JP2002293211A - 頭部保護エアバッグ装置 - Google Patents

頭部保護エアバッグ装置

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JP2002293211A
JP2002293211A JP2002013229A JP2002013229A JP2002293211A JP 2002293211 A JP2002293211 A JP 2002293211A JP 2002013229 A JP2002013229 A JP 2002013229A JP 2002013229 A JP2002013229 A JP 2002013229A JP 2002293211 A JP2002293211 A JP 2002293211A
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Toyota Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】シートの背もたれ部との干渉を抑えて、エアバ
ッグを、車内側の開口を広く覆えるように、円滑に展開
膨張可能な頭部保護エアバッグ装置の提供。 【解決手段】頭部保護エアバッグ装置のエアバッグ12
は、シート9・10の背もたれ部の側方における車内側
の開口の上縁側に、折り畳まれて収納され、膨張用ガス
の流入時に、開口を覆うように展開膨張する。エアバッ
グは、膨張用ガスGを流入させるガス流入部13を備え
る。ガス流入部は、区画結合部29に区画されて前後方
向に複数並設され、膨張用ガスの流入時に車内側壁部1
3aと車外側壁部13bとを離すように膨張する膨張部
15・19を備える。背もたれ部9a・10aの側方に
配置される膨張部は、下端17a・21aを他の膨張部
16・20の下端16a・20aより上方位置に配置さ
せる下端変位膨張部17・21として、背もたれ部の上
端部9b・10bとの干渉を防止可能としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両に搭載される
頭部保護エアバッグ装置に関し、詳しくは、エアバッグ
が、シートの背もたれ部の側方における車内側の開口の
上縁側に、折り畳まれて収納され、膨張用ガスの流入時
に、開口を覆うように展開膨張する頭部保護エアバッグ
装置に関する。
【0002】
【従来の技術とその課題】従来の頭部保護エアバッグ装
置では、特開2000−335356号公報に記載され
ているように、エアバッグが、車内側のドア等の開口の
上縁側に、折り畳まれて収納され、膨張用ガスの流入時
に、車内側開口を覆うように展開膨張していた。
【0003】しかし、エアバッグが、展開膨張完了時の
形状として、上下方向の長さ寸法を大きくして、車内側
の開口を広く覆えるように構成されると、展開膨張時、
シートの背もたれ部、特に、その背もたれ部の側面側の
上端部と干渉して、エアバッグの展開膨張を阻害する虞
れが生ずる。
【0004】本発明は、上述の課題を解決するものであ
り、エアバッグが車内側の開口を広く覆えるように構成
されていても、シートの背もたれ部との干渉を抑えて、
円滑にエアバッグを展開膨張させることができる頭部保
護エアバッグ装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係る頭部保護エ
アバッグ装置では、シートの背もたれ部の側方における
車内側の開口の上縁側に、折り畳まれて収納され、膨張
用ガスの流入時に、前記開口を覆うように展開膨張する
エアバッグを備えた頭部保護エアバッグ装置であって、
前記エアバッグが、前記膨張用ガスを流入させるガス流
入部と、該ガス流入部を囲む周縁部と、を備えて、前記
ガス流入部が、車内側壁部と車外側壁部とを結合させた
区画結合部に区画されて、前後方向に沿って複数並設さ
れ、それぞれ、前記膨張用ガスの流入時に前記車内側壁
部と前記車外側壁部とを離すように膨張する膨張部を、
備えて構成され、前記背もたれ部の側方に配置される膨
張部が、下端を他の膨張部の下端より上方位置に配置さ
せる下端変位膨張部として、前記背もたれ部の上端部と
の干渉を防止可能に構成されていることを特徴とする。
【0006】そして、前記エアバッグは、非膨張状態で
平らに展開させた際、前記下端変位膨張部の下方の周縁
部の部位が、前記下端変位膨張部に隣接する膨張部の下
方の周縁部の部位と、下縁側の高さ位置を略一致させる
ように、形成されることが望ましい。
