JP2002296003A - フーリエ変換縞解析方法および装置 - Google Patents

フーリエ変換縞解析方法および装置

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JP2002296003A JP2001097156A JP2001097156A JP2002296003A JP 2002296003 A JP2002296003 A JP 2002296003A JP 2001097156 A JP2001097156 A JP 2001097156A JP 2001097156 A JP2001097156 A JP 2001097156A JP 2002296003 A JP2002296003 A JP 2002296003A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 正負が未知の既存キャリア周波数に対応した
スペクトルと、正負が既知の追加キャリア周波数を追加
重畳せしめた際のスペクトルとを比較して、既存キャリ
ア周波数の正負を判別することにより、位相の正負判別
作業を一意的に安定して行なえるようにして、安定した
解析結果を得られるようにする。 【構成】 既存空間キャリア周波数が重畳された元の干
渉縞画像をCCD撮像カメラにより得(T1)、その縞
画像データに対してフーリエ変換を施して(T2)、周
波数座標系において、既存空間キャリア周波数に対応し
た第1スペクトルの座標を得る(T3)。次に、元の干
渉縞画像に追加キャリア周波数を追加重畳せしめて(T
4)、その比較用干渉縞画像をCCD撮像カメラにより
得(T5)、その比較用干渉縞画像データに対してフー
リエ変換を施して(T6)、周波数座標系において、第
2スペクトルの座標を得る(T7)。両スペクトルの座
標を比較することにより、既存キャリア周波数の正負を
判別して(T8)、位相の正負を判別する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フーリエ変換を用
いてキャリア周波数が重畳した縞画像を解析するフーリ
エ変換縞解析方法および装置に関し、特に、干渉縞等の
縞パターンを有する画像データをフーリエ変換した周波
数座標系において、キャリア周波数に対応して出現する
スペクトルを解析データとして用いるフーリエ変換縞解
析方法および装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、物体表面の精密測定に関する重要
な手段として、例えば光波干渉法が知られているが、近
年、1/10波長以上の面精度や波面収差を計測することの
必要性から1干渉縞(1フリンジ)以下の情報を読み取
る干渉計測法(サブフリンジ干渉計測法)の開発が急務
である。
【0003】このようなサブフリンジ干渉計測法とし
て、例えば、「光学」第13巻第1号(1984年2
月)第55頁〜第65頁の「サブフリンジ干渉計測基礎
論」に記載されている如くフーリエ変換法を用いた技術
が注目されている。
【0004】フーリエ変換縞解析方法はキャリア周波数
を(例えば被観察体表面と基準面との間の相対的傾斜に
よって)導入することにより、キャリア周波数により変
調された1枚の縞画像から高精度に被観察体の位相を求
めることを可能とする手法である。キャリア周波数を導
入し、物体の初期位相を考えないと、干渉縞強度i(x,
y)は次式(1)で表される。
【0005】
【数1】
【0006】上式(1)は下式(2)のように変形でき
る。
【0007】
【数2】
【0008】なお、c(x,y)は下式(3)のように表さ
れる。
【0009】
【数3】
【0010】上式(2)をフーリエ変換すると、下式
(4)が得られる。
【0011】
【数4】
【0012】次に、周波数座標系(フーリエ・スペクト
ル座標系、あるいは空間周波数領域とも称する;図3参
照)において、フィルタリングにより、座標(fx,fy
に位置するスペクトルC(η−fx,ζ−fy)を取り出し、
それを原点に向けて(fx,fy)だけシフトすることによ
り、キャリア周波数を除去してC(η,ζ)を得る。こう
