JP2015031395A - チェーンガイドおよびベース部材 - Google Patents

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Abstract

【課題】高い加工コストを必要とすることなく精度良く製造可能であり、使用する材料を少なくするとともに打ち抜き時の材料の無駄を少なくし製造コストを低減可能であり、取付部の形成位置の設計自由度が高いチェーンガイドおよびベース部材を提供すること。
【解決手段】案内シュー110と、ベース部材120と、取付対象に取り付けるための少なくとも1つの取付部122を備えたチェーンガイド100であって、ベース部材120が、金属材料からなる板材で形成されるとともに、スリット124により幅方向に区分された少なくとも1つの分割片部125を有し、取付部122が、分割片部125によって形成されているチェーンガイド100。
【選択図】図1

Description

本発明は、走行するチェーンを摺動案内する案内シューと、前記案内シューを支持するためのシュー支持部を有したベース部材と、取付対象に取り付けるための少なくとも1つの取付部を備えたチェーンガイド、および、前記チェーンガイド用のベース部材に関するものである。
従来、スプロケット間を走行するチェーンを安定させ張力を適正に保持するために、走行するチェーンを摺動案内する案内シューを備えたチェーンガイドを用いることは慣用されている。
例えば、図19に示すように、エンジンルーム内のクランク軸とカム軸の夫々に設けたスプロケットS1〜S3間に無端懸回したローラチェーン等のタイミングチェーンCHを走行させるエンジンのタイミングシステムであって、タイミングチェーンCHがエンジンルーム内のクランク軸に取付けた駆動スプロケットS1とカム軸に取付けた一対の従動スプロケットS2、S3との間に無端懸回されており、このタイミングチェーンCHがチェーンガイド(揺動ガイド)Gとチェーンガイド(固定ガイド)900とによってガイドされるタイミングシステムが公知である。
この公知のタイミングシステムでは、図19に示すように、チェーンガイド(固定ガイド)900は、2つの取付軸B1、B2でエンジンルーム内に固定され、チェーンガイド(揺動ガイド)Gは、揺動軸B0を中心にタイミングチェーンCHの懸回平面内で揺動可能にエンジンルーム内に取り付けられている。テンショナTは、チェーンガイド(揺動ガイド)Gを押圧することでタイミングチェーンCHの張力を適正に保持するとともに振動を抑制している。
このような公知のタイミングシステムに用いられるチェーンガイドは、走行案内部が低摩擦で摩耗に強い材料で構成されるのが望ましく、全体を低摩擦の樹脂材料で構成されたものが公知である。しかしながら、チェーンガイドはチェーンの張力や振動に抗して安定的に案内するためにある程度の強度、剛性、耐久性が必要であり、樹脂材料のみで構成した場合、必要な強度、剛性、耐久性を得るためには、材料を厚く大きくする必要があり、エンジンルーム内での占有スペースが大きくなる。そこで、走行案内部を低摩擦の樹脂材料で形成し、金属等の強度、剛性、耐久性の大きな材料で樹脂材料を補強するように形成することで、チェーンガイド全体として必要な強度、剛性、耐久性を確保しつつ占有スペースを小さくしたものが公知である(特許文献1等参照。)。
例えば、特許文献1等で公知のチェーンガイド(固定ガイド)900は、図20や図21に示すように、走行するチェーンを摺動案内する樹脂製の案内シュー910と、案内シュー910をチェーン走行方向に沿って補強する板状金属製のベース部材920とを備えている。ベース部材920は、チェーン走行方向に延びるシュー支持部921と、チェーン走行方向に対して離間した位置でそれぞれ垂直に延びる取付部922からなり、一体の金属板から2箇所の取付部922を、それぞれ、シュー支持部921に対して90°屈曲することで形成されている。
2箇所の取付部922には、それぞれ、ボルト等が挿通される取付孔923が設けられている。案内シュー910は、走行案内部911がベース部材920のシュー支持部921に支持されて補強され、チェーン走行方向の両端部の端部係止片および幅方向の適宜の箇所に設けられた複数の側部係止片がシュー支持部921に係止されることによって嵌合および取外し可能に構成されている。
