JP2002296115A - 発光体の色調測定方法、及びその測定装置、並びに発光体の光度測定装置 - Google Patents

発光体の色調測定方法、及びその測定装置、並びに発光体の光度測定装置

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JP2002296115A
JP2002296115A JP2001103581A JP2001103581A JP2002296115A JP 2002296115 A JP2002296115 A JP 2002296115A JP 2001103581 A JP2001103581 A JP 2001103581A JP 2001103581 A JP2001103581 A JP 2001103581A JP 2002296115 A JP2002296115 A JP 2002296115A
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light
color tone
luminous body
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measuring
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JP2001103581A
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English (en)
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Akira Ishizuka
章 石塚
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Universal Bio Research Co Ltd
Original Assignee
Unitec Co Ltd
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Publication date
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  • Photometry And Measurement Of Optical Pulse Characteristics (AREA)
  • Testing Of Optical Devices Or Fibers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な操作により、精度良く発光体の色調を
測定できる色調測定装置を提供する。 【解決手段】 発光体hから発光される光を受光部2で
受光して、前記発光体hの発光色の色調を解析部4にて
解析して測定する発光体の色調測定装置において、前記
発光体hと前記受光部2との間に、前記発光体hから発
光される光を拡散させる第1拡散手段21と、前記第1
拡散手段21で拡散した光を集光する集光手段22a
と、前記集光手段22aで集光した光を再度拡散させて
前記受光部2に導く第2拡散手段22bと、を備えるこ
とを特徴とする発光体の色調測定装置を提供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は発光体の色調を測定
する方法及びその装置に関し、例えば、発光ダイオード
(以下、LEDと称す)等の発光体の光源色の色調をx
y色度図を用いて測定する場合に好適に用いられる色調
測定方法及び装置並びに発光体の光度測定装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来からLED等の発光体の光源色の測
定選別では、発光体から発光された光を、数種類の光学
フィルタを組合せた受光器で受光し、色度図(図2参
照)上の白色点からの角度として測定し「色調と刺激純
度」として表示・分類する方法により、装置の小型化、
低価格化が図られている。
【0003】しかしながら、この方法では、同じ試料を
測定しても機器間で測定誤差を生じるため、基準LED
を用いて、その測定分類に必要な範囲で定期的に較正し
検測分類しなければならない。特に、LEDにおいて
は、近年、緑色、青緑色、青色、白色等のものが開発さ
れ、光学フィルタのバラツキ、較正誤差、機器間のバラ
ツキが従来以上に大きな問題となっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そこで、このような問
