JP2002293927A - ポリアミド樹脂、ポリアミド樹脂組成物、およびその成形品 - Google Patents

ポリアミド樹脂、ポリアミド樹脂組成物、およびその成形品

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JP2002293927A
JP2002293927A JP2001103845A JP2001103845A JP2002293927A JP 2002293927 A JP2002293927 A JP 2002293927A JP 2001103845 A JP2001103845 A JP 2001103845A JP 2001103845 A JP2001103845 A JP 2001103845A JP 2002293927 A JP2002293927 A JP 2002293927A
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dicarboxylic acid
moles
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mol
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Masahiro Sawada
雅博 沢田
Yoshimasa Ogo
佳正 小合
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Mitsui Chemicals Inc
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Mitsui Chemicals Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】電気・電子用部品、および自動車部品などの成
形材料に好適な、成形性、低吸水性、および耐熱性に優
れたポリアミド樹脂、およびポリアミド組成物、および
その成形品を提供する。 【解決手段】1,10-ジアミノデカンを50〜100モル%含む
ジアミン成分 (a)と、テレフタル酸成分単位50〜99モル
%と、テレフタル酸以外の芳香族ジカルボン酸成分単位
1〜50モル%と、および/または炭素原子数4〜20の脂肪
族ジカルボン酸成分単位1〜50モル%とからなるジカル
ボン酸成分 (b)とからなることを特徴とするポリアミド
樹脂を用いる。 【効果】成形性、低吸水性、耐熱性に優れており、ま
た、電気・電子部品、自動車部品などの成形材料として
好適であり、特にリフロー工程時の耐熱性に優れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ポリアミド樹脂、
ポリアミド樹脂組成物、およびその成形品に関し、詳し
くは、特に電気・電子用部品、自動車部品の成形品材料
に好適な、成形性、低吸水性、耐熱性に優れるポリアミ
ド樹脂、ポリアミド樹脂組成物、およびその成形品に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、ポリアミドとしては6ナイロン、6
6ナイロンなどが広く知られている。これらの脂肪族ポ
リアミドは優れた成形性を有するため、自動車部品、電
気・電子部品、機械部品などに広く用いられている。一
般に、高耐熱ポリアミド樹脂の開発が盛んであり、6ナ
イロンなどを含む高耐熱樹脂組成物などが実用化されて
いるが、これらは、耐熱変形温度が充分とはいえなかっ
た。また一方で、高耐熱ポリアミドとしてナイロン46
が知られているが、その耐熱変形温度は、従来のポリア
ミドより高いものの、吸水率が高いという問題があっ
た。
【0003】このような状況下、本願出願人は、特開平
3-281532号公報において、(a)ジカルボン酸成分単位
が、テレフタル酸成分単位52〜58モル%および脂肪族ジ
カルボン酸成分単位48〜42モル%からなり、(b)ジアミ
ン成分単位が、脂肪族アルキレンジアミン成分単位およ
び/または脂環族アルキレンジアミン成分単位からな
り、かつ、濃硫酸中25℃で測定した極限粘度[η]が0.
