JP2002294288A - 漂白洗浄剤組成物 - Google Patents
漂白洗浄剤組成物Info
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Abstract
親水性汚れの何れも高い漂白効果を有する漂白洗浄剤組
成物を提供する。 【解決手段】 (a)大環状テトラアミドを配位子とす
る特定の金属錯化合物、(b)テトラアセチルエチレン
ジアミン、炭素数5〜15のアルカノイルオキシベンゼ
ンスルホン酸、炭素数5〜15のアルカノイルオキシベ
ンゼンカルボン酸及びこれらの塩から選ばれる漂白活性
化剤、並びに(c)無機過酸化物を含有する漂白洗浄剤
組成物。
Description
関する。
しみ汚れや肌着の黄ばみを除去する目的から洗浄剤に過
酸化水素や無機過酸化物などの酸素系漂白剤が用いられ
ている。また、漂白効果増強のために漂白活性化剤や漂
白触媒を用いる試みがなされている。
チレンジアミンが一般的に用いられている。また、米国
特許4778618号公報にはアルカノイルグリコイル
オキシベンゼンスルホン酸塩が漂白活性化剤として有用
であることが開示されている。特公昭63−12520
号公報、特開平7−316591号公報にはアルカノイ
ルオキシベンゼンスルホン酸又はアルカノイルオキシベ
ンゼンカルボン酸を漂白活性化剤として用いる技術が開
示されている。しかしながらこれら漂白活性化剤は酸素
系漂白剤に比べて優れた漂白効果を有するものの、強力
漂白剤と知られている次亜塩素酸塩などの塩素系漂白剤
と比べると、まだ十分満足できる漂白効果を得ることは
できない。
果を有するものであり、近年多数の研究が行われてい
る。特開平4−216899号公報にはマンガン触媒が
優れた漂白効果を有することが示されている。また、特
表平10−513215号公報にはコバルト触媒が硬表
面用漂白剤として有用であることが開示されている。し
かしながら、漂白触媒は紅茶汚れや赤ワイン汚れ等の親
水性の汚れには塩素系漂白剤並みの漂白効果を有する
が、肌着の黄ばみやカレー汚れ等の親油性汚れには効果
が低いという問題がある。また、漂白触媒は多々にして
洗濯中に衣料等を劣化させるという重要な課題があり、
この改善が強く求められている。
5499号公報には漂白触媒と粘土鉱物化合物を併用す
る技術が開示されている。特表平9−511774号公
報には遊離基捕捉酸化防止剤物質を併用する技術が開示
されている。特表平9−511775号公報には、特定
の漂白活性化剤等と金属錯体を併用した布帛損傷の少な
い洗濯漂白組成物が開示されている。しかしながら、こ
れら技術においても衣類の劣化を満足できるレベルまで
防ぐことはできない。
には大環状テトラアミド配位子とした金属錯体が漂白触
媒として有用であることが開示されている。しかしなが
ら、この漂白触媒では満足できる漂白効果を得ることが
できず、特に親油性汚れ漂白に効果が低いという問題が
ある。また、漂白活性化剤との併用も示唆されている
が、ここで開示されている漂白活性化剤を併用しても、
今だ満足できる漂白効果とは言えない。
こさず、親油性汚れ及び親水性汚れの何れも高い漂白効
果を有する漂白洗浄剤組成物を提供することにある。
般式(1)で表される化合物〔以下、(a)成分とい
う〕、(b)テトラアセチルエチレンジアミン、炭素数
5〜15のアルカノイルオキシベンゼンスルホン酸、炭
素数5〜15のアルカノイルオキシベンゼンカルボン酸
及びこれらの塩から選ばれる漂白活性化剤〔以下、
(b)成分という〕、並びに(c)無機過酸化物〔以
下、(c)成分という〕を含有する漂白洗浄剤組成物に
関する。
基、アルケニレン基、フェニレン基、シクロアルキレン
基、シクロアルケニレン基、好ましくはフェニレン基で
あり、R 2、R3、R4は、同一でも異なっていても良
く、それぞれ炭素数1〜8、好ましくは1〜6のアルキ
