JP2002294809A - トイレ装置 - Google Patents

トイレ装置

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JP2002294809A
JP2002294809A JP2001093209A JP2001093209A JP2002294809A JP 2002294809 A JP2002294809 A JP 2002294809A JP 2001093209 A JP2001093209 A JP 2001093209A JP 2001093209 A JP2001093209 A JP 2001093209A JP 2002294809 A JP2002294809 A JP 2002294809A
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toilet
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JP2001093209A
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Yuichi Furuta
祐一 古田
Yasuo Hamada
靖夫 濱田
Hidefumi Fujimoto
英史 藤本
Koichi Toyoda
弘一 豊田
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Toto Ltd
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Toto Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明の目的は、窓を持たない等いかなるト
イレにおいても、確実に常時使用可能であり、かつ設定
状態等の表示が不要な場合には表示をせずに、無駄な電
力消費を抑えることができる操作装置を備えたトイレ装
置を提供する。 【解決手段】 具備する少なくとも1つの機能を設定し
操作する操作装置を備えたトイレ装置において、操作装
置は、トイレ装置本体とは独立の電源と、トイレ装置の
設定状態を表示する表示手段とを備え、トイレ装置本体
と操作装置とは互いに送受信可能に構成する共に、トイ
レ装置本体から送信される指示信号により、操作装置の
表示手段の表示・非表示を制御するように構成したこと
を特徴とするトイレ装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はトイレ内に設置され
るトイレ装置に係り、特に非使用時の、無駄な電力消費
をおさえつつも、いかなるトイレにおいても常時使用可
能な、省エネに好適な操作装置を備えるトイレ装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】近年、トイレ内に設置されるトイレ装置
も高機能化され、操作性の向上手段としてトイレ装置本
体から分離したリモコン等の操作装置を使用すること
が、当たり前化してきている。これに伴い、操作装置に
様々な機能の設定状態を表示する必要も出てきている。
【0003】また一方で、トイレ内に設置されるトイレ
装置も他の家電製品と同様に、省エネを考慮して非使用
時の電力の消費を抑える工夫がトイレ装置本体において
は、数多くの提案がなされてきている。操作装置に関し
ては、省エネを考慮した提案は少なく、電源を不要にす
るような提案のみがなされている。例えば、特開平08
−209778号公報、特開平08―251667号公
報が挙げられる。前述文献は操作部を構成する主要面に
太陽電池を設けるというものであり、後述文献はトイレ
装置本体の便ふた等に太陽電池を備え、操作装置に2次
電池を備えて、トイレ装置本体に取付て充電するように
構成したものである。
【0004】また他の提案では、特開平08−2800
77号公報で操作装置の表示を人体検知または光検知で
駆動・停止させるものがある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、トイレ
の多くは屋内であり、また一方で信号送信には赤外線が
多く用いられており、送信時に少なくとも数十mW程度
の電力消費をしてしまうため、太陽電池を主電源とした
場合、弱い光の中では十分に発電ができず、衛生装置を
操作できなくなることがある。
【0006】さらに、集合住宅で良く見かけるトイレに
窓がない場合には、非使用時間にはトイレ内の照明が消
されており、またトイレの使用は、1日の中で累計して
も1〜2時間程度しか使用されておらず、このため2次
電源を介して接続した場合でも、待機時の充電が期待で
きず、使用時間のわずかな時間で充電する必要がある
が、トイレ内の照明は他の屋内と比べて暗く、照度では
JIS上で30〜75ルクス程度であり、衛生装置が全
く操作できなくなってしまうことがある。
【0007】3番目の公報の提案では、操作装置に人体
検知手段もしくは光検知手段での別の電力消費が発生し
てしまうため、より電力消費の少ない光検知手段が望ま
しいが、光がトイレ内の照明だけであれば、使用者の動
きにより光の強さが安定しないため、表示が不安定とな
りやすいという問題が残っている。また、光の強さが十
分でないときには、信号を送信しないように構成されて
いるため、夜間の使用時に照明を点灯せずに使用する場
合には、衛生装置を操作できないという問題がある。
【0008】本発明は、上記課題を解決するためになさ
れたもので、本発明の目的は、窓を持たない等いかなる
トイレにおいても、確実に常時使用可能であり、かつ設
定状態等の表示が不要な場合には表示をせずに、無駄な
電力消費を抑えることができる操作装置を備えたトイレ
装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1は、具備する少なくとも1つの機能を設定し
操作する操作装置を備えたトイレ装置において、操作装
置は、トイレ装置本体とは分離され、独立の電源と、ト
イレ装置の設定状態を表示する表示手段とを備え、トイ
レ装置本体と操作装置とは互いに送受信可能に構成する
共に、トイレ装置本体から送信される指示信号により、
操作装置の表示手段の表示・非表示を制御するように構
成したことを特徴としている。
【0010】請求項2では、トイレ装置には非使用時間
である待機時の電力消費を抑える少なくとも1つの節電
手段を備え、非使用時間帯である節電時間帯と使用時間
帯とを区別して各機能の制御を行うよう構成したトイレ
装置において、使用時間帯と節電時間帯の切換時に、ト
