JP2002293695A - 常圧cvd法による単結晶生成方法及びその装置 - Google Patents

常圧cvd法による単結晶生成方法及びその装置

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JP2002293695A JP2001102598A JP2001102598A JP2002293695A JP 2002293695 A JP2002293695 A JP 2002293695A JP 2001102598 A JP2001102598 A JP 2001102598A JP 2001102598 A JP2001102598 A JP 2001102598A JP 2002293695 A JP2002293695 A JP 2002293695A
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Shigehiro Nishino
茂弘 西野
Yoshinori Hosokawa
好則 細川
Shingo Ando
真悟 安藤
Ho Okayama
邦 岡山
Shuichi Hasegawa
秀一 長谷川
Atsuhiko Hirai
敦彦 平井
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 常圧CVD法において、SiCなどの単結晶
を確実にしかも短時間で生成すること。 【解決手段】 基板45上に生成される単結晶に白色X
線を入射するX線源32と、この単結晶への白色X線の
入射角と出射角とが同じになるように配置された半導体
検出器等エネルギー分解能を持つ検出器33と、この検
出器33により検出されたブラッグ回折を起こすX線の
エネルギーの変動から結晶性をその場観察した観察結果
に基づいて前記単結晶の生成条件を最適な状態に制御す
る制御装置とを具備すること。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、常圧CVD法
(Chemical Vapor Deposition:化学的気相成長法)
によるSiC(Silicon Carbide:炭化ケイ素)等の単
結晶生成方法及びその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】周知のように、SiCは、大きなバンド
ギャップをもち、電子移動度が大きく、伝導型の制御が
容易であるので、これを基板に薄膜として形成したもの
は、従来のSiやGaAsの薄膜では実現不可能な高温
動作用、ハイパワー用デバイスとしての開発が期待され
ている。また、このデバイスを利用することにより現在
の電力輸送で損失している電力が大幅に低減されエネル
ギーの有効利用に役立つものと期待されている。このよ
うなSiC等の結晶薄膜を基板上へ生成する方法として
は、常圧CVD法と超高真空を用いたMBE(Molecul
ar Beam Epitaxy : 分子線エピタキシャル成長)装置な
どで行う方法がある。常圧CVD法は、常圧において気
体の熱分解や化学反応を利用して基板上に薄膜を作る方
法であり、炉の周りに高周波コイルを配置し、炉の中に
基板を並べてから、高周波コイルに電流を流して炉内を
高温加熱しつつ炉内に反応ガスを送り込み、基板表面に
SiCの薄膜を生成するものである。また、超高真空を
用いたMBE装置などを用いた方法は、反射電子線回折
を用いて結晶性を制御しながらSiCの結晶を基板上に
成長させる方法である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記常圧CV
D法では、結晶成長過程で多くのポリタイプが生成され
るために単結晶を作ることは難しく、これがデバイス実
用化への妨げとなっている。このポリタイプの生成を阻
止するためには、成長中の結晶性を常時モニターして、
云いかえれば“その場観察”して、炉内へ送る反応ガス
の流量や炉内温度などの諸反応条件をリアルタイムに最
適な状態に制御しなければならないが、常圧であるが故
に電子が通過しにくいため、反射電子線回折等によって
その場観察が不可能とされており、この点において技術
的な課題を残していた。また、反応ガスの種類やその混
合比率或いは炉内温度調節など種々の工夫により単結晶
