JP2002294470A - エッチング方法 - Google Patents

エッチング方法

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JP2002294470A
JP2002294470A JP2001103046A JP2001103046A JP2002294470A JP 2002294470 A JP2002294470 A JP 2002294470A JP 2001103046 A JP2001103046 A JP 2001103046A JP 2001103046 A JP2001103046 A JP 2001103046A JP 2002294470 A JP2002294470 A JP 2002294470A
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etching
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ions
mask
plasma
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Minehiro Sotozaki
峰広 外崎
Koji Kitagawa
浩司 北川
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Sony Corp
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  • Diffracting Gratings Or Hologram Optical Elements (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 エッチング処理を短時間で行い、エッチング
技術を利用して製造される製品を短時間で製造可能な可
能なエッチング方法を提供する。 【解決手段】 基板K2に−10kV以上−2kV以下
の範囲内の負のパルス状電圧を印加した状態において、
カウフマン型イオンソースによりエッチングイオン(酸
素イオン)を含むプラズマを発生させ、プラズマ中のエ
ッチングイオンにより、基板K2の表面に形成されたt
a−C薄膜にマスク22を用いて選択的にエッチング処
理を施す。基板Kに対する負のパルス状電圧の印加によ
り、プラズマ密度が高まると共にエッチングイオンがt
a−C薄膜に対して導かれ易くなるため、エッチング速
度が増加し、ta−C薄膜パターン21Pが短時間で形
成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば金属または
絶縁物よりなる薄膜または基板(被処理体)にエッチン
グ処理を施すエッチング方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、多方面の分野において、各種のエ
ッチング処理が利用されている。従来のエッチング手法
としては、例えば、数百eV〜数keVのエネルギーに
加速されたイオン(例えばアルゴンイオン(Ar+
等)によりエッチング処理を行うイオンビームエッチン
グおよびプラズマ中に発生したプラズマイオンによりエ
ッチング処理を行うプラズマイオンエッチングなどの物
理的な作用を利用した物理ドライエッチングや、化学反
応などの化学的な作用を利用した化学ドライエッチング
などが挙げられる。物理ドライエッチングのうち、イオ
ンビームエッチングは、例えば、エッチング速度の制御
に優れ、エッチング処理が異方的に進行する面で利点を
有する一方、エッチング速度が比較的遅い面で欠点を抱
えている。一方、化学ドライエッチングは、ウエットエ
ッチングと同様に選択性に優れ、エッチング対象物(基
板等)の損傷が少なく、エッチング速度が比較的速い面
で利点を有する一方、処理可能な材質が限定され、エッ
チング処理が等方的に進行する面で欠点を抱えている。
なお、エッチング手法としては、上記した物理エッチン
グや化学エッチングの他、物理的作用および化学的作用
の双方の作用を併せ持つ物理化学エッチングも知られて
いる。この物理化学エッチングによれば、物理エッチン
グの利点(エッチング処理の異方的進行等)および化学
エッチングの利点(良好な選択比および迅速なエッチン
グ速度等)の双方を確保することが可能となる。
【0003】図13は、物理化学エッチングを利用した
従来のエッチング装置の構成の一例を模式的に表したも
のである。このエッチング装置は、例えばリアクティブ
イオンエッチング(RIE;Reactive Ion Etching)処
理を行うものであり、主に、真空チャンバ101,電極
板102,コンデンサ103,RF(Radio Frequency
)電源104を含んで構成されている。このエッチン
グ装置では、例えば、電極板103上にエッチング対象
物(基板K1)が載置された状態において、真空チャン