イレ装置本体から操作装置に指示信号を送信し、操作装
置の表示手段の表示・非表示を制御するように構成した
ことを特徴としている。
【0011】請求項3では、トイレ内の使用者を検知す
る人体検知手段をトイレ装置本体に設け、人体検知手段
の検知信号により使用者の有無を確定し、トイレ装置本
体から操作装置に指示信号を送信し、操作装置の表示手
段の表示・非表示を制御するように構成したことを特徴
としている。
【0012】請求項4では、トイレ内の光の強さを検知
する光検知手段をトイレ装置本体に設け、光検知手段の
所定値以上の光の強さの検知が所定時間継続することに
より、トイレの使用開始を確定し、トイレ装置本体から
操作装置に表示指示信号を送信し、操作装置の表示手段
の表示を開始させるよう構成したことを特徴としてい
る。
【0013】請求項5では、トイレ装置本体から表示指
示信号が送信され、操作装置の表示手段の表示を開始さ
せた後、光検知手段が検知する光の強さが、前記所定値
より下回る時間が所定時間継続することにより、トイレ
の使用終了を確定し、トイレ装置本体から非表示指示信
号が送信され、操作装置の表示手段の表示を停止させる
よう構成したことを特徴としている。
【0014】請求項6では、光検知手段の光の強さの検
知に対して、トイレの使用開始を確定し、トイレ装置本
体から表示指示信号を送信させる第1の所定値と、トイ
レの使用終了を確定し、トイレ装置本体から非表示指示
信号を送信させる第2の所定値とを設け、第1の所定値
より第2の所定値を小さい値としたことを特徴としてい
る。
【0015】請求項7では、トイレ内の使用者を検知す
る人体検知手段と、トイレ内の光の強さを検知する光検
知手段とをトイレ装置本体に備え、人体検知手段の検知
信号による使用者の在室検知と、光検知手段の所定値以
上の光の強さの継続検知とによるAND条件で、トイレ
装置本体から操作装置に表示指示信号を送信し、操作装
置の表示手段の表示を開始させるよう構成したことを特
徴としている。
【0016】請求項8では、操作装置に、表示手段の少
なくとも一部を視覚的に隠蔽するふたと、ふたの開閉を
検知するふた開閉検知手段とを備え、トイレ装置本体か
らの表示指示信号の受信とふた開閉検知手段のふた開状
態の検知信号とのAND条件で、表示手段のふたにより
隠蔽される部分の表示を開始するように構成したことを
特徴としている。
【0017】請求項9では、操作装置のふた開閉検知手
段をトイレ内の光の強さを検知する光検知手段で構成
し、ふたの閉時には隠蔽される部分に配設したことを特
徴としている。
【0018】請求項10では、操作装置に各機能を操作
する操作信号をトイレ装置本体に送信する信号送信手段
と、前記信号送信手段の信号送信部近傍に送信信号の強
さを検知する信号強度検知手段とを備え、前記信号強度
検知手段で検知する送信信号の強さが所定値以下となっ
ている時は、信号出力が不足していることを操作装置の
表示手段に表示するように構成したことを特徴としてい
る。
【0019】請求項11では、操作装置の表示手段を有
機ELディスプレイとしたことを特徴としている。
【0020】請求項12では、操作装置に各機能の設定
状態を設定・変更する設定操作手段を備え、表示手段が
非表示時に設定操作手段が操作された場合、表示手段の
表示を開始するのみで、前記操作による操作処理を行わ
ないように構成した操作装置を備えることを特徴として
いる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例について、
図面に基づいて説明する。図1は本発明の実施例を設置
したトイレ内の構成を示す斜視図である。トイレ内には
天井にトイレ内照明装置5が設置され、便器部2、便座
部3a、便ふた部3bおよび機能収納部4よりなる本発
明のトイレ装置本体1、トイレ装置の操作装置6が設置
されている。トイレ装置本体1は、各種機能を備えてお
り、各機能の操作は操作装置6により、駆動・停止およ
び設定可能となっている。
【0022】図2は本発明の実施例のトイレ装置本体の
構成を示すブロック図である。トイレ装置本体1には、
洗浄ノズルを伸出させ人体局部に向けて温水を噴出させ
て洗浄を行う局部洗浄手段1w、洗浄で濡れた局部に向
けて温風を吹き出し、乾燥させる局部温風乾燥手段1
d、便座部3aを暖める暖房便座手段1e、便器部2の
便槽内に洗浄水を送水する便器洗浄手段1f、便座部3
aおよび便ふた部3bを回動させ、3つの開閉姿勢を切
り換える便座・便ふた開閉手段1g、トイレ内を温風で
暖める温風暖房手段1h、便器部2の便槽内から臭気を
吸引し、触媒を介して脱臭を行う脱臭手段1qを備えて
いる。前記各手段は、操作装置6から送信されてくる操
作信号を信号受信手段1rで受け取り、制御手段1cに
より受け取った送信信号に基づいて制御されている。ま
たトイレ装置本体1には、使用者を検知する人体検知手
段1a、トイレ内の光の強さを検知する光検知手段1
b、時間を計る計時手段1t、使用状況を学習して使用
時間または非使用時間を自ら推定し、非使用時間には温
水等の熱源への電力供給を抑制し、設定されている温度
よりも低い温度で待機させたり、計時手段1tを利用し
て設定された時間帯で温水等の熱源への電力供給を停止
させたりして節電をはかる節電手段1kも備えている。
さらにトイレ装置本体1には、操作装置6に向けて信号
を送信する信号送信手段1s、トイレ装置本体1の状態
を表示する表示手段1m、制御手段1cを介して直接的
に操作できる操作手段1nも備えている。人体検知手段
1aには、近接を検知する遠距離用の光電センサと着座
を検知する近距離用の光電センサを併設している。光検
知手段1bの検出部にはCdSセルを用いている。
【0023】図3は本発明の実施例の操作装置の構成を
示すブロック図である。操作装置6はトイレ装置本体1
とは独立した電源8により動作する。操作装置6には、
トイレ装置本体1の各機能の駆動・停止を操作する機能
操作手段7aと水勢やノズル位置といった設定状態を設
定・変更操作する設定操作手段7bからなる操作手段
7、時間を計時する計時手段10、各機能の設定状態を
表示する表示手段11、トイレ装置本体1から送信され
た信号を受信する信号受信手段23、操作手段7の操作
に基づいた信号をトイレ装置本体1に向けて送信する信
号送信手段13、前記の各手段を制御する制御手段9か
ら構成されている。
【0024】図4は図2のブロック図の構成をもつ第1
の実施例の操作装置の外観図である。第1の実施例で
は、機能操作手段7aにトイレ装置本体1の局部洗浄手