レン基もしくはアルケニレン基もしくはシクロアルキレ
ン基もしくはシクロアルケニレン基、又はフェニレン
基、好ましくは炭素数1〜3のアルキレン基である。ま
た、R1、R2、R3、R4は、それぞれヒドロキシ基、ア
ルコキシ基、ハロゲン基、アミノ基、硫酸基、スルホン
酸基、ニトロ基、カルボン酸基から選ばれる置換基を有
していても良い。MはI、II、III、IV、V、VI、VII又
はVIIIの酸化状態を有する遷移金属から選択される。X
は、化学量論基準で化合物の電荷と平衡する任意の対イ
オンである。]
いて、R1は、アルキレン基、フェニレン基が好まし
く、さらにフェニレン基が好ましく、特にオルトフェニ
レン基が好ましい。またR2、R4は炭素数1〜8、更に
1〜6のアルキレン基が好ましく、さらに好ましくは炭
素数1〜3のアルキレン基である。MはFeが最も好ま
しく、Xはアンモニウム塩、特に炭素数2〜10のアル
キル基が4個結合したテトラアルキルアンモニウム塩が
好ましい。一般式(1)の化合物は、例えば特表平20
00−515152号公報に記載の方法で合成すること
ができる。
的に好ましい化合物としてはオクタノイルオキシ−p−
ベンゼンスルホン酸塩、ノナノイルオキシ−p−ベンゼ
ンスルホン酸塩、デカノイルオキシ−p−ベンゼンスル
ホン酸塩、ドデカノイルオキシ−p−ベンゼンスルホン
酸塩、オクタノイルオキシ−p−(又は−o−)ベンゼ
ンカルボン酸又はその塩、ノナノイルオキシ−p−(又
は−o−)ベンゼンカルボン酸又はその塩、デカノイル
オキシ−p−(又は−o−)ベンゼンカルボン酸又はそ
の塩、ドデカノイルオキシ−p−(又は−o−)ベンゼ
ンカルボン酸又はその塩であり、特にノナノイルオキシ
−p−ベンゼンスルホン酸塩、デカノイルオキシ−p−
ベンゼンスルホン酸塩、ドデカノイルオキシ−p−ベン
ゼンスルホン酸塩、デカノイルオキシ−p−ベンゼンカ
ルボン酸又はその塩が好ましく、漂白効果の点からドデ
カノイルオキシ−p−ベンゼンスルホン酸塩が最も好ま
しい。
グネシウム塩、アルカノールアミン塩、アンモニウム塩
を挙げることができ、溶解性の点からナトリウム塩、カ
リウム塩、マグネシウム塩が好適である。
は、過酸化水素、過炭酸塩あるいは過ホウ酸塩が好まし
い。また、ゼオライトを含有する洗浄剤に使用する場合
には、被覆した過炭酸ナトリウムを使用することが好ま
しい。被覆した過炭酸ナトリウムとしては、公知の方法
で製造することができ、例えば特開昭59−19639
9号公報(過炭酸ナトリウムをホウ酸塩で被覆)、に掲
載されている方法を挙げることができる。
組成物は(a)成分を好ましくは0.0001〜5質量
%、さらに好ましくは0.0001〜3質量%、特に好
ましくは0.001〜2質量%含有する。また、(b)
成分を好ましくは0.01〜20質量%、さらに好まし
くは0.1〜10質量%、特に好ましくは0.1〜5質
量%含有する。また、(c)成分を好ましくは0.5〜
99質量%、より好ましくは1〜95質量%、特に好ま
しくは1〜90質量%含有する。
劣化防止効果を付与するために、(a)成分/(b)成
分の質量比は、1/5000〜1/4、特に1/100
0〜1/10が好適である。さらに(c)/[(a)+
(b)]の質量比は、1000/1〜1/1、特に50
0/1〜1/1が好適である。
物として組成物に配合することが好ましく、(a)成分
と(b)成分を別々の造粒物として配合してもよく、
(a)成分と(b)成分を同一の造粒物としたものを用
いても差し支えない。造粒物中の(a)成分及び/又は
(b)成分の含有量は、好ましくは0.01〜90質量
%、より好ましくは0.1〜85質量%、特に好ましく
は1〜80質量%である。これらはポリオキシエチレン
及び脂肪酸から選ばれるバインダー物質を用いて製剤化
されるのが好ましい。ポリオキシエチレンとしては好ま
しくは重量平均分子量2千〜2万、より好ましくは4千
