JP2002297121A - 画像処理方法及び画像処理装置、及び画像処理システム - Google Patents
画像処理方法及び画像処理装置、及び画像処理システムInfo
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Abstract
描画を行う際に、ピクセル毎の属性を正確に作成するこ
とは困難であった。 【解決手段】 描画命令を展開して、ビットマップデー
タ及び該ビットマップデータに対応する画素毎の属性情
報を作成する画像処理方法であって、前記描画命令で指
定された論理演算処理に基づいて属性情報に対する操作
内容を決定する操作決定工程と、該決定された操作内容
に基づいて属性情報用の論理演算処理を作成する論理演
算作成工程と、前記属性情報用の論理演算処理を実行す
ることによって属性情報を作成する論理演算工程と、前
記属性情報が反転属性を有していれば該属性情報を反転
する反転工程と、を有することによって、正確な属性情
報を作成でき、属性に応じた高品位な色処理が可能とな
る。
Description
てビットマップデータ及び該ビットマップデータに対応
する画素毎の属性情報を作成する画像処理方法及び画像
処理装置、及び画像処理システムに関する。
ビームプリンタ等の画像出力デバイスにおいては、OS
からの描画命令を受けてRGB計24ビットの多値ビッ
トマップを多値ビットマップ領域に展開し、全ての描画
命令の処理が終了した時点で、該多値ビットマップ領域
全体に対して色処理(色補正、色変換、n値化等)を施
すことによって、デバイスに依存した色空間上のビット
マップに変換していた。
プにおいてはピクセル毎の属性情報を特に有していない
ため、ある任意のピクセルに対して、どのオブジェクト
(文字、グラフィクス、イメージ)として描画された
か、あるいはオブジェクトのエッジ部分なのか中心部分
なのか等の判定はできない。従って、全てのピクセルに
対して同様の色処理が施されてしまうため、必ずしも最
適な色処理が行えるものではなかった。このような色処
理の概念を図12に示す。
を可能とするための方法として、全てのピクセルに対し
て属性情報を持たせる方法が知られている。
24ビットからなる1ピクセル対して、さらに属性情報
用に8ビットを確保することによって、1ピクセルをR
GBαの計32ビットデータとして処理を行う方法があ
る。
まとして、別領域に属性情報用メモリを確保する方法が
ある。このような属性情報用メモリを用いた色処理の概
念を図13に示す。この方法によれば、多値ビットマッ
プ領域内のピクセルが更新される度に、該ピクセルに対
応する属性情報格納領域も更新される。
ップ領域に展開する際に、全てのピクセルに属性情報を
持たせておくことによって、各ピクセル毎に該属性情報
を考慮して最適な色処理を施すことが可能となる。
属性情報を備える方法によれば、描画オブジェクトが全
て上書きされていく場合には、問題なく最適な色処理を
行うことができる。しかしながら、論理演算処理が指定
された描画オブジェクトを処理する場合には、属性情報
を正確に格納することができないという問題があった。
る。図14においては、イメージオブジェクトとグラフ
ィクスオブジェクトが、ビットマップに展開した際に互
いに重なり合う部分を有する場合を示し、グラフィクス
オブジェクトにはその属性情報102に対して、「下地
がない場合のみ描画」を指示する論理演算が指定されて
いる。この場合、最終的にビットマップが展開されるデ
バイス依存のビットマップ領域200においては、イメ
ージとグラフィクスの重なった部分にはイメージ用の色
処理が施されているべきである。
方法によれば、図14の属性情報格納領域100に示す
ように、イメージオブジェクトの属性情報101が格納
された後に、グラフィクスオブジェクトの属性情報10
2が上書きされてしまうことがある。すると色処理を施
す際に、イメージ属性を有すると判断されるべきである
ピクセルが、グラフィクス属性を有するものと判断して
しまうため、最適な描画は行えない。
たものであり、論理演算処理指定を伴った描画を行う際
にも、ピクセル毎の属性に適した処理を行って高品位出
力を得る画像処理方法及び画像処理装置、及び画像処理
