JP2002294776A - 給水器具とその設置方法および流し台 - Google Patents
給水器具とその設置方法および流し台Info
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- JP2002294776A JP2002294776A JP2001092004A JP2001092004A JP2002294776A JP 2002294776 A JP2002294776 A JP 2002294776A JP 2001092004 A JP2001092004 A JP 2001092004A JP 2001092004 A JP2001092004 A JP 2001092004A JP 2002294776 A JP2002294776 A JP 2002294776A
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- Domestic Plumbing Installations (AREA)
- Sink And Installation For Waste Water (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 流し台に水廻り機器を設置して給水する際
に、取付けが容易で誰にでも簡単に施工できようにす
る。 【解決手段】 流し台1の天板2にあらかじめ貫通部材
6と蓋部材11を備えておき、水廻り機器を設置する際
には、蓋部材11を外して貫通部材6を利用して給水器
具Aを立設する。給水器具Aに送水する給水接続部42
を流し台1の収納室38内に備えておく。
に、取付けが容易で誰にでも簡単に施工できようにす
る。 【解決手段】 流し台1の天板2にあらかじめ貫通部材
6と蓋部材11を備えておき、水廻り機器を設置する際
には、蓋部材11を外して貫通部材6を利用して給水器
具Aを立設する。給水器具Aに送水する給水接続部42
を流し台1の収納室38内に備えておく。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、台所の流し台など
に水廻り機器を設置する際に、水廻り機器と接続して機
器に給水を行うのに好適な給水器具とその設置方法およ
び水廻り機器を設置するのに好適な流し台に関する。
に水廻り機器を設置する際に、水廻り機器と接続して機
器に給水を行うのに好適な給水器具とその設置方法およ
び水廻り機器を設置するのに好適な流し台に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、流し台やその周辺に水廻り機器を
設置して使用する場合、水廻り機器に給水するために
は、流し台のシンクで湯水を使用するために天板上や壁
に設置された蛇口水栓を利用して、蛇口水栓に分岐部材
を組み込んで、蛇口水栓に通じた水または湯を分岐部材
を経由して取出すものがあった。分岐部材と水廻り機器
とを可撓性のホースなどで接続して、水廻り機器に給水
するもので、蛇口水栓と水廻り機器との距離が近けれ
ば、接続のホースを丸めておくことができ、蛇口水栓と
水廻り機器との距離が遠ければ、ホースを継ぎ足して接
続することができ、蛇口水栓と水廻り機器との位置関係
にかかわらず接続可能なものであった。
設置して使用する場合、水廻り機器に給水するために
は、流し台のシンクで湯水を使用するために天板上や壁
に設置された蛇口水栓を利用して、蛇口水栓に分岐部材
を組み込んで、蛇口水栓に通じた水または湯を分岐部材
を経由して取出すものがあった。分岐部材と水廻り機器
とを可撓性のホースなどで接続して、水廻り機器に給水
するもので、蛇口水栓と水廻り機器との距離が近けれ
ば、接続のホースを丸めておくことができ、蛇口水栓と
水廻り機器との距離が遠ければ、ホースを継ぎ足して接
続することができ、蛇口水栓と水廻り機器との位置関係
にかかわらず接続可能なものであった。
【0003】また、一方では、流し台の天板または作業
台に貫通孔をあけて立設する分岐水栓であって、流し台
の収納室の内部に備える給水配管または給湯配管と連結
し、水廻り機器と接続して給水するものがあり、その一
例が、特許第3129707号に提案されている。これ
は流し台の天板や作業台にあける貫通孔を小径とするこ
とにより、穿孔作業と取付作業を容易にするものであっ
た。分岐水栓の設置場所は使用者の好みに応じて選ぶこ
とができるものであった。
台に貫通孔をあけて立設する分岐水栓であって、流し台
の収納室の内部に備える給水配管または給湯配管と連結
し、水廻り機器と接続して給水するものがあり、その一
例が、特許第3129707号に提案されている。これ
は流し台の天板や作業台にあける貫通孔を小径とするこ
とにより、穿孔作業と取付作業を容易にするものであっ
た。分岐水栓の設置場所は使用者の好みに応じて選ぶこ
とができるものであった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】通常蛇口水栓はシンク
近くに付設されており、流し台の蛇口水栓に組込んだ分
岐部材と水廻り機器を接続するホースは、シンクの近く
を取り回すため、シンクでの調理作業や洗浄作業で飛び
跳ねた水分や油分や汚物がホースに付着して、さらには
ホース表面にカビが繁殖するなどして、見た目も悪く、
衛生性を損なうものであった。また、シンク周辺の天板
などにホースが接する場合には、汚れが溜まりやすく、
ホースを持ち上げて清掃しなくてはならなかった。ま
た、蛇口水栓には様々な形状と構造をするものがあり、
蛇口水栓の形状や構造に対応して多数の分岐部材の品揃
えが必要となる。この多数の分岐部材の品揃えの中から
対応する分岐部材を選ぶためには、蛇口水栓の型式から
形状と内部構造を特定する作業がわずらわしく、時には
選定の間違いが生じて、設置するために準備した分岐部
材が蛇口水栓に取付かないこともあった。分岐部材を組
込む際には、蛇口水栓を一旦分解して、分岐部材を組込
んでから、組み立て直すことになるため、蛇口水栓の使
用感が変化したり、蛇口水栓本来の性能が変化してしま
う場合もあった。さらに、蛇口水栓に分岐部材を組込む
ことで蛇口水栓の形状が変化し、例えば蛇口水栓のハン
ドル位置が高くなったりするなどして、使用者が蛇口水
栓の使う際に違和感を感じることがあった。
近くに付設されており、流し台の蛇口水栓に組込んだ分
岐部材と水廻り機器を接続するホースは、シンクの近く
を取り回すため、シンクでの調理作業や洗浄作業で飛び
跳ねた水分や油分や汚物がホースに付着して、さらには
ホース表面にカビが繁殖するなどして、見た目も悪く、
衛生性を損なうものであった。また、シンク周辺の天板
