JP2002294375A - 軟磁性合金、およびそれを用いた歯科用磁性アタッチメント - Google Patents
軟磁性合金、およびそれを用いた歯科用磁性アタッチメントInfo
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- JP2002294375A JP2002294375A JP2001096500A JP2001096500A JP2002294375A JP 2002294375 A JP2002294375 A JP 2002294375A JP 2001096500 A JP2001096500 A JP 2001096500A JP 2001096500 A JP2001096500 A JP 2001096500A JP 2002294375 A JP2002294375 A JP 2002294375A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 耐食性かつ磁気特性に優れる安価なを提供す
ること、およびそれを用いた孔食およびすき間腐食に対
する耐食性かつ優れた吸引力を有するコバルト−クロム
合金、および歯科用磁性アタッチメントを提供する。 【解決手段】 重量%でCr17〜35%、Mo0.7
5〜2.5%、Fe30〜55%、残部Co、および不
可避的不純物からなることを特徴とする軟磁性コバルト
−クロム合金。
ること、およびそれを用いた孔食およびすき間腐食に対
する耐食性かつ優れた吸引力を有するコバルト−クロム
合金、および歯科用磁性アタッチメントを提供する。 【解決手段】 重量%でCr17〜35%、Mo0.7
5〜2.5%、Fe30〜55%、残部Co、および不
可避的不純物からなることを特徴とする軟磁性コバルト
−クロム合金。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、口腔内環境の腐食
に耐えうるコバルト−クロム系の軟磁性合金に関し、ま
た歯科医療分野における義歯の固定に永久磁石の吸引力
を利用した歯科用磁性アタッチメントに関する。
に耐えうるコバルト−クロム系の軟磁性合金に関し、ま
た歯科医療分野における義歯の固定に永久磁石の吸引力
を利用した歯科用磁性アタッチメントに関する。
【0002】
【従来の技術】図1に、歯科用磁性アタッチメントの概
略図を示す。歯科用磁性アタッチメントは、磁石構造体
とキーパーから構成される。この内磁石構造体は、永久
磁石とこれから発生する磁束をキーパー側に誘導するヨ
ークを基本構成部品としている。これを、軟磁性材料か
らなるキーパーに対抗させ、磁石構造体とキーパー間の
吸引力によって義歯を固定するものである。歯科用磁性
アタッチメントのヨーク、キーパー材料は、口腔内の環
境に耐える優れた耐食性、かつ義歯を安定して固定する
ため高い磁気特性が要求され、例えばAu−Co−Ni
合金がある。
略図を示す。歯科用磁性アタッチメントは、磁石構造体
とキーパーから構成される。この内磁石構造体は、永久
磁石とこれから発生する磁束をキーパー側に誘導するヨ
ークを基本構成部品としている。これを、軟磁性材料か
らなるキーパーに対抗させ、磁石構造体とキーパー間の
吸引力によって義歯を固定するものである。歯科用磁性
アタッチメントのヨーク、キーパー材料は、口腔内の環
境に耐える優れた耐食性、かつ義歯を安定して固定する
ため高い磁気特性が要求され、例えばAu−Co−Ni
合金がある。
【0003】また、特許第2627026号には、重量
比にしてC;0.02%以下、Si;0.50%以下、
Mn;0.40%以下、S;0.015%以下、Cr;
18.5〜24.0%、Mo;0.5〜3.5%、A
l;0.02%以下、Ti;0.05〜0.30%、
N;0.02%以下、O;0.01%以下からなり、残
部がFeおよび不純物元素からなることを特徴とする歯
科アタッチメント用軟磁性ステンレス鋼が開示されてお
り、これによればC+N含有量を極力低減すること、M
oとTiを複合添加することにより耐食性および磁気特
性を向上させることが記載されている。
比にしてC;0.02%以下、Si;0.50%以下、
Mn;0.40%以下、S;0.015%以下、Cr;
