JP2002293404A - 荷物の搬出入方法および棚設備 - Google Patents

荷物の搬出入方法および棚設備

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JP2002293404A
JP2002293404A JP2001094450A JP2001094450A JP2002293404A JP 2002293404 A JP2002293404 A JP 2002293404A JP 2001094450 A JP2001094450 A JP 2001094450A JP 2001094450 A JP2001094450 A JP 2001094450A JP 2002293404 A JP2002293404 A JP 2002293404A
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JP2001094450A
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Kenji Yagawa
賢治 矢川
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Daifuku Co Ltd
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Daifuku Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】荷物の出し入れを、より迅速に行い得る搬出入
方法を提供する。 【解決手段】荷物の収納室が上下左右に複数設けられた
収納棚3に、一対のフォーク部15A,15Bを有する
荷物搬送装置により、荷物の搬入および搬出を一連の動
作にて行う際に、まず搬入荷物Aを一方のフォーク部1
5Aにて保持した後、収納棚3側に移動して所定の収納
室に降ろす手前で、他の収納室に収納された搬出荷物B
を、空いている他方のフォーク部15Bにて保持し、次
に一方のフォーク部15Aで保持している搬入荷物Aを
降ろした後、他方のフォーク部15Bで保持している搬
出荷物Bを搬出用受台5に降ろすことにより、荷物搬送
装置の重複した移動動作を省くようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動倉庫などの棚
設備および棚設備における荷物の搬出入方法に関する。
【0002】
【従来の技術】通常、自動倉庫などの棚設備には、荷物
を収納する収納室が上下かつ左右に多数設けられた収納
棚と、この収納棚の各収納室に対して荷物の出し入れを
行う荷物搬送装置が具備されている。
【0003】この荷物搬送装置は、収納棚に沿って走行
自在な走行車体と、この走行車体上で昇降自在に設けら
れるとともに荷物を保持し得るフォーク部を有して荷物
の受け渡しを行い得る荷物受渡し装置とが具備されてい
る。
【0004】そして、収納室の個数が多い場合には、例
えば荷物受渡し装置が左右に一対設けられて、一度に、
2個の荷物の搬入または搬出を行い得るようにしたもの
がある。
【0005】ところで、従来、荷物の搬入を行う場合に
は、荷物搬入部に設けられた搬入台から2個の荷物をフ
ォーク部にて受け取り、空いている収納室まで移動し、
収納室に降ろされていた。また、荷物の搬出を行う場合
には、フォーク部にて収納棚から2個の荷物を受け取っ
た後、搬出台まで走行して荷降ろしが行われていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来の荷物の出入動作
によると、荷物の搬入動作と搬出動作との指令が重なっ
た場合には、いずれか一方の動作が完了した後に、他方
の動作が行われるため、荷物の出し入れに時間を要する
という問題があった。
【0007】そこで、本発明は、荷物の出し入れを、よ
り迅速に行い得る棚設備および荷物の搬出入方法を提供
することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の第1の荷物の出入方法は、荷物を収納する
収納室が上下左右に複数設けられた収納棚と、この収納
棚に沿って走行する走行体に昇降自在にされた昇降体に
設けられるととともに一対の荷物受渡し具を有する荷物
搬送装置とを具備した棚設備における荷物の搬出入方法
