JP2002292627A - ポリアリーレンスルフィドの造粒方法 - Google Patents

ポリアリーレンスルフィドの造粒方法

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JP2002292627A JP2001098375A JP2001098375A JP2002292627A JP 2002292627 A JP2002292627 A JP 2002292627A JP 2001098375 A JP2001098375 A JP 2001098375A JP 2001098375 A JP2001098375 A JP 2001098375A JP 2002292627 A JP2002292627 A JP 2002292627A
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Yoshinari Koyama
義成 小山
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Idemitsu Petrochemical Co Ltd
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    • B29BPREPARATION OR PRETREATMENT OF THE MATERIAL TO BE SHAPED; MAKING GRANULES OR PREFORMS; RECOVERY OF PLASTICS OR OTHER CONSTITUENTS OF WASTE MATERIAL CONTAINING PLASTICS
    • B29B9/00Making granules
    • B29B9/02Making granules by dividing preformed material
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ポリアリーレンスルフィドのマイクロペレッ
ト及び非晶性ペレットを効率よく安定的に製造すること
のできるポリアリーレンスルフィドの造粒方法を提供す
る。また、炭酸カルシウム等の充填材とのコンパウンド
を調製する際に、押出機の安定性を確保しうるポリアリ
ーレンスルフィドの造粒方法を提供する。 【解決手段】 押出機で溶融したポリアリーレンスルフ
ィド樹脂を、ダイスノズルから押出した後、所定の傾斜
面上を流下する水温5〜60℃の冷却水中に引取り、そ
の下流域の所定位置において樹脂を切断しペレット化す
るポリアリーレンスルフィドの造粒方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はポリアリーレンスルフィ
ド樹脂の造粒方法に関するものであり、詳しくはポリア
リーレンスルフィド樹脂をペレット化する方法に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ポリアリーレンスルフィドは、重
合度が低く、流動性が大きすぎて成形加工が難しいた
め、ガラス繊維などの無機充填材を配合して複合化する
ことによりコンパウンドとして用いられることが多かっ
た。すなわち、業界では、このようなコンパウンド用と
して粉体化されたポリアリーレンスルフィド系樹脂が多
く用いられてきたため、いわゆるポリアリーレンスルフ
ィドのペレット(碁石状、円筒状、球状)化はあまり検
討されなかった。しかし、近年、簡易なコンパウンド装
置用の開発の一方で、ポリアリーレンスルフィド樹脂単
独成分のペレット化が要望されており、その造粒方法を
検討する必要が生じてきた。このような造粒方法として
は、例えば、特開平2000−210932号公報に記
載されるような水中カット法あるいはホットカット法が
ある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような方法においては、直径が1mm程度のマイクロペ
レットを製造しようとした場合、例えば、上記水中カッ
ト法ではダイスノズルの径を小さくする必要があり、そ
のためダイスノズルの目詰まりが生じ、連続運転が困難
となるという問題があった。また、ホットカット法で
は、ダイスノズルの径を小さくした場合、樹脂の切断が
困難となるという問題があった。一方、ポリアリーレン
スルフィド樹脂を炭酸カルシウム等の充填材と混合し、
コンパウンドを製造する場合、上記樹脂としては結晶性
のものより、非晶性のもののほうが混合が容易であるた
め、非晶性のポリアリーレンスルフィド樹脂ペレットの
開発が望まれていた。しかし、このような非晶性ペレッ
トを生成しようとすると、上記水中カット法ではダイス
面に直接冷却水が接触するためダイスノズルの目詰まり
が発生し、これを防止するため、ノズル径を大きくする
必要がある。この結果、生成するペレットのサイズが大
きくなり、前記マイクロペレットの製造が困難となり、