【0007】また、前記ガス流入部が、前席シートと後
席シートとのそれぞれの側方の開口を覆うように配設さ
れた前席用流入部と後席用流入部とを備えて、前記前席
用流入部と前記後席用流入部とに、それぞれ、前記前席
・後席シートの背もたれ部に対応するように、前記下端
変位膨張部が配設される場合には、前記前席用流入部の
前記下端変位膨張部における前後方向の幅寸法を、前記
後席用流入部の前記下端変位膨張部における前後方向の
幅寸法より、大きく設定することが望ましい。
【0008】さらに、前記エアバッグは、車両の側面衝
突時とロールオーバ時とに、それぞれ、前記膨張用ガス
を流入させるように構成することが望ましい。
【0009】なお、本明細書での前後方向と上下方向と
は、エアバッグ装置が車両に搭載された状態での、車両
の前後方向と上下方向とに対応するものである。
【0010】
【発明の効果】本発明に係る頭部保護エアバッグ装置で
は、折り畳まれたエアバッグが、膨張用ガスを流入させ
て、展開膨張を完了させた際、下端変位膨張部が、その
下端を他の膨張部の下端より上方位置に配置させて、シ
ートの背もたれ部における上端部と干渉しないように、
膨張する。そして、他の膨張部は、下端をシートの背も
たれ部の上端部より下方に配置させて、車内側開口を広
く覆うように、展開膨張させることができることから、
エアバッグ全体は、支障なく、展開膨張を完了させるこ
とができる。
【0011】したがって、本発明に係る頭部保護エアバ
ッグ装置では、エアバッグが車内側の開口を広く覆える
ように構成されていても、シートの背もたれ部との干渉
を抑えて、円滑にエアバッグを展開膨張させることがで
きる。
【0012】そして、請求項2に記載するように構成さ
れておれば、エアバッグの展開膨張完了時、下端変位膨
張部の下端が、他の膨張部の下端より上方位置に配置さ
れていても、下端変位膨張部の下方側の周縁部の部位
は、背もたれ部の上端部と干渉して、屈曲されつつ、隣
接する膨張部の下方側の周縁部の部位と、極力、下縁側
の高さ位置を略一致させるように、配置されることか
ら、エアバッグの下縁側に、前後方向に沿うテンション
を発生させることが可能となって、展開膨張完了時のエ
アバッグは、車内側や車外側への押圧力を受けても、揺
動を抑制されて、乗員を的確に拘束することができる。
【0013】また、請求項3に記載するように構成する
場合には、つぎのような作用・効果を得ることができ
る。
【0014】すなわち、前席シートは、後席シートに比
べて、前後方向に長く移動調整可能に、構成されてお
り、前席シートが前後方向の長い範囲で移動調整されて
も、前席用流入部の下端変位膨張部が、後席用流入部の
下端変位膨張部より、前後方向の幅寸法を大きくして、
形成されていることから、前席用流入部の下端変位膨張
部が展開膨張しても、その下端変位膨張部の下端は、移
動調整された前席シートの背もたれ部の上端部と干渉し
難い。そのため、請求項3に記載のエアバッグ装置は、
前席・後席シートを備えた車両に搭載しても、円滑に、
作動させることができる。
【0015】また、請求項4に記載するように構成する
場合には、車両の側面衝突時とロールオーバ時とに、と
もに、エアバッグが、展開膨張して、車内側開口を広く
覆うことが可能となるため、車両の側面衝突時のみなら
ず、車両のロールオーバ時にも、エアバッグが、乗員を
的確に保護することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
に基づいて説明する。
【0017】実施形態の頭部保護エアバッグ装置Mは、
図1に示すように、エアバッグ12を、車両Vにおける
車内側のドアや窓部の開口Wの上縁側周縁におけるフロ
ントピラー部FPの下縁側、ルーフサイドレール部RR
の下縁側、及び、リヤピラー部RPの上方側にわたっ
て、折り畳んで収納させている。なお、車両Vは、前席
シート9と後席シート10とを備えて構成され、エアバ
ッグ12は、展開膨張時、前席シート9の側方における
上方側の開口W1と後席シート10の側方における上方
側の開口W2とを覆うように構成されている。
【0018】この頭部保護エアバッグ装置Mは、エアバ
ッグ12、インフレーター35、取付ブラケット32・
36、エアバッグカバー8、側突用センサ41、ロール
オーバセンサ42、及び、制御装置43、を備えて構成
されている。
【0019】インフレーター35は、図1に示すよう
に、折り畳まれたエアバッグ12に膨張用ガスを供給す
るシリンダタイプとしており、エアバッグ12の後述す