して得られたC(η,ζ)を逆フーリエ変換することによ
りc(x,y)を求め、下式(5)によってラッピングされ
た位相φ(x,y)を得る。
【0013】
【数5】
【0014】最後に、アンラッピング処理を行ない、被
観察体の位相Φ(x,y)を求める。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】前述した如く、フーリ
エ変換縞解析方法では、キャリア周波数が重畳された縞
画像データをフーリエ変換した際、周波数座標系におい
てキャリア周波数に対応した一対のスペクトルC(η−
fx,ζ−fy)およびC*(η+fx,ζ+fy)が原点を挟んだ位
置に出現する。上記では、スペクトルC(η−fx,ζ−
fy)の方を解析データとして用いる場合を説明している
が、スペクトルC*(η+fx,ζ+fy)の方を用いても解析は
行なえる。ただし、どちらのスペクトルを用いるかによ
って、求まる位相Φ(x,y)の正負が反対になる。例え
ば、被観察体の形状を解析する場合、スペクトルC(η−
fx,ζ−fy)を用いると凸状と解析される部分が、スペ
クトルC*(η+fx,ζ+fy)の方を用いると凹状と解析され
ることになる。これは、数学上では、上記した式(1)
において、下式(6)の関係が成り立つためである。
【0016】
【数6】
【0017】上記位相Φ(x,y)の正負は、画像データ
に重畳されたキャリア周波数の正負が判別できれば、判
別可能である。しかしながら、例えば干渉法により被観
察体表面の形状を解析するような場合、被観察体表面自
体が傾斜を持っていたり、被観察体を載せる台が傾斜し
ているなどの機器側の誤差などにより、積極的にキャリ
ア周波数を導入しなくても既に画像データにキャリア周
波数が重畳している状態にある場合があるため、一般的
には、画像データからキャリア周波数の正負を判別する
ことはできない。したがって、位相の正負は、画像デー
タの演算結果からだけでは判別できないため、これまで
は、オペレータが縞画像の線の曲がり具合等を見て、位
相の正負を判断していた。また、縞画像の縞がまっすぐ
の場合は、オペレータが見ても判断がつかなかった。
【0018】このため、フーリエ変換縞解析方法に対し
て十分な知識を持ったオペレータが必要になるだけでな
く、縞画像の縞パターンの出方によっては、位相の正負
の判別が困難なため、その判別を誤ったり、安定した解
析結果が得られないなどの不具合も生じる。また、オペ
レータの判別に時間がかかるため、解析作業の効率を高
めにくいという問題があった。
【0019】また、高精度の解析が求められる場合、解
析に用いる光学系の誤差が問題になる。一般に、例えば
被観察体の形状解析を行なう機器において光学系の誤差
を測定する場合、高精度に平滑化された基準面を被観察
体として解析を行ない、理論値と異なる解析結果が出た
場合、その誤差を光学系の誤差および補正データとして
用いる方法がとられる。フーリエ変換縞解析法において
も、高精度に平滑化された基準面を被観察体として、キ
ャリア周波数を重畳させて解析を行ない、その結果より
光学系の誤差データを求める方法が考えられる。しか
し、この場合もキャリア周波数の正負が判別できないた
め、位相の正負が判別できないという上述したのと同様
の問題が生じることになる。
【0020】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
であり、縞画像データに重畳したキャリア周波数の正負
を判別可能にすることにより、位相の正負の判別を一意
的に安定して行なえ、これにより、安定した解析結果を
得られるフーリエ変換縞解析方法および装置を提供する
ことを目的とするものである。また、特には、位相の正
負判別作業を自動化して、解析作業の効率を高め得るフ
ーリエ変換縞解析方法および装置を提供することを目的
とするものである。さらには、光学系の誤差補正が、一
意的に安定して行なえ、これにより、安定した解析結果
を得られるフーリエ変換縞解析方法および装置を提供す
ることを目的とするものである。
【0021】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明のフーリエ変換縞解析方法および装置は、予