が成長したとしても、基板上でのSiCの成長速度は時
間当たり3μm厚程度の低い値であるので、25μm程
度のエピタキシャル層が必要とされる5kV耐圧のダイ
オードに適応するためには、10時間近くもの成長時間
が必要であり、実用化にはこの面からも課題を有してい
た。
【0004】更に、超高真空を必要とするMBE装置な
どを用いた方法は、その場観察できるものの、超高真空
にするための装置やMBE装置が大型でしかも取扱いに
手数がかかり、高価であるという課題を有している。な
お、基板に成長したSiC薄膜の単結晶性の評価にはX
線回折(角度分散方式)が用いられるが、これは単色X
線を入射し、試料及び検出器をスキャンして評価をして
いるためその場観察ができないものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は上記事情に鑑
みてなされたものであって、その手段とするところは、
請求項1においては、常圧CVD法により基板
上に単結晶を生成させる単結晶生成方法において、前記
基板上に生成される単結晶に対して、入射X線源として
白色X線を入射し、この入射角と出射角が同じになるよ
うに半導体検出器等エネルギー分解能を持つ検出器を配
置して、ブラッグ回折を起こすエネルギーのX線を検出
し、このエネルギーの変動から結晶性をその場観察し、
この観察結果に基づいて、単結晶の生成条件を最適な状
態に制御するところにある。請求項2においては、前記
単結晶がSiCであることにある。請求項3において
は、常圧CVD法により基板上に単結晶を生成させる単
結晶生成装置において、前記基板上に生成される単結晶
に白色X線を入射するX線源と、この単結晶への白色X
線の入射角と出射角とが同じになるように配置された半
導体検出器等エネルギー分解能を持つ検出器と、この検
出器により検出されたブラッグ回折を起こすX線のエネ
ルギーの変動から結晶性をその場観察した観察結果に基
づいて前記単結晶の生成条件を最適な状態に制御する制
御装置とを具備することにある。請求項4においては、
前記単結晶がSiCであることにある。
【0006】
【発明の実施の形態】この発明の実施の形態について、
以下図を参照しつつ説明する。この実施の形態の常圧C
VD法による単結晶生成装置1は、図1に示すように、
常圧CVD装置2とエネルギー分散型X線回折装置3か
ら構成される。常圧CVD装置2は、反応部4と原料ガ
ス供給部5とからなる。反応部4は、水冷ジャケット4
1の付いた筒状の石英管42の内部に、石英ホルダー4
3を設置し、その表面にサセプター44を載せさらにそ
の表面にSiからなる基板45を載置したものである。
サセプター44はSiCでコーティングされた高純度グ
ラファイト・ブロックを用いている。石英管42の内部
には、その一端部に接続された配管46を通じて前記ガ
ス供給部5から原料ガス等が供給されているが、この原
料ガス等は常時ロータリーポンプ47でその他端側から
窒素ガスと混合して中和し無害の状態で排気されてい
る。石英管42の外周囲には、高周波電源48と接続さ
れたRF(High Frequency:高周波)コイル49が渦巻
き状に巻回されており、このRFコイル49によって発
振される高周波による誘導加熱法により、前記サセプタ
ー44を高温に加熱している。高周波電源48として
は、例えば、周波数400kHz、最大出力5kwの発
信器がある。また、この石英管2にはX線を通過させる
が流体について内部と外部の隔壁をするベリウム窓6が
設けられている。なお、基板45の温度測定のために、
石英管42の他端側に必要に応じて光高温計7を設置し
ている。
【0007】ガス供給部5は、石英管2に原料ガス等を
供給するもので、それぞれのガスは液体の状態でボンベ
8に詰められいる。これらのボンベ8からそれぞれのガ
スの排出量が調整されて1つの配管46に導かれ、ここ
で混合されて石英管2の内部に供給される。原料ガス
は、例えば、SiCの薄膜を生成する場合には、図1に
示すように、有機化合物系のHMDS(hexamethyldisi
lane:Si2(CH3)、HCDS(hexachlorodisi
lane:Si(Cl))を用い、この原料ガスの他に
基板45の気相エッチング用のHCl(10%:水素希
釈)、炭化プロセス用のC38、これらの反応ガスを輸