特開平10−89428号公報 特開平10−267093号公報
このような公知のチェーンガイドにおいては、ベース部材920が一体の金属板の2箇所を長手方向の折り目線に沿って90°屈曲させることで、シュー支持部921と2箇所の取付部922を形成しているため、2箇所の折り曲げ加工時に大きな加工力を必要とし、精度良く曲げ加工を施すことが難しいという問題があり、また、精度良く曲げ加工を施すためには加工コストが高くなるという問題があった。
また、取付部922の曲げ角度の精度が悪い場合、取付対象であるエンジンブロックにチェーンガイド900を固定した際に、シュー支持部921と取付部922との間の連結部にひずみが生じるため、エンジンの振動等に起因してボルトに緩みが生じる恐れがあり、また、ひずみが生じた前記連結部に遅れ破壊が生じる恐れがある。
また、従来のチェーンガイドでは、図22に示すように、平面上にベース部材920を展開した状態で、取付部922全体がシュー支持部921から幅方向に突出しており、幅方向におけるシュー支持部921の寸法L1に取付部922の寸法L2を加えた寸法を板状材料上に確保する必要がある。そして、図22に示すように、長手方向において取付部922の隣に位置する部分Rは、利用することが難しく、スクラップとして廃棄される部分になることから、歩留まりが悪く、材料コストが高くなるという問題もあった。
また、例えば、特許文献2等で公知のチェーンガイドでは、ベース部材(レバーベース2)の端部(基端部2A)を曲げ加工して取付部とするため、ベース部材の幅方向全体を折り曲げ加工する必要があり、前記公知のチェーンガイドのような長手方向の折り目線に沿って90°屈曲させる場合よりも低減されるものの、依然として、大きな加工力を必要とし、精度良く曲げ加工を施すことが難しいという問題があった。
また、ベース部材(レバーベース)の端部(基端部)を曲げ加工して取付部とするため材料を多く必要とし、製造コストが増大するという問題があった。
また、特許文献2等で公知のチェーンガイドでは、取付部の形成位置がベース部材の端部に限定されてしまい、取付部の形成位置の設計自由度が低いという問題がある。
本発明は、これらの問題点を解決するものであり、高い加工コストを必要とすることなく精度良く製造可能であり、使用する材料を少なくするとともに打ち抜き時の材料の無駄を少なくし製造コストを低減可能であり、取付部の形成位置の設計自由度が高いチェーンガイドおよびベース部材を提供することを目的とするものである。
本請求項1に係る発明は、走行するチェーンを摺動案内する案内シューと、前記案内シューを支持するためのシュー支持部を有したベース部材と、取付対象に取り付けるための少なくとも1つの取付部を備えたチェーンガイドであって、前記ベース部材が、金属材料からなる板材で形成されるとともに、スリットにより幅方向に区分された少なくとも1つの分割片部を有し、前記取付部が、前記分割片部によって形成されていることにより、前記課題を解決するものである。
本請求項2に係る発明は、請求項1に係るチェーンガイドの構成に加え、前記取付部が、前記分割片部の先端を屈曲して形成された管状孔部を有することにより、前記課題を解決するものである。
本請求項3に係る発明は、請求項1または請求項2に係るチェーンガイドの構成に加え、前記分割片部が、前記シュー支持部に支持される前記案内シューより外側位置に形成されていることにより、前記課題を解決するものである。
本請求項4に係る発明は、請求項1乃至請求項3のいずれかに係るチェーンガイドの構成に加え、前記分割片部が、長手方向の同じ位置の幅方向に複数形成されていることにより、前記課題を解決するものである。
本請求項5に係る発明は、請求項1乃至請求項4のいずれかに係るベース部材の構成に加え、前記スリットの終点部に、肉ヌスミ部を設けたことにより、前記課題を解決するものである。
本請求項6に係る発明は、請求項1乃至請求項5のいずれかに係るチェーンガイドの構成に加え、前記分割片部が、前記ベース部材の長手方向の少なくとも一方の端部を起点に設けられたスリットにより幅方向に分割されていることにより、前記課題を解決するものである。