る接続口部22aが外装されている。そして、このイン
フレーター35は、制御装置43からの作動信号を入力
させて、作動されることとなる。
【0020】制御装置43は、車両Vの側面に所定以上
の衝撃が加わった際の側突用センサ41からの側突検知
信号を入力させた際と、車両Vの転倒が予測されるよう
なロールオーバセンサ42からのロールオーバ検知信号
を入力させた際とに、インフレーター35へ作動信号を
出力する。側突用センサ41、ロールオーバセンサ4
2、及び、制御装置43は、車両Vの所定位置に配設さ
れて、電気的に相互に接続されている。また、インフレ
ーター35も、制御装置43と電気的に接続されてい
る。
【0021】取付ブラケット36は、板金製として、エ
アバッグ12の接続口部22aを外装させたインフレー
ター35を、接続口部22aごと外周側から挟持し、2
本の取付ボルト37を利用して、リヤピラー部RPの車
内側におけるボディ1側の板金製のインナパネル2に取
り付けるように、構成されている。
【0022】取付ブラケット32は、図1・2に示すよ
うに、板金製として、エアバッグ12における後述する
各取付部25を挟持するもので、それぞれ、車内側Iと
車外側Oとの内・外プレート(図符号省略)を備えて構
成され、内・外プレートによって各取付部25を挟持し
た状態で、各取付ボルト33を、各取付部25の取付孔
25aと各取付ブラケット32に設けられた取付孔(図
符号省略)とに挿通させて、インナパネル2の取付孔2
a周縁に固着されたナット2bに螺合させることによ
り、各取付部25をインナパネル2に取り付けている。
【0023】エアバッグカバー8は、図1・2に示すよ
うに、フロントピラー部FPに配置されるピラーガーニ
ッシュ4とルーフサイドレール部RRに配置されるルー
フヘッドライニング5とのそれぞれの下縁側から構成さ
れている。なお、フロントピラーガーニッシュ4とルー
フヘッドライニング5とは、合成樹脂製として、フロン
トピラー部FPとルーフサイドレール部RRの車内側に
おけるボディ1のインナパネル2に取付固定されてい
る。また、ルーフヘッドライニング5は、フロントピラ
ー部FPの上方付近から、センターピラー部CPの上方
を経て、リヤピラー部RPの上方付近まで、配設されて
いる。
【0024】エアバッグ12は、袋織りにより製造され
て、図1〜5に示すように、インフレーター35からの
膨張用ガスGを流入させて、折り畳み状態から展開し
て、開口W(W1・W2)やセンターピラー部CPのピ
ラーガーニッシュ7の車内側を覆うように、開口W1・
W2の周縁の上縁側に折り畳まれて収納されている。そ
して、エアバッグ12は、図3に示すように、車内側壁
部13aと車外側壁部13bとを離すようにして(図4
・5参照)、膨張用ガスGを内部に流入可能なガス流入
部13と、膨張用ガスGを流入させない非流入部24
と、から構成されている。
【0025】ガス流入部13は、実施形態の場合、前席
用流入部14、後席用流入部18、連通流入部22、及
び、連通部23、から構成されている。前席用流入部1
4は、連通流入部22の前部側の下方に配置され、エア
バッグ12の展開膨張時、車両Vの前席シート9の側方
(車外側O)における上方側に配置された開口W1を覆
うように、膨張することとなる。後席用流入部18は、
連通流入部22の後部側の下方に配置され、エアバッグ
12の展開膨張時、車両Vの後席シート10の側方(車
外側O)における上方側に配置された開口W2を覆うこ
ととなる。連通部23は、前席用流入部14の後端下部
と後席用流入部18の前端下部とを連通するように、エ
アバッグ12の下縁12b側における前後方向の中央付
近に配置されている。
【0026】連通流入部22は、後端側に接続口部22
aを備え、接続口部22aは、後端を開口させて、エア
バッグ12から突出するように略円筒状に形成されてい
る。連通流入部22は、接続口部22aから直線状に前
方に延びて、前席用流入部14の上方まで配設されてい
る。また、接続口部22aは、既述したように、インフ
レーター35に外装されることとなる。
【0027】そして、前席用・後席用流入部14・18
は、後述する区画結合部29で区画され、かつ、車両V
の前後方向に沿って並設されて、上下方向に棒状に膨張
する複数の膨張部15・19から構成されている。
【0028】前席用流入部14の膨張部15は、四つ配
設されて、三つの一般膨張部16と一つの下端変位膨張
部17とから構成されている。下端変位膨張部17は、
前席用流入部14の後部側から二番目の膨張部15とし