であって、荷物の搬入部から収納室への搬入動作と荷物
の収納室から搬出部への搬出動作とを一つの時系列で行
わせる際に、一方の荷物受渡し具が空いている状態で且
つ他方の荷物受渡し具にて保持している搬入荷物を降ろ
すまでに、一方の荷物受渡し具により搬出荷物を保持さ
せるようにして荷物の搬入および搬出を行う方法であ
る。
【0009】また、本発明の第2の荷物の出入方法は、
荷物を収納する収納室が上下左右に複数設けられた収納
棚と、この収納棚に沿って走行する走行体に昇降自在に
された昇降体に設けられるととともに一対の荷物受渡し
具を有する荷物搬送装置とを具備した棚設備における荷
物の搬出入方法であって、荷物の搬入部から収納室への
搬入動作指令および荷物の収納室から搬出部への搬出動
作指令があった際に、搬入部で搬入荷物を保持してから
所定の収納室に、保持した全ての搬入荷物を降ろし終え
るまでの搬入時間を計算するとともに、この搬入荷物を
降ろした後、他の収納室の搬出荷物を保持してからこの
保持した全ての搬出荷物を搬出部に降ろし終えるまでの
搬出時間を計算し、上記荷物の搬入動作と搬出動作とを
一つの時系列で行うと仮定するとともに、一方の荷物受
渡し具が空いている状態で且つ他方の荷物受渡し具にて
保持している搬入荷物を降ろすまでに、一方の荷物受渡
し具により搬出荷物を保持させるようにして荷物の搬入
および搬出を行う際の搬出入時間を計算し、上記搬入時
間および搬出時間の合計時間と上記搬出入時間とを比較
して搬出入時間の方が短い場合に、保持している搬入荷
物を全て降ろし終えるまでに空になった荷物受渡し具に
て、搬出荷物を保持した後、保持している搬入荷物を所
定の収納室に降ろすとともに、当該空になった荷物受渡
し具にて他の収納室の搬出荷物を保持し、そしてこれら
両搬出荷物を搬出部に降ろす方法である。
【0010】さらに、本発明の棚設備は、荷物を収納す
る収納室が上下左右に複数設けられた収納棚と、この収
納棚に沿って走行する走行体に昇降自在にされた昇降体
に設けられるととともに一対の荷物受渡し具を有する荷
物搬送装置と、この荷物搬送装置に、荷物の搬出部から
収納室への搬入動作および荷物の収納室から搬出部への
搬出動作を、自動的に行わせるための搬出入制御装置と
を具備した棚設備であって、上記搬出入制御装置に、荷
物の搬入動作指令および搬出動作指令があった際に、搬
入部で搬入荷物を保持してから所定の収納室に、保持し
た全ての搬入荷物を降ろし終えるまでの搬入時間、およ
びこの搬入荷物を降ろした後、他の収納室の搬出荷物を
保持してからこの保持した全ての搬出荷物を搬出部に降
ろし終えるまでの搬出時間をそれぞれ計算する単独時間
計算部と、上記荷物の搬入動作と搬出動作とを一つの時
系列で行うと仮定した場合に、一方の荷物受渡し具が空
いている状態で且つ他方の荷物受渡し具にて保持してい
る搬入荷物を降ろすまでに、一方の荷物受渡し具により
搬出荷物を保持して荷物の搬入および搬出を行う際の搬
出入時間を計算する結合時間計算部と、上記単独時間計
算部により計算された搬入時間および搬出時間の合計時
間と上記結合時間計算部により計算された搬出入時間と
を比較する時間比較部と、この時間比較部にて搬出入時
間の方が短いと判断された場合に、保持している搬入荷
物を全て降ろし終えるまでに空になった一方の荷物受渡
し具にて、搬出荷物を保持した後、他方の荷物受渡し具
にて保持している搬入荷物を所定の収納室に降ろすとと
もに当該荷物受渡し具にて他の収納室の搬出荷物を保持
し、そしてこれら両搬出荷物を搬出部に降ろすように動
作させる動作制御部とを具備させたものである。
【0011】上記の各構成によれば、荷物を収納棚の収
納室に収納するとともに収納室内の荷物を搬出する際
に、その搬入動作と搬出動作とを一つの時系列で行う際
に、荷物受渡し具で保持された搬入荷物を全て降ろす前
に、空いている荷物受渡し具にて搬出荷物を保持して全
ての搬出荷物を搬出するまでの時間、すなわち搬入動作
と搬出動作とを結合した搬出入時間と、搬入動作および
搬出動作を単独で行った場合の合計動作時間とを比較し
て、搬出入時間の方が短い場合に、上記搬入動作と搬出
動作とを結合した動作を行わせるようにしたので、荷物
の搬出入を、より迅速に行うことができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態に係る
