JP2002296436A - 光機能素子、導波路グレーティングの製造方法およびこの製造方法により得られた導波路グレーティング - Google Patents

光機能素子、導波路グレーティングの製造方法およびこの製造方法により得られた導波路グレーティング

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Junji Nishii
準治 西井
Kenji Kanetaka
健二 金高
Reio Mochida
励雄 持田
Toru Kineri
透 木練
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 比較的簡単な方法で、10-2 程度の屈折率
変調が得られ、安価で高性能の導波路グレーティング等
を得ることが可能な光機能素子、導波路グレーティング
の製造方法、およびこの製造方法により得られた導波路
グレーティングを提供する 【解決手段】 基板上に気相堆積法により光導波領域を
形成するに際し、成膜条件を調整して光導波領域の屈折
率を制御し、この所望の屈折率を有する光導波領域が形
成された後、この光導波領域にレーザー光を照射して局
所的に加熱し、その組成によって決まる屈折率に戻すこ
とにより異なった屈折率を有する光導波領域を得る構成
の光機能素子、導波路グレーティングの製造方法、およ
びこの製造方法により得られた導波路グレーティングと
した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光導波路のコアに
屈折率変調による光機能素子、グレーティングが形成さ
れた光導波路グレーティングの製造方法、および、その
製造方法により得られた光導波路グレーティング素子に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】光導波路グレーティングは、光ファイバ
等の光導波路のコアに屈折率変調によるグレーティング
が形成されたものであり、その光導波路を導波してグレ
ーティング形成領域に到達した光のうち特定波長の光を
反射または減衰させることができることから、光フィル
タ等として用いられる。
【0003】一般的にグレーティングには、放射モード
結合型と反射モード結合型があり、放射モード結合型グ
レーティングは、コアを伝搬するモードとクラッドを伝
搬するモードとを結合させることによって、特定波長の
光を光導波路外に放射して減衰させる特性が得られるよ
うにしたもので、いわゆる「長周期グレーティング」と
呼ばれるものである。また反射モード結合型グレーティ
ングは、コアを正の方向に伝搬するモードと、コアをこ
れと反対の方向に伝搬するモードとを結合させることに
よって、特定波長の光を反射させる特性が得られるよう
にしたもので、いわゆる「ブラッググレーティング」と
呼ばれるものである。放射型グレーティングはコアの屈
折率変化の周期を数百μmにすることによって得られ、
また反射型グレーティングはグレーティングピッチを数
百nm程度とすることによって得られている。
【0004】近年、光通信システムにおける要求に応じ
て、複雑な反射・減衰の特性を有する光導波路グレーテ
ィング素子が必要とされてきている。光導波路グレーテ
ィング素子の複雑な特性は、屈折率変調が形成された領
域の長さ、屈折率変調の周期、および、屈折率変調の変
調度などのうちの何れかが互いに異なる複数のグレーテ
ィングを光導波路上に作製することにより得ることがで
きる。
【0005】ところで、光導波路のコア屈折率に周期的
変化を生じさせて放射モード結合型グレーティングを作
製する方法としては、ゲルマニウムが添加された石英ガ
ラスに紫外光を照射すると、その照射量に応じて屈折率
が上昇する現象を利用する方法が知られている。例え
ば、コアに酸化ゲルマニウムが添加された石英系光ファ
イバを、水素加圧容器中で水素添加処理した後、これを
ホトマスクを用いて光ファイバの長さ方向に一定周期で
紫外光を照射する方法や、光ファイバ長さ方向に等間隔
で紫外光を照射する方法が知られている。
【0006】しかしながら、このような従来の紫外線を
照射して得られる屈折率変化は、高々10-3 程度であ
り、それも数十時間に及ぶ高圧水素ガス中での処理を行
う必要や、B等の元素をコドープする必要がある。ま
た、近年要求されている高性能なグレーティングを作製
