JP2002295407A - 弁装置 - Google Patents

弁装置

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JP2002295407A
JP2002295407A JP2001096418A JP2001096418A JP2002295407A JP 2002295407 A JP2002295407 A JP 2002295407A JP 2001096418 A JP2001096418 A JP 2001096418A JP 2001096418 A JP2001096418 A JP 2001096418A JP 2002295407 A JP2002295407 A JP 2002295407A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 建設機械等の油圧シリンダや油圧モータ等の
アクチュエータの停止時に発生するショックを低減する
ための弁装置を提供すること。 【解決手段】 切換弁とアクチュエータを結ぶ管路中に
設けた第1油室と第2油室を有する弁本体と、第2油室
内に一端が弁本体の通路を介して第1油室に開口し、小
径の油路に連通した第3油室と第4油室を有し、夫々第
2油室に連通する小穴通路を有するスリーブと、第3油
室内を更に小油室1と小油室2に別け、第1油室側の小
油室1に小孔通路を介して第2油室へ連通し、選択的の
摺動により小孔通路を塞ぎ、その塞ぎ量で小孔通路開口
面積を変化させる貫通孔を有するスプールと、スリーブ
の第4油室内をオリフィスを介して繋がるバネ室Iとバ
ネ室IIに別け、バネ室IIにスリーブの小孔通路を介して
第2油室へ連通し、選択的の摺動により小孔通路を塞
ぎ、その塞ぎ量により開口面積を変化させる貫通孔を設
けたフロコンスプールと、両バネ室にフロコンスプール
を押し合うバネとを有してなることを特徴とする弁装置
とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は建設機械等の油圧シ
リンダや油圧モータ等のアクチュエータの停止時に発生
するショックを低減するための弁装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の弁装置は種々知られてお
り、例へば実開平2‐19901号公報等に記載されて
いる。図4により実開平2‐19901号公報について
説明すると、油圧ポンプ11から吐出された圧油は管路
15より切換弁13、ショック低減用の弁装置12を経
て油圧シリンダ17に作用し、負荷20を図中右方向に
移動させる。これにより油圧シリンダ17のロッド側油
室19内の圧油は油路16より弁装置12、切換弁13
を経てタンク18へ戻るように構成されている。
【0003】弁装置12について詳しく説明する。この
弁装置12は弁本体14の中心内径部に貫通孔23を介
して連通し、弁本体14の両端をキャップ24、54で
蓋をした2個の空間部を設けてあり、この空間部内には
空間部と同一軸の夫々スリーブ22および52を液蜜的
に固着し、夫々弁本体14とスリーブ22および52の
外周面との間に油路42と62を形成するとともに、前
者は管路15へ、後者は管路16へと連通している。キ
ャップ24、54の内径部には夫々チェック25、55
が設けてあり、油路42と62からの圧油を油路40と
50を介して選択的に作用させ、夫々チェック25、5
5を押し開いて穴41および53を介してスリーブ22
および52内径部に流入させる。
【0004】スリーブ22および52内径部にはポペッ
ト31と61が摺動自在に液蜜的に嵌着されており、両
ポペット31と61はポペット先端部31aと61aが
連結して一体的となっていて、バネ33、63により互
いに貫通孔23方向に押付けられるようになっている。
貫通孔23の両端側にはシート21、51が取付けてあ
り、選択的に両ポペット31と61のいずれか一方がシ
ート21或いは51側に押付けられたとき、他方側はシ
ート51或いは21から離れるようになっており、シー
ト21とポペット31或いはシート51とポペット61
が接したとき貫通孔23と管路15或いは管路16は遮
断される。
【0005】ポペット31(ここで両ポペット31、6
1は同一構成であるから、ポペット31についてのみ説
明する)の内径部には圧力補償スプール28が摺動自
在、かつ液蜜的に挿入されており、バネ30の押付け力
とチェック25からスリーブ22内径部に流入された圧
油力によりバランスされ、圧力補償スプール28に設け
