JP2002295766A - 管継手 - Google Patents

管継手

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JP2002295766A
JP2002295766A JP2001103740A JP2001103740A JP2002295766A JP 2002295766 A JP2002295766 A JP 2002295766A JP 2001103740 A JP2001103740 A JP 2001103740A JP 2001103740 A JP2001103740 A JP 2001103740A JP 2002295766 A JP2002295766 A JP 2002295766A
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JP
Japan
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socket
plug
diameter portion
fixing means
large diameter
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JP2001103740A
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English (en)
Inventor
Seiji Ogata
征嗣 緒方
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Nitto Kohki Co Ltd
Original Assignee
Nitto Kohki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 内圧に左右されずに、一定の引っ張り力が作
用したときのみソケットとプラグを接続固定している固
定手段が破壊され両者の分離を可能とした管継手を提供
する。 【解決手段】 ソケット1とプラグ2とを両者の嵌合部
が破壊によりのみ分離可能な第1固定手段10により固
定して接続する。ソケット1とプラグ2の第1固定手段
10により固定している部位を含むそれぞれの先端部外
周を大径部1a,2aとして形成し、接続状態にあるソ
ケット1とプラグ2の外周に、第1固定手段10により
固定している部位を含む大径部1a,2aを跨ぐように
2つの筒状カバー12,13をそれぞれ後退を阻止し且
つ前記各筒状カバー12,13とソケット1とプラグ2
の大径部1a,2aの後部との間にそれぞれ気密的空間
部14,15を形成するように被せ、各気密的空間部1
4,15はソケット1とプラグ2の流体通路5,6と連
通孔16,17で連通した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ソケットとプラグ
を備え、これらが嵌合し接続された状態で破壊によりの
み分離可能な固定手段により接続されており、分離方向
に一定以上の引っ張り荷重が作用した際に前記固定手段
が破壊されて前記ソケットとプラグが分離される管継手
に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、LPガス等を供給源から受給側
に供給している状態にあるとき、何らかの原因により引
っ張り荷重が作用し、供給源と受給側を接続しているホ
ースやパイプ等が破損し、思わぬ事故を引き起こすこと
がある。
【0003】そこで、このような事故を防止するため、
引き抜き方向に一定以上の引っ張り荷重が加わった際
に、ソケットとプラグが分離して、供給源と受給側を接
続しているホースやパイプ等の破損を防止する管継手が
開発されている。このような、管継手は、一般に、人為
的操作によっても接続分離が行え、引き抜き方向に一定
以上の引っ張り荷重が加わり分離したソケットとプラグ
を人為的に再度接続できる構成となっている。
【0004】しかし、例えば、供給する流体が非常に危
険性の高いものであるような場合、人為的操作では接続
分離を行えないようにし、引き抜き方向に一定以上の引
っ張り荷重が加わり分離したソケットとプラグを人為的
に再度接続できないような構成の管継手が望まれる。
【0005】このような管継手として、図10に示すよ
うな管継手が提案されている。この管継手は、内部に接
続されているとき相互に押し合い後退してそれぞれの流
体通路30,31を開くと共に分離されたとき前進して
それぞれの前記流体通路30,31を閉じる弁体32,
33が内蔵されたソケット34とプラグ35が嵌合し、
その嵌合面がプラグ35の先端外周の溝に嵌められたシ
ールリング36でシールされ、且つソケット34とプラ
グ35の嵌合部がピン37により接続され、そして、ソ
ケット34とプラグ35の間に分離方向に強い引っ張り
荷重が加わったとき、ソケット34とプラグ35を固定