題点を解決するために、図7(a),(b)に示すよう
に、LEDhから発光される光を受光部jで受光し、こ
の受光された光を解析部kで分光検出して解析し、図2
に示すxy色度図上における系統色の区分を多点xy座
標により測定選別に必要な範囲を設定分類して、前記L
EDhの発光色の色調測定を行う発光ダイオード測定選
別装置が提案されている。
【0005】この発光ダイオード測定選別装置sは、図
2に示すように、xy色度図上における光源色の系統色
名を多点xy座標により測定選別に必要な範囲を設定し
分類することにより、明度や輝度とは別の属性である色
相と彩度を一緒にして考えた色(例えば、鮮やかな赤、
ごく薄い青色等というような)の違いを図上の異なった
座標点として表示して、光源色の系統色を区分分類する
ものである。
【0006】例えば、xy座標の緑色の部分にエリアA
を設定し、このエリアAに光源色の座標点がある場合に
は、当該緑色のLEDを良品と区分し、それ以外のエリ
アに光源色の座標点がある場合には、当該緑色のLED
を不良品と区分でき、人間の視覚に近い色で区分するこ
とができ、しかも1台の装置で緑、青、赤、黄、白等の
可視光全域の測定ができる。
【0007】この発光ダイオード測定選別装置sは、図
7(b)に拡大して示すように、LEDhから発光され
た光を、LEDhの先端部から所定間隔離間して配置さ
れた受光部jで受けて、光ファイバーfにより解析部k
に導くようになっている。この場合、LEDhから発光
された光には配光特性があるため、LEDhから発光さ
れた光が、前記xy色度図上の所定範囲内に位置するよ
う、受光部jに対するLEDhの配置位置を調整する必
要がある。
【0008】しかしながら、この従来の発光ダイオード
測定選別装置sは、前記したように、LEDhから発光
された光をLEDh先端部から所定間隔離間して配置さ
れた受光部jで受けて、光ファイバーfを通して解析部
kに導くため、受光部jに対するLEDhの配置位置が
所定位置から少しでもずれ又は所定の姿勢に対して傾く
と、LEDhの配光特性により測定値にばらつきが生じ
てしまうものである。このため、この発光ダイオード選
定選別装置sでは、精度の高い測定をするのが困難であ
るという問題点があった。
【0009】そこで、受光部jを積分球内に配置して測
定し、測定結果のばらつきを小さくする方法も採られて
いる。この方法は、積分球の下端開口部から測定対象の
LEDを積分球内に挿入した後、該LEDを発光させ、
LEDから発光された光を積分球内で反射させた後、積
分球内に配設された受光部jにて受光するよう構成した
ものである。この方法によれば、LEDから発光された
光を積分球内で反射させた後、受光部jにて受光するた
め、LEDの配光特性に係わらず安定した測定を行うこ
とができる。しかし、この方法では、積分球内に塗布さ
れた硫酸化バリウムが、機械的振動により球面から剥離
したり、経時変化による特性変化を生じてしまうため、
校正管理を随時行う必要があり、また、分光検出を高感
度で行わなければならない場合もあった。
【0010】一方、LED等の発光体から発光された光
の光度を測定する装置もあるが、光度の測定は、本来、
点光源を用いて、点光源から十分に離れた位置で測定さ
れるが、点光源と測定位置との距離が長くなると、発光
体の配置姿勢の僅かなずれ等によっても、測定結果に大
きなずれが生じてしまうものであり、精度の高い測定が
容易でなかった。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前記事情に
鑑みてなされたものであって、簡単な操作により、精度
良く発光体の色調を測定できる色調測定方法、及びその
装置、並びに発光体の光度測定装置を提供することを目
的とするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
本発明の発光体の色調測定装置は、発光体から発光され
る光を受光部で受光して、前記発光体の発光色の色調を
解析部にて解析して測定する発光体の色調測定装置にお
いて、前記発光体と前記受光部との間に、前記発光体か
ら発光される光を拡散させる第1拡散手段と、前記第1
拡散手段で拡散した光を集光する集光手段と、前記集光
手段で集光した光を再度拡散させて前記受光部に導く第
2拡散手段と、を備えるものである。
【0013】このように構成された発光体の色調測定装
置においては、前記発光体hから発光される光は第1拡