送するキャリアガスであるH2(特別な鈍化を行ってい
ないもの)、及び排ガスラインでの希釈ガスとして常時
流出するArを使用する。Arを除くこれらのガスの流
量は、MFC(Mass Flow Controller)9で制御され
るようになっているが、手動で調整することも可能であ
る。また、HMDSとHCDSは、使用温度で液体であ
るため、MFC9によって流量制御されたHによって
適当な温度でバブリングをして用い、Hの流量と使用
温度での蒸気圧からその流量を調節している。なお、基
板45の温度制御は、高周波電源48のPID動作によ
る自動制御で行うこととした。又、HMDS、HCDS
の有機系ガスに限定されることなく、Siを含むガスと
炭化水素系のガスの組み合わせなどでもよい。
【0008】エネルギー分散型X線回折装置3は、前記
反応部4の石英管42内部に載置している基板45があ
る当該石英管42の外周囲に所定距離を開けて環状に設
置した環状ガイド31と、該環状ガイド31によって石
英管42の廻りを移動自在に固定されるX線源32及び
半導体検出器33とからなる。X線源32は、微焦点のX
線発生装置を用い、基板45の直前で図外のモノキャタ
ピラリーを用いてミクロンオーダーに絞った白色X線を
基板45に照射している、例えば、SiCの結晶に照射
できる位置で環状ガイド31に固定し、この白色X線の
基板45に対する入射角と出射角とが同じになるように
半導体検出器33を環状ガイド31に固定する。なお、
予めX線源32と半導体検出器33の位置を固定してお
いて、入射角と出射角とが同じになるように基板45の
角度を移動させるようにしてもその効果は同じである。
半導体検出器33としては、例えば、ペルチェ冷却型C
dTe半導体検出器がある。
【0009】この半導体検出器33からの出力情報は、
MCA(Multi Cannel Analyzer)10に入力されてこ
こで波高分析され、X線スペクトルが得られる。そし
て、このエネルギー分散型X線回折装置3から得られる
情報を前記常圧CVD装置2にフィールドバックし、ガ
ス流量や基板温度を変化させて最適の生成条件を整え、
高品質なSiC単結晶生成を行う。すなわち前記MCA
10に入力されて波高分析されて得られたX線スペクト
ルを元に、単結晶の生成状態をその場観察して、原料ガ
スのボンベ8のMFC9のPID動作による自動制御及
び高周波電源48のPID動作による自動制御を行う。
これをフローチャートで示せば図3に示す通りである。
これによって、基板45上に単結晶が成長し生成され
る。なお、この実施の形態においては、常圧CVD装置
2は、横方向に設置している例を示したが、縦方向等で
あってもよいのは勿論である。
【0010】次に測定原理について図4を参照しつつ説
明する。入射X線が基板45の表面に生成された結晶格
子で回折する場合に、この入射X線の波長λとhkl反
射に対する格子間隔dの間には、ブラッグ条件を満たす
次式(1)の関係がある。 λ=2・dhkl・sinθ …… (1) 但し、θ
はブラッグ角である。従来、入射X線に単色X線を用い
る回折線の測定においては、異なった次数の反射に対す
るブラッグ条件を成立するためには、式(1)を満たす
θを変化させる必要がある。このようなθを変化させて
回折線を観測する角度分散型方式では、θの変動から結
晶性の評価ができているが、角度を変化させなければな
らないことから、その場観察ができない。
【0011】一方、式(1)をX線の波長ではなくエネ
ルギーEで表現すると、次式(2)となる。
【数1】 但し、h:プランク定数、c:光(X線)のエネルギー
である。入射X線に白色X線を用い、入射角、反射角が同
じようになるように半導体検出器33のようなエネルギ
ー分解能を持つ検出器を配置すれば、ブラッグ回折を起
すエネルギーのX線を検出できる。すなわち、このエネ
ルギー変動から結晶性をモニタリング、しかもその場観
察が可能となるのである。さらに入射X線をコリメート
することにより、局所的な情報を得ることも可能であ
る。ここで、3C−SiCを試料とした時に測定される
X線スペクトルの例を図5に示す。X線の入射角度は、
10.0keVの時に(200)面でブラッグ反射(式
(2))を起こす角度=16.61°である。そのと
き、ピークが現れる面及びX線エネルギーを図6に示
す。
【0012】
