本発明のコンテンツが情報提供される対価から
差還元する金額を考慮した課金処理をする動作シーケン
スについてのフローチャートを示す模式図である。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】配信可能なコンテンツ情報を蓄積している
    情報センタから利用者が任意のコンテンツ情報を購入す
    る際の課金処理システムであって、 各々のコンテンツ情報提供時の対価と当該コンテンツ情
    報の提供を受けた利用者を関係付けてコンテンツの配信
    実績を所定期間にわたって記憶する配信実績記憶手段
    と、 利用者によりコンテンツ情報の購入要求があると前記配
    信実績記憶手段から当該利用者の過去の配信実績を検索
    し、過去の配信実績があった場合にはその時に課金され
    た対価と当該コンテンツの現在の対価とを比較して差額
    を計算する差額計算手段と、 前記差額計算手段により計算された差額に基づいて今回
    購入されるコンテンツ情報の対価を変更する対価変更手
    段と、 を備えることを特徴とする課金処理システム。
  2. 【請求項2】配信可能なコンテンツ情報を蓄積している
    情報センタから利用者が任意のコンテンツ情報を購入す
    る際の課金処理方法であって、 各々のコンテンツ情報提供時の対価と当該コンテンツ情
    報の提供を受けた利用者を関係付けてコンテンツの配信
    実績を所定期間にわたって記憶し、 利用者によりコンテンツ情報の購入要求があると前記記
    憶された配信実績から当該利用者の過去の配信実績を検
    索し、過去の配信実績があった場合にはその時に課金さ
    れた対価と当該コンテンツの現在の対価とを比較して差
    額を計算し、 前記差額に基づいて今回購入されるコンテンツ情報の対
    価を変更する、 ことを特徴とする課金処理方法。
  3. 【請求項3】前記請求項2に記載された方法を実現する
    プログラム。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9891868B2 (en) 2015-07-17 2018-02-13 Ricoh Company, Ltd. Charging processing system, charging processing method, and recording medium

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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