散手段で拡散された後、集光手段で集光され、次いで第
2拡散手段で再度拡散されて前記受光部に導かれる。こ
のように、発光体から発光された光が満遍なく拡散され
ると共に集光されて受光部に導かれるため、例えば、発
光体から発光される光が配光特性を有するものであって
も、受光部に対する発光体の配置位置や姿勢の多少のず
れを許容でき、解析部における解析結果に生じるずれを
小さくできる。従って、例えば、前記受光部で受光した
光を、前記解析部において分光検出して解析し、xy色
度図上における系統色の区分を多点xy座標により測定
に必要な範囲を設定分類して、前記発光体の発光色の色
調を測定する場合等には、受光部に対する発光体の位置
のずれに伴う前記xy色度図上での座標のずれを抑えら
れる。
【0014】従って、前記発光体の色調測定装置では、
前記解析部は、前記受光部で受光した光を分光検出して
解析し、xy色度図上における系統色の区分を多点xy
座標により測定に必要な範囲を設定分類して、前記発光
体の発光色の色調を測定するよう構成することが好まし
い。
【0015】また、前記発光体の色調測定装置において
は、前記解析部にて、前記発光体から発光された光の前
記発光体と前記受光部の間の所定の位置における光束の
半径と、前記所定の位置から前記集光手段で集光された
光の収束点までの距離と、予め測定された基準発光体の
光度とに基づき、測定対象である前記発光体から発光さ
れた光の光度を測定するよう構成してもよい。この構成
によれば、発光体の姿勢のずれをある程度許容でき、ま
た、発光体の色調と共に光度の測定を行うこともでき、
別々の測定装置を用いることなく発光体の色調と光度の
測定を行え、発光体の特性を測定するのに好適に用いる
ことができる。
【0016】従って、前記発光体の色調測定装置によれ
ば、精度の高い色調又は光度の測定を簡単な操作で行
え、精度の高い測定が要求される発光ダイオードの発光
色の色調又は光度測定に好適に用いることができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例に係る色
調測定装置を図面を参照して説明する。図1は本発明に
係る色調測定装置を用いた発光ダイオード測定選別装置
1の概略図であり、同図に示すように、発光ダイオード
測定選別装置1は、発光ダイオード(LED)hから発
光された光を捕捉するための受光部である光ファイバー
先端部2と、光ファイバー先端部2で捕捉された光を解
析部5に伝達する光ファイバー3とからなるファイバー
入力光学系4と、ファイバー入力光学系4から伝達され
た光を解析して色調を測定する解析部5とを備える。
【0018】ここで、光ファイバー先端部2には、図1
(b)に拡大して示すように、その開放端側から光ファ
イバー3接続部分にかけて、第1拡散板21、第1集光
レンズ22a、第2集光レンズ22b、第2拡散板23
が、この順に設けられている。第1及び第2拡散板2
1,23は、例えば合成石英やオパール等から形成され
たホログラフィック型の拡散板であり、LEDhから発
光された光を拡散するようになっている。第1及び第2
集光レンズ22a,22bは、例えば合成石英から形成
されたアクロマティクレンズであり、第1拡散板21で
拡散された光を第1集光レンズ22a,第2集光レンズ
22bの順で順次集光し、第2拡散板23に導くように
なっている。ここで、第1及び第2の拡散板21,23
の拡散率は、配光特性を有するLEDhから発光された
光の特性を均一にできるのであれば、任意に設定でき、
拡散板21の拡散率を拡散板23の拡散率より高くして
も、その逆としても、また、同じ拡散率としてもよい。
【0019】解析部5は、ファイバー入力光学系4から
伝達された光を分光検出し、視感度補正した後、スペク
トル解析し、図2に示すxy色度図として表わし、色度
図上における当該LEDhの発光色の座標点に基づき、
当該LEDhの発光色を分類し、図示しない表示手段に
表わすようになっている。ここで、視感度補正とは、光
の中には人間の目で感じ難い波長の光と感じ易い波長の
光とがあり、受光部で受光した光をそのまま解析したの
では、これらの波長の光の間で色度図上に表される座標
点に誤差が生じてしまうので、これを防止するために行
う補正である。
【0020】次に、発光ダイオード測定選別装置1の作
用を説明する。LEDhから発光された光は、光ファイ
バー先端部2に設けられた第1拡散板21で拡散された
後、第1集光レンズ22a,第2集光レンズ22bで順