たオリフィス29を介してスリーブ22内径部の背室3
4の圧油を油室32から圧力補償スプール28の外周部
に設けた溝38へ貫通している小穴39、ついでポペッ
ト31の外周面から油路37を経てスリーブ22に設け
た油路35より油路42、続いて管路15へ繋がってい
る。
【0006】ここで圧力補償スプール28内から圧油が
同圧力補償スプール28の外周部に設けた溝38へ貫通
している小穴39からポペツト31の油路37へ抜ける
場合、圧力補償スプール28内の背室34と油室32の
油圧の大きさにより圧力補償スプール28が選択的に軸
方向に摺動し、外周面がポペツト31の油路37の開口
面積を調整し、流れる圧油の量を調整するようにしてい
る。
【0007】同様にポペット61内も同一構成となって
おり、バネ63の押付け力とチェック55によりスリー
ブ52内径部に流入された圧油力によりバランスされ、
圧力補償スプール58に設けたオリフィス29を介して
スリーブ52内径部の背室64の圧油を油室60から圧
力補償スプール58の外周部に設けた溝へ貫通している
小穴69、ついでポペット61の外周面から油路67を
経てポペット61に設けた油路68を経てスリーブ52
に設けた油路65より油路62、続いて管路16へ繋が
っている。圧力補償スプール58内から外周部に設けた
溝へ貫通している小穴69からスリーブ52の油路67
へ抜ける場合、圧力補償スプール58内の背室64と油
室60の油圧の大きさにより圧力補償スプール58が選
択的に軸方向に摺動し、外周面がスリーブ52の油路6
7の開口面積を調整し、流れる圧油の量を調整すること
も同一である。
【0008】次にその作用について説明する。切換弁1
3を左位置とし、油圧ポンプ11からの圧油は管路15
より弁装置12の油路42を経て油圧シリンダ17に作
用し、負荷20を図中右方向に移動させる。一方、油圧
シリンダ17のロッド側油室19内の圧油は管路16よ
り弁装置12の油路62を通り切換弁13を経てタンク
18へ戻るようになっている。
【0009】ここで負荷20の移動を停止するべく切換
弁13を中立位置に戻すと、管路15および16はポン
プ回路およびタンク回路から遮断されるが、慣性で負荷
20はなお右方向に移動しようとし、管路16内は管路
15内より高圧となり、従って圧油は油路62から油路
50を経てチェック55を押し開きスリーブ52内の背
室64へ導かれ、ポペット61は管路16と管路15内
の差圧およびバネ63の附圧により図中左方向に移動
し、シート21に接していたポペット31が離れ、管路
16からの圧油は油路62からスリーブ52の小穴66
より貫通穴23を通ってスリーブ22の油路36へ抜け
る。一方、チェック55を押し開きスリーブ52内の背
室64へ導かれた圧油は圧力補償スプール58のオリフ
ィス29から圧力補償スプール58の小穴69からポペ
ット61の油路67を経てスリーブ52の油路65へ抜
けるようになっていて、ショック防止をする。
【0010】ポペット31が左方向に移動するのでチェ
ック25は左方向に移動し、閉じられるためポペット3
1の背室34内の圧油は流出を阻まれ、圧力補償スプー
ル28のオリフィス29からのみ小穴39、溝38およ
びポペット31の小穴37、スリーブ22の小穴35を
経て管路15へ排出されるが、このときオリフィス29
により背室34と油室32の間には差圧が発生し、圧力
補償スプール28はバネ30の押し圧力に打ち勝って図
中右方向へ移動する。
【0011】この結果、圧力補償スプール28の溝38
からポペット31の小穴37への油通路が狭まり、油室
32から管路15の圧油の流量が制限され、最終的には
圧力補償スプール28は背室34と油室32の夫々の圧
力とバネ30の附勢力とがつり合った位置に維持され、
背室34内の圧油は一定量率で管路15へ排出されるこ
とになり、この間ポペット31および61はシート21
および51から夫々離れた状態となっているので、前述
のように管路16の圧油は貫通穴23を経て管路15へ
流出し、サージ圧力によるショックの防止を行う。
【0012】所定時間経過後、背室34内の圧油が排出
され、ポペット61はシート51に接し、同時に背室6
4内の圧力およびバネ63の押し圧力により押し付けら
れるので、貫通穴23と管路16は完全に分離される。
このようにして負荷20の停止時のサージ圧力によるシ
ョックの発生は防止される。
【0013】
【発明が解決しょうとする課題】しかしながら、前述の
ように従来の弁装置は構成が複雑で、製作時間と費用も