段1wや局部温風乾燥手段1dを操作する止スイッチや
おしりスイッチ等を設け、設定操作手段7bには局部洗
浄手段1wの設定の一部である水勢とノズル位置の強・
弱スイッチと前・後スイッチを設けている。表示手段1
1には前記の水勢とノズル位置の設定状態を表示するよ
うに構成している。また信号送信手段13と信号受信手
段23は上方に近接して配置され、フィルターを共通に
利用している。図示されていないが、制御手段9、電源
8、計時手段10は内部に収納されている。
【0025】次に第1の実施例の制御フローについて図
面に基づいて説明する。図5は本発明の請求項1の実施
例の操作装置のフローチャート図であり、(a)は非表
示中、(b)は表示中を示している。(a)の非表示中
に移行した際、まずステップS1で、トイレ装置本体1
から表示指示信号が送信され、この信号を信号受信手段
23で受信するまで、このステップS1にとどまり、表
示手段11の非表示状態を継続するようにしている。信
号を受信したなら、ステップS2へ移行し、表示手段1
1の表示を開始し、表示中に状態も移行するようにして
いる。(b)の表示中に移行した際は、前記と同様にス
テップS3で、トイレ装置本体1から非表示指示信号が
送信され、この信号を信号受信手段23で受信するま
で、このステップS3にとどまり、表示手段11の表示
状態を継続するようにしている。信号を受信したなら、
ステップS4へ移行し、表示手段11の表示を停止し、
非表示中に状態も移行するようにしている。このように
制御することで、トイレ装置本体1からの指示に従っ
て、操作装置6の表示手段11の表示・非表示を制御す
ることが可能である。
【0026】図6は本発明の請求項2の実施例のトイレ
装置本体のフローチャート図であり、通常運転中と節電
中との切換時に指示信号を送信する場合のフローチャー
トを示している。(a)は通常運転中、(b)は節電中
を示している。(a)の通常運転中に移行後、ステップ
S5で節電開始時間になるまで待ち続け、切り換える時
間となったら、ステップS6へ移行し、操作装置6に向
けて表示指示信号を送信し、節電中に状態も移行するよ
うにしている。(b)の節電中に移行した後も、前記と
同様にステップS7で、通常運転復帰時間になるまで待
ち続け、切り換える時間となったら、ステップS8へ移
行し、操作装置6に向けて非表示指示信号を送信し、通
常運転中に状態も移行するようにしている。各指示信号
の送信は、信号を確実に操作装置6に受信させるため、
連続または所定間隔をもって複数回送信されるようにし
ている。このように制御することで、トイレ装置本体1
の通常運転時間と節電時間の切換時と、操作装置6の表
示手段11の表示・非表示の切換時を連動させることが
でき、操作装置6の表示手段11を、通常運転時間中は
表示させ、節電時間中は非表示にしておくことができ
る。もちろん、節電時間帯でもトイレ装置本体1で使用
が検知されれば、トイレ装置本体1は通常運転中に一時
的に復帰するように構成しているので、切換となり、表
示指示信号が操作装置6に向けて送信されの表示手段1
1の表示も開始できる。同様に使用後は、トイレ装置本
体1が節電中に戻るため、再び切換となり、非表示指示
信号が操作装置6に向けて送信されの表示手段11の表
示も停止できる。
【0027】図7は本発明の請求項3の実施例のトイレ
装置本体のフローチャート図であり、使用者の有無の確
定により指示信号を送信する場合のフローチャートを示
している。(a)は非使用中、(b)は使用中を示して
いる。(a)の非使用中に移行後ステップS9で、人体
検知手段1aで使用者を検知し、使用者がいることを確
定するまで待ち続け、使用者がいることを確定したら、
ステップS10へ移行し、操作装置6に向けて表示指示
信号を送信し、使用中に状態も移行するようにしてい
る。(b)の使用中に移行した後も、前記と同様にステ
ップS11で、使用者がいなくなるまで待ち続け、使用
者がいないことを確定したら、ステップS12へ移行
し、操作装置6に向けて非表示指示信号を送信し、非使
用中に状態も移行するようにしている。このように制御
することで、トイレ装置本体1の使用者の有無に、操作
装置6の表示手段11の表示・非表示を連動させること
ができ、操作装置6の表示手段11を、使用者がいる時
には表示させ、使用者がいない時には非表示にしておく
ことができる。
【0028】図8は本発明の請求項4の実施例のトイレ
装置本体のフローチャート図であり、トイレ内の所定値
以上の光の強さの継続でトイレの使用開始を確定し、表
示指示信号を送信する場合のフローチャートを示してい
る。非表示中へ移行した際、まずステップS13で、光
検知手段1bで検知する光の強さが所定値L0以上を継
続する時間をカウントするタイマーN1をクリアし、ス
テップS14へ移行する。ステップS14では、光の強
さが所定値L0以上か判断し、所定値L0以上ならステ
ップS15へ移行し、所定値L0未満ならステップS1
3に戻るようにしている。ステップS15では、光の強
さが所定値L0以上である継続時間が所定時間T1以上
か判断し、タイマーN1が所定時間T1以上なら、ステ
ップS17へ移行し、表示指示信号を送信し、表示中に
状態も移行する。タイマーN1が所定時間T1未満な
ら、ステップS16に移行し、タイマーN1のカウント
を増やして、ステップS14に戻るようにしている。こ
の途中で光の強さが所定値L0未満となれば、さらにス
テップS13にまで戻るようにしている。所定値L0は
使用者がトイレ内で表示を確認できる程度の光の強さが
好ましく、照度で表現するなら10ルクス以上が好まし
い。また、所定時間T1は、トイレ内照明装置5の点灯
後に、使用者が表示を見るまでの時間以内であれば良
く、数秒程度にしている。
【0029】図9は本発明の請求項5の実施例のトイレ
装置本体のフローチャート図であり、トイレ内の所定値
に満たない光の強さの継続でトイレの使用終了を確定
し、非表示指示信号を送信する場合のフローチャートを
示している。表示中へ移行した際、まずステップS18
で、光検知手段1bで検知する光の強さが所定値L0未
満を継続する時間をカウントするタイマーN2をクリア
し、ステップS19へ移行する。ステップS19では、
光の強さが所定値L0未満か判断し、所定値L0未満な
らステップS20に移行し、所定値L0以上ならステッ
プS18に戻るようにしている。ステップS20では、
光の強さが所定値L0未満である継続時間が所定時間T
2以上か判断し、タイマーN2が所定時間T2以上な
ら、ステップS22へ移行し、非表示指示信号を送信