【実施例】SiCの単結晶を基板45上に作成する場合
の例について、図1及び図2を参照しつつ以下説明する。
原料ガスとしては、Si源としてシラン系ガス(Siの
水素化物又は塩化物)を、C源として炭化水素の組合わ
せが良く、具体的には、前記したHMDSおよびHCD
Sを使用した。
【0013】Siの基板45の表面を気相エッチングし
た。即ち、清浄なSi表面を出すための行程でHClガ
スを用いてSi基板45のその場エッチングを行い、S
i基板45の自然酸化膜の除去とクリーニングを行っ
た。このエッチングは、ガス流量5sccm、Si基板
温度1200℃で2分間行った。エッチングプロセスの
終了後、Hを流しながら残留HClの追い出しを行っ
た。
【0014】この気相エッチングが終了した時点で、一
旦基板温度を下げ、約3分間放置する。その後、C
を1.0sccm流して約1分間放置し、炭化水素の
雰囲気で安定させる
【0015】次に、基板温度を1360℃まで一気に昇
温する。この時には高周波電源48のパワーを予め見積
もっておいた所定の値に一気に設定することによって、
基板温度を急昇温させる。約2分間で1360℃までに
達した。3分後にCを止めて、炭化プロセスを終
了する。約1分間Cの追い出しを行ってから、基
板温度を成長温度に設定する。
【0016】結晶成長プロセスでは、原料ガスのHMD
S及びHCDSをキャリヤガスHに添加する。成長速
度の基板温度依存性を図5に示す。HMDSの流量2.
0sccm、3.0sccm、図5のアレニウス・プロ
ットから、HMDSを用いた成長速度は、基板温度10
50℃以上で飽和しており、1050℃以下では成長速
度は、温度の逆数に対して指数関数的に減少することが
分かる。基板温度900〜950℃におけるそれぞれの
ガス系におけるSiC成長の活性化エネルギー(Ea)
は、HMDS/H系に対して88kcal/mol、
HMDS+HCDS/H系に対して43kcal/m
olという値を求めることができる。これはHCDSの
添加によって結晶が低い温度から成長していることを示
している。
【0017】上記のような条件の元に、実験を行った結
果、10分間の装置の運転で、基板45上に生成したS
iCの薄膜は24μmの厚さがあった。この生成した基
板上のSiCの薄膜を、一旦大気中に取り出した後、成
長層の評価を反射高速電子回折法(Refrection High En
ergy Electron Diffraction ; RHEED)で行った。この
回折法は、高速電子線を1度以下の小さい入射角で成長
層表面に入射させ、回折電子線による逆格子像を蛍光ス
クリーン上に描かせるもので、測定には、80keVの
電子線を用いた。この回折法では、多結晶の場合、逆格
子像がデバイ環(Debye ring)でリングパターンとな
り、非結晶質(amorphous)の場合は全体に明るいハロ
ー(halo)パターンとなるが、基板上のSiCの薄膜
は、リングパターンを示した。
【0018】尚、図7は結晶の成長速度の基板温度依存
性を示すグラフである。HMDS流量2.0sccm、
3.0sccm、図7のアレニウス・プロットから、H
MDSを用いた成長速度は基板温度1,050℃以上で
飽和しており、1,050℃以下では成長速度は温度の
逆数に対して指数関数的に減少することが分かる。基板
温度900〜950℃におけるそれぞれのガス系におけ
るSiC成長の活性化エネルギー(Ea)は、HMDS
/H系に対して88kcal/mol、HMDS+H
CDS/H系に対して43kcal/molという値
を求めることができる。これはHCDSの添加によって
結晶が低い温度から成長していることを示している。
【0019】以上の実施例においてはSiCの単結晶の
生成について説明したが、Siなどの元素半導体、及び
GaAsなど化合物半導体の薄膜生成についても同様に
可能である。
【0020】
【発明の効果】以上のように、この発明の常圧CVD法
による単結晶生成方法及び装置によると、常圧CVD法
における生成装置の基板上に生成される単結晶に対し
て、入射X線源として白色X線を入射し、この入射角と
出射角が同じになるように半導体検出器等エネルギー分
解能を持つ検出器を配置して、ブラッグ回折を起こすエ
ネルギーのX線を検出し、このエネルギーの変動から結
晶性をその場観察し、この観察結果に基づいて、単結晶
