JP2002295020A - プライマ剥離作業用定盤構造 - Google Patents

プライマ剥離作業用定盤構造

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JP2002295020A
JP2002295020A JP2001094901A JP2001094901A JP2002295020A JP 2002295020 A JP2002295020 A JP 2002295020A JP 2001094901 A JP2001094901 A JP 2001094901A JP 2001094901 A JP2001094901 A JP 2001094901A JP 2002295020 A JP2002295020 A JP 2002295020A
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JP
Japan
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primer
platen
surface plate
peeling
panel
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JP2001094901A
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English (en)
Inventor
Masaaki Yamaoka
政明 山岡
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Kurimoto Ltd
Original Assignee
Kurimoto Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 鉄構構造物の構成部材に他の構成部材を溶接
する前に溶接部分のプライマ塗装を専用機で自動剥離す
る作業を円滑に処理できるよう構成部材を安定して保持
し得る定盤構造を得る。 【解決手段】 このプライマ剥離作業用定盤は、型鋼材
を組み合わせて格子枠2L 、2S を形成し、格子枠の上
面に平板3を設け、平板上には突条部材4を所定間隔に
設けて定盤パネル1を形成し、この定盤パネル1を複数
枚所定の位置に所定間隔で設置して定盤を構成したもの
であり、剛性を大きく設定することによりプライマ剥離
作業の円滑な処理を可能としたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、鉄構構造物の構
成部材に他の構成部材を溶接する際に事前に塗料を剥離
する作業に用いられるプライマ剥離作業用定盤構造に関
する。
【0002】
【従来の技術】橋梁やゲート、鉄骨などの鉄構構造物に
はウエッブのような構成部材にフランジや縦リブのよう
な他の構成部材を溶接することにより構造物を形成する
構成部材が多く含まれている。このような構成部材に他
の構成部材を溶接する場合、それぞれの構成部材には予
め腐食防止のためにプライマ塗装が施されているため、
溶接をする前に溶接で接合される帯状の当接面のプライ
マ塗装を事前に剥離しておく必要がある。このプライマ
塗装の剥離は、溶接の際にプライマ塗装材が溶接時に溶
接部分に微量でも混入すると後に溶接部の材料に欠陥を
生じさせる要因とならないようにするため必要とされ
る。
【0003】このようなプライマ塗装の剥離作業は、定
盤上にそれぞれ構成部材を載置した状態で作業員がグラ
インダ又はプライマ剥離専用の小型装置で剥離を行うこ
とにより実施されていた。この作業に用いられる定盤
は、ガス切断やその後溶接作業を行うなど種々の作業に
使われる一般的な構造のものである。この定盤は、ガス
切断時の作業で出る切断層などを落とし易くするため、
例えば約300mmピッチ間隔に垂直に板材を並べて所
定枠で囲んだものが使用される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述したプ
ライマ塗装の剥離作業をグラインダや小型剥離装置を使
用して作業員による人手で行うと、作業環境が悪く、効
率もよくないため、最近では定盤上に置かれた構成部材
の必要箇所のプライマを剥離するプライマ剥離専用機が
開発され、使用されるようになった。しかし、この専用
機を使用する場合、従来のようにガス切断や溶接の作業
