JP2002292444A - リベットかしめ工具 - Google Patents

リベットかしめ工具

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JP2002292444A
JP2002292444A JP2001096539A JP2001096539A JP2002292444A JP 2002292444 A JP2002292444 A JP 2002292444A JP 2001096539 A JP2001096539 A JP 2001096539A JP 2001096539 A JP2001096539 A JP 2001096539A JP 2002292444 A JP2002292444 A JP 2002292444A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 オイルピストンに対する急激な負荷低下が生
じた際の、オイルピストンの急速を制動するための機構
を簡潔にして、全体的な構造の簡素化及び低コスト化を
図ることができるリベットかしめ工具を提供する。 【解決手段】 本発明は、オイルシリンダ7を有するハ
ウジング1と、オイルシリンダ7の前方側から突出する
ピストンロッド12を有して該オイルシリンダ7内にス
ライド可能に内挿されるオイルピストン10と、オイル
シリンダ7内空間のうち、オイルピストン10によって
区画される前方側のシリンダ室8に管路27,28を介
してオイルを送給するオイル送給手段33とを備えた油
圧作動工具において、前記管路27,28の一端を前方
側のシリンダ室8に接続すると共に、他端を後方側のシ
リンダ室9に接続し、且つオイルを両シリンダ室8,9
及び管路27,28に充填するようにしたことを特徴と
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、油圧を利用してリ
ベットのかしめ処理を行うリベットかしめ工具に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のリベットかしめ工具は、
概略化すると、図4に示す如く、オイルシリンダ51を
有するハウジング50と、オイルシリンダ51にスライ
ド可能に内挿されるオイルピストン53と、前記オイル
シリンダ51内空間のうち、オイルピストン53によっ
て区画される前方側空間のシリンダ室52にオイルを供
給するオイル供給機構56(ハウジング50に内装され
る場合もある)とを備えた構成が一般的である。
【0003】前記オイル供給機構56は、オイルを所望
量貯留する油溜まり57と、該油溜まり57に接続され
る第一管路58及び第二管路59と、該第一管路58上
に設けられたポンプ60と、該ポンプ60を駆動するモ
ーター61と、第一管路58、第二管路59及びシリン
ダ室52に接続される第三管路63が接続される切替弁
62とで構成される。
【0004】従って、図4(イ)の定常状態から切替弁
62をスイッチングすると、ポンプ60によって吸い上
げられた油溜まり57内のオイルが第一管路58及び第
三管路63を介してシリンダ室52内に供給される結
果、バネ55の付勢力に抗してオイルピストン53が後
退した図4(ロ)の状態となり、また、この状態から切
替弁62を再度スイッチングすると、第一管路58が遮
断されてオイルの供給が停止すると共に、第二管路59
が開放されてシリンダ室52内のオイルが第三管路63
及び第二管路59を介して油溜まり57に戻される結
果、オイルピストン53がバネ55に押し戻されて前進
した図4(イ)の状態に復帰するようになっている。
【0005】また、この種のリベットかしめ工具では、
オイルピストン53からハウジング50を貫通して外部
に突出するピストンロッド54の先端54aにチャック
機構(図示しない)を設け、このチャック機構にリベッ
トのピンを把持させた状態でピストンロッド54を後退
させることにより、リベットのピンの引き込み処理(か
しめ処理)を行うようになっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記リベッ