の生成条件となるガスの供給量や基板の温度などを最適
な状態に制御して単結晶を生成するものであるから、常
圧CVD法においても単結晶を確実にしかも短時間で生
成できる。また、常圧で生成できるので、基板の取り替
え作業が容易で作業能率が向上するのに加えて、装置全
体の構成が単純化され、装置が安価となる。
【0021】単結晶がSiCの場合には、その利用価値
の優位性により、科学技術の発展に大きく寄与できるも
のと期待される。
【図面の簡単な説明】
【図1】単結晶生成装置全体の一部断面概略説明図
【図2】図1のA−A線拡大断面説明図
【図3】最適な生成条件となるよう制御するフローチャ
ート
【図4】ブラッグ回折の説明図
【図5】エネルギー分散型X線回折による3C−SiC
の強度分布図
【図6】測定X線エネルギーの表
【図7】成長速度と基板温度の関係を示すグラフ
【符号の説明】
1 単結晶生成装置 2 常圧CVD装置 3 エネルギー分散型X線回折装置 32 X線源 33 半導体検出器(検出器) 4 反応部 42 石英管 45 基板 48 高周波電源(発振器) 5 ガス供給部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 細川 好則 京都府京田辺市大住ケ丘1丁目5−16 (72)発明者 安藤 真悟 茅ヶ崎市東海岸南6−2−7 (72)発明者 岡山 邦 埼玉県川口市川口2−17−48−405 (72)発明者 長谷川 秀一 千葉県野田市山崎475−2 みずき 42− 5 (72)発明者 平井 敦彦 京都府亀岡市大井町並河2丁目18−16 Fターム(参考) 4G077 AA03 BE08 DB01 EH06 TJ01 TJ16 4K030 AA06 AA09 BA37 BB02 CA04 DA04 FA10 JA09 KA23 KA39 LA15 5F045 AA03 AA20 AB06 AC01 AC03 AC07 AD13 AD14 AD15 AD17 AE29 AF03 GB04 HA03

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 常圧CVD法により基板上に単結晶を生
    成させる単結晶生成方法において、 前記基板上に生成される単結晶に対して、入射X線源と
    して白色X線を入射し、この入射角と出射角が同じにな
    るように半導体検出器等エネルギー分解能を持つ検出器
    を配置して、ブラッグ回折を起こすエネルギーのX線を
    検出し、このエネルギーの変動から結晶性をその場観察
    し、この観察結果に基づいて、単結晶の生成条件を最適
    な状態に制御することを特徴とする常圧CVD法による
    単結晶生成方法。
  2. 【請求項2】 前記単結晶がSiCであることを特徴と
    する請求項1の常圧CVD法による単結晶生成方法。
  3. 【請求項3】 常圧CVD法により基板上に単結晶を生
    成させる単結晶生成装置において、 前記基板上に生成される単結晶に白色X線を入射するX
    線源と、この単結晶への白色X線の入射角と出射角とが
    同じになるように配置された半導体検出器等エネルギー
    分解能を持つ検出器と、この検出器により検出されたブ
    ラッグ回折を起こすX線のエネルギーの変動から結晶性
    をその場観察した観察結果に基づいて前記単結晶の生成
    条件を最適な状態に制御する制御装置とを具備すること
    を特徴とする常圧CVD法による単結晶生成装置。
  4. 【請求項4】前記単結晶がSiCであることを特徴とす
    る請求項3の常圧CVD法による単結晶生成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006147866A (ja) * 2004-11-19 2006-06-08 Sumitomo Osaka Cement Co Ltd 炭化珪素薄膜の成膜方法
JP2008074658A (ja) * 2006-09-21 2008-04-03 Toyota Central R&D Labs Inc Cnt製造装置、cntの製造方法、及び、cnt製造用プログラム

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