し、非表示中に状態も移行する。タイマーN2が所定時
間T2未満なら、ステップS21に移行し、タイマーN
2のカウントを増やして、ステップS19に戻るように
している。この途中で光の強さが所定値L0以上となれ
ば、さらにステップS18にまで戻るようにしている。
このように制御することで、トイレ内照明装置5を点灯
後、トイレ装置本体1に接近し、使用するといった使用
者の動きにより、光検知手段1bへ向かうトイレ内照明
装置5からの光が遮られ、光検知手段1bの検知する光
の強さが、一時的に所定値L0未満となっても、タイマ
ーN1、N2で継続時間を確認しているため、トイレの
使用終了を確定せず、非表示指示信号を送信しないた
め、操作装置6の表示手段11の状態を維持することが
でき、点滅現象を防止することができる。各々の継続時
間である所定時間T1、T2に、特に大小関係の規定は
必要なく、トイレ内の光環境状況に応じて設定するのが
望ましい。
【0030】図10は本発明の請求項6の実施例のトイ
レ装置本体のフローチャート図であり、表示指示信号を
送信させる所定値と非表示指示信号を送信させる所定値
が異なる場合のフローチャートを示している。(a)は
非表示中、(b)は表示中を示している。図8と比べ、
光の強さの所定値L0以上が、(a)の非表示中は所定
値L1以上、図9と比べ、所定値L0未満が(b)の表
示中は所定値L2以下になっている以外は、(a)は図
8と、(b)は図9と同じフローである。所定値L1は
前記の所定値L0と同程度であり、所定値L2はこれよ
り下回る値としている。このように制御することで、継
続時間だけでなく、表示指示信号を送信させる所定値L
1と非表示指示信号を送信させる所定値L2に差を設
け、所定値L2をより小さい値とすることで、トイレ装
置本体1から表示指示信号を送信し、操作装置6の表示
手段11を表示させた後は、使用者の影等で暗くなって
も表示を継続させることができ、安定した表示状態の維
持が可能で、より確実に点滅現象を防止することができ
る。図示はしていないが、所定値L0、L1、L2はト
イレ内の光環境状況に応じて調整が可能なように構成し
てある。
【0031】図11は本発明の請求項7の実施例のトイ
レ装置本体のフローチャート図であり、使用者の在室と
所定値以上の光の強さの継続とによるAND条件で、表
示指示信号を送信する場合のフローチャートを示してい
る。(a)は非表示中、(b)は表示中を示している。
(a)の非表示中へ移行した際、まずステップS33
で、光検知手段1bで検知する光の強さが所定値L1以
上を継続する時間をカウントするタイマーN1をクリア
し、ステップS34へ移行する。ステップS34では、
人体検知手段1aで使用者の有無を検知し、使用者がい
るかいないかを確定し、使用者がいるならステップS3
5に移行し、いないならステップ33に戻るようにして
いる。ステップS35では、光の強さが所定値L1以上
か判断し、所定値L1以上ならステップS36に移行
し、所定値L1未満ならステップS33に戻るようにし
ている。ステップS36では、光の強さが所定値L1以
上である継続時間が所定時間T1以上か判断し、タイマ
ーN1が所定時間T1以上なら、ステップS38へ移行
し、表示指示信号を送信し、表示中に状態も移行する。
タイマーN1が所定時間T1未満なら、ステップS37
に移行し、タイマーN1のカウントを増やして、ステッ
プS35に戻るようにしている。この途中で光の強さが
所定値L1未満となれば、さらにステップS33にまで
戻るようにしている。(b)の表示中へ移行した際、ま
ずステップS39で、光検知手段1bで検知する光の強
さが所定値L2以下を継続する時間をカウントするタイ
マーN2をクリアし、ステップS40へ移行する。ステ
ップS40では、人体検知手段1aで使用者の有無を検
知し、使用者がいるかいないかを確定し、使用者がいる
ならステップS41に移行し、いないならステップS4
4に移行し、非表示指示信号を送信し、非表示中に状態
も移行する。ステップS41では、光の強さが所定値L
2以下か判断し、所定値L2以下ならステップS42に
移行し、所定値L2を越えるならばステップS39に戻
るようにしている。ステップS42では、光の強さが所
定値L2以下である継続時間が所定時間T2以上か判断
し、タイマーN2が所定時間T2以上なら、ステップS
44へ移行し、非表示指示信号を送信し、非表示中に状
態も移行する。タイマーN2が所定時間T2未満なら、
ステップS43に移行し、タイマーN2のカウントを増
やして、ステップS41に戻るようにしている。この途
中で光の強さが所定値L2を越えれば、さらにステップ
S39にまで戻るようにしている。このように制御する
ことで、トイレ内照明装置5が点灯されたままや、窓の
あるトイレで日中明るくい場合で使用者がいない時や、
逆に夜間に使用者はいるが十分な光の強さがない時に
は、トイレ装置本体1から表示指示信号を送信させず、
操作装置6の表示手段11の表示を開始させないように
することができる。
【0032】図12は本発明の請求項8の実施例の操作
装置の構成を示すブロック図である。図3と比べ、ふた
の開閉を検知するふた開閉検知手段14を備え、また表
示手段も、ふたで隠蔽されない第1表示手段11aと、
ふたで隠蔽される第2表示手段11bを備えた構成とし
ている。
【0033】図13は図12のブロック図の構成をもつ
本発明の第2の実施例の操作装置を示す外観図である。
(a)はふたが閉じられた状態での斜視図で、(b)は
ふたが開けられた状態での正面図である。第2の実施例
では、図4の第1の実施例の操作装置に比べ、より多く
の機能の操作を可能に構成している。機能操作手段7a
には上部に便器洗浄手段1fを操作する大・小スイッチ
20も設けてある。大・小スイッチ20は、前面および
側面部に信号が透過できるような素材を使用し、信号送
信手段13と信号受信手段23のフィルター部も兼ねる
構造としている。設定操作手段7bには局部洗浄手段1
w、局部温風乾燥手段1d、暖房便座手段1eの各温度
設定、節電手段1k、脱臭手段1q等の設定スイッチも
設けている。また、第1表示手段11aと第2表示手段
11bは一体のもので構成し、液晶ディスプレイを用い
ている。第1表示手段11aには、第1の実施例の操作
装置6の表示手段11と同様に、水勢とノズル位置の設
定状態を表示するように構成している。第2表示手段1
1bには、温水等の温度設定や節電機能等の設定状態を
表示するように構成している。ふた開閉検知手段14は
ふた15で隠蔽される部分の上端部に配置し、ふた15
の上端部で閉時に押さえられるスイッチ機構で構成して