本請求項7に係る発明は、請求項1乃至請求項5のいずれかに係るチェーンガイドの構成に加え、前記分割片部が、前記ベース部材の長手方向の中間部を起点に設けられたスリットにより幅方向に分割されていることにより、前記課題を解決するものである。
本請求項8に係る発明は、走行するチェーンを摺動案内する案内シューを支持するためのシュー支持部を有したチェーンガイド用のベース部材であって、前記ベース部材が、金属材料からなる板材で形成されるとともに、スリットにより幅方向に区分された少なくとも1つの分割片部を有し、前記分割片部によって、取付対象に取り付けるための取付部が形成されていることにより、前記課題を解決するものである。
本請求項1に係るチェーンガイド、および、本請求項8に係るベース部材によれば、スリットにより幅方向に区分されたベース部材の分割片部を幅方向と直交した面内で屈曲させることでエンジンブロック等の取付対象に取り付けるための取付部を形成できるため、折り曲げ加工時に大きな加工力を必要とせず、精度良く曲げ加工を施すことが可能となる。
また、取付部を形成する前のベース部材(平面上に展開した状態)は、分割片部がシュー支持部から幅方向に大きく突出することがないため、1枚の金属板から打ち抜き等で製造する際に、材料の無駄も少なく、製造コストを低減することができる。
また、分割片部をシュー支持部の下方に屈曲して取付部を形成する場合には、取付部を形成する前のベース部材(平面上に展開した状態)の幅を、案内シュー支持のための幅以内に収めることが可能となり、さらに材料の無駄も少なく、製造コストを低減することができる。
また、スリットにより幅方向に区分されたベース部材の分割片部を利用して取付部を形成することにより、取付部をベース部材の長手方向の内側に形成することができる等、取付部の形成位置がベース部材の長手方向の外側端部に限定されず、取付部の形成位置の設計自由度が向上し、取付環境や要求されるテンショナの性能等に応じて取付部の形成位置を決定することができる。
また、スリットにより幅方向に区分されたベース部材の分割片部を利用して取付部を形成することにより、取付部が弾性を発揮してダンパー効果を生じ、騒音の発生を抑制することができる。
本請求項2に記載の構成によれば、取付部が分割片部の先端を屈曲して形成された管状孔部を有することにより、取付対象に取り付けるためのボルト等が挿通される取付孔を曲げ加工のみで形成することでき、打ち抜き等で形成する場合に比べ取付対象に応じた形状や位置の変更が容易となり、製造コストを低減することができる。また、取付孔の長さが、分割片部の幅に相当する長さとなることで、取付対象にボルト等が挿通されて取り付けた時の安定性が向上する。また、分割片部の先端を屈曲して丸めることにより、周辺部材との干渉を回避することができる。
本請求項3に記載の構成によれば、分割片部がシュー支持部に支持される案内シューより外側位置に形成されていることにより、分割片部を上方(案内シュー側)に屈曲させて取付部を形成することが可能となり、取付対象に応じた設計の自由度が向上する。
本請求項4に記載の構成によれば、分割片部が長手方向の同じ位置の幅方向に複数形成されていることにより、幅方向に平行に複数の取付部を形成し、実質的に広い幅の取付部とすることが可能となるため、取付対象に取り付けた時の安定性がさらに向上する。
本請求項5に記載の構成によれば、スリットの終点部に肉ヌスミ部を設けたことにより、分割片部に曲げ加工を行った際のスリット終点部に加わる応力集中や歪を緩和することが可能となり、ベース部材の強度を維持し耐久性を向上することができる。
本請求項6に記載の構成によれば、分割片部がベース部材の長手方向の少なくとも一方の端部を起点に設けられたスリットにより幅方向に分割されていることにより、分割片部を屈曲して取付部を形成した際に、端部付近のシュー支持部の幅が狭くなり弾性変形しやすくなるため、最も振動しやすいチェーンの接触、離脱位置となる案内シューの端部近傍を弾性的に支持することが可能となり、また、取付部をベース部材の長手方向の両端にそれぞれ設けた場合には、チェーンからの力をベース部材全体で均等に受けることができる。
本請求項7に記載の構成によれば、分割片部がベース部材の長手方向の中間部を起点に設けられたスリットにより幅方向に分割されていることにより、ベース部材の長手方向端部においてシュー支持部の幅が狭くなることを回避することができるとともに、分割片部を屈曲して取付部を形成した際に、中央部のシュー支持部の幅が狭くなりベース部材が全体的に弾性変形しやすくなるため、走行するチェーンを弾性的に支持して振動や衝撃を吸収することが可能となる。