バ10内が所定の真空状態となるまで減圧されたのち、
真空チャンバ10内にエッチングガスが導入される。そ
して、RF電源104により電極板102にRF電圧が
印加されると、真空チャンバ101内にプラズマが発生
する。このとき、プラズマのエネルギーを利用してエッ
チングガス分子が電離または解離することにより、イオ
ンまたはラジカルが発生する。これらのイオンまたはラ
ジカルは、電極板102に対する電圧印加の作用により
加速され、基板K1に衝突し、これにより基板K1が比
較的短時間でエッチングされる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た各種エッチング手法が利用されているにも関わらず、
その処理速度は未だ十分とは言えないという問題があっ
た。このため、エッチング技術を利用する工業分野等に
おいて、近年の各種製品等の量産傾向に応じて、より短
時間でエッチング処理を行うことが可能なエッチング技
術の開発が切望されている。特に、エッチング技術を利
用して各種製品等を製造する際には、例えば、エッチン
グ処理に要する時間が製品の製造時間に大きく影響する
ため、製品の製造時間を短縮するためにエッチング処理
に要する時間を短縮することが急務である。
【0005】本発明はかかる問題点に鑑みてなされたも
のであり、その目的は、エッチング処理を短時間で行
い、エッチング技術を利用して製造される製品を短時間
で製造可能なエッチング方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の観点に係
るエッチング方法は、被処理体にエッチング処理を施す
方法であり、被処理体に−10kV以上−2kV以下の
範囲内の負のパルス状電圧を印加した状態において、イ
オンを含むプラズマを発生させ、このプラズマ中のイオ
ンにより被処理体にエッチング処理を施すようにしたも
のである。
【0007】本発明の第2の観点に係るエッチング方法
は、光透過性を有する被処理体にエッチング処理を施す
ことにより、被処理体に1または2以上の窪みを形成す
る方法であり、被処理体上に、エッチング処理が施され
るエッチング領域に対応する開口部を有するマスクを形
成したのち、被処理体に−10kV以上−2kV以下の
範囲内の負のパルス状電圧を印加した状態において、イ
オンを含むプラズマを発生させ、開口部を有するマスク
を用いてプラズマ中のイオンにより被処理体にエッチン
グ処理を選択的に施すことにより、被処理体に1または
2以上の窪みを形成するようにしたものである。
【0008】本発明の第1の観点に係るエッチング方法
では、被処理体に−10kV以上−2kV以下の範囲内
の負のパルス状電圧が印加された状態において、イオン
を含むプラズマが発生し、このプラズマ中のイオンによ
り被処理体にエッチング処理が施される。これにより、
エッチング速度が増加するため、エッチング処理が短時
間で行われる。
【0009】本発明の第2の観点に係るエッチング方法
では、光透過性を有する被処理体上に、エッチング処理
が施されるエッチング領域に対応する開口部を有するマ
スクが形成されたのち、被処理体に−10kV以上−2
kV以下の範囲内の負のパルス状電圧が印加された状態
において、イオンを含むプラズマが発生し、開口部を有
するマスクを用いてプラズマ中のイオンにより被処理体
にエッチング処理が選択的に施されることにより、被処
理体に1または2以上の窪みが形成される。これによ
り、エッチング速度が増加し、エッチング処理を短時間
で行うことが可能となるため、被処理体に1または2以
上の窪みを形成することにより製造可能な、例えば光学
分野で有用な回折格子等を短時間で製造することが可能
となる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照しながら詳細に説明する。
【0011】[第1の実施の形態]まず、図1を参照し
て、本発明の第1の実施の形態に係るエッチング方法に
用いられるエッチング装置の構成の一例について説明す
る。このエッチング装置は、例えば、基板の表面に形成
された薄膜に対してエッチング処理を施すことにより、
所望のパターン形状を有するように薄膜を加工するため
のものである。
【0012】<1.エッチング装置の構成>図1は、エ
ッチング装置10の構成の一例を表すものである。この
エッチング装置10は、例えば、金属等により構成され
た真空チャンバ1と、この真空チャンバ1の壁面に配設
された複数(例えば3つ)の処理ソース2,3,4と、
排気管1Kを介して真空チャンバ1と接続された真空ポ
ンプ5と、処理ソース2〜4に対応してそれぞれ配設さ
れ、一端部が真空チャンバ1の内部に導入された複数
(例えば3つ)の導入端子6(6A,6B,6C)と、
配線Sを介して導入端子6と接続され、導入端子6に対
してバイアス電圧を印加するバイアス電源7とを備えて
いる。各導入端子6A〜6Cの一端部は、複数(例えば
