JP2005082759A - 洗浄剤組成物 - Google Patents

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Abstract

【課題】 冷水に対する溶解性や分散性に優れた粉状又は粒状洗浄剤組成物を提供する。
【解決手段】 界面活性剤を5質量%以上含有し、粒径が125〜1000μmである粒子(A)を15〜80質量%、及び、非潮解性中性塩を含有し、実質的に成分(a)を含有しない、粒径が500〜1000μmである粒子(B)を1〜30質量%含有する洗浄剤組成物。
【選択図】 なし

Description

本発明は粉状又は粒状洗浄剤組成物に関する。更に詳しくは、冷水に対する溶解性に優れた、繊維製品用として好適な粉状又は粒状洗浄剤組成物に関する。
粉状又は粒状洗浄剤組成物は、消費者の利便性より、高嵩密度化や低使用量化が強く指向されている。しかし、高嵩密度化や低使用量化は、該組成物を構成する粒子の溶解速度が低くする傾向があることが知られている。また、環境・エネルギー問題や経済性への対応に基づく、洗濯水の低温化、運転時間の短縮化、洗濯機械力の低下等の近年の洗濯機の傾向は、いずれも粉状又は粒状洗浄剤組成物の溶解遅延の要因となり、ひいては洗浄剤組成物の洗浄能力が著しく低下する。また洗濯終了時に粉状又は粒状洗浄剤組成物の溶け残りが衣類に残留する心配が増大することが重大な課題として挙げられる。
一方、粉状又は粒状洗浄剤組成物の洗濯機への投入方法によっては、機械力がかかりにくい注水時等に粒子の表面のみ部分溶解して凝集した粒子集合体が分散しきれずにペースト状になって衣類に残留する不都合が発生するという問題があった。この現象は、特に一旦ペースト状になったものが溶解しづらい10℃以下、特に5℃以下の低水温の場合に顕著となる傾向がある。
前出の衣類への残留が粒子の溶解速度が遅いことに起因するのに対して、後出の衣類への残留は溶解速度が比較的に速いために低機械力下において粒子が凝集してペースト化することに起因する。
このような残留による問題として、部分的に衣類が、高濃度のアルカリ、漂白剤、或いは酵素にさらされることによる損傷が挙げられ、特にペースト状に残留する場合に問題であった。
更に、粉状又は粒状洗浄剤組成物の溶解速度が遅いことに起因する衣類への残留を回避するために洗剤ネットに粉状又は粒状洗浄剤組成物を収納したり、簡便性のために水溶性分包材料で1回の洗剤使用量を分包包装した場合等には、洗浄剤組成物が集合して存在し、低機械力下という状況を作り出すこととなり、ペースト化が発生するといった問題があった。
このような低水温における分散性、溶解性を改善する試みとして、例えば、洗浄剤組成物の粒子径分布を特定の分布にすることが知られている(例えば、特許文献1、2、3参照。)。また、洗浄剤組成物の組成を特定して、粒子全体の溶解速度をコントロールすることが知られている(例えば、特許文献4、5、6参照。)。また、粒状洗剤生地にアルカリ性充填剤粒子を添加することが知られている(例えば、特許文献7、8、9参照。)。
再公表WO00/42162号公報 特開平11−35998号公報 特開2000−351996号公報 特開平8−218093号公報 特開2001−262194号公報 特開2000−336399号公報 特開昭62−167399号公報 特開昭62−253699号公報 特表平7−509267号公報
しかしながら、特許文献1〜9の技術は、粒子径分布を調整するために多大な労力が必要であったり、洗浄剤組成物の組成自由度を著しく狭めるものであった。このため、冷水での溶解性を向上させた洗浄剤組成物を市場に流通させる技術になるには至っていない。
本発明の課題は、冷水での溶解性に優れ、被洗浄物に対する洗剤粒子の残留の少ない、粉状又は粒状洗浄剤組成物を提供することにある。
本発明は、界面活性剤〔以下、成分(a)という〕及び非潮解性中性塩〔以下、成分(b)という〕を含有する洗浄剤組成物であって、以下の粒子(A)を15〜80質量%、及び粒子(B)を1〜30質量%含有する洗浄剤組成物に関する。
粒子(A):成分(a)を粒子中に5質量%以上含有し、粒径が125〜1000μmである粒子
粒子(B):成分(b)を含有し、実質的に成分(a)を含有しない、粒径が500〜1000μmである粒子
本発明において、所定粒径範囲の粒子は、目開きがJIS Z 8801規定の125μm、500μm、1000μmの篩と受け皿からなる分級装置により、洗剤粒子を分級して得ることができる。
本発明によれば、冷水に対する溶解性や分散性に優れた粉状又は粒状の洗浄剤組成物が得られる。
<粒子(A)及び成分(a)>
本発明の組成物は、成分(a)を粒子中に5質量%以上含有し、粒径が125〜1000μmである粒子(A)を15〜80質量%含有する。洗浄性能、低温溶解性の点で18〜70質量%が好ましく、18〜60質量%がより好ましく、20〜50質量%が更に好ましく、20〜40質量%が特に好ましい。なお、以下、成分(a)を粒子中に5質量%以上含有する粒子を総称して界面活性剤粒子ということもある。また、粒子(A)には成分(b)が含まれていても良い。
本発明の組成物は、粒径125μm未満の界面活性剤粒子を含有しても良いが、低温溶解性の点で、粒子(A)100質量部あたり10質量部以下が好ましく、8質量部以下がより好ましく、5質量部以下が更に好ましい。また、粒径1000μmを超える界面活性剤粒子を含有しても良いが、低温溶解性の点で、粒子(A)100質量部あたり15質量部以下が好ましく、12質量部以下がより好ましく、10質量部以下が更に好ましい。
