JP2002295611A - 連結式無端走行体ガイド - Google Patents
連結式無端走行体ガイドInfo
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Abstract
走行体ガイドを製作する必要がなく、そのための時間と
費用とをほとんど費やすこと無く対応することが出来る
連結式無端走行体ガイドを提供する。 【解決手段】 チェーン、ベルト等の無端走行体3のガ
イド部4を金具5の一面5aに設けると共に、金具5の
反対面5bに必要に応じて押圧受け部6を設け、且つ金
具5の長手方向両端に連結部7を設けて基本エレメント
2を形成し、基本エレメント2を必要数組み合わせて連
結することで、目的とするエンジンの無端走行体ライン
に合わせた無端走行体ガイド1にすることが出来る。し
たがって、無端走行体ガイド1を新たに製作する必要が
無く、上記課題を達成する。
Description
動車用エンジンのバルブに使用されるタイミングチェー
ン、タイミングベルト等の無端走行体をガイドする無端
走行体ガイドに関するものであって、より詳しくは、無
端走行体をガイドする基本エレメントを予め複数製作し
ておき、これらを必要数連結することにより、目的長さ
を得るようにした連結式無端走行体ガイドに関する。
等の無端走行体に使用される無端走行体ガイド50は、
図9に示すように、金具51の一面にゴム製のガイド部
52を焼き付け接着し、このガイド部52に無端走行体
を当接するようにしたものが多い。そして、この無端走
行体ガイド50は、金具51の他面を直接プッシュロッ
ド53により押圧し、無端走行体に張力を付与したり、
あるいは金具51の他面に突起部54を設けて、この突
起部54をプッシュロッド53により押圧させて無端走
行体に張力を付与するようにしたテンショナーとした
り、あるいはプッシュロッド53を設けず、単に無端走
行体のガイドとしたりする。この無端走行体ガイド50
は、新しいエンジンが開発された際、ほとんど例外なく
その新しいエンジン専用のものとして製作される。
50は、無端走行体のテンショナーとするにせよ、単に
無端走行体のガイドとするにせよ、新しいエンジンが開
発された際、それ専用のものとして新たに製作される。
したがって、エンジンの開発段階において、無端走行体
ガイド50の新作に時間がかかり、その費用も嵩むこと
になる。更に、エンジンの量産段階においても、新部品
として無端走行体ガイド50の新しい型の製作を伴うこ
とになり、そのための時間と費用とが必要になる。いず
れにしても、これらは新しいエンジンの開発経費の上昇
や製造コストの上昇要因となる。
に対しても、新たにそれ専用の無端走行体ガイドを製作
する必要がなく、そのための時間と費用とをほとんど費
やすこと無く、新しいエンジンに対応することが出来る
連結式無端走行体ガイドを提供することにある。
成するために提案されたものであって、下記の構成から
なることを特徴とするものである。すなわち、本発明に
よれば、チェーン、ベルト等の無端走行体のガイド部を
金具の一面に設けると共に、該金具の反対面に必要に応
じて押圧受け部を設け、且つ前記金具の長手方向両端に
連結部を設けて基本エレメントを形成し、該基本エレメ
ントを必要数連結してなることを特徴とする連結式無端
走行体ガイドが提供される。この構成によれば、基本エ
レメントを必要数組み合わせて連結して、目的とするエ
ンジンの無端走行体ラインに合わせた無端走行体ガイド
にすることが出来るから、無端走行体ガイドを新たに製
作する必要が無い。
とも一方の連結部は、長さ調整機構を有し、複数の前記
基本エレメントを連結する際、前記長さ調整機構にて長
手方向の長さを調整出来るようにした上記連結式無端走
行体ガイドが提供される。この構成によれば、基本エレ
メントを必要数組み合わせて連結する際、金具の連結部
にある長さ調節機構により調節して、目的とするエンジ
ンの無端走行体ラインに合わせた無端走行体ガイドにす
ることが出来るというメリットがある。無端走行体ガイ
ドは、テンションカムチェーンと呼称されることもあ
り、金属製ばかりでなく、樹脂製であってもよい。
実施の形態を説明する。図1は本発明の実施の形態を示
す連結式無端走行体ガイドの側面図、図2は図1の連結
式無端走行体ガイドを構成する基本エレメントの側面
図、図3は基本エレメントの断面図、図4は基本エレメ
ントの平面図である。図において、1は連結式無端走行
体ガイドを示し、該連結式無端走行体ガイド1は基本エ
レメント2を必要数連結してなるものである。この基本
エレメント2は、チェーン、ベルト等の無端走行体3の
ガイド部4を金具5の一面5aに設けると共に、この金
具5の反対面5bに必要に応じて押圧受け部6を設け、
且つ金具5の長手方向両端に連結部7を設けてなるもの
である。
3のガイド部4は、通常ゴム製であり、長尺状底部10
の幅方向(図3左右方向)両端部に長尺状底部10と共