3つ)の基板ホルダ8(8A、8B,8C)とそれぞれ
連結されており、この基板ホルダ8に、処理対象となる
基板K2が装着されている。基板K2は、図示しない移
動アームにより、基板ホルダ8A〜8C間を随時移動可
能になっている。なお、図1では、基板K2が基板ホル
ダ8Aに装着されている場合を示している。
【0013】処理ソース2は、例えば、カウフマン型イ
オンソースにより構成されており、主に、基板K2にエ
ッチング処理を施すものである。この処理ソース2は、
エッチング処理時において、イオン(エッチングイオ
ン)を生成可能なガス(エッチングガス)を用いて、エ
ッチングイオンを含むプラズマを真空チャンバ1の内部
に発生させる。エッチングガスとしては、例えば、酸素
(O2 ),窒素(N2 ),塩素(Cl2 )等の反応性ガ
スや、アルゴン(Ar)等の不活性ガスが挙げられる。
処理ソース2によりエッチング処理が行われる際には、
バイアス電源7により、基板K2に−10kV〜−2k
Vの範囲内の負のパルス状電圧が印加される。
【0014】処理ソース3は、例えば、DC(Direct C
urrent)スパッタソースにより構成されており、主に、
基板K2にエッチング処理を施すことにより各種のマイ
クロマシン等を形成する際に成膜ソースとして機能し、
基板K2の表面に電極等を形成するものである。
【0015】処理ソース4は、例えば、FCVA(Filt
ered Cathodic Vacuum Arc)イオンソースにより構成さ
れており、主に、基板K2の表面に薄膜を形成するもの
である。FCVAイオンソースとは、カソードの溶融に
より生じた液滴を除去するための電磁フィルターを汎用
のカソーディックアークソースに付設したものである。
この処理ソース4は、例えば、イオン源として高密度カ
ーボンロッドにより構成されたカソードを有し、ストラ
イカートリガー電極を用いて発生させたアーク放電のエ
ネルギーを利用してカソードを蒸発させることにより、
真空チャンバ1の内部に炭素イオン(成膜イオン)を発
生させる。そして、この炭素イオンが基板K2の表面に
堆積することにより、炭素薄膜が形成される。処理ソー
ス4では、エッチングイオンを発生させるためにエッチ
ングガス等を要する処理ソース2(カウフマン型イオン
ソース)とは異なり、イオン生成用のガスを用いずに成
膜イオンを発生させることが可能であるため、高真空状
態を維持しつつ成膜イオンを発生させることが可能とな
る。なお、カソード材料としては、上記したカーボンの
代わりに、セラミックや、鉄(Fe),銅(Cu),ア
ルミニウム(Al)などの金属などを用いることも可能
である。
【0016】真空ポンプ5は、例えば、ターボ分子ポン
プおよびメカニカルポンプを含んで構成されており、主
に、真空チャンバ1の内部に満たされているガス(例え
ば空気等)を排気管1Kを通じて排気し、所望の真空状
態となるまで真空チャンバ1の内部を減圧するものであ
る。
【0017】導入端子6(6A〜6C)は、例えば、汎
用の導入端子により構成されており、処理ソース2〜4
の処理条件等に応じてそれぞれ図中の矢印Y1の方向に
移動可能になっている。この導入端子6には、例えば、
冷媒循環用の配管6Hが組み込まれており、この配管6
Hに冷媒Wを循環させることにより、基板ホルダ8に装
着された基板K2を冷却可能になっている。なお、導入
端子6は、例えば金属などの導電材料により構成されて
おり、真空チャンバ1に設けられた支持部材1Bにより
支持されている。この支持部材1Bは、例えば、セラミ
ックなどの絶縁性材料により構成されており、真空チャ
ンバ1と導入端子6とは支持部材1Bを介して電気的に
分離されている。
【0018】バイアス電源7は、主に、基板ホルダ8に
装着された基板K2に対してパルス状電圧を印加するも
のである。パルス状電圧のパルスピーク値(パルス波
高),パルス立ち上がり時間,パルス間隔,パルス幅等
は、バイアス電源7により各導入端子6(6A〜6C)
ごとに独立して調整可能になっている。このバイアス電
源7は、特に、処理ソース2によりエッチング処理が行
われる際、上記したように、基板K2に負のパルス状電
圧を印加する。このバイアス電源7により基板K2に負
のパルス状電圧が印加されたときに、真空チャンバ1の
内部に発生したプラズマ中のエッチングイオンが基板K
2に引き寄せられ、このエッチングイオンにより基板K
2にエッチング処理が施される。もちろん、このバイア
ス電源7は、パルス状電圧のみならず、必要に応じて一
定電圧を印加することも可能である。
【0019】基板ホルダ8(8A〜8C)は、基板K2
を保持するものであり、例えば、導入端子6と同様に、
金属等の導電材料により構成されている。基板K2は、
例えば、円盤状や矩形状の構造を有するものである。基
板K2の材質としては、例えば、各種金属,半導体,絶
縁体または樹脂などが挙げられる。
【0020】なお、エッチング装置10は、上記した一