本発明では、洗浄性能、溶解性の点で、界面活性剤粒子中に界面活性剤を5〜99質量%含有することが好ましく、10〜95質量%がより好ましく、20〜90質量%が更に好ましい。
成分(a)の界面活性剤としては、陰イオン界面活性剤、非イオン界面活性剤、両性界面活性剤、陽イオン界面活性剤等が挙げられる。
陰イオン界面活性剤としては、炭素数10〜18のアルコールの硫酸エステル塩、炭素数8〜20のアルコールのアルコキシル化物の硫酸エステル塩、アルキル(好ましくは炭素数8〜14)ベンゼンスルホン酸塩、パラフィンスルホン酸塩(好ましくは炭素数8〜18)、α−オレフィン(好ましくは炭素数10〜20)スルホン酸塩、α−スルホ脂肪酸塩(好ましくは炭素数8〜18)、α−スルホ脂肪酸(好ましくは炭素数8〜18)アルキル(好ましくは炭素数1〜3)エステル塩又は脂肪酸塩(好ましくは炭素数10〜20)が好ましい。本発明では特に、アルキル鎖の炭素数が10〜14の、より好ましくは12〜14の直鎖アルキルベンゼンスルホン酸塩が好ましく、対イオンとしては、アルカリ金属類やアミン類が好ましく、特にナトリウム及び/又はカリウム、モノエタノールアミン、ジエタノールアミンが好ましい。
非イオン界面活性剤としては、ポリオキシアルキレンアルキル(炭素数8〜20)エーテル、アルキル(好ましくは炭素数8〜18)ポリグリコシド、ポリオキシアルキレンアルキル(炭素数8〜20)フェニルエーテル、ポリオキシアルキレンソルビタン脂肪酸(炭素数8〜22)エステル、ポリオキシアルキレングリコール脂肪酸(炭素数8〜22)エステル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンブロックポリマー、脂肪酸アルカノールアミド、アルキルポリグリコシド等が挙げられる。中でも、炭素数10〜18のアルコールにエチレンオキサイドやプロピレンオキサイド等のアルキレンオキサイドを平均4〜20モル付加したポリオキシアルキレンアルキルエーテルが好ましい。これら非イオン界面活性剤は、HLB値(グリフィン法で算出)が10.5〜15.0、更に11.0〜14.5であることが好ましい。
両性界面活性剤としては、アルキル(好ましくは炭素数8〜20)ベタイン、イミダゾリニウムベタイン、アミンオキサイド(好ましくは炭素数8〜20のアルキル基を有するもの)、アルキル(好ましくは炭素数8〜20)アラニン等が挙げられる。
陽イオン界面活性剤としては4級型のモノ長鎖アルキル、ジ長鎖アルキルアンモニウム塩等が挙げられる。これら長鎖アルキル基の炭素数は8〜18が好ましい。
中でも、陰イオン界面活性剤と非イオン界面活性剤を100/0〜30/70の質量比で含有することが好ましく、100/0〜40/60の質量比がより好ましく、100/0〜50/50の質量比が更に好ましい。
洗浄性能、溶解性の点で、粒子(A)等の界面活性剤粒子中に水不溶性無機物、水溶性ポリマー、水溶性塩類から選ばれる一種以上を含有することが好ましい。粒子(A)等の界面活性剤粒子中の水不溶性無機物は、10〜80質量%が好ましく、20〜70質量%がより好ましく、30〜60質量%が最も好ましい。また粒子(A)等の界面活性剤粒子中の水溶性成分は、10〜80質量%が好ましく、20〜70質量%がより好ましく、30〜60質量%が最も好ましい。また粒子(A)等の界面活性剤粒子中の水溶性ポリマーは0.5〜20質量%が好ましく、1〜15質量%がより好ましく、2〜10質量%が最も好ましい。
水不溶性無機物としては、1次粒子の平均粒径が0.1〜20μmのものが好ましく、例えば、結晶性もしくは非晶質のアミノ珪酸塩や、二酸化珪素、水和珪酸化合物、パーライト、ベントナイト等の粘土化合物等があるが、結晶性もしくは非晶質のアルミノ珪酸塩や、二酸化珪素、水和珪酸化合物が好適であり、中でも金属イオン封鎖能及び界面活性剤の担持能の点で結晶性アルミノ珪酸塩が好ましい。
水溶性ポリマーとしては、カルボン酸系ポリマー、カルボキシメチルセルロース、可溶性澱粉、糖類等が挙げられるが、中でも金属イオン封鎖能、固体汚れ・粒子汚れの分散能及び再汚染防止能の点で重量平均分子量が数千(具体的には2000)〜10万のカルボン酸系ポリマーが好ましい。特に、アクリル酸−マレイン酸コポリマーの塩とポリアクリル酸塩が好ましい。ここで、塩としてはナトリウム塩、カリウム塩、アンモニウム塩が挙げられる。
水溶性塩類としては、炭酸塩、炭酸水素塩、硫酸塩、亜硫酸塩、硫酸水素塩、塩酸塩、又はリン酸塩等のアルカリ金属塩、アンモニウム塩、又はアミン塩等の水溶性無機塩類や、クエン酸塩やフマル酸塩等の低分子量の水溶性有機酸塩が挙げられる。該水溶性塩類を配合することは、該水溶性塩類と水との反応で生じた水和熱、溶解熱により、洗剤粒子から発生する気泡を熱膨張させ、それにより粒子の崩壊性を促進できる点でより好ましい。
粒子(A)等の界面活性剤粒子は、その他、香料、蛍光染料、着色剤、等を含有することができる。
粒子(A)等の界面活性剤粒子は、例えば、「特許庁公報 周知・慣用技術集(衣料用粉末洗剤)」(平成10年3月26日、特許庁発行)記載の噴霧乾燥法、ドライ中和法、乾式造粒法、乾燥造粒法、湿式造粒・乾燥法、ドライブレンド法等によって得ることができる。粒子(A)等の界面活性剤粒子は、造粒物であることが好ましい。