システムを提供することを目的とする。
の一手法として、本発明の画像処理方法は以下の工程を
備える。
ップデータ及び該ビットマップデータに対応する画素毎
の属性情報を作成する画像処理方法であって、前記描画
命令で指定された論理演算処理に基づいて属性情報に対
する操作内容を決定する操作決定工程と(実施形態にお
いて図11に示すS201〜S205に対応)、該決定された操作
内容に基づいて属性情報用の論理演算処理を作成する論
理演算作成工程と(同、S206に対応)、前記属性情報用
の論理演算処理を実行することによって属性情報を作成
する論理演算工程と(同、S210に対応)、前記属性情報
が反転属性を有していれば該属性情報を反転する反転工
程と(同、S105に対応)、を有することを特徴とする。
ついて、図面を参照して詳細に説明する。
実施形態の画像処理方法が適用される情報処理システム
の構成例を示すブロック図である。
本実施形態の画像処理方法を実現する制御プログラムお
よびその関連データが記憶されているFD,CD−RO
M,ICメモリカード等の記憶媒体を、システムに接続
された媒体読取装置6によって読み込む。そして該制御
プログラムに基づき、補助記憶装置3から主記憶装置2
にロードされたシステムプログラムやアプリケーション
プログラムによって入力装置4を介して入力される画像
情報を処理し、出力装置5やプリンタ7に出力する。画
像情報は、補助記憶装置3や、媒体読取装置6によって
読み取られる記憶媒体に格納されていても良い。
はディスプレイなどの表示装置、または通信インタフェ
ース装置とし、プリンタ7と区別する。また、入力装置
4はキーボード、ポインティングデバイス等で構成され
ているものとする。さらに補助記憶装置3は、ハードデ
ィスク、光磁気ディスクで構成されるものであってもい
いし、これらの組み合わせで構成されるものであっても
よい。また、それぞれの装置がネットワークを介して接
続されていてもよい。
制御プログラム及びその関連データが中央処理装置1に
読み込まれ、入力装置4を介して入力された印刷命令に
基づいてプリンタ7へ印刷用データを送るまでの、印刷
処理を示す概念図である。アプリケーション21、ドラ
イバ22ともに、OS20の制御下で機能する。
機能構成を示すブロック図である。OS20から描画命
令を受けると、該描画命令を多値のビットマップに展開
して多値ビットマップ領域230に格納する(S22
1)。このとき同時に、描画オブジェクトの属性を示す
属性情報を属性情報格納領域231に格納する(S22
2)。ここで属性情報とは、オブジェクトの種類(イメ
ージ、グラフィクス、テキスト等)やオブジェクトの端
部を示すエッジ情報等、最適な色処理を行う上で必要と
される情報である。
属性情報を別領域に格納する例を示しているが、例えば
多値ビットマップ(RGB24ビット)と属性情報(α
8ビット)を結合して1つのビットマップ(RGBα3
2ビット)としても、同様の効果が得られる。
マップと属性情報の合成を行って、様々な属性毎の多値
ビットマップデータを抽出する(S223)。そして抽
出されたビットマップデータに対し、属性毎に適した色
処理を行なって合成することにより、デバイス依存ビッ
トマップ232を作成する(S224)。このデバイス
依存ビットマップ232を、プリンタ7へ出力する(S
225)。
プリンタ7に対するドライバ22において、ビットマッ
プ展開及び色処理を行う例について説明するが、プリン
タ7内部で該処理を行う場合であっても、本発明は同様
に成立する。
施形態の処理について、図4乃至図10を参照して詳細
に説明する。
に、属性情報格納領域231に格納される属性情報のフ
ォーマット例を示す図である。本実施形態においては、
属性情報をオブジェクトの種類(全3種類:イメージ、
グラフィクス、テキスト)とし、それぞれの属性を表す
計3ビットと、後述する反転属性を表す1ビットの、最
低4ビットによって、1ピクセルあたりの属性情報が構
成される。もちろん、予備ビットを加えて例えば8ビッ
ト/ピクセル(残りの4ビットは使用しない)としても
良いし、1ピクセルあたりの属性情報格納領域231も
ビット順列に限らず、例えば線順列にしても良い。
算処理指定を有する描画オブジェクトを処理する際に、