連の構成要素の他、例えば、エッチング装置10全体を
制御するためのマイクロコンピュータ,処理ソース2等
に各種ガスを供給するためのガスボンベ,真空チャンバ
1の外部に導出された導入端子6の他端部と接続され、
導入端子6を移動させるための駆動装置などを含んで構
成されている。
【0021】<2.エッチング方法>次に、図1〜図6
を参照して、本実施の形態に係るエッチング方法の一例
について説明する。以下では、例えば、基板K2の表面
に炭素薄膜を形成したのち(成膜処理)、この炭素薄膜
を選択的にエッチングする(エッチング処理)ことによ
り、短冊状のパターン形状を有する炭素薄膜パターンを
形成する場合について説明する。図2は炭素薄膜の成膜
工程を表し、図3〜図5はエッチング工程を表してい
る。また、図6は、エッチング処理時において基板K2
に印加されるパルス状電圧の波形(A)および電流変化
(B)をそれぞれ表している。なお、図2〜図5では、
各工程時におけるエッチング装置10の要部(基板K2
の周辺部)のみを示すと共に、処理手順を判り易くする
ために基板K2等については断面構成を示している。
【0022】炭素薄膜パターンを形成する際には、作業
者等により、以下のような準備作業が行われる。すなわ
ち、まず、例えば、シリコン(Si)により構成された
基板K2が洗浄されたのち、基板ホルダ8Cに基板K2
が装着される(図2参照)。続いて、真空チャンバ1の
密閉状態が確認されたのち、キーボードなどの入力装置
を介して一連の処理条件(処理ソース2〜4,真空ポン
プ5,導入端子6,バイアス電源7等の動作条件等)が
入力される。最後に、真空ポンプ5が稼動され、真空チ
ャンバ1の内部が所望の真空状態となるまで減圧される
と共に、バイアス電源7が稼動され、基板ホルダ8に電
圧が印加される。また、配管6Hに冷媒Wが循環され、
基板ホルダ8Cにより保持された基板K2が冷却され
る。
【0023】《2−1.成膜処理》準備作業が完了した
のち、まず、図2に示したように、例えば、処理ソース
4(FCVAイオンソース)により基板K2に成膜処理
を施す。成膜処理を行う際には、例えば、処理ソース4
の動作電圧を約−25Vとする。これにより、真空チャ
ンバ1の内部に約25eVのエネルギーを有する炭素イ
オン(成膜イオン)N1が連続的かつ高密度に発生し、
この炭素イオンN1が磁場中において選択的に濾過さ
れ、基板K2に誘導されることにより、図3に示したよ
うに、基板K2の表面に炭素薄膜、例えばta−C(te
trahedral amorphous Carbon)21が形成される。この
ta−C薄膜21は、例えば、約30分間の成膜時間に
渡って約50nmの厚みを有するように形成される。
【0024】《2−2.エッチング処理》続いて、図4
に示したように、移動アームを用いて、ta−C薄膜2
1が形成された基板K2(以下、単に「基板K2等」と
いう。)を基板ホルダ8Cから基板ホルダ8Aに移動さ
せたのち、引き続き移動アームを用いて、例えば連続的
に配列された複数(例えば2つ)の開口部22Uを有す
るマスク22をta−C薄膜21の表面に載置する。こ
のマスク22は、例えばジアゾ樹脂やPMMA(Polrme
thyl Methacrylate )などの樹脂材料などにより構成さ
れており、真空チャンバ1の内部に予め用意されてい
る。
【0025】続いて、図5に示したように、マスク22
を用いると共に、エッチングガスとして例えば酸素ガス
を用いて、処理ソース2により全体にエッチング処理を
施す。エッチング処理を行う際には、例えば、エッチン
グ条件として、エッチングガスの導入量=約3.0×1
-73 /s(約18sccm),イオンビーム加速電
圧=約200V,イオンビーム加速電流=約10mA,
背景真空度(イオン放出前における真空チャンバ1内の
真空度)=約2.9×10-4Pa,動作真空度(イオン
放出後における真空チャンバ1内の真空度)=約2.1
×10-2Paとすると共に、バイアス電源7により基板
K2等に、負のパルスピーク値V=−10kV〜−2k
Vの範囲内,より好ましくは−10kV近傍,具体的に
は例えば−6kV,パルス幅D=約60μ秒,周期T=
約1m秒の条件(図6(A)参照)で負のパルス状電圧
を印加する。このときのパルス電流値は約0.3Aであ
った(図6(B)参照)。これにより、真空チャンバ1
の内部に酸素イオン(エッチングイオン)N2を含むプ
ラズマが発生し、このプラズマ中の酸素イオンN2がマ
スク22の開口部22Uを通じてta−C薄膜21に選
択的に衝突する。これにより、ta−C薄膜21のう
ち、マスク22の開口部22Uに対応する部分が選択的
に除去され、基板K2の表面に、連続して配列された複
数(例えば3つ)の短冊状のta−C薄膜パターン21
Pが選択的に形成される。このときのエッチング速度は
約4.2nm/分であり、エッチング時における基板K
2の温度は約200°C程度であった。なお、イオンビ