しているピン37が破壊し、ソケット34とプラグ35
が分離される構成となっている。
【0006】このような管継手は、接続された状態で
は、通常は人為的には分離不能であるが、強い引っ張り
荷重が作用すると、ピン37が破壊され、ソケット34
とプラグ35とが分離し、それぞれの流体通路30,3
1が体弁32,33で閉じられる。そして、ピン37が
破壊され分離したソケット34とプラグ35は再度接続
することができないものとなる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記図
10に示される管継手によれば、ソケット34とプラグ
35を分離する力(以下反力という)として働く流体に
よる内圧への対処がなされておらず、内圧が高くなると
反力も大きくなり、この大きくなった反力が引っ張り荷
重に加わるため、実際の引っ張り荷重がピンの破壊強度
に至らない場合でもピンが破壊されソケットとプラグが
分離してしまうことがあり、ソケットとプラグとが分離
される引っ張り荷重を設定することが困難であるといっ
た問題があった。
【0008】本発明の目的は、内圧に左右されずに、一
定の引っ張り力が作用したときのみソケットとプラグを
接続固定している固定手段が破壊され両者の分離を可能
とした管継手を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め請求項1に記載の発明は、気密的に嵌合し接続される
ソケットとプラグを備え、これらソケットとプラグとの
内部には接続されているとき相互に押し合い後退してそ
れぞれの流体通路を開くと共に分離されたとき前進して
それぞれの前記流体通路を閉じる弁体が内蔵され、前記
ソケットとプラグとは両者の嵌合部が破壊によりのみ分
離可能な第1固定手段により固定されて接続されてお
り、前記ソケットとプラグの前記第1固定手段により固
定されている部位を含むそれぞれの先端部外周が大径部
として形成され、前記接続状態にある前記ソケットとプ
ラグの外周に、前記第1固定手段により固定されている
部位を含む大径部を跨ぐように2つの筒状カバーがそれ
ぞれ後退が阻止され且つ前記各筒状カバーと前記ソケッ
トとプラグの大径部の後部との間にはそれぞれ気密的空
間部が形成されるように被せられ、前記各気密的空間部
は前記ソケットとプラグの流体通路と連通孔で連通され
ていることを特徴とする。
【0010】かかる構成から、供給源から供給された流
体は、ソケットとプラグの流体通路に入り、同時に連通
孔から各筒状カバーとソケットとプラグの大径部の後部
との間にそれぞれ形成されている気密的空間部に入る。
上記の流体の圧力が高まったとき、ソケットとプラグの
流体通路内の圧力が高まるが、同時に連通孔を介して連
通している前記気密的空間部内の圧力も高まり、ソケッ
トとプラグの流体通路内の圧力によりソケットとプラグ
が受ける分離方向への反力は、前記それぞれの気密的空
間部内の圧力によりソケットとプラグが受ける接続方向
への背力により相殺されることになり、供給源から供給
される流体の圧力の高低に関係なく、ソケットとプラグ
に、ソケットとプラグとを固定している第1固定手段の
破壊強度を超える引っ張り荷重が作用したとき、第1固
定手段が破壊しソケットとプラグが分離する。
【0011】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の前記接続状態にある前記ソケットとプラグの外周に、
前記第1固定手段により固定されている部位を含む大径
部を跨ぐように被せられた2つの筒状カバーは、それぞ
れの先端部が前記大径部外周上で破壊によりのみ分離可
能な第2固定手段により連結されていることを特徴とす
る。
【0012】かかる構成から、2つの筒状カバーは、そ
れぞれの先端部が前記大径部外周上で破壊によりのみ分
離可能な第2固定手段により連結されているので、2つ
の筒状カバーは第2固定手段によりそれぞれ後退が阻止
されるとともに各筒状カバーとソケットとプラグの大径
部の後部との間にそれぞれ形成される気密的空間部を維
持し、ソケットとプラグとを固定している第1固定手段
の破壊強度を超える引っ張り荷重により第1固定手段が
破壊しソケットとプラグが分離したとき、2つの筒状カ
バーを連結している第2固定手段も引っ張り荷重を受け
て破壊し、2つの筒状カバーも分離する。
【0013】請求項3に記載の発明は、請求項1または
2に記載の前記ソケットとプラグの嵌合部を気密的にシ
ールするシールリングで囲まれた面積と、前記各筒状カ
バーと前記ソケットとプラグの大径部との間を気密的に
シールするシールリングと各筒状カバーと前記ソケット
とプラグの大径部の後方の小径部との間を気密的にシー
ルするシールリング間のそれぞれの面積が概ね等しくな
っていることを特徴とする。
【0014】かかる構成から、ソケットとプラグの流体
通路内の流体の圧力と、前記各筒状カバーとソケットと
プラグの大径部の後部との間にそれぞれ形成されている
