JPH0390545A - 軟磁性高強度鋼 - Google Patents

軟磁性高強度鋼

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JPH0390545A
JPH0390545A JP22595389A JP22595389A JPH0390545A JP H0390545 A JPH0390545 A JP H0390545A JP 22595389 A JP22595389 A JP 22595389A JP 22595389 A JP22595389 A JP 22595389A JP H0390545 A JPH0390545 A JP H0390545A
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JP
Japan
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soft magnetic
high strength
strength
coercive force
less
Prior art date
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Pending
Application number
JP22595389A
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English (en)
Inventor
Makoto Usui
誠 臼井
Hirotomo Kamiyama
拓知 上山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Koyo Seiko Co Ltd
Aichi Steel Corp
Original Assignee
Koyo Seiko Co Ltd
Aichi Steel Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 、〔産業上の利用分野] 本発明は、軟質な磁気特性(軟磁性)を有すると共に高
強度のマルエージング鋼に関する。
〔従来技術〕
近年、各種産業機器、更には原子力設備、航空宇宙設備
等においては、誘導電動機の回転体などに軟磁性高強度
鋼が要求されている。即ち9例えば高速回転体のヨーク
材、リレー材には、軟磁性であると共に高強度な材料が
要求されている。
しかして、上記軟磁性高強度材料としては7例えばマル
エージング鋼がある。言亥マルエージング鋼は、C量が
低くてNi量の多い(例えば18%)マルテンサイト鋼
に適切な時効処理を与えることより得られる。そして、
該マルエージング鋼は180 kg r /mm”以上
という高い引張り強度を有し、また半硬質な磁性を有す
る。
〔解決しようとする課題〕
しかしながら、上記従来のマルエージング鋼は引張り強
度は高いものの、保磁力が約20エルステツド(Oe)
以上であるため、磁気的に十分に軟質であるとは言えな
い。
本発明は、かかる従来の問題点に鑑み、従来の18N+
マルエージング鋼を改良し、保磁力が15エルステツド
以下で、しかも高強度の軟磁性高強度のマルエージング
鋼を提供しようとするものである。
(課題の解決手段〕 本願の第1発明は1重量比で、C0,03%以下、Si
0.1%以下、Mn0.1%以下、Ni4〜23%、C
u0.5〜6.0%、Mo0.2〜5.0%、及びTi
0.3〜3.0%又はAl0005〜3.0%の一方又
は双方を含有し、残部鉄よりなることを特徴とする軟磁
性高強度鋼にある。
本発明者らは、上記課題を解決するため、従来のマルエ
ージング鋼における磁気特性を改善すべく、Ni、C0
.Moの合金元素の添加量を低くすることを検討した。
しかし、上記合金元素の量を低減すると9強度が低下し
、更にNi量の低減は、マルテンサイト変態点の上昇、
焼入性の低下を招来する。
そこで1本発明は、特にCOを必須とせず、CUを添加
し、他の各種合金成分を調整することにより、マルテン
サイト変態点の上昇及び焼入性低下を防止し、軟磁性で
かつ高強度のマルエージング鋼を得たものである。
また、第2発明は、上記第1発明において、更にCo0
.5〜10.0%、Cr0.5〜10%の一方又は双方
を添加したものである。
次に、上記発明における成分限定理由につき。
説明する。
C,0,03%以下。
Cは不純物として混入するものであるが、0゜03%を
越えるとTiなどと炭化物を形威し、延性、靭性を害す
るおそれがある。
Si;0.1%以下。
Siは、不純物として混入するものであるが。
0.1%を越えると非金属介在物量が増加し、延性及び
靭性の低下を招くおそれがある。
M n ; 0 、 1%以下。
Mnは、不純物として混入するものであるが。
0、 1%を越えると非金属介在物量が増加し、延性及
び靭性の低下を招くおそれがある。
N i; 4〜23%。
Niは、マルテンサイト構成元素であり、マルテンサイ
ト状態で適切な時効処理をして鋼を強化するものである
。しかし、4%未満では、必要な強度が得られないので
、下限は4%とした。一方。
Fe−Ni系合金をγ単相になるまで加熱した後冷却し
たとき、全てマルテンサイト変態させるには、上限を2
3%とする必要がある。
Cu ; 0.5〜6.0%。
Cuは1本発明のマルエージング鋼の強度を確保するた
め、0.5%以上必要である。また、6゜0%を越える
と、1束密度が低下し、保磁力上昇は小さいが、熱間加
工性が低下する。
Mo ; 0.2〜5.0%。
Moは、析出強化元素であるが、0.2%未満では強度
向上及び靭性向上に効果が少ない。一方。