て配設されており、この下端変位膨張部17は、下端1
7aを他の一般膨張部16の下端16aより上方位置
に、配置させて、上下方向の長さ寸法が、他の一般膨張
部16の上下方向の長さ寸法より、短く構成されてい
る。そして、この下端変位膨張部17は、前席シート9
の背もたれ部9aの側方の上方位置に配置され、下端1
7aが背もたれ部9aの側面側(車外側O)における上
端部9bの上方位置に配置されている。
【0029】なお、各一般膨張部16の下端16aは、
背もたれ部9aの上端部9bより下方位置に配置されて
いる。また、各膨張部16・17の上端は、連通流入部
22に連通されている。
【0030】後席用流入部18の膨張部19も、四つ配
設されて、三つの一般膨張部20と一つの下端変位膨張
部21とから構成されている。下端変位膨張部21は、
後席用流入部18の後端側の膨張部19として配設され
ており、この下端変位膨張部21は、下端21aを他の
一般膨張部20の下端20aより上方位置に、配置させ
て、上下方向の長さ寸法が、他の一般膨張部20の上下
方向の長さ寸法より、短く構成されている。そして、こ
の下端変位膨張部21は、後席シート10の背もたれ部
10aの側方の上方位置に配置され、下端21aが背も
たれ部10aの側面側(車外側O)における上端部10
bの上方位置に配置されている。
【0031】なお、各一般膨張部20の下端20aは、
背もたれ部10aの上端部10bより下方位置に配置さ
れている。また、各膨張部20・21の上端は、連通流
入部22に連通されている。
【0032】さらに、前席用流入部14の下端変位膨張
部17における前後方向の幅寸法BFは、後席用流入部
18の下端変位膨張部21における前後方向の幅寸法B
Bより、大きく設定されている。実施形態の場合、下端
変位膨張部17の前後方向の幅寸法BFは、150〜3
00mm、下端変位膨張部21の前後方向の幅寸法BB
は、100〜200mmとしている。
【0033】また、実施形態の場合、前席用流入部14
の後端側の一般膨張部16Bと後席用流入部18の前端
側の一般膨張部20Fとは、連通部22を利用して、下
端相互で連通されている。
【0034】非流入部24は、車内側壁部13aと車外
側壁部13bとを結合させたように構成されており、取
付部25、周縁部26、区画結合部29、及び、板状部
30、から構成されている。
【0035】実施形態の場合、周縁部26は、ガス流入
部13の周囲で、後述する長方形板状部30cの周囲を
含めて、ガス流入部13と接する部位に配設されて、ガ
ス漏れが生じないように密に織成されている。そして、
周縁部26の下縁側部28では、エアバッグ12を非膨
張状態で平らに展開させた際(図3参照)、下端変位膨
張部17・21の下方の部位28b・28eが、各下端
変位膨張部17・21に隣接する一般膨張部16・20
の下方の周縁部26の部位28a・28c・28dと、
下縁側の高さ位置を略一致させるように、上下方向の長
さ寸法を長くして、形成されている。
【0036】取付部25は、エアバッグ12の上縁12
a側における周縁部26の上縁側部27や板状部30
(三角板状部30a・30b)から上方へ突出するよう
に、複数(実施形態では八個)配置されて、インナパネ
ル2に取り付けるための取付ブラケット32が固着され
ることとなる。各取付部25には、取付ボルト33を挿
通させる取付孔25aが開口されている。
【0037】板状部30は、エアバッグ12の前端側と
後端側とに配置される三角板状部30a・30bと、前
席用流入部14と後席用流入部18との間における連通
流入部22と連通部23との間に配設される長方形板状
部30cと、から構成されている。板状部30は、エア
バッグ12の全体形状を確保するとともに、ガス流入部
13の容積を小さくして、膨張完了までの時間を短くす
るために設定されている。なお、前方側の三角板状部3
0aは、周縁部26の前縁側から前方に突出するように
配設され、後方側の三角板状部30bは、周縁部26の
後縁側から後方に突出するように配設されている。ま
た、長方形板状部30cの周囲におけるガス流入部13
(前席用・後席用・連通流入部14・18・22・連通
部23)との間にも、周縁部26が配設されている。
【0038】区画結合部29は、前席用・後席用流入部
14・18の領域内で、周縁部26の下縁側部28から
連通流入部22まで上方に延びるような略「T」字形状
として、車両Vの前後方向に複数並設されている。各区
画結合部29は、流入部14・18内を複数の膨張部1