第1実施形態であるチェーンガイドを上側から見て示す斜視図。 第1実施形態であるチェーンガイドを下側から見て示す斜視図。 第1実施形態におけるベース部材を平面上に展開した状態を示す説明図。 第2実施形態であるチェーンガイドを上側から見て示す斜視図。 第2実施形態であるチェーンガイドを下側から見て示す斜視図。 第3実施形態であるチェーンガイドを上側から見て示す斜視図。 第3実施形態であるチェーンガイドを下側から見て示す斜視図。 第4実施形態であるチェーンガイドを上側から見て示す斜視図。 第4実施形態であるチェーンガイドを下側から見て示す斜視図。 第4実施形態におけるベース部材を平面上に展開した状態を示す説明図。 第5実施形態であるチェーンガイドを上側から見て示す斜視図。 第5実施形態であるチェーンガイドを下側から見て示す斜視図。 第6実施形態であるチェーンガイドを上側から見て示す斜視図。 第6実施形態であるチェーンガイドを下側から見て示す斜視図。 第6実施形態におけるベース部材を平面上に展開した状態を示す説明図。 第7実施形態であるチェーンガイドを上側から見て示す斜視図。 第7実施形態であるチェーンガイドを下側から見て示す斜視図。 本発明のチェーンガイドの変形例を示す説明図。 従来のエンジンのタイミングシステムの説明図。 従来のチェーンガイドを上側から見て示す斜視図。 従来のチェーンガイドを下側から見て示す斜視図。 従来のチェーンガイドのベース部材を平面上に展開した状態を示す説明図。
本発明は、走行するチェーンを摺動案内する案内シューと、案内シューを支持するためのシュー支持部を有したベース部材と、取付対象に取り付けるための少なくとも1つの取付部を備えたチェーンガイドであって、ベース部材が、金属材料からなる板材で形成されるとともに、スリットにより幅方向に区分された少なくとも1つの分割片部を有し、取付部が、分割片部によって形成され、高い加工コストを必要とすることなく精度良く製造可能であり、使用する材料を少なくするとともに打ち抜き時の材料の無駄を少なくし製造コストを低減可能であり、取付部の形成位置の設計自由度が高いものであれば、その具体的な構成はいかなるものであってもよい。
例えば、ベース部材は、剛性、耐久性、成形性、コスト等の諸条件に応じて公知の適宜の金属材料を選択すればよい。
また、案内部シューの材質は、摩擦抵抗、剛性、耐久性、成形性、コスト等に諸条件に応じて公知の適宜のものを選択すればよく、特に、合成樹脂材料が好適である。
また、後述する実施形態においては、チェーンガイドが取付対象に固定される固定ガイドとして構成されているものとして説明するが、チェーンガイドを、取付対象に揺動可能に固定される揺動ガイドとして構成してもよい。
本発明の第1実施形態に係るチェーンガイド100について図面に基づいて説明する。
チェーンガイド100は、取付対象であるエンジンブロック(図示しない)に固定される固定ガイドとして構成され、前述した公知のタイミングシステムに適用されるものである。
チェーンガイド100は、図1および図2に示すように、走行するチェーンを摺動案内する案内シュー110と、案内シュー110をチェーン走行方向に沿って補強して強度、剛性、耐久性を向上させるベース部材120とを備えている。
案内シュー110は、図1に示すように、チェーン走行方向に延びる走行案内部111を有し、合成樹脂材料で形成されている。案内シュー110は、その係合片をベース部材120に対して係合することにより、ベース部材120に対して取り付けられる。
ベース部材120は、金属製の板材からなり、図1および図2に示すように、チェーン走行方向に沿って所定の湾曲形状に形成され、案内シュー110を支持する板状のシュー支持部121を有している。
ベース部材120の長手方向両端には、図1および図2に示すように、各1本のスリット124が形成されている。各スリット124は、ベース部材120の長手方向端部を起点して内側に向けてチェーン走行方向に沿って延びている。スリット124の終点部には、図3に示すように、肉ヌスミ部126が形成されている。