にガイド部4を構成する一対の側壁11が立設されてお
り、これにより長溝12が形成されている。この長溝1
2内にチェーン、ベルト等の無端走行体3が装着され
る。そして、この長溝12内に装着された無端走行体3
は、この長溝12上を摺動するようになっている。な
お、底部10は、側壁11の立設側へ向けて若干湾曲し
ている。
部に、上述の通り必要に応じて押圧受け部6が形成され
ている。したがって、この押圧受け部6がない基本エレ
メント2がある。なお、この押圧受け部6は、通常、剛
性が充分確保されているゴム製である。
ガイド部4にほぼ沿い、且つ長手方向両端に連結部7が
設けられている。この連結部7は、基本エレメント2を
複数連結したり、無端走行体3を張る際の支点になった
り、更に、無端走行体3をガイドする支持点になったり
するものである。連結部7は、図4、5に示すように、
金具5の長手方向両端に互い違いに設けられている。し
たがって、複数の基本エレメント2を連結するには、一
方の基本エレメント2の連結部7に、他方の基本エレメ
ント2の互い違いの連結部7を合わせ、連結具13を連
結部7の孔7aに通して連結すれば良い。そして、目的
とするエンジンの無端走行体ラインに合わせた長さの連
結式無端走行体ガイド1を得るには、予め長さの異なる
数種類の基本エレメント2を用意し、これら数種類の基
本エレメント2を組み合わせ、連結すれば良い。
が付設されていることが好ましく、この長さ調整機構は
連結部7に設けられている。この長さ調整機構は、予め
長さの異なる数種類の基本エレメントを組み合わせて、
目的とするエンジンの無端走行体ラインに合わせた長さ
の連結式無端走行体ガイド1を得るために重要な働きを
する。この長さ調整機構は、例えば、連結部7に穿設し
た長孔と、この長孔に通して連結する連結具とで構成さ
れる。すなわち、その長孔の範囲内で双方の基本エレメ
ント2の長さを調整し、連結具を連結部7の長孔に通し
て双方の基本エレメント2を連結することで、複数の基
本エレメント2の連結長さの調整を達成することが出来
る。したがって、基本エレメント2を必要数組み合わせ
て連結する際、金具4の連結部7にある長さ調整機構に
より調整して、目的とするエンジンの無端走行体ライン
に合わせた長さの連結式無端走行体ガイド1を容易且つ
確実に得ることが出来る。
する他の実施形態の基本エレメントを示すものであり、
この基本エレメント2aと図1ないし5に示す実施形態
との相違点は、金具4の長手方向一端に設けられた連結
部14aが、ガイド部4の一対の側壁11から延出する
ように二股に分かれて形成しており、他端に設けられた
連結部14bは、二股の連結部14aの間に嵌め込むよ
うに形成している点にある。その他の点については、図
1ないし5に示す実施形態と同様である。
の利用方法について説明する。まず、新しいエンジンの
開発段階で、目的とするエンジンの無端走行体ライン決
まり、使用する無端走行体ガイドのスペックが略決定さ
れるから、それに適合するように複数の基本エレメント
2を選択する。次に、選択した複数の基本エレメント2
を組み合わせ、一方の基本エレメント2の連結部7に、
他方の基本エレメント2の互い違いの連結部7を合わ
せ、連結具13を連結部7の孔7aに通して順次連結し
て行き、選択した全ての基本エレメント2を連結して、
連結式無端走行体ガイド1とする。その際、連結式無端
走行体ガイド1の調整が必要な場合は、連結部7に長さ
調整機構が有る基本エレメント2により、既に詳述した
ようにして、調整をして無端走行体ガイドのスペックに
合わせる。
適合した連結式無端走行体ガイド1は、例えば、図8に
示す自動二輪車のDOHC(ツインカム)4バルブシス
テムに使用される無端走行体である金属製タイミングチ
ェーン20の弛みを防止するためのテンショナーであ
り、チェーンガイド21と対向した位置に設けられるも
のである。そして、この金属製タイミングチェーン20
は、連結式無端走行体1のガイド部4の長溝12に当接
している。圧縮コイルバネ22によってプッシュロッド
23が金属製タイミングチェーン20側に常に押圧され
ており、これにより、上記当接状態のテンショナーであ
る連結式無端走行体ガイド1は、連結部7の孔7aに通
された軸24を中心として押され、金属製タイミングチ
ェーン20に張力が付与されるようになっている。な
お、チェーンガイド21を連結式無端走行体ガイド1に
置き換えても良い。
体的な構成はこれに限定されるものではない。
基本エレメントを必要数組み合わせて連結して、目的と
するエンジンの無端走行体ラインに合わせた無端走行体
ガイドにすることが出来るから、無端走行体ガイドを新
たに製作する必要が無い。したがって、新しいエンジン
に対しても、新たにそれ専用の無端走行体ガイドを製作
する必要がなく、そのための時間と費用とをほとんど費
やすこと無く、新しいエンジンに対応することが出来る
