JP2002292622A - フロアデッキへの穿孔方法 - Google Patents

フロアデッキへの穿孔方法

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JP2002292622A
JP2002292622A JP2001099806A JP2001099806A JP2002292622A JP 2002292622 A JP2002292622 A JP 2002292622A JP 2001099806 A JP2001099806 A JP 2001099806A JP 2001099806 A JP2001099806 A JP 2001099806A JP 2002292622 A JP2002292622 A JP 2002292622A
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JP
Japan
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sleeve
concrete
deck
deck plate
floor
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JP2001099806A
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English (en)
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Kazuyuki Kakimoto
一如 柿本
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Hitachi Plant Technologies Ltd
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Hitachi Plant Technologies Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 フロアデッキにスリーブを埋め込む際、スリ
ーブを傾斜面に合わせた加工切断する作業が必要のない
穿孔方法とする。 【解決手段】 スリーブ設置箇所を含む領域のデッキプ
レート12の凹部16に埋込材18を当該凹部形状に合
わせて設置して平坦化する。この平坦面上で前記スリー
ブ20を設定箇所に載置し、デッキプレート12の上面
部にコンクリートを打設してスリーブ20を埋め込んで
フロアデッキを形成する。コンクリート硬化後に前記埋
込スリーブ20をガイドとして上から下向きに貫通孔を
穿設する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はフロアデッキへの穿
孔方法に係り、特に凹凸断面となっているデッキプレー
トにコンクリートを打設したフロアデッキへスリーブを
介在して穿孔する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般にフロアデッキは、鉄骨柱間に梁を
取り付け、更に梁間にデッキプレートを取り付けて床を
造った上にコンクリート床盤を形成して構成される。デ
ッキプレートは凹凸断面構造となっている。デッキプレ
ートの凹部に上方からコンクリートを流し込み、強固な
平坦な床を造るのである。このようなフロアデッキに対
し、コンクリート硬化後に、この床下(下の階から見れ
ば天井にデッキプレートが見えている。)からデッキプ
レート及びコンクリートに孔を貫通させる必要がある場
合がある。これは例えばデッキ下部に空調機器を取り付
ける場合などのときに発生する。
【0003】フロアデッキに穿孔する場合、デッキプレ
ートは凹凸断面となっているため、穿孔位置がデッキプ
レートの傾斜部にかかると、斜面での穿孔作業となる
が、下から上向きにドリルを当てて穴を明けるのは大変
作業し難い。ドリル刃が逃げ、かつコンクリートも硬い
からである。機器寸法から当該傾斜部を含む部分に孔を
開けざるを得ず、コンクリート打設後は、上階側から穿
孔しようとすると、正確な穴開け位置が判別し難い。コ
ンクリート打設前であれば、デッキプレートの凹凸を目
安に、上部からでも正確な位置が判る。
【0004】また、コンクリートに直接穿孔するだけで
は、コンクリートが荷重で崩れやすいので、従来、一般
的には予めコンクリートを打設する前にスリーブ(円筒
材)をデッキプレート上に設置してからコンクリートを
打設し、スリーブを埋め込むようにしていた。このと
き、デッキ傾斜を逃げるため、スリーブをデッキ傾斜に
合わせて切断していた。そして、このスリーブをガムテ
ープで止め、かつスリーブの上にテープで蓋をしてコン
クリートを打設していた。コンクリート硬化後、ドリル
を上から下向きにドリル刃をスリーブ内に入れ、デッキ
プレートに穴を開けていた。
【0005】図2は上記従来の工法を示しており、凹凸
断面のデッキプレート1の所定箇所が穿孔箇所2として