その属性情報を格納する際の各種操作内容を示す図であ
る。
のある描画オブジェクトの全てに対し、属性情報を属性
情報格納領域231に格納する際に、以下に示す4種類
の操作(オペレート)のいずれかを行う。
属性のビットのみを立てる) 操作2:クリア(属性情報の全ビットを落とす) 操作3:非操作(属性情報の全ビットをそのまま保持) 操作4:反転(属性情報の全ビットを反転する) 図5は、処理対象ピクセルが下地を示す場合に、既にグ
ラフィクス属性を示すビットが立っている属性情報に対
する各操作の具体例を示し、特に操作1においては、新
たにイメージ属性を格納する例を示している。なお、同
図においては「ON」表記によりビットが立った状態を示
す。操作1によれば、イメージ属性を格納することによ
って、下地であったグラフィクス属性はクリアされるこ
とが分かる。
演算処理が指定された描画オブジェクト処理に伴って属
性情報を格納する際に、上記4種類の操作を振り分ける
方法、すなわち、いずれかの操作を決定する方法につい
て説明する。
て一般的な論理演算処理について説明する。一般に論理
演算とは、パターン、ソース、デスティネーション(以
下、単にデストと称する)の各ビットに基づく演算結果
を示すものであり、該演算結果(以降、単に「結果」と
称する)が新たにデストに格納される。
トの値(0/1)を示す)としては、パターン、ソース、
デストの全組み合わせ(8通り)に対し、任意に0か1
となり得る。つまりこの場合、2の8乗である全256
通りの論理演算処理があり得る。この論理演算処理を一
意に定めるのが論理演算コードであり、図6における結
果r000,r001,r010,r011,r100,r101,r110,r111の8ビッ
トを下位から並べることによって、論理演算コードを得
ることができる。図6の例ではすなわち、ソースコピー
が11001100(=0xCC),パターンコピーが11110000(=0x
F0)である例を示している。
スのデストへの上書き)とは、パターン、デストの組み
合わせに関わらずソースの示すビットがそのまま結果
(デスト)となることを意味し、パターンコピー(パタ
ーンのデストへの上書き)とは、パターンの示すビット
がそのまま結果(デスト)となることを意味する。
画オブジェクトで指定された論理演算処理(論理演算コ
ード)に基づき、その属性情報に対する操作内容(以
下、属性情報用操作と称する)を決定する例を示す図で
ある。
コードによって指定される。これは図6に示す結果を一
意に決定できるものであれば如何なるものであっても良
いが、ここでは、マイクロソフト社のWindowsにおいて
提供される論理演算コードを例として説明する。該コー
ドによれば、0がビットの立った状態(ビットON)、1
がビットの立っていない状態(ビットOFF)を示す。
ち対象となる属性(論理演算処理指定がなければ本来ビ
ットを立てるべき属性)のビットに対して実行される操
作内容について説明する。
が白を示すのであれば、図6に示した結果r1xxが属性情
報用操作の決定に使用されるビットであり、白以外であ
れば、結果r0xxが使用されるビットである。これは、白
(RGB値で0xFFFFFFFF)に相当するパターン値は、論
理演算処理においては非存在、すなわち何もない旨を示
すためである。ここで図7Aは、パターンが白以外を示
していた場合の結果r0xxを示している。これはすなわ
ち、図6に示した論理演算の一般形式において、パター
ン値が0である場合に相当する。
て属性情報用操作が決定される様子を示す図であるが、
以下においては、結果r0xx及びr1xxの両方を含む、結果
rxxxに基づく決定方法について説明する。
0,rx11の組み合わせを確認する。すなわち、(rx00,rx0
1)及び(rx10,rx11)がとり得る値の組み合わせはそれぞ
れ、(0,0),(0,1),(1,0),(1,1)のいずれかであり、
これらが、図5に示す4種類の操作に以下のように割り
当てられる。
場合(rx00,rx01)と1の場合(rx10,rx11)で一意に決
定される。
ビット値が0(ON)である場合に、対象となる属性のビ
ット操作(属性情報用操作)としてTarget_SrcONが得ら
れ、ソースのビット値が1(OFF)である場合に、同様