ーム加速電流を約16mAとしたことを除き、他のエッ
チング条件を上記した一連の条件と同様にした際のエッ
チング処理時におけるエッチング速度は、約3.7nm
/分であった。
【0026】最後に、基板K2等を真空チャンバ1の内
部から取り外したのち、マスク22を除去することによ
り、短冊状のta−C薄膜パターン21Pが形成された
基板K2が完成する。
【0027】<3.第1の実施の形態に係る作用および
効果>以上説明したように、本実施の形態では、基板K
2等に−10kV以上−2kV以下の範囲内の負のパル
ス状電圧を印加した状態において、処理ソース2(カウ
フマン型イオンソース)によりエッチングイオン(酸素
イオン)N2を含むプラズマを発生させ、このプラズマ
中のエッチングイオンN2によりta−C薄膜21にエ
ッチング処理を施すようにしたので、以下のような理由
により、従来の各種エッチング手法を用いた場合より
も、ta−C薄膜21に対するエッチング処理を短時間
で行うことができる。
【0028】すなわち、処理ソース2(カウフマン型イ
オンソース)によりエッチング処理を行う際、エッチン
グ処理を短時間で行うためには、処理ソース2により発
生したエッチングイオンN2を基板K2等まで十分に導
く必要がある。本実施の形態に係るエッチング処理で
は、基板K2等に−10kV以上−2kV以下の範囲内
の負のパルス状電圧が印加されるため、この負のパルス
状電圧の印加作用によりエッチングイオンN2のプラズ
マ密度が高まると共に、エッチングイオンN2が基板K
2等に対して効率よく導かれ易くなる。これにより、処
理ソース2により発生したエッチングイオンN2のう
ち、イオン拡散等に起因してエッチング処理に寄与しな
い成分の割合は、エッチング処理時において基板K2等
に負のパルス状電圧を印加しない場合よりも少なくな
る。したがって、十分な量のエッチングイオンN2によ
りエッチング処理が行われ、これによりエッチング速度
が増加するため、エッチング処理は短時間で行われる。
なお、エッチング処理時において基板K2に印加される
負のパルス状電圧に関して、負のパルスピーク値Vが−
2kVより大きくなると、シース距離が大きくなること
に起因してプラズマ密度が低下し、これによりエッチン
グ速度が低下してしまう。エッチング処理を行う際に
は、特に、負のパルス状電圧を−10kV近傍とするこ
とにより、プラズマ密度が適正に確保され、エッチング
処理をより短時間で行うことができる。
【0029】このことは、本実施の形態に係るエッチン
グ方法におけるエッチング速度が4.2nm/分であっ
たのに対し、負のパルス状電圧を印加しないことを除
き、他のエッチング条件が本実施の形態に係るエッチン
グ方法における条件と同様である場合のエッチング速度
が0.8nm/分であったことから明らかである。本実
施の形態に係るエッチング方法におけるエッチング速度
は、従来の各種エッチング手法のうち、比較的エッチン
グ速度が速いと認識されているRIEによるエッチング
速度よりも速くなる。
【0030】また、本実施の形態では、成膜処理時およ
びエッチング処理時における処理温度が比較的低い(約
200°C程度)FCVAイオンソース(処理ソース
4)やカウフマン型イオンソース(処理ソース2)を利
用しているので、処理温度が比較的高い(約400°C
以上)半導体プロセスなどを用いた場合よりも、基板K
2等が高温下に晒されることがない。このため、高熱に
起因して基板K2等が処理中に変形または破損すること
などを防止することができる。
【0031】また、本実施の形態では、上記した比較的
低い温度環境下において成膜処理およびエッチング処理
が行われる利点に基づき、基板K2の構成材料として、
比較的融点が高い金属材料等の他、比較的軟化温度が低
い樹脂材料などを用いることも可能となる。
【0032】<4.第1の実施の形態に係る変形例>な
お、本実施の形態では、基板K2の表面にta−C薄膜
21を形成する場合について説明したが、必ずしもこれ
に限られるものではなく、基板K2の表面に形成する薄
膜の材質は自由に変更可能である。具体的な薄膜の材質
としては、例えば、セラミック,鉄,銅,アルミニウム
等の金属材料,ポリエチレン,PET(Polyethylene T
erephthalate),ガラス等の絶縁材料および磁気ヘッド
等に用いられるフェライト等の磁性材料などが挙げられ
る。このような場合においても、上記したta−C薄膜
21の場合と同様に、各種材質よりなる薄膜をエッチン
グ処理により短時間でパターニングすることができる。
【0033】また、本実施の形態では、ta−C薄膜2
1を短冊状にパターニングする場合について説明した
が、必ずしもこれに限られるものではなく、パターニン
グ形状は自由に変更可能である。パターニング形状の変
更は、マスク22の開口部22Uの形状を所望のパター
ニング形状に対応させることにより可能となる。
【0034】[第2の実施の形態]次に、図7〜図10