トかしめ工具では、引き込みによりリベットからピンが
破断された際、オイルピストン52にはリベットからの
負荷が無くなるため、該オイルピストン52が急速に後
退して、該オイルピストン52やハウジング50が破損
するおそれがある。
【0007】そのため、従来は、オイルピストン52の
急速な後退に伴って生じるシリンダ室52の負圧を利用
してオイルの流量を減らすように構成した流量調整弁を
第三管路63に設けていた(特公昭62−52653号
参照)が、該流量調整弁をハウジング50内に組み込む
ことにより、リベットかしめ工具の構造が複雑となるば
かりでなく、製造コストが悪化するという問題があっ
た。
【0008】そこで、本発明は上記の如き問題点に鑑み
てなされたもので、オイルピストンに対する急激な負荷
低下が生じた際の、オイルピストンの急速を制動するた
めの機構を簡潔にして、全体的な構造の簡素化及び低コ
スト化を図ることができるリベットかしめ工具を提供す
ることを課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明に係るリベットかしめ工具は、オイルシリン
ダ7を有するハウジング1と、オイルシリンダ7の前方
側から突出するピストンロッド12を有して該オイルシ
リンダ7内にスライド可能に内挿されるオイルピストン
10と、ピストンロッド12の前端に取り付けられ、装
着されたリベットのピンを把持可能なチャック機構17
と、オイルシリンダ7内空間のうち、オイルピストン1
0によって区画される前方側のシリンダ室8に管路2
7,28を介してオイルを送給するオイル送給手段33
とを備えた油圧作動工具において、前記管路27,28
の一端を前方側のシリンダ室8に接続すると共に、他端
を後方側のシリンダ室9に接続し、且つオイルを両シリ
ンダ室8,9及び管路27,28に充填するようにした
ことを特徴とする。
【0010】上記構成からなるリベットかしめ工具によ
れば、オイル送給手段33の駆動によりオイルが流動し
て管路27,28を介して前方側のシリンダ室8に供給
され、該シリンダ室8に油圧が発生する結果、オイルピ
ストン10が後退する。リベットかしめ工具において
は、オイルピストン10の後退途中においてリベットピ
ンが破断すると、オイルピストン10に対する急激な負
荷低下が生じるが、本発明によれば、後方側のシリンダ
室にはオイルが充填されているため、これがクッション
となってオイルピストンの急速を制動する作用を有す
る。
【0011】また、本発明に係るリベットかしめ工具
は、請求項2記載の如く、後方側のシリンダ室9に、前
記ピストンロッド12と等しい断面積を有する部材5a
を配し、前方側のシリンダ室8における油圧作用断面積
と後方側のシリンダ室9における油圧作用断面積とが等
しくなるようにした構成を採用することができる。
【0012】従来のリベットかしめ工具は、図4に示す
ように、油溜まり57からオイルを汲み上げてこれをシ
リンダ室52に供給するようにしていたが、この構成で
は、オイルピストン53の後退量に応じたシリンダ室5
2の体積変化分のオイルを油溜まり57に貯留させてお
く必要があり、このため、大きな容量の油溜まり57が
必要になるという問題があった。
【0013】しかし、本発明では、前方側のシリンダ室
8における油圧作用断面積と後方側のシリンダ室9にお
ける油圧作用断面積とが等しくなる構成を採用すること
により、前方側のシリンダ室に供給されるオイル量と、
これに伴って後方側のシリンダ室から排出されるオイル
量とは等しくなり、この排出分を供給分に当てること
で、原則として油溜まりは不要となる。オイルの熱変化
によってオイルの体積膨張が生じることを考慮しても、
極めて小さな容量の油溜まりで足りる。その結果、装置
の小型化を図ることができる。
【0014】上記構成の例としては、ピストンロッド1
2と断面積が等しいロッドをピストンロッド12と反対
側、即ちオイルシリンダ7の後方側から突出するように
オイルピストン10に設ける(オイルピストン10の前
方側及び後方側を凸状にする)ことも考えられるが、別
の例としては、請求項3記載の如く、前記オイルシリン
ダ7の後方側から、前記ピストンロッド12と等しい断