に用いられる一般的な定盤をそのまま兼用すると種々の
不都合が生じる。
【0005】上記プライマ剥離専用機は、門形フレーム
の垂直フレーム下端に走行車輪を設け、定盤の長手方向
に沿って走行できるように設置される。専用機内には定
盤の幅方向に移動自在にエンドレスベルトペーパを有す
るグラインダ装置及び剥離されたプライマ塗装を吸引す
る吸引手段などが設置されており、グラインダ装置はベ
ルトペーパを鋼材の表面に押し付けてプライマ塗装膜を
剥離するためその圧力は鋼材を経て定盤にも作用する。
しかし、定盤は所定ピッチで板材を垂直に並べた構造で
あり、その上面に平板面が設けられていないため剛性が
大きくなく、このため上記圧力で部分的に歪んだり、振
動で板材が動いたりしてその上に置かれている構成部材
を平板状に安定して保持することができない。
【0006】このように、従来の定盤を新しい専用機の
プライマ塗装膜の剥離に兼用すると、定盤の剛性が小さ
いため、振動や撓みなどによりベルトペーパの接地面の
加圧制御に影響が生じ、接地面の加圧制御にばらつきが
生じるなど円滑なプライマ塗装膜の剥離は困難であり、
例えば50mm以下の剥離幅でプライマの剥離をすれば
よい場合でも、ベルトの幅は75mm以上の幅広のグラ
インダを使用しなければならなかったなど種々の不都合
が生じていた。
【0007】この発明は、上記の問題に留意して、鉄構
構造物の構成部材に他の構成部材を溶接する前に溶接部
分のプライマ塗装を専用機で自動剥離する作業を円滑に
処理できるよう構成部材を安定して保持し得るプライマ
剥離作業用定盤構造を提供することを課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記の課題
を解決する手段として、型鋼材を格子状に組み合わせて
格子枠を形成し、この格子枠上面に平板を接合し、その
平板上に所定間隔で突条部材を設けて成る定盤パネル
を、定盤設定位置に所定間隔で複数枚設置して定盤を構
成したプライマ剥離作業用定盤構造としたのである。
【0009】上記の構成とした定盤構造によれば、プラ
イマ剥離作業が効率よく有効に行われる。この定盤構造
は、格子格構造の基礎構造の枠上面に平板を固定して定
盤パネルを形成したから、パネルの剛性が大きく、プラ
イマ剥離作業の専用定盤として使用する場合プライマ剥
離作業が極めて円滑に処理できる。プライマ剥離作業時
にはグラインダのエンドレスペーパをパネル平板面に垂
直に押し付けてプライマ塗装膜の剥離を行う。しかし、
作業時の振動やパネルの撓みが小さく、接地面の加圧制
御の影響でエンドレスペーパによる剥離作用に影響が生
じ難いからである。
【0010】定盤パネルの上面には突条部材が設けてあ
るため、定盤上への鋼材を搬出入する吊具はマグネット
吊り具又はハッカー吊り具のいずれでも可能であり、鋼
材を定盤パネル上に載置してもパネル平板と面全体が接
触しないため摩擦で鋼材表面が傷付くこともなく、パネ
ル上の作業は極めて安全である。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態につ
いて図面を参照して説明する。図1に実施形態の定盤パ
ネルの一部を破断した外観斜視図を示す。図示のよう
に、定盤パネル1はH型鋼を格子状に組み合わせて格子
枠2L を形成し、さらに、その大きい格子スペース内に
フラットバー2F を格子状に組み合わせて小格子枠2S
部分を設けて格子枠2を構成し、この格子枠2の上面に
平板3を接合して成形されている。さらに、平板3の上
面には、後で説明するように、定盤パネル1が定盤設置
位置に設置された時にその設置位置の幅方向に沿うよう
に突条部材4が所定の間隔で互いに並列に設けられてい
る。
【0012】図示の定盤パネル1は、定盤設置スペース
の幅に対応する長さで、定盤設置スペースの長さに対し
てはこの定盤パネル1を所定の複数枚を設置することに
より全スペースに定盤パネル1が敷設されるように設置
スペースの長さを等分割した長さに対応する幅を有する
平面視矩形状に形成されている。そして、図示のよう
に、定盤パネル1の長さ方向両端には作業員が監視のた
めに立てる幅のエプロンステージ5が設けられている。
このエプロンステージ5は、フラットバーの型枠5F
にチェッカ板5P を接合して形成されている。
【0013】図2に上記定盤パネル1の平面図、図3に
その断面図をそれぞれ示している。これにより定盤パネ
ル1の詳細構造が理解される。このような構造の定盤パ