するためには、10-2 程度の屈折率変調が必要とされ
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、比較
的簡単な方法で、10-2 程度の屈折率変調が得られ、
安価で高性能の導波路グレーティング等を得ることが可
能な光機能素子、導波路グレーティングの製造方法、お
よびこの製造方法により得られた導波路グレーティング
を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】すなわち、上記目的は、
以下の本発明の構成により達成される。 (1) 基板上に気相堆積法により光導波領域を形成す
るに際し、成膜条件を調整して光導波領域の屈折率を制
御し、この所望の屈折率を有する光導波領域が形成され
た後、この光導波領域にレーザー光を照射して局所的に
加熱し、その組成によって決まる屈折率に戻すことによ
り異なった屈折率を有する光導波領域を得る光機能素子
の製造方法。 (2) 前記気相堆積法はCVD法であり、成膜条件
は、圧力、原料ガス流量、高周波出力、温度、ガス流量
比、および装置電極構造のいずれか1つまたは2つ以上
である上記(1)の光機能素子の製造方法。 (3) 前記光導波領域は石英ガラスにより形成される
上記(1)または(2)の光機能素子の製造方法。 (4) 前記レーザー光による局所的加熱温度は800
〜1200℃である上記(1)〜(3)のいずれかの光
機能素子の製造方法。 (5) 前記成膜光導波領域は、圧縮応力を有し、屈折
率が0.025の範囲で変化する上記(1)〜(4)の
いずれかの光機能素子の製造方法。 (6) 上記(1)〜(5)のいずれかの製造方法によ
り、基板上にクラッド部に覆われた光導波領域が形成さ
れ、この光導波領域の一部にグレーティングを有する導
波路のグレーティングを形成する導波路グレーティ ングの製造方法。(7) 上記(1)〜(5)のいずれ
かの製造方法により得られた導波路グレーティング。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の光機能素子の製造方法
は、基板上に気相堆積法により光導波領域を形成するに
際し、成膜条件を調整して光導波領域の屈折率を制御
し、所望の屈折率を有する光導波領域が形成された後、
この光導波領域にレーザー光を照射して局所的に加熱
し、その組成によって決まる屈折率に戻すことにより異
なった屈折率を有する光導波領域を得るものである。
【0010】このように、予め光導波領域の成膜時に、
成膜条件を調整して屈折率を変え、これを後から局所的
に加熱することでその組成により決められる屈折率に戻
すことにより、10-2 程度の高い屈折率変調が得られ
る。
【0011】次に、本発明の製造方法についてより詳細
に説明する。図1は本発明方法のフローチャートであ
る。
【0012】先ず、Si等の基板上に石英ガラス(Si
2 )層等のアンダークラッド層を形成する(S1)。
アンダークラッド層の膜厚としては、特に限定されるも
のではないが、通常5〜50μm 程度である。アンダー
クラッド層の製造方法としては、特に限定されるもので
はなく、用いる材料により好適な製造方法を選択すれば
よいが、通常、火炎堆積法、CVD法等により形成する
ことができる。なお、このアンダークラッド層は、基板
が兼用していてもよく、光機能素子の用途によっては省
略してもよい。
【0013】次に、アンダークラッド層上に光導波領域
として石英ガラス(SiO2 )層を形成する(S2)。
この光導波領域は、屈折率制御が可能で、光の伝搬効率
の良好な材質であれば特に規制されるものではなく、前
記石英ガラスの他にGe,B,Ti,Nの1種または2
種以上をドープした酸化ケイ素(SiO2 )等を使用す
ることができるが、好ましくは石英ガラス(SiO2
である。
【0014】この光導波領域は、気相堆積法で形成され
るが、このとき成膜条件を調整して、屈折率を変化させ
る。成膜条件としては、圧力、原料ガス流量、高周波出
力、温度、ガス流量比、および装置電極構造のいずれか
1つまたは2つ以上である。これらを調整することで膜
応力が変化し、屈折率が変化する。気相堆積法としては
スパッタ法、蒸着法などの物理的堆積法と、CVD法な
どの化学的堆積法とがあるが、本発明では特に組成制御
と、膜応力制御が容易な点からプラズマCVD法が好ま