め正負が分かっている追加キャリア周波数を縞画像デー
タに追加的に重畳し、追加キャリア周波数を重畳する前
後の周波数座標系におけるスペクトル(周波数スペクト
ル、フーリエ・スペクトルとも言う;以下同じ)を比較
することにより、最初のキャリア周波数の正負を判別で
きるようにしたものである。
【0022】すなわち、本発明のフーリエ変換縞解析方
法は、被観察体の波面情報を担持した、キャリア周波数
が重畳された縞画像データにフーリエ変換を施して、周
波数座標系において前記キャリア周波数に対応したスペ
クトルを求め、該スペクトルを解析用データとして用い
て演算を行ない、その演算結果に基づいて前記波面情報
を求めるフーリエ変換縞解析方法において、正負が未知
の既存キャリア周波数が重畳された元の縞画像データに
フーリエ変換を施して求めた第1スペクトルと、前記既
存キャリア周波数に加えて正負が既知の追加キャリア周
波数を重畳せしめた比較用縞画像データにフーリエ変換
を施して求めた第2スペクトルとを比較することによ
り、前記既存キャリア周波数の正負を判別し、この判別
結果に基づき前記波面情報の位相の正負を決定すること
を特徴とするものである。
【0023】本発明においては、被観察体の形状や屈折
率分布などの物理的な特性や、被観察体を載せる台の傾
き誤差などのために、通常のキャリア周波数のように積
極的に導入された如く画像データに重畳される周波数も
キャリア周波数に含めて考える。したがって、前記既存
キャリア周波数は、積極的に導入されたものかどうかは
問わない。
【0024】また、前記追加キャリア周波数は、少なく
とも正負が分かっていればよく、大きさについては既知
である必要はないが、大きさが分かっていても構わな
い。
【0025】本発明のフーリエ変換縞解析方法は、前記
縞画像データが干渉縞の画像データである場合に好適で
ある。
【0026】前記追加キャリア周波数は、前記被観察体
表面からの光波と干渉させる光波を導く参照面または被
測定面を所定の方向に傾けることにより導入する所定の
大きさの空間キャリア周波数とすることができ、その場
合、該追加キャリア周波数の正負は、該参照面の傾ける
方向により決定されるものとすることができる。
【0027】前記位相の正負の情報を、光学系の誤差を
補正するデータとして用いることができる。
【0028】本発明のフーリエ変換縞解析装置は、被観
察体の波面情報を担持した、キャリア周波数が重畳され
た縞画像データにフーリエ変換を施して、周波数座標系
において前記キャリア周波数に対応したスペクトルを求
め、該スペクトルを解析用データとして用いて演算を行
なうフーリエ変換演算手段を備えてなり、該フーリエ変
換演算手段の演算結果に基づいて前記波面情報を求める
フーリエ変換縞解析装置において、正負が既知の追加キ
ャリア周波数を重畳させるキャリア周波数重畳手段と、
正負が未知の既存キャリア周波数が重畳された元の縞画
像データにフーリエ変換を施して求めた第1スペクトル
と、前記キャリア周波数重畳手段により、前記既存キャ
リア周波数に加えて前記追加キャリア周波数を重畳せし
めた比較用縞画像データにフーリエ変換を施して求めた
第2スペクトルとを比較する比較手段と、該比較手段の
比較結果に基づき、前記既存キャリア周波数の正負を判
別するキャリア周波数正負判別手段と、該判別手段の判
別結果に基づいて前記波面情報の位相の正負を判別する
位相正負判別手段とを備えてなることを特徴とするもの
である。
【0029】なお、本発明のフーリエ変換縞解析方法お
よび装置は、縞画像データが、干渉縞の画像データであ
る場合に好適であるが、フーリエ変換法を用いた縞画像
解析手法全般に適用可能であり、例えばモアレ縞の解
析、あるいは縞投影による変形格子等の解析にも適用可
能である。
【0030】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態に係るフ
ーリエ変換縞解析方法を、図面を参照しながら説明す
る。
【0031】この実施形態に係る方法は、被観察体表面
と参照面との相対形状に基づき得られた、被観察体表面
の干渉縞画像データに対し、フーリエ変換法を用いて被