いる。
【0034】次に第2の実施例の操作装置の制御フロー
について図面に基づいて説明する。図14は本発明の請
求項8の実施例の操作装置のフローチャート図であり、
表示指示信号の受信と、ふたの開状態検知のAND条件
で、ふたによる隠蔽部の表示を開始するようにした場合
のフローチャートを示している。(a)は非表示中、
(b)はふた15開状態の第1表示手段11aの表示中
1、(c)はふた15閉状態の第1表示手段11aの表
示中2を示している。(a)の非表示中へ移行した際
は、まずステップS45で、トイレ装置本体1から表示
指示信号が送信され、この信号を信号受信手段23で受
信するまで、このステップS45にとどまるようにして
いる。信号を受信したなら、ステップS46へ移行し、
ふた15の開閉をふた開閉検知手段14の検知信号で判
断し、ふた15が開ならばステップS47に移行し、第
1表示手段11aと第2表示手段11bの表示をともに
開始し、全表示開始とし、ふた15開状態の第1表示手
段11aの表示中である表示中1に状態も移行する。ふ
た15が閉ならばステップS48に移行し、第1表示手
段11aのみ表示を開始し、ふた15閉状態の第1表示
手段11aの表示中である表示中2に状態も移行するよ
うにしている。(b)の表示中1へ移行した際は、まず
ステップS49で、ふた15の開閉をふた開閉検知手段
14の検知信号で判断し、開ならステップS51に移行
し、閉ならばステップS50に移行し、第2表示手段1
1bの表示を停止し、ふた15閉状態の第1表示手段1
1aの表示中である表示中2に状態も移行する。ステッ
プS51では、トイレ装置本体1から非表示指示信号が
送信され、この信号を信号受信手段23で受信したかを
確認し、受信していないならステップS49に戻るよう
にしている。受信したならステップS52に移行し、第
1表示手段11aと第2表示手段11bの表示をともに
停止し、全表示停止とし、非表示中に状態も移行するよ
うにしている。(c)の表示中2へ移行した際は、まず
ステップS53で、ふた15の開閉をふた開閉検知手段
14の検知信号で判断し、ふた15が閉ならばステップ
S55に移行し、ふた15が開ならばステップS54に
移行し、第2表示手段11bの表示を開始し、ふた15
開状態の第1表示手段11aの表示中である表示中1に
状態も移行する。ステップS55以降は(b)と同様に
している。このように制御することで、ふた15が開け
られたままの状態で放置されても、トイレ装置本体1か
らの表示指示がない時には、表示させないようにするこ
とができ、また表示指示信号を受信していても、ふた1
5が閉じて隠蔽されている部分を表示させないようにす
ることもできる。
【0035】図15は本発明の請求項9の実施例の操作
装置の構成を示すブロック図である。図12と比べ、ふ
た開閉検知手段14を光検知手段17に置き換えた構成
である。
【0036】図16は本発明の請求項10の実施例の操
作装置の構成を示すブロック図である。図12と比べ、
信号強度検知手段18も備えた構造となっている。
【0037】図17は図16のブロック図の構成をもつ
本発明の第3の実施例の操作装置を示す外観図である。
(a)はふたが閉じられた状態での斜視図で、(b)は
ふたが開けられた状態での正面図である。また図18は
本発明の第3の実施例の操作装置の構造を示す部分断面
図であり、信号送信手段13部分の構造を示している。
第3の実施例の操作装置では、第2の実施例の操作装置
に比べ、さらに多くの機能の操作を可能に構成してい
る。機能操作手段7aには、上部に便座・便ふた開閉手
段1gを操作する便座・便ふた開閉スイッチ22も設け
てある。第2の実施例の操作装置の大・小スイッチ20
と同様に、前面および側面部に信号が透過できるような
素材を使用し、信号送信手段13と信号受信手段23の
フィルター部22も兼ねる構造としている。また、第2
の実施例の操作装置のふた開閉検知手段14として光検
知手段17を、ふた21の隠蔽部に設けている。光検知
手段17の検知部にはフォトダイオードが用いられてい
る。このような構成としているので、ふた21の開閉に
連動するスイッチ機構を設けていない。さらに、便座・
便ふた開閉スイッチ22の内部には、信号送信手段13
の信号送信部13aと信号受信手段23の信号受信部2
3aが配置され、信号送信部13aの近傍には信号強度
検知手段18の信号強度検知部18aが配置されてい
る。信号送信部13aには赤外線発光ダイオードを使用
し、信号強度検知部18aには赤外線領域に対応したフ
ォトダイオードを用いている。また、信号受信部23a
にも赤外線を受光できるフォトICを用いている。この
ように構成することで、送信信号の強度を確実に検知す
ることができ、電源8の電力が低下していることを、短
い表示時間で使用者に確実に知らせることができる。
【0038】図19は本発明の第3の実施例で請求項1
0の表示の1例を示す部分拡大図であり、前記信号強度
検知手段18で信号出力が不足していることを検知した
場合の表示状態の1例を示している。
【0039】図20は本発明の請求項10の実施例の操
作装置のフローチャート図である。ステップS57で
は、信号強度検知手段18で検知した信号強度が所定値
P0未満となったか判断し、所定値P0未満の場合はス
テップS58の出力不足警告処理を行うようにしてい
る。出力不足警告処理としては、信号出力が不足してい
ることを知らせる信号出力不足警告表示を表示中に所定
時間継続して、連続または点滅表示させるようにしてい
る。もちろん前記のような専用の表示を設けず、表示全
体を点滅にて表示させる方法もある。第3の実施例の操
作装置においても、第1表示手段と第2表示手段は一体
としており、表示をより見やすくするため、有機ELデ
ィスプレイを用いている。有機ELディスプレイは自発
光であり、バックライトを用いることなく、暗い場合で
もまた逆に光が強過ぎる場合でも見やすく、電力消費も
少ないという特徴を持っている。
【0040】図21は本発明の請求項12の実施例の操
作装置のフローチャート図であり、非表示中に設定操作
手段7bが操作された場合のフローチャートを示してい
る。(a)は非表示中、(b)はふた15開状態の第1
表示手段11aの表示中1、(c)はふた15閉状態の
第1表示手段11aの表示中2を示している。(a)の
非表示中へ移行した際は、まずステップS60で、設定
操作手段7bが操作されたかを判断し、操作されたなら
ばステップS63に移行し、ふた21閉状態の第1表示
手段11aの表示中である表示中2に状態も移行する。
操作されていないならステップS61に移行する。ステ