粒子(A)等の界面活性剤粒子は、流動性及び非ケーキング性の点で、表面被覆剤により表面改質を行うことが好ましい。表面被覆剤は界面活性剤粒子中1〜30質量%が好ましく、2〜25質量%がより好ましく、5〜25質量%が更に好ましい。表面被覆剤としては、例えば、アルミノケイ酸塩、ケイ酸カルシウム、二酸化ケイ素、ベントナイト、タルク、クレイ、非晶質シリカ誘導体、結晶性シリケート化合物等のシリケート化合物、金属石鹸、粉末の界面活性剤等の微粉体、カルボキシメチルセルロース、ポリアクリル酸ソーダ、アクリル酸とマレイン酸のコポリマー又はその塩等のポリカルボン酸塩等の水溶性ポリマー;脂肪酸が挙げられる。中でも水不溶性無機物が好ましく、特に結晶性アルミノケイ酸塩、非晶質アルミノケイ酸塩、結晶性シリケート化合物が好ましい。
洗浄性能、溶解性、生産性の点で、粒子(A)等の界面活性剤粒子は、界面活性剤の物性等により2種以上の粒子を用いても良い。
<粒子(B)及び成分(b)>
本発明の組成物は、成分(b)を含有し、実質的に成分(a)を含有しない、粒径が500〜1000μmである粒子(B)を1〜30質量%含有する。洗浄性能、低温溶解性の点で5〜30質量%が好ましく、5〜25質量%がより好ましく、5〜20質量%が更に好ましく、10〜20質量%が特に好ましい。以下、成分(b)を含有し、実質的に成分(a)を含有しない粒子を非潮解性中性塩粒子ということもある。また、「実質的に成分(a)を含有しない」とは、粒子中の成分(a)の量が1質量%未満、好ましくは0質量%であることをいう。
本発明の組成物は、粒径500μm未満の非潮解性中性塩粒子を含有しても良いが、低温溶解性の点で、粒子(B)100質量部あたり30質量部以下が好ましく、15質量部以下がより好ましく、10質量部以下が更に好ましい。また、粒径1000μmを超える非潮解性中性塩粒子を含有しても良いが、低温溶解性の点で、粒子(B)100質量部あたり10質量部以下が好ましく、7質量部以下がより好ましく、5質量部以下が更に好ましい。
粒子(B)の非潮解性中性塩粒子は、造粒物でも良いが、結晶粒子をそのまま用いることが低温溶解性の点で好ましい。低温溶解性の点で粒子(B)の非潮解性中性塩粒子中の非潮解性中性塩含有量は、当該非潮解性中性塩粒子100質量部に対して99質量部以上が好ましく、実質的に100質量部がより好ましい。
粒子(B)の非潮解性中性塩は、有機塩でも良いが、無機塩が低温溶解性の点で好ましい。非潮解性中性無機塩としては、塩化ナトリウム、塩化カリウム、硫酸ナトリウム、硫酸カリウム、硫酸マグネシウム等が挙げられる。中でも、低温溶解性の点で硫酸マグネシウム、硫酸ナトリウムが好ましい。
洗浄性能、溶解性、生産性の点で、粒子(B)の非潮解性中性塩粒子は、非潮解性中性塩の物性等により2種以上の粒子を用いても良い。
本発明では、洗浄性能、溶解性の点で、粒子(A)と粒子(B)の質量比(A)/(B)は好ましくは1〜20、より好ましくは2〜12である。また、洗浄性能の点で、粒子(A)と粒子(B)の含有量の総和は、組成物中、好ましくは30質量%以上、より好ましくは40質量%以上である。
<成分(c)>
洗浄性能、低温溶解性の点で、本発明の組成物は、成分(b)以外のビルダー〔以下、成分(c)という〕を5〜40質量%含有することが好ましく、5〜30質量%がより好ましく、5〜20質量%が更に好ましく、5〜15質量%が特に好ましい。
成分(c)は、界面活性剤粒子中あるいは非潮解性中性塩粒子中に含有させることもできるが、それらの粒子以外の粒子として成分(c)を含有する粒径250〜1400μmの造粒物として配合することもできる。以下、成分(c)及び5質量%未満の界面活性剤を含有する、非潮解性中性塩粒子以外の粒子を、ビルダー粒子ということもある。
本発明の組成物は、粒径250μm未満のビルダー粒子を含有しても良いが、低温溶解性の点で、ビルダー粒子100質量部あたり7質量部以下が好ましく、5質量部以下がより好ましく、2質量部以下が更に好ましい。また、粒径1400μmを超えるビルダー粒子を含有しても良いが、低温溶解性の点でビルダー粒子100質量部あたり10質量部以下が好ましく、7質量部以下がより好ましく、5質量部以下が更に好ましい。
洗浄性能、低温溶解性の点で、ビルダー粒子中の成分(c)は、70質量%以上が好ましく、80質量%以上がより好ましい。
本発明においてビルダーとは、そのもの自身では洗浄力がないか、またはあってもそれ程著しくないが、洗浄剤組成物に配合されると著しく洗浄性能を向上させるものである。作用として、多価金属陽イオンの捕捉作用、汚れ分散作用及びアルカリ緩衝作用の少なくとも1つの作用を有するものである。かかるビルダーとしては、水溶性無機化合物、水不溶性無機化合物、有機化合物等が挙げられる。
水溶性無機化合物としては、リン酸塩(トリポリリン酸塩、ピロリン酸塩、メタリン酸塩、リン酸三ナトリウム等)、ケイ酸塩、炭酸塩、等が挙げられる。中でも前記3つの作用を全て有する点でリン酸塩が好ましい。
水不溶性無機化合物としては、アルミノケイ酸塩(A型ゼオライト、P型ゼオライト、X型ゼオライト、非晶質アルミノケイ酸塩等)、結晶性ケイ酸塩等が挙げられる。中でも粒径3μm以下(より好ましくは1μm以下)のA型ゼオライトが好ましい。
有機化合物としては、カルボン酸塩(アミノカルボン酸塩、ヒドロキシアミノカルボン酸塩、ヒドロキシカルボン酸塩、シクロカルボン酸塩、マレイン酸誘導体、シュウ酸塩等)、有機カルボン酸(塩)ポリマー(アクリル酸重合体および共重合体、多価カルボン酸重合体および共重合体、グリオキシル酸重合体、多糖類及びこれらの塩等)等が挙げられる。中でも有機カルボン酸(塩)ポリマーが好ましい。