という効果がある。また、請求項2の構成に、基本エレ
メントを必要数組み合わせて連結する際、金具の連結部
にある長さ調整機構により調整して、目的とするエンジ
ンの無端走行体ラインに合わせた無端走行体ガイドにす
ることが出来る。したがって、上記効果に加え、目的と
するエンジンの無端走行体ラインに容易且つ確実に合わ
せた無端走行体ガイドにすることが出来る効果がある。
イドの側面図である。
エレメントの側面図である。
イドの側面図である。
イドを構成する基本エレメントの変形例の側面図であ
る。
イドを構成する基本エレメントの変形例の平面図であ
る。
DOHC(ツインカム)4バルブシステムに使用された
状態を示す側面図である。
(テンショナーカムチェーン) 2,2a 基本エレメント 3 無端走行体 4,52 ガイド部 5,51 金具 5a 一面 5b 他面 6 押圧受け部 7,14a,14b 連結部 7a 孔 10 長尺状底部 11 側壁 12 長溝 13 連結具 20 金属製タイミングチェーン 21 チェーンガイド(カムチェ
ーンガイド) 22 圧縮コイルバネ 23,53 プッシュロッド 24 軸 54 突起部
Claims (2)
- 【請求項1】 チェーン、ベルト等の無端走行体のガイ
ド部を金具の一面に設けると共に、該金具の反対面に必
要に応じて押圧受け部を設け、且つ前記金具の長手方向
両端に連結部を設けて基本エレメントを形成し、該基本
エレメントを必要数連結してなることを特徴とする連結
式無端走行体ガイド。 - 【請求項2】 前記金具の少なくとも一方の連結部は、
長さ調整機構を有し、複数の前記基本エレメントを連結
する際、前記長さ調整機構にて長手方向の長さを調整出
来るようにした請求項1記載の連結式無端走行体ガイ
ド。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001104217A JP2002295611A (ja) | 2001-04-03 | 2001-04-03 | 連結式無端走行体ガイド |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001104217A JP2002295611A (ja) | 2001-04-03 | 2001-04-03 | 連結式無端走行体ガイド |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002295611A true JP2002295611A (ja) | 2002-10-09 |
Family
ID=18957109
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001104217A Pending JP2002295611A (ja) | 2001-04-03 | 2001-04-03 | 連結式無端走行体ガイド |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002295611A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002340113A (ja) * | 2001-05-17 | 2002-11-27 | Borg Warner Automotive Kk | ブレードテンショナ |
JP2015031395A (ja) * | 2013-08-07 | 2015-02-16 | 株式会社椿本チエイン | チェーンガイドおよびベース部材 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59136062U (ja) * | 1983-03-01 | 1984-09-11 | 本田技研工業株式会社 | 内燃機関のチエ−ンテンシヨナ− |
-
2001
- 2001-04-03 JP JP2001104217A patent/JP2002295611A/ja active Pending
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59136062U (ja) * | 1983-03-01 | 1984-09-11 | 本田技研工業株式会社 | 内燃機関のチエ−ンテンシヨナ− |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002340113A (ja) * | 2001-05-17 | 2002-11-27 | Borg Warner Automotive Kk | ブレードテンショナ |
JP2015031395A (ja) * | 2013-08-07 | 2015-02-16 | 株式会社椿本チエイン | チェーンガイドおよびベース部材 |
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