にTarget_SrcOFFが得られることを示す。このTarget_Sr
cON及びTarget_SrcOFFがそれぞれ、上記(0,0),(0,
1),(1,0),(1,1)のいずれかとなり、該値に応じて操作
が決定される。
定されていない場合には、単なる上書き処理としての論
理演算コードが指定されているものとして、操作を決定
する。
操作を実行する際には、描画オブジェクトに対するソー
スを属性情報用ソースに変換する必要がある。具体的に
は、描画オブジェクトにおいてソースを有するピクセル
に関し、そのパターンが白を示すのであれば、対応する
属性情報用ソースとして全ての属性をOFF(Windowsにお
いては1)とし、逆に白以外を示すのであれば属性情報
用ソースの全ての属性をON(Windowsにおいては0)と
すれば良い。この例を図7Cに示す。
操作は、属性情報のうち対象にしている属性のビット
(対象属性ビット)に関するものである。対象属性以外
のビット(非対象属性ビット)に関する操作は、決定さ
れた対象属性ビットの操作に応じて、以下のように一意
に決定される。
す。すなわち図7Bと同様に、ソースのビット値が0
(ON)である場合に、対象属性のビット操作としてTarg
et_SrcONが得られ、ソースのビット値が1(OFF)であ
る場合に、同様にTarget_SrcOFFが得られる。そして、
対象属性ビット操作Target_SrcON/Target_SrcOFFに応
じて、上述したように非対象属性ビット操作NonTarget_
SrcON/NonTarget_SrcOFFが操作2〜4のいずれかに決
定され、操作1となることはない。
トについて、その属性情報用のソースに対して上述した
ような操作(操作1〜4)を各属性毎に施こし、更に、
図9で示すような反転処理を行うことによって、正確な
属性情報を得ることができる。
に対する操作1〜4を単純に実行するのではなく、該操
作に基づいて論理演算処理を作成し、該論理演算処理に
よって更に効率的に実行することを特徴とする。すなわ
ち、属性情報用のソースに対して、対象属性ビット及び
非対象属性ビット用に決定された操作を施した場合と、
該操作に基づいて作成された論理演算処理を実行した場
合とで、同様の結果が得られる。
る論理演算処理について、図8A〜図8Cを参照して説
明する。
セルの属性情報毎、さらにその属性ビットや属性情報用
ソースに応じて、操作1〜4を切り替える必要がある。
本実施形態においてはこの切り換えを効率良く行うため
に、属性情報に対する各操作を、図6に示した一般的な
論理演算と同様の形式、すなわち属性情報用パターン及
び属性情報用ソースを用いて表すとする。このような効
率的な処理を実行する際には、図8Aに示すように属性
情報用パターンを用意する必要がある。すなわち属性情
報用パターンは、ある描画オブジェクトの属性(この例
ではイメージ属性)を示すビットをON、それ以外をOFF
にしたものである。
情報用パターン、図7Cを参照して説明した属性情報用
ソース、及び図7Dを参照して説明した属性情報用操
作、の組み合わせを、上述した論理演算の一般形式(図
6)によって示した例であり、すなわち、本実施形態に
おける属性情報用の論理演算コードを示す図である。図
8Bにおける「結果」がすなわち論理演算結果であり、
その値(OFF or ON)は図6に示す結果rxxxx(0 or 1)
に相当し、図7B及び図7Dで示した対象ビット操作
(Target_SrcON,Target_SrcOFF)及び非対象ビット操
作(NonTarget_SrcON,NonTarget_SrcOFF)の内容によ
って、図8Cに示すように一意に決定される。
ンがOFFであれば、非対象属性ビットに対する操作(図
7Dに示すNonTarget_SrcOFF,NonTarget_SrcON)に基
づき、図8Bの「結果」は図8Cに示すように決定され
る。すなわち、非対称属性ビットに対する操作として操
作2(クリア)が設定されていれば、ビットを落とすた
めに属性情報格納領域(デスト)に関わらず「結果」は
OFFとなる。また、操作3(非操作)が設定されていれ
ばデストのビットがそのまま(OFF又はON)使用され
る。また、操作4(反転)が設定されていればデストのビ