〜1万、特に好ましくは4千〜8千のものが良好であ
る。また、脂肪酸としては好ましくは炭素数8〜20、
より好ましくは10〜18、特に好ましくは12〜18
であり、これらはナトリウムあるいはカリウム石鹸の状
態であってもよい。このようなバインダー物質は造粒物
中に0.5〜99質量%、好ましくは1〜99質量%、
より好ましくは5〜90質量%使用する。
活性化剤の洗濯浴中での溶解性を改善するために、ポリ
オキシアルキレンアルキルエーテル、アルキル硫酸エス
テル塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸エス
テル塩又はこれらの混合物を好ましくは0〜50質量
%、より好ましくは5〜45質量%、特に好ましくは1
0〜40質量%配合する。ポリオキシアルキレンアルキ
ルエーテルとしては、アルキル基の炭素数は10〜14
が好ましく、好ましくはエチレンオキシド(以下EOと
いう)及び/又はプロピレンオキシド(以下POとい
う)の付加体、より好ましくはEOとPOのブロック付
加体である。平均付加モル数はEO、PO、あるいはE
OとPOの混合の何れも場合も、合計で好ましくは4〜
30、より好ましくは5〜15であり、EO/POのモ
ル比は、好ましくは5/1〜1/5、より好ましくは3
/1〜1/2である。また、アルキル硫酸エステル塩と
しては、アルキル基の炭素数が10〜18であり、しか
もナトリウム塩などのアルカリ金属塩が好ましく、特に
ラウリル硫酸エステルナトリウム又はミリスチル硫酸エ
ステルナトリウムが好ましい。また、ポリオキシエチレ
ンアルキルエーテル硫酸エステル塩としては、炭素数1
0〜18のアルキル基を有するポリオキシエチレンアル
キルエーテル硫酸エステル塩が好ましく、またナトリウ
ム塩が良好である。ここでオキシエチレン基の平均重合
度(以下、平均重合度をPOEで示す)は1〜10、好
ましくは1〜5が良好であり、特にポリオキシエチレン
ラウリルエーテル硫酸エステルナトリウム(POE=2
〜5)、ポリオキシエチレンミリスチルエーテル硫酸エ
ステルナトリウム(POE=2〜5)が良好である。
造粒することができる。また、バインダー物質は予め融
解して添加することで好ましい結果を得ることができ
る。バインダー物質は40〜100℃、好ましくは50
〜100℃、より好ましくは50〜90℃で融解させて
添加する。これらは均一になるまで攪拌混合された後、
通常の造粒機により製剤化される。好ましい造粒法とし
て押し出し造粒を挙げることができ、平均粒径が500
μm〜5000μm、好ましくは500〜3000μm
の造粒物にすることが好ましい。また、その他の造粒法
としてはブリケット機による錠剤形状にすることも好ま
しい造粒法として挙げることができる。
性化剤の安定性を向上させる目的で所望により造粒物中
に酸性物質を配合してもよい。酸性物質としては有機カ
ルボン酸類が好ましく、特にこはく酸、マレイン酸、フ
マール酸、クエン酸、グリコール酸、p−ヒドロキシ安
息香酸から選ばれる少なくとも1種が好ましい。このよ
うな酸性物質の配合量は好ましくは造粒物中0.5〜2
0質量%、より好ましくは1〜15質量%、最も好まし
くは1〜10質量%が好適である。
果を向上させる目的で界面活性剤を含有することが好ま
しい。具体例としてはアルキル基の炭素数が10〜2
0、好ましくは10〜15のアルキルベンゼンスルホン
酸塩、アルキル基の炭素数が8〜18、好ましくは10
〜14のアルキル硫酸エステル塩、アルキル基の炭素数
が8〜18、好ましくは10〜14のポリオキシエチレ
ンアルキルエーテル硫酸エステル塩から選ばれる1種以
上の陰イオン界面活性剤が挙げられる。ポリオキシエチ
レンアルキルエーテル硫酸エステル塩の好ましいEO平
均付加モル数は1〜20、より好ましくは1〜10、特
に好ましくは1〜5である。これら陰イオン界面活性剤