18.5〜24.0%、Mo;0.5〜3.5%、A
l;0.02%以下、Ti;0.05〜0.30%、
N;0.02%以下、O;0.01%以下からなり、残
部がFeおよび不純物元素からなることを特徴とする歯
科アタッチメント用軟磁性ステンレス鋼が開示されてお
り、これによればC+N含有量を極力低減すること、M
oとTiを複合添加することにより耐食性および磁気特
性を向上させることが記載されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】歯科用Au−Co−N
i系磁性合金は、耐食性は高いもののAuを含有するた
めコスト的にも高価となる上、アレルギーの原因となる
可能性のあるNiが少量とはいえ溶出することも懸念さ
れ、磁気特性も十分ではない。一方、生体用コバルト−
クロム合金としてはASTM規格にF75−92等の合
金が規定されているが、これらは非磁性合金であり、磁
性を利用する用途には適用できない。図2に歯科用磁性
アタッチメントの使用環境を示す。9は歯根10に埋設
される根面板であり、その上端面に磁性材料からなるキ
ーパー2が備えられる。8は義歯の土台となる義歯床で
あり、この義歯床8内に永久磁石構造体1が備えられ
る。このように歯科用磁性アタッチメントは義歯床、根
面部材に適用され、非常に腐食を生じやすい環境下に置
かれる。生体用としてさらに安全性の高い歯科用磁性ア
タッチメントが求められ、特許第2627026号に記
載の歯科アタッチメント用軟磁性ステンレス鋼よりも耐
食性の良好なものが求められてきた。従って、本発明は
耐食性かつ磁気特性に優れる安価なものを提供するこ
と、およびそれを用いた孔食およびすき間腐食に対する
耐食性かつ優れた吸引力を有するコバルト−クロム系の
軟磁性合金、および歯科用磁性アタッチメントを提供す
ることを目的とする。
i系磁性合金は、耐食性は高いもののAuを含有するた
めコスト的にも高価となる上、アレルギーの原因となる
可能性のあるNiが少量とはいえ溶出することも懸念さ
れ、磁気特性も十分ではない。一方、生体用コバルト−
クロム合金としてはASTM規格にF75−92等の合
金が規定されているが、これらは非磁性合金であり、磁
性を利用する用途には適用できない。図2に歯科用磁性
アタッチメントの使用環境を示す。9は歯根10に埋設
される根面板であり、その上端面に磁性材料からなるキ
ーパー2が備えられる。8は義歯の土台となる義歯床で
あり、この義歯床8内に永久磁石構造体1が備えられ
る。このように歯科用磁性アタッチメントは義歯床、根
面部材に適用され、非常に腐食を生じやすい環境下に置
かれる。生体用としてさらに安全性の高い歯科用磁性ア
タッチメントが求められ、特許第2627026号に記
載の歯科アタッチメント用軟磁性ステンレス鋼よりも耐
食性の良好なものが求められてきた。従って、本発明は
耐食性かつ磁気特性に優れる安価なものを提供するこ
と、およびそれを用いた孔食およびすき間腐食に対する
耐食性かつ優れた吸引力を有するコバルト−クロム系の
軟磁性合金、および歯科用磁性アタッチメントを提供す
ることを目的とする。
【0005】
【問題を解決するための手段】本発明者らは上記問題を
解決するため鋭意研究を重ねた結果、次のような知見を
得た。コバルト−クロム合金の主成分であるCoは磁性
を有する元素であり、Co−Cr系合金は成分範囲によ
っては強磁性を示すことが知られている。更に、代表的
強磁性元素であるFeを添加することにより、コバルト
−クロム合金を強磁性化することが可能である。特にC
oを添加することでCrを含有する際に問題となる磁気
特性の劣化を緩和する効果があるため歯科用磁性アタッ
チメント材料として好適である。
解決するため鋭意研究を重ねた結果、次のような知見を
得た。コバルト−クロム合金の主成分であるCoは磁性
を有する元素であり、Co−Cr系合金は成分範囲によ
っては強磁性を示すことが知られている。更に、代表的
強磁性元素であるFeを添加することにより、コバルト
−クロム合金を強磁性化することが可能である。特にC
oを添加することでCrを含有する際に問題となる磁気
特性の劣化を緩和する効果があるため歯科用磁性アタッ
チメント材料として好適である。
【0006】以下に、本発明による軟磁性合金の組成限