しい。
【0015】なお、電極構造としては、例えば基板−電
極間距離を調整すればよい。基板−電極間の距離を調整
することにより、プラズマの電位分布を調整することが
でき、膜応力を調整することができる。また、電極自体
の形状を調整して、同様の効果を得られるようにしても
よい。高周波電力を調整することで、プラズマ密度を調
整することができる。また、温度は基板温度を制御する
ことにより調整することができる。
【0016】CVD法を用いる場合の好ましい条件は以
下の通りである。 投入電力:50〜1000W 、特に200〜600W 、 圧力:10〜200Pa、特に30〜120Pa、 原料ガス流量:1〜100SCCM、特に5〜50SCCM、 基板温度:200〜500℃、特に300〜400℃ ガス流量比:0.06〜0.10(原料TEOS/O2
での最適値) 電極−基板間距離:20〜50mm
【0017】なお、上記投入電力はRF(13.56MH
z)における出力であり、原料ガスは石英ガラスの原料
であるTEOSを用いた場合の最適値である。上記パラ
メータのなかでも、特に成膜時の圧力を制御するのが調
整のし易さなどの点で好ましい。
【0018】原料ガスとしては、上記の他に石英ガラス
系の材料であれば、モノシラン、クロルシラン、ジクロ
ロシラン等のシラン系ガスや、TEOS、TMOS等
を、またこれと組み合わせてO2 、CO等の酸素源を加
えてもよい。
【0019】成膜された膜は、内部応力が圧縮応力とな
るに従い、屈折率が増加して行く。本発明方法では、石
英ガラスを用いた場合、最大で0.025の範囲で変化
させることができる。具体的には、波長633nmの光の
屈折率が1.447〜1.475、特に1.457〜
1.470の範囲で変化させることができる。
【0020】内部応力の範囲としては特に限定されるも
のではないが、−350〜+200MPa 、特に−300
〜0MPa 程度である。膜の内部応力は、成膜された基板
の反りを測定することで得ることができる。
【0021】このようにして得られ、屈折率の調整され
た光導波領域は、さらに局所的に加熱される(S3)。
局所的に加熱することにより、加熱された部分が組成で
決められる屈折率に戻り、部分的に屈折率の異なる光導
波領域が得られる。
【0022】加熱の方法としては、ヒーター等の加熱媒
体に直接接触させて加熱する方法や、放射線などにより
非接触で加熱する方法等、種々の方法が挙げられるが、
本発明では特に放射線を用いること好ましく、なかでも
レーザー光線を用いて加熱するのがよい。レーザー光線
を用いることにより、短時間で、精度よく加熱処理を行
うことができる。このため屈折率の異なるグレーティン
グ等の微細な構造を精度よく得られることができ、高性
能の光機能素子が得られる。
【0023】加熱処理における処理温度としては、用い
る材料により異なるが、石英ガラスの場合、好ましくは
800〜1200℃、より好ましくは1000〜110
0℃程度である。また、処理時間としては、レーザー光
線を用いる場合、その出力にもよるが、0.1〜10
秒、特に0.5〜5秒、さらには1〜3秒程度である。
なお、レーザー光線はパルス出力であってもよい。
【0024】レーザー光源としては、特に限定されるも
のではなく、Arレーザー、CO2レーザー等の種々の
レーザー光源を用いることができる。これらのなかで
も、安価で大出力が得られることからCO2 レーザーが
好ましい。
【0025】レーザー光源の出力としては、好ましくは
0.1〜10W 、より好ましくは0.5〜5W 、さらに
は0.5〜3W 程度である。
【0026】このような加熱装置の一例を図2に示す。
図示例の加熱装置は、レーザー光源15と、このレーザ
ー光源15から出力されるレーザー光を基板12方向に
反射する反射鏡14と、反射鏡14により反射されたレ
ーザー光を基板12上に集光する集光レンズ13と、基
板12を所定の位置に移動するX−Yテーブル11とを
有する。また、基板12上には光導波領域が形成されて
いる。
【0027】このような装置により、基板12上の光導
波領域の所定の位置にレーザ光を照射することで、上記
のような加熱処理を行うことができる。
【0028】このようにして加熱処理が施された領域
は、その組成で決められる屈折率に戻される。このた
め、成膜時の条件により与えられた屈折率を有する領域