などにホースが接する場合には、汚れが溜まりやすく、
ホースを持ち上げて清掃しなくてはならなかった。ま
た、蛇口水栓には様々な形状と構造をするものがあり、
蛇口水栓の形状や構造に対応して多数の分岐部材の品揃
えが必要となる。この多数の分岐部材の品揃えの中から
対応する分岐部材を選ぶためには、蛇口水栓の型式から
形状と内部構造を特定する作業がわずらわしく、時には
選定の間違いが生じて、設置するために準備した分岐部
材が蛇口水栓に取付かないこともあった。分岐部材を組
込む際には、蛇口水栓を一旦分解して、分岐部材を組込
んでから、組み立て直すことになるため、蛇口水栓の使
用感が変化したり、蛇口水栓本来の性能が変化してしま
う場合もあった。さらに、蛇口水栓に分岐部材を組込む
ことで蛇口水栓の形状が変化し、例えば蛇口水栓のハン
ドル位置が高くなったりするなどして、使用者が蛇口水
栓の使う際に違和感を感じることがあった。
【0005】一方、流し台の天板または作業台に分岐水
栓を立設する場合には、天板または作業台への穿孔作業
のために、電動ドリルや穿孔用のドリル刃やホールソー
などの工具を要したり、天板や作業台の材料によっては
欠けたりひび割れたりしやすいものがあり穿孔作業中に
細心の注意を要する場合があり、誰にでもできるもので
はなかった。また分岐水栓を立設するために、分岐水栓
と固定ナットで天板を挟むようにして、天板の裏側から
固定ナットで締付て固定している。種々の水廻り機器の
設置に対応しようとして、設置する水廻り機器に応じて
分岐水栓の向きを変える場合には、一旦締付けた固定ナ
ットを天板の裏側からゆるめる必要があり、作業は困難
なものであった。また水廻り機器を撤去した場合には、
使用用途のない分岐水栓をも撤去しようとすると、天板
に貫通孔が残ってしまう問題があった。さらには分岐水
栓を開閉するためのハンドルは、分岐水栓と水廻り機器
とを接続するホースを分岐水栓に接続する接続部に備え
ており、水廻り機器の陰に分岐水栓が隠れるように近く
に設置した場合に水廻り機器と分岐水栓を近づけて設置
すると、分岐水栓のハンドル部は接続したホースや水廻
り機器で囲まれて、操作しにくくなる場合があった。
栓を立設する場合には、天板または作業台への穿孔作業
のために、電動ドリルや穿孔用のドリル刃やホールソー
などの工具を要したり、天板や作業台の材料によっては
欠けたりひび割れたりしやすいものがあり穿孔作業中に
細心の注意を要する場合があり、誰にでもできるもので
はなかった。また分岐水栓を立設するために、分岐水栓
と固定ナットで天板を挟むようにして、天板の裏側から
固定ナットで締付て固定している。種々の水廻り機器の
設置に対応しようとして、設置する水廻り機器に応じて
分岐水栓の向きを変える場合には、一旦締付けた固定ナ
ットを天板の裏側からゆるめる必要があり、作業は困難
なものであった。また水廻り機器を撤去した場合には、
使用用途のない分岐水栓をも撤去しようとすると、天板
に貫通孔が残ってしまう問題があった。さらには分岐水
栓を開閉するためのハンドルは、分岐水栓と水廻り機器
とを接続するホースを分岐水栓に接続する接続部に備え
ており、水廻り機器の陰に分岐水栓が隠れるように近く
に設置した場合に水廻り機器と分岐水栓を近づけて設置
すると、分岐水栓のハンドル部は接続したホースや水廻
り機器で囲まれて、操作しにくくなる場合があった。
【0006】本発明は上記の課題を解決するためになさ
れたもので、台所の流し台などに水廻り機器を設置して
給水する際に、流し台の蛇口水栓の品質や使い勝手を変
化させることがなく、取付けが容易で誰にでも簡単に施
工できる給水器具であって、水廻り機器と接続しても使
い勝手がよく、設置の美観を損ねることがなく、水廻り
機器を設置しないときにも違和感のない、水廻り機器と
接続して機器に給水を行うのに好適な給水器具とその設
置方法および水廻り機器を設置するのに好適な流し台を
提供することを目的とする。
れたもので、台所の流し台などに水廻り機器を設置して
給水する際に、流し台の蛇口水栓の品質や使い勝手を変
化させることがなく、取付けが容易で誰にでも簡単に施
工できる給水器具であって、水廻り機器と接続しても使
い勝手がよく、設置の美観を損ねることがなく、水廻り
機器を設置しないときにも違和感のない、水廻り機器と
接続して機器に給水を行うのに好適な給水器具とその設
置方法および水廻り機器を設置するのに好適な流し台を
提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段及び作用・効果】上記目的
を達成するために本発明においては、流し台の天板など
の面材に貫通して固定する貫通部材に、面材の表裏を連
通させる貫通孔を備え、貫通孔には蓋部材を備えてお
き、蓋部材を外した貫通部材に給水器具本体を取付ける
ようにした。給水器具本体には、通水路と通水路を開閉
するバルブとバルブを操作するハンドルとを備え、通水
路の一端には通水管を備えて、通水管を前記貫通孔に挿
通してから貫通部材に給水器具本体を取付けて給水器具
をなすようにした。貫通部材と蓋部材をあらかじめ流し
台の天板に備えるようにすれば、給水器具を設置する際
に穿孔工事を必要としなくなるため、取付工事が容易と
なる。また、流し台には、シンクの側方の天板に水廻り
機器を設置できる平坦部を備えておき、貫通部材を平坦
部の奥側に備えるようにすれば、給水器具は設置した水
廻り機器の奥側に配置するため、流し台に向かうと、給
水器具が水廻り機器の陰に隠れることになり、流し台の
外観をすっきりさせることが可能となる。給水器具本体
と貫通部材との隙間には、封止手段を備えるので、隙間
から水が入り込んで天板の裏側が水浸しになるようなお
それもない。
を達成するために本発明においては、流し台の天板など
の面材に貫通して固定する貫通部材に、面材の表裏を連
通させる貫通孔を備え、貫通孔には蓋部材を備えてお
き、蓋部材を外した貫通部材に給水器具本体を取付ける
ようにした。給水器具本体には、通水路と通水路を開閉
するバルブとバルブを操作するハンドルとを備え、通水
路の一端には通水管を備えて、通水管を前記貫通孔に挿
通してから貫通部材に給水器具本体を取付けて給水器具
をなすようにした。貫通部材と蓋部材をあらかじめ流し
台の天板に備えるようにすれば、給水器具を設置する際
に穿孔工事を必要としなくなるため、取付工事が容易と
なる。また、流し台には、シンクの側方の天板に水廻り
機器を設置できる平坦部を備えておき、貫通部材を平坦
部の奥側に備えるようにすれば、給水器具は設置した水
廻り機器の奥側に配置するため、流し台に向かうと、給
水器具が水廻り機器の陰に隠れることになり、流し台の