気密的空間部内の流体の圧力が概ね等しくなり、ソケッ
トとプラグの流体通路内の圧力によりソケットとプラグ
が受ける分離方向への反力は、前記それぞれの気密的空
間部内の圧力によりソケットとプラグが受ける接続方向
への背力により相殺されることになり、ソケットとプラ
グに分離方向への反力がほとんどかからなくなるので、
供給源から供給される流体の圧力の高低に関係なく、ソ
ケットとプラグに設定された一定以上の引っ張り荷重が
作用したとき、ソケットとプラグとを固定している第1
固定手段が確実に破壊しソケットとプラグが分離する。
【0015】請求項4に記載の発明は、気密的に嵌合し
接続されるソケットとプラグを備え、これらソケットと
プラグとの内部には接続されているとき相互に押し合い
後退してそれぞれの流体通路を開くと共に分離されたと
き前進してそれぞれの前記流体通路を閉じる弁体が内蔵
され、前記ソケットとプラグとは両者の嵌合部が破壊に
よりのみ分離可能な第1固定手段により固定されて接続
されており、前記ソケットとプラグの前記第1固定手段
により固定されている部位を含むそれぞれの先端部外周
が大径部として形成され、前記接続状態にある前記ソケ
ットとプラグの外周に、前記第1固定手段により固定さ
れている部位を含む大径部を跨ぐように筒状カバーが、
該筒状カバーの一端部と前記ソケット或いはプラグの大
径部の後部との間に気密的空間部が形成されるように被
せられ、前記筒状カバーの他端部が破壊によりのみ離脱
可能な係止手段により前記プラグ或いはソケットの大径
部に係止されており、前記気密的空間部は前記ソケット
或いはプラグの流体通路と連通孔で連通されていること
を特徴とする。
【0016】かかる構成から、供給源から供給された流
体は、ソケットとプラグの流体通路に入り、同時に連通
孔から筒状カバーの一端部と前記ソケット或いはプラグ
の大径部の後部との間に形成されている気密的空間部に
入る。上記の流体の圧力が高まったとき、ソケットとプ
ラグの流体通路内の圧力が高まるが、同時に連通孔を介
して連通している前記気密的空間部内の圧力も高まり、
ソケットとプラグの流体通路内の圧力によりソケットと
プラグが受ける分離方向への反力は、前記気密的空間部
内の圧力によりソケットとプラグが受ける接続方向への
背力により相殺されることになり、供給源から供給され
る流体の圧力の高低に関係なく、ソケットとプラグに、
ソケットとプラグとを固定している第1固定手段の破壊
強度を超える引っ張り荷重が作用したとき、第1固定手
段が破壊しソケットとプラグが分離し、そして、ソケッ
トとプラグが分離したとき、前記筒状カバーの前記ソケ
ット或いはプラグの大径部の後部との間で気密的空間部
を形成する一端部がソケット或いはプラグの大径部の後
端部に係止して分離方向に引かれ、これにより筒状カバ
ーの他端部を前記プラグ或いはソケットの大径部に係止
している係止手段が破壊し、筒状カバーも前記プラグ或
いはソケットの大径部から離脱する。
【0017】請求項5に記載の発明は、請求項4に記載
の前記接続状態にある前記ソケットとプラグの外周に、
前記第1固定手段により固定されている部位を含む大径
部を跨ぐように被せられた筒状カバーの他端部を前記プ
ラグ或いはソケットの大径部に係止する係止手段が、筒
状カバーの他端部に設けられた破壊可能な係止部を前記
プラグ或いはソケットの大径部の後端部に係止させたも
のであることを特徴とする。
【0018】かかる構成から、ソケットとプラグに、ソ
ケットとプラグとを固定している第1固定手段の破壊強
度を超える引っ張り荷重が作用しソケットとプラグが分
離して、前記筒状カバーの前記ソケット或いはプラグの
大径部の後部との間で気密的空間部を形成する一端部が
ソケット或いはプラグの大径部の後端部に係止して分離
方向に引かれたとき、筒状カバーの他端部に設けられた
破壊可能な係止部が破壊し筒状カバーの他端部がソケッ
ト或いはプラグの大径部の後端部での係止から解放さ
れ、筒状カバーも前記プラグ或いはソケットの大径部か
ら離脱する。
【0019】請求項6に記載の発明は、請求項4または
5に記載の前記ソケットとプラグの嵌合部を気密的にシ
ールするシールリングで囲まれた面積と、前記筒状カバ
ーと前記ソケットとプラグの大径部との間を気密的にシ
ールするシールリングと筒状カバーの一端部と前記ソケ
ット或いはプラグの大径部の後方の小径部との間を気密
的にシールするシールリング間の面積が概ね等しくなっ
ていることを特徴とする。
【0020】かかる構成から、ソケットとプラグの流体
通路内の流体の圧力と、前記筒状カバーの一端部と前記
ソケット或いはプラグの大径部の後部との間に形成され
ている気密的空間部内の流体の圧力が概ね等しくなり、
ソケットとプラグの流体通路内の圧力によりソケットと
プラグが受ける分離方向への反力は、前記気密的空間部
内の圧力によりソケットとプラグが受ける接続方向への
背力により相殺されることになり、ソケットとプラグに
分離方向への反力がほとんどかからなくなるので、供給