観察体表面形状を解析する場合に、被観察体表面と参照
面とを相対的に傾け、この傾きに伴って発生するキャリ
ア縞(キャリア周波数の概念に含まれる;以下同じ)に
被観察体の形状情報に伴って発生する縞を重畳させて前
記縞画像データを求める縞解析方法である。そして、正
負が未知の既存キャリア周波数が重畳された元の縞画像
データにフーリエ変換を施して求めた第1スペクトル
と、前記既存キャリア周波数に加えて正負が既知の追加
キャリア周波数を重畳せしめた比較用縞画像データにフ
ーリエ変換を施して求めた第2スペクトルとを比較する
ことにより、前記既存キャリア周波数の正負を判別し、
この判別結果に基づき前記波面情報の位相の正負を決定
するものである。
【0032】さらには、高精度に平滑な測定基準面を用
いて光学系誤差を測定し、その測定結果を解析の校正デ
ータとして用いるものである。
【0033】図1および図2は本実施形態方法を具体的
に示すフローチャートである。詳しくは、図1は光学系
誤差を測定し、それを校正データとして保存する校正モ
ードを示し、図2は通常の測定を行なう測定モードを示
す。以下、校正モードと測定モードに分けて説明する。
なお、本実施形態では、周波数座標系として、X‐Y座
標系を導入している。
【0034】(校正モード)まず、高精度に平滑な測定
基準面を適当に傾けて、既存空間キャリア周波数が重畳
された、測定基準面の形状情報を担持してなる元の干渉
縞画像をCCD撮像カメラにより得る(S1)。そし
て、得られた干渉縞画像データに対してフーリエ変換を
施して(S2)、周波数座標系(一例を図3に示す)に
おいて、原点にあるスペクトル以外で振幅が最大となる
第1スペクトル(既存空間キャリア周波数に対応したス
ペクトルC(η−f,ζ−f))を探し出し、その座
標(f ,fy0)を得る(S3)。なお、このとき
図3に示すように、原点を挟んで、大きさの等しい2つ
のスペクトルが検出されるが、両者は互いに共役の関係
となっており、どちらか1つのスペクトルを選択すれば
よい。
【0035】次に、参照面を予め決めておいた所定の方
向に傾斜させ、元の干渉縞画像に追加キャリア周波数を
追加重畳せしめる(S4)。この追加キャリア周波数を
追加重畳せしめた比較用干渉縞画像をCCD撮像カメラ
により得る(S5)。そして、得られた比較用干渉縞画
像データに対してフーリエ変換を施して(S6)、周波
数座標系において、原点にあるスペクトル以外で振幅が
最大となる第2スペクトルを探し出し、その座標(f
x1,fy1)を得る(S7)。
【0036】ここで、第1スペクトルの座標(fx0,
y0)と第2スペクトルの座標(fx1,fy1)と
の間には、下式(7)の関係がある。ただし、追加キャ
リア周波数のみが重畳した干渉縞画像データをフーリエ
変換した場合を想定し、その追加キャリア周波数の周波
数座標系での座標を(f,f)としている。
【0037】
【数7】
【0038】ここで、追加キャリア周波数はX、Y方向
ともに正(例えば上記座標(f,f)を選べば正し
い位相の正負が得られる方向)と仮定し、かつ既存キャ
リア周波数に追加キャリア周波数を加えたキャリア周波
数の方向が、既存キャリア周波数の方向と変わらない
(第1スペクトルの座標(fx0,fy0)が位置する
周波数座標系での象限と第2スペクトルの座標
(fx1,fy1)の周波数座標系上での象限が変わら
ない)ように、予め設定しておけば、下式(8)の関係
がある。
【0039】
【数8】
【0040】この関係より、下式(9)および(10)
を用いて、既存キャリア周波数の正負を判別する(S
8)。
【0041】
【数9】
【0042】
【数10】
【0043】(9)式が成立する場合、既存キャリア周
波数のX方向の正負は、追加キャリア周波数のX方向の
正負と同じで正(fx0>0)であり、(10)が成立
する場合は負(fx0<0)である。Y方向の正負につ
いても同様に判別する。
【0044】次に、元の干渉縞画像データにおいて、正
負を判別した既存空間キャリア周波数に対応したスペク
トルC(η−f,ζ−f)が原点に来るように座標移
動して、既存空間キャリア周波数を除去して、フーリエ
逆変換を施し、干渉縞の複素振幅c(x0,y0)を求め