外観をすっきりさせることが可能となる。給水器具本体
と貫通部材との隙間には、封止手段を備えるので、隙間
から水が入り込んで天板の裏側が水浸しになるようなお
それもない。
【0008】また、給水器具本体を面材の表側から貫通
部材に固定する固定手段を備えて、面材の表側から通水
管を貫通部材に挿通してから、給水器具本体を面材の表
側に固定するので、面材の表側である流し台の天板の上
方からだけの作業で給水器具を取付けることができる。
固定手段が、給水器具本体と貫通部材を回動可能に係合
させる係合手段と、給水器具本体と貫通部材との間に斥
力を生じさせる付勢手段を有するようにすれば、流し台
の天板の上方からだけの作業で給水器具を固定すること
ができる上、付勢手段をゆるめて給水器具本体を回動さ
せて向きを変えたりすることも可能となる。
部材に固定する固定手段を備えて、面材の表側から通水
管を貫通部材に挿通してから、給水器具本体を面材の表
側に固定するので、面材の表側である流し台の天板の上
方からだけの作業で給水器具を取付けることができる。
固定手段が、給水器具本体と貫通部材を回動可能に係合
させる係合手段と、給水器具本体と貫通部材との間に斥
力を生じさせる付勢手段を有するようにすれば、流し台
の天板の上方からだけの作業で給水器具を固定すること
ができる上、付勢手段をゆるめて給水器具本体を回動さ
せて向きを変えたりすることも可能となる。
【0009】給水器具に送水するためには、通水管の一
部が可撓性のホースからなり、通水管と給水管とのいず
れか一方に凸形状のプラグを設け、他方に凹形状のソケ
ットを設けて前記プラグとソケットとを結合し、面材の
裏側で給水器具と給水管とが着脱自在に接続されるよう
にしたので、面材の裏側である流し台の収納室内での作
業は、プラグとソケットとの接続作業だけになり、狭い
収納室内でも容易に作業できる。給水器具の通水管を接
続して給水することのできる給水管を、あらかじめ流し
台の収納室内に備えておいてもよい。
部が可撓性のホースからなり、通水管と給水管とのいず
れか一方に凸形状のプラグを設け、他方に凹形状のソケ
ットを設けて前記プラグとソケットとを結合し、面材の
裏側で給水器具と給水管とが着脱自在に接続されるよう
にしたので、面材の裏側である流し台の収納室内での作
業は、プラグとソケットとの接続作業だけになり、狭い
収納室内でも容易に作業できる。給水器具の通水管を接
続して給水することのできる給水管を、あらかじめ流し
台の収納室内に備えておいてもよい。
【0010】給水器具には、水廻り機器へ給水するため
の機器給水管を接続する機器接続部を備え、機器接続部
と機器給水管とのいずれか一方に凸形状のプラグを設
け、他方に凹形状のソケットを設けて前記プラグとソケ
ットとを結合して、水廻り機器と着脱自在に接続できる
ようにしたので、給水器具と水廻り機器は容易に接続で
きる。機器接続部には、機器給水管を外したときに自動
的に閉止する止水弁を備えるようにすれば、誤って機器
給水管を外しても水が飛散することがなくなり、安心し
て水廻り機器を使用することができる。また、機器接続
部を流し台の天板面と略垂直方向に備えるようにすれ
ば、給水器具の上方は通常空間が空いており、接続作業
を空いた空間で行うことができ、接続に要する力も込め
やすく、簡単で確実な接続が可能になる。機器給水管に
可撓性のホースなどを用いて、ホースを湾曲させたりし
て接続してもよい。一方、機器接続部を流し台の天板面
と略平行方向に備えるようにすれば、接続後のホースも
天板面と略平行に伸ばすことができるため、特に給水器
具の周囲に壁などがない対面式キッチンなどの場合にも
収まりがよく美観を損なうことなく設置できる。屈曲し
たスパウト部を給水器具本体と回動可能に備え、スパウ
ト部の先端に機器接続部を備えるようにすれば、スパウ
トを回転させることで機器接続部の方向を変えることが
できるため、ホースを接続する際は機器接続部を天板面
と略垂直方向にして簡単に確実に接続し、接続後は略平
行方向にして、ホースの設置外観を整えることができ
る。
の機器給水管を接続する機器接続部を備え、機器接続部
と機器給水管とのいずれか一方に凸形状のプラグを設
け、他方に凹形状のソケットを設けて前記プラグとソケ
ットとを結合して、水廻り機器と着脱自在に接続できる
ようにしたので、給水器具と水廻り機器は容易に接続で
きる。機器接続部には、機器給水管を外したときに自動
的に閉止する止水弁を備えるようにすれば、誤って機器
給水管を外しても水が飛散することがなくなり、安心し
て水廻り機器を使用することができる。また、機器接続
部を流し台の天板面と略垂直方向に備えるようにすれ
ば、給水器具の上方は通常空間が空いており、接続作業
を空いた空間で行うことができ、接続に要する力も込め
やすく、簡単で確実な接続が可能になる。機器給水管に
可撓性のホースなどを用いて、ホースを湾曲させたりし
て接続してもよい。一方、機器接続部を流し台の天板面
と略平行方向に備えるようにすれば、接続後のホースも
天板面と略平行に伸ばすことができるため、特に給水器
具の周囲に壁などがない対面式キッチンなどの場合にも
収まりがよく美観を損なうことなく設置できる。屈曲し
たスパウト部を給水器具本体と回動可能に備え、スパウ
ト部の先端に機器接続部を備えるようにすれば、スパウ
トを回転させることで機器接続部の方向を変えることが
できるため、ホースを接続する際は機器接続部を天板面
と略垂直方向にして簡単に確実に接続し、接続後は略平
行方向にして、ホースの設置外観を整えることができ
る。
【0011】さらに、給水器具のハンドルは給水器具本
体の側面から突出して備えるようにしたので、ハンドル
の操作上、水廻り機器と接続したホースが邪魔になるこ
とがなく、給水器具が水廻り機器の陰に隠れるように水
廻り機器を設置しても、給水器具の向きを調整すること
で、水廻り機器の陰に浅く隠れるような位置にハンドル
を向けて、使用しやすくすることができる。
体の側面から突出して備えるようにしたので、ハンドル
の操作上、水廻り機器と接続したホースが邪魔になるこ
とがなく、給水器具が水廻り機器の陰に隠れるように水
廻り機器を設置しても、給水器具の向きを調整すること
で、水廻り機器の陰に浅く隠れるような位置にハンドル
を向けて、使用しやすくすることができる。
【0012】水廻り機器の設置前や撤去などにより設置
しない場合には、給水器具を取外してもよく、蓋部材が
貫通部材を覆い隠すようにすれば、貫通部材が目立たず
にすっきりとした流し台の外観を提供することも可能と
なる。なお、蓋部材と貫通部材との隙間には封止手段を
備えるので、蓋部材を薄くして、流し台の天板からの凸