を参照して、本発明の第2の実施の形態に係るエッチン
グ方法の一例について説明する。
【0035】本実施の形態のエッチング方法は、上記第
1の実施の形態において説明したエッチング手法を利用
して透明基板を加工することにより、透明基板に1また
は2以上の窪みを形成し、例えば光学分野で有用な回折
格子を製造するものである。図7〜図10は、本実施の
形態に係るエッチング方法を利用した回折格子の製造工
程を表すものである。なお、この回折格子は、例えば、
上記第1の実施の形態において示したエッチング装置1
0(図1)を利用することにより製造可能となる。以下
では、エッチング装置10の動作等についてはその説明
を省略し、主に、回折格子の製造手順に言及して説明す
る。
【0036】本実施の形態に係るエッチング方法により
回折格子を形成する際には、例えばガラスなどの透明な
基板K3を洗浄したのち、まず、図7に示したように、
例えば、基板K3のうち、エッチング処理が施されるこ
ととなる領域(エッチング領域)Rに対応する開口部3
0Uを有するマスク30を選択的に形成する。マスク3
0を形成する際には、例えば、形成材料としてPMMA
等を用いると共に、互いに異なる厚みを有する2つの短
冊状のマスク部分30A(厚みH1),30B(厚みH
2>H1)により開口部30Uが構成されるようにす
る。なお、開口部30Uの形成数は、後述する窪みB
(図8〜図10参照)の形成数に応じて自由に設定可能
である。図7では、主に、マスク30に形成された複数
の開口部30Uのうち、2つの開口部30Uの周辺構造
のみを図示している。ここで、マスク部分30A,30
Bが本発明(請求項3)における「2つのマスク部分」
の一具体例に対応する。
【0037】続いて、マスク30を用いて、全体に、上
記第1の実施の形態において説明したエッチング処理と
同様のエッチング処理を施す。これにより、プラズマ中
のエッチングイオン(例えば酸素イオン)N2がマスク
30(開口部30U)を介して基板K3に対して選択的
に衝突することにより、基板K3のエッチング領域Rが
選択的に掘り下げられ、図8に示したように、基板K3
に、図中の奥行方向に延在する複数の窪みBが選択的に
形成される。
【0038】続いて、引き続き全体にエッチング処理を
施すことにより、図9に示したように、窪みBが深さ方
向に拡張される。このとき、エッチング処理により、マ
スク30自体も上面方向および側面方向からエッチング
されるため、マスク部分30Aの厚みH1およびマスク
部分30Bの厚みH2が共に減少すると共に、マスク部
分30A,30Bのうちの窪みB側の端縁が共に後退す
ることにより、窪みBの幅が増加する。マスク部分30
A,30Bのうちの窪みB側の端縁の後退量は、厚みH
1と厚みH2との差に応じてマスク部分30Aに対する
エッチング速度がマスク部分30Bに対するエッチング
速度よりも大きくなることに起因し、マスク部分30B
よりもマスク部分30Aについてより大きくなる。基板
K3に対するエッチング処理は、主に、窪みBのうちの
マスク部分30Bに近い側では鉛直下向き方向に進行す
る一方、マスク部分30Aに近い側では横方向に進行す
ることとなり、これにより、2つの斜面により構成され
た谷状の構造をなすように窪みBが形成される。
【0039】続いて、さらに、引き続き全体にエッチン
グ処理を施すことにより、図10に示したように、窪み
Bの深さの拡張および幅の増加と共に、マスク30(マ
スク部分30A、30B)の厚みの減少が進行する。な
お、窪みBの寸法(深さお,幅等)は、エッチング処理
時間を調整することにより自由に設定可能である。最後
に、窪みBが所望の寸法を有するまでエッチング処理を
行ったのち、マスク30を除去することにより、基板K
3に複数の窪みBが形成され、回折格子が完成する。
【0040】本実施の形態では、上記第1の実施の形態
において説明したエッチング方法を利用して基板K3に
窪みBを形成するようにしたので、上記第1の実施の形
態において説明した場合と同様の作用により、基板K3
に窪みBを短時間で形成することが可能となる。したが
って、ガラスなどの基板K3に複数の窪みBを形成する
ことにより、光学分野で有用な回折格子を短時間で形成
することができる。
【0041】さらに、本実施の形態では、互いに同一の
材料により構成され、互いに異なる厚みを有するマスク
部分30A(厚みH1)およびマスク部分30B(H2
>H1)によりを含むようにマスク30を構成し、これ
らのマスク部分30A,30Bにより開口部30Uが構
成されるようにしたので、マスク部分30A,30の厚
みの差異に起因するエッチング速度の差異を利用して、
2つの斜面により構成された谷状の構造をなすように窪
みBを形成することができる。もちろん、窪みBの寸法
(深さ,幅等)は、マスク部分30A,30Bの厚みお
よびエッチング処理時間等を調整することにより自由に
設定可能である。