設定されるが、これがプレート凹部の傾斜面部にかかる
と、埋込スリーブ3の下端面はそのままでは密着しない
ため、傾斜面に合わせて切断して傾斜面に適合する切断
部4を形成する(図2(1))。当該スリーブ3をデッ
キプレート上に立設し、適宜固定してコンクリートを流
し込んで硬化させ、コンクリート床盤5を形成する。こ
れによって、フロアデッキ6が形成される。穿孔箇所に
予めスリーブ3が埋め込まれているため、床上からドリ
ル刃7をスリーブ3内に入れてデッキプレート1を貫通
させて穿孔作業を終了する。このようにしてできた孔8
には、図3に示すように、天井フック9を取り付けて空
調機器などの取付に利用するのである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
穿孔方法では、最終的な貫通孔の穿設作業は下向き作業
となって容易である。しかしながら、スリーブをデッキ
プレート傾斜に合わせて切断することが必然となるた
め、この凹凸傾斜に合わせてスリーブ端面を加工する作
業が極めて大変である。本発明は、上記問題点に着目
し、フロアデッキにスリーブを埋め込む際、スリーブを
加工切断することなく、フロアデッキ内に容易でかつ短
時間でスリーブを埋め込み、かつこのスリーブを利用し
て穿孔施工することができるようにしたフロアデッキへ
の穿孔方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係るフロアデッキへの穿孔方法は、スリー
ブ設置箇所を含む領域のデッキプレート凹部に埋込材を
当該凹部形状に合わせて設置して平坦化し、この平坦面
上で前記スリーブを設定箇所に載置し、デッキプレート
上面部にコンクリートを打設してスリーブを埋め込み、
コンクリート硬化後に前記埋込スリーブをガイドとして
上から下向きに貫通孔を穿設するように構成したもので
ある。
【0008】すなわち、デッキプレート凹部に発泡スチ
ロールなどの埋込材を凹部形状に合わせて成形し、これ
をガムテープなどを用いて穿孔箇所を含む領域の凹部内
に装着して固定する。デッキの凹部寸法と埋込材として
の発泡スチロールの寸法が同じくすることが重要であ
る。そして、予め穿孔箇所として設計上定められている
所定位置にスリーブを置くことにより平坦面が形成され
る。平らな面上ゆえにスリーブを正確に設置することが
できる。次いで、コンクリートを打設するが、スリーブ
上端面の開口にはコンクリート流入防止用にガムテープ
などで止める。もちろん専用の蓋を用いて止めても良
い。
【0009】コンクリート硬化後、上から下向きにドリ
ルで穴を開ける。スリーブがガイドとなり、デッキ傾斜
があっても下向き作業ゆえに作業は容易である。発泡ス
チロールは埋め殺しであり、この部分断面欠損ではある
が局部的であり、床として強度に問題はない。
【0010】
【発明の実施の形態】以下に、本発明に係るフロアデッ
キへの穿孔方法の具体的な実施形態を、図面を参照し
て、詳細に説明する。図1は実施形態に係る穿孔方法の
工程を示す説明図である。まず、フロアデッキ10は、
鉄骨柱間に梁を取り付け、更に梁間にデッキプレート1
2を取り付けて床を造った上にコンクリート床盤14を
形成して構成される。
【0011】このようなフロアデッキ10に上下に貫通
する孔を穿設するために、使用するデッキプレート12
の凹部16に適合する断面を持った埋込材18を準備す
る。この埋込材18は実施形態では発泡スチロールを用
いているが、成形性が良好で、コンクリート打設による
荷重で変形しないで形状寸法保持機能があり、ドリル加
工が容易にできるものであればよい。したがって、樹脂
成形品を用いることができる。このような埋込材18は
デッキプレート12の凹部16の形状寸法に一致させ、
特に深さ寸法aを確保し、凹部16に装着した際に、デ
ッキプレート凸部の天端面と同一平面を形成するように
設定される。もちろん、長尺材として予め成形してお
き、現場で短尺材に切断して複数箇所に利用するように
してよい。
【0012】上記埋込材18は凹凸断面のデッキプレー
ト12における穿孔箇所として設定されている部位を含
む領域に装着される。穿孔箇所がデッキプレート12の
凹部16の傾斜面部にかかっていても埋込材18はもと
もと断面形状が凹部16に一致しているため、装着上の
障害はない。この埋込材18を凹部16に装着した状態
では埋込材18と穿孔箇所凹部16に隣接している凸面
部とが同一平面となり、平坦面を形成することになる。
この埋込材18はガムテープなどにより適宜所定箇所に
固定される。
【0013】そこで、この埋込材18をデッキプレート
12に装着して形成される平坦面を利用して、図1
(2)に示しているように、埋込スリーブ20を穿孔箇
所として設定されている部位に載置するようにしてい
る。スリーブ20は、円筒体でありその高さ寸法が養生
後の打設コンクリート床盤の高さbに一致するように形
成される。このスリーブ20は後のドリルによる貫通作
業時のガイドをなす。このスリーブ20も平坦面上にガ