5〜3.0 dl/gの範囲にある芳香族ポリアミドと、繊維状
充填剤とを含有するポリアミド樹脂組成物を提案してい
る。該ポリアミド樹脂組成物は耐熱性、耐水性、機械的
強度、耐衝撃性等に比較的優れているため、自動車部
品、電気・電子部品等の成形材料に広く使用されてい
る。
【0004】ところで、近年、環境保護問題の観点か
ら、電気製品用のはんだとして、鉛を使用しない「鉛フ
リーはんだ」が使用されつつある。この「鉛フリーはん
だ」は、表面実装工程におけるリフロー温度が、従来広
く使用されていた鉛と錫の共晶はんだと比較して高い傾
向にある。このため、プリント配線板上の電気・電子部
品の接続に「鉛フリーはんだ」を用いる場合には、電気
・電子部品に使用される樹脂が、従来のポリアミド樹脂
より、より高い耐熱性を有する必要がある。
【0005】上記のようなポリアミド樹脂組成物は、耐
熱性は比較的高いものの、このような表面実装用の電気
・電子部品に使用した場合、リフロー工程時において、
部品表面に膨れが生じることがあった。このような事情
から、表面実装用の電気・電子部品においても好適に用
いる事が出来るようなポリアミド樹脂を開発するため、
吸水性を抑えるための検討が引き続き行なわれてきた。
【0006】吸水率の低いポリアミドとして、ジアミン
成分の主成分に1,9-ノナンジアミンを使用しているもの
が知られており、特開平7-228689では1,9-ノナンジアミ
ンおよび2−メチル−1,8−オクタンジアミンとテレフタ
ル酸からなるポリアミドが開示されている。これらのポ
リアミドでは低吸水性を有しているが、まだ不十分であ
り、上記膨れを生じる場合があった。
【0007】また、米国特許5,708,125号では炭素数8〜
18の芳香族ジカルボン酸と、炭素数4〜13の脂肪族ジア
ミンとからなるポリアミドの製造方法が開示されている
が、吸水性に関する具体的な評価、および上記耐熱性、
また成形性などに関しての記載はない。また、これらの
ポリアミドの内、融点が高い物に関しては、該ポリアミ
ドを用いた組成物を製造する際、およびその組成物を溶
融成形する際に、組成物を形成する添加物の一部が分解
することに伴う成形品外観不良、金型汚れ、さらには金
型のガスベント閉塞による成形品のガス焼けなどの問題
が起る場合がある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記のよう
な問題点を解決しようとするものであって、電気・電子
用部品、および自動車部品などの成形材料に好適な、成
形性、低吸水性、および耐熱性に優れたポリアミド樹
脂、およびポリアミド組成物、およびその成形品を提供
することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記問題
点を克服するために、ポリアミド樹脂を構成する成分に
ついて更に詳しく検討した結果、成形性に優れたの成形
品を提供することができ、低吸水性であり、さらに耐薬
品性、強度特性、耐熱性に優れる樹脂を見出した。
【0010】本発明は以下に記載される事項により特定
される。
【0011】[1](i)1,10-ジアミノデカンを50〜100
モル%含むジアミン成分(a)と、(ii)テレフタル酸成
分単位50〜99モル%と、テレフタル酸以外の芳香族ジカ
ルボン酸成分単位1〜50モル%と、および/または炭素
原子数4〜20の脂肪族ジカルボン酸成分単位1〜50モル%
とからなるジカルボン酸(b)とからなることを特徴と
するポリアミド樹脂 [2]ジアミン成分(a)の総モル数とジカルボン酸
(b)の総モル数のモル比について、ジアミン成分(a)
の総モル数/ジカルボン酸(b)の総モル数が0.95〜1.
20の範囲にあり、末端封止剤の総モル数とジカルボン酸
(b)の総モル数のモル比について、末端封止剤の総モ
ル数/ジカルボン酸(b)の総モル数の比が0〜0.1の範
囲にあり、25℃の96.5%硫酸中で測定した極限粘度が、
0.5〜3.0 dl/gの範囲内にあり、DSCで測定した融点
が280℃以上315℃未満であることを特徴とする、請求項
1記載のポリアミド樹脂。
【0012】[3]請求項1および2のいずれかに記載
のポリアミド樹脂を含み、該ポリアミド樹脂100重量部
に対し、充填材0.1〜200重量部を含んでなることを特徴
とするポリアミド樹脂組成物。
【0013】[4]請求項1〜3にいずれかに記載のポ
リアミド樹脂またはポリアミド樹脂組成物からなる成形
品。
【0014】[5]請求項1〜3にいずれかに記載のポ