の対イオンとしては、ナトリウム、カリウム等のアルカ
リ金属が好ましい。また、上記以外の陰イオン界面活性
剤、非イオン界面活性剤、陽イオン界面活性剤、或いは
両性界面活性剤を配合してもよい。具体例としては、オ
レフィンスルホン酸塩、アルカンスルホン酸塩、脂肪酸
塩、アルキル又はアルケニルエーテルカルボン酸塩、α
−スルホ脂肪酸塩、α−スルホ脂肪酸エステル等の陰イ
オン界面活性剤、ポリオキシエチレン又はポリオキシプ
ロピレン或いはこれらのコポリマー、ポリオキシエチレ
ンアルキル又はアルケニルエーテル、ポリオキシエチレ
ンアルキルフェニルエーテル、高級脂肪酸アルカノール
アミド又はそのアルキレンオキシド付加物、蔗糖脂肪酸
エステル、アルキルグリコシド等の非イオン界面活性
剤、アミンオキシド、スルホベタイン、カルボベタイン
等の両性界面活性剤、或いは第4級アンモニウム塩等の
陽イオン界面活性剤が挙げられる。特に炭素数10〜2
0、好ましくは10〜18のアルキル基若しくはアルケ
ニル基と、平均縮合度4〜20、好ましくは4〜15の
ポリオキシエチレン鎖を分子内に有するポリオキシエチ
レンアルキル又はアルケニルエーテル、又は炭素数8〜
18、好ましくは10〜18のアルキル基あるいはヤシ
油もしくは牛脂由来のアルキル基組成を有する脂肪酸も
しくはそのナトリウムあるいはカリウム塩を配合するこ
とが好ましい。本発明において界面活性剤の好ましい配
合量は、漂白洗浄力、泡立ち性の点で、組成物中に好ま
しくは0.1〜60質量%、より好ましくは0.1〜5
0質量%、特に好ましくは0.5〜40質量%である。
効果を高めるために、アルカリ金属炭酸塩を配合するこ
とが好ましい。アルカリ金属炭酸塩としては、安定性の
上で、ナトリウム塩が好ましく、炭酸ナトリウム、重炭
酸ナトリウム及びセスキ炭酸ナトリウムを挙げることが
できる。最も好ましいものは炭酸ナトリウムであり、漂
白活性化剤粒子や、無機過酸化物と共に別途ドライブレ
ンドしてもよく、その際は平均粒径が100〜500μ
mのものを使用することが好ましい。また、界面活性
剤、ゼオライト及びその他洗浄助剤と共に、スラリーあ
るいは捏和された緊密混合物を形成し、それを乾燥する
ことで得られる洗剤生地の粒子として配合してもよい。
アルカリ金属炭酸塩は、漂白洗浄剤組成物中に、好まし
くは0.5〜60質量%、より好ましくは1〜50質量
%配合される。
配合することが好ましい。珪酸塩は1〜3号珪酸ナトリ
ウム等の非晶質珪酸ナトリウム、特開平7−89712
号公報、特開昭60−227895号公報及び Phys. C
hem. Glasses. 7, p127-p138(1966)、Z.Kristallogr.,
129, p396-p404(1969)に記載されている結晶性珪酸塩、
並びにクラリアント社より商品名「Na−SKS−6」
(δ−Na2Si2O5)として市販されている結晶性珪
酸ナトリウムが好ましい。
ン交換水に0.1質量%分散した場合の最大pHが11
以上であり、上記分散液1Lに対してpHを10にする
ために0.1NのHCl水溶液を5ml以上必要とする
アルカリ能に優れるものであり、ゼオライトである結晶
性アルミノ珪酸塩とは区別される。
カリ金属炭酸塩や、その他洗浄助剤と共に洗剤生地に配
合するか、又は別途造粒してドライブレンドすることに
より漂白洗浄剤組成物中に配合されるが、洗剤生地とし
て配合する場合は、非晶質珪酸塩は、粒子を強固にする
骨格形成剤として作用することから好ましい。また、結
晶性珪酸塩は、イオン交換能を損なわないよう、漂白洗
浄剤組成物にドライブレンドすることが好ましい。珪酸
塩は、漂白洗浄剤組成物中に、好ましくは0.1〜20
質量%、より好ましくは0.5〜10質量%配合され
る。
にポリマー成分を配合することが好ましく、ポリマー成
分としては、ポリアクリル酸、ポリメタクリル酸、ポリ
ヒドロキシアクリル酸等のホモポリマー、アクリル酸と