また表層は非晶性であるが、その大部分が結晶化したペ
レットが生成する。これに対してホットカット法でも、
やはりペレットの表層は非晶性となるものの、その大部
分は結晶化してしまう。この場合、ダイスノズルの径を
小さくすることは、上述のようにペレットの切断を困難
とする。
【0004】本発明は、上述課題に鑑みてなされたもの
であり、ポリアリーレンスルフィドのマイクロペレット
及び非晶性ペレットを効率よく安定的に製造することの
できるポリアリーレンスルフィドの造粒方法を提供する
ことを目的とする。また、本発明は、炭酸カルシウム等
の充填材とのコンパウンドを調製する際に、押出機の安
定性を確保しうるポリアリーレンスルフィドの造粒方法
を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
に鑑みて鋭意研究を重ねた結果、ポリアリーレンスルフ
ィド樹脂を、押出機のダイスノズルから押出した後、所
定の流速で所定の傾斜面上を流下する冷却水中に引取り
流下させ、下流域の所定の位置で該樹脂を切断してペレ
ットを得ることにより、本発明の上記目的を達成しうる
ことを見出した。本発明はかかる知見に基づいて完成し
たものである。すなわち、本発明は、押出機で溶融した
ポリアリーレンスルフィド樹脂を、ダイスノズルから押
出した後、所定の傾斜面上を流下する水温5〜60℃の
冷却水中に引取り、その下流域の所定位置において樹脂
を切断しペレット化するポリアリーレンスルフィドの造
粒方法を提供するものである。特に、本発明は、上記造
粒方法を水流引取り式ペレタイザーを用いて行うことを
特徴とするものである。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明を更に詳細に説明す
る。 〔ポリアリーレンスルフィド系樹脂〕本発明に用いるポ
リアリーレンスルフィド樹脂は、構造式〔−Ar−S
−〕(ただし、Arはアリーレン基、Sはイオウであ
る)で示される繰り返し単位を70モル%以上含有する
重合体で、その代表例は、下記構造式(I)
【0007】
【化1】
【0008】(式中、R1 は炭素数6以下のアルキル
基、アルコキシ基、フェニル基、カルボン酸もしくはそ
の金属塩、アミノ基、ニトロ基、又はフッ素、塩素、臭
素等のハロゲン原子から選ばれる置換基であり、mは0
〜4の整数である。また、nは平均重合度を示し、10
〜200の範囲である。)で示される繰り返し単位を7
0モル%以上有するポリアリーレンスルフィドである。
当該繰り返し単位が70モル%未満だと結晶性ポリマー
としての特徴である本来の結晶成分が少なく、機械的強
度が不充分となる場合がある。さらに、単独重合体のほ
か共重合体も用いることができる。その共重合構成単位
として、メタフェニレンスルフィド単位、オルソフェニ
レンスルフィド単位、p−p’−ジフェニレンケトンス
ルフィド単位、p−p’−ジフェニレンスルホンスルフ
ィド、p−p’−ビフェニレンスルフィド単位、p−
p’−ジフェニレンメチレンスルフィド単位、p−p’
−ジフェニレンクメニルスルフィド単位、ナフチルスル
フィド単位などが挙げられる。
【0009】また、その分子構造は、線状構造、分岐構
造、あるいは架橋構造のいずれでもよい。すなわち、本
発明のポリアリーレンスルフィド系樹脂としては、実質
線状構造を有するポリマーの他に、モノマーの一部分と
して3個以上の官能基を有するモノマーを少量使用して
重合した分岐構造、あるいは架橋構造を有するポリマー
も使用することができる。また、これを前記の実質線状
構造を有するポリマーにブレンドして用いてもよい。さ
らに、本発明に用いるポリアリーレンスルフィド樹脂と
して、比較的低分子量の実質線状構造を有するポリマー
を酸化架橋又は熱架橋によって溶融粘度を上昇させ、成
形性を改良したポリマーも使用することができる。上記
ポリアリーレンスルフィド樹脂は、公知の方法で製造す
ることができる。例えばジハロ芳香族化合物と硫黄源と
を有機極性溶媒中で、重縮合反応させ、洗浄、乾燥して
得ることが出来る。
【0010】本発明に用いるポリアリーレンスルフィド
樹脂は、固有粘度ηihn [dl/g]が0.05〜0.45dl
/g、好ましくは0.1〜0.4dl/g、より好ましくは
0.12〜0.35dl/gである。固有粘度ηihn [dl/g]
が0.45dl/gより大きければ、押出成形時の流動性が
低下し、造粒が困難になる場合がある。また、0.05
dl/gより小さければ水流引取り式ペレタイザーにおいて
も引取りが困難になる場合がある。また、固有粘度η
ihn [dl/g]の測定法は、サンプル0.04g±0.00
1gをα−クロロナフタレン10cc中に235℃、1
5分間内で溶解させ、206℃の恒温槽内で得られる粘
度とポリマーを溶解させていないα−クロロナフタレン
の粘度との相対粘度を測定し、固有粘度ηihn を次式で
示す。 ηihn =ln( 相対粘度) / ポリマー濃度 [dl/g]