【0042】本実施の形態における上記以外の作用,効
果および変形例等は、上記第1の実施の形態の場合と同
様である。
【0043】なお、本実施の形態では、マスク部分30
A,30Bの材料として互いに同一の材料を用い、マス
ク部分30A,30Bの厚みが互いに異なるようにした
が(H2>H1)、必ずしもこれに限られるものではな
い。図11および図12は、本実施の形態に係るエッチ
ング方法に対する変形例としてのエッチング方法を利用
した回折格子の製造工程を表すものであり、上記実施の
形態において説明した図7および図10にそれぞれ対応
するものである。なお、図11および図12に示した構
成要素のうち、上記実施の形態において説明した構成要
素と同一の部分には同一の符号を付している。
【0044】変形例としてのエッチング方法では、図1
1に示したように、基板K3の表面に、上記第1の実施
の形態におけるマスク部分30Aの替わりに、例えばP
MMAや銅等により構成された短冊状のマスク部分40
を形成すると共に、マスク部分30Bの替わりに、マス
ク部分40に対するエッチング速度よりも大きいエッチ
ング速度を有し、例えばインデンカルボン酸等により構
成された短冊状のマスク部分50を形成する。マスク部
分40,50を形成する際には、例えば、マスク部分4
0の厚みH3とマスク部分50の厚みH4とが互いに一
致するようにする(H3=H4)と共に、マスク部分4
0とマスク部分50とにより開口部45Uが構成される
ようにする。マスク部分40,50を用いて、上記実施
の形態の場合と同様のエッチング処理を基板K3に選択
的に施すことにより、図12に示したように、マスク部
分40,50の材質の差異に起因するエッチング速度の
差異を利用し、上記実施の形態の場合と同様の構造的特
徴を有する窪みBを基板K3に短時間で形成することが
できる。ここで、マスク部分40,50が本発明(請求
項4)における「2つのマスク部分」の一具体例に対応
する。
【0045】以上、いくつかの実施の形態を挙げて本発
明を説明したが、本発明は上記各実施の形態に限定され
るものではなく、種々変形可能である。例えば、上記各
実施の形態において説明したエッチング方法に係るエッ
チング条件およびエッチング処理に用いたエッチング装
置の構成等は、必ずしも上記各実施の形態において説明
したものに限られるものではなく、基板K2,K3に−
10kV〜−2kVの範囲内の負のパルス状電圧を印加
した状態において、処理ソース2(カウフマン型イオン
ソース)により基板K2,K3にエッチング処理を施す
ことが可能な限り、自由に変更可能である。この場合に
おいても、上記実施の形態の場合と同様の効果を得るこ
とができる。
【0046】また、上記第2の実施の形態では、本発明
のエッチング方法を利用し、光学分野において有用な回
折格子を製造する場合について説明したが、必ずしもこ
れに限られるものではなく、本発明のエッチング方法
は、エッチング処理を利用して製造可能な光学分野以外
の各種分野における各種構造物の製造に適用可能であ
る。この場合においても、エッチング処理の短時間化に
係る利点を享受し、各種構造物を短時間で製造すること
ができる。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載のエ
ッチング方法によれば、被処理体に−10kV以上−2
kV以下の範囲内の負のパルス状電圧を印加した状態に
おいて、イオンを含むプラズマを発生させ、このプラズ
マ中のイオンにより被処理体にエッチング処理を施すよ
うにしたので、負のパルス状電圧の印加作用によりイオ
ンのプラズマ密度が高まると共に、イオンが被処理体に
対して効率よく導かれ易くなる。これにより、エッチン
グ速度が増加するため、従来の各種エッチング手法を用
いた場合よりもエッチング処理を短時間で行うことがで
きる。
【0048】また、請求項2ないし請求項4のいずれか
1項に記載のエッチング方法によれば、光透過性を有す
る被処理体上に、エッチング処理が施されるエッチング
領域に対応する開口部を有するマスクを形成したのち、
被処理体に−10kV以上−2kV以下の範囲内の負の
パルス状電圧を印加した状態において、イオンを含むプ
ラズマを発生させ、開口部を有するマスクを用いてプラ
ズマ中のイオンにより被処理体にエッチング処理を選択
的に施すことにより、被処理体に1または2以上の窪み
を形成するようにしたので、エッチング速度が増加し、
被処理体に1または2以上の窪みを短時間で形成するこ
とが可能となる。したがって、被処理体に1または2以
上の窪みを形成することにより製造可能な、例えば光学
分野で有用な回折格子等を短時間で製造することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係るエッチング方
法において用いられるエッチング装置の構成の一例を表
す図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態に係るエッチング方