寸法を低く抑えても、蓋部材と貫通部材との隙間から水
が入り込んで天板の裏側が水浸しになるようなおそれも
ない。封止手段として、貫通部材の貫通孔の内周面と蓋
部材の挿入部の外周面との間にOリングなどの弾性体を
備えるようにすれば、貫通部材と蓋部材とが適度に密着
して、蓋部材が外れにくくなり、流し台での作業中に誤
って蓋部材が外れて、貫通孔から水が漏れることもな
い。
しない場合には、給水器具を取外してもよく、蓋部材が
貫通部材を覆い隠すようにすれば、貫通部材が目立たず
にすっきりとした流し台の外観を提供することも可能と
なる。なお、蓋部材と貫通部材との隙間には封止手段を
備えるので、蓋部材を薄くして、流し台の天板からの凸
寸法を低く抑えても、蓋部材と貫通部材との隙間から水
が入り込んで天板の裏側が水浸しになるようなおそれも
ない。封止手段として、貫通部材の貫通孔の内周面と蓋
部材の挿入部の外周面との間にOリングなどの弾性体を
備えるようにすれば、貫通部材と蓋部材とが適度に密着
して、蓋部材が外れにくくなり、流し台での作業中に誤
って蓋部材が外れて、貫通孔から水が漏れることもな
い。
【0013】以上の手段および効果によれば、水廻り機
器を設置したいときに専用の給水器具を簡単に取付ける
ことができ、また水廻り機器を設置しないときは給水器
具は取外して、外観のすっきりした作業性のよい流し台
を提供できるため、使用者の好みや生活の変化に対応し
て、水廻り機器の設置場所を有効に使用できる。なお、
本発明においては、水廻り機器を接続しない蛇口水栓な
どにも応用することができ、使い勝手に応じて場所を変
えたり、使用者の好みや生活の変化に対応して着脱した
りすることも可能となる。本発明において、水、給水、
給水管、給水器具などと記載した水とは、水の温度を限
定するものではなく、常温の水の他に、冷水、温水、湯
などであってもよく、給水管とは、水道管の他に給湯機
から連通する給湯管であってもよい。
器を設置したいときに専用の給水器具を簡単に取付ける
ことができ、また水廻り機器を設置しないときは給水器
具は取外して、外観のすっきりした作業性のよい流し台
を提供できるため、使用者の好みや生活の変化に対応し
て、水廻り機器の設置場所を有効に使用できる。なお、
本発明においては、水廻り機器を接続しない蛇口水栓な
どにも応用することができ、使い勝手に応じて場所を変
えたり、使用者の好みや生活の変化に対応して着脱した
りすることも可能となる。本発明において、水、給水、
給水管、給水器具などと記載した水とは、水の温度を限
定するものではなく、常温の水の他に、冷水、温水、湯
などであってもよく、給水管とは、水道管の他に給湯機
から連通する給湯管であってもよい。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面により詳細に説明する。図1に本発明にかかる流し台
の一実施形態における要部の断面図を示す。図1は流し
台1の天板2に貫通部材6と蓋部材11を取付けた状態
を表わし、給水器具の取付前の態様を表わす。流し台1
の天板2に穿孔した開口部3に、筒部4の一端に鍔部5
を備えた貫通部材6を、天板2の上方から差し込んでい
る。筒部4の外周は螺設してあり、裏側から固定ナット
7で締め付けて固定している。貫通部材6の固定方法は
ネジ締めに限らずさまざまな形態をとることが可能であ
る。鍔部5と天板2の間にはパッキン8をはさんであ
り、貫通部材6と天板2の間に隙間が生じて水漏れする
のを防ぐ。鍔部5の外周の角部9には面取りや丸みをつ
けており、清掃したりする際に手指などを引っかけにく
い。貫通部材6には貫通孔10を備えており、貫通孔1
0を通して天板2の上方と下方とが連通している。貫通
孔9を塞ぐように蓋部材11を備えており、隠蔽手段1
2が鍔部5を含む貫通部材6を覆い隠している。隠蔽手
段12には図示しない突起をつけたり、端部に図示しな
い凹みを付けたりして、蓋部材11を外すときの手掛か
りにしてもよい。蓋部材11の挿入部13の外周面と貫
通孔9の内周面との間にはOリング14を備えて、そこ
から水漏れするのを防ぐ。Oリング14はゴムなどの弾
性体で、圧縮変形して挿入部13の外周面および貫通孔
9の内周面と密着しており、圧縮変形の反力が挿入部1
3の外周面と貫通孔9の内周面とを押し広げるように働
き、さらにはOリング14表面の摩擦力とで、蓋部材1
1を適度に外れにくくすることが可能となる。蓋部材1
1の外周の角部15には面取りや丸みをつけており、清
掃したりする際に手指などを引っかけにくい。
面により詳細に説明する。図1に本発明にかかる流し台
の一実施形態における要部の断面図を示す。図1は流し
台1の天板2に貫通部材6と蓋部材11を取付けた状態
を表わし、給水器具の取付前の態様を表わす。流し台1
の天板2に穿孔した開口部3に、筒部4の一端に鍔部5
を備えた貫通部材6を、天板2の上方から差し込んでい
る。筒部4の外周は螺設してあり、裏側から固定ナット
7で締め付けて固定している。貫通部材6の固定方法は
ネジ締めに限らずさまざまな形態をとることが可能であ
る。鍔部5と天板2の間にはパッキン8をはさんであ
り、貫通部材6と天板2の間に隙間が生じて水漏れする
のを防ぐ。鍔部5の外周の角部9には面取りや丸みをつ
けており、清掃したりする際に手指などを引っかけにく
い。貫通部材6には貫通孔10を備えており、貫通孔1
0を通して天板2の上方と下方とが連通している。貫通
孔9を塞ぐように蓋部材11を備えており、隠蔽手段1
2が鍔部5を含む貫通部材6を覆い隠している。隠蔽手
段12には図示しない突起をつけたり、端部に図示しな
い凹みを付けたりして、蓋部材11を外すときの手掛か
りにしてもよい。蓋部材11の挿入部13の外周面と貫
通孔9の内周面との間にはOリング14を備えて、そこ
から水漏れするのを防ぐ。Oリング14はゴムなどの弾
性体で、圧縮変形して挿入部13の外周面および貫通孔
9の内周面と密着しており、圧縮変形の反力が挿入部1
3の外周面と貫通孔9の内周面とを押し広げるように働
き、さらにはOリング14表面の摩擦力とで、蓋部材1
1を適度に外れにくくすることが可能となる。蓋部材1
1の外周の角部15には面取りや丸みをつけており、清
掃したりする際に手指などを引っかけにくい。
【0015】図2に本発明にかかる給水器具の一実施形
態の断面図を示す。図2は、図1に示した貫通部材6か
ら蓋部材11を取外してから、貫通部材6に給水器具本
体16を取付けて、流し台1の天板2に給水器具Aを立
設した態様を表わす。給水器具本体16は、通水路17
を備えた本体18と、バルブ19とを備え、バルブ19
を操作するハンドル20を本体18の側面から突出して
備えている。ハンドル20を回動させると、バルブ19