面積を有する軸体5aをオイルシリンダ7の軸方向に沿
って後方側のシリンダ室9に突出させる一方、前記オイ
ルピストン10に、前記軸体5aが内挿される孔12e
を設けてなる構成(オイルピストン10の前方側を凸状
とし、後方側を凹状とする)であってもよい。かかる構
成によれば、オイルピストン10のスライドに伴い、孔
12eが軸体5aをスライドすることとなる。
【0015】また、本発明に係るリベットかしめ工具
は、請求項4記載の如く、前記管路27,28に、前記
オイル送給手段33を跨ぐようにしてバイパス用の管路
29を接続すると共に、該管路29の開閉操作を行う弁
機構30,31を設け、しかも、前記オイルピストン1
0に対して前方側にバネ付勢するようにした構成を採用
することができる。
【0016】上記構成からなるリベットかしめ工具によ
れば、弁を閉じることにより、後方側のシリンダ室9、
管路28、オイル送給手段33、管路27及び前方側の
シリンダ室8が連通し、オイルがこの順に流動して、前
方側のシリンダ室8に供給され、オイルピストン10が
後退する。また、弁を開けることにより、バイパス用の
管路29、管路28、オイル送給手段33、管路27が
連通し、オイルがこの順に循環して、前方側のシリンダ
室8への供給が停止するため、オイルピストン10はバ
ネ付勢により前進する。
【0017】さらに、本発明に係るリベットかしめ工具
は、請求項5記載の如く、オイルピストン10の一部1
1を該オイルピストン10のスライド方向に変位可能に
すると共に、オイルピストン10の後退に伴って前記一
部11と当接する部材4を後方側のシリンダ室9に配
し、しかも、前記一部11が変位した際、前方側のシリ
ンダ室8と後方側のシリンダ室9とが連通するような構
成を採用することができる。
【0018】上記構成からなるリベットかしめ工具によ
れば、前方側のシリンダ室8の油圧によりオイルピスト
ン10が後退する際、まず、一部11が部材4と当接
し、後退が規制される。しかし、オイルピストン10に
は未だ油圧が作用しているから後退を続けようとする
が、その瞬間にバイバス路が生成されて、前方側のシリ
ンダ室8のオイルが後方側のシリンダ室9へと開放さ
れ、その結果、前方側のシリンダ室8の油圧が無くな
り、オイルピストン10全体が停止することとなる。従
って、この機構によれば、センサー等によってオイルピ
ストン10の後端位置を検出するといった施策を講じる
必要が無くなり、全体的な構造の簡素化及び低コスト化
を図ることができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態に係る
リベットかしめ工具について説明する。
【0020】本実施形態に係るリベットかしめ工具は、
図1に示す如く、オイルシリンダ7を有するハウジング
1と、オイルシリンダ7にスライド可能に内挿されるオ
イルピストン10と、ハウジング1の前方位置に取り付
けられてリベットのピンを把持可能なチャック機構17
と、前記オイルシリンダ7内空間のうち、オイルピスト
ン10によって区画される前方側空間の第一シリンダ室
8にオイルを供給するオイル供給機構26とを備えた構
成となっている。
【0021】前記ハウジング1は、グリップ部Aの一端
(上端)に、該グリップ部Aの長手方向に対して斜めに
交差する長手方向を有する筒状の機構収容部Bが設けら
れ、グリップ部Aの他端(下端)に、該グリップ部Aの
長手方向と平行する長手方向を有し且つグリップ部Aよ
りも膨径化された円筒状の油圧機構収容部(図示しな
い)が設けられたハウジング本体2と、該ハウジング本
体2の機構収容部Bの後端に取り付けられたキャップ3
とからなる。
【0022】前記ハウジング本体2の機構収容部Bに
は、その長手方向に沿って多段の貫通孔が形成されてお
り、該貫通孔は、前端から後端にかけて、第一段部2a
と、該第一段部よりも小径の第二段部2bと、該第二段
部2bよりも大径の第三段部2cと、該第三段部2dよ
りも大径の第四段部2dとからなる。
【0023】前記キャップ3は、ハウジング本体2の貫
通孔の後端側開口部2dに取り付けられる外装体4と、
該外装体4に内装される内装体5とからなる。即ち、前