【0011】〔ポリアリーレンスルフィドの造粒方法〕
本発明の造粒方法の対象とするポリアリーレンスルフィ
ド樹脂は、可塑化しても充分な粘度が得られず脆いた
め、通常のストランドの成形が困難であり、そのため押
出機で溶融した溶融樹脂を、ダイスノズルから押出した
後、所定の傾斜面上を流下する水温5〜60℃の冷却水
中に引取り、その下流域の所定の位置において樹脂を切
断してペレットを製造する造粒方法を採用する。すなわ
ち、本発明の造粒方法は、押出機で溶融したポリアリー
レンスルフィド樹脂をダイス温度280〜350℃、好
ましくは290〜340℃、より好ましくは300〜3
20℃でダイスノズルから押出し、水温5〜60℃、好
ましくは10〜40℃の冷却水中に引取る。ここで、ダ
イス温度が280℃より低いとダイス出口樹脂の流動が
不安定となり、安定したペレットが得られないことがあ
る。ダイス温度が350℃を超えると樹脂の一部分解が
はじまり、ヤケ等の問題が発生することがある。また、
冷却水の温度が60℃を超える場合は、樹脂の冷却が不
充分となり、その切断が困難になったり、ペレットが結
晶化する。更に、充填材等との複合化時の押出機の安定
性に悪影響を及ぼすことがある。
【0012】上記押出樹脂を引取る冷却水は、所定の傾
斜角度を有する傾斜面上を、所定の流速で流下するが、
ダイスより押出された樹脂は、上記冷却水に引き取ら
れ、その流速に従い、上記傾斜面上を流下しながら下流
域に設けた切断手段により切断されペレット化される。
ポリアリーレンスルフィド樹脂を搬送する冷却水の上記
傾斜面上における流速は、特に制限はないが、ペレット
の径の微小化、生産性などの点から、60〜250m/
分であることが好ましい。傾斜面の傾斜角度について
は、上記流速との関係で目的に応じて適宜調整すること
ができる。本発明の造粒方法は、具体的には、押出機、
ダイス、水流引取り式ペレタイザー、スクリーン濾過
器、乾燥機、振動式篩などから構成される装置を用いる
ことにより行うことができる。
【0013】上記水流引取り式ペレタイザーは、ダイバ
ータ・スルーサ、ウォータスライド、脱水ゾーン、ペレ
タイザー、ペレットクーリングシュートなどから構成さ
れる。図1は本発明の造粒方法を実施する水流引取り式
ペレタイザーの一例を模式的に示す概略斜視図である。
図1によれば、押出機1で溶融されダイス2からノズル
を介して押出されたポリアリーレンスルフィド樹脂P
は、水流引取り式ペレタイザー2に導入される。すなわ
ち、押出された上記樹脂Pは、ユニット中の冷却水供給
手段から供給され、ウォータスライド4上を所定の流速
で流下する冷却水中に引き取られ流下する。樹脂Pは下
流域の脱水ゾーン5で脱水された後、ペレタイザー6に
搬送され所定のサイズに切断されペレット化された後、
ペレットクーリングシュートへ送られる。
【0014】切断されたペレットは、流水とともにスク
リーン濾過器などの濾過器へ移送され、更に脱水乾燥す
るため遠心分離機や熱風循環型乾燥機等にかけられ、最
終段階の製品梱包工程に入る。なお、上記濾過器は、ペ
レタイザー6の上流側、下流側のいずれに設置してもよ
い。本発明の方法においては、得られるペレットの形状
は円筒状であり、そのサイズが0.5〜1.5mmのマイク
ロペレットを安定して製造することができる。またペレ
ットの品質も外観形状の異常品や連珠品が少なく良好で
ある。また、冷却水の使用による付随する効果として、
ポリアリーレンスルフィド樹脂中の残存アルカリ金属塩
(塩化ナトリウム、塩化リチウムほか)を除去できるの
で好ましい。なお、本発明の方法により得られたペレッ
トは、炭酸カルシウム、酸化亜鉛等の充填材と複合化し
てコンパウンドとする際に、押出機の安定性を確保する
ことができるなど、好適に用いられるものである。
【0015】
〔実施例1〕
(ポリアリーレンスルフィド樹脂の調製)50リットル
重合槽に硫化リチウム50モル(2297g)、p−ジ
クロロベンゼン50モル(7350g)、水酸化リチウ
ム−水和物2.5モル(105g)、水25モル(45
0g)及びNMP21リットルを入れ、260℃で3時
間反応させた。100℃に冷却し、液相を分離し、沈殿
したポリマーを得た。得られたポリマーを冷水で2回洗
浄した。ポリマーを再び50リットル重合槽に入れ、N
MP25リットル及び酢酸150ccを加え、150℃
で1時間洗浄した。冷却後、固体のポリマーを冷水で1
回洗浄した。洗浄後120℃の気流乾燥機で24時間乾
燥させ、さらに24時間120℃で真空乾燥させた。得
られたポリマーは固有粘度ηihr [dl/g]が0.23dl/g
である線状タイプのポリフェニレンスルフィド樹脂であ
り、ポリマー中の残存リチウム量は100ppmであっ
た。
【0016】(ポリアリーレンスルフィドの造粒)上記
重合、洗浄、乾燥して得たポリフェニレンスルフィド樹
脂粉状体を押出機((株)日本製鋼所製TEX30α−
42BW−5V)に供給し、ダイス温度320℃、ノズ