リアミド樹脂またはポリアミド樹脂組成物からなる電気
・電子部品、および/または自動車部品。
【0015】
【発明の実施の態様】以下、本発明に係るポリアミド樹
脂、ポリアミド樹脂組成物、およびその成形品について
具体的に説明する。
【0016】[ジアミン成分]本発明のポリアミド樹脂
を構成するジアミン成分(a)は、1,10-ジアミノデカ
ンを50〜100モル%含むことが好ましい。
【0017】ジアミン成分(a)を、1,10-ジアミノデ
カンと共に構成する1,10-ジアミノデカン以外の直鎖脂
肪族ジアミン成分の具体的な例としては、1,6−ジアミ
ノヘキサン、1,7−ジアミノヘプタン、1,8−ジアミノオ
クタン、1,9−ジアミノノナン、1,11-ジアミノウンデカ
ン、および1,12−ジアミノドデカンを挙げることができ
る。これらのなかでは、1,8−ジアミノオクタン、1,9−
ジアミノノナン、および1,11−ジアミノウンデカンから
誘導される成分単位が特に好ましい。ジアミン成分
(a)を、1,10-ジアミノデカンと共に構成する側鎖を
有する炭素数6〜12の脂肪族ジアミン成分は、側鎖アル
キル基を有する脂肪族ジアミンであれば特に制限はない
が、具体的な例としては、2−メチル−1,5−ジアミノペ
ンタン、2−メチル−1,6−ジアミノヘキサン、2−メチ
ル−1, 7−ジアミノヘプタン、2−メチル−1,8−ジア
ミノオクタン、2−メチル−1,9−ジアミノノナン、2−
メチル−1,10−ジアミノデカン、2−メチル−1,11−ジ
アミノウンデカン等が挙げられる。これらのなかでは2
−メチル−1,8−ジアミノオクタン、2−メチル−1,9−
ジアミノノナン、2−メチル−1, 10−ジアミノデカ
ン、から誘導される成分単位が特に好ましい。
【0018】1,10-ジアミノデカンと共に構成する上記
ジアミン成分は、直鎖脂肪族ジアミン成分と側鎖アルキ
ル基を有する脂肪族ジアミン成分を任意の割合で混合し
て使用することができるが、直鎖脂肪族ジアミン成分単
位からなることが好ましい。 [ジカルボン酸成分]本発明のポリアミド樹脂を構成す
るジカルボン酸(b)は、テレフタル酸成分単位50〜99
モル%と、テレフタル酸以外の芳香族ジカルボン酸成分
単位1〜50モル%、および/または炭素原子数4〜20の脂
肪族ジカルボン酸成分単位1〜50モル%からなる事が好
ましい。
【0019】このうちテレフタル酸以外の芳香族ジカル
ボン酸成分単位としては、たとえばイソフタル酸、2-メ
チルテレフタル酸、ナフタレンジカルボン酸およびこれ
らの組み合わせなどが挙げられる。
【0020】また、脂肪族ジカルボン酸成分単位は、そ
の炭素数を特に制限するものではないが、好ましくは4
〜20、さらに好ましくは6〜12の脂肪族ジカルボン酸か
ら誘導される。このような脂肪族ジカルボン酸成分単位
を誘導するために用いられる脂肪族ジカルボン酸の例と
しては、たとえば、アジピン酸、スベリン酸、アゼライ
ン酸、セバシン酸、デカンジカルボン酸、ウンデカンジ
カルボン酸およびドデカンジカルボン酸等が挙げられ
る。これらの中でも、アジピン酸が特に好ましい。
【0021】本発明においては、ジカルボン酸成分(b)
を構成するジカルボン酸成分単位の全量を100モル%と
する時、テレフタル酸成分単位から誘導される構成単位
は、50〜99モル%、好ましくは80〜95モル%の量で含有
され、テレフタル酸以外の芳香族ジカルボン酸成分単位
から誘導される構成単位は1〜50モル%、好ましくは5〜
20モル%の量で含有され、および/または炭素原子数4
〜20、好ましくは4〜12の脂肪族ジカルボン酸成分単位
から誘導される構成単位が1〜50モル%、好ましくは5〜
20モル%の量で含有する事が好ましい。
【0022】また、本発明においては、ジカルボン酸成
分(b)として、上記のようなテレフタル酸成分単位、テ
レフタル酸以外の芳香族ジカルボン酸成分単位、および
/または脂肪族ジカルボン酸成分単位と共に、少量、た
とえば、10モル%以下程度の量の多価カルボン酸成分単
位が含まれていてもよい。このような多価カルボン酸成
分単位として具体的には、トリメリット酸およびピロメ
リット酸等のような三塩基酸および多塩基酸を挙げるこ
とができる。
【0023】[モノマーの仕込比]本発明のポリアミド
樹脂を製造するためには、ジアミン成分(a)の総モル数
とジカルボン酸(b)の総モル数のモル比について、ジ
アミン成分(a)の総モル数/ジカルボン酸(b)の総モ
ル数の比が0.95〜1.20の範囲にあることが好ましく、1.