5(16・17)・19(20・21)に区画するもの
であり、さらに、各流入部14・18が膨張用ガスGを
流入させて膨張した際、各流入部14・18の厚さを略
均等にするために、配設されるとともに、接続口部22
a付近からエアバッグ12の前部にかけての、すなわ
ち、三角板状部30bの後端の取付部25から三角板状
部30aの前端の取付部25にかけての前後方向に張力
を発揮させて、エアバッグ12が、車内側Iや車外側O
への押圧力を受けても、大きく揺動しないように、配設
されている。
【0039】つぎに、このエアバッグ装置Mの車両Vへ
の搭載について説明すると、まず、エアバッグ12を折
り畳む。この折り畳み状態は、実施形態の場合、図3の
二点鎖線に示すように、順次、山折りと谷折りとの折目
Cを入れて、エアバッグ下縁12b側を上縁12aに接
近させるような蛇腹折りとしている(図2参照)。
【0040】そして、折り畳んだ後には、折り崩れ防止
用の破断可能なテープ31(図2参照)により、エアバ
ッグ12の所定箇所をくるむとともに、インフレーター
35・取付ブラケット32・36を取り付けて、エアバ
ッグ組立体を形成する。
【0041】その後、各取付ブラケット32・36をイ
ンナパネル2の所定位置に配置させ、各取付孔25a等
を挿通させてボルト33・37止めし、各取付ブラケッ
ト32・36をインナパネル2に固定して、エアバッグ
組立体をボディ1に取り付ける。ついで、側突用センサ
41・ロールオーバセンサ42・制御装置43を車両V
に搭載するとともに、制御装置43から延びる図示しな
い作動信号入力用のリード線をインフレーター35に結
線し、さらに、フロントピラーガーニッシュ4やルーフ
ヘッドライニング5をボディ1に取り付け、さらに、リ
ヤピラーガーニッシュ6・センターピラーガーニッシュ
7をボディ1に取り付ければ、頭部保護エアバッグ装置
Mを車両Vに搭載させることができる。
【0042】エアバッグ装置Mの車両Vへの搭載後、制
御装置43が、側突用センサ41からの側突検知信号を
入力させて、インフレーター35を作動させれば、イン
フレーター35は、膨張用ガスGを吐出させる。する
と、膨張用ガスGが、図3の二点鎖線に示すように、接
続口部22aからガス流入部13の連通流入部22内を
前方側に流れ、さらに、連通流入部22から下方に流れ
て各膨張部16・17・20・21内に供給され、エア
バッグ12の各流入部14・18が、折りを解消させつ
つ、膨張し始める。そして、エアバッグ12は、くるん
でおいたテープ31を破断させ、さらに、フロントピラ
ーガーニッシュ4やルーフヘッドライニング5の下縁側
のエアバッグカバー8を押し開いて、図1・2の二点鎖
線で示すように、開口W1・W2の上方から下方へ突出
しつつ、開口W1・W2・センターピラー部CP・リヤ
ピラー部RPの車内側Iを覆うように、大きく展開膨張
することとなる。
【0043】また、実施形態のエアバッグ装置Mでは、
制御装置43が、ロールオーバセンサ42からのロール
オーバ検知信号を入力させた際にも、インフレーター3
5を作動させることから、その際にも、エアバッグ12
は、インフレーター35からの膨張用ガスGを流入させ
て、くるんでおいたテープ31を破断させ、さらに、フ
ロントピラーガーニッシュ4やルーフヘッドライニング
5の下縁側のエアバッグカバー8を押し開いて、図1・
2の二点鎖線で示すように、下方へ突出しつつ、開口W
1・W2・センターピラー部CP・リヤピラー部RPの
車内側Iを覆うように、大きく展開膨張することとな
る。
【0044】そして、実施形態のエアバッグ装置Mで
は、折り畳まれたエアバッグ12が、膨張用ガスGを流
入させて、展開膨張を完了させた際、下端変位膨張部1
7・21が、その下端17a・21aを他の一般膨張部
16・20の下端16a・20aより上方位置に配置さ
せて、シート9・10の背もたれ部9a・10aにおけ
る上端部9b・10bと干渉しないように、膨張する。
すなわち、折り畳まれた各膨張部15(16・17)・
19(20・21)が、連通流入部22側の上方から下
端16a・17a・20a・21a側の下方に流れる膨
張用ガスGによって、開口W1・W2の上縁側(エアバ
ッグ上縁12a側)から下方に展開膨張しても、下端変
位膨張部17・21の下端17a・21aが、シート背
もたれ部9a・10aの車外側Oの上端部9b・10b
と干渉しない。そして、他の一般膨張部16・20は、
下端16a・20aをシート9・10の背もたれ部9a
・10aの上端部9b・10bより下方に配置させて、