ベース部材120は、図1および図2に示すように、その長手方向両端に、スリット124によって幅方向に区分され、長手方向の外側に向けて片持ち梁状に延びる各1つの分割片部125をそれぞれ有している。各分割片部125は、幅方向におけるベース部材120の一側縁において、シュー支持部121に支持される案内シュー110より外側位置に形成されている。分割片部125の先端には、その先端を屈曲して丸めた管状孔部123が設けられている。この管状孔部123は、ボルト等の取付軸(図示しない)を挿通させるためのものであり、この管状孔部123を有する分割片部125が、エンジンブロックにチェーンガイド100を取り付けるための取付部122として機能する。
本実施形態では、取付部122が、図1および図2に示すように、チェーン走行方向の上流側では表面側に、下流側では裏面側に延びるように形成されている。なお、図1〜3の図示右方向がチェーン走行方向の上流側、左方向がチェーン走行方向の下流側とし、走行案内部111のチェーン走行面側が表面側、その反対面が裏面側とした。
このようにして得られた第1実施形態のチェーンガイド100では、スリット124により幅方向に区分されたベース部材120の分割片部125を幅方向と直交した面内で屈曲させることでエンジンブロック等の取付対象に取り付けるための取付部122を形成できるため、折り曲げ加工時に大きな加工力を必要とせず、精度良く曲げ加工を施すことが可能となる。
また、取付部122を形成する前のベース部材120(平面上に展開した状態)は、図3に示すように、分割片部125がシュー支持部121から幅方向に大きく突出することがないため、1枚の金属板から打ち抜き等で製造する際に、材料の無駄も少なく、製造コストを低減することができる。
また、取付部122が分割片部125の先端を屈曲して形成された管状孔部123を有することにより、エンジンブロックに取り付けるためのボルト等が挿通される取付孔を曲げ加工のみで形成することでき、打ち抜き等で形成する場合に比べエンジンブロックに応じた形状や位置の変更が容易となり、製造コストを低減することができる。また、取付孔(管状孔部123)の長さが、分割片部125の幅に相当する長さとなることで、エンジンブロックにボルト等が挿通されて取り付けた時の安定性が向上する。また、分割片部125の先端を屈曲して丸めることにより、周辺部材との干渉を回避することができる。
また、スリット124により幅方向に区分されたベース部材120の分割片部125を利用して取付部122を形成することにより、取付部122が弾性を発揮してダンパー効果を生じ、騒音の発生を抑制することができる。
また、分割片部125がシュー支持部121に支持される案内シュー110より外側位置に形成されていることにより、分割片部125を上方(案内シュー110側)に屈曲させて取付部122を形成することが可能となり、エンジンブロックに応じた設計の自由度が向上する。
また、スリット124の終点部に肉ヌスミ部126を設けたことにより、分割片部125に曲げ加工を行った際のスリット124の終点部に加わる応力集中や歪を緩和することが可能となり、ベース部材120の強度を維持し耐久性を向上することができる。
また、分割片部125がベース部材120の長手方向の端部を起点に設けられたスリット124により幅方向に分割されていることにより、分割片部125を屈曲して取付部122を形成した際に、端部付近のシュー支持部121の幅が狭くなり弾性変形しやすくなるため、最も振動しやすいチェーンの接触、離脱位置となる案内シュー110の端部近傍を弾性的に支持することが可能となり、また、取付部122をベース部材120の長手方向の両端にそれぞれ設けたことにより、チェーンからの力をベース部材120全体で均等に受けることができる。
次に、本発明の第2実施形態に係るチェーンガイド200について、図4および図5に基づいて説明する。ここで、第2実施形態では、一部構成以外は、前述した第1実施形態と全く同じである。そのため、第1実施形態に関する明細書および図面に示す100番台の符号を200番台の符号に読み替えることによって、相違点以外の構成については、その説明を省略する。