00〜1.1の範囲にあることが特に好ましい。
【0024】[末端封止]また本発明のポリアミド樹脂
を製造するためには、末端封止剤を使用することが好ま
しい。この末端封止剤としては、安息香酸、安息香酸の
アルカリ金属塩、酢酸等を使用することができる。この
ような末端封止剤は、末端封止剤の総モル数とジカルボ
ン酸(b)の総モル数のモル比について、末端封止剤の
総モル数/ジカルボン酸(b)の総モル数の比が0〜0.1
の範囲にあることが好ましく、0〜0.05の範囲にあるこ
とが特に好ましい。この末端封止剤の使用量を調整する
ことにより、得られる重縮合物の極限粘度[η]を制御す
ることができる。
【0025】[ポリアミドの製造方法]本発明のポリア
ミド樹脂を製造するためには、上記のようなジアミン成
分(a)とジカルボン酸(b)とを加えて、触媒の存在
下に加熱することにより製造することができる。本発明
で使用されるポリアミド樹脂を製造する際に用いられる
触媒としては、リン酸、その塩およびリン酸エステル化
合物;亜リン酸、その塩およびエステル化合物;並び
に、次亜リン酸、その塩およびエステル化合物を使用す
ることができる。
【0026】これらの中でも、リン酸ナトリウム、亜リ
ン酸ナトリウム、次亜リン酸カリウム、次亜リン酸ナト
リウム等が好ましい。
【0027】これらのリン酸化合物は、単独であるいは
組み合わせて使用することができる。このようなリン系
化合物は、上記のようなジカルボン酸に対して、通常は
0.001〜5モル%、好ましくは0.002〜2モル%の割合で用
いられる。この反応は、通常は不活性ガス雰囲気下で行
なわれ、一般には反応容器内を窒素ガスなどの不活性ガ
スで置換する。また、ポリアミドの重縮合反応を制御す
るために、水を予め封入しておく事が望ましく、水に可
溶な有機溶媒、例えばメタノール、エタノールなどのア
ルコール類が含有されていても良い。
【0028】このような重縮合物を調製する際の反応条
件は、具体的には、反応温度は通常200〜290℃、好まし
くは220〜280℃、反応時間は通常0.5〜5時間、好ましく
は1〜3時間である。さらにこの反応は常圧から加圧のい
ずれの条件で行うことができるが、加圧条件で反応を行
うことが好ましく、反応圧は、通常20〜60kg/cm2、好
ましくは25〜50 kg/cm2の範囲内に設定される。そし
て、このようにして重縮合反応を行うことにより、25℃
の96.5%硫酸中で測定した極限粘度[η]が、通常は0.05
〜0.6 dl/g、好ましくは0.08〜0.3 dl/gの範囲内
にある低次縮合物を得ることができる。こうして水性媒
体中に生成したポリアミド低次縮合物は、反応液と分離
される。このポリアミド低次縮合物と反応液との分離に
は、例えば濾過、遠心分離等の方法を採用することもで
きるが、生成した半芳香族ポリアミド低次縮合物を含有
する反応液を、ノズルを介して大気中にフラッシュする
ことにより、固液分離する方法が効率的である。
【0029】本発明では上記のようにして得られたポリ
アミド低次縮合物を用いて後重合を行う。この後重合
は、上記ポリアミド低次縮合物を乾燥した後に加熱し
て、溶融状態にし、この溶融物に剪断応力を付与しなが
ら行なうことが好ましい。この反応に際しては、乾燥ポ
リアミド低次縮合物が少なくとも溶融する温度に加熱す
る。一般には、乾燥ポリアミド低次縮合物の融点以上の
温度、好ましくはこの融点よりも10〜60℃高い温度に加
熱される。剪断応力は、例えばベント付き二軸押出機、
ニーダー等を用いることにより溶融物に付与することが
できる。こうして溶融物に剪断応力を付与することによ
り、溶融状態にある乾燥ポリアミド低次縮合物が相互に