次集光される。そして、第2集光レンズ22bで集光さ
れた光は、第2拡散板23で再度拡散されて光ファイバ
ー3内に導入され、光ファイバー3を介して解析部5に
伝達される。解析部5は、光ファイバー3により伝達さ
れた光を分光・検出し、視感度補正した後、スペクトル
解析し、xy色度図上における光源色の系統色名を多点
xy座標により測定選別に必要な範囲を設定し分類し
て、色相と彩度を一緒にして考えた色の違いを図上の異
なった座標点として示し、光源色の系統色を区分分類
し、図2に示すように、xy色度図を表わす。
【0021】このようにして、発光ダイオード測定選別
装置1は、人間の視覚に近い色で区分することができ、
しかも1台の装置で緑、青、赤、黄、白等の可視光全域
の測定を行うようになっている。
【0022】この場合、xy色度図を用いた色調測定に
おいては、発光体hの配光特性を考慮して、発光体hか
ら発光された光が、前記xy色度図上の所定範囲内に位
置するよう、先端部2に対する発光体hの配置位置や姿
勢を微調整する必要があり、精度の高い測定が困難であ
った。ところが、この発光ダイオード測定選別装置1に
おいては、前記発光体hから発光される光が第1及び第
2拡散板21,23でまんべんなく拡散されると共に、
第1集光レンズ22a,第2集光レンズ22bで集光さ
れて光ファイバー3に導かれるため、LEDhから発光
された光の配光特性をほぼ均一にしてLEDhから発光
された光の大部分を光ファイバー3内に導くことができ
る。このため、光ファイバー先端部2に対するLEDh
の位置や姿勢が多少ずれても、LEDhから発光された
光の前記xy色度図上での座標のずれを抑えられるた
め、解析部5における測定結果に生じるずれを小さくで
き、従って、精度の高い測定を行うことができる。
【0023】
【実施例】次に、本発明の実施例について、比較例と対
比させて説明する。 〔実施例〕図3(a)に示すように、LEDhと光ファ
イバー先端部2との間に拡散板21,レンズ22a,レ
ンズ22b,拡散板23の順に配置し、仰り角が「時計
回り方向(CW)5°」,「0°」,「反時計回り方向
(CCW)5°」のそれぞれの場合について、LEDh
から発光された光の色度特性を、以下の条件で測定し
た。測定結果を図4(a)に示す。 [測定条件] 色度測定器 ツエルニターナ型分光器 測定波長範囲 300〜800nm 測定時間 20msec LED駆動電流値 20mA 拡散板 ホログラフィック拡散板 レンズ アクロマティクレンズ
【0024】図4(a)に示すように、「時計回り方向
(CW)5°」,「0°」,「反時計回り方向(CC
W)5°」の場合における色度座標は、いずれの場合に
もほぼ同座標近傍に位置し、LEDhの配置姿勢にかか
わらず、安定してLEDhから発光される光を測定でき
ることが確認される。
【0025】〔比較例1〕図3(b)に示すように、L
EDhと光ファイバー先端部2との間に拡散板及びレン
ズを配置せずに、LEDhから発光された光を先端部2
で直接受光するよう構成し、仰り角が「時計回り方向
(CW)5°」,「0°」,「反時計回り方向(CC
W)5°」のそれぞれの場合について、LEDhから発
光された光の色度特性を、以下の条件で測定した。測定
結果を図4(b)に示す。 [測定条件] 色度測定器 ツエルニターナ型分光器 測定波長範囲 300〜800nm 測定時間 20msec LED駆動電流値 20mA
【0026】図4(b)に示すように、前記実施例の場
合にくらべ、「時計回り方向(CW)5°」,「0
°」,「反時計回り方向(CCW)5°」の場合の色度
座標にばらつきがみられ、LEDhの配置姿勢によりL
EDhから発光される光の測定結果が不安定となること
が確認される。
【0027】〔比較例2〕図3(c)に示すように、L
EDhと光ファイバー先端部2との間に拡散板21のみ
を配置し、LEDhから発光された光を拡散板21で拡
散させて、光ファイバー先端部2で受光するよう構成
し、「時計回り方向(CW)5°」,「0°」,「反時
計回り方向(CCW)5°」のそれぞれの場合につい
て、LEDhから発光された光の色度特性を、以下の条
件で測定した。測定結果を図4(c)に示す。なお、拡
散板21挿入後における感度補正は行っていない。 [測定条件] 色度測定器 ツエルニターナ型分光器 測定波長範囲 300〜800nm 測定時間 20msec LED駆動電流値 20mA 拡散板 ホログラフィック拡散板
【0028】図4(c)に示すように、比較例1の場合