マレイン酸のコポリマーなどのカルボン酸系ポリマーの
他に、ポリエチレングリコール等の非イオン性ポリマー
を挙げることができる。これらの中でも特に重量平均分
子量5千〜2万のポリアクリル酸もしくはポリヒドロキ
シアクリル酸又はそれらの塩、重量平均分子量3万〜8
万のアクリル酸/マレイン酸(モル比2/8〜8/2)
のコポリマー及び、重量平均分子量4千〜1万のポリエ
チレングリコールが好ましい。配合量は好ましくは0.
05〜20質量%、より好ましくは0.1〜10質量%
である。
パーゼ等の酵素を配合することが好ましく、特に好アル
カリ性微生物バチルス・エスピー KSM−635(F
ERM BP−1485)又はその変異株から生産され
るアルカリセルラーゼを使用することでさらに漂白洗浄
効果を向上させる目的で好ましい。このアルカリセルラ
ーゼはカルボキシメチルセルロースを基質とした時の至
適pHが7以上であるか、或いはpH8以上での相対活
性が至適条件に対し50%以上である。市販されている
酵素造粒物として具体的にはKAC500(花王(株)
製)が挙げられる。
配合することが好ましい。このようなプロテアーゼとし
ては、バチルス エスピー KSM−K16(微工研菌
寄第11418号)、バチルス エスピー KSM−K
14(微工研菌寄第12587号)から生産されるアル
カリプロテアーゼが良好である。市販されているプロテ
アーゼとしては、アルカラーゼ、サビナーゼ(ノボ・ノ
ルディック社製)、マクサペム(ジェネンコア社製)、
KAP4.3G(花王(株)製)などが挙げられる。
縮した濃縮液を乾燥して得られる酵素粉末を造粒した形
態で配合することが好ましく、造粒物中の酵素粉末の含
有量は0.5〜30質量%、更に0.8〜25質量%が
安定性の点から好適である。また、このような酵素造粒
物は、漂白洗浄剤組成物中に0.1〜10質量%、更に
0.2〜8質量%、特に0.3〜5質量%含有されるこ
とが好ましい。
のカルシウムやマグネシウム等の濃度を低下させたり、
粒子の粉末物性を向上させるための平均粒径が0.1〜
10μmのA型又はP型ゼオライト等の金属イオン交換
体、重金属による漂白種の分解を抑制するエチレンジア
ミン四酢酸塩、エタン−1,1−ジホスホン酸、エタン
−1,1,2−トリホスホン酸塩等の金属イオン補足
剤、シリコーンオイルとシリカをポリエチレングリコー
ルやセルロース系化合物に担持した消泡剤、洗剤生地の
増量剤としてのぼう硝(硫酸ナトリウム)、その他蛍光
染料、香料等を配合することができる。
は塊状で使用でき、組成物の製造方法は特に限定される
ことはなく、従来より公知の方法を用いることができ
る。好ましくは高嵩密度の粒状の組成物である。高嵩密
度化は、例えば、洗剤の噴霧乾燥粒子に非イオン界面活
性剤を噴霧して高密度化する方法や、また吸油担体を含
む粉体成分に直接非イオン界面活性剤を吸蔵させながら
高密度化する方法津が挙げられる。具体的には、特開昭
61−69897号公報、特開昭61−69899号公
報、特開昭61−69900号公報、特開平2−222
498号公報、特開平2−222499号公報、特開平
3−33199号公報、特開平5−86400号公報、
特開平5−209200号公報、特開平9−87690
号公報及びWO99/29830号公報に記載の方法を
挙げることができる。また、ゼオライトは、造粒物の表
面改質剤として使用するために、少量を造粒中又は造粒
終了直前に添加してもよい。また、結晶性珪酸塩を配合
する場合、結晶性珪酸塩は高嵩密度化時に添加するか、
ドライブレンドにて添加した方が好ましい。またアルカ
リ金属炭酸塩を配合する場合はスラリー中、造粒中又は
ドライブレンドの何れに添加してもよい。
好ましい粉末物性を得るために200〜1000μm、
特に200〜600μmであることが望ましい。また、
本発明の漂白洗浄剤組成物の嵩密度は、好ましくは0.