源から供給される流体の圧力の高低に関係なく、ソケッ
トとプラグに設定された一定以上の引っ張り荷重が作用
したとき、ソケットとプラグとを固定している第1固定
手段が確実に破壊しソケットとプラグが分離する。
【0021】
【発明の実施の形態】図1は本発明に係る管継手におけ
る実施の形態の第1例を示した縦断面図である。本例の
管継手は、ソケット1と、ソケット1に気密的に嵌合し
接続されるプラグ2を備えている。前記ソケット1とプ
ラグ2の内部には、ソケット1とプラグ2の非接続時に
はスプリング3,4により前進方向に付勢されて前進
し、ソケット1とプラグ2の内部に形成されている流体
通路5,6を閉じ、ソケット1とプラグ2の接続時には
互いに押し合いスプリング3,4に抗して後退し、前記
流体通路5,6を開く弁体7,8が内蔵されている。
【0022】前記ソケット1とプラグ2の嵌合部は、プ
ラグ2の先端外周に装着されたシールリング9で気密的
にシールされている。また、前記ソケット1とプラグ2
とは両者の嵌合部が破壊によりのみ分離可能な第1固定
手段10により固定されて接続されている。この第1固
定手段10として、本例では径方向にピン11が挿通さ
れている。
【0023】更に、前記ソケット1とプラグ2の前記第
1固定手段10であるピン11により固定されている部
位を含むそれぞれの先端部外周が大径部1a,2aとし
て形成され、前記接続状態にある前記ソケット1とプラ
グ2の外周に、前記ピン11により固定されている部位
を含む大径部1a,2aを跨ぐように2つの筒状カバー
12,13がそれぞれ後退が阻止され且つ前記各筒状カ
バー12,13と前記ソケット1とプラグ2の大径部1
a,2aの後部との間にはそれぞれ気密的空間部14,
15が形成されるように被せられている。前記ソケット
1とプラグ2には、ソケット1とプラグ2の流体通路
4,5と前記気密的空間部14,15とを連通する連通
孔16,17が形成されている。
【0024】前記2つの筒状カバー12,13をそれぞ
れ後退を阻止し且つ前記各筒状カバー12,13と前記
ソケット1とプラグ2の大径部1a,2aの後部との間
の気密的空間部14,15を維持する手段として、本例
では、前記2つの筒状カバー12,13は、それぞれの
先端部が嵌合しあい、この嵌合部が前記大径部1a,2
aの外周上で破壊によりのみ分離可能な第2固定手段1
8により連結されている。この第2固定手段18とし
て、径方向にピン19が挿通されているがこれに限られ
るものではない。
【0025】前記ソケット1とプラグ2の大径部1a,
2aの後方の小径部1b,2bには、前記筒状カバー1
2,13の抜け落ちを防止するストッパ20,21が装
着されている。また、前記ソケット1の大径部1aの外
周には、ソケット1の大径部1aと筒状カバー12,1
3との間をそれぞれ気密的にシールするシールリング2
2,23が、プラグ2の大径部2aの外周には、プラグ
2の大径部2aと筒状カバー13との間を気密的にシー
ルするシールリング24が、そして、前記筒状カバー1
2の後端側内周には、筒状カバー12とソケット1の小
径部1bとの間を気密的にシールするシールリング25
が、前記筒状カバー13の後端側内周には、筒状カバー
13とプラグ2の小径部2bとの間を気密的にシールす
るシールリング26がそれぞれ装着されている。
【0026】そして、前記ソケット1とプラグ2の嵌合
部を気密的にシールするシールリング9で囲まれた面積
と、前記各筒状カバー12,13と前記ソケット1とプ
ラグ2の大径部1a,2aとの間を気密的にシールする
シールリング22,24と各筒状カバー12,13と前
記ソケット1とプラグ2の大径部1a,2aの後方の小
径部1b,2bとの間を気密的にシールするシールリング
25,26間のそれぞれの面積が概ね等しくなってい
る。
【0027】上記のように構成された第1例の管継手で
は、通常はソケット1とプラグ2とは両者の嵌合部が破
壊によりのみ分離可能な第1固定手段10により固定さ
れて接続されているので、人為的には分離できない状態
にあり、そして、ソケット1とプラグ2に内蔵されてい
る弁体7,8が相互に押し合い後退してそれぞれの流体
通路5,6を開いた状態となっている。
【0028】前記流体通路5,6に供給源から供給され
た流体が入ったとき、この流体は同時に連通孔16,1
7から各筒状カバー12,13とソケット1とプラグ2
の大径部1a,2aの後部との間にそれぞれ形成されて
いる気密的空間部14,15に入る。上記の流体の圧力
が高まったとき、ソケット1とプラグ2の流体通路5,
6内の圧力が高まるが、同時に連通孔16,17を介し
て連通している前記気密的空間部14,15内の圧力も
高まり、ソケット1とプラグ2の流体通路5,6内の圧
力によりソケット1とプラグ2が受ける分離方向への反
力は、前記それぞれの気密的空間部14,15内の圧力
によりソケット1とプラグ2が受ける接続方向への背力
により相殺されることになる。