ットを反転した結果(ON又はOFF)となる。なお、属性
情報用パターンがOFFであれば非対象属性ビットに対し
て操作1(属性情報格納)は設定されないため、操作1
については考慮する必要がない。
がONであれば、対象属性ビットの操作(図7Bに示すTa
rget_SrcOFF,Target_SrcON)に基づき、図8Bの「結
果」は、上述した属性情報用パターンがOFFの場合と同
様に、図8Cのように決定される。但しこの場合には、
非対象属性ビットに対して操作1(属性情報格納)が設
定されうる。操作1が設定されていれば属性情報用パタ
ーンがONであるため、「結果」はデスト(属性情報格納
領域)に関わらずONとなる。
果」により一意に決定されるものを属性情報用論理演算
コードとして、一般的な論理演算処理と同様の処理を行
うことができる。すなわち、図8Bに示す「結果」のOF
F/ONを、図6に示す結果rxxxの0/1に置き換えれば良
い。これにより、属性情報における対象属性ビットを意
識することなく、一度に演算処理を行うことが可能とな
ることが分かる。
果」(演算結果)がすなわち、属性情報として属性情報
格納領域231に格納される。なお、このように論理演
算によって得られた属性情報は、属性情報用のソースに
対して属性情報用の操作をそれぞれ施した場合と同様の
結果となる。
理、すなわちそれに伴う属性情報に対する論理演算処理
が終了すると、次に本実施形態の特徴であるビットの反
転処理を行う。以下、図9を参照してこの反転処理につ
いて説明する。
時点において、属性情報格納領域231内に格納された
ピクセル毎の属性情報が示すビットパターン(属性情
報)は、以下に示す4種類の状態A〜Dのいずれかであ
る。
納)) 状態C: 1属性のみOFF(状態B後に最終操作が操作4
(反転)) 状態D: 全てON(状態A後に最終操作が操作4(反
転)) これら各状態のビットパターンにおいて、反転ビットが
ONである場合、すなわち状態C及びDの場合のみ、全4
ビットを反転させる。このとき、反転ビットでその他の
属性ビットに対する排他的論理和(XOR)を取れば、反
転ビットのON/OFFや他の属性ビットに関わらず、処理を
一度に行うことができる。
トパターンの取りうる上記状態A〜Dについて、状態
C,Dをなすパターンに反転処理を施した結果を示す以
上説明したように、全ての描画オブジェクトの処理が終
了した後、属性情報格納領域231に格納されたビット
パターンに対して上記反転処理を施すことにより、理想
的な属性情報が完成する。
展開された多値ビットマップに対する、属性情報格納領
域231内で完成した属性情報を参照した色処理(S2
23,S224)の概要を示す図である。同図に示すよ
うに本実施形態においては、描画オブジェクトをビット
マップ展開した多値ビットマップ領域230から、属性
情報格納領域231内の属性情報に基づいて、属性(オ
ブジェクト種類)毎に多値ビットマップを抽出する。す
なわち、グラフィクス用多値ビットマップ241と、テ
キスト用多値ビットマップ242、及びイメージ用多値
ビットマップ243を抽出する。
れの属性に適した色処理等を施し、その結果を合成する
ことによって、デバイスに依存したビットマップ232
を作成する。なお、多値ビットマップ領域230から属
性毎の多値ビットマップを抽出するのではなく、多値ビ
ットマップ領域230内のピクセル毎に、属性情報を参
照しつつ色処理等を施しても良い。
ーチャートに示す処理がプログラム化され、該プログラ
ムが実行されることによって、実現される。以下、図1
1A,Bのフローチャートを参照して、本実施形態に係
る印刷処理の全体の流れについて説明する。
されると、補助記憶装置3から主記憶装置2上に読み込
まれたOS20、ドライバ22やアプリケーション21
のうち、OS20がそのメッセージを受け取る。OS2
0は現在アクティブであるアプリケーション21に、該
印刷実行メッセージを送る。
ージをOS20が認識可能なコマンドに変換して、印刷
対象データやコマンドのメッセージをOS20に送る。
するとOS20は、該メッセージを更にドライバ22の
認識可能なコマンドに変換してドライバ22に送る。ド
ライバ22においては、図11A,Bのフローチャート