棚設備および荷物の搬出入方法を、図1〜図6に基づき
説明する。
【0013】図1に示すように、この棚設備1は、荷物
Cを収納する収納室(収納空間部ともいう)2が上下段
に且つ左右に並列して多数設けられた収納棚3と、この
収納棚3に沿って走行自在に設けられて、収納棚3の一
方の端部に配置された荷物の搬入用受台(搬入部)4お
よび収納棚3の他方の端部に配置された荷物の搬出用受
台(搬出部)5と、各収納室2との間で荷物の受け渡し
を行うための荷物搬送装置6と、この荷物搬送装置6に
荷物の搬入動作および搬出動作を自動的に行わせるため
の搬出入制御装置7とが具備されている。
【0014】上記荷物搬送装置6は、収納棚3に沿って
上下に設けられた走行レール11に案内されて上記搬入
用受台4と搬出用受台5との間で走行自在に設けられた
枠状の走行台車(走行体)12と、この走行台車12の
矩形状枠部12aに案内されて昇降自在に設けられた昇
降台(昇降体)13と、この昇降台13上の左右に(走
行体から見れば前後に)一対配置されて荷物の受け渡し
を行う荷物受渡し装置14とから構成されている。な
お、一対の荷物受渡し装置14は、昇降台13に、上下
に配置することもできる。
【0015】そして、上記各荷物受渡し装置14には、
荷物を保持して、収納棚3の収納室2、搬入用受台4お
よび搬出用受台5との間で、それぞれ荷物の受け渡しを
行い得るフォーク部(荷物受渡し具)15が設けられて
いる。なお、フォーク部15による荷物の保持は、荷物
側または荷物を載置するパレット側に設けられた挿入用
凹部にフォーク部15が挿入されることにより行われ
る。例えば、荷物を保持する動作(すくい動作ともい
う)は、フォーク部15が挿入用凹部に挿入された後、
昇降台14が少し上昇することにより行われ、また荷物
を降ろす動作(荷卸し動作ともいう)は、荷物を降ろし
た後、フォーク部15を挿入用凹部から引き抜くことに
より行われる。
【0016】また、上記搬出入制御装置7は、荷物搬送
装置6に、荷物の搬入動作および搬出動作を指令するた
めのコンピュータ装置が使用され、キーボードなどの動
作指令入力手段、CRTなどの表示手段、演算処理手段
などから構成されており、他の荷物管理室からの動作指
令も入力されて、同様に、荷物の搬入動作および搬出動
作を行わせることができる。
【0017】なお、図1に示すように、通常、収納棚3
は、走行レール11の左右に配置されており、したがっ
て各荷物受渡し装置14におけるフォーク部15は、両
側の収納棚3の収納室2に対して、荷物の受け渡しを行
うことができるように構成されている。
【0018】次に、荷物の収納棚3に対する搬入および
搬出方法について説明する。ところで、本発明の要旨
は、荷物の搬入用受台4から収納室2への搬入動作と荷
物の収納室2から搬出用受台5への搬出動作とを一連の
動作(一つの時系列)で行わせる際に、一方のフォーク
部15が空いている状態で且つ他方のフォーク部15に
て保持している搬入荷物を降ろすまでに、当該空いてい
る一方のフォーク部15により搬出荷物を保持させるよ
うにして、荷物の搬出動作と搬入動作とを交錯させるこ
とにより、搬出入動作に要する作業時間の短縮化すなわ
ち迅速化を図ったものであり、この一連の動作が前提条
件となる。
【0019】以下、この搬出入動作を、搬出入制御装置
7の構成とともに詳しく説明する。すなわち、図2に示
すように、搬出入制御装置7の演算処理手段7aには、
荷物の搬入動作指令および搬出動作指令があった際に、
搬入用受台4で搬入荷物を保持してから所定の収納室2
に、保持した全ての搬入荷物を降ろし終えるまでの搬入
時間、およびこの搬入荷物を降ろした後、他の収納室2
の搬出荷物を保持してからこの保持した全ての搬出荷物
を搬出用受台5に降ろし終えるまでの搬出時間をそれぞ
れ計算する単独時間計算部21と、荷物の搬入動作と搬
出動作とを一連の動作で行うと仮定した場合に、一方の
フォーク部15が空いている状態で且つ他方のフォーク
部15にて保持している搬入荷物を降ろすまでに、一方
のフォーク部15により搬出荷物を保持させることによ
り荷物の搬入および搬出動作を結合させて行う際の搬出
入時間を計算する結合時間計算部22と、上記単独時間
計算部21により計算された搬入時間および搬出時間の
合計時間と上記結合時間計算部22により計算された搬