ップS61では、トイレ装置本体1からの表示指示信号
を受けているかを確認し、受けたならステップS62に
移行し、受けていないならステップS60に戻るように
している。ステップS62では、ふた21の開閉をふた
開閉検知手段14の検知信号で判断し、ふた21が開な
らばステップS64に移行し、第1表示手段11aと第
2表示手段11bの表示をともに開始し、全表示開始と
し、ふた21開状態の第1表示手段11aの表示中であ
る表示中1に状態も移行する。ふた21が閉ならばステ
ップS63に移行し、第1表示手段11aのみ表示を開
始し、ふた21閉状態の第1表示手段11aの表示中で
ある表示中2に状態も移行するようにしている。(b)
の表示中1へ移行した際は、まずステップS65で、オ
フディレイ時間をカウントするタイマーN3をクリア
し、ステップS66へ移行する。ステップS66では、
ふた21の開閉をふた開閉検知手段14の検知信号で判
断し、ふた21が開ならステップS68に移行し、ふた
21が閉ならばステップS67に移行し、第2表示手段
11bの表示を停止し、ふた21閉状態の第1表示手段
11aの表示中である表示中2に状態も移行する。ステ
ップS68では、トイレ装置本体1からの表示指示信号
を受けて表示許可中となっているかを確認し、まだ表示
許可中となっていないならステップS69に移行し、表
示許可中となっているならステップS65に戻るように
している。ステップS69では、設定操作手段7bが操
作されたか判断し、操作されたなら、ステップS70に
移行し、操作処理を行いステップ65に戻るようにして
いる。操作されていなければ、ステップS71に移行す
る。ステップS71では、オフディレイ時間をカウント
するタイマーN3が所定時間T3以上か判断し、所定時
間T3以上なら、ステップS73に移行し、第1表示手
段11aと第2表示手段11bの表示をともに停止して
全表示停止とし、非表示中に状態も移行する。所定時間
T2未満なら、ステップS72に移行し、タイマーN3
のカウントを増やし、ステップS68に戻るようにして
いる。この途中でトイレ装置本体1からの表示指示信号
を受けて表示許可中となったり、操作されステップS7
0に移行して操作処理されれば、さらにステップS65
にまで戻るようにしている。(c)の表示中2へ移行し
た際は、まずステップS74で、オフディレイ時間をカ
ウントするタイマーN3をクリアし、ステップS75へ
移行する。ステップS75では、ふた21の開閉をふた
開閉検知手段14の検知信号で判断し、開ならステップ
S93に移行し、第2表示手段11bの表示を開始し、
ふた21開状態の第1表示手段11aの表示中である表
示中1に状態も移行する。ステップS77以降は(b)
と同様にしている。このように制御することで、操作装
置6の表示手段11が非表示中に、設定操作手段11b
を操作されても、設定を確認することができ、かつ不用
意に設定変更をすることがないようにすることができ
る。またすぐに表示が消えないようにタイマーを設けて
いるので、より確認しやすくしている。操作をされた後
タイマー時間内に操作しなければ、表示を停止させるこ
とができる。さらに第3の実施例の操作装置6では、表
示手段11に有機ELディスプレイを使用しているの
で、夜間にトイレ内照明装置5を点灯させずに使用して
いるときなどにも、自発光のため暗い中でも容易に確認
することができる。
【0041】なお、本発明の人体検知手段1aでは近接
を検知するものと着座を検知するものをともに光電セン
サで構成しているが、近接を検知するものでは、他に焦
電センサ・マイクロ波センサ等があり、着座を検知する
ものとしては、荷重を検知する感圧型や機械的なスイッ
チ・静電容量式センサ・焦電センサ・マイクロ波センサ
等がある。またマイクロ波センサ等を用いれば2つを兼
用することもでき、特に限定する必要はない。
【0042】また光検知手段1bの検出部にはCdSセ
ルを利用しているが、フォトダイオード、フォトトラン
ジスタ、フォトIC等でも良い。太陽電池を利用すれ
ば、待機時の電力消費をなくすこともできる。これは操
作装置6のふた開閉検知手段14を光検知手段14とし
た場合も同様である。
【0043】また操作装置6の電源8としては乾電池を
用いることが多いが、必ずしも1次電池である必要はな
く、充電可能な2次電池を用いても良い。また第3の実
施例では、信号送信手段13に赤外線を利用していた
が、これに限る必要はなく、マイクロ波等を利用しても
良い。また信号強度検知部18aにフォトダイオードを
使用して、信号強度を検知するようにしているが、フォ
トトランジスタ、CdSセル等でも良い。またフォトI
Cを利用すれば、増幅部を不要とすることができる。さ
らに直接光量で信号強度を検知するようにしているが、
電流センサ等で信号送信部13aに流れる電流を検知す
る方法もある。同様に信号受信部23aもフォトICに
限定する必要はなく、トイレ装置本体1から送信される
信号に応じて種々選択すれば良い。
【0044】また操作装置6がトイレ装置本体1から各
指示信号を受信した際には、返信するように構成すれ
ば、操作装置6からの返信がなければ、各指示信号を再
送することができ、より確実に制御が可能となる。
【0045】
【発明の効果】本発明は上記構成により次の効果を発揮
する。請求項1では、トイレ装置本体と操作装置とは互
いに送受信可能に構成する共に、トイレ装置本体から送
信される指示信号により、操作装置の表示手段の表示・
非表示を制御するように構成したので、トイレ装置を使
用している場合にのみ、操作装置に設定状態を表示さ
せ、不要な非使用時には表示をさせず、待機時等の無駄
な電力消費を抑え、省エネをはかることができる。
【0046】請求項2では、トイレ装置本体の節電手段
を利用し、使用時間帯と節電時間帯の切換時に、トイレ
装置本体から操作装置に指示信号を送信し、操作装置の
表示手段の表示・非表示を制御するように構成したの
で、トイレ装置本体の節電制御に同調させて表示・非表
示を切り換え、不要な節電時間帯には表示をさせず、待
機時等の無駄な電力消費を抑え、省エネをはかることが
できる。
【0047】請求項3では、人体検知手段の検知信号に
より使用者の有無を確定し、トイレ装置本体から操作装
置に指示信号を送信し、操作装置の表示手段の表示・非
表示を制御するように構成したので、使用者の有無を検
知し、表示・非表示を切り換え、トイレ内に使用者がい
る時のみ表示させることができ、待機時等の無駄な電力
消費を抑え、省エネをはかることができる。
【0048】請求項4では、トイレ内に所定値以上の光