定理由を述べる。組成は重量%で示す。CrおよびMo
は、コバルト−クロム合金の基本的な耐食性を決定する
元素であり、Crは17〜30%、Moは0.75〜3
%の範囲で添加する。コバルト−クロム合金の耐食性は
おもにCrの不動態皮膜によったものであるため、Cr
量が17%未満であると歯科用磁性アタッチメントに用
いるコバルト−クロム合金としての耐食性は不十分であ
り、35%を超えると材質的に硬すぎ、かつ脆化の原因
となり機械的強度の低下をもたらすので17〜35%と
する。Moは、表面の不動態皮膜を強化し耐食性を向上
させるので0.75%以上添加し、3%を超えるとやは
り脆化の原因となり、また熱処理条件によっては金属組
織がスピノーダル分解を生じやすなり、磁気特性的に硬
磁性を示す場合があるので0.75〜3%とする。Fe
は、磁気的特性を決定する元素であり30%以上添加す
る。しかし、多量に添加すると金属組織的に異相が出現
するため55%以下とした。
定理由を述べる。組成は重量%で示す。CrおよびMo
は、コバルト−クロム合金の基本的な耐食性を決定する
元素であり、Crは17〜30%、Moは0.75〜3
%の範囲で添加する。コバルト−クロム合金の耐食性は
おもにCrの不動態皮膜によったものであるため、Cr
量が17%未満であると歯科用磁性アタッチメントに用
いるコバルト−クロム合金としての耐食性は不十分であ
り、35%を超えると材質的に硬すぎ、かつ脆化の原因
となり機械的強度の低下をもたらすので17〜35%と
する。Moは、表面の不動態皮膜を強化し耐食性を向上
させるので0.75%以上添加し、3%を超えるとやは
り脆化の原因となり、また熱処理条件によっては金属組
織がスピノーダル分解を生じやすなり、磁気特性的に硬
磁性を示す場合があるので0.75〜3%とする。Fe
は、磁気的特性を決定する元素であり30%以上添加す
る。しかし、多量に添加すると金属組織的に異相が出現
するため55%以下とした。
【0007】従って、本発明は、重量%でCr17〜3
5%、Mo0.75〜2.5%、Fe30〜55%、残
部Co、および不可避的不純物からなる軟磁性合金、お
よび、軟磁性材料からなる外殻によって内部に永久磁石
を配置した磁石構造体と、義歯に固定した義歯床の底部
に設けた穴に装着し歯牙の残根もしくは人工歯根に固定
した軟磁性材料からなるキーパーとからなる歯科用磁性
アタッチメントであって、軟磁性材料のうち少なくとも
一部が重量%でCr17〜35%、Mo0.75〜2.
5%、Fe30〜55%、残部Co、および不可避的不
純物からなる軟磁性合金であることを特徴とする歯科用
磁性アタッチメントである。この歯科用磁性アタッチメ
ントは磁石構造体とキーパー間で作用する吸引力により
前記義歯床を歯根に固定するように構成した口腔内で使
用される。FeとCoの比は50〜80:50〜20と
することが好ましい。また、吸着力を必要とする歯科用
磁性アタッチメント材としてCr20〜30%,Co1
5〜25%を含むものが好ましい。詳細な義歯アタッチ
メント1の構成を図1に示す。図1において、4は永久
磁石、3はケース、5および6はシール部材である。シ
ール部材はシール縁部材6とシール中央部材5とにより
構成され、シーム溶接によってシール中央部材とシール
縁部材とケースとが一体にシーム溶接されて形成されて
いる。シール縁部材は例えばSUS316Jなどからな
るオーステナイト系ステンレス鋼であり、ケースとシー
ル中央部材の間を磁気的に遮断する役割を果たす。永久
磁石からの磁束はケースからキーパ2を介し、シール中
央部材を通るという磁気回路を形成する。特に本発明の
組成のようにCoを含む材料を用いると非磁性のシール
縁部材を溶接した際に磁性材への転換が抑制され、ケー
スとシール中央部材との磁気的な遮断が保持されやす
い。
5%、Mo0.75〜2.5%、Fe30〜55%、残
部Co、および不可避的不純物からなる軟磁性合金、お
よび、軟磁性材料からなる外殻によって内部に永久磁石
を配置した磁石構造体と、義歯に固定した義歯床の底部
に設けた穴に装着し歯牙の残根もしくは人工歯根に固定
した軟磁性材料からなるキーパーとからなる歯科用磁性
アタッチメントであって、軟磁性材料のうち少なくとも
一部が重量%でCr17〜35%、Mo0.75〜2.