出入時間とを入力して比較する時間比較部23と、この
時間比較部23にて搬出入時間の方が短いと判断された
場合に、保持している搬入荷物を全て降ろし終えるまで
に空になった一方のフォーク部15にて搬出荷物を保持
した後、他方のフォーク部15にて保持している搬入荷
物を所定の収納室2に降ろすとともに当該フォーク部1
5にて他の収納室2の搬出荷物を保持し、そしてこれら
フォーク部15で保持された両搬出荷物を搬出用受台5
に降ろすように動作させる動作制御部24とが具備され
ている。
【0020】ところで、本発明の搬出入方法の前提条件
である、一方のフォーク部15に搬入荷物を保持した状
態で、他方のフォーク部15で搬出荷物を保持するとい
う条件を満足する動作パターンとしては、搬入荷物が1
個で搬出荷物も1個の場合、搬入荷物が1個で搬出荷物
が2個の場合、搬入荷物が2個で搬出荷物も2個の場合
および搬入荷物が2個で搬出荷物が1個の場合があり、
以下、それぞれの動作パターンについて、図面に基づき
説明する。なお、以下の説明では、走行台車12の動き
については簡単に述べるとともに、図面上、個々の収納
室2の表示については省略する。
【0021】まず、搬入荷物が1個で搬出荷物も1個の
場合は、図3に示すように、搬入用受台4にて1個の搬
入荷物Aを一方のフォーク部15Aにて保持した後、走
行台車12を収納棚3側に走行させ、次に他方のフォー
ク15Bにて、搬入荷物Aを降ろす収納室2よりも搬入
用受台4に近い方の収納室2から搬出荷物Bを保持し、
次に搬入荷物Aを所定の収納室2に降ろした後、他方の
フォーク部15Bで保持している搬出荷物Bを搬出用受
台5に降ろすことにより、荷物の搬出入が行われる。
【0022】また、搬入荷物が1個で搬出荷物が2個の
場合は、図4に示すように、搬入用受台4にて、1個の
搬入荷物Aを一方のフォーク部15Aにて保持した後、
走行台車12を収納棚3側に走行させ、そして他方のフ
ォーク部15Bにて、搬入荷物Aを降ろす収納室2より
も搬入用受台4に近い方の収納室2から1個目の搬出荷
物B1を保持し、次に一方のフォーク部15Aで保持し
ている搬入荷物Aを所定の収納室2に降ろした後、2個
目の搬出荷物B2を一方のフォーク部15Aにて保持
し、そして両フォーク部15A,15Bで保持された2
個の搬出荷物B1,B2を搬出用受台5に降ろすことに
より、荷物の搬出入が行われる。
【0023】また、搬入荷物が2個で搬出荷物も2個の
場合は、図5に示すように、搬入用受台4にて、2個の
搬入荷物A1,A2を両フォーク部15A,15Bにて
保持した後、走行台車12を収納棚3側に走行させ、そ
してまず搬出用受台4に近い方の収納室2に1個目の搬
入荷物A1を降ろした後、この搬入荷物A1を降ろして
空になった一方のフォーク部15Aにて、残った2個目
の搬入荷物A2を降ろす収納室2よりも搬入用受台4に
近い方の収納室2内の搬出荷物B1を保持する。次に、
他方のフォーク部15Bに保持されている2個目の搬入
荷物A2を所定の収納室2に降ろした後、この空になっ
た他方のフォーク部A2にて2個目の搬出荷物B2を保
持し、そして両フォーク部15A,15Bで保持された
2個の搬出荷物B1,B2を搬出用受台5に降ろすこと
により、荷物の搬出入が行われる。
【0024】さらに、搬入荷物が2個で搬出荷物が1個
の場合は、図6に示すように、搬入用受台4にて、2個
の搬入荷物A1,A2を両フォーク部15A,15Bに
て保持した後、走行台車12を収納棚3側に走行させ、
そしてまず搬出用受台4に近い方の収納室2に1個目の
搬入荷物A1を降ろした後、この搬入荷物を降ろして空
になった一方のフォーク部15Aにて、残った2個目の
搬入荷物A2を降ろす収納室2よりも搬入用受台4に近
い方の収納室2内の搬出荷物Bを保持する。次に、他方
のフォーク部15Bで保持している2個目の搬入荷物A
2を所定の収納室2に降ろした後、一方のフォーク部1
5Aで保持している搬出荷物Bを搬出用受台5に降ろす
ことにより、荷物の搬出入が行われる。
【0025】なお、時間比較部23にて、搬出入時間の
方が搬入時間および搬出時間の合計時間よりも長いと判
断された場合の荷物の搬出入動作は、本発明に係る搬出
入方法は適用されず、この場合、搬入動作が終わった後
に搬出動作が行われる。
【0026】また、上記各時間計算部21,22にて演