て、正負を判別した位相φ(x0,y0)を得る(S
9)。そして、この位相φ(x0,y0)を校正データ
として保存して(S10)、校正モードを終了し、測定
モードに切り替える(S11)。
【0045】(測定モード)まず、被観察体表面を適当
に傾けて、既存空間キャリア周波数が重畳された、被観
察体表面の形状情報を担持してなる元の干渉縞画像(一
例を図4に示す)をCCD撮像カメラにより得る(T
1)。そして、得られた干渉縞画像データに対してフー
リエ変換を施して(T2)、周波数座標系(図3参照、
スペクトルの大きさを輝度で表した一例を図5に示す)
において、原点にあるスペクトル以外で振幅が最大とな
る第1スペクトル(既存空間キャリア周波数に対応した
スペクトルC(η−f,ζ−f))を探し出し、その
座標(fx0,fy0)を得る(T3)。なお、このと
き上述したように、原点を挟んで、大きさの等しい2つ
のスペクトルが検出されるが、両者は互いに共役の関係
となっており、どちらか1つのスペクトルを選択すれば
よい。
【0046】次に、参照面を予め決めておいた所定の方
向に傾斜させ、元の干渉縞画像に追加キャリア周波数を
追加重畳せしめる(T4)。この追加キャリア周波数を
追加重畳せしめた比較用干渉縞画像をCCD撮像カメラ
により得る(T5)。そして、得られた比較用干渉縞画
像データに対してフーリエ変換を施して(T6)、周波
数座標系において、原点にあるスペクトル以外で振幅が
最大となる第2スペクトルを探し出し、その座標(f
x1,fy1)を得る(T7)。
【0047】ここで、第1スペクトルの座標(fx0,
y0)と第2スペクトルの座標(fx1,fy1)と
の間には、上述した(7)式の関係がある。ただし、追
加キャリア周波数のみが重畳した干渉縞画像データをフ
ーリエ変換したと想定した場合、その追加キャリア周波
数の周波数座標系での座標を(f,f)としてい
る。
【0048】また、追加キャリア周波数はX、Y方向と
もに正(例えば上記座標(f,f )にあるスペクト
ルを選べば正しい位相の正負が得られる方向)と仮定
し、かつ既存キャリア周波数に追加キャリア周波数を加
えたキャリア周波数の方向が、既存キャリア周波数の方
向と変わらない(第1スペクトルの座標(fx0,f
)が位置する周波数座標系での象限と第2スペクトル
の座標(fx1,fy1)の周波数座標系上での象限が
変わらない)ように、予め設定しておけば、上述した
(8)式の関係がある。
【0049】この関係より、上述した(9)式および
(10)式を用いて、既存キャリア周波数の正負を判別
する(T8)。上述したように(9)式が成立する場
合、既存キャリア周波数のX方向の正負は、追加キャリ
ア周波数のX方向の正負と同じで正(fx0>0)であ
り、(10)式が成立する場合は負(fx0<0)であ
る。Y方向の正負についても同様に判別する。
【0050】次に、元の干渉縞画像データにおいて、正
負を判別した既存空間キャリア周波数に対応したスペク
トルC(η−f,ζ−f)が原点に来るように座標移
動して、既存空間キャリア周波数を除去して、フーリエ
逆変換を施し、後述する式(12),(13)に示す干
渉縞の複素振幅c(x,y)を求めて、正負を判別した位
相φ(x,y)を得る(T9)。そして、この位相φ
(x,y)を、校正モードにおいて保存しておいた位相
φ(x0,y0)を用いて校正する(T10)。これに
より、光学系の誤差等が校正された位相データが得られ
る。
【0051】さらに、後述するようなアンラッピング処
理を施して、被観察体表面形状に相当する、連続する位
相(Φ(x,y):位相分布)を得て、被観察体表面形
状を得る(T11)(一例を図6に示す)。なお、位相
Φ(x,y)の正負を逆とした場合の一例を図7に示
す。
【0052】本実施態様によれば、位相の正負を一意的
に安定して判別できるとともに、光学系誤差も一意的に
安定して校正可能であり、これにより安定した解析結果
を得ることが可能である。なお、上記ステップ1(S
1、T1)およびステップ5(S5、T5)において得
られる干渉縞画像データは、空間キャリア周波数のx方
向成分、y方向成分を各々f、fとすると下式(1
1)により表される。