5%、Fe30〜55%、残部Co、および不可避的不
純物からなる軟磁性合金であることを特徴とする歯科用
磁性アタッチメントである。この歯科用磁性アタッチメ
ントは磁石構造体とキーパー間で作用する吸引力により
前記義歯床を歯根に固定するように構成した口腔内で使
用される。FeとCoの比は50〜80:50〜20と
することが好ましい。また、吸着力を必要とする歯科用
磁性アタッチメント材としてCr20〜30%,Co1
5〜25%を含むものが好ましい。詳細な義歯アタッチ
メント1の構成を図1に示す。図1において、4は永久
磁石、3はケース、5および6はシール部材である。シ
ール部材はシール縁部材6とシール中央部材5とにより
構成され、シーム溶接によってシール中央部材とシール
縁部材とケースとが一体にシーム溶接されて形成されて
いる。シール縁部材は例えばSUS316Jなどからな
るオーステナイト系ステンレス鋼であり、ケースとシー
ル中央部材の間を磁気的に遮断する役割を果たす。永久
磁石からの磁束はケースからキーパ2を介し、シール中
央部材を通るという磁気回路を形成する。特に本発明の
組成のようにCoを含む材料を用いると非磁性のシール
縁部材を溶接した際に磁性材への転換が抑制され、ケー
スとシール中央部材との磁気的な遮断が保持されやす
い。
【0008】本系合金は不可避的不純物としてC,N,P,S,
Oの混入が考えられる。不可避的不純物の上限は以下の
ように規定する。CはCr、Moと化合物を形成するため、C
rまたはMoの欠乏層の原因となる。このため、耐食性を
低下させない範囲として0.005%以下とする。NもCr,Mo
と化合物を形成してCr,Mo欠乏層の原因となるため、同
様に0.04%以下とする。Pは結晶粒界に偏析し、耐食性
を低下させる働きがあるため、限界値として0.01%以下
とする。SはMn等と化合し硫化物系非金属介在物となっ
て局部腐食の起点となるため、0.01%以下とする。OはA
l,Si,Mn等の脱酸化剤と化合し、分離しきれない酸化物
系非金属介在物となるため最大0.003%とする。
Oの混入が考えられる。不可避的不純物の上限は以下の
ように規定する。CはCr、Moと化合物を形成するため、C
rまたはMoの欠乏層の原因となる。このため、耐食性を
低下させない範囲として0.005%以下とする。NもCr,Mo
と化合物を形成してCr,Mo欠乏層の原因となるため、同
様に0.04%以下とする。Pは結晶粒界に偏析し、耐食性
を低下させる働きがあるため、限界値として0.01%以下
とする。SはMn等と化合し硫化物系非金属介在物となっ
て局部腐食の起点となるため、0.01%以下とする。OはA
l,Si,Mn等の脱酸化剤と化合し、分離しきれない酸化物
系非金属介在物となるため最大0.003%とする。
【0009】
【発明の実施の形態】(実施例)表1に示すように、コ
バルト−クロム合金を製造し、耐食性および磁気特性を
評価した。耐食性は、JIS T 6101歯科用ニッ
ケルクロム合金線の溶出試験方法に準じて試験した。す
なわち、試験片の表面積1cm2とし、1%乳酸水溶液
50mlに37℃で7日間全浸漬し、浸漬液中の金属イ
オン溶出量を分析した。磁気特性はB−H曲線より求め
た飽和磁束密度Bsを示す。また、別途本発明の組成の
ものに対し、Co含有量分をFeで置換したものも測定
したがBsは本発明のものより低いことを確認した。
バルト−クロム合金を製造し、耐食性および磁気特性を
評価した。耐食性は、JIS T 6101歯科用ニッ
ケルクロム合金線の溶出試験方法に準じて試験した。す
なわち、試験片の表面積1cm2とし、1%乳酸水溶液
50mlに37℃で7日間全浸漬し、浸漬液中の金属イ
オン溶出量を分析した。磁気特性はB−H曲線より求め
た飽和磁束密度Bsを示す。また、別途本発明の組成の
ものに対し、Co含有量分をFeで置換したものも測定
したがBsは本発明のものより低いことを確認した。
【0010】
【表1】
【0011】(比較例および従来例)比較例として、A