と、加熱処理により組成(材料)特有の屈折率となった
領域とが存在し、これらの領域の大きさ、形状、距離、
繰り返し数等により種々の光学的特性を与えることがで
きる。
【0029】光導波領域上には再度、オーバークラッド
層としてSiO2 層を形成する(S4)。このオーバグ
ラッド層も、上記アンダーグラッド層と同様の構成であ
る。
【0030】本発明によりグレーティング構造を形成す
る場合、好ましくは長さ10〜50mm、特に20〜40
nm、間隔400〜500nmの屈折率の異なる構造を形成
するとよい。
【0031】本発明によれば、10〜1000μm 程度
の微細な構造も短時間で形成することができ、高性能の
光機能素子を、短時間に、簡単な工程で作製することが
でき、工業的効果は高い。
【0032】本発明の光機能素子の製造方法は、導波路
のグレーティング構造を形成するのに有効であるが、こ
れ以外にもモールドフィールド拡大導波路、並列マイク
ロレンズ等の光機能素子を得ることができる。
【0033】
【実施例】以下に実施例を示して本発明をより具体的に
説明する。 <実験例1>Si基板上に、CVD法により下記の条件
で成膜圧力を変え、SiO2 膜を成膜した。 成膜条件 圧力:53〜213Pa 投入電力:200W (at RF:13.65MHz) 材料ガス:TEOS/O2 (流量比0.06) ガス流量:10SCCM
【0034】得られた膜の内部応力を測定し、その結果
から波長633nmの光の屈折率を求めた。結果を図5に
示す。図から明らかなように、成膜時の圧力を変えるこ
とにより、膜の屈折率を変化させることができることが
解る。また、膜の屈折率は、成膜圧力に略比例して変化
していることも解る。また、この結果から、屈折率を
1.447〜1.475の範囲で変化させることができ
ることが解る。
【0035】<実験例2>実験例1において、下記成膜
条件での原料ガスの組成を変化させたときの膜応力を求
めた。結果を図6に示す。 成膜条件 圧力:53MPa 投入電力:200W (at RF:13.65MHz) 材料ガス:TEOS/O2 ガス流量比:0.06〜0.10
【0036】図6から明らかなように、原料ガスの組成
を変化させることにより、膜応力を制御できることが解
る。
【0037】<実施例1>Si基板上に、下記の手順に
より導波路グレーティング構造を形成した。
【0038】先ず、図3に示すように、Si基板21上
に、CVD法により屈折率が1.457となるように、
SiO2 のアンダーグラッド層22を膜厚10μm に形
成した。
【0039】次いで、このアンダーグラッド層22上
に、CVD法によりSiO2 の光導波領域23を、膜厚
6μm に成膜した。
【0040】得られた光導波領域の内部応力は−270
MPa、波長633nmの光の屈折率は1.471であっ
た。
【0041】次に、得られた光導波領域を有する基板を
図2に示すような装置により部分的に加熱を行い、図4
に示すようなグレーティング構造23aを形成した。こ
のとき用いたレーザー光源は、CO2 レーザー、出力1
W を用い、これを約0.1mmのスポットに集光して、基
板上に照射した。照射時間は約3秒とした。
【0042】このような加熱処理により、加熱処理され
た領域23aは、SiO2 の光屈折率である1.458
に戻された。
【0043】このようにして、長さ20mm、間隔500
μm のグレーティング構造を形成した。得られた導波層
は、フォトリソグラフィー法によりリッジ型に成形し
た。
【0044】次に、図5に示すように、光導波領域2
3,23aに、CVD法によりSiO 2 のオーバーグラ
ッド層24を、屈折率が1.457となるように、膜厚
20μm に形成した。
【0045】得られた光導波路グレーティング素子に、
光ファイバーを接続して波長1500〜1600nmの光
を入力し、光の透過特性を測定した。図8に結果を示
す。図から明らかなように、明確な波長選択性を示し、
グレーティングとして機能することが確認できた。
【0046】なお、上記実施例では光導波路グレーティ
ング構造について検討したが、同様な手法により、モー
ルドフィールド変換導波路、並列マイクロレンズ等の光
機能素子を得ることができる。
【0047】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、比較的簡