掛かり、弁装置も大形となるという欠点があった。
【0014】本発明の目的は、従来の建設機械等の油圧
シリンダや油圧モータ等のアクチュエータの停止時に発
生するショックを低減するための構成が簡単で、製作時
間と費用も掛からない、小形の弁装置を提供することに
有る。
【0015】
【課題を解決するための手段】前述の目的を達成するた
め本発明は、油圧ポンプからの圧油をアクチュエータへ
の流入・排出を切換える切換弁と、アクチュエータを結
ぶ管路中に設けられ、通路を介して連通し、夫々アクチ
ュエータと切換弁へ繋がる管路を設けた第1油室と第2
油室を有する弁本体と、第2油室内に設けられ、一端が
弁本体の通路を介して第1油室に開口するとともに、小
径の油路を介して連通した第3油室と第4油室を有し、
第3油室と第4油室に夫々第2油室に連通する小穴通路
を設けたスリーブと、スリーブの第3油室内に摺動自在
に設けられ、第3油室を更に小油室1と小油室2に別け
るとともに、第1油室側に位置する小油室1にスリーブ
の小孔通路を介して弁本体の第2油室へ連通し、選択的
の摺動により外周面が小孔通路を塞ぐことにより、その
塞ぎ量により小孔通路の開口面積を変化させる外周面か
らの貫通孔を有するスプールと、スリーブの第4油室内
に摺動自在に設けられ、第4油室をオリフィスを介して
繋がるバネ室1とバネ室IIに別けるとともに、反スプー
ル側に位置するバネ室IIにスリーブの小孔通路を介して
弁本体の第2油室へ連通し、選択的の摺動により外周面
が小孔通路を塞ぐことにより、その塞ぎ量により小孔通
路の開口面積を変化させる外周面からの貫通孔を有する
フロコンスプールと、両バネ室に夫々設けた互いにフロ
コンスプールを押し合うバネとを有してなることを特徴
とする弁装置とした。
【0016】また弁装置は切換弁とアクチュエータを結
ぶ回路中に換えてアクチュエータのケーシングと一体的
に設ければより好適である。
【0017】これにより、従来の構成が簡単で、製作時
間と費用も掛からない、装置も小形な建設機械等の油圧
シリンダや油圧モータ等のアクチュエータの停止時に発
生するショックを低減するための弁装置となった。
【0018】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態を図1、
図2、図3により説明する。油圧ポンプ70から吐出さ
れた圧油は切換弁71、管路106、ショック低減用の
弁装置72を経て管路73よりアクチュエータである油
圧モータ74に作用し、負荷75を駆動させる。これに
より油圧モータ74からの戻り油は管路76より弁装置
72、管路107、切換弁71を経てタンク77へ戻る
ように構成されている。
【0019】弁装置72について詳しく説明する。この
弁装置72は弁本体78内径部に通路79を介して連通
する第1油室80と第2油室81を有し、夫々アクチュ
エータである油圧モータ74と切換弁71へ繋がる管路
106および管路73、管路107および管路76が連
結されている。第2油室81には一端がシール材82、
通路79および108を介して第1油室80に開口する
とともに、小径の油路83を介して連通した第3油室8
4と第4油室85を設け、同油室84と油室85に夫々
前記第2油室に連通する小孔通路86、87を設けたス
リーブ89が液蜜的に固着されている。
【0020】スリーブ89の第3油室84内には同第3
油室84を更に小油室190と小油室291に別けるス
プール92が摺動自在に嵌着されており、第1油室80
側に位置する小油室190にスリーブ89の小孔通路8
6を介して弁本体78の第2油室81へ連通し、スプー
ル92の選択的な摺動により図2に示すように溝93の
肩88が前記小孔通路86を塞ぎ、その塞ぎ量により小
孔通路86の開口面積を変化させ小油室190から溝9
3へ貫通した貫通孔94を通って前記小孔通路86へ抜
ける圧油の流量を制限するようにしている。 スリーブ89の第4油室85内には同第4油室85をバ
ネ室I95とバネ室II96に別けるとともに、オリフィ
ス97を介して同バネ室I95とバネ室II96が繋がっ
ているフロコンスプール98が摺動自在に嵌着されてお
り、図3に示すように反スプール92側に位置するバネ
室II96にはスリーブ89の小孔通路87を介して弁本
体78の第2油室81へ連通し、フロコンスプール98
の選択的な摺動により外周面が小孔通路87を塞ぎ、そ
の塞ぎ量により小孔通路87の開口面積を変化させ、第
2油室81へ抜ける圧油の流量を制限するようにしてい
る。
【0021】前記バネ室I95とバネ室II96には夫