法における成膜工程を説明するための図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態に係るエッチング方
法におけるエッチング工程を説明するための図である。
【図4】図3に続く工程を説明するための図である。
【図5】図4に続く工程を説明するための図である。
【図6】エッチング処理時におけるパルス状電圧の波形
および電流変化を表す図である。
【図7】本発明の第2の実施の形態に係るエッチング方
法を利用した回折格子の製造工程を説明するための図で
ある。
【図8】図7に続く工程を説明するための図である。
【図9】図8に続く工程を説明するための図である。
【図10】図9に続く工程を説明するための図である。
【図11】本発明の第2の実施の形態に係るエッチング
方法に対する変形例としてのエッチング方法を利用した
回折格子の製造工程を説明するための図である。
【図12】図11に続く工程を説明するための図であ
る。
【図13】物理化学エッチングを利用した従来のエッチ
ング装置の構成の一例を模式的に表す図である。
【符号の説明】 1…真空チャンバ、2,3,4…処理ソース、5…真空
ポンプ、6(6A、6B,6C)…導入端子、7…バイ
アス電源、8(8A,8B,8C)…基板ホルダ、10
…エッチング装置、21…ta−C薄膜、21P…ta
−C薄膜パターン、22,30…マスク、22U,30
U,45U…開口部、30A,30B,40,50…マ
スク部分、B…窪み、H1,H2,H3,H4…厚み、
K1,K2,K3…基板、N1…成膜イオン、N2…エ
ッチングイオン、R…エッチング領域。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H049 AA37 AA63 4K057 DA12 DB02 DB04 DB05 DD01 DE01 DE14 DE20 DG15 DM02 DN01 5F004 BA12 BB16 DA04 DA23 DA25 DA26 DB00 DB08

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被処理体にエッチング処理を施すエッチ
    ング方法であって、前記被処理体に−10kV以上−2
    kV以下の範囲内の負のパルス状電圧を印加した状態に
    おいて、イオンを含むプラズマを発生させ、このプラズ
    マ中のイオンにより前記被処理体にエッチング処理を施
    すことを特徴とするエッチング方法。
  2. 【請求項2】 光透過性を有する被処理体にエッチング
    処理を施すことにより、前記被処理体に1または2以上
    の窪みを形成するエッチング方法であって、前記被処理
    体上に、エッチング処理が施されるエッチング領域に対
    応する開口部を有するマスクを形成したのち、前記被処
    理体に−10kV以上−2kV以下の範囲内の負のパル
    ス状電圧を印加した状態において、イオンを含むプラズ
    マを発生させ、前記開口部を有するマスクを用いてプラ
    ズマ中のイオンにより前記被処理体にエッチング処理を
    選択的に施すことにより、前記被処理体に前記1または
    2以上の窪みを形成することを特徴とするエッチング方
    法。
  3. 【請求項3】 前記開口部を構成し、互いに同一のエッ
    チング速度を有し厚みが異なる2つのマスク部分を含む
    ように前記マスクを形成することを特徴とする請求項2
    記載のエッチング方法。
  4. 【請求項4】 前記開口部を構成し、互いに異なるエッ
    チング速度を有し厚みが同一の2つのマスク部分を含む
    ように前記マスクを形成することを特徴とする請求項2
    記載のエッチング方法。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US8294230B2 (en) 2007-04-05 2012-10-23 Fujitsu Semiconductor Limited Surface profile sensor and method for manufacturing the same
JP2013044664A (ja) * 2011-08-25 2013-03-04 Seiko Epson Corp 傾斜構造体及び分光センサーの製造方法
JP2018026501A (ja) * 2016-08-12 2018-02-15 東京エレクトロン株式会社 基板処理方法及び基板処理装置
JP2022528648A (ja) * 2019-03-29 2022-06-15 華南理工大学 リセスゲートエンハンスメントデバイスを製造するための高精度エッチング装置、及びそれを用いたエッチング方法

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