5%を越えると磁束密度が低下し、保磁力が上昇する。
T I ; 0.  3〜3.0%。
Tiは、Alと同様に3時効硬化元素として主要な元素
である。
しかし、0.3%未満では析出硬化量が少なく強度が不
充分となる。一方、3%を越えると磁束密度の低下、保
磁力の上昇を招く。
Al2;0.05〜3.0%。
Affiは、Tiと同様に時効硬化元素として主要な元
素であると共に、脱酸剤の役割も有する。しかし、0.
05%未満では、脱酸剤としての効果が発揮されない。
一方、3%を越えると、磁束密度の低下、保磁力の上昇
を招く。
しかして、上記Ti及びAl2は、その一方又は双方を
上記範囲において添加する。
Co;0.5〜10.0%。
Coは1強化元素であるが、十分な強度を得るためには
、0.5%以上が必要である。しかし。
10%を越えると磁束密度が低下し、保磁力が上昇する
。また、コストが高くなる。
Cr  ; 0. 5〜10. 0%。
Crは9強化元素であると共に耐食性向上元素であり、
0.5%以上が必要である。しかし、10%を越えると
磁束密度が低下し、保磁力が上昇する。また、コストが
高くなる。
しかして、上記Co及びCrはその一方又は双方を上記
範囲において添加する。
[作用及び効果〕 第1発明によれば、保磁力が15エルステツド以下で、
磁束密度が12KG以上で、かつ引張強度が140kg
f/m”以上の軟磁性、高強度のマルエージング鋼を得
ることができる。
また、第2発明によれば、第1発明よりは一般的に保磁
力が若干高いが、I束密度がほぼ同じで強度の高い、軟
磁性高強度のマルエージング鋼を得ることが出来る。ま
た、第2発明番こおいてC「を添加したものは一層耐食
性に優れている。
〔実施例] 本発明にかかる種々の軟磁性高強度鋼を製造し。
その引張強さ、保磁力、磁束密度及び耐食性につき測定
した。各軟磁性高強度鋼の化学成分を第1表に、また上
記測定結果を第2表に示した。
第1表において、NαA−Eは第1発明、NCLF〜H
は第2発明の軟磁性高強度鋼を示す。また、同表におい
て、Nα■〜Oは比較鋼を、N(LPは従来鋼を示す。
また、上記引張強さ(kg f /rtm” )は、平
行部の直径5En、長さ25mll1のJISd号試験
片を作製し、820’C,1時間の溶体化処理を行い1
次いで480’C,5時間で時効処理を行い、その後測
定した。
保磁力(Oe)及び磁束密度(KG)に関しては、外径
24mm、内径16IIIll、厚み12+nmのリン
グ状試験片を用いて、直流磁気特性を測定し、保磁力H
cと、50エルステンド(Oe)における磁束密度B、
。を測定した。
また、耐食性に関しては、直径20閣、長さ20m5の
鋼片について、5%Na Cff1水溶液による。
室温での塩水噴霧試験を行った。そして、耐食性が良好
なものA、普通のものB、悪いものCの3段階評価を行
った。
第1表及び第2表より知られるごとく、第1発明綱A−
Eはいずれも引張強さl 50 kg f /m”以上
、保磁力14(Oe)以下、VA束密度12KG以上と
いう優れた高強度と磁気特性を有することが分る。また
、耐食性についても普通程度である。
マタ、第2発明mF−Hは、引張強さ、118kgf/
ma+”以上、保磁力13(Oe)以下、fff束密度
13KG以上という優れた性能を有している。
また、NIIG及びHは特に耐食性に優れている。これ
は、Crを含有しているためと考えられる。
これに比して、比較鋼■は、Ni1lが少ないため、又
比較鋼JはCu1lが少ないため、いずれも引張強さが
低く、また耐食性にも劣る。また、比較w4にはCu量
が多いため、引張強さは若干高いが、保磁力が大きく、
磁束密度が低下している。
また、比較鋼りはMailが少ないため、引張強さが低
い。
また、比較鋼MはTiiが少なく、 Affi量も少な
いため引張強さがかなり低い。一方、比較鋼NはTi量
が多いため、引張強さは比較的高いが保磁力が大きい。
また、比較鋼0は/lが多いため。
引張強さは比較的高いが保磁力が大きい。
また、従来@Pは、Cuを含有していないため保磁力が
かなり大きい。
上記のごとく1本発明によれば、引張強さ14okgr
ハが以上、保磁力15(Oe)以下、磁束密度B、。が
12KG以上でかつ耐食性に優れた軟磁性高強度鋼を得
ることができる。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)重量比で、C0.03%以下、Si0.1%以下
    、Mn0.1%以下、Ni4〜23%、Cu0.5〜6
    .0%、Mo0.2〜5.0%、及びTi0.3〜3.
    0%又はAl0.05〜3.0%の一方又は双方を含有
    し、残部鉄よりなることを特徴とする軟磁性高強度鋼。
  2. (2)重量比で、C0.03%以下、Si0.1%以下
    、Mn0.1%以下、Ni4〜23%、Cu0.5〜6
    .0%、Mo0.2〜5.0%、及びTi0.3〜3.
    0%又はAl0.05〜3.0%の一方又は双方を含有
    し、かつCo0.5〜10.0%又はCr0.5〜10
    .0%の一方又は双方を含有し、残部鉄よりなることを
    特徴とする軟磁性高強度鋼。
JP22595389A 1989-08-31 1989-08-31 軟磁性高強度鋼 Pending JPH0390545A (ja)

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Cited By (3)

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