々、互いにフロコンスプール98を押し合うバネ10
1、102が取付けてある。
【0022】次にその動作を説明する。切換弁71を左
位置とし、油圧ポンプ71からの圧油は管路106より
弁装置72の油室80、管路73を経て油圧モータ74
に作用し、負荷75を駆動させる。一方、油圧モータ7
4から排出された圧油は管路76より弁装置72の油室
81、管路107を通り切換弁71を経てタンク77へ
戻るようになっている。
【0023】ここで負荷75の駆動が停止するべく切換
弁71を中立位置に戻すと、管路106および107は
ポンプ回路およびタンク回路から遮断され、管路73お
よび76内に圧油が封入されるが、負荷75の慣性力が
大きい場合、この油圧力が負荷75の慣性で動かされ、
その都度ショックが発生することになる。仮に慣性力の
反動で油圧モータ74の図中左側、即ち管路73側が管
路76側より高圧となり、従って弁装置72の第1油室
80が高圧となった場合、圧油は通路79、108、第
3油室84、即ち、スプール92の小油室190、続い
て貫通孔94を経て外周面の溝93から前記小孔通路8
6を抜けて弁装置72の第2油室81へ流れる。
【0024】このときスプール92には第1油室80か
ら圧油が作用し、スプール92は図中右方向に移動する
とともに、小油室291内の圧油はスプール92の移動
により押されて小径の油路83を通り、フロコンスプー
ル98のバネ室I95、オリフィス97、続いてバネ室
II96、貫通孔100を経て外周面の溝99から前記小
孔通路87を抜けて弁装置72の第2油室81へ流れ、
バネ室I95およびバネ室II96の圧力は圧油がオリフ
ィス97を介してバネ室I95からバネ室II96へ流れ
るので、その際の圧力損失により差圧が生じ、つまり、
バネ室I95の圧力がバネ室II96のそれを上回り、バ
ネ室II96のバネ102の押し圧力に打ち勝ってフロコ
ンスプール98を右方向に移動させる。
【0025】このフロコンスプール98の右方向への移
動は最初はバネ室I95の圧力にバネ101の押し圧力
も加算され行われるが、フロコンスプール98の移動が
進むに従い、バネ101の押し圧力は小さくなり、一方
バネ102は圧縮されるので、フロコンスプール98に
作用する力はバネ室I95の圧力とバネ102の押し圧
力が支配的になる。このようにフロコンスプール98が
バネ102の押し圧力に抗してバネ室I95の圧力によ
り移動すると、フロコンスプール98外周面にある溝9
9の肩104が小孔通路87の開口面積を小さくさせ、
バネ室II96から貫通孔100を抜けて弁装置72の第
2油室81へ排出される圧油は絞られ、バネ室II96の
圧力は上昇する。
【0026】最終的にはバネ室I95とバネ室II96と
の差圧による力がバネ101とバネ102とがフロコン
スプール98に作用する力の差に等しくなった位置でバ
ランスする。つまり、バネ101とバネ102の荷重を
比較的小さく設定すればバネ室I95の圧油がオリフィ
ス97を経てバネ室II96へ抜ける際の差圧を非常に小
さく設定できることになる。このことはスプール92が
小油室190の圧力に押されて図中右方向に移動する
際、小油室291から通路83を通ってバネ室I95へ
排出される圧油の量はオリフィス97の面積が一定の場
合、小油室291、即ちバネ室I95とバネ室II96の
差圧の平方根に比例するので、バネ101とバネ102
の荷重を適切な小さい値に設定することにより小油室2
91からバネ室II96へ排出される単位時間当たりの油
量を小さく設定できる。
【0027】フロコンスプール98の移動過程で溝99
の肩104が小孔通路87の開口面積を制限する位置ま
では小孔通路87の面積は大きく、フロコンスプール9
8は直ちに移動するので、スプール92の移動速度は速
い。その後スプール93の速度は小油室291の圧油が
通路83、バネ室I95からオリフィス97を経てバネ
室II96、次いで貫通孔100を抜けて溝99の肩10
4と小孔通路87によって形成される可変絞りを経て弁
装置72の第2油室81へ排出される単位時間当たりの
油量によって決まる。
【0028】従って、スプール92およびフロコンスプ
ール98の移動距離L1、L2、スプール92およびフ
ロコンスプール98の溝93、99の肩88、104の
位置、バネ101とバネ102の荷重、オリフィス97
の面積、スリーブ89の小孔通路86の位置と面積等を
適切に設定することにより、第1油室80から第2油室
81へ小孔通路86を経て排出される圧油の量および排
出時間を調整することが出来る。