単な方法で、10-2 程度の屈折率変調が得られ、安価
で高性能の導波路グレーティング等を得ることが可能な
光機能素子、導波路グレーティングの製造方法、および
この製造方法により得られた導波路グレーティングを提
供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明方法を示したフローチャートである。
【図2】本発明方法に用いる加熱処理装置の一構成例を
示した図である。
【図3】本発明方法により形成される光導波路グレーテ
ィング素子の製造工程を示す一部断面図である。
【図4】本発明方法により形成される光導波路グレーテ
ィング素子の製造工程を示す一部断面図である。
【図5】本発明方法により形成される光導波路グレーテ
ィング素子の製造工程を示す一部断面図である。
【図6】実験例1の結果を示す成膜圧力−屈折率のグラ
フである。
【図7】実験例2の結果を示す原料組成−膜応力のグラ
フである。
【図8】実施例1の結果を示す波長−透過特性のグラフ
である。
【符号の説明】
11 X−Yテーブル 12 基板 13 集光レンズ 14 反射鏡 15 レーザー光源
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 金高 健二 大阪府池田市緑丘1丁目8番31号 経済産 業省産業技術総合研究所 大阪工業技術研 究所内 (72)発明者 持田 励雄 東京都中央区日本橋一丁目13番1号 ティ ーディーケイ株式会社 (72)発明者 木練 透 東京都中央区日本橋一丁目13番1号 ティ ーディーケイ株式会社 Fターム(参考) 2H047 KA04 LA02 PA05 PA12 PA30 QA04 TA41

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板上に気相堆積法により光導波領域を
    形成するに際し、 成膜条件を調整して光導波領域の屈折率を制御し、 この所望の屈折率を有する光導波領域が形成された後、
    この光導波領域にレーザー光を照射して局所的に加熱
    し、その組成によって決まる屈折率に戻すことにより異
    なった屈折率を有する光導波領域を得る光機能素子の製
    造方法。
  2. 【請求項2】 前記気相堆積法はCVD法であり、成膜
    条件は、圧力、原料ガス流量、高周波出力、温度、ガス
    流量比、および装置電極構造のいずれか1つまたは2つ
    以上である請求項1の光機能素子の製造方法。
  3. 【請求項3】 前記光導波領域は石英ガラスにより形成
    される請求項1または2の光機能素子の製造方法。
  4. 【請求項4】 前記レーザー光による局所的加熱温度は
    800〜1200℃である請求項1〜3のいずれかの光
    機能素子の製造方法。
  5. 【請求項5】 前記成膜光導波領域は、圧縮応力を有
    し、屈折率が0.025の範囲で変化する請求項1〜4
    のいずれかの光機能素子の製造方法。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5のいずれかの製造方法によ
    り、 基板上にクラッド部に覆われた光導波領域が形成され、
    この光導波領域の一部にグレーティングを有する導波路
    のグレーティングを形成する導波路グレーティングの製
    造方法。
  7. 【請求項7】 請求項1〜5のいずれかの製造方法によ
    り得られた導波路グレーティング。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03267902A (ja) * 1990-02-26 1991-11-28 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 光導波回路の特性調整方法およびその方法に使われる光導波回路
WO2000049437A1 (en) * 1999-02-18 2000-08-24 Corning Incorporated Methods of photosensitizing glasses with hydrogen or deuterium and waveguides resulting therefrom

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