前記ビルダーの塩において、対イオンとしては、アルカリ金属塩、アミン類が好ましく、特にナトリウム及び/又はカリウム、モノエタノールアミン、ジエタノールアミンが好ましい。
本発明において、上記ビルダー粒子中に、これらの成分(c)は、単独で又は2種以上を併用することができる。特に、本発明において、成分(c)として前記水溶性無機化合物を含有することが好ましく、水溶性無機化合物及び有機化合物を併用することがより好ましく、水溶性無機化合物、有機化合物及び水不溶性無機化合物を併用することが更に好ましい。
洗浄性能、溶解性、生産性の点で、上記ビルダー粒子は、成分(c)の物性等により2種以上の粒子を用いても良い。ビルダー粒子は、造粒物であることが好ましい。
また、上記ビルダー粒子は染料、顔料等により着色することができる。着色することで洗浄剤組成物に高級感を付与することができ、好ましい。
<成分(d)>
本発明の洗浄剤組成物は、洗浄性能の点で、酵素〔以下、成分(d)という〕を、組成物中0.1〜10質量%含有することが好ましく、0.2〜8質量%がより好ましく、0.3〜5質量%が更に好ましい。
成分(d)の酵素としては、プロテアーゼ、アミラーゼ、ペプチナーゼ、リパーゼ、セルラーゼ等が挙げられ、特にプロテアーゼとセルラーゼの組合せが好ましい。成分(d)は、成分(d)を含有する粒子、例えば造粒物として配合でき、その粒径は特に制限されないが、平均粒径として100〜2000μmが好ましく、150〜1500μmがより好ましい。なお、酵素造粒物が、5質量%以上の界面活性剤を含有し、粒径が125〜1000μmである場合は、当該酵素造粒物は、粒子(A)の粒子として取り扱う。また、酵素造粒物が成分(b)を含有し、実質的に成分(a)を含有しない、粒径が500〜1000である粒子である場合は、当該酵素造粒物は、粒子(B)の粒子として取り扱う。以下、酵素を含有する全ての粒子を酵素粒子ということもある。
上記酵素粒子は、保型性及び分散性の観点から界面活性剤を含有することが好ましい。界面活性剤の量は、酵素粒子中0.1〜20質量%が好ましく、0.2〜10質量%がより好ましい。
上記酵素粒子には、製剤粒子の比活性を一定に保つための希釈剤(例えば増量剤、充填剤等)、乾燥促進剤、緩衝剤等を必要に応じて配合できる。また、着色剤、安定剤等も適宜使用でき、更に、賦香剤、消香剤、帯電防止剤等も使用できる。
上記酵素粒子の嵩密度は、0.5〜2.0g/cm3、更に0.7〜1.5g/cm3が好ましい。なお、粒子の嵩密度はJIS K 3362により規定された方法で測定する。
洗浄性能、溶解性、生産性の点で、成分(d)は、酵素の物性等により2種以上を用いても良い。
上記酵素粒子中の成分(d)の含有量は、造粒性や溶解性及び洗浄性能の点で0.5〜20質量%が好ましく、0.8〜15質量%がより好ましく、1〜10質量%が更に好ましい。
上記酵素粒子としては、公知の造粒物を用いることができるが、以下に示す(I)及び/又は(II)の造粒物であることが好ましく、低温溶解性及び低発塵性の点で(II)の造粒物であることがより好ましい。
(I)の造粒物は、酵素を平均粒径200〜1200μmの水溶性粒子からなる核物質及び融点35〜70℃の水溶性有機バインダーと共に造粒し、得られた造粒物の平均粒径が核物質の平均粒径の1〜2倍である造粒物である。
核物質としては、塩化ナトリウム、塩化カリウム、硫酸ナトリウム、炭酸ナトリウム、砂糖等の水溶性粒子が挙げられ、中でも塩化ナトリウムが好ましい。核物質の平均粒径は、溶解性、及び目的とする最終の酵素粒子を洗剤粒子と混合した時の外観の美麗さ、非分級性の観点から、200〜1200μmが好ましく、250〜1000μmがより好ましい。なお、核物質の平均粒径は、JIS Z 8801の標準篩を用いて5分間振動させた後、篩目のサイズによる質量分率から求めることができる。
核物質の含有量は、造粒性や溶解性の観点から、(I)の造粒物中30〜80質量%が好ましく、40〜70質量%がより好ましい。
水溶性有機バインダーとしては、ポリエチレングリコール、非イオン界面活性剤(ポリオキシエチレン−ポリオキシプロピレングリコール、ポリオキシエチレン・アルキルエーテル等)等が挙げられ、中でもポリエチレングリコールが好ましい。生産性の点で、水溶性有機バインダーの量は、造粒物中5〜60質量%が好ましい。
水溶性有機バインダーの融点は、35〜70℃であることが好ましく、40〜70℃がより好ましく、45〜68℃が更に好ましい。該融点は、JIS K 0064:1992に規定された目視による方法により測定することができる。
酵素を核物質及び水溶性有機バインダーと共に造粒して(I)の造粒物を製造する方法は、公知の方法であればよく、例えば、特開昭62−257990号公報に記載の造粒法が好ましい。
以上のようにして得られた造粒物(I)の平均粒径は、溶解性及び非分級性の観点から、核物質の平均粒径の1〜2倍が好ましく、1.05〜1.5倍がより好ましい。
(II)の造粒物は、酵素、水不溶性物質45質量%以上、及び水溶性バインダー5〜40質量%を含有し、かつ内部よりも表面近傍に水溶性バインダーが多く存在する構造を有する造粒物である。