に示す処理が行われる。
送られてきたら、ドライバ22は図3に示す多値ビット
マップ領域230や属性情報格納領域231をアロケー
トして、その内容をクリアしておく(S101)。
てくる描画命令に従い、多値ビットマップを展開して多
値ビットマップ領域230に格納し(S102)、更に
描画命令の属性を属性情報として、属性情報格納領域2
31に格納する(S103)。
格納処理について、図11Bを用いて詳細に説明する。
報を属性情報格納領域231に格納することを特徴とす
る。そこでまず、描画命令の示す属性を判断する(S2
01)。そして該描画命令におけるパターンは白である
か又は白以外であるかを判定し(S202)、該判定結
果に基づいて、該描画命令で指定されている論理演算コ
ードの適当な個所を抽出し、図7A〜図7Dを参照して
説明したように、付加属性(対象属性ビット)に対する
操作(Target_SrcON/Target_SrcOFF)を作成する(S2
03,S204)。ここではすなわち、図7Bに示すよ
うに、描画命令の属性を属性情報格納領域231に展開
する際の操作が作成される。
定されていない場合は、単なる上書き処理としての論理
演算コードが指定されているものとして、操作を作成す
る。
対する操作に基づき、図7Dに示すように、描画命令の
属性以外の属性(非対象属性ビット)に対する操作(No
nTarget_SrcON/NonTarget_SrcOFF)を作成する(S20
5)。
の全ビットに対して該操作をそれぞれ施すことによって
も、正確な属性情報を作成することができる。しかしな
がら本実施形態においては、図8A〜図8Cを参照して
説明したように、属性情報の各ビット内容に関わらず一
括して演算処理を行うことによって、処理の効率化を実
現することを特徴とする。
ステップS203,S204,S205で作成された各
操作に基づいて、属性情報用の論理演算コードを作成す
る(S206)。
ジェクトに基づいて属性情報用ソースを作成する(S2
07)。さらに図8Aに示したように、図4に示す属性
情報のフォーマットにおいて描画命令の属性を示すビッ
トをON、それ以外をOFFにした形式により、属性情報用
パターンを作成する(S208)。また、描画命令を多
値ビットマップに展開する際に、属性情報格納領域23
1において多値ビットマップの各ピクセルに対応した領
域を抽出し、これを属性情報用デスティネーションとす
る(S209)。
ステップS209で作成した属性情報用論理演算コード
を用いて、上記属性情報用ソース、属性情報用パター
ン、属性情報用デスティネーションに基づく論理演算処
理を実行し(S210)、得られた演算結果を属性情報
用デスティネーションに格納する(S211)。
の処理によって、属性情報の格納処理(S103)が完
了し、処理は図11Aに戻る。
への展開、及びそれに対応する属性情報の格納が完了す
ると(S104)、図9に示したように属性情報格納領
域231内の反転ビットを考慮し、属性情報の反転属性
を変換することによって正確な属性情報を生成する(S
105)。
ットマップを抽出し(S106)、その属性に最適な色
処理等の処理を行い(S107)、図10に示すように
デバイス依存ビットマップ232を作成する(S10
8)。
108の処理を行い、各属性により生成されるデバイス
依存ビットマップを合成していくことにより(S10
8)、描画命令に対してどのような論理演算処理が指定
されていた場合であっても、最適な出力結果を得ること
が可能となる。
リンタ7へ転送する(S110)ことにより、本実施形
態における印刷処理が終了する。
ては、デバイス依存ビットマップに基づく出力が可能で
あればどのような方式によるものであっても良く、また
バインディングプリンタであってもノンバインディング
プリンタであってもよい。
がその属性としてイメージ、テキスト、グラフィクスの
3属性を取りうる場合を例として説明したが、図4に示
す属性情報のビットを追加することにより、扱う属性の
数の増減が可能である。
論理演算処理の指定のある描画オブジェクトも含めて、
全てのピクセルに対して正確な属性情報を格納すること
ができる。従って、ピクセル毎に最適な色処理等を施す
ことが可能となり、高品位な出力結果を得ることができ