ムテープ等を用いて所定箇所に止められる。
【0014】このようにしてデッキプレート12に発泡
スチロールからなる埋込材18とスリーブ20を設定配
置した後、図1(3)に示しているように、コンクリー
トを流し込んで床盤14を形成する。このとき、スリー
ブ20の上端面が開口しているので、蓋を装着して内部
にコンクリートが流れ込まないようにしておけばよい。
簡易にはガムテープによって施蓋すればよい。そして、
コンクリート床盤14の養生が終了して硬化したなら
ば、同図に示しているようにスリーブ20の上端開口か
ら蓋を外し、ドリル刃22をスリーブ20内に差し込
み、これをガイドとして下位の埋込材18,デッキプレ
ート凹部16の貫通作業を行う。このドリル作業が終了
すると、図3(4)に示しているように、デッキプレー
ト12とコンクリート床盤14とによって構成されてい
るフロアデッキ10に貫通孔24が形成されるのであ
る。
【0015】このような箇所をフロアデッキ10の適宜
箇所で同時に行えば、コンクリート打設後には単にドリ
ルで発泡スチロールからなる埋込材18とデッキプレー
ト12の凹部12への貫通作業のみで、簡単に孔開け作
業が行える。このようにしてできた貫通孔24には、図
3に示したと同様に、天井フック9(図3参照)を取り
付けて空調機器などの取付に利用すればよい。
【0016】上記実施形態によれば、穿孔作業に際し
て、埋込スリーブ20がガイドとなり、デッキプレート
12における凹部16の傾斜部分に穿孔する場合であっ
ても、下向きの孔開け作業であり、作業が極めて容易に
行える。特にこの実施形態では、埋込スリーブ20に対
して凹部16の傾斜面に合わせた切断加工などの付帯的
な作業がないため、作業効率と大幅に改善することがで
きる。発泡スチロールからなる埋込材18は埋め殺しに
なって、この部分ではコンクリート断面欠損となるが、
局部的であるため、フロアデッキ10としての機能を失
うことはない。発泡スチロールに変えてこれよりは硬質
の樹脂材を用いることにより、強度の問題を改善するこ
ともできる。
【0017】なお、上記実施形態では、埋込材18をデ
ッキプレート12における凹部16断面形状と同一の断
面材として形成しているが、装着後に平坦面を形成する
ことができればよく、したがって凹部16の傾斜面や底
面部に必ずしも密着する構成とする必要がない。例え
ば、凹部16の壁面当接部分は波形形状などとすること
ができる。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係るフロ
アデッキへの穿孔方法は、スリーブ設置箇所を含む領域
のデッキプレート凹部に埋込材を当該凹部形状に合わせ
て設置して平坦化し、この平坦面上で前記スリーブを設
定箇所に載置し、デッキプレート上面部にコンクリート
を打設してスリーブを埋め込み、コンクリート硬化後に
前記埋込スリーブをガイドとして上から下向きに貫通孔
を穿設するように構成したので、フロアデッキにスリー
ブを埋め込む際、スリーブを傾斜面に合わせた加工切断
する作業が必要でなく、フロアデッキ内に容易でかつ短
時間でスリーブを埋め込み、かつこのスリーブを利用し
て穿孔施工することができるという優れた効果が得られ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態に係るデッキプレートへの穿孔方法の
工程を示す図である。
【図2】従来のデッキプレートへの穿孔方法の工程を示
す図である。
【図3】デッキプレートに穿設された孔を利用して吊具
を取り付けた状態の説明図である。
【符号の説明】
10………フロアデッキ、12………デッキプレート、
14………コンクリート床盤、16………凹部、18…
……埋込材、20………埋込スリーブ、22………ドリ
ル刃、24………貫通孔。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スリーブ設置箇所を含む領域のデッキプ
    レート凹部に埋込材を当該凹部形状に合わせて設置して
    平坦化し、この平坦面上で前記スリーブを設定箇所に載
    置し、デッキプレート上面部にコンクリートを打設して
    スリーブを埋め込み、コンクリート硬化後に前記埋込ス
    リーブをガイドとして上から下向きに貫通孔を穿設する
    ことを特徴とするフロアデッキへの穿孔方法。
JP2001099806A 2001-03-30 2001-03-30 フロアデッキへの穿孔方法 Pending JP2002292622A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011226226A (ja) * 2010-04-16 2011-11-10 Kasho Co Ltd 下石の耐震施工方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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