ル径5mmφ×1穴のノズルを介して押出量36kg/
Hで押出し、これを冷却水の流下速度180m/分で水
流引取り式ペレタイザー(HANJIN社製HJCH
1)に引取りペレット化した。この時、ダイス出口の樹
脂温度は320℃、冷却水温度は20℃であった。得ら
れたペレットは、径1.8mm、長さ2.5mmの円柱状の
形状を有するものであった。また、その結晶構造をPE
RKIN−ELMER社製DSC−7で調べたところ、
結晶化度0%の非晶ペレットであった。
【0017】〔実施例2〕実施例1において、実施例1
で調製したと同様の樹脂を用い、ノズル径3mmφ×3
穴のノズルに代えた以外は同様に造粒し、ペレットを調
製した。得られたペレットは、径1mm、長さ1.5mm
の円柱状の形状を有するものであった。また、その結晶
構造をPERKIN−ELMER社製DSC−7で調べ
たところ、結晶化度0%の非晶ペレットであった。
【0018】〔比較例1〕実施例1で調製したと同様の
樹脂を用い、水中カット装置〔押出機((株)日本製鋼
所製TEX44XCT−38.5BW−4V)、水中カ
ットペレタイザー〔(株)日本製鋼所製横型カッター直
結駆動式水中カット装置〕に供給し、ダイス温度320
℃で、冷却水温度80℃で運転しペレット化した。ダイ
ス出口の樹脂温度は320℃であった。得られたペレッ
トは、径3mm、長さ1mmの碁石状の形状を有するも
のであった。また、その結晶構造をPERKIN−EL
MER社製DSC−7で調べたところ、結晶化度25%
の結晶化ペレットであった。
【0019】〔比較例2〕実施例1で調製したと同様の
樹脂を用い、空中ホットカットペレタイザー〔押出機
((株)日本製鋼所製TEX44XCT−38.5BW
−4V)、空中ホットカットペレタイザー装置((株)
日本製鋼所製空中センターホットカット装置CHC−
1)〕に供給し、ダイス温度320℃で空気中に押出
し、同時にダイスノズル出口でカッティングし、その
後、水温30℃の水で冷却してペレット化した。ダイス
出口の樹脂温度は320℃であった。得られたペレット
は、径3mm、長さ1mmの碁石状の形状を有するもの
であった。また、その結晶構造をPERKIN−ELM
ER社製DSC−7で調べたところ、結晶化度30%の
結晶化ペレットであった。
【0020】また、上記実施例1、2及び比較例1、2
の各々で得られたペレットについて、下記条件で炭酸カ
ルシウムとの複合化を行い、その際の運転性を調べた。
結果を上記の結果と合わせて第1表に示す。複合化試験 二軸押出機: 東芝機械(株)製TEM37BS ポリフェニレンスルフィド樹脂:炭酸カルシウム(重量
比)=1:1 チャージ量: 7kg/H 回転数: 200rpm
【0021】
【表1】
【0022】
【発明の効果】本発明の造粒方法によれば、ポリアリー
レンスルフィドのマイクロペレット及び非晶性ペレット
を効率よく安定的に製造することができる。また、本発
明は、炭酸カルシウム等の充填材のコンパウンドを調製
する際に、押出機の安定性を確保しうるポリアリーレン
スルフィドの造粒方法を提供する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の造粒方法を実施するペレタイザーユニ
ットの一例を模式的に示す概略斜視図である。
【符号の説明】
1: 押出機 2: 水流引取り式ペレタイザー 3: ダイバータ・スルーサ 4: ウォータスライド 5: 脱水ゾーン 6: ペレタイザー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4F070 AA58 DA11 DB02 DB08 4F201 AA34 AR08 BA02 BC01 BC13 BC17 BC19 BK02 BK13 BL13 BL29 BN12 BN31

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 押出機で溶融したポリアリーレンスルフ
    ィド樹脂を、ダイスノズルから押出した後、所定の傾斜
    面上を流下する水温5〜60℃の冷却水中に引取り、そ
    の下流域の所定位置において樹脂を切断しペレット化す
    るポリアリーレンスルフィドの造粒方法。
  2. 【請求項2】 冷却水の流下速度が60〜250m/分
    である請求項1記載の造粒方法。
  3. 【請求項3】 上記ペレット化を水流引取り式ペレタイ
    ザーを用いて行う請求項1又は2に記載の造粒方法。
  4. 【請求項4】 得られるポリアリーレンスルフィド樹脂
    が非晶性である請求項1〜3のいずれかに記載の造粒方
    法。
  5. 【請求項5】 得られるポリアリーレンスルフィド樹脂
    ペレットを充填材との複合化に用いる得る請求項1〜4
    のいずれかに記載の造粒方法。
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