水不溶性物質としては、セルロースパウダー等の有機物質、ゼオライト、タルク、クレー、アルミナ、カオリン、チタニア、炭酸カルシウム、硫酸バリウム等の無機物質が挙げられ、熱に対する安定性の点で、無機物質が好ましく、中でも分散性の点でゼオライトやカオリンが特に好ましい。水不溶性物質は、均一性の点で、一次粒子の平均粒径が20μm以下が好ましく、10μm以下がより好ましく、0.1〜5μmが特に好ましい。(II)の造粒物中の水不溶性物質の含有量は、酵素の速やかな溶出を促す点で、45質量%以上が好ましく、50質量%以上がより好ましい。一方、溶け残り防止の点で、90質量%以下が好ましく、80質量%以下がより好ましく、70質量%以下が特に好ましい。
水溶性バインダーとしては、ポリエチレングリコール及びその誘導体、ポリビニルアルコール及びその誘導体、水溶性セルロース誘導体、カルボン酸系ポリマー、澱粉、糖類等が挙げられる。誘導体としては、エーテル化合物等が挙げられる。中でも、生産性、高速溶解性の点で、カルボン酸系ポリマー及び糖類が好ましく、アクリル酸−マレイン酸コポリマーの塩、ポリアクリル酸塩がより好ましい。塩としては、ナトリウム塩、カリウム塩、アンモニウム塩が好ましい。該水溶性バインダーを配合することは、粒子強度の向上及び粒子の速やかな崩壊の点で好ましい。(II)の造粒物中の水溶性バインダーの含有量は、低発塵性の点で5質量%以上が好ましく、10質量%以上がより好ましく、15質量%以上が更に好ましい。また、高速溶解性の点で40質量%以下が好ましく、35質量%以下がより好ましく、30質量%以下が更に好ましい。
(II)の造粒物は、粒子内部よりも表面近傍に水溶性バインダーが多く存在する構造を有するものであり、例えば、前記酵素、水不溶性物質、及び水溶性バインダーを混合して、好ましくは水分量30〜60質量%のスラリーにした後、該スラリーを噴霧乾燥することで得られる。噴霧乾燥時の熱風の温度は、酵素の安定性及び生産性の点で140〜180℃が好ましい。その他の噴霧乾燥の条件については、特に限定はない。なお、酵素粒子における水溶性バインダーの偏在性の確認は、例えば、フーリエ変換赤外分光法(FT−IR)や光音響分光法(PAS)を併用する方法(FT−IR/PAS)を用いて行うことができる。これらは、Applied Spectroscopy vol.47、1311−1316(1993)に記載のとおり、粒子の表面から深さ方向における物質の分布状態を解析する方法であり、それにより水溶性成分の偏在性を確認することができる。
<成分(e)>
本発明の洗浄剤組成物は、洗浄性能の点で、漂白剤〔以下、成分(e)という〕を、0.1〜10質量%含有することが好ましく、0.5〜8質量%が更に好ましく、1〜6質量%が最も好ましい。
成分(e)としては、水溶液中で過酸化水素を放出する化合物が挙げられる。低温溶解性、洗浄性能の点で、成分(e)中、水溶液中で過酸化水素を放出する化合物は50質量%以上が好ましく、60〜95質量%がより好ましく、70〜90質量%が更に好ましい。
成分(e)は、成分(e)を含有する粒子、例えば造粒物として配合でき、その粒径は特に制限されないが、平均粒径として200〜1500μmが好ましく、500〜1300μmがより好ましい。なお、漂白剤造粒物が、5質量%以上の成分(a)を含有し、粒径が125〜1000μmである場合は、当該漂白剤造粒物は、粒子(A)の粒子として取り扱う。また、漂白剤造粒物が成分(b)を含有し、実質的に成分(a)を含有しない、粒径が500〜1000μmである粒子である場合は、当該漂白剤造粒物は、粒子(B)の粒子として取り扱う。以下、漂白剤を含有する粒子を漂白剤粒子ということもある。
水溶液中で過酸化水素を放出する化合物としては、炭酸塩・過酸化水素付加物、硼酸塩・過酸化水素付加物、トリポリリン酸塩・過酸化水素付加物、ピロリン酸塩・過酸化水素付加物、尿素・過酸化水素付加物等が挙げられる。この中でも、炭酸塩・過酸化水素付加物、硼酸塩・過酸化水素付加物が好ましく、炭酸ナトリウム・過酸化水素付加物、硼酸ナトリウム・過酸化水素付加物がより好ましく、洗浄性能の点で炭酸ナトリウム・過酸化水素付加物が更に好ましい。
上記漂白剤粒子は、無機塩及び/又はポリマー等で被覆することによって更に保存安定性を向上することができる。中でも硼酸塩、ケイ酸塩、硫酸塩、炭酸塩で被覆することがより好ましい。被覆量としては漂白剤粒子中5〜20質量%が安定性、溶解性の点で好ましい。また、従来より知られている安定化剤、溶解促進剤、キレート剤等を含有させても良い。中でも塩化物、尿素、陰イオン界面活性剤、非イオン界面活性剤が溶解性の点で好ましく、これらの一種以上を漂白剤粒子中0.1〜5質量%含有することが好ましい。
洗浄性能、溶解性、生産性の点で、成分(e)は、水溶液中で過酸化水素を放出する化合物の物性等により2種以上を用いても良い。成分(e)は、造粒物として配合することが好ましい。
<成分(f)>
本発明の洗浄剤組成物は、洗浄性能の点で、漂白活性化剤〔以下、成分(f)という〕を、0.1〜10質量%含有することが好ましく、0.5〜8質量%が更に好ましく、1〜6質量%が最も好ましい。
成分(f)は、成分(f)を含有する粒子、例えば造粒物として配合でき、その粒径は特に制限されないが、平均粒径として200〜2000μmが好ましく、500〜1500μmがより好ましい。なお、漂白活性化剤造粒物が、5質量%以上の成分(a)を含有し、粒径が125〜1000μmである場合は、当該漂白活性化剤造粒物は、粒子(A)の粒子として取り扱う。また、漂白活性化剤造粒物が、成分(b)を含有し、実質的に成分(a)を含有しない、粒径が500〜1000μmである粒子である場合は、当該漂白活性化剤造粒物は、粒子(B)の粒子として取り扱う。また、以下、漂白活性化剤を含有する粒子を漂白活性化剤粒子ということもある。