車内側の開口W1・W2を広く覆うように、展開膨張さ
せることができることから、エアバッグ12の全体が、
支障なく、展開膨張を完了させることができる。
【0045】したがって、実施形態の頭部保護エアバッ
グ装置Mでは、エアバッグ12が車内側の開口W1・W
2を広く覆えるように構成されていても、シート9・1
0の背もたれ部9a・10aとの干渉を抑えて、円滑に
エアバッグ12を展開膨張させることができる。
【0046】そして、実施形態のエアバッグ装置Mで
は、エアバッグ12を非膨張状態で平らに展開させた
際、図3に示すように、下端変位膨張部17・21の下
方における周縁部下縁側部28の部位28b・28e
が、下端変位膨張部17・21に隣接する一般膨張部1
6・20の下方における周縁部下縁側部28の部位28
a・28c・28dと、下縁側の高さ位置を、車両Vの
前後方向に沿って、略一致させるように、形成されてい
る。
【0047】そのため、エアバッグ12の展開膨張完了
時、下端変位膨張部17・21の下端17a・21a
が、他の一般膨張部16・20の下端16a・20aよ
り上方位置に配置されていても、図2の二点鎖線で示す
ように、下端変位膨張部17・21の下方側の周縁部下
縁側部28の部位28b・28eは、背もたれ部9a・
10aの上端部9b・10bと干渉して、車外側Oに屈
曲されつつ、隣接する一般膨張部16a・20aの下方
側の周縁部下縁側部28の部位28a・28c・28d
と、極力、下縁側を略前後方向に沿って一致させるよう
に、配置されることから、エアバッグ12の下縁12b
側に、前後方向に沿うテンションを発生させることが可
能となる。そのため、展開膨張完了時のエアバッグ12
は、車内側Iや車外側Oへの押圧力を受けても、揺動を
抑制されて、乗員を的確に拘束することができる。
【0048】特に、実施形態のエアバッグ12では、複
数の膨張部16・17・20・21が前後方向に沿って
並設されて、展開膨張時、車両Vの前後方向にテンショ
ンを生じさせており、実施形態の場合、エアバッグ12
の下縁12b側にも、前後方向に沿うテンションを発生
させることができることから、展開膨張完了時のエアバ
ッグ12は、車内側Iや車外側Oへの揺動を確実に抑制
できて、乗員を一層的確に拘束することができる。
【0049】また、車両Vの前席シート9は、通常、後
席シート10に比べて、前後方向に長く移動調整可能
に、構成されており、前席シート9が前後方向の長い範
囲で移動調整されても、前席用流入部14の下端変位膨
張部17が、後席用流入部18の下端変位膨張部21よ
り、前後方向の幅寸法BFを大きくして、形成されてい
る。そのため、前席用流入部14の下端変位膨張部17
が展開膨張しても、その下端変位膨張部17の下端17
aは、移動調整された前席シート9の背もたれ部9aの
上端部9bと干渉することが防止される。その結果、実
施形態のエアバッグ装置Mは、前席・後席シート9・1
0を備えた車両Vに搭載しても、円滑に、作動させるこ
とができる。
【0050】さらに、通常、前席シート9の背もたれ部
9aは、後席シート10の背もたれ部10aに比べて、
傾斜角度の調整範囲が大きく、前席シート9の背もたれ
部9aの傾斜角度を大きく調整しても、実施形態の頭部
保護エアバッグ装置Mのエアバッグ12では、容易に対
処することができる。
【0051】また、実施形態のエアバッグ装置Mでは、
インフレーター35を作動させる制御装置43が、車両
Vの転倒を予測するロールオーバセンサ42からのロー
ルオーバ検知信号を入力させて、インフレーター35を
作動させるように構成されている。すなわち、実施形態
では、車両Vの側面衝突時とロールオーバ時とに、とも
に、エアバッグ12が、展開膨張して、車内側開口W1
・W2を広く覆うことが可能となるため、車両Vの側面
衝突時のみならず、車両Vのロールオーバ時にも、エア
バッグ12が、乗員を的確に保護することができる。
【0052】なお、頭部保護エアバッグ装置Mのエアバ
ッグとしては、図6に示すようなエアバッグ12Aを使
用してもよい。このエアバッグ12Aは、区画結合部2
9が、前席用・後席用流入部14・18の領域内で、下
端29a側を周縁部26の下縁側部28から離して、構
成されて、各膨張部15(16・17)相互と各膨張部
19(20・21)相互とが、それぞれ、下部側で連通
されている。
【0053】そして、このエアバッグ12Aでも、前席
用・後席用流入部14・18の下端変位膨張部17・2
1が、前席・後席シート9・10の背もたれ部9a・1