記外装体4は、第三段部2cよりも小径の内孔4aを有
して前端側を開口させた有底の筒体からなり、前記内装
体5は、第二段部2bと同等の外径を有し且つ中心の長
手方向に沿って貫通孔5bを有する軸体5aに対し、そ
の後端に内孔4aと同等の外径を有する鍔部5cを設け
た筒体からなり、該内装体5の鍔部5cが外装体4の底
部4bと当接するようにして内装体5が外装体4の内孔
4aに内装されている。
【0024】しかも、外装体4の第四段部2dへの挿入
部分の外径は、第四段部2dよりも小径で、また、内装
体5の軸体5aの外径は、外装体4の内孔4aよりも小
径であるため、第四段部2dと外装体4との間、及び外
装体4と内装体5の軸体5aとの間には、環状空間が形
成される。
【0025】また、前記内装体5が外装体4に内装さ
れ、且つ外装体4がハウジング本体2の貫通孔2dに螺
着された状態にあっては、外装体4及び内装体5の前端
側端面は第三段部2cと第四段部2dとの境界近傍に位
置しており、且つ外装体4の前端側端部と貫通孔(第三
段部2c及び第四段部2d)とは隙間を有して離間して
いるため、第三段部2c内の円柱状空間と第四段部2d
内の環状空間とは、連通状態にある。
【0026】さらに、第三段部2c内の円柱状空間と外
装体4内の環状空間とは、連通状態であるが、外装体4
の第四段部2dへの挿入部分には、径方向の貫通孔4c
が形成されているため、第四段部2d内の環状空間と外
装体4内の環状空間とも、連通状態となっている。尚、
外装体4の底部4bには、内装体5の貫通孔5bと連通
する貫通孔4dが形成されている。
【0027】前記オイルピストン10は、ハウジング本
体2の第三段部2cと同等の外径を有し且つ中心の軸方
向に沿って貫通孔11aを有する環状のピストンリング
11と、ピストンリング11に内挿される筒軸状のピス
トンロッド12とからなる。
【0028】前記ピストンロッド12は、前端から後端
にかけて、ハウジング本体2の第二段部2bあるいは内
装体5の軸体5aと同等の外径を有してハウジング本体
2の第一段部2a及び第二段部2bに挿通される第一段
部12aと、ピストンリング11が外挿される第二段部
12bと、内装体5の軸体5aよりも僅かに大径の外径
を有する第三段部12cとからなる。
【0029】また、前記ピストンロッド12の中心に
は、前端から後端の長手方向に沿って、ピストンロッド
12の第二段部12bまでの第一内孔12dと、該第一
内孔12dよりも大径であって、内装体5の軸体5aの
外径と同等の内径を有する第二内孔12eとが同軸に連
通して形成されている。しかも、ピストンロッド12の
第三段部12cは、第二内孔12eの形成によって筒状
となっており、この第三段部12cが内装体5の軸体5
aにスライド可能に外挿されている。
【0030】前記ピストンリング11の貫通孔11a
は、前端側部分が、ピストンロッド12の第一段部12
aよりも大径で且つ第二段部12bよりも小径となるよ
うに縮径されており、貫通孔11a内に形成された段差
面とピストンロッド12の第二段部12bの前端側端面
(係止面)とが当接するようになっている。尚、ピスト
ンロッド12の第二段部12bの前端側端面に環状の逃
がし溝12fを形成することで、該第二段部12bの前
端側端面の外周には、貫通孔11a内の段差面と強当た
りする環状突起が形成される。
【0031】また、ピストンロッド12には、第二段部
12bと第三段部12cとの間に、外装体4の内孔4a
よりも小径の鍔部12gが形成されており、該鍔部12
gと内装体5の鍔部5cとの間に、コイル状のバネ15
を介装することで、オイルピストン10が前方側に付勢
されるようになっている。
【0032】さらに、前記ピストンリング11は、ハウ
ジング本体2の第三段部2cの前端側端面との当接を受
けて前方側への移動ストロークが規制される一方、外装
体4の前端側端面との当接を受けて後方側への移動スト
ロークが規制されるようになっているが、ピストンロッ
ド12は、ピストンリング11が外装体4の前端側端面
と当接した状態にあっても、その第三段部12cが内装
体5の鍔部5cと当接するまで後退可能となっている。