【0029】前述の説明は第1油室80が第2油室81
より高圧の場合を説明したが、この反対に第2油室81
が第1油室80より高圧になった場合も、各油室、通路
を流れる圧油の方向およびスプール92、フロコンスプ
ール98の移動方向が前述の説明と逆方向になるだけで
同様に第2油室81から小孔通路86を経て第1油室8
0へ排出される圧油の量および排出時間を適切に調整す
ることが出来る。
【0030】本発明による弁装置は前述の説明のように
油圧モータに限らず、油圧シリンダ等にも適用可能なこ
とは勿論、切換弁とアクチュエータを結ぶ回路中ばかり
でなく、アクチュエータ例へば旋回モータのケーシング
と一体的に設けることも可能である。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように本発明においては、
非常に簡単な構成で先行技術と同様な機能、性能を得る
ことができ、非常に低コストでコンパクトな建設機械等
の油圧シリンダや油圧モータ等のアクチュエータの停止
時に発生するショックを低減するための弁装置を提供す
ることが可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施形態例を示す弁装置の説明図で
ある。
【図2】本発明の1実施形態例を示す弁装置の説明図
で、図1の“イ”部詳細図である。
【図3】本発明の1実施形態例を示す弁装置の説明図
で、図1の“ロ”部詳細図である。
【図4】従来の弁装置の説明図である。
【符号の説明】
70 油圧ポンプ 71 切換弁 72 弁装置 73、76、106、107 管路 74 油圧モータ 75 負荷 77 タンク 78 弁本体 79 通路 80 第1油室 81 第2油室 82 シール材 83 小径の油路 84 第3油室 85 第4油室 86、87 小孔通路 88、104 肩 89 スリーブ 90 小油室1 91 小油室2 92 スプール 93、99 溝 94、100 貫通孔 95 バネ室I 96 バネ室II 97 オリフィス 98 フロコンスプール 101、102 バネ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3H056 AA05 BB04 CA02 CB02 GG12 3H059 AA12 BB15 CA04 CA05 CA12 CB04 CB12 CD05 CD12 CF01 CF08 FF03 3H089 AA43 BB06 CC01 CC08 DA03 DB14 GG02 JJ01

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 油圧ポンプからの圧油のアクチュエータ
    への流入・排出を切換える切換弁と、アクチュエータを
    結ぶ管路中に設けられ、通路を介して連通し、夫々アク
    チュエータと切換弁へ繋がる管路を設けた第1油室と第
    2油室を有する弁本体と、前記第2油室内に設けられ、
    一端が弁本体の通路を介して第1油室に開口するととも
    に、小径の油路を介して連通した第3油室と第4油室を
    有し、第3油室と第4油室に夫々前記第2油室に連通す
    る小孔通路を設けたスリーブと、スリーブの第3油室内
    に摺動自在に設けられ、第3油室を更に小油室1と小油
    室2に別けるとともに、前記第1油室側に位置する小油
    室1にスリーブの小孔通路を介して弁本体の第2油室へ
    連通し、選択的の摺動により外周面が前記小孔通路を塞
    ぎ、その塞ぎ量により小孔通路開口面積を変化させる外
    周面からの貫通孔を有するスプールと、スリーブの第4
    油室内に摺動自在に設けられ、第4油室をオリフィスを
    介して繋がるバネ室Iとバネ室IIに別けるとともに、反
    スプール側に位置するバネ室IIにスリーブの小孔通路を
    介して弁本体の第2油室へ連通し、選択的の摺動により
    外周面が前記小孔通路を塞ぎ、その塞ぎ量により小孔通
    路開口面積を変化させる外周面からの貫通孔を有するフ
    ロコンスプールと、両バネ室に夫々設けた互いにフロコ
    ンスプールを押し合うバネとを有してなることを特徴と
    する弁装置。
  2. 【請求項2】 前記弁装置は切換弁とアクチュエータを
    結ぶ回路中に換えてアクチュエータのケーシングと一体
    的に設けたことを特徴とする請求項1記載の弁装置。
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