0aの側方の上方位置に配置され、下端17a・21a
が背もたれ部9a・10aの上端部9b・10bの上方
位置に配置されている。また、各一般膨張部16・20
の下端16a・20aは、背もたれ部9a・10aの上
端部9b・10bより下方位置に配置されている。さら
に、エアバッグ12Aの前席用流入部14の下端変位膨
張部17における前後方向の幅寸法BFが、後席用流入
部18の下端変位膨張部21における前後方向の幅寸法
BBより、大きく設定されて、下端変位膨張部17・2
1の下方の周縁部下縁側部28の部位28b・28e
が、下端変位膨張部17・21に隣接する一般膨張部1
6・20の下方の周縁部下縁側部28の部位28a・2
8c・28dと、下縁側の高さ位置を略一致させるよう
に、形成されている。
【0054】このようなエアバッグ12Aでも、実施形
態のエアバッグ12と同様な作用・効果を得ることがで
きる。
【0055】さらに、このエアバッグ12Aでは、下端
変位膨張部17・21に隣接する区画結合部29の下端
29aが、他の区画結合部29の下端29aより上方に
配置されて、下端変位膨張部17・21の下方の周縁部
下縁側部28の部位28b・28eが、隣接する一般膨
張部16・20の下方側まで延びるように、前後方向に
長く上方へ隆起して配設されており、前席・後席シート
9・10の前後方向の移動距離が長くなったり、あるい
は、背もたれ部9a・10aの傾斜角度の調整範囲が大
きくなっても、一層、容易に対処することができる。
【0056】また、実施形態では、前後二列の前席・後
席シート9・10を配設させた車両Vに搭載されるエア
バッグ装置Mについて説明したが、図7・8に示す頭部
保護エアバッグ装置M1のように、前席シート9と後席
シート10との間に中間シート49を配設させた三列シ
ートの車両V1に対応するように、エアバッグ52を構
成してもよい。
【0057】このエアバッグ52でも、中間シート49
の背もたれ部49aにおける車外側の上端部49bと干
渉しないように、中間開口W3を覆う中間流入部54の
各膨張部55の内、中間シート49の背もたれ部49a
の側方に配置される膨張部55が、下端57aを他の一
般膨張部56の下端56aより上方位置に配置させる下
端変位膨張部57として、背もたれ部49aの上端部4
9bとの干渉を防止可能に構成されている。さらに、こ
のエアバッグ52でも、下端変位膨張部57の下方の周
縁部26における下縁側部28の部位28gが、下端変
位膨張部57に隣接する一般膨張部56の下方の周縁部
下縁側部28の部位28f・28hと、下縁側の高さ位
置を略一致させるように、形成されている。
【0058】このようなエアバッグ52でも、エアバッ
グ12・12Aと同様な作用・効果を得ることができ
る。
【0059】なお、実施形態では、エアバッグ12を袋
織りで形成したものを例示したが、エアバッグは、縫製
・接着・高周波ウェルダ等を利用した溶着等によって、
製造してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る一実施形態の頭部保護エアバッグ
装置の使用態様を示す車内側から見た概略正面図であ
る。
【図2】図1のII−II部位の概略拡大断面図であり、エ
アバッグの展開膨張状態を二点鎖線で示した図である。
【図3】同実施形態に使用するエアバッグを平らに展開
した状態を示す正面図である。
【図4】同実施形態のエアバッグを単体で膨張させた状
態を示す部分拡大横断面図であり、図3のIV−IV部位が
膨張した状態を示す。
【図5】同実施形態のエアバッグを単体で膨張させた状
態を示す部分拡大縦断面図であり、図3のV−V部位が
膨張した状態を示す。
【図6】他の実施形態に使用するエアバッグを平らに展
開した状態を示す正面図である。
【図7】さらに他の実施形態の頭部保護エアバッグ装置
の使用態様を示す車内側から見た概略正面図である。
【図8】図7に示す装置に使用するエアバッグを平らに
展開した状態を示す正面図である。
【符号の説明】
12・12A・52…エアバッグ、 13…ガス流入部、 13a…車内側壁部、 13b…車外側壁部、 14…前席用流入部、 15・19・55…膨張部、 16・20・56…一般膨張部、 16a・20a・56a…(一般膨張部の)下端、 17・21・57…下端変位膨張部、 17a・21a・57a…(下端変位膨張部の)下端、 18…後席用流入部、 26…周縁部、 28…下縁側部、 29…区画結合部、 41…側突用センサ、 42…ロールオーバセンサ、 43…制御装置、 49…中間シート、 V・V1…車両、 W(W1・W2・W3)…開口、 M・M1…頭部保護エアバッグ装置。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高橋 浩幸 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 Fターム(参考) 3D054 AA07 AA18 BB21 CC04 DD04 EE20 EE25