成分(f)としては、水溶液中で過酸化水素と反応し有機過酸を発生する化合物が挙げられる。低温溶解性、洗浄性能の点で、漂白活性化剤粒子中、水溶液中で過酸化水素と反応し有機過酸を発生する化合物は40質量%以上が好ましく、50〜90質量%がより好ましく、60〜80質量%が更に好ましい。
水溶液中で過酸化水素と反応し有機過酸を発生する化合物としては、酸素系漂白剤含有洗剤に一般的に用いられる、グルコースペンタアセテート、トリアセチン、N,N,N’,N’−テトラアセチルエチレンジアミン、テトラアセチルグリコリルウリル等の漂白活性化剤を使用することができるが、効果の点で、一般式(1)〜(4)で表される化合物が特に好ましい。
Figure 2005082759
〔式中、R1は炭素数4〜13のアルキル基が好ましく(10〜13が更に好ましい)、R2は炭素数5〜13のアルキル基が好ましく(7〜11が更に好ましい)、Mは水素原子又はアルカリ金属、アルカリ土類金属、アンモニウム若しくはアルカノールアミンを示す。〕
Figure 2005082759
〔式中、R3、R4、R5、R6、R7、R9、R10は、それぞれ独立して、メチル基、エチル基、ヒドロキシエチル基であり、R8は炭素数2〜10のアルキレン基であり、X-は陰イオン(好ましくはハロゲンイオン、炭素数1〜3のアルキル硫酸イオン、炭素数1〜12の脂肪酸イオン、リン酸イオン、硫酸イオン)を示す。〕
漂白活性化剤粒子は、溶解性、造粒性の点で界面活性剤及びバインダーを含有することが好ましい。界面活性剤として陰イオン界面活性剤がより好ましく、溶解性向上の点で炭素数10〜18のアルキル硫酸塩、特にラウリル硫酸ナトリウム、ミリスチル硫酸ナトリウム、又は炭素数10〜18のポリオキシエチレン〔エチレンオキサイド平均付加モル数(以下EOp)1〜10、特に1〜5〕アルキルエーテル硫酸塩、特にポリオキシエチレン(EOp2〜5)ラウリルエーテル硫酸ナトリウム、ポリオキシエチレン(EOp2〜5)ミリスチルエーテル硫酸ナトリウムの配合が更に好ましい。バインダーとして、重量平均分子量が2000〜20000のポリエチレングリコール及び炭素数8〜20の脂肪酸がより好ましく、ポリエチレングリコールの重量平均分子量は好ましくは4000〜10000、より好ましくは4000〜8000である。また、脂肪酸の炭素数は好ましくは10〜18、より好ましくは12〜18である。また、脂肪酸はナトリウムもしくはカリウム石鹸の状態であってもよい。成分(f)中、界面活性剤は1〜40質量%が好ましく、バインダーは、0.5〜30質量%が好ましい。又、安定性を更に向上させる目的で、酸性物質を配合してもよい。酸性物質としては、コハク酸、マレイン酸、フマール酸、クエン酸、グリコール酸、p−ヒドロキシ安息香酸から選ばれる一種以上の有機カルボン酸類が挙げられる。
洗浄性能、溶解性、生産性の点で、成分(f)は、水溶液中で過酸化水素を放出する化合物の物性等により2種以上を用いても良い。成分(f)は、造粒物として配合することが好ましい。
<洗浄剤組成物>
本発明の洗浄剤組成物は、成分(a)〜成分(f)以外に、香料、泡調整剤、柔軟剤、着色剤、塩素捕捉剤、蛍光染料、汚れ放出剤、等を含有することができる。なお、これら成分についても、粒子として配合される場合、成分(a)を5質量%以上含有し、且つ粒径が125〜1000μmである粒子は、粒子(A)の粒子として取り扱うものとする。また、成分(b)を含有し、実質的に成分(a)を含有しない、粒径が500〜1000μmである粒子は、粒子(B)の粒子として取り扱う。
低温溶解性、安定性、洗浄性能の点で、JIS K 3362:1998記載方法によって測定される本発明の洗浄剤組成物の見かけ密度(嵩密度)は400〜1000g/Lが好ましく、600〜950g/mlがより好ましく、700〜950g/mlが更に好ましい。
低温溶解性、洗浄力の点で、JIS Z 8801の標準篩を用いて5分間振動させた後、篩目のサイズによる質量分率から求める本発明の洗浄剤組成物の平均粒径は150〜750μmが好ましく、より好ましくは150〜700μm、更に好ましくは180〜600μmである。
本発明の洗浄剤組成物は、洗浄性能の点で、JIS K3362:1998記載の20℃で測定する0.05質量%水溶液のpHは8〜12が好ましく、9〜11.5がより好ましく、9.5〜11が更に好ましく、10〜11が特に好ましい。
本発明の洗浄剤組成物の40℃における平衡相対湿度は、保存安定性の点で15〜35%が好ましく、18〜32%がより好ましく、20〜30%が更に好ましい。平衡相対湿度の測定は、2.4リットルの防湿容器に洗浄剤組成物600gと高分子膜湿度センサ(好適にはティアンドディ社製、Thermo Recorder おんどとり RH TR-72SとTR-3110温湿度センサの組み合わせ)を入れ密閉する。これを40℃に維持し、24時間保存する。30分ごとに湿度測定値を読み取り、変化がなくなった値を平衡相対湿度とした。
洗浄性能、低温溶解性の点で、本発明の洗浄剤組成物のJIS K3362:1998記載の界面活性剤相当分は10〜60質量%が好ましく、15〜45質量%がより好ましく、18〜40質量%が更に好ましく、20〜35質量%が特に好ましい。
洗浄性能、低温溶解性の点で、本発明の洗浄剤組成物中の水溶性無機塩の合計量は30〜70質量%が好ましく、35〜60質量%がより好ましく、40〜55質量%が更に好ましい。