が本体18のシート部21に対して上下して、シート部
21を開閉する。本体18上部の通水路17の上端に
は、凸型のプラグ22を天板2と略垂直方向を向けて備
えており、水廻り機器と接続する図示しない機器給水管
に備えた凹型のソケットと接続できる。プラグ22は本
体18と着脱可能に備えて、プラグ22と本体18の間
にフィルター28を備える。通水路17を通過する水中
の細かなゴミなどは、フィルター28に補足されて、水
廻り機器にゴミが流入することがなく、安全に水廻り機
器を運転できる。プラグ22をはずせばフィルター28
に補足されたゴミを取り除くことができる。
態の断面図を示す。図2は、図1に示した貫通部材6か
ら蓋部材11を取外してから、貫通部材6に給水器具本
体16を取付けて、流し台1の天板2に給水器具Aを立
設した態様を表わす。給水器具本体16は、通水路17
を備えた本体18と、バルブ19とを備え、バルブ19
を操作するハンドル20を本体18の側面から突出して
備えている。ハンドル20を回動させると、バルブ19
が本体18のシート部21に対して上下して、シート部
21を開閉する。本体18上部の通水路17の上端に
は、凸型のプラグ22を天板2と略垂直方向を向けて備
えており、水廻り機器と接続する図示しない機器給水管
に備えた凹型のソケットと接続できる。プラグ22は本
体18と着脱可能に備えて、プラグ22と本体18の間
にフィルター28を備える。通水路17を通過する水中
の細かなゴミなどは、フィルター28に補足されて、水
廻り機器にゴミが流入することがなく、安全に水廻り機
器を運転できる。プラグ22をはずせばフィルター28
に補足されたゴミを取り除くことができる。
【0016】本体18の下部の本体挿入部23は、貫通
部材6の貫通孔10に挿入され、本体挿入部23の外周
部の一部と貫通孔10の内周部の一部とが螺合してい
る。さらに本体挿入部23はロックナット24と螺合し
ている。ロックナット24には傘部26を有し、貫通部
材6の鍔部5を覆い隠すことができる。本体挿入部23
には貫通孔10の内面との隙間を封止するOリング26
を備え、貫通孔10の下方に水漏れするのを防ぐ。本体
挿入部23の下端には通水管27を備える。
部材6の貫通孔10に挿入され、本体挿入部23の外周
部の一部と貫通孔10の内周部の一部とが螺合してい
る。さらに本体挿入部23はロックナット24と螺合し
ている。ロックナット24には傘部26を有し、貫通部
材6の鍔部5を覆い隠すことができる。本体挿入部23
には貫通孔10の内面との隙間を封止するOリング26
を備え、貫通孔10の下方に水漏れするのを防ぐ。本体
挿入部23の下端には通水管27を備える。
【0017】かかる構成において、まずロックナット2
4は本体18の固定端面25にできるだけ近づけてお
き、本体挿入部23を貫通孔10に差し込んで、本体挿
入部23を貫通部材6に螺合させていく。ロックナット
24と貫通部材6が接触したら、一度本体挿入部23を
反対向きに回転させて、ハンドル20などが好みの方向
を向くように本体18を調整する。本体18をそのまま
保持して、今度はロックナット24を貫通部材6に近づ
ける方向に止まるまで回転させる。ロックナット24を
さらに締付けると、ロックナット24は貫通部材6を下
に押し下げようとし、またロックナット24は本体18
を上に持ち上げようとする。貫通部材6と本体18との
間には上下方向に間隔を押し広げようとする斥力が働
き、本体挿入部23と貫通部材6との螺接面での面圧が
高まって、強固に固定されることになる。一端給水器具
Aとして設置後にも、ロックナット24をゆるめると本
体18の向きを変えることも簡単にできる。ロックナッ
ト24の外周は面取り形状や六角形状を備えて、レンチ
などの工具で締め付けできるようにしてもよく、また細
かな凹凸を備えて摩擦係数を大きくして手回しできるよ
うにすれば、工具を必要とせずに取付けできるものとな
る。
4は本体18の固定端面25にできるだけ近づけてお
き、本体挿入部23を貫通孔10に差し込んで、本体挿
入部23を貫通部材6に螺合させていく。ロックナット
24と貫通部材6が接触したら、一度本体挿入部23を
反対向きに回転させて、ハンドル20などが好みの方向
を向くように本体18を調整する。本体18をそのまま
保持して、今度はロックナット24を貫通部材6に近づ
ける方向に止まるまで回転させる。ロックナット24を
さらに締付けると、ロックナット24は貫通部材6を下
に押し下げようとし、またロックナット24は本体18
を上に持ち上げようとする。貫通部材6と本体18との
間には上下方向に間隔を押し広げようとする斥力が働
き、本体挿入部23と貫通部材6との螺接面での面圧が
高まって、強固に固定されることになる。一端給水器具
Aとして設置後にも、ロックナット24をゆるめると本
体18の向きを変えることも簡単にできる。ロックナッ
ト24の外周は面取り形状や六角形状を備えて、レンチ
などの工具で締め付けできるようにしてもよく、また細
かな凹凸を備えて摩擦係数を大きくして手回しできるよ
うにすれば、工具を必要とせずに取付けできるものとな
る。
【0018】図3に本発明にかかる給水器具の接続部の
一実施形態の断面図を示す。機器給水管34の端部に備
えるソケット29には、プラグ22の外周との隙間を封
止するパッキン(図示しない)を備えており、プラグ2
2とソケット29は着脱自在な接続構造を有する。プラ
グ22の内部には、弁体30と、弁体30とプラグ22
の間にパッキン31と、弁体30をプラグ22の端部か
ら押出そうとする方向に付勢するバネ32を備える。ソ
ケット29を接続しない状態では、弁体30はバネ32
に付勢されて、パッキン31を挟んでプラグ22に押し
付けられるので、プラグ22の端部が塞がる。さらにプ
ラグ22の内部に水圧がかかると弁体30はさらに押圧
されて、水が漏れることがなくなる。このとき弁体30
の一部がプラグ22の外部に突出するように各部を構成
する。プラグ22にソケット29を接続すると、ソケッ
ト29の内周に備えた肩部33が弁体30を押込み、プ
ラグ22と弁体30の間に隙間が生じて、プラグ22と
ソケット29とは通水可能となる。本実施形態ではプラ
グ22を給水器具Aに、ソケット29を機器給水管34
に備えたが、給水器具Aに凹型のソケット、機器給水管
34に凸型のプラグを備えるようにしてもよい。
一実施形態の断面図を示す。機器給水管34の端部に備
えるソケット29には、プラグ22の外周との隙間を封
止するパッキン(図示しない)を備えており、プラグ2
2とソケット29は着脱自在な接続構造を有する。プラ
グ22の内部には、弁体30と、弁体30とプラグ22