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シートの背もたれ部の側方における車内
    側の開口の上縁側に、折り畳まれて収納され、膨張用ガ
    スの流入時に、前記開口を覆うように展開膨張するエア
    バッグを備えた頭部保護エアバッグ装置であって、 前記エアバッグが、前記膨張用ガスを流入させるガス流
    入部と、該ガス流入部を囲む周縁部と、を備えて、 前記ガス流入部が、車内側壁部と車外側壁部とを結合さ
    せた区画結合部に区画されて、前後方向に沿って複数並
    設され、それぞれ、前記膨張用ガスの流入時に前記車内
    側壁部と前記車外側壁部とを離すように膨張する膨張部
    を、備えて構成され、 前記背もたれ部の側方に配置される膨張部が、下端を他
    の膨張部の下端より上方位置に配置させる下端変位膨張
    部として、前記背もたれ部の上端部との干渉を防止可能
    に構成されていることを特徴とする頭部保護エアバッグ
    装置。
  2. 【請求項2】 非膨張状態で平らに展開させた際、前記
    エアバッグにおける前記下端変位膨張部の下方の周縁部
    の部位が、前記下端変位膨張部に隣接する膨張部の下方
    の周縁部の部位と、下縁側の高さ位置を略一致させるよ
    うに、形成されていることを特徴とする請求項1に記載
    の頭部保護エアバッグ装置。
  3. 【請求項3】 前記ガス流入部が、前席シートと後席シ
    ートとのそれぞれの側方の開口を覆うように配設された
    前席用流入部と後席用流入部とを備え、 前記前席用流入部と前記後席用流入部とに、それぞれ、
    前記前席・後席シートの背もたれ部に対応するように、
    前記下端変位膨張部が配設されて、 前記前席用流入部の前記下端変位膨張部が、前後方向の
    幅寸法を、前記後席用流入部の前記下端変位膨張部にお
    ける前後方向の幅寸法より、大きく設定されていること
    を特徴とする請求項1若しくは請求項2に記載の頭部保
    護エアバッグ装置。
  4. 【請求項4】 前記エアバッグが、車両の側面衝突時と
    ロールオーバ時とに、それぞれ、前記膨張用ガスを流入
    させるように構成されていることを特徴とする請求項1
    乃至請求項3のいずれかに記載の頭部保護エアバッグ装
    置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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FR3123855A1 (fr) * 2021-06-10 2022-12-16 Psa Automobiles Sa Véhicule automobile avec au moins trois rangées de sièges et comprenant des coussins de sécurité gonflables latéraux de type rideau

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US11084450B2 (en) 2018-10-03 2021-08-10 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Curtain airbag device for vehicle
FR3123855A1 (fr) * 2021-06-10 2022-12-16 Psa Automobiles Sa Véhicule automobile avec au moins trois rangées de sièges et comprenant des coussins de sécurité gonflables latéraux de type rideau

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