本発明の第2実施形態に係るチェーンガイド200では、図4および図5に示すように、分割片部225(取付部222)が、チェーン走行方向の上流側および下流側の両方で、下方に屈曲して裏面側に延びるように形成されている。これにより、取付部222を形成する前のベース部材220(平面上に展開した状態)の幅を、案内シュー210支持のための幅以内に収めることが可能となり、さらに材料の無駄も少なく、製造コストを低減することができる。
次に、本発明の第3実施形態に係るチェーンガイド300について、図6および図7に基づいて説明する。ここで、第3実施形態では、一部構成以外は、前述した第1実施形態と全く同じである。そのため、第1実施形態に関する明細書および図面に示す100番台の符号を300番台の符号に読み替えることによって、相違点以外の構成については、その説明を省略する。
本発明の第3実施形態に係るチェーンガイド300では、図6および図7に示すように、分割片部325(取付部322)が、チェーン走行方向の上流側および下流側の両方で、上方に屈曲して表面側に延びるように形成されている。
次に、本発明の第4実施形態に係るチェーンガイド400について、図8〜10に基づいて説明する。ここで、第4実施形態では、一部構成以外は、前述した第1実施形態と全く同じである。そのため、第1実施形態に関する明細書および図面に示す100番台の符号を400番台の符号に読み替えることによって、相違点以外の構成については、その説明を省略する。
本発明の第4実施形態に係るチェーンガイド400では、図8〜10に示すように、ベース部材420にT字状のスリット424が形成されている。このT字状のスリット424は、図10に示すように、ベース部材420の長手方向の中間部において、チェーン走行方向に沿って延びる走行方向スリット424aと、走行方向スリット424aの長手方向の中央部からベース部材420の幅方向の一側縁まで、幅方向に沿って延びる幅方向スリット424bとから構成されている。幅方向スリット424bの両端(両終点部)には、図10に示すように、肉ヌスミ部426が形成されている。
ベース部材420は、図8〜10に示すように、スリット424によって幅方向に区分され、その長手方向の中間部を支持部として中央側に向けて片持ち梁状に延びる2つの分割片部425を有している。各分割片部425は、図8および図9に示すように、幅方向におけるベース部材420の一側縁において、シュー支持部421に支持される案内シュー410より外側位置に形成されている。分割片部425の先端には、その先端を屈曲して丸めた管状孔部423が設けられている。この管状孔部423は、ボルト等の取付軸(図示しない)を挿通させるためのものであり、この管状孔部423を有する分割片部425が、エンジンブロックにチェーンガイド400を取り付けるための取付部422として機能する。
本実施形態では、取付部422が、図8および図9に示すように、チェーン走行方向の上流側では表面側に、下流側では裏面側に延びるように形成されている。なお、図8および図9の図示右方向がチェーン走行方向の上流側、左方向がチェーン走行方向の下流側とし、走行案内部411のチェーン走行面側が表面側、その反対面が裏面側とした。
このようにして得られた第4実施形態に係るチェーンガイド400では、第1実施形態における効果に加えて、分割片部425がベース部材420の長手方向の中間部を起点に設けられたスリット424により幅方向に分割されていることにより、ベース部材420の長手方向端部においてシュー支持部421の幅が狭くなることを回避することができるとともに、分割片部425を屈曲して取付部422を形成した際に、中央部のシュー支持部421の幅が狭くなりベース部材420が全体的に弾性変形しやすくなるため、走行するチェーンを弾性的に支持して振動や衝撃を吸収することが可能となる。
次に、本発明の第5実施形態に係るチェーンガイド500について、図11および図12に基づいて説明する。ここで、第5実施形態では、一部構成以外は、前述した第4実施形態と全く同じである。そのため、第4実施形態に関する明細書および図面に示す400番台の符号を500番台の符号に読み替えることによって、相違点以外の構成については、その説明を省略する。