【0053】
【数11】
【0054】また、上式(11)を変形すると下式(1
2)が得られる。
【0055】
【数12】
【0056】なお、c(x,y)は下式(13)で表され
る。
【0057】
【数13】
【0058】上式(12)をフーリエ変換すると、下式
(14)が得られる。
【0059】
【数14】
【0060】上記ステップ3(S3、T3)およびステ
ップ7(S7、T7)においては、フィルタリングによ
り上式(14)の第2項の成分だけを取り出し、周波数
座標系上でのスペクトルに基づき空間キャリア周波数の
座標(f,f)を求める。
【0061】一方、上記ステップ9(S9、T9)にお
いては、このようにして得られたC(η−f,ζ−
)を周波数座標系上に展開し、座標(f,f)に
位置するスペクトルを周波数座標系上で原点に移動せし
めることにより、空間キャリア周波数を除去し、この
後、フーリエ逆変換を施すことによりc(x,y)を求
め、下式(15)の虚部を求めることによってラッピン
グされた位相を求める。
【0062】
【数15】
【0063】このようにして得られた位相分布は−πか
らπの主値の間に、不連続に折り畳まれているので、そ
れらを位相アンラッピング・アルゴリズムを用いてアン
ラッピングすることにより、被観察体表面形状に相当す
る、連続する位相(Φ(x,y):位相分布)を得るこ
とができる。
【0064】次に、本発明の実施形態装置について、図
8、9を用いて説明する。
【0065】この装置は、上記実施形態方法を実施する
ためのもので、図8に示すように、マイケルソン型干渉
計1において、被観察体表面2と参照(基準)面3から
の両反射光束によって形成される干渉縞は、撮像カメラ
4のCCD5の撮像面において形成され、画像入力基板
6を介して、CPUおよび画像処理用のメモリを搭載し
たコンピュータ7に入力され、入力された干渉縞画像デ
ータに対して種々の演算処理が施され、その処理結果は
モニタ画面7A上に表示される。なお、撮像カメラ4か
ら出力される干渉縞画像データはCPUの処理により一
旦メモリ内に格納されるようになっている。
【0066】コンピュータ7はソフト的に、上記参照面
の傾きを調整する傾き調整手段(図示せず)を備えてお
り、このキャリア周波数重畳手段は、D/A変換基板8
を介してピエゾ駆動部9からPZT(ピエゾ素子)アクチ
ュエータ対し、駆動信号を送出させるように指示するも
のである。これにより、PZT(ピエゾ素子)アクチュ
エータ10が所定量だけ変位し、このPZT(ピエゾ素
子)アクチュエータによって保持された参照面3が、所
定量傾くように調整される。この参照面3の傾きによ
り、被観察体表面2と参照面3との相対的な傾きが形成
され、この相対的な傾きにより、撮像カメラ4のCCD
5の撮像面において形成された干渉縞に、空間キャリア
周波数が重畳される。すなわち、本実施形態装置では、
上記傾き調整手段、参照面3およびPZT(ピエゾ素子)
アクチュエータ10等によりキャリア周波数重畳手段が
構成されている。また、本装置においては、追加キャリ
ア周波数の正負は、参照面の傾ける方向によって予め決
められる。
【0067】さらに、コンピュータ7は、図9に示すよ
うにソフト的に、フーリエ変換演算手段を構成するFF
T演算キャリア周波数演算手段11、比較手段12、キ
ャリア周波数正負判別手段およ位相正負判別手段14を
備えている。FFT演算キャリア周波数演算手段11
は、前述したように、得られた干渉縞画像データに対し
てフーリエ変換を施すステップ2(S2、T2)および
ステップ6(S6、T6)の処理を行うものであり、比
較手段12は、前記FFT演算キャリア周波数演算手段
11において演算された第1スペクトルおよび第2スペ
クトルの座標に基づいて、上記(7)式から(10)式
に相当する処理を行なうものである。また、キャリア周
波数正負判別手段13は、判別手段12の判定に基づ
き、上記ステップ8(S8、T8)に相当する処理(既
存キャリア周波数の正負判別)を行うものである。さら
に、位相正負判別手段14は、上記キャリア周波数判別
手段13において判別された既存キャリア周波数の正負
に応じて、位相φの正負を判別するものである。