洗浄性能、低温溶解性の点で、本発明の洗浄剤組成物中の水不溶性無機塩の合計量は10〜35質量%が好ましく、15〜30質量%がより好ましく、10〜25質量%が更に好ましい。
洗浄性能、低温溶解性の点で、本発明の洗浄剤組成物中の有機化合物/無機化合物の質量比は、50/50〜15/85が好ましく、45/55〜20/80がより好ましく、40/60〜20/80が更に好ましい。
以下の実施例及び比較例で用いた粒子は以下の方法で調製した。
<界面活性剤粒子I−1>
ドデシルベンゼン硫酸ナトリウム(花王(株)製、ネオペレックスGS)40質量部、牛脂脂肪酸ナトリウム(花王(株)製、ルナック TD-2)1.5質量部、無水炭酸ナトリウム(セントラル硝子(株)製、デンス灰)30質量部、蛍光染料(チバスペシャリティーケミカルス社製、チノパールCBS−X)4.5質量部、ゼオライト(ゼオビルダー社製、4A型、平均粒径:3.5μm)10質量部を用い、固形分40質量%の水性スラリーを調製し、これを乾燥塔を用いてスプレー乾燥し、水分量3質量%の乾燥生地を得た。この噴霧乾燥生地84質量部、無水炭酸ナトリウム(デンス灰、セントラル硝子(株)製)5質量部、ポリオキシエチレンアルキルエーテル(花王(株)製、エマルゲン108KM(EOp:8.5、アルキル鎖の炭素数:12〜14))1.5質量部、及び水分調整用の水と共に攪拌造粒し、ゼオライト(ゼオビルダー社製、4A型、平均粒径:3.5μm)9質量部を用いて表面被覆し、平均粒径560μm、見掛け密度820g/Lの界面活性剤粒子I−1を得た。得られた粒子中、粒径125μm未満の粒子は全粒子中の3.5質量%であり、粒径1000μm超の粒子は全粒子中の2.5質量%であった〔従って、当該粒子中に粒子(A)が94質量%含まれる〕。
<界面活性剤粒子I−2>
界面活性剤粒子I−1を分級し、平均粒径1050μmの粒子I−2を得た。得られた粒子中、粒径125μm未満の粒子は全粒子中の0.1質量%であり、粒径1000μm超の粒子は全粒子中の57.2質量%であった〔従って、当該粒子中に粒子(A)が42.7質量%含まれる〕。
<界面活性剤粒子II>
アルキル硫酸エステル塩(花王(株)製、エマール40ぺースト)25質量部、ソーダ灰(セントラル硝子(株)製、デンス灰)48質量部、ゼオライト(ゼオビルダー社製、4A型、平均粒径:3.5μm)20質量部を攪拌造粒し、ゼオライト(ゼオビルダー社製、4A型、平均粒径:3.5μm)6質量部を用いて表面被覆し、平均粒径420μm、見掛け密度850g/Lの界面活性剤粒子IIを得た。得られた粒子中、粒径125μm未満の粒子は全粒子中の4.2質量%であり、粒径1000μm超の粒子は全粒子中の5.3質量%であった〔従って、当該粒子中に粒子(A)が90.5質量%含まれる〕。
<非潮解性中性塩粒子I>
再結晶にて製造された硫酸ナトリウムを1400μmのJIS標準篩で篩分けし、篩通過分を非潮解性中性塩粒子Iとした。該粒子は、粒径1000μm超の粒子が11質量%、粒径500μm以上の粒子が72質量%であり、平均粒径は602μmであった。得られた粒子中、粒径250μm未満の粒子は全粒子中の5.8質量%であった〔従って、当該粒子中に粒子(B)が61質量%含まれる〕。
<非潮解性中性塩粒子II>
無水硫酸ナトリウム(四国化成製、中性無水ぼう硝 平均粒径106μm)を非潮解性中性塩粒子IIとして使用した。該粒子中、粒径500μm未満の粒子は、全粒子中の96質量%であり、粒径1000μm超の粒子は含まれていなかった〔従って、当該粒子中に粒子(B)が4質量%含まれる〕。
<ビルダー粒子I>
プリフィード顆粒品(株式会社トクヤマシルテック製)を1400μmのJIS標準篩で篩分けし、篩通過分をビルダー粒子Iとした。
<ビルダー粒子II>
レディゲミキサー(松坂技研(株)製、容量130L、ジャケット付)に無水炭酸ナトリウム(株式会社トクヤマ製 ライト灰)85質量部、分子量4000のポリエチレングリコール10質量部を合計30kgとなるように投入し、主軸(回転数:60rpm、周速:1.6m/s)の攪拌を5分間行った。ジャケットに80℃の温水を10L/分で流した。得られた粒子は1400μm、および125μmのJIS標準篩で篩分けし、粗粒画分と微粒画分を除去し、ビルダー粒子IIを得た。該粒子の平均の平均粒径は570μm、粒径125μm未満の粒子の比率は0.1質量%以下であった。
<酵素粒子>
プロテアーゼ造粒物(ノボザイム社製 カンナーゼ24TK)を使用した。
<漂白剤粒子>
特開昭59−196399号公報の実施例1に基づいてメタホウ酸ナトリウム・4水和物を過炭酸ナトリウムに対して5%被覆したものを125μmのJIS標準篩で小粒径のものを除去し、漂白剤粒子を得た。該粒子は、平均粒径421μm、粒径125μm未満の粒子の比率0.1質量%以下であった。
<漂白活性化剤粒子I>