本発明の第5実施形態に係るチェーンガイド500では、図11および図12に示すように、分割片部525(取付部522)が、チェーン走行方向の上流側および下流側の両方で、下方に屈曲して裏面側に延びるように形成されている。これにより、取付部522を形成する前のベース部材520(平面上に展開した状態)の幅を、案内シュー510支持のための幅以内に収めることが可能となり、さらに材料の無駄も少なく、製造コストを低減することができる。
次に、本発明の第6実施形態に係るチェーンガイド600について、図13〜15に基づいて説明する。ここで、第6実施形態では、一部構成以外は、前述した第1実施形態と全く同じである。そのため、第1実施形態に関する明細書および図面に示す100番台の符号を600番台の符号に読み替えることによって、相違点以外の構成については、その説明を省略する。
本発明の第6実施形態に係るチェーンガイド600では、図13〜15に示すように、ベース部材620の長手方向両端に、各2本のスリット624が形成されている。各スリット624は、ベース部材620の長手方向端部を起点して内側に向けてチェーン走行方向に沿って延びている。スリット624の終点部には、図15に示すように、肉ヌスミ部626が形成されている。
ベース部材620は、図13〜15に示すように、その長手方向両端に、スリット624によって幅方向に区分された2つの分割片部625をそれぞれ有している。各分割片部625は、図13〜15に示すように、幅方向におけるベース部材620の両側縁において、シュー支持部621に支持される案内シュー610より外側位置に形成されている。分割片部625の先端には、その先端を屈曲して丸めた管状孔部623が設けられている。この管状孔部623は、ボルト等の取付軸(図示しない)を挿通させるためのものであり、この管状孔部623を有する分割片部625が、エンジンブロックにチェーンガイド600を取り付けるための取付部622として機能する。
本実施形態では、取付部622が、図13および図14に示すように、チェーン走行方向の上流側では表面側に、下流側では裏面側に延びるように形成されている。なお、図13および図14の図示右方向がチェーン走行方向の上流側、左方向がチェーン走行方向の下流側とし、走行案内部611のチェーン走行面側が表面側、その反対面が裏面側とした。
このようにして得られた第6実施形態のチェーンガイド600では、第1実施形態における効果に加えて、分割片部625が長手方向の同じ位置の幅方向に複数形成されていることにより、幅方向に平行に複数の取付部622を形成し、実質的に広い幅の取付部622とすることが可能となるため、エンジンブロックに取り付けた時の安定性がさらに向上する。
次に、本発明の第7実施形態に係るチェーンガイド700について、図16および図17に基づいて説明する。ここで、第7実施形態では、一部構成以外は、前述した第6実施形態と全く同じである。そのため、第6実施形態に関する明細書および図面に示す600番台の符号を700番台の符号に読み替えることによって、相違点以外の構成については、その説明を省略する。
本発明の第7実施形態に係るチェーンガイド700では、図16および図17に示すように、分割片部725(取付部722)が、チェーン走行方向の上流側および下流側の両方で、下方に屈曲して裏面側に延びるように形成されている。これにより、取付部722を形成する前のベース部材720(平面上に展開した状態)の幅を、案内シュー710支持のための幅以内に収めることが可能となり、さらに材料の無駄も少なく、製造コストを低減することができる。
以上説明した各実施形態は、本発明に係るチェーンガイドの具体例であるが、本発明に係るチェーンガイドはこれらに限定されるものではなく、各構成部材の形状、位置、寸法、配置関係等、様々な変形が可能であり、各実施形態の各構成部材の形状を適宜組み合わせてもよい。
例えば、分割片部(取付部)の形成位置についても、上記の第1〜7実施形態以外にも様々な実施態様が考えられ、例えば、図18(a)に示すように、スリット824によってベース部材820の長手方向の各両端を3つの片に幅方向に分割し、各両端における3つの片のうち真ん中の片を分割片部825(取付部822)として利用する例や、図18(b)に示すように、スリット824によってベース部材の長手方向の中間部を3つの片に幅方向に分割し、3つの片のうち両外側の片を分割片部825(取付部822)として利用する例や、図18(c)に示すように、スリット824によってベース部材の長手方向の中間部を3つの片に幅方向に分割し、3つの片のうち真ん中の片を分割片部825(取付部822)として利用する例などが挙げられる。また、分割片部を延ばし取付部を形成する方向(表面側または裏面側)についても、実施形態に応じて任意に決定すればよい。