【0068】また、図10は、上記PZT(ピエゾ素
子)アクチュエータ10の2つの態様を示すものであ
る。
【0069】すなわち、第1の態様は、図10(A)に
示すように、参照面(参照ミラー)3の裏面を支持する
3つのピエゾ素子21、22、23を備え、支点部材と
しても機能するピエゾ素子21と各ピエゾ素子22、2
3とを結ぶ参照面3を有する参照ミラー上の、2本の直
線Lx、Lyが互いに直交するように構成されたもので
ある。3本のピエゾ素子21、22、23が同量だけ伸
縮することにより位相シフトが行なわれ、さらにピエゾ
素子22のみの伸縮により参照ミラーの参照面3がy軸
を中心として回転するようにx軸方向に傾き、ピエゾ素
子23のみの伸縮により参照ミラーの参照面3がx軸を
中心として回転するようにy軸方向に傾くことになる。
一方、第2の態様は、図10(B)に示すように、参照
面(参照ミラー)3の裏面中央部を円柱状のピエゾチュ
ーブ24によって支持するように構成されたものであ
る。このピエゾチューブ24の偏奇しない伸縮により位
相シフトが行なわれ、一方、偏奇した伸縮により参照ミ
ラーの参照面3がx軸方向およびy軸方向に自在に傾け
られることになる。
【0070】前述の如く、本実施形態の装置では、ソフ
ト的に、キャリア周波数の正負を判別して位相の正負を
自動判別するので、オペレータに頼らない一意的で安定
した解析結果を得ることが可能になると共に、解析作業
の自動化を図ることが可能となる。
【0071】なお、本発明のフーリエ変換縞解析方法お
よび装置は上記実施形態のものに限られるものではな
く、その他の種々の態様の変更が可能である。
【0072】例えば、キャリア周波数を発生させるため
のメカニズムとしては、被観察体からの波面と参照面か
らの波面の相対的な傾きを精度よく調整できるものであ
れば、上述した被観察体と参照面との相対的な傾きを調
整するものに限られるものではなく、例えば、少なくと
も一方の光路中に所定の光変調素子や楔形の光学系を挿
入して、被観察体からの波面または参照面からの波面の
傾きを調整可能としてもよい。また、所定のキャリア周
波数の発生後に、光源の波長を変更することにより、該
キャリア周波数の増減を図るようにしてもよい。
【0073】また、上記実施形態においては、参照面を
PZTアクチュエータにより傾けるようにしているが、
これに替えて被観察体を傾けるようにしてもよい。ま
た、参照面および/または被観察体を傾ける傾き量調整
手段としては精度よく参照面および/または被観察体を
傾動可能なものであればよく、必ずしもPZTアクチュ
エータに限られるものではない。
【0074】また、上述した実施形態では、キャリア周
波数として空間キャリア周波数を用いて説明している
が、本発明のキャリア周波数として、時間キャリア周波
数あるいは時空間キャリア周波数を用いることが可能で
ある。
【0075】また、上記実施形態のものにおいては、干
渉縞画像データをマイケルソン型干渉計を用いて撮像し
ているが、フィゾー型等のその他の干渉計を用いて得ら
れた干渉縞画像データに対しても同様に適用できること
は勿論である。さらに、本発明は、干渉縞のみならずモ
アレ縞やスペックル縞、その他の種々の縞画像に対して
も同様に適用可能である。
【0076】
【発明の効果】本発明のフーリエ変換縞解析方法および
装置によれば、正負が未知の既存キャリア周波数が重畳
された元の縞画像データにフーリエ変換を施して求めた
第1スペクトルと、既存キャリア周波数に加えて正負が
既知の追加キャリア周波数を重畳せしめた比較用縞画像
データにフーリエ変換を施して求めた第2スペクトルと
を比較することにより、前記既存キャリア周波数の正負
を判別し、この判別結果に基づき波面情報の位相の正負
を決定するので、キャリア周波数の正負判別および位相
の正負判別の作業を一意的に安定して行なえ、安定した
解析結果を得ることができる。また、特には、位相の正
負判別作業を自動化して、解析作業の効率を高めること
も可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態を説明するためのフローチャ
ート
【図2】本発明の実施形態を説明するためのフローチャ