の間にパッキン31と、弁体30をプラグ22の端部か
ら押出そうとする方向に付勢するバネ32を備える。ソ
ケット29を接続しない状態では、弁体30はバネ32
に付勢されて、パッキン31を挟んでプラグ22に押し
付けられるので、プラグ22の端部が塞がる。さらにプ
ラグ22の内部に水圧がかかると弁体30はさらに押圧
されて、水が漏れることがなくなる。このとき弁体30
の一部がプラグ22の外部に突出するように各部を構成
する。プラグ22にソケット29を接続すると、ソケッ
ト29の内周に備えた肩部33が弁体30を押込み、プ
ラグ22と弁体30の間に隙間が生じて、プラグ22と
ソケット29とは通水可能となる。本実施形態ではプラ
グ22を給水器具Aに、ソケット29を機器給水管34
に備えたが、給水器具Aに凹型のソケット、機器給水管
34に凸型のプラグを備えるようにしてもよい。
【0019】図4に本発明にかかる流し台の一実施形態
の斜視図を、図5に透視図を示す。図4に示すように、
シンク35と、シンク35に近設した蛇口水栓36を備
えた流し台1において、流し台1の天板2のシンク35
の側方には、水廻り機器を載置できる平坦部37があ
り、平坦部37の奥側には貫通部材6を備える。貫通部
材6には蓋部材11を備えており、貫通部材6を通じて
の水漏れを防止する。図5に示すように、流し台1のシ
ンク35の下部の収納室38内には、蛇口水栓36に湯
水を供給する給水管39および給湯管40を備え、それ
ぞれ止水栓41を介して蛇口水栓36に接続している。
給水管39には止水栓41から分岐して給水接続部42
を備え、給水接続部42には凹型のソケット44と、ソ
ケット44を塞ぐストッパー45を備えておく。給湯管
40に止水栓41から分岐して給湯接続部43を備えて
もよく、給湯接続部43に凹型のソケット44と、ソケ
ット44を塞ぐストッパー45を備えておいてもよい。
給水接続部42と給湯接続部43の両方を備えてもよ
い。このように構成しておけば、水廻り機器と給水器具
を設置したいときには、設置作業が簡単になる。
の斜視図を、図5に透視図を示す。図4に示すように、
シンク35と、シンク35に近設した蛇口水栓36を備
えた流し台1において、流し台1の天板2のシンク35
の側方には、水廻り機器を載置できる平坦部37があ
り、平坦部37の奥側には貫通部材6を備える。貫通部
材6には蓋部材11を備えており、貫通部材6を通じて
の水漏れを防止する。図5に示すように、流し台1のシ
ンク35の下部の収納室38内には、蛇口水栓36に湯
水を供給する給水管39および給湯管40を備え、それ
ぞれ止水栓41を介して蛇口水栓36に接続している。
給水管39には止水栓41から分岐して給水接続部42
を備え、給水接続部42には凹型のソケット44と、ソ
ケット44を塞ぐストッパー45を備えておく。給湯管
40に止水栓41から分岐して給湯接続部43を備えて
もよく、給湯接続部43に凹型のソケット44と、ソケ
ット44を塞ぐストッパー45を備えておいてもよい。
給水接続部42と給湯接続部43の両方を備えてもよ
い。このように構成しておけば、水廻り機器と給水器具
を設置したいときには、設置作業が簡単になる。
【0020】なお、給水器具用の貫通部材6と同様の貫
通部材47を備えて、貫通部材47の下端を排水管49
に接続しておけば、水廻り機器からの機器排水管50に
ついても、外観を損なわずに接続することができる。水
廻り機器を設置しないときは、貫通部材47に蓋部材4
8を備えておけば、排水管49内部のガスが漂上するこ
ともなく、衛生的な台所空間を提供できる。貫通部材6
と貫通部材47とに同じ直径の内周面があれば、蓋部材
11と蓋部材47を共通化することも可能となり、蓋部
材を取付けるときに迷うこともなくなる。
通部材47を備えて、貫通部材47の下端を排水管49
に接続しておけば、水廻り機器からの機器排水管50に
ついても、外観を損なわずに接続することができる。水
廻り機器を設置しないときは、貫通部材47に蓋部材4
8を備えておけば、排水管49内部のガスが漂上するこ
ともなく、衛生的な台所空間を提供できる。貫通部材6
と貫通部材47とに同じ直径の内周面があれば、蓋部材
11と蓋部材47を共通化することも可能となり、蓋部
材を取付けるときに迷うこともなくなる。
【0021】図6は本発明にかかる流し台に水廻り機器
を設置したの一実施形態の斜視図を示す。図6は流し台
1に水廻り機器として食器洗浄機Bを設置した状態を表
わし、通常流し台に向かう側とは反対側から見た斜視図
である。食器洗浄機Bは、流し台1の天板2のシンク3
5の側方の平坦部37に載置され、給水器具Aと機器給
水管34で接続される。機器給水管34は可撓性のホー
スで、ゴムやオレフィン樹脂系エラストマーや塩化ビニ
ル樹脂系エラストマーなどを主材料として、樹脂繊維や
金属線材で補強したものでもよい。機器給水管34は大
きく湾曲して、給水器具Aと接続するが、給水器具Aと
機器給水管34は、通常流し台1に向かう側から見ると
食器洗浄機Bの陰に隠れていて、外観を損なうことはな
い。また通常流し台1の奥に壁などがある場合は、図6
のように見ることができないため外観上問題にならな
い。給水器具Aのハンドル20は食器洗浄機Bのシンク
35側の端部に位置しており、流し台1に向かったとき
に、手の届きやすい場所に配置されている。給水器具A
の通水管27には先端に凸型のプラグ46を備え、給水
接続部42のソケット44と接合される。
を設置したの一実施形態の斜視図を示す。図6は流し台
1に水廻り機器として食器洗浄機Bを設置した状態を表
わし、通常流し台に向かう側とは反対側から見た斜視図
である。食器洗浄機Bは、流し台1の天板2のシンク3
5の側方の平坦部37に載置され、給水器具Aと機器給
水管34で接続される。機器給水管34は可撓性のホー
スで、ゴムやオレフィン樹脂系エラストマーや塩化ビニ
ル樹脂系エラストマーなどを主材料として、樹脂繊維や
金属線材で補強したものでもよい。機器給水管34は大
きく湾曲して、給水器具Aと接続するが、給水器具Aと
機器給水管34は、通常流し台1に向かう側から見ると
食器洗浄機Bの陰に隠れていて、外観を損なうことはな
い。また通常流し台1の奥に壁などがある場合は、図6
のように見ることができないため外観上問題にならな
い。給水器具Aのハンドル20は食器洗浄機Bのシンク
35側の端部に位置しており、流し台1に向かったとき
に、手の届きやすい場所に配置されている。給水器具A
の通水管27には先端に凸型のプラグ46を備え、給水
接続部42のソケット44と接合される。
【0022】図4および図5に示した流し台に給水器具
と食器洗浄機を取付けて、図6の態様にする際の作業を