そして、ハウジング本体2の第三段部2c内の円柱状空
間及び外装体4内の環状空間が、オイルピストン10の
ためのオイルシリンダ7を構成すると共に、オイルシリ
ンダ7内空間のうち、オイルピストン10によって区画
される前方側空間が第一シリンダ室(前方側のシリンダ
室)8を、後方側空間が第二シリンダ室(後方側のシリ
ンダ室)9を構成している。
【0033】前記チャック機構17は、オイルピストン
10(ピストンロッド12)の前端(作用部)に螺着さ
れ、雌型テーパ体19と係合する筒体18と、ピストン
ロッド12の前端から離間するように付勢され、筒体1
8内をスライド可能な内装体20と、該内装体20に取
付けられ、前記雌型テーパ体19内に内装される二分割
された雄型テーパ体21と、これらを収容してハウジン
グ本体2に螺着される筒状のケーシング22と、ケーシ
ング22の前端に螺着される貫通孔23aを備えたノー
ズピース23とからなる。
【0034】そこで、オイルピストン10が後退した際
には、雌型テーパ体19は、オイルピストン10と共に
後退する筒体18に係止されて後退し、雄型テーパ体2
1と雌型テーパ体19との相対位置が変化することで、
雄型テーパ体21は、雌型テーパ体19の内側テーパ面
の押圧を受けて縮径し、雄型テーパ体21内に挿通され
たリベットのピンが把持されるようになっている。
【0035】前記オイル供給機構26は、オイルを所望
量貯留する油溜まり(油圧機構収容部に配置)と、該油
溜まりに接続される第一管路27及び第二管路28と、
該第一管路27上に設けられたオイル送給手段としての
ポンプ(油圧機構収容部に配置)と、該ポンプを駆動す
るモーター(油圧機構収容部に配置)と、第一管路27
及び第二管路28とを一部で連通する第三管路29と、
該第三管路29の開閉操作を行う切替弁30と、ハウジ
ング本体2に揺動自在に取り付けられて該切替弁30の
操作を行うトリガー31とで構成される。
【0036】前記第一管路27は、油圧機構収容部から
グリップ部Aを通って第一シリンダ室8に接続される一
方、前記第二管路28は、油圧機構収容部からグリップ
部Aを通って第二シリンダ室9に接続され、しかも、両
者は、油溜まりにて相互に接続されている。従って、第
一シリンダ室8と第二シリンダ室9とは、第一管路27
及び第二管路28を介して相互に連通している。
【0037】前記第三管路29は、グリップ部A及び機
構収容部Bにて略平行する第一管路27及び第二管路2
8に直交して両者を連絡する貫通孔である。該第三管路
29が閉じていない状態にあっては、第一管路27、第
二管路28及び第三管路29がループ状に連通する。
【0038】前記切替弁30は、第三管路29と略同軸
にしてハウジング本体2にスライド自在に設けられた棒
体であり、一端が第一管路27内に挿入され、他端がハ
ウジング本体2から突出するように配置される。前記ト
リガー31は、この切替弁30のスライド操作を行うも
のであり、トリガー31を引き操作すれば、該トリガー
31が棒体の他端を押圧して、棒体の先端が第三管路2
9のうちの第一管路27側開口部を覆って第三管路29
を閉塞するようになっている。尚、棒体は、第三管路2
9から離間する方向に付勢されており、この付勢力を以
てトリガー31が元位置に復帰するようになっている。
【0039】本実施形態に係るリベットかしめ工具は、
以上の構成からなり、リベットをノーズピース23内に
装着した状態で、トリガー31を引き操作すれば、オイ
ルが第一シリンダ室8に供給され、雄型テーパ体21が
リベットのピンを把持しつつ、オイルピストン10が後
退し、リベットのかしめ処理が行われる。
【0040】また、ノーズピース23の貫通孔23a、
雄型テーパ体21内、内装体20内、オイルピストンの
貫通孔(ピストンロッド12の第一内孔12d及び第二
内孔12e)、キャップ3の貫通孔(内装体5の貫通孔
5b及び外装体4の貫通孔4d)は、同軸に連通してお
り、かしめ処理により分離されたリベットのピンは、こ
れらを通ってキャップ3から排出されるようになってい
る。
【0041】図2は、オイルピストン10の作動態様を
説明するために、上記リベットかしめ工具の構成を概略
化した図である。