よりも色度座標に大きなばらつきがみられ、LEDhの
配置姿勢によりLEDhから発光される光の測定結果が
不安定となることが認められる。
【0029】また、実施例,比較例1,比較例2におけ
る仰り角「0°」の場合に対する、「時計回り方向(C
W)5°」,「反時計回り方向(CCW)5°」の場合
の色差を図5に示す。図5に示すように、実施例の場合
には、LEDhから発光された光は、拡散板21でまん
べんなく拡散され、次いでレンズ22a,22bで順次
集光された後、拡散板23で再度拡散されるため、LE
Dhから発光された光の特性をほぼ均一にでき、仰り角
による色度座標のずれを比較例1,比較例2の場合に比
べて小さくでき、仰り角による測定誤差を小さくできる
ことが確認できた。
【0030】なお、本発明の発光体の色調測定装置は、
前記実施例の発光ダイオードの測定選別装置1に限定さ
れず、本発明の要旨を逸脱しない限り適宜変更して差し
支えない。例えば、前記実施例では、LEDの選定選別
の際の色調測定に本発明の色調測定装置を適用した場合
について説明したが、測定対象となる発光体は、発光ダ
イオードに限定されず、他の発光体の色調測定にも本発
明の色調測定装置は好適に用いることができる。また、
前記実施例では、緑色の部分にエリアAを設定したが、
これに限らず、青、赤、黄、白等他の色にそれぞれのエ
リアを設定してもよいことは勿論である。さらに、LE
Dhから発光された光を集光するためのレンズは、LE
Dhを光ファイバー先端部2内に集光できるのであれ
ば、前記実施例で用いたアクロマティクレンズに限ら
ず、他のレンズを用いてもよく、また、用いるレンズの
数量も2枚に限らず、1枚でも3枚以上でもかまわな
い。また、拡散板21,23についても、LEDhから
発光された光を十分に拡散できるのであれば、ホログラ
フィック型のものに限らず、他の種類のものを用いるこ
とができる。
【0031】次に、本発明に係る発光体の光度測定装置
について説明する。前記実施例の発光ダイオード測定選
別装置1では、発光体であるLEDhから発光される光
の色調のみを測定したが、ファイバー入力光学系4から
伝達された光について、解析部5にて下記〔式1〕の演
算を行い、測定対象LEDhの全平均光度I´を算出す
ることができる。 〔式1〕 I´=I(1+(R/H)2) I:基準LEDの光度 R:第1拡散板における測定対象LEDhの光束半径 H:LEDhから発光された光の収束点Bから第1拡散
板までの距離
【0032】光度の測定は、本来、点光源を用いて、点
光源から十分に離れた位置で測定されるが、点光源と測
定位置との距離が長くなると、発光体の配置姿勢の僅か
なずれ等によっても、測定結果に大きなずれが生じてし
まうものであった。
【0033】ところが、前記本発明に係る測定装置1で
は、LEDhから発光された光が、第1及び第2集光レ
ンズ22a,22bで集光されて、図6に示すように収
束して収束点Bを形成する。そこで、この光の収束点B
を点光源とみなし、第1拡散板21での光束半径をR,
収束点Bから第1拡散板21までの距離をHとし、測定
対象LEDhの光度I´を、前記〔式1〕の演算処理で
算出することにより、測定対象LEDhの全平均光度を
測定できる。このため、LEDhと測定位置との距離を
短くすることができ、LEDhの配置姿勢のずれをある
程度許容できるため、精度の高い測定ができる。また、
一の装置でLEDhから発光される光の色調と共に光度
も測定でき、発光ダイオードの測定選別等において精度
の高い測定ができる。
【0034】なお、この場合、図6に示すように、第1
集光レンズ22a及び第2集光レンズ22bで集光され
た光の収束点Bが、第2拡散板23で形成されるよう構
成することにより、収束点Bと第1拡散板21との間の
距離Hの特定が容易となり、光度の測定を容易にでき
る。また、LEDhから発光された光の光束の半径を測
定する位置も、第1拡散板21に限らず、LEDhと収
束点との間の任意の位置で行うことができ、例えば、第
2拡散板23におけるLEDhの光束半径をRとし、L
EDhから発光された光の収束点から第2拡散板23ま
での距離をHとして前記〔式1〕の演算を行い、LED
hの全平均光度I´を測定してもよい。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る色調
測定装置によれば、発光体から発光された光が満遍なく
拡散されると共に集光されて受光部に導かれるため、例
えば、発光体から発光される光が配光特性を有するもの