ネル1を定盤設置スペースに複数枚設置した配置平面図
を図中に示している。この例では定盤パネル1は11枚
設置されており、その設置スペースの両側にはプライマ
剥離専用機(図示せず)が走行するためのレールR、R
がそれぞれ設置されている。それぞれの定盤パネル1、
1・・・・間は所定の隙間を置いて設置されいる。
【0014】上記の構成とした実施形態の定盤では、プ
ライマ剥離専用機を用いて所定幅のプライマ剥離作業が
自動的に行われる。図5に示すように、例えば橋梁のボ
ックス桁のフランジ材Fに縦リブを溶接する作業の前
に、実施形態の専用定盤上でプライマ剥離作業が行われ
る。Sはプライマ剥離が行われる帯状剥離部分である。
フランジ材Fを定盤パネル1と1に亘って置き、その上
で専用機のグラインダのエンドレスペーパを剥離帯ライ
ンに沿って移動させて剥離作業を実施する。
【0015】このようにして、フランジ材Fやウエッブ
材Wにプライマ剥離作業を実施してボックス桁の溶接作
業がその後行われるが、製作されたボックス桁の一例を
図6に示す。図において、Fはフランジ材、Wはウエッ
ブ材、Rは縦リブである。
【0016】図中にこの溶接作業を行う前にプライマ剥
離を実施した部分を黒い太線で示している。それぞれの
太線で示すプライマ剥離帯ラインに沿ってフランジFや
縦リブRなどの溶接が行われている。
【0017】上記のプライマ剥離作業では、使用された
エンドレスペーパの幅は50mmであり、このような幅
の細いペーパを使用しても定盤は平板面を有しているた
め振動や撓みの影響が殆どなく、押付圧力を加えても平
板面の変形がないため円滑なプライマ剥離作業が実施で
きる。又、定盤の平板面上には突条部材4が設けられて
いるため、フランジ材やウエッブ材の搬出入はマグネッ
ト吊り具やハッカー吊り具のどちらで行っても実施で
き、定盤の平板面にフランジ材やウエッブ材の平面がベ
タ当たりしないので不必要な部分のプライマが摩擦で傷
付けられることもない。
【0018】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、この発明
のプライマ剥離作業用定盤構造は、格子状に型鋼を組合
せ、その上面に平板を固定して定盤パネルを形成し、平
板上には突条部材を設け、この定盤パネルを複数枚並設
して構成したから、この定盤構造は極めて剛性が大き
く、プライマ剥離作業時にエンドレスペーパによる押圧
作用で定盤表面が撓んだり、押圧作用に伴う振動で定盤
そのものが振動して剥離部分がずれたりすることがな
く、極めてスムースで円滑なプライマ剥離作業が可能で
あるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態の定盤パネルの一部破断面を含む外観
斜視図
【図2】同上の平面図
【図3】図2の矢視IIIa−IIIa、IIIb−IIIbからの断面
【図4】定盤設置スペースの平面図
【図5】プライマ剥離作業の説明図
【図6】ボックス桁の構成例の図
【符号の説明】
1 定盤パネル 2 格子枠 3 平板 4 突条部材 5 エプロンステージ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 型鋼材を格子状に組み合わせて格子枠を
    形成し、この格子枠上面に平板を接合し、その平板上に
    所定間隔で突条部材を設けて成る定盤パネルを、定盤設
    定位置に所定間隔で複数枚設置して定盤を構成したプラ
    イマ剥離作業用定盤構造。
  2. 【請求項2】 前記定盤パネルの突条部材を定盤設置位
    置の幅方向に沿って互いに並列に設けたことを特徴とす
    る請求項1に記載のプライマ剥離作業用定盤構造。
JP2001094901A 2001-03-29 2001-03-29 プライマ剥離作業用定盤構造 Pending JP2002295020A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008165951A (ja) * 2007-01-05 2008-07-17 Hitachi Global Storage Technologies Netherlands Bv 磁気ディスク装置及びその製造方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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