【0042】図2(イ)は、定常状態(かしめ処理のス
タンバイ状態)を示す。この状態では、トリガー31は
付勢力により元位置に戻されており、従って、図3
(イ)に示す如く、切替弁30の先端が第三管路29の
第一管路27側開口部から離間した状態にある。モータ
ー34は常時回転しており、オイルポンプ33は常時オ
イルを第一管路27を介して第一シリンダ室8に供給さ
れるが、第三管路29が開放されているため、オイルの
一部は、第三管路29及び第二管路28を介して第二シ
リンダ室9にも供給される。従って、オイルピストン1
0に対する油圧は相殺され、バネ15の付勢力のみが作
用するため、オイルピストン10は前方側にスライドし
た状態にある。この結果、第一シリンダ室8及び第二シ
リンダ室9にはオイルが流動せず、オイルは、第一管路
27、第三管路29及び第二管路28を循環する。
【0043】この状態で、トリガー31を引き操作する
と、図3(ロ)に示す如く、切替弁30の先端が第三管
路29の第一管路27側開口部を押さえ、第三管路29
を閉塞した状態になる。さすれば、オイルは、第一シリ
ンダ室8に流動するようになり、この結果、オイルピス
トン10に油圧が作用して、該オイルピストン10は後
退を開始する。
【0044】ここで、オイルピストン10のピストンロ
ッド12の第一段部12aと、オイルピストン10に内
挿されるハウジング1の軸体5aとが同径に設定されて
いるため、第一シリンダ室8におけるオイルが接触する
オイルピストン10の表面積と、第二シリンダ室9にお
けるオイルが接触するオイルピストン10の表面積とは
等しくなり、この結果、第一シリンダ室8に供給される
オイル量は、これに伴うオイルピストン10の後退に応
じて第二シリンダ室9から排出されるオイル量と等価に
なると言える。
【0045】このことは、オイルが第二シリンダ室9か
ら第二管路28及び第一管路27を介して第一シリンダ
室8に流動することを意味する。従って、オイルを管路
27,28,29に充填させておけば、管路27,2
8,29上に外部からオイルを供給する必要が無くな
り、この結果、油溜まりは不要となる。しかし、オイル
は熱変化によって体積膨張を起こすため、必要最小限の
容量の油溜まり35を設けるのが好ましい。それでも、
従来の油溜まりと比較にしてはるかに小さいものである
ため、装置の小型化を実現することができる。
【0046】オイルピストン10の後退が続くと、ま
ず、ピストンリング11がハウジング1の段部(外装体
4の前端側端面)に当接して、ピストンリング11の後
退が規制される。しかし、第一シリンダ室8の油圧は、
ピストンリング11の貫通孔11aとピストンロッド1
2の第一段部12aとの間を介してピストンロッド12
の第二段部12bの前端側端面にも作用するため、ピス
トンロッド12のみがさらに後退しようとする。
【0047】さすれば、ピストンリング11とピストン
ロッド12とが軸方向に相対変位することで、ピストン
リング11の貫通孔11aとピストンロッド12の外周
面との間に隙間が発生し、図2(ロ)に示す状態とな
る。よって、第一シリンダ室8のオイルは、この隙間を
通って第二シリンダ室9に一瞬流入するが、この時、オ
イルピストン10に作用する油圧が相殺され、ピストン
ロッド12は、バネ15に押し戻されて再びピストンリ
ング11と当接して隙間が消失する。そして、隙間が消
失すると、第一シリンダ室8の油圧がピストンロッド1
2に再び作用し、該ピストンロッド12が後退する。こ
のように、ピストンロッド12は、微小に往復動を繰り
返してピストンリング11との当接・離間を繰り返す
が、マクロ的に見れば、ピストンロッド12も後退が規
制された格好となる。
【0048】そして、この状態からトリガー31を離す
と、第三管路29が開放されて第一シリンダ室8へのオ
イルの供給が停止すると共に、第三管路29及び第二管
路28を介して第二シリンダ室9へのオイルの供給が行
われる、即ち、オイルは、第一シリンダ室8から第一管
路27、第三管路29及び第二管路28を介して第二シ
リンダ室9に流動可能となり、その結果、オイルピスト
ン10がバネ15に押し戻されて前進した図2(イ)の
状態に復帰する。