算される動作時間は、走行台車12および昇降台13の
移動時における、加速時間、移動時間および減速時間の
合計により求められるものである。なお、この合計時間
については、走行台車と昇降台とが同時に動作が開始さ
れるため、これら各動作時間の内、長い方が使用され
る。
【0027】上述したように、荷物を収納棚3の収納室
2に搬入するとともに収納室2内の荷物を搬出する際
に、その搬入動作と搬出動作とを一連の動作にて行う際
に、荷物受渡し装置14のフォーク部15で保持された
搬入荷物を全て降ろす前に、空いているフォーク部15
にて搬出荷物を保持して全ての搬出荷物を搬出するまで
の時間、すなわち搬入動作と搬出動作とを結合した搬出
入時間と、搬入動作および搬出動作を単独で行った場合
の合計動作時間とを比較して、搬出入時間の方が短い場
合に、上記搬入動作と搬出動作とを結合した動作を行わ
せるようにしたので、搬出荷物を保持するためにフォー
ク部15を戻す動作、すなわち荷物搬送装置6を戻す動
作を省くことができ、したがって搬出入動作を短時間に
て(迅速に)行うことができる。
【0028】ところで、上記実施の形態においては、荷
物の搬入および搬出を行う格納棚を、走行台車の一方に
配置された格納棚に着目して説明したが、走行台車の両
側に設けられた左右の格納棚のいずれにも、または両方
に適用し得るものである。すなわち、搬入荷物を一方の
格納棚の収納室に搬入するとともに、他方の格納棚の収
納室から搬出荷物を搬出することもできる。
【0029】また、上記実施の形態においては、荷物受
渡し装置として、荷物の底を支持するフォーク部を有す
るフォーク式のものについて説明したが、例えば荷物に
フックを引っ掛けて押し引きするプッシュプル式、また
は荷物の両側からアームにて挟むようにした挟込み式の
ものであってもよく、荷物については、パレット単位の
ものではなく、カートン、コンテナ単位のものであって
もよい。また、一対の荷物受渡し装置は左右に設けるよ
うに説明したが、例えば昇降台13上に上下に配置する
こともできる。勿論、この場合、搬入用および搬出用受
台についても上下2段に配置される。
【0030】さらに、上記実施の形態においては、搬入
用受台および搬出用受台を、収納棚の各端部の下部位置
(低い位置)に設置するように図示したが、例えば両受
台またはいずれか一方の受台を収納棚の端部の上部位置
(高い位置)に設置してもよい。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の棚設備お
よび荷物の搬出入方法によると、荷物を収納棚の収納室
に搬入するとともに収納室内の荷物を搬出する際に、そ
の搬入動作と搬出動作とを一つの時系列で行う際に、荷
物受渡し具に保持された搬入荷物を全て降ろす前に、空
いている荷物受渡し具にて搬出荷物を保持して全ての搬
出荷物を搬出するまでの時間、すなわち搬入動作と搬出
動作とを結合した搬出入時間と、搬入動作および搬出動
作を単独で行った場合の合計動作時間とを比較して、搬
出入時間の方が短い場合に、上記搬入動作と搬出動作と
を結合した動作を行わせるようにしたので、荷物の搬出
入を、より迅速に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における棚設備の概略構成
を示す一部切欠斜視図である。
【図2】同棚設備における搬出入制御装置の演算処理部
の概略構成を示すブロック図である。
【図3】同棚設備における荷物の搬出入動作の説明図で
ある。
【図4】同棚設備における荷物の搬出入動作の説明図で
ある。
【図5】同棚設備における荷物の搬出入動作の説明図で
ある。
【図6】同棚設備における荷物の搬出入動作の説明図で
ある。
【符号の説明】
1 棚設備 2 収納室 3 収納棚 4 搬入用受台 5 搬出用受台 6 荷物搬送装置 7 搬出入制御装置 11 走行レール 12 走行台車 13 昇降台 14 荷物受渡し装置 15 フォーク部 21 単独時間計算部 22 結合時間計算部 23 時間比較部 24 動作制御部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】荷物を収納する収納室が上下左右に複数設
    けられた収納棚と、 この収納棚に沿って走行する走行体に昇降自在にされた