の強さの検知が所定時間継続することにより、トイレの
使用開始を確定し、トイレ装置本体から表示指示信号を
送信し、操作装置の表示手段の表示を開始するように構
成したので、トイレ内が照明等の光で、確認できる程度
に安定して明るい場合にのみ、設定状態を表示すること
ができ、逆にそれ以外では表示をせず、待機時等の無駄
な電力消費を抑え、省エネをはかることができる。
【0049】請求項5では、トイレ装置本体から表示指
示信号が送信され、操作装置の表示手段の表示を開始さ
せた後、光検知手段が検知する光の強さが、前記所定値
より下回る時間が所定時間継続することにより、トイレ
の使用終了を確定し、トイレ装置本体から非表示指示信
号が送信され、操作装置の表示手段の表示を停止させる
よう構成したので、操作装置の表示開始後に使用者の動
き等で光が遮られたりして、一時的に検知する光の強さ
が弱くなっても、時間的なマージンを持つため、表示を
継続することができ、表示の点滅を防止することができ
る。
【0050】請求項6では、光検知手段の光の強さの検
知に対して、トイレの使用開始を確定し、トイレ装置本
体から表示指示信号を送信させる第1の所定値と、トイ
レの使用終了を確定し、トイレ装置本体から非表示指示
信号を送信させる第2の所定値とを設け、第1の所定値
より第2の所定値を小さい値としたので、請求項5と同
様に、操作装置の表示手段の表示開始後に、使用者の動
き等で光が遮られたりして、一時的に検知する光の強さ
が弱くなっても、ヒステリシスを持たせることで、表示
を継続させることができ、表示の点滅を防止することが
できる。
【0051】請求項7では、人体検知手段の検知信号に
よる使用者の在室検知と、光検知手段の所定値以上の光
の強さの継続検知とによるAND条件で、トイレ装置本
体から操作装置に表示指示信号を送信し、操作装置の表
示手段の表示を開始させるよう構成したので、トイレ内
の光が強くて明るく、使用者がいる時のみ表示させるこ
とができ、それ以外では表示させないようにすることが
でき、待機時等の無駄な電力消費を抑え、省エネをはか
ることができる。
【0052】請求項8では、操作装置に、表示手段の少
なくとも一部を視覚的に隠蔽するふたと、ふたの開閉を
検知するふた開閉検知手段を備え、トイレ装置本体から
の表示指示信号の受信とふた開閉検知手段のふた開状態
の検知信号とのAND条件で、表示手段のふたにより隠
蔽される部分の表示を開始するように構成したので、隠
蔽時には表示させず、またふたが開いていても、非使用
時には表示させないようにすることができ、待機時等の
無駄な電力消費を抑え、省エネをはかることができる。
【0053】請求項9では、操作装置のふた開閉検知手
段として、光の強さを検知する光検知手段を備え、ふた
の閉時には隠蔽される隠蔽部に配設したので、確実にふ
たの開閉検知ができ、かつふたの開閉連動させる機構を
設ける必要がなくなり、構造を容易にすることができ
る。
【0054】請求項10では、送信信号の強さを検知す
る信号強度検知手段とを備え、送信信号の強さが所定値
以下となっている時は、信号出力が不足していることを
表示するように構成したので、表示が使用時のみの限定
されていて、短い表示時間でも確実に電力が下がってい
ることを使用者に知らせることができる。
【0055】請求項11では、操作装置の表示手段を有
機ELディスプレイとしたので、自発光により見やすく
なり、バックライトを設ける場合よりも電力消費を抑え
ることができる。
【0056】請求項12では、非表示時に操作装置の設
定操作手段が操作された場合、表示手段の表示を開始す
るのみで、操作による操作処理を行わないように構成し
たので、トイレ内の照明を点灯させずに使用しても、設
定の確認をすることができ、また不用意に設定状態を変
更してしまうのを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を設置したトイレ内の構成を示
す斜視図である。
【図2】本発明の実施例のトイレ装置本体の構成を示す
ブロック図である。
【図3】本発明の実施例の操作装置の構成を示すブロッ
ク図である。
【図4】本発明の第1の実施例の操作装置を示す外観図
である。
【図5】本発明の請求項1の実施例の操作装置のフロー
チャート図である。(a)は非表示中、(b)は表示中
を示す。
【図6】本発明の請求項2の実施例のトイレ装置本体の
フローチャート図である。(a)は通常運転中、(b)
は節電中を示す。
【図7】本発明の請求項3の実施例のトイレ装置本体の
フローチャート図である。(a)は非使用中、(b)は
使用中を示す。
【図8】本発明の請求項4の実施例のトイレ装置本体の
フローチャート図である。
【図9】本発明の請求項5の実施例のトイレ装置本体の
フローチャート図である。
【図10】本発明の請求項6の実施例のトイレ装置本体
のフローチャート図である。(a)は非表示中、(b)
は表示中を示す。
【図11】本発明の請求項7の実施例のトイレ装置本体
のフローチャート図である。(a)は非表示中、(b)
は表示中を示す。
【図12】本発明の請求項8の実施例の操作装置の構成
を示すブロック図である。
【図13】本発明の第2の実施例の操作装置を示す外観
図である。(a)はふた閉時の斜視図、(b)はふた開
時の正面視である。
【図14】本発明の請求項8の実施例の操作装置のフロ
ーチャート図である。(a)は非表示中、(b)はふた
開・表示中、(c)はふた閉・表示中を示す。
【図15】本発明の請求項9の実施例の操作装置の構成
を示すブロック図である。
【図16】本発明の請求項10の実施例の操作装置の構
成を示すブロック図である。
【図17】本発明の第3の実施例の操作装置を示す外観
図である。(a)はふた閉時の斜視図、(b)はふた開
時の正面視である。
【図18】本発明の第3の実施例の操作装置の構造を示
す部分断面図である。
【図19】本発明の第3の実施例の操作装置で請求項1
0の表示の1例を示す部分拡大図である。
【図20】本発明の請求項10の実施例の操作装置のフ
ローチャート図である。
【図21】本発明の請求項12の実施例の操作装置のフ
ローチャート図である。(a)は非表示中、(b)はふ
た開・表示中、(c)はふた閉・表示中を示す。
【符号の説明】
1 トイレ装置本体 1a 人体検知手段 1
b 光検知手段 1c 制御手段 1e 暖房便座手段 1d
局部温風乾燥手段 1f 便器洗浄手段 1g 便座・便ふた開閉手段 1h 温風暖房手段 1k 節電手段 1m
表示手段 1n 操作手段 1p 電源 1q 脱臭手段 1r 信号受信手段 1s 信号送信手段 1