る。
クトを展開して多値ビットマップを得る例について説明
したが、これは画素の色情報を示すデータであれば任意
のフォーマットで良く、例えば2値データであっても本
発明は同様に適用される。
ホストコンピュータ、インタフェイス機器、リーダ、プ
リンタなど)から構成されるシステムに適用しても、一
つの機器からなる装置(例えば、複写機、ファクシミリ
装置など)に適用してもよい。
の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記
録した記憶媒体(または記録媒体)を、システムあるい
は装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュ
ータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納された
プログラムコードを読み出し実行することによっても、
達成されることは言うまでもない。この場合、記憶媒体
から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施
形態の機能を実現することになり、そのプログラムコー
ドを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実
行することにより、前述した実施形態の機能が実現され
るだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、
コンピュータ上で稼働しているオペレーティングシステ
ム(OS)などが実際の処理の一部または全部を行い、
その処理によって前述した実施形態の機能が実現される
場合も含まれることは言うまでもない。
ラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張カー
ドやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わ
るメモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示
に基づき、その機能拡張カードや機能拡張ユニットに備
わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、
その処理によって前述した実施形態の機能が実現される
場合も含まれることは言うまでもない。
理演算処理指定を伴った描画を行う際にも、ピクセル毎
の属性に適した処理を行って高品位出力を得ることがで
きる。
テムの構成例を示すブロック図である。
ブロック図である。
を示す図である。
る。
す図である。
明する図である。
る。
説明する図である。
る。
る。
適用方法を示す図である。
た色処理の概要を示す図である。
示すフローチャートである。
ートである。
展開及び色処理の概念を示す図である。
た属性情報用メモリを用いた色処理の概念を示す図であ
る。
最適な色処理が施されたない例を示す図である。
Claims (15)
- 【請求項1】 描画命令を展開して、ビットマップデー
タ及び該ビットマップデータに対応する画素毎の属性情
報を作成する画像処理方法であって、 前記描画命令で指定された論理演算処理に基づいて属性
情報に対する操作内容を決定する操作決定工程と、 該決定された操作内容に基づいて属性情報用の論理演算
処理を作成する論理演算作成工程と、 前記属性情報用の論理演算処理を実行することによって
属性情報を作成する論理演算工程と、 前記属性情報が反転属性を有していれば該属性情報を反
転する反転工程と、を有することを特徴とする画像処理
方法。 - 【請求項2】 前記属性情報は、前記描画命令が有する
属性及び前記反転属性のそれぞれを示す情報を有するこ
とを特徴とする請求項1記載の画像処理方法。 - 【請求項3】 前記属性情報は、前記描画命令が有する
全ての属性及び前記反転属性のそれぞれを1ビットで示
すことを特徴とする請求項2記載の画像処理方法。 - 【請求項4】 前記描画命令の属性は、オブジェクトの
種類に対応する属性であることを特徴とする請求項2又
は3記載の画像処理方法。 - 【請求項5】 前記操作決定工程は、 前記描画命令で指定された論理演算処理を解析する解析