【0029】本例では、前記ソケット1とプラグ2の嵌
合部を気密的にシールするシールリング9で囲まれた面
積と、前記各筒状カバー12,13と前記ソケット1と
プラグ2の大径部1a,2aとの間を気密的にシールす
るシールリング22,24と各筒状カバー12,13と
前記ソケット1とプラグ2の大径部1a,2aの後方の
小径部1b,2bとの間を気密的にシールするシールリン
グ25,26間のそれぞれの面積が概ね等しくなってい
るので、ソケット1とプラグ2の流体通路5,6内の流
体の圧力と、前記各筒状カバー12,13と前記気密的
空間部14,15内の流体の圧力が概ね等しくなり、流
体通路5,6内の圧力によりソケット1とプラグ2が受
ける分離方向への反力は、前記それぞれの気密的空間部
14,15内の圧力によりソケット1とプラグ2が受け
る接続方向への背力により相殺されることになり、ソケ
ット1とプラグ2に分離方向への反力がほとんどかから
ない。
【0030】かかる状態から、ソケット1とプラグ2
に、該ソケット1とプラグ2とを接続固定している第1
固定手段10の破壊強度を超える引っ張り荷重が作用し
たとき、ソケット1とプラグ2とを固定している第1固
定手段10が破壊しソケット1とプラグ2が分離方向に
移動し(図2)、この移動により、2つの筒状カバー1
2,13に対し、前記引っ張り荷重が2つの筒状カバー
12,13を分離する方向にかかるとともにソケット1
とプラグ2の流体通路5,6内の流体の圧力が反力とな
って2つの筒状カバー12,13を分離する方向に働く
ことにより、2つの筒状カバー12,13の嵌合部を連
結している第2固定手段18が破壊し(図3)、ソケッ
ト1とプラグ2は確実に分離し、この分離によりソケッ
ト1とプラグ2内の弁体7,8がスプリング3,4に付
勢されて前進し、それぞれの流体通路5,6を閉じる
(図4)。
【0031】前記ソケット1とプラグ2に、該ソケット
1とプラグ2とを接続固定している第1固定手段10を
破壊する引っ張り荷重にあっては、前記のように、流体
通路5,6内の圧力によりソケット1とプラグ2が受け
る分離方向への反力は、前記それぞれの気密的空間部1
4,15内の圧力によりソケット1とプラグ2が受ける
接続方向への背力により相殺されることになり、ソケッ
ト1とプラグ2に分離方向への反力がほとんどかからな
いので、供給源から供給される流体の圧力の高低に関係
なく、ソケット1とプラグ2に前記第1固定手段10の
破壊強度を超える設定された一定以上の引っ張り荷重が
作用したとき、ソケット1とプラグ2とを固定している
第1固定手段10が確実に破壊しソケット1とプラグ2
が分離する。従って、ソケット1とプラグ2の分離力
を、両者を固定している第1固定手段10の破壊強度に
より設定することができる。このようにして分離したソ
ケット1とプラグ2はソケット1とプラグ2とを固定し
ている第1固定手段10が破壊されているので、再度接
続固定することができないものとなる。
【0032】なお、上記例では、前記ソケット1とプラ
グ2とを嵌合部で破壊によりのみ分離可能に固定する第
1固定手段10として、ソケット1とプラグ2の嵌合部
に径方向にピン11が挿通されているが、これに限られ
るものではない。
【0033】図5(A)、(B)、(C)はそれぞれ第
1固定手段10の他例を示すものであり、(A)に示さ
れる第1固定手段10は、ソケット1とプラグ2の嵌合
部をかしめたものであり、(B)に示される第1固定手
段10は、ソケット1とプラグ2の嵌合部を接着剤27
にり接着したものであり、(C)に示される第1固定手
段10は、ソケット1の嵌合部の内周とプラグ2の嵌合
部の外周に互いに係止し合う係止部28,29を形成
し、ソケット1とプラグ2を互いの係止部28,29を
乗り越えるようにして挿着したものである。また、前記
図5(A)、(B)、(C)は第2固定手段18にも用
いることができる。
【0034】図6は本発明に係る管継手における実施の
形態の第2例を示した縦断面図である。本例の管継手
は、前記第1例と同様に、ソケット1と、ソケット1に
気密的に嵌合し接続されるプラグ2を備えており、前記
ソケット1とプラグ2の内部には、ソケット1とプラグ
2の非接続時にはスプリング3,4により前進方向に付
勢されて前進し、ソケット1とプラグ2の内部に形成さ
れている流体通路5,6を閉じ、ソケット1とプラグ2
の接続時には互いに押し合いスプリング3,4に抗して
後退し、前記流体通路5,6を開く弁体7,8が内蔵さ
れている。そして、前記ソケット1とプラグ2の嵌合部
は、プラグ2の先端外周に装着されたシールリング9で
気密的にシールされている。また、前記ソケット1とプ
ラグ2とは両者の嵌合部が破壊によりのみ分離可能な第
1固定手段10により固定されて接続されている。この
第1固定手段10として、本例でも径方向にピン11が
挿通されている。更に、前記ソケット1とプラグ2の前
記第1固定手段10であるピン11により固定されてい