5〜1.2g/cm3、より好ましくは0.6〜1.0
g/cm3である。
漬け置き洗浄などの洗浄方法、並びに衣類や水の量、汚
れの度合い、機械の使用方法などにより、それぞれの洗
浄に適した濃度にして使用することができる。例えば、
洗濯機洗浄の場合、0.03〜0.3質量%の濃度、漬
け置き洗浄では0.1〜2質量%の濃度で使用すること
が好ましい。
粒物を調製した。
テルナトリウム(EO平均付加モル数3) ・POEO;ラウリルアルコールにEOを平均2モル、
POを平均3モル、EOを平均3モル、この順にブロッ
ク状に付加させたもの ・PEG;ポリエチレングリコール(重量平均分子量8
千、アルドリッチ社製) ・FA;ミリスチン酸 ・こはく酸。
計5000gになるように深江工業(株)製ハイスピー
ドミキサー(FS−GC−10型)に仕込んだ(PEG
及びFAは予め80℃で融解したものを用いた)。ジャ
ケット温度を80℃、主軸回転数200回転/分、解砕
羽根の回転数1500回転/分で混合・昇温し、粉体の
温度が70℃になったところで抜き出した。次いで得ら
れた混合物を押し出し造粒機(不二パウダル(株)製、
ペレッターダブルEXD−100型)により孔径800
μmのスクリーンを通して押し出しした。得られた押し
出し物を振動冷却器(不二パウダル(株)製、バイブロ
/フロードライヤーVDF/6000型)で冷却した
後、整粒機(不二パウダル(株)製、ナイフカッターF
L−200型)にて解砕した。得られた解砕物を分級
し、平均粒径900μmの造粒物a−1とした。
例1−1と同様の方法で造粒物a−2を製造した。
例1−1と同様の方法で造粒物a’−1を製造した。
キシベンゼンスルホン酸ナトリウム70質量部、POE
O5質量部、ES5質量部、こはく酸5質量部、PEG
15質量部とした以外は製造例1−1と同様の方法で造
粒物b−1を製造した。
ホン酸ナトリウムをノナノイルグリコイルオキシベンゼ
ンスルホン酸ナトリウムに変更した以外は同様の方法で
造粒物b’−1を製造した。
0.5質量部、ノナノイルオキシ−p−ベンゼンスルホ
ン酸ナトリウム65質量部、POEO5質量部、ES5
質量部、こはく酸5質量部、PEG19.5質量部とし
た以外は製造例1−1と同様の方法で造粒物ab−1を
製造した。
C−1の調製方法) 特開昭59−196399号公報の実施例1に基づいて
メタホウ酸ナトリウム・4水和物を過炭酸ナトリウムに
対して3%被覆してPC−1を得た。
基の炭素数が12のもの)2kg、ラウリル硫酸エステ
ルナトリウム0.5kg、ポリオキシエチレンアルキル
エーテル(炭素数12,13の一級分岐鎖アルコールに
EOを平均10モル付加させたもの)0.3kg、アク
リル酸−マレイン酸コポリマー(モル比80:20のも
の、重量平均分子量4万)0.3kg、脂肪酸塩(牛
脂、Na塩)0.3kg、炭酸ナトリウム0.6kg、
1号珪酸ナトリウム1.5kg、4A型ゼオライト(平
均粒径0.3μm)1.5kg、ぼう硝0.4kg、P
EG0.1kgから60%固形分の水スラリーを調製
し、これを噴霧乾燥して得られた粒子を深江工業(株)
製ハイスピードミキサー(FS−GC−10型)に入れ