t 計時手段 1w 局部洗浄手段 2 便器部 3a 便座
部 3b 便ふた部 4 機能収納部 5 トイレ
内照明装置 6 操作装置 7 操作手段 7a機能操作手
段 7b 設定操作手段 8 電源 9 制御手段 10 計時手段 11 表示手段 11a 第
1表示手段 11b 第2表示手段 11c 信号出力不足警告
表示 13 信号送信手段 13a 信号送信部 14 ふた開閉検知手段 15、21 ふた 17 第2光検知手段 18 信号強度検知手段 18a 信号強度検知部 20 大・小スイッチ 22 便座・便ふた開閉スイッチ 22a フィル
ター部 23 信号受信手段 23a 信号受信部 S1〜S82 ステップ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 藤本 英史 福岡県北九州市小倉北区中島2丁目1番1 号 東陶機器株式会社内 (72)発明者 豊田 弘一 福岡県北九州市小倉北区中島2丁目1番1 号 東陶機器株式会社内 Fターム(参考) 2D037 AB00 AD00 2D038 BB18 GA01 JB01 JC03 JC11 JC15 JF03 JH06 JH21 KA00 KA01 ZA05

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 具備する少なくとも1つの機能を設定し
    操作する操作装置を備えたトイレ装置において、操作装
    置は、トイレ装置本体とは分離され、独立の電源と、ト
    イレ装置の設定状態を表示する表示手段とを備え、トイ
    レ装置本体と操作装置とは互いに送受信可能に構成する
    共に、トイレ装置本体から送信される指示信号により、
    操作装置の表示手段の表示・非表示を制御するように構
    成したことを特徴とするトイレ装置。
  2. 【請求項2】 トイレ装置には非使用時間である待機時
    の電力消費を抑える少なくとも1つの節電手段を備え、
    非使用時間帯である節電時間帯と使用時間帯とを区別し
    て各機能の制御を行うよう構成し、使用時間帯と節電時
    間帯の切換時に、トイレ装置本体から操作装置に指示信
    号を送信し、操作装置の表示手段の表示・非表示を制御
    するように構成したことを特徴とする請求項1に記載の
    トイレ装置。
  3. 【請求項3】 トイレ内の使用者を検知する人体検知手
    段をトイレ装置本体に設け、人体検知手段の検知信号に
    より使用者の有無を確定し、トイレ装置本体から操作装
    置に指示信号を送信し、操作装置の表示手段の表示・非
    表示を制御するように構成したことを特徴とする請求項
    1または2に記載のトイレ装置。
  4. 【請求項4】 トイレ内の光の強さを検知する光検知手
    段をトイレ装置本体に設け、光検知手段の所定値以上の
    光の強さの検知が所定時間継続することにより、トイレ
    の使用開始を確定し、トイレ装置本体から操作装置に表
    示指示信号を送信し、操作装置の表示手段の表示を開始
    させるよう構成したことを特徴とする請求項1から3何
    れかに記載のトイレ装置。
  5. 【請求項5】 トイレ装置本体から表示指示信号が送信
    され、操作装置の表示手段の表示を開始させた後、光検
    知手段が検知する光の強さが、前記所定値より下回る時
    間が所定時間継続することにより、トイレの使用終了を
    確定し、トイレ装置本体から非表示指示信号が送信さ
    れ、操作装置の表示手段の表示を停止させるよう構成し
    たことを特徴とする請求項4に記載のトイレ装置。
  6. 【請求項6】 光検知手段の光の強さの検知に対して、
    トイレの使用開始を確定し、トイレ装置本体から表示指
    示信号を送信させる第1の所定値と、トイレの使用終了
    を確定し、トイレ装置本体から非表示指示信号を送信さ
    せる第2の所定値とを設け、第1の所定値より第2の所
    定値を小さい値としたことを特徴とする請求項4及び5
    に記載のトイレ装置。
  7. 【請求項7】 トイレ内の使用者を検知する人体検知手
    段と、トイレ内の光の強さを検知する光検知手段とをト
    イレ装置本体に備え、人体検知手段の検知信号による使
    用者の在室検知と、光検知手段の所定値以上の光の強さ
    の継続検知とによるAND条件で、トイレ装置本体から
    操作装置に表示指示信号を送信し、操作装置の表示手段
    の表示を開始させるよう構成したことを特徴とする請求
    項1から3何れかに記載のトイレ装置。
  8. 【請求項8】 操作装置に、表示手段の少なくとも一部
    を視覚的に隠蔽するふたと、ふたの開閉を検知するふた
    開閉検知手段とを備え、トイレ装置本体からの表示指示
    信号の受信とふた開閉検知手段のふた開状態の検知信号
    とのAND条件で、表示手段のふたにより隠蔽される部
    分の表示を開始するように構成したことを特徴とする請
    求項1から7何れかに記載のトイレ装置。
  9. 【請求項9】 操作装置のふた開閉検知手段をトイレ内
    の光の強さを検知する光検知手段で構成し、ふたの閉時
    には隠蔽される部分に配設したことを特徴とする請求項
    8に記載のトイレ装置。
  10. 【請求項10】 操作装置に各機能を操作する操作信号
    をトイレ装置本体に送信する信号送信手段と、前記信号
    送信手段の信号送信部近傍に送信信号の強さを検知する
    信号強度検知手段とを備え、前記信号強度検知手段で検
    知する送信信号の強さが所定値以下となっている時は、
    信号出力が不足していることを操作装置の表示手段に表
    示するように構成したことを特徴とする請求項1から9
    何れかに記載のトイレ装置。
  11. 【請求項11】 操作装置の表示手段を有機ELディス
    プレイとしたことを特徴とする請求項1から10何れか
    に記載のトイレ装置。
  12. 【請求項12】 操作装置に各機能の設定状態を設定・
    変更する設定操作手段を備え、表示手段が非表示時に設
    定操作手段が操作された場合、表示手段の表示を開始す
    るのみで、前記操作による操作処理を行わないように構
    成した操作装置を備えることを特徴とする請求項1〜1
    1何れかに記載のトイレ装置。
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