重縮合すると共に、縮合物の重縮合反応も進行するもの
と考えられる。
【0030】本発明のポリアミド樹脂の製造に関する他
の方法として、上記ポリアミド低次縮合物を一般公知の
方法にて固相重合させて、極限粘度[η]が0.5〜2.0
dl/gの範囲のポリアミドを調製する事ができる。
【0031】本発明のポリアミド樹脂の製造に関する、
更に他の方法として、上記ポリアミド低次縮合物を一般
公知の方法にて固相重合させて、極限粘度[η]が0.5
〜1.5dl/gの範囲のポリアミド前駆体を調製し、さら
にこの前駆体を溶融重合させて、極限粘度[η]が0.8
〜3.0 dl/gの範囲にすることができる。 [ポリアミド樹脂の物性]本発明で用いられるポリアミ
ド樹脂は、25℃の96.5%硫酸中で測定した極限粘度が、
0.5〜3.0 dl/g、好ましくは0.5〜2.5dl/g、特に0.6〜
2.0 dl/gである事が好ましい。このような範囲にある
場合、成形性や成形品の強度特性等に優れる。
【0032】また当該ポリアミド樹脂は、DSCで測定し
た融点が280℃以上、315℃未満であることが好ましく、
特に好ましくは290℃以上、310℃未満である。このよう
な範囲にある場合は成形性に優れ、この範囲より高い場
合、ポリアミド樹脂および/またはポリアミド樹脂組成
物に含まれる充填材が熱分解を起こし、成形時に金型を
汚したり、成形品の外観不良を引き起こし、この範囲よ
り低い場合は耐熱性に劣る。
【0033】[組成物]本発明では、発明の効果を損な
わない範囲で、用途に応じて以下の充填剤をポリアミド
樹脂100重量部に対し、0.1〜200重量部、好ましくは20
〜180重量部の割合で添加することができる。
【0034】本発明で用いられる充填材としては、たと
えば、繊維状の充填材(特にガラス繊維、アラミド繊
維、炭素繊維等)、粉末状、粒状、板状、針状の充填材
(特にシリカ、アルミナ、炭酸カルシウム、二酸化チタ
ン、タルク、ウォラストナイト、ケイソウ土、クレー、
カオリン、球状ガラス、マイカ、酸化マグネシウム、酸
化亜鉛、チタン酸カリウム、ウイスカ等)、難燃剤(臭
素化ポリスチレン、ポリ臭素化スチレン、臭素化ポリカ
ーボネート、臭素化フェノールの縮合物、赤リン、酸化
アンチモン、アンチモン酸ナトリウム、酸化亜鉛、酸化
鉄、酸化マグネシウム、ホウ酸亜鉛などの金属ホウ酸塩
等)、酸化防止剤や耐熱安定剤(酸化マグネシウム、酸
化亜鉛、ハイドロタルサイト類、リン化合物、ヒンダー
トフェノール類、ハイドロキノン類、ハロゲン化銅、ヨ
ウ素化合物等)、他の重合体(オレフィン類、変性ポリ
オレフィン類、エチレン・プロピレン共重合体、エチレ
ン・1-ブテン共重合体、プロピレン・エチレン共重合
体、プロピレン・1-ブテン共重合体等のオレフィン共重
合体、ポリスチレン、ポリアミド、ポリカーボネート、
ポリアセタール、ポリスルフォン、ポリフェニレンオキ
シド、弗素樹脂、シリコーン樹脂、脂肪族ポリアミド
等)、可塑剤、増粘剤、帯電防止剤、離型剤、顔料、染
料、核剤、種々公知の配合剤が挙げられる。上記繊維状
の充填材としては、特に価格の点からガラス繊維が好ま
しく使用され、強度特性が向上する。また上記粉末状、
粒状、板状、針状の充填材を任意で使用することが出来
るが、特にタルク、マイカ、ウイスカなどを使用するこ
とにより、ポリアミド樹脂の結晶化促進、および/また
は強度特性の向上等の効果が見られる。さらに、上記難
燃剤と難燃助剤を組み合わせて使用することが好まし
く、臭素化ポリスチレン、および/またはポリ臭素化ス
チレン等の難燃剤と、酸化アンチモンおよび/またはア
ンチモン酸ナトリウム等の難燃助剤を組み合わせて使用
することが特に好ましい。
【0035】上記のような充填材を組み合わせることに