造粒を行い洗剤生地(平均粒径400μm、嵩密度75
0g/L)を得た。
C−1、洗剤生地を用いて表1の漂白洗浄剤組成物を調
製した。これら組成物の漂白洗浄効果及び衣料劣化防止
効果を下記の方法で評価した。結果を表1に示す。
を2Lの水道水に溶解させ、下記のように調製したカレ
ー汚染布又は紅茶汚染布を5枚ずつを該溶液に60分間
浸漬させた。その後水道水ですすぎ、乾燥させ下式によ
って漂白率を算出した。
01DPで460nmフィルターを使用して測定した。
水にて約15分間煮沸後、糊抜きしたさらし木綿でこ
し、この液に木綿金布#2003を浸し、約15分間煮
沸した。そのまま火よりおろし、約2時間程度放置後、
布を取りだし自然乾燥させ、洗液に色がつかなくなるま
で水洗し、脱水、プレス後、10cm×10cmの試験
片として実験に供した。
分をメッシュで除去した後、得られた液を沸騰するまで
加熱した。この液に木綿金布#2003を浸し、約15
分間煮沸した。そのまま火よりおろし、約2時間程度放
置後、布を取りだし、余分に付着しているカレー液をへ
らで除去し自然乾燥させた。プレス後、10cm×10
cmの試験片として実験に供した。
ンメン株社製ポロシャツS−701レッド)5枚を表1
の組成物を用いて洗濯した(東芝製2槽式洗濯機VH−
360S1、表1の組成物濃度0.0667質量%、水
道水30L使用、水温20℃、10分間洗浄、1分間脱
水後、30Lの水道水を注水して5分間すすぎを行っ
た。脱水後室内で自然乾燥させた)。30回洗濯を繰り
返した後の衣料の状態を以下の基準で判定した。5枚の
平均点を求め、平均点が1以上2未満を○、2以上2.
5未満を□、2.5以上3.5未満を△、3.5以上を
×として表1に示した。
みがみられる 4:かなりの色褪せと、繊維の傷みがみられる 5:衣料が裂けるなどの著しい傷みがみられる。
(株)製) ・KAC500;セルラーゼ(花王(株)製) ・炭酸ナトリウム;デンス灰
Claims (1)
- 【請求項1】 (a)下記一般式(1)で表される化合
物、(b)テトラアセチルエチレンジアミン、炭素数5
〜15のアルカノイルオキシベンゼンスルホン酸、炭素
数5〜15のアルカノイルオキシベンゼンカルボン酸及
びこれらの塩から選ばれる漂白活性化剤、並びに(c)
無機過酸化物を含有する漂白洗浄剤組成物。 【化1】 [式中:R1は炭素数2〜8のアルキレン基、アルケニレ
ン基、フェニレン基、シクロアルキレン基、シクロアル
ケニレン基であり、R2、R3、R4は、同一でも異なっ
ていても良く、それぞれ炭素数1〜8のアルキレン基も
しくはアルケニレン基もしくはシクロアルキレン基もし
くはシクロアルケニレン基、又はフェニレン基である。
また、R1、R2、R3、R4は、それぞれヒドロキシ基、
アルコキシ基、ハロゲン基、アミノ基、硫酸基、スルホ
ン酸基、ニトロ基、カルボン酸基から選ばれる置換基を
有していても良い。MはI、II、III、IV、V、VI、VII
又はVIIIの酸化状態を有する遷移金属から選択される。
Xは、化学量論基準で化合物の電荷と平衡する任意の対
イオンである。]
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