工程と、 該解析結果に基づいて前記描画命令の示す属性に対応す
る付加属性用操作を決定する付加属性用操作決定工程
と、 該付加属性用操作に基づいて、前記描画命令の示す属性
以外の属性に対応する非付加属性操作を決定する非付加
属性用操作決定工程と、を有することを特徴とする請求
項1記載の画像処理方法。 - 【請求項6】 前記解析工程においては、前記描画命令
で指定された論理演算処理、及び論理演算処理対象とな
るパターンの色情報に基づいて、付加属性用操作を決定
することを特徴とする請求項5記載の画像処理方法。 - 【請求項7】 前記操作決定工程においては、前記描画
命令が論理演算処理の指定を有していない場合には、上
書きとしての論理演算処理指定があるものとして、属性
情報に対する操作内容を決定することを特徴とする請求
項1記載の画像処理方法。 - 【請求項8】 更に、前記描画命令に基づいて属性情報
用のソース及びパターンを作成するソース作成工程を有
し、 前記論理演算工程においては、前記属性情報用のソース
及びパターンに基づいて前記論理演算処理を実行するこ
とを特徴とする請求項1記載の画像処理方法。 - 【請求項9】 前記論理演算工程において作成された属
性情報は、属性情報用のソースに対して前記操作決定工
程において決定された操作内容を実行した結果と同様で
あることを特徴とする請求項8記載の画像処理方法。 - 【請求項10】 前記ビットマップデータは、多値ビッ
トマップデータであることを特徴とする請求項1記載の
画像処理方法。 - 【請求項11】 更に、前記反転工程を経た前記属性情
報に基づき、前記描画命令を展開したビットマップデー
タの画素毎に色処理を施す色処理工程を有することを特
徴とする請求項1記載の画像処理方法。 - 【請求項12】 描画命令を展開して、ビットマップデ
ータ及び該ビットマップデータに対応する画素毎の属性
情報を作成する画像処理装置であって、 前記描画命令で指定された論理演算処理に基づいて属性
情報に対する操作内容を決定する操作決定手段と、 該決定された操作内容に基づいて属性情報用の論理演算
処理を作成する論理演算作成手段と、 前記属性情報用の論理演算処理を実行することによって
属性情報を作成する論理演算手段と、 前記属性情報が反転属性を有していれば該属性情報を反
転する反転手段と、 該ビットマップデータに対して前記属性情報に基づく色
処理を施す色処理手段と、 を有することを特徴とする画像処理装置。 - 【請求項13】 画像処理装置と画像形成装置を接続し
た画像処理システムであって、該画像処理装置は、 描画命令を展開してビットマップデータを作成するビッ
トマップ作成手段と、該ビットマップデータに対応する
画素毎の属性情報を作成する属性情報作成手段と、該ビ
ットマップデータに対して前記属性情報に基づく色処理
を施す色処理手段と、該色処理後のビットマップデータ
を前記画像形成装置へ出力する出力手段と、を有し、前
記属性情報作成手段は、 該描画命令で指定された論理演算処理に基づいて属性情
報に対する操作内容を決定する操作決定手段と、 該決定された操作内容に基づいて属性情報用の論理演算
処理を作成する論理演算作成手段と、 前記属性情報用の論理演算処理を実行することによって
属性情報を作成する論理演算手段と、 前記属性情報が反転属性を有していれば該属性情報を反
転する反転手段と、を有することを特徴とする画像処理
システム。 - 【請求項14】 描画命令を展開して、ビットマップデ
ータ及び該ビットマップデータに対応する画素毎の属性
情報を作成する画像処理の制御プログラムであって、 前記描画命令で指定された論理演算処理に基づいて属性
情報に対する操作内容を決定する操作決定工程のコード
と、 該決定された操作内容に基づいて属性情報用の論理演算
処理を作成する論理演算作成工程のコードと、 前記属性情報用の論理演算処理を実行することによって
属性情報を作成する論理演算工程のコードと、 前記属性情報が反転属性を有していれば該属性情報を反
転する反転工程のコードと、を有することを特徴とする
制御プログラム。 - 【請求項15】 請求項14記載の制御プログラムを記
録した記録媒体。
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