よって、成形性に優れ、かつ耐熱性に優れるポリアミド
樹脂組成物を得ることができる。
【0036】[成形]本発明に係るポリアミド組成物
は、上述した各成分を、種々公知の方法、例えばヘンシ
ェルミキサー、V-ブレンダー、リボンブレンダー、タン
ブラーブレンダー等で混合する方法、あるいは混合後、
一軸押出機、多軸押出機、ニーダー、バンバリーミキサ
ー等で溶融混練後、造粒あるいは粉砕する方法を用いる
ことで調整することができる。
【0037】具体的には、上記ポリアミド樹脂を溶融状
態、例えば280〜360℃に加熱・維持しながら、必要によ
り上記繊維状充填剤、粉末状充填剤、各種添加剤を配合
して混練するなどの方法により調製することができる。
この際、押出し機、ニーダー等の通常の混練装置を用い
ることができる。
【0038】例えば上記のようにして調製された本発明
のポリアミド樹脂組成物は、粉末、ペレット状その他の
形状にして、圧縮成形法、射出成形法、押出し成形法な
どを利用することにより、電気・電子部品、自動車部品
などの各種成形品にすることができる。
【0039】[用途]また本発明のポリアミド樹脂は、
このポリアミドの融点以上、分解温度未満に加熱して、
通常の成形装置を使用して所望の形状に成形することが
できる。特に射出成形によって、電気・電子部品および
自動車部品を効率よく成形することができる。
【0040】上記組成の範囲にあるポリアミド樹脂によ
って、優れた成形性、低吸水性、および耐熱性を有する
ことができる。
【0041】本発明に係るポリアミド樹脂組成物は、成
形性、低吸水性、耐薬品性、強度特性、耐熱性にも優れ
ているため、特に、電気・電子部品、自動車部品の成形
品材料として好適に用いられる。また、このようなポリ
アミド樹脂組成物により得られた成形品は、吸水率が低
く、また、リフロー工程時において、かなりの高温にお
いても膨れが生じることなく耐熱性に優れている。
【0042】
【実施例】次に、実施例を挙げて本発明をより具体的に
説明するが、本発明はこれらによって何ら限定されるも
のではない。
【0043】なお、実施例および比較例中の極限粘度
[η]、融点、吸水率、成形性、リフロー時に膨れが生じ
る温度は、以下の方法に従って測定した。極限粘度
[η]:ポリアミド樹脂0.5 gを96.5%硫酸溶液50 mlに
溶解し、ウベローデ粘度計を使用し、25.0±0.05℃の条
件下で試料溶液の流下秒数を測定し、以下の式に基づき
算出した。
【0044】[η]=ηSP/{C(1+0.205ηSP)} ηSP=(t-t0)/t0 [η]:極限粘度(dl/g) ηSP:比粘度 C :試料濃度(g/dl) t :試料溶液の流下秒数(秒) t0 :ブランク硫酸の流下秒数(秒)
【0045】融点(Tm):PERKIN ELMER社製DSC7型を
用いて、一旦330℃で5分間保持し、次いで10℃/分の速
度で23℃まで降温せしめた後、10℃/分で昇温して行な
った。このときの融解に基づく吸熱ピークを融点とし
た。
【0046】吸水率:ポリアミド樹脂を、射出圧力1000
kg/cm2、シリンダー温度を樹脂の融点より10℃高い温
度に設定し、金型温度120℃にて射出成形し、長さ64 m
m、幅6mm、厚さ0.8 mmの試験片を得た。この試験片を4
0℃、相対湿度95%の恒温恒湿室に保管して吸水させた。
96時間吸水させた後、試験片重量を精密天秤で測定し
た。吸水率(重量%)は、次の式で求めた。 M=(M2−M1)/M1×100 M:吸水率(重量%) M1:試験片の絶乾重量(g) M2:吸水後の試験片重量(g)
【0047】成形性:ポリアミド樹脂組成物を、射出圧
力1000 kg/cm2、シリンダー温度を樹脂の融点より10℃