る部位を含むそれぞれの先端部外周が大径部1a,2a
として形成されている。
【0035】さて、本例では、前記接続状態にある前記
ソケット1とプラグ2の外周に、前記ピン11により固
定されている部位を含む大径部1a,2aを跨ぐように
1つの筒状カバー12Aが、該筒状カバー12Aの一端
部と前記ソケット1の大径部1aの後部との間に気密的
空間部14Aが形成されるように被せられ、前記筒状カ
バー12Aの他端部が破壊によりのみ離脱可能な係止手
段18Aにより前記プラグ2の大径部2aに係止されて
いる。この係止手段18Aとして本例では、筒状カバー
12Aの他端部に設けられた破壊可能なピンなどからな
る係止部19Aを前記プラグ2の大径部2aの後端部に
係止させたものとなっているが、これに限られるもので
はない。また、前記ソケット1には、ソケット1の流体
通路5と前記気密的空間部14Aとを連通する連通孔1
6Aが形成されている。
【0036】また、前記ソケット1の大径部1aの外周
には、ソケット1の大径部1aと筒状カバー12Aとの
間を気密的にシールするシールリング22Aが、プラグ
2の大径部2aの外周には、プラグ2の大径部2aと筒
状カバー12Aとの間を気密的にシールするシールリン
グ24Aが、そして、前記筒状カバー12Aの一端部内
周には、筒状カバー12Aの一端部と前記ソケット1の
大径部1aの後方の小径部1bとの間を気密的にシール
するシールリング25Aがそれぞれ装着されている。そ
して、前記ソケット1とプラグ2の嵌合部を気密的にシ
ールするシールリング9で囲まれた面積と、前記筒状カ
バー12Aと前記ソケット1とプラグ2の大径部1a,
2aとの間を気密的にシールするシールリング22A,
24Aと筒状カバー12Aの一端部と前記ソケット1の
大径部1aの後方の小径部1bとの間を気密的にシール
するシールリング25A間の面積が概ね等しくなってい
る。
【0037】上記のように構成された第2例の管継手で
は、前記第1例と同様に、通常はソケット1とプラグ2
とは両者の嵌合部が破壊によりのみ分離可能な第1固定
手段10により固定されて接続されているので、人為的
には分離できない状態にあり、そして、ソケット1とプ
ラグ2に内蔵されている弁体7,8が相互に押し合い後
退してそれぞれの流体通路5,6を開いた状態となって
いる。
【0038】前記流体通路5,6に供給源から供給され
た流体が入ったとき、この流体は同時に連通孔16Aか
ら筒状カバー12Aとソケット1の大径部1aの後部と
の間にそれぞれ形成されている気密的空間部14Aに入
る。上記の流体の圧力が高まったとき、ソケット1とプ
ラグ2の流体通路5,6内の圧力が高まるが、同時に連
通孔16Aを介して連通している前記気密的空間部14
A内の圧力も高まり、ソケット1とプラグ2の流体通路
5,6内の圧力によりソケット1とプラグ2が受ける分
離方向への反力は、前記気密的空間部14A内の圧力に
よりソケット1とプラグ2が受ける接続方向への背力に
より相殺されることになる。
【0039】本例では、前記ソケット1とプラグ2の嵌
合部を気密的にシールするシールリング9で囲まれた面
積と、前記筒状カバー12Aと前記ソケット1とプラグ
2の大径部1a,2aとの間を気密的にシールするシー
ルリング22A,24Aと筒状カバー12Aの一端部と
前記ソケット1の大径部1aの後方の小径部1bとの間
を気密的にシールするシールリング25A間の面積が概
ね等しくなっているので、ソケット1とプラグ2の流体
通路5,6内の流体の圧力と、前記筒状カバー12Aと
前記気密的空間部14A内の流体の圧力が概ね等しくな
り、流体通路5,6内の圧力によりソケット1とプラグ
2が受ける分離方向への反力は、前記気密的空間部14
A内の圧力によりソケット1とプラグ2が受ける接続方
向への背力により相殺されることになり、ソケット1と
プラグ2に分離方向への反力がほとんどかからない。
【0040】かかる状態から、ソケット1とプラグ2
に、該ソケット1とプラグ2とを接続固定している第1
固定手段10の破壊強度を超える引っ張り荷重が作用し
たとき、ソケット1とプラグ2とを固定している第1固
定手段10が破壊しソケット1とプラグ2が分離方向に
移動し(図7)、この移動により、前記筒状カバー12
Aの前記ソケット1の大径部1aの後部との間で気密的
空間部14Aを形成する一端部が、ソケット1の大径部
1aの後端部に係止して分離方向に引かれるとともにソ
ケット1とプラグ2の流体通路5,6内の流体の圧力が
反力となって分離方向に働くことにより、これにより筒
状カバー12Aの他端部を前記プラグ2の大径部0aに
係止している係止手段18Aが破壊し(図8)、ソケッ
ト1とプラグ2は確実に分離し、この分離によりソケッ
ト1とプラグ2内の弁体7,8がスプリング3,4に付
勢されて前進し、それぞれの流体通路5,6を閉じる
(図9)。
【0041】前記ソケット1とプラグ2に、該ソケット
1とプラグ2とを接続固定している第1固定手段10を