u−Co−Ni系の合金組成で実施例1と同様の実験を
行なった。溶出量は低いがBsが本発明のものより低
く、十分な磁気特性が得られない。また、Co−Cr−
Mo系についても同様の実験を行なったがBsは極短に
低く、本発明の歯科用磁性アタッチメントとしては不適
である。
u−Co−Ni系の合金組成で実施例1と同様の実験を
行なった。溶出量は低いがBsが本発明のものより低
く、十分な磁気特性が得られない。また、Co−Cr−
Mo系についても同様の実験を行なったがBsは極短に
低く、本発明の歯科用磁性アタッチメントとしては不適
である。
【0012】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば耐
孔食性に優れ、かつ磁気特性に優れた歯科用磁性アタッ
チメントの材料として最適なコバルト−クロム系の軟磁
性合金が得られる。
孔食性に優れ、かつ磁気特性に優れた歯科用磁性アタッ
チメントの材料として最適なコバルト−クロム系の軟磁
性合金が得られる。
【図1】歯科用アタッチメントの概略構成図。
【図2】歯科用アタッチメントの適用例。
1 磁石構造体、2 キーパー、3 カップヨーク、4
永久磁石、5 フタ材、6 非磁性材
永久磁石、5 フタ材、6 非磁性材
Claims (2)
- 【請求項1】 重量%でCr17〜35%、Mo0.7
5〜2.5%、Fe30〜55%、残部Co、および不
可避的不純物からなることを特徴とする軟磁性合金。 - 【請求項2】 軟磁性材料からなる外殻によって内部に
永久磁石を配置した磁石構造体と、義歯に固定した義歯
床の底部に設けた穴に装着し歯牙の残根もしくは人工歯
根に固定した軟磁性材料からなるキーパーと、からなる
歯科用磁性アタッチメントであって、軟磁性材料のうち
少なくとも一部が重量%でCr17〜35%、Mo0.
75〜2.5%、Fe30〜55%、残部Co、および
不可避的不純物からなる軟磁性合金であることを特徴と
する歯科用磁性アタッチメント。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001096500A JP2002294375A (ja) | 2001-03-29 | 2001-03-29 | 軟磁性合金、およびそれを用いた歯科用磁性アタッチメント |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001096500A JP2002294375A (ja) | 2001-03-29 | 2001-03-29 | 軟磁性合金、およびそれを用いた歯科用磁性アタッチメント |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002294375A true JP2002294375A (ja) | 2002-10-09 |
Family
ID=18950407
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001096500A Pending JP2002294375A (ja) | 2001-03-29 | 2001-03-29 | 軟磁性合金、およびそれを用いた歯科用磁性アタッチメント |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002294375A (ja) |
-
2001
- 2001-03-29 JP JP2001096500A patent/JP2002294375A/ja active Pending
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712 Effective date: 20040526 |
|
A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712 Effective date: 20070613 |