高い温度に設定し、金型温度120℃にて、薄層ガスベン
トのある成形金型を用い、500ショット連続射出成形を
行なった。目視にて金型表面に汚れが見られない場合は
成形性○、目視にて金型表面に汚れが見られる場合は成
形性×とした。
【0048】リフロー時に膨れが生じる温度:上記吸水
率測定に使用した試験片について、赤外線及び熱風併用
型リフローはんだ装置(日本アントム工業(株)製、SOL
SYS-2001R)を用いて、設定温度を20秒間保持する温度プ
ロファイルで、ピーク温度は設定温度より10℃高く設定
したリフロー工程でリフロー時の耐熱性評価を行った。
膨れが生じる温度が250℃以上の場合は◎、250℃未満、
240℃以上の場合は○、240℃未満、230℃以上の場合は
△、230℃未満の場合は×とした。
【0049】
【実施例1】1,10−ジアミノデカンを48.2 kg(280
モル)、テレフタル酸を41.6 kg(250.6モル)、アジ
ピン酸を4.1 kg(28.1モル)、次亜リン酸ナトリウム
一水和物0.07 kg(0.6モル)および蒸留水42.3 kgを
オートクレーブに入れ、反応釜内部を十分に窒素置換し
た。攪拌しながら内部温度を4時間かけて250℃に昇温
した。そのまま1時間反応を続け、ポリアミド低次縮合
物を得た。このポリアミド低次縮合物を真空下190℃
で、65時間固相重合した。その後、スクリュー径37mm、
L/D=36の二軸押出機にて、ポリアミドの融点より30℃
高いバレル設定温度でスクリュー回転数 300 rpm、
10 kg/hの樹脂供給速度で溶融重合して、ポリアミド樹
脂を得た。このポリアミド樹脂の[η]、融点、吸水率を
下記の表1に示す。当該ポリアミド樹脂40重量部に対
し、ガラス繊維(旭ファイバーグラス製;CS03JAFT2A)
30重量部、難燃剤(ポリジブロモポリスチレン;グレー
トレイクスケミカル製; PDBS-80)30重量部、難燃助
剤(アンチモン酸ソーダ;日産化学(株)製;サンエポ
ックNA-1070L) 4重量部、核剤(タルク;松村産業
(株)製;ハイフィラー)1重量部を加え、二軸押出機
にてポリアミド樹脂の融点より10〜30℃高い温度にて溶
融混練してポリアミド樹脂組成物を得た。このポリアミ
ド樹脂組成物を射出成形し、成形性、リフロー時に膨れ
が生じる温度を測定した。その結果を表1に示す。
【0050】
【実施例2〜4】実施例1において、下記表1に示すジ
アミン成分、およびジカルボン酸成分にして、下記表1
に記載したモル比にて用い、場合によっては安息香酸を
下記表1に記載したモル比にて使用した以外は、実施例
1と同様の方法によって重合し、ポリアミド樹脂を得
た。次いで、得られたポリアミド樹脂を用いて、実施例
1と同様にポリアミド樹脂組成物を製造した。これらを
実施例1と同様に評価した。その結果を表1に示す。
【0051】
【比較例1】実施例1において、下記表1に示すジアミ
ン成分、およびジカルボン酸成分にして、下記表1に記
載したモル比にて用いた以外は、実施例1と同様の方法
によって重合し、ポリアミド樹脂を得た。次いで、得ら
れたポリアミド樹脂を用いて、実施例1と同様にポリア
ミド樹脂組成物を製造した。これらを実施例1と同様に
評価した。これらの結果を表1に示す。
【0052】
【比較例2】実施例1において、ジアミン成分(a)の種
類を1,9-ジアミノノナンを35.4 kg(224モル)、2-メ
チル-1,8-ジアミノオクタンを8.8 kg(56モル)とし、
テレフタル酸を46.2 kg(278.6モル)、安息香酸を0.3
4 kg(2.8モル)、および蒸留水を27 kgとした以外
は、実施例1と同様の方法によって重合し、ポリアミド