破壊する引っ張り荷重にあっては、前記のように、流体
通路5,6内の圧力によりソケット1とプラグ2が受け
る分離方向への反力は、前記気密的空間部14A内の圧
力によりソケット1とプラグ2が受ける接続方向への背
力により相殺されることになり、ソケット1とプラグ2
に分離方向への反力がほとんどかからないので、供給源
から供給される流体の圧力の高低に関係なく、ソケット
1とプラグ2に前記第1固定手段10の破壊強度を超え
る設定された一定以上の引っ張り荷重が作用したとき、
ソケット1とプラグ2とを固定している第1固定手段1
0が確実に破壊しソケット1とプラグ2が分離する。従
って、ソケット1とプラグ2の分離力を、両者を固定し
ている第1固定手段10の破壊強度により設定すること
ができる。このようにして分離したソケット1とプラグ
2はソケット1とプラグ2とを固定している第1固定手
段10が破壊されているので、再度接続固定することが
できないものとなる。
【0042】なお、本例では、筒状カバー12Aが、該
筒状カバー12Aの一端部と前記ソケット1の大径部1
aの後部との間に気密的空間部14Aが形成されるよう
に被せられ、前記筒状カバー12Aの他端部が係止手段
18Aにより前記プラグ2の大径部2aに係止されてい
るが、図示しないが、筒状カバー12Aが、該筒状カバ
ー12Aの一端部と前記プラグ2の大径部2aの後部と
の間に気密的空間部が形成されるように被せられ、前記
筒状カバー12Aの他端部が係止手段18Aにより前記
ソケット1の大径部1aに係止されていてもよい。
【0043】この場合、前記プラグ2には、プラグ2の
流体通路6と前記気密的空間部とを連通する連通孔が形
成されており、また、前記プラグ2の大径部2aの外周
には、プラグ2の大径部2aと筒状カバー12Aとの間
を気密的にシールするシールリングが、ソケット1の大
径部1aの外周には、ソケット1の大径部1aと筒状カ
バー12Aとの間を気密的にシールするシールリング
が、そして、前記筒状カバー12Aの一端部内周には、
筒状カバー12Aの一端部と前記プラグ2の大径部2a
の後方の小径部2bとの間を気密的にシールするシール
リングがそれぞれ装着されており、そして、前記ソケッ
ト1とプラグ2の嵌合部を気密的にシールするシールリ
ング9で囲まれた面積と、前記筒状カバー12Aと前記
ソケット1とプラグ2の大径部1a,2aとの間を気密
的にシールするシールリングと筒状カバー12Aの一端
部と前記プラグ2の大径部2aの後方の小径部2bとの
間を気密的にシールするシールリング間の面積が概ね等
しくなっている。
【0044】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、ソケット
とプラグとは両者の嵌合部が破壊によりのみ分離可能な
第1固定手段により固定されて接続されているので、人
為的には分離できない状態にあり、また、分離したソケ
ットとプラグはソケットとプラグとを固定している第1
固定手段が破壊されているので、再度接続固定すること
ができないものとなり、更には、ソケットとプラグの分
離力を、両者を固定している第1固定手段の破壊強度に
より設定することができ、非常時に、ソケットとプラグ
に前記第1固定手段の破壊強度を超える引っ張り荷重が
作用したとき、ソケットとプラグとが確実に分離するこ
とができるので、特に供給する流体が非常に危険性の高
いものであるような場合に使用される緊急分離用の管継
手として便利であるといった効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る管継手の実施の形態の第1例を示
す縦断面図である。
【図2】本例の管継手で第1固定手段が破壊された時の
ソケットとプラグとの動作を示す縦断面図である。
【図3】本例の管継手で第2固定手段が破壊された時の
ソケットとプラグとの動作を示す縦断面図である。
【図4】本例の管継手でソケットとプラグが分離された
状態を示す縦断面図である。
【図5】(A)、(B)、(C)はそれぞれ第1固定手
段の他例を示す縦断面図である。
【図6】本発明に係る管継手の実施の形態の第2例を示
す縦断面図である。
【図7】本例の管継手で第1固定手段が破壊された時の
ソケットとプラグとの動作を示す縦断面図である。
【図8】本例の管継手で係止手段が破壊された時のソケ
ットとプラグとの動作を示す縦断面図である。
【図9】本例の管継手でソケットとプラグが分離された
状態を示す縦断面図である。
【図10】従来の管継手を示す一部縦断面図である。
【符号の説明】
1 ソケット 1a 大径部 1b 小径部 2 プラグ 2a 大径部 2b 小径部 3,4 スプリング 5,6 流体通路 7,8 弁体 9 シールリング 10 第1固定手段 11 ピン 12,12A,13 筒状カバー 14,14A,15 気密的空間部 16,16A,17 連通孔 18 第2固定手段 18A 係止手段 19 ピン 19A 係止部 20,21 係止部 22,22A,23,24,24A,25,25A,2