    昇降体に設けられるととともに一対の荷物受渡し具を有
    する荷物搬送装置とを具備した棚設備における荷物の搬
    出入方法であって、 荷物の搬入部から収納室への搬入動作と荷物の収納室か
    ら搬出部への搬出動作とを一つの時系列で行わせる際
    に、 一方の荷物受渡し具が空いている状態で且つ他方の荷物
    受渡し具にて保持している搬入荷物を降ろすまでに、一
    方の荷物受渡し具により搬出荷物を保持させるようにし
    て荷物の搬入および搬出を行うことを特徴とする荷物の
    搬出入方法。
  2. 【請求項2】荷物を収納する収納室が上下左右に複数設
    けられた収納棚と、 この収納棚に沿って走行する走行体に昇降自在にされた
    昇降体に設けられるととともに一対の荷物受渡し具を有
    する荷物搬送装置とを具備した棚設備における荷物の搬
    出入方法であって、 荷物の搬入部から収納室への搬入動作指令および荷物の
    収納室から搬出部への搬出動作指令があった際に、 搬入部で搬入荷物を保持してから所定の収納室に、保持
    した全ての搬入荷物を降ろし終えるまでの搬入時間を計
    算するとともに、この搬入荷物を降ろした後、他の収納
    室の搬出荷物を保持してからこの保持した全ての搬出荷
    物を搬出部に降ろし終えるまでの搬出時間を計算し、 上記荷物の搬入動作と搬出動作とを一つの時系列で行う
    と仮定するとともに、一方の荷物受渡し具が空いている
    状態で且つ他方の荷物受渡し具にて保持している搬入荷
    物を降ろすまでに、一方の荷物受渡し具により搬出荷物
    を保持させるようにして荷物の搬入および搬出を行う際
    の搬出入時間を計算し、 上記搬入時間および搬出時間の合計時間と上記搬出入時
    間とを比較して搬出入時間の方が短い場合に、 保持している搬入荷物を全て降ろし終えるまでに空にな
    った荷物受渡し具にて、搬出荷物を保持した後、保持し
    ている搬入荷物を所定の収納室に降ろすとともに、当該
    空になった荷物受渡し具にて他の収納室の搬出荷物を保
    持し、 そしてこれら両搬出荷物を搬出部に降ろすことを特徴と
    する荷物の搬出入方法。
  3. 【請求項3】荷物を収納する収納室が上下左右に複数設
    けられた収納棚と、この収納棚に沿って走行する走行体
    に昇降自在にされた昇降体に設けられるととともに一対
    の荷物受渡し具を有する荷物搬送装置と、この荷物搬送
    装置に、荷物の搬出部から収納室への搬入動作および荷
    物の収納室から搬出部への搬出動作を、自動的に行わせ
    るための搬出入制御装置とを具備した棚設備であって、 上記搬出入制御装置に、 荷物の搬入動作指令および搬出動作指令があった際に、 搬入部で搬入荷物を保持してから所定の収納室に、保持
    した全ての搬入荷物を降ろし終えるまでの搬入時間、お
    よびこの搬入荷物を降ろした後、他の収納室の搬出荷物
    を保持してからこの保持した全ての搬出荷物を搬出部に
    降ろし終えるまでの搬出時間をそれぞれ計算する単独時
    間計算部と、 上記荷物の搬入動作と搬出動作とを一つの時系列で行う
    と仮定した場合に、一方の荷物受渡し具が空いている状
    態で且つ他方の荷物受渡し具にて保持している搬入荷物
    を降ろすまでに、一方の荷物受渡し具により搬出荷物を
    保持して荷物の搬入および搬出を行う際の搬出入時間を
    計算する結合時間計算部と、 上記単独時間計算部により計算された搬入時間および搬
    出時間の合計時間と上記結合時間計算部により計算され
    た搬出入時間とを比較する時間比較部と、 この時間比較部にて搬出入時間の方が短いと判断された
    場合に、保持している搬入荷物を全て降ろし終えるまで
    に空になった一方の荷物受渡し具にて、搬出荷物を保持
    した後、他方の荷物受渡し具にて保持している搬入荷物
    を所定の収納室に降ろすとともに当該荷物受渡し具にて
    他の収納室の搬出荷物を保持し、そしてこれら両搬出荷
    物を搬出部に降ろすように動作させる動作制御部とを具
    備させたことを特徴とする棚設備。
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