樹脂を得た。次いで、得られたポリアミド樹脂を用い
て、実施例1と同様にポリアミド樹脂組成物を製造し
た。これらを実施例1と同様に評価した。これらの結果
を表1に示す。
【0053】
【比較例3】実施例1において、ジアミンの種類を1,10
−ジアミノデカンに代えて、1,6−ジアミノヘキサンと
し、ジアミン成分およびジカルボン酸成分の配合量(モ
ル比)を表1に記載したモル比とした以外は、実施例1
と同様の方法によってポリアミド樹脂、およびポリアミ
ド樹脂組成物を製造した。これらを実施例1と同様に評
価した。これらの結果を表1に示す。
【0054】
【表1】
【0055】
【発明の効果】本発明に係るポリアミド樹脂組成物は、
上記のような成分単位を上記のような特定の割合で含む
特定のポリアミド樹脂を含有しているので、特に成形
性、低吸水性、耐熱性に優れており、また、電気・電子
部品、自動車部品などの成形材料として好適である。ま
た、上記ポリアミド樹脂組成物を用いて形成された本発
明に係る成形品は、吸水率が低く、しかもリフロー工程
時における耐熱性に優れる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4F071 AA55 AA84 AA88 AF10 AF45 AH07 AH12 BC07 4J001 DA01 DB02 DC14 DD01 DD03 EB04 EB08 EB09 EB34 EB37 EB67 EB69 EC04 EC08 EC09 EC13 EE16D EE28C EE75D EE76D EE77D FB03 FC03 FD03 FD05 GA12 GA13 JA04 JA05 JA07 JB02 JB17 JB18

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(i)1,10-ジアミノデカンを50〜100モル%
    含むジアミン成分(a)と、(ii)テレフタル酸成分単位
    50〜99モル%と、テレフタル酸以外の芳香族ジカルボン
    酸成分単位1〜50モル%と、および/または炭素原子数4
    〜20の脂肪族ジカルボン酸成分単位1〜50モル%とから
    なるジカルボン酸(b)とからなることを特徴とするポ
    リアミド樹脂。
  2. 【請求項2】ジアミン成分(a)の総モル数とジカルボン
    酸(b)の総モル数のモル比について、ジアミン成分
    (a)の総モル数/ジカルボン酸(b)の総モル数が0.95
    〜1.20の範囲にあり、末端封止剤の総モル数とジカルボ
    ン酸(b)の総モル数のモル比について、末端封止剤の
    総モル数/ジカルボン酸(b)の総モル数の比が0〜0.1
    の範囲にあり、25℃の96.5%硫酸中で測定した極限粘度
    が、0.5〜3.0 dl/gの範囲内にあり、DSCで測定した融
    点が280℃以上、315℃未満であることを特徴とする、請
    求項1記載のポリアミド樹脂。
  3. 【請求項3】請求項1および2のいずれかに記載のポリ
    アミド樹脂を含み、該ポリアミド樹脂100重量部に対
    し、充填材0.1〜200重量部を含んでなることを特徴とす
    るポリアミド樹脂組成物。
  4. 【請求項4】請求項1〜3にいずれかに記載のポリアミ
    ド樹脂またはポリアミド樹脂組成物からなる成形品。
  5. 【請求項5】請求項1〜3にいずれかに記載のポリアミ
    ド樹脂またはポリアミド樹脂組成物からなる電気・電子
    部品、および/または自動車部品。
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