【0049】このように、それぞれ第一シリンダ室8に
おける油圧作用面を有する二つの部材11,12でオイ
ルピストン10を構成し、常時は二つの部材11,12
が一体となってオイルシリンダ7を第一シリンダ室8と
第二シリンダ室9とに完全に隔離しているが、オイルピ
ストン10の後退に従ってその一部11がハウジング1
と当接することで、二つの部材11,12が相対変位し
て、オイルピストン10に第一シリンダ室8と第二シリ
ンダ室9とを連通するパス(通過路)が断続的に生成さ
れるため、第一シリンダ室8の一部のオイルを第二シリ
ンダ室9に逃がしてオイルピストン10に作用する油圧
を低減することにより、オイルピストン10やハウジン
グ1の破損を防止することができる。しかも、センサー
等を設けずとも、オイルピストン10の後退停止を自動
的に行うことができるという利点もある。
【0050】そして、もう一つの利点としてトリガー3
1の操作性が挙げられる。本実施形態の場合、第三管路
29に対して、切替弁30を第二管路28側からでな
く、第一管路27側から接離させる構成であり、しか
も、切替弁30は、第一管路27内に出退する部分が同
一径に形成されている。即ち、弁を閉じる前は、第一管
路27には油圧がかかっていないため、少ない力でトリ
ガー31の引き操作を行うことができ、弁を閉じた後
は、切替弁30の軸方向(スライド方向)に第一管路2
7の油圧が作用することはないため、弁閉状態を維持す
るためのトリガー31に対する大きな力は必要としない
のである。また、弁を開く際には、第一管路27の油圧
が切替弁30の先端面にも作用するため、切替弁30が
円滑に元位置に復帰することにもなる。
【0051】尚、本発明は、上記実施形態に限定される
ものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲での種々
の変更は可能である。
【0052】例えば、ハウジング1(ハウジング本体2
とキャップ3とが一体であっても別体であってもよ
い)、オイルピストン10(ピストンリング11とピス
トンロッド12とが一体であっても別体であってもよ
い)等の形状等は、本発明の範囲において適宜設計変更
可能である。
【0053】また、上記実施形態においては、常に一定
方向でオイルを送給するポンプ33(例えばプランジャ
ーポンプ)を採用しているため、切替弁30を設けてオ
イルの流路を切り替える必要があるが、例えば一端が第
一シリンダ室8に、他端が第二シリンダ室9に、接続さ
れる管路上にポンプ33を配し、このポンプを停止する
か、あるいは逆回転駆動するなどして、第一シリンダ室
8のオイルを第一管路27を介して排出することが可能
となれば、切替弁30を設ける必要はない。
【0054】さらに、上記実施形態においては、必要最
小限としての油溜まり35を設けているが、この場合、
ポンプ33と第二シリンダ室9とを接続する第二管路2
8の一部又は全部を拡縮自在な材質で構成し、これに油
溜まりの機能を持たせるようにしてもよい。
【0055】
【発明の効果】以上の如く、本発明に係るリベットかし
め工具は、管路が前方側及び後方側のシリンダ室を連絡
するように接続され、オイルが後方側のシリンダ室に充
填される構成であるため、オイルピストンの後退途中に
おいてオイルピストンに対する急激な負荷低下が生じた
場合であっても、後方側のシリンダ室に充填されるオイ
ルがオイルピストンの後退を制動し、従って、オイルピ
ストンとハウジングとが衝突して破損するのを好適に防
止することができる。
【0056】しかも、オイルピストンの制動機構は、管
路を後方側のシリンダ室に接続し、該シリンダ室にオイ
ルを充填するという簡潔な構成であるため、全体的な構
造の簡素化及び低コスト化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示すリベットかしめ工具
の要部断面図を示す。
【図2】同実施形態のリベットかしめ工具の概略図であ
って、(イ)は、定常状態、(ロ)は、オイルピストン
が後退した状態を示す。
【図3】同実施形態のリベットかしめ工具の切替弁の概
略図であって、(イ)は、弁開状態(定常状態)、