また、前述の各実施形態は、タイミングシステムを有するエンジン内に設けられるものであるが、これに限定されず様々な機器類に適用可能である。
また、チェーンによる伝動機構に限らず、ベルト、ロープ等の類似の伝動機構に適用されてもよく、種々の産業分野において利用可能である。
また、上述した第1〜7実施形態の各構成を、任意に組み合わせてチェーンガイドを構成しても何ら構わない。
100、200、300、400、500、600、700、900 ・・・ チェーンガイド
110、210、310、410、510、610、710、910 ・・・ 案内シュー
111、211、311、411、511、611、711、911 ・・・ 走行案内部
120、220、320、420、520、620、720、920 ・・・ ベース部材
121、221、321、421、521、621、721、921 ・・・ シュー支持部
122、222、322、422、522、622、722、922 ・・・ 取付部
123、223、323、423、523、623、723、923 ・・・ 管状孔部(取付孔)
124、224、324、424、524、624、724 ・・・ スリット
125、225、325、425、525、625、725 ・・・ 分割片部
126、 426、 626 ・・・ 肉ヌスミ部
CH ・・・ チェーン
B0 ・・・ 揺動軸
B1 ・・・ 取付軸
B2 ・・・ 取付軸
T ・・・ テンショナ
S1〜S3 ・・・ スプロケット

Claims (8)

  1. 走行するチェーンを摺動案内する案内シューと、前記案内シューを支持するためのシュー支持部を有したベース部材と、取付対象に取り付けるための少なくとも1つの取付部を備えたチェーンガイドであって、
    前記ベース部材が、金属材料からなる板材で形成されるとともに、スリットにより幅方向に区分された少なくとも1つの分割片部を有し、
    前記取付部が、前記分割片部によって形成されていることを特徴とするチェーンガイド。
  2. 前記取付部が、前記分割片部の先端を屈曲して形成された管状孔部を有することを特徴とする請求項1に記載のチェーンガイド。
  3. 前記分割片部が、前記シュー支持部に支持される前記案内シューより外側位置に形成されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のチェーンガイド。
  4. 前記分割片部が、長手方向の同じ位置の幅方向に複数形成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載のチェーンガイド。
  5. 前記スリットの終点部に、肉ヌスミ部を設けたことを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載のチェーンガイド。
  6. 前記分割片部が、前記ベース部材の長手方向の少なくとも一方の端部を起点に設けられたスリットにより幅方向に分割されていることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれかに記載のチェーンガイド。
  7. 前記分割片部が、前記ベース部材の長手方向の中間部を起点に設けられたスリットにより幅方向に分割されていることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれかに記載のチェーンガイド。
  8. 走行するチェーンを摺動案内する案内シューを支持するためのシュー支持部を有したチェーンガイド用のベース部材であって、
    前記ベース部材が、金属材料からなる板材で形成されるとともに、スリットにより幅方向に区分された少なくとも1つの分割片部を有し、
    前記分割片部によって、取付対象に取り付けるための取付部が形成されていることを特徴とするベース部材。
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