説明する。まず、蓋部材11を取外し、止水栓41を閉
じ、ストッパー44を外しておく。貫通部材6に、給水
器具本体16の通水管27を挿入してから給水器具本体
16を貫通部材27に固定して給水器具Aとする。給水
器具本体16の取付方法は、図2の説明で述べたように
簡単なものである。給水器具Aの通水管27は端部のプ
ラグ46を収納室38内のソケット44に接続する。次
に、食器洗浄機Bを天板2の平坦部37に載置する。食
器洗浄機Bに接続しておいた機器給水管34を給水器具
Aに接続する。給水器具Aのプラグ22が天板2と略垂
直に上向きになっているため、給水器具Aは食器洗浄機
Bの陰に隠れているものの、給水器具Aの上方の空間が
空いていて、その空間で機器給水管34の接続作業を行
うことができる。また接続作業は、機器給水管34を上
から下に押し付けて行うので、力を入れやすく、力不足
で接続しにくいということが生じにくく、確実な接続を
簡単に行うことができる。
と食器洗浄機を取付けて、図6の態様にする際の作業を
説明する。まず、蓋部材11を取外し、止水栓41を閉
じ、ストッパー44を外しておく。貫通部材6に、給水
器具本体16の通水管27を挿入してから給水器具本体
16を貫通部材27に固定して給水器具Aとする。給水
器具本体16の取付方法は、図2の説明で述べたように
簡単なものである。給水器具Aの通水管27は端部のプ
ラグ46を収納室38内のソケット44に接続する。次
に、食器洗浄機Bを天板2の平坦部37に載置する。食
器洗浄機Bに接続しておいた機器給水管34を給水器具
Aに接続する。給水器具Aのプラグ22が天板2と略垂
直に上向きになっているため、給水器具Aは食器洗浄機
Bの陰に隠れているものの、給水器具Aの上方の空間が
空いていて、その空間で機器給水管34の接続作業を行
うことができる。また接続作業は、機器給水管34を上
から下に押し付けて行うので、力を入れやすく、力不足
で接続しにくいということが生じにくく、確実な接続を
簡単に行うことができる。
【0023】図7に本発明にかかる給水器具の別の実施
形態の立面図を示す。給水器具A’には、本体52と、
図示しないバルブを操作するハンドル53を本体52の
側面から突出して備えている。また本体52の側面に
は、屈曲したスパウト部54を回動可能に備え、スパウ
ト部54の先端には、凸型のプラグ55を備える。スパ
ウト部54の根元は、天板2の面から略45度上方に傾
けくように本体52に取付けられ、またスパウト部54
は略45度に屈曲するため、スパウト部54を回転させ
て、プラグ55を天板2と略水平方向を向けたり、プラ
グ55を天板2と略垂直方向を向けたりすることができ
る。この給水器具A’を用いた場合の図示しない機器給
水管との接続については、まず、プラグ55が天板2と
略垂直に上向きになるようにスパウト部54を回転させ
れば、接続作業は給水器具Aと同様となり、給水器具
A’の上方の空間で機器給水管の接続作業を行うこと
で、確実な接続を簡単に行うことができる。接続した後
は、プラグ55が天板2と略水平方向を向くようにスパ
ウト部54を回転させれば、機器給水管が略水平方向に
取出せて大きく湾曲したりせずに収まりよく接続できる
ので、対面式キッチンなどでも裏側からの見栄えがよく
設置できる。
形態の立面図を示す。給水器具A’には、本体52と、
図示しないバルブを操作するハンドル53を本体52の
側面から突出して備えている。また本体52の側面に
は、屈曲したスパウト部54を回動可能に備え、スパウ
ト部54の先端には、凸型のプラグ55を備える。スパ
ウト部54の根元は、天板2の面から略45度上方に傾
けくように本体52に取付けられ、またスパウト部54
は略45度に屈曲するため、スパウト部54を回転させ
て、プラグ55を天板2と略水平方向を向けたり、プラ
グ55を天板2と略垂直方向を向けたりすることができ
る。この給水器具A’を用いた場合の図示しない機器給
水管との接続については、まず、プラグ55が天板2と
略垂直に上向きになるようにスパウト部54を回転させ
れば、接続作業は給水器具Aと同様となり、給水器具
A’の上方の空間で機器給水管の接続作業を行うこと
で、確実な接続を簡単に行うことができる。接続した後
は、プラグ55が天板2と略水平方向を向くようにスパ
ウト部54を回転させれば、機器給水管が略水平方向に
取出せて大きく湾曲したりせずに収まりよく接続できる
ので、対面式キッチンなどでも裏側からの見栄えがよく
設置できる。
【0024】なお、以上の実施例に関わらず、本発明の
内容を逸脱しない範囲でいかなる実施の形態も取ること
ができる。たとえば、図8のように、本発明の給水器具
を、流し台1に隣接する作業台61の天板62や、流し
台に隣接するキャビネットの内部に備えるようにしても
よい。
内容を逸脱しない範囲でいかなる実施の形態も取ること
ができる。たとえば、図8のように、本発明の給水器具
を、流し台1に隣接する作業台61の天板62や、流し
台に隣接するキャビネットの内部に備えるようにしても
よい。
【図1】本発明にかかる流し台の一実施形態における要
部の断面図。
部の断面図。
【図2】本発明にかかる給水器具の一実施形態の断面
図。
図。
【図3】本発明にかかる給水器具の接続部の一実施形態
の断面図。
の断面図。
【図4】本発明にかかる流し台の一実施形態の斜視図。
【図5】本発明にかかる流し台の一実施形態の透視図。
【図6】本発明にかかる流し台に水廻り機器を設置した
の一実施形態の斜視図。
の一実施形態の斜視図。
【図7】本発明にかかる給水器具の別の実施形態の立面
図。
図。
【図8】本発明にかかる流し台の別の実施形態の斜視
図。
図。
1:流し台、2:天板、6:貫通部材、11:蓋部材、
16:給水器具本体
16:給水器具本体
Claims (22)
- 【請求項1】 面材に貫通して固定する貫通部材と、該
貫通部材には面材の表裏を連通させる貫通孔と、該貫通
孔を塞ぐ着脱可能な蓋部材を備えており、蓋部材を外し
た貫通部材に取付ける給水器具本体を備えて、該貫通部
材に給水器具本体を取付けて給水器具をなすことを特徴
とする給水器具とその設置方法。 - 【請求項2】 請求項1に記載の給水器具とその設置方
法において、前記給水器具本体には、通水路と通水路を
開閉するバルブとバルブを操作するハンドルとを備え、
通水路の一端には通水管を備えて、該通水管を前記貫通
孔に挿通してから貫通部材に給水器具本体を取付けて給
水器具をなすことを特徴とする請求項1に記載の給水器
具とその設置方法。 - 【請求項3】 請求項1乃至2に記載の給水器具とその
設置方法において、前記給水器具本体と貫通部材との隙