(ロ)は、弁閉状態(オイルピストン後退状態)を示
す。
【図4】従来の油圧作動工具の概略図であって、(イ)
は、定常状態、(ロ)は、オイルピストンが後退した状
態を示す。
【符号の説明】
1…ハウジング、2…ハウジング本体、2a…第一段
部、2b…第二段部、2c…第三段部、2d…第四段
部、3…キャップ、4…外装体、4a…内孔、4b…底
部、4c…貫通孔、4d…貫通孔、5…内装体、5a…
軸体、5b…貫通孔、5c…鍔部、7…オイルシリン
ダ、8…第一シリンダ室、9…第二シリンダ室、10…
オイルピストン、11…ピストンリング、11a…貫通
孔、12…ピストンロッド、12a…第一段部、12b
…第二段部、12c…第三段部、12d…第一内孔、1
2e…第二内孔、12f…逃がし溝、12g…鍔部、1
5…バネ、17…チャック機構、18…筒体、19…雌
型テーパ体、20…内装体、21…雄型テーパ体、22
…ケーシング、23…ノーズピース、23a…貫通孔、
26…オイル供給機構、27…第一管路、28…第二管
路、29…第三管路、30…切替弁、31…トリガー、
33…ポンプ、34…モーター、35…油溜まり、A…
グリップ部、B…機構収容部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 オイルシリンダ(7)を有するハウジン
    グ(1)と、オイルシリンダ(7)の前方側から突出す
    るピストンロッド(12)を有して該オイルシリンダ
    (7)内にスライド可能に内挿されるオイルピストン
    (10)と、ピストンロッド(12)の前端に取り付け
    られ、装着されたリベットのピンを把持可能なチャック
    機構(17)と、オイルシリンダ(7)内空間のうち、
    オイルピストン(10)によって区画される前方側のシ
    リンダ室(8)に管路(27,28)を介してオイルを
    送給するオイル送給手段(33)とを備えたリベットか
    しめ工具において、前記管路(27,28)の一端を前
    方側のシリンダ室(8)に接続すると共に、他端を後方
    側のシリンダ室(9)に接続し、且つオイルを両シリン
    ダ室(8,9)及び管路(27,28)に充填するよう
    にしたことを特徴とするリベットかしめ工具。
  2. 【請求項2】 前記後方側のシリンダ室(9)に、前記
    ピストンロッド(12)と等しい断面積を有する部材
    (5a)を配し、前方側のシリンダ室(8)における油
    圧作用断面積と後方側のシリンダ室(9)における油圧
    作用断面積とが等しくなるようにした請求項1記載のリ
    ベットかしめ工具。
  3. 【請求項3】 前記オイルシリンダ(7)の後方側か
    ら、前記ピストンロッド(12)と等しい断面積を有す
    る軸体(5a)をオイルシリンダ(7)の軸方向に沿っ
    て後方側のシリンダ室(9)に突出させる一方、前記オ
    イルピストン(10)に、前記軸体(5a)が内挿され
    る孔(12e)を設けてなる請求項2記載のリベットか
    しめ工具。
  4. 【請求項4】 前記管路(27,28)に、前記オイル
    送給手段(33)を跨ぐようにしてバイパス用の管路
    (29)を接続すると共に、該管路(29)の開閉操作
    を行う弁機構(30,31)を設け、しかも、前記オイ
    ルピストン(10)に対して前方側にバネ付勢するよう
    にした請求項1乃至3の何れかに記載のリベットかしめ
    工具。
  5. 【請求項5】 前記オイルピストン(10)の一部(1
    1)を該オイルピストン(10)のスライド方向に変位
    可能にすると共に、オイルピストン(10)の後退に伴
    って前記一部(11)と当接する部材(4)を後方側の
    シリンダ室(9)に配し、しかも、前記一部(11)が
    変位した際、前方側のシリンダ室(8)と後方側のシリ
    ンダ室(9)とが連通するよう構成されてなる請求項1
    乃至4の何れかに記載のリベットかしめ工具。
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