ラウリル硫酸ナトリウム10質量部、ポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸ナトリウム(花王(株)製エマールE−70C)2質量部、ポリエチレングリコール(分子量8000、融点62℃)20質量部、ラウロイルオキシベンゼンスルホン酸ナトリウム60質量部、こはく酸8質量部を合計5kgになるようにハイスピードミキサー(深江工業製FS−GC−10型)に仕込み、ジャケット温度を80℃、主軸回転数200rpm、解砕羽根の回転数1500rpmで混合・昇温し、粉体の温度が70℃になったところで抜き出した。次いでこれを押出造粒機(不二パウダル製ペレッターダブルEXD−100型)により孔径800μmのスクリーンを通して押し出しした。得られた押出物を振動冷却器(不二パウダル製バイブロ/フロードライヤーVDF/6000型)で冷却した後、整粒機(不二パウダル製ナイフカッターFL−200型)にて解砕した後、350μmのJIS標準篩で小粒子を除去し、漂白活性化剤粒子Iを得た。該粒子は、平均粒径900μm、粒径1000μm超の粒子は1.1質量%であり、粒径125μm未満の粒子は0.1質量%であった〔従って、当該粒子中に粒子(A)が98.8質量%含まれる〕。
<漂白活性化剤粒子II>
ラウロイルオキシベンゼンスルホン酸ナトリウムにかえて、ノナノイルオキシベンゼンスルホン酸ナトリウムを使用し、漂白活性化剤粒子I同様の調製法にて漂白活性化剤粒子IIを得た。該粒子IIの平均粒径、粒度分布は、漂白活性化剤粒子Iと同様であった〔従って、当該粒子中に粒子(A)が98.8質量%含まれる〕。
<洗浄剤組成物の調製>
上記の粒子等をロータリーキルンに投入し、混合を行うと同じに、香料をスプレーし賦香を行い、表1に示す組成の洗浄剤組成物を調製した。得られた洗浄剤組成物の嵩密度は834〜929g/Lであり、平均粒径は562〜630μmであった。
<低温分散性>
松下電器産業製洗濯機「愛妻号 NA−F42Y1」のパルセータの6分割された扇状の窪みの1つの外周の近くに表1の洗浄剤組成物25.0gを集合状態で置き、これを崩さずに衣料1.5kgを洗濯槽に投入し、洗剤に直接水が当らないように10L/minの流量で10℃の水道水22Lを注水し、注水終了後に静置した。注水開始から3分間後、弱水流(手洗いモード)で攪拌を開始し、3分間攪拌した後に排水し、衣料及び洗濯槽に残留する洗剤の状態を下記の評価基準によって目視判定した。尚、本評価の攪拌力は標準よりも極めて弱く、評価基準のI、IIは分散性に優れることを示す。また、下記記載の「凝集物」とは、洗剤粒子が凝集した直径3mm以上の塊をいう。
〔評価基準〕
I:凝集物がない。
II:凝集物が殆どない(直径3mm程度の塊が1〜5個認められる)。
III:凝集物が少量残留している(直径6mm程度の塊が認められ、直径3〜10mmの塊が10個以下認められる)。
IV:凝集物が多量に残留している(直径6mmを越える塊が多数認められる)
<低温溶解性>
5℃に冷却した71.2mgCaCO3/リットルに相当する1リットルの硬水(Ca/Mgのモル比7/3)を1リットルビーカー(内径105mm、高さ150mmの円筒型、例えば岩城硝子社製1リットルガラスビーカー)の中に満たし、5℃の水温をウオーターバスにて一定に保った状態で、攪拌子(長さ35mm、直径8mm、例えば型式:ADVANTEC社製、テフロン丸型細型)にて水深に対する渦巻きの深さが略1/3となる回転数(800rpm)で攪拌する。1.0000±0.0010gとなるように縮分・秤量した洗浄剤組成物を攪拌下に水中に投入・分散させ攪拌を続ける。投入から60秒後にビーカー中の洗浄剤組成物分散液を質量既知のJIS Z 8801(ASTM No.200に相当)規定の目開き74μmの標準篩(直径100mm)で濾過し、篩上に残留した含水状態の洗浄剤組成物を篩と共に質量既知の開放容器に回収する。尚、濾過開始から篩を回収するまでの操作時間を10±2秒とする。回収した洗浄剤組成物の溶残物を105℃に加熱した電気乾燥機にて1時間乾燥し、その後、シリカゲルを入れたデシケーター(25℃)内で30分間保持して冷却する。冷却後、乾燥した洗浄剤組成物の溶残物と篩と回収容器の合計の質量を測定し、次式によって洗浄剤組成物の溶解率(%)を算出する。尚、質量の測定は精密天秤を用いて行うこととする。
溶解率(%)={1−(T/S)}×100 (1)
S:洗浄剤組成物の投入質量(g)
T:上記攪拌条件にて得られた水溶液を上記篩に供したときに、篩上の残存する洗浄剤組成物の溶残物の乾燥質量(g)
Figure 2005082759
なお、表1中の組成物は、何れもJIS K3362の洗浄力評価法において、標準洗剤と同等の洗浄力を有していた。

Claims (6)

  1. 界面活性剤〔以下、成分(a)という〕及び非潮解性中性塩〔以下、成分(b)という〕を含有する洗浄剤組成物であって、以下の粒子(A)を15〜80質量%、及び粒子(B)を1〜30質量%含有する洗浄剤組成物。
    粒子(A):成分(a)を粒子中に5質量%以上含有し、粒径が125〜1000μmである粒子
    粒子(B):成分(b)を含有し、実質的に成分(a)を含有しない、粒径が500〜1000μmである粒子
  2. 成分(b)を含有し、実質的に成分(a)を含有しない、粒径が500μm未満である粒子の比率が、粒子(B)100質量部あたり30質量部以下である請求項1記載の洗浄剤組成物。
  3. 更に(c)ビルダーを5〜40質量%含有する請求項1又は2記載の洗浄剤組成物。
  4. 更に(d)酵素を含有する請求項1〜3の何れか1項記載の洗浄剤組成物。
  5. 更に(e)漂白剤及び(f)漂白活性化剤を含有する請求項1〜4の何れか1項記載の洗浄剤組成物。
  6. 洗浄剤組成物中の水溶性無機塩の合計量が30〜70質量%である請求項1〜5の何れか1項記載の洗浄剤組成物。
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