6 シールリング 27 接着剤 28,29 係止部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3J106 AA01 AB01 BA01 BB01 BC04 BC12 BD01 BE11 BE24 CA06 CA16 EA03 EB03 EC02 ED23 EE01 EF05 GA02 GA12 GA27 GB01

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 気密的に嵌合し接続されるソケットとプ
    ラグを備え、これらソケットとプラグとの内部には接続
    されているとき相互に押し合い後退してそれぞれの流体
    通路を開くと共に分離されたとき前進してそれぞれの前
    記流体通路を閉じる弁体が内蔵され、前記ソケットとプ
    ラグとは両者の嵌合部が破壊によりのみ分離可能な第1
    固定手段により固定されて接続されており、 前記ソケットとプラグの前記第1固定手段により固定さ
    れている部位を含むそれぞれの先端部外周が大径部とし
    て形成され、前記接続状態にある前記ソケットとプラグ
    の外周に、前記第1固定手段により固定されている部位
    を含む大径部を跨ぐように2つの筒状カバーがそれぞれ
    後退が阻止され且つ前記各筒状カバーと前記ソケットと
    プラグの大径部の後部との間にはそれぞれ気密的空間部
    が形成されるように被せられ、前記各気密的空間部は前
    記ソケットとプラグの流体通路と連通孔で連通されてい
    ることを特徴とする管継手。
  2. 【請求項2】 前記接続状態にある前記ソケットとプラ
    グの外周に、前記第1固定手段により固定されている部
    位を含む大径部を跨ぐように被せられた2つの筒状カバ
    ーは、それぞれの先端部が前記大径部外周上で破壊によ
    りのみ分離可能な第2固定手段により連結されているこ
    とを特徴とする請求項1に記載の管継手。
  3. 【請求項3】 前記ソケットとプラグの嵌合部を気密的
    にシールするシールリングで囲まれた面積と、前記各筒
    状カバーと前記ソケットとプラグの大径部との間を気密
    的にシールするシールリングと各カバーと前記ソケット
    とプラグの大径部の後方の小径部との間を気密的にシー
    ルするシールリング間のそれぞれの面積が概ね等しくな
    っていることを特徴とする請求項1または2に記載の管
    継手。
  4. 【請求項4】 気密的に嵌合し接続されるソケットとプ
    ラグを備え、これらソケットとプラグとの内部には接続
    されているとき相互に押し合い後退してそれぞれの流体
    通路を開くと共に分離されたとき前進してそれぞれの前
    記流体通路を閉じる弁体が内蔵され、前記ソケットとプ
    ラグとは両者の嵌合部が破壊によりのみ分離可能な第1
    固定手段により固定されて接続されており、 前記ソケットとプラグの前記第1固定手段により固定さ
    れている部位を含むそれぞれの先端部外周が大径部とし
    て形成され、前記接続状態にある前記ソケットとプラグ
    の外周に、前記第1固定手段により固定されている部位
    を含む大径部を跨ぐように筒状カバーが、該筒状カバー
    の一端部と前記ソケット或いはプラグの大径部の後部と
    の間に気密的空間部が形成されるように被せられ、前記
    筒状カバーの他端部が破壊によりのみ離脱可能な係止手
    段により前記プラグ或いはソケットの大径部に係止され
    ており、前記気密的空間部は前記ソケット或いはプラグ
    の流体通路と連通孔で連通されていることを特徴とする
    管継手。
  5. 【請求項5】 前記接続状態にある前記ソケットとプラ
    グの外周に、前記第1固定手段により固定されている部
    位を含む大径部を跨ぐように被せられた筒状カバーの他
    端部を前記プラグ或いはソケットの大径部に係止する係
    止手段は、筒状カバーの他端部に設けられた破壊可能な
    係止部を前記プラグ或いはソケットの大径部の後端部に
    係止させたものであることを特徴とする請求項4に記載
    の管継手。
  6. 【請求項6】 前記ソケットとプラグの嵌合部を気密的
    にシールするシールリングで囲まれた面積と、前記筒状
    カバーと前記ソケットとプラグの大径部との間を気密的
    にシールするシールリングと筒状カバーの一端部と前記
    ソケット或いはプラグの大径部の後方の小径部との間を
    気密的にシールするシールリング間の面積が概ね等しく
    なっていることを特徴とする請求項4または5に記載の
    管継手。
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