であっても、受光部に対する発光体の配置位置や姿勢の
多少のずれを許容でき、解析部における解析結果に生じ
るずれを小さくでき、簡単な構成で精度良く発光体の色
調を測定できる。
【0036】また、前記色調測定装置においては、発光
体から発光される光が配光特性を有するものであって
も、受光体に対する発光体の配置位置のずれを許容でき
るため、xy色度図上での座標のずれを抑えられ、精度
の高い測定を行うことができる。さらに、前記光度測定
装置によれば、簡単な構成で精度の高い測定を行うこと
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明の一実施例に係る発光ダイオー
ド測定選別装置の概略図,(b)は同装置を構成する光
ファイバー先端部の概略図である。
【図2】同装置を構成する解析部での解析処理に用いら
れるxy色度図である
【図3】(a)は本発明の実施例での各装置の構成を示
すもので、(b),(c)は比較例での各装置の構成を
示すものである。
【図4】(a)は本発明の実施例での測定結果を、
(b),(c)はそれぞれ比較例での測定結果を説明す
る図である。
【図5】(a)は実施例と比較例との測定結果を比較す
る表であり、(b)は(a)に示す測定結果をグラフで
表したものである。
【図6】本発明の他の実施例に係る発光ダイオード測定
選別装置の光ファイバー先端部の概略図である。
【図7】(а)は従来の発光ダイオード測定選別装置の
概略図,(b)は同装置の光ファイバー先端部の概略図
である。
【符号の説明】
h 発光体(発光ダイオード) 1 発光ダイオード測定選別装置 2 光ファイバー先端部 21 第1拡散板 22a 第1集光レンズ 22b 第2集光レンズ 23 第2拡散板 3 光ファイバー 5 解析部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2G020 AA08 DA02 DA03 DA12 DA31 DA63 2G065 AA01 AB03 AB04 AB05 AB28 BA01 BB02 BB05 BB28 BC13 BC14 2G086 EE03

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発光体から発光される光を受光部で受光
    して、前記発光体の発光色の色調を解析部にて解析して
    測定する発光体の色調測定装置において、 前記発光体と前記受光部との間に、前記発光体から発光
    される光を拡散させる第1拡散手段と、前記第1拡散手
    段で拡散した光を集光する集光手段と、前記集光手段で
    集光した光を再度拡散させて前記受光部に導く第2拡散
    手段と、を備えることを特徴とする発光体の色調測定装
    置。
  2. 【請求項2】 前記解析部は、前記受光部で受光した光
    を分光検出して解析し、xy色度図上における系統色の
    区分を多点xy座標により測定に必要な範囲を設定分類
    して、前記発光体の発光色の色調を測定するよう構成し
    たものである請求項1に記載の発光体の色調測定装置。
  3. 【請求項3】 発光体から発光される光を第1拡散手段
    で拡散し、集光手段で集光した後、第2拡散手段で再度
    拡散した後、受光部で受光し、前記発光体の発光色の色
    調を解析部にて解析して測定する発光体の色調測定装置
    において、 前記解析部にて、前記発光体から発光された光の前記発
    光体と前記受光部との間の所定の位置における光束の半
    径と、前記所定の位置から前記集光手段で集光された光
    の収束点までの距離と、予め測定された基準発光体の光
    度とに基づき、測定対象である前記発光体から発光され
    た光の光度を測定するよう構成したことを特徴とする発
    光体の光度測定装置。
  4. 【請求項4】 発光体から発光される光を分光検出し、
    この分光検出した光を解析してxy色度図上における系
    統色の区分を多点xy座標により測定選別に必要な範囲
    を設定分類して、前記発光体の発光色の色調を測定する
    発光体の色調測定方法において、 前記発光体から発光される光を拡散させた後、集光し、
    この集光した光を再度拡散させて分光検出することを特
    徴とする発光体の色調測定方法。
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