ート
【図3】周波数座標系におけるスペクトルのピークの一
例を表す概略図
【図4】被観察体の干渉縞画像データの一例を表す概略
【図5】周波数座標系におけるスペクトルの大きさを輝
度で表した一例を表す概略図
【図6】被観察体表面の形状の一例を表す概略図
【図7】図6に示す形状の逆位相の一例を表す概略図
【図8】本発明の一実施形態装置を示すブロック図
【図9】図8の一部を詳細に説明するためのブロック図
【図10】図8の一部を具体的に示す概念図
【符号の説明】
1 マイケルソン型干渉計 2 被観察体表面 3 参照面 4 撮像カメラ 5 CCD 7 コンピュータ 7A モニタ画面 9 ピエゾ駆動部 10 PZTアクチュエータ 11 FFT演算キャリア周波数演算手段 12 比較手段 13 キャリア周波数正負判別手段 14 位相正負判別手段
フロントページの続き Fターム(参考) 2F064 CC04 EE01 GG12 GG22 GG70 HH03 JJ01 JJ15

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被観察体の波面情報を担持した、キャリ
    ア周波数が重畳された縞画像データにフーリエ変換を施
    して、周波数座標系において前記キャリア周波数に対応
    したスペクトルを求め、該スペクトルを解析用データと
    して用いて演算を行ない、その演算結果に基づいて前記
    波面情報を求めるフーリエ変換縞解析方法において、 正負が未知の既存キャリア周波数が重畳された元の縞画
    像データにフーリエ変換を施して求めた第1スペクトル
    と、前記既存キャリア周波数に加えて正負が既知の追加
    キャリア周波数を重畳せしめた比較用縞画像データにフ
    ーリエ変換を施して求めた第2スペクトルとを比較する
    ことにより、前記既存キャリア周波数の正負を判別し、
    この判別結果に基づき前記波面情報の位相の正負を決定
    することを特徴とするフーリエ変換縞解析方法。
  2. 【請求項2】 前記キャリア縞画像データが、干渉縞の
    画像データであることを特徴とする請求項1記載のフー
    リエ変換縞解析方法。
  3. 【請求項3】 前記追加キャリア周波数は、前記被観察
    体表面からの光波と干渉させる光波を導く参照面を傾け
    ることにより導入する空間キャリア周波数であり、該追
    加キャリア周波数の正負は、該参照面の傾ける方向によ
    り決定されることを特徴とする請求項2記載のフーリエ
    変換縞解析方法。
  4. 【請求項4】 前記位相の正負の情報を、光学系の誤差
    を補正するデータとして用いることを特徴とする請求項
    1から3までのいずれか1項記載のフーリエ変換縞解析
    方法。
  5. 【請求項5】 被観察体の波面情報を担持した、キャリ
    ア周波数が重畳された縞画像データにフーリエ変換を施
    して、周波数座標系において前記キャリア周波数に対応
    したスペクトルを求め、該スペクトルを解析用データと
    して用いて演算を行なうフーリエ変換演算手段を備えて
    なり、該フーリエ変換演算手段の演算結果に基づいて前
    記波面情報を求めるフーリエ変換縞解析装置において、 正負が既知の追加キャリア周波数を重畳させるキャリア
    周波数重畳手段と、 正負が未知の既存キャリア周波数が重畳された元の縞画
    像データにフーリエ変換を施して求めた第1スペクトル
    と、前記キャリア周波数重畳手段により、前記既存キャ
    リア周波数に加えて前記追加キャリア周波数を重畳せし
    めた比較用縞画像データにフーリエ変換を施して求めた
    第2スペクトルとを比較する比較手段と、 該比較手段の比較結果に基づき、前記既存キャリア周波
    数の正負を判別するキャリア周波数正負判別手段と、 該判別手段の判別結果に基づいて前記波面情報の位相の
    正負を判別する位相正負判別手段とを備えてなることを
    特徴とするフーリエ変換縞解析装置。
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