間には、封止手段を備えることを特徴とする請求項1乃
至2に記載の給水器具とその設置方法 - 【請求項4】 請求項1乃至3に記載の給水器具とその
設置方法において、前記給水器具本体を面材の表側から
貫通部材に固定する固定手段を備え、面材の表側に固定
された給水器具をなすことを特徴とする請求項1乃至3
に記載の給水器具とその設置方法。 - 【請求項5】 請求項4に記載の給水器具とその設置方
法において、前記固定手段が、給水器具本体と貫通部材
を回動可能に係合させる係合手段と、給水器具本体と貫
通部材との間に斥力を生じさせる付勢手段を有すること
を特徴とする請求項4に記載の給水器具とその設置方法 - 【請求項6】 請求項2乃至5に記載の給水器具とその
設置方法において、面材の表側から貫通部材に挿通した
通水管と、面材の裏側に備える給水管とを接続して、給
水器具に送水することを特徴とする請求項2乃至5に記
載の給水器具とその設置方法。 - 【請求項7】 請求項6に記載の給水器具とその設置方
法において、前記通水管の一部が可撓性のホースからな
り、通水管と給水管とのいずれか一方に凸形状のプラグ
を設け、他方に凹形状のソケットを設けて前記プラグと
ソケットとを結合し、面材の裏側で給水器具と給水管と
が着脱自在に接続されることを特徴とする請求項6に記
載の給水器具とその設置方法。 - 【請求項8】 請求項1乃至7に記載の給水器具とその
設置方法において、通水路の一方の端部に水廻り機器へ
給水するための機器給水管を接続する機器接続部を有す
ることを特徴とする請求項1乃至7に記載の給水器具と
その設置方法。 - 【請求項9】 請求項8に記載の給水器具とその設置方
法において、機器接続部と機器給水管とのいずれか一方
に凸形状のプラグを設け、他方に凹形状のソケットを設
けて前記プラグとソケットとを結合して、水廻り機器と
着脱自在に接続できることを特徴とする請求項8に記載
の給水器具とその設置方法。 - 【請求項10】 請求項9に記載の給水器具とその設置
方法において、機器接続部には、機器給水管を外したと
きに自動的に閉止する止水弁を備えることを特徴とする
請求項9に記載の給水器具とその設置方法。 - 【請求項11】 請求項8乃至10に記載の給水器具と
その設置方法において、機器接続部は面材と略垂直方向
に備え、該機器接続部に可撓性の機器給水管を接続する
ことを特徴とする請求項8乃至10に記載の給水器具と
その設置方法。 - 【請求項12】 請求項8乃至10に記載の給水器具と
その設置方法において、機器接続部は面材と略平行方向
に備え、該機器接続部に可撓性の機器給水管を接続する
ことを特徴とする請求項8乃至10に記載の給水器具と
その設置方法。 - 【請求項13】 請求項11乃至12に記載の給水器具
とその設置方法において、屈曲したスパウト部を給水器
具本体と回動可能に備え、スパウト部の先端に機器接続
部を備えることを特徴とする請求項11乃至12に記載
の給水器具とその設置方法。 - 【請求項14】 請求項2乃至13に記載の給水器具と
その設置方法において、ハンドルは給水器具本体の側面
から突出して備えることを特徴とする請求項2乃至13
に記載の給水器具とその設置方法。 - 【請求項15】 請求項1乃至14に記載の給水器具と
その設置方法において、蓋部材には貫通部材を覆い隠す
隠蔽手段を有することを特徴とする請求項1乃至14に
記載の給水器具とその設置方法。 - 【請求項16】 請求項1乃至15に記載の給水器具と
その設置方法において、蓋部材と貫通部材に介在して、
蓋部材と貫通部材との隙間を封する封止手段を備えるこ
とを特徴とする請求項1乃至15に記載の給水器具とそ
の設置方法。 - 【請求項17】 請求項16に記載の給水器具とその設
置方法において、蓋部材には一部が貫通孔に挿入される
挿入部を備え、貫通部材の貫通孔の内周面と蓋部材の挿
入部の外周面との間に弾性体を備えることを特徴とする
請求項16に記載の給水器具とその設置方法。 - 【請求項18】 請求項1乃至17に記載の給水器具と
その設置方法において、前記面材が水廻り機器の設置面
であることを特徴とする請求項1乃至17に記載の給水
器具とその設置方法。 - 【請求項19】 請求項1乃至18に記載の給水器具と
その設置方法において、前記面材が流し台の天板である
ことを特徴とする請求項1乃至18に記載の給水器具と
その設置方法。 - 【請求項20】 請求項19に記載の給水器具およびそ
の設置方法により、給水器具本体を取付けることのでき
る貫通部材をあらかじめ流し台の天板に備え、貫通部材
には蓋部材を備えたことを特徴とする流し台。 - 【請求項21】 請求項20に記載の流し台において、
流し台にはシンクと、シンクの側方の天板には水廻り機
器を設置できる平坦部を備え、前記貫通部材は平坦部の
奥側に備えることを特徴とする請求項20に記載の流し
台。 - 【請求項22】 請求項20乃至21に記載の流し台に
おいて、給水器具の通水管を接続して給水することので
きる給水管を備えたことを特徴とする請求項20乃至2
1に記載の流し台。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001092004A JP2002294776A (ja) | 2001-03-28 | 2001-03-28 | 給水器具とその設置方法および流し台 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001092004A JP2002294776A (ja) | 2001-03-28 | 2001-03-28 | 給水器具とその設置方法および流し台 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002294776A true JP2002294776A (ja) | 2002-10-09 |
Family
ID=18946536
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001092004A Pending JP2002294776A (ja) | 2001-03-28 | 2001-03-28 | 給水器具とその設置方法および流し台 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002294776A (ja) |
-
2001
- 2001-03-28 JP JP2001092004A patent/JP2002294776A/ja active Pending
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