JP2002292322A - ブームスプレーヤの散布制御装置 - Google Patents

ブームスプレーヤの散布制御装置

Info

Publication number
JP2002292322A
JP2002292322A JP2001100919A JP2001100919A JP2002292322A JP 2002292322 A JP2002292322 A JP 2002292322A JP 2001100919 A JP2001100919 A JP 2001100919A JP 2001100919 A JP2001100919 A JP 2001100919A JP 2002292322 A JP2002292322 A JP 2002292322A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
spray
nozzle
control device
amount
setting
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001100919A
Other languages
English (en)
Inventor
Kiyoaki Minazu
清明 水津
Fumio Kuroiwa
二三男 黒岩
Norihiro Uejima
徳弘 上島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
Original Assignee
Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Iseki and Co Ltd, Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd filed Critical Iseki and Co Ltd
Priority to JP2001100919A priority Critical patent/JP2002292322A/ja
Publication of JP2002292322A publication Critical patent/JP2002292322A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Catching Or Destruction (AREA)
  • Special Spraying Apparatus (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ブームスプレーヤの薬液散布量を簡単に選択
散布する。 【解決手段】 単位面積当りの薬液散布量を単位散布量
として複数設定して散布制御可能のブームスプレーヤに
おいて、散布指定操作により該単位散布量を使用頻度の
順番にディスプレイ1に表示させることを特徴とする散
布制御装置の構成。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、農作物や土壌等
に薬剤(薬液)を散布するブームスプレーヤの散布制御
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】単位面積当りの薬液散布量の選択切換に
はノズルを変更することが多く、不便である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】散布量設定域を広く設
けて、ノズルの変更を少くして、作業性を向上する。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、単位面積当りの薬液散布量を単位散布量として複数
設定して散布制御可能のブームスプレーヤにおいて、散
布指定操作により該単位散布量を使用頻度の順番にディ
スプレイ1に表示させることを特徴とする散布制御装置
の構成とする。
【0005】請求項2に記載の発明は、ノズル定数の切
換を、コントローラ2のジャンパー線乃至コネクタ3を
ショート、又はオープンして行うことを特徴とするブー
ムスプレーヤの散布制御装置の構成とする。請求項3に
記載の発明は、車速に連動して自動的に散布量を変更す
るブームスプレーヤにおいて、予め設定されている車輪
4のスリップ率を設定変更可能に設けたことを特徴とす
る散布制御装置の構成とする。
【0006】請求項4に記載の発明は、薬液を散布制御
する散布制御装置5に、メインキースイッチ6のONー
OFFを検出するキースイッチOFF検出回路7と、こ
のキースイッチ6のOFF前の散布量設定値等の所定項
目を記憶するメモリー8とを設け、次のキースイッチ6
のONによって所定項目をディスプレイ1に表示させる
ことを特徴とするブームスプレーヤの散布制御装置の構
成とする。
【0007】請求項5に記載の発明は、単位散布量とし
て複数設定して散布制御可能のブームスプレーヤにおい
て、各散布量設定値に対してノスル定数設定値を変更可
能に設けたことを特徴とする散布制御装置の構成とす
る。請求項6に記載の発明は、前記ノズル定数の設定
は、所定圧力に対するノズル固有の散布量を入力して行
うことを特徴とするものである。
【0008】請求項7に記載の発明は、前記ノズル定数
の設定は、少量散布ノズルを除く慣行散布ノスルのノズ
ル定数では同一値に設定されることを特徴とするもので
ある。
【0009】
【発明の効果】請求項1に記載の発明は、複数の散布量
が設定されているが、同じ散布量指定操作の繰返しによ
って、この設定散布量が使用頻度の順番にディスプレイ
1に表示されるため、指定操作を簡単にして、操作性を
向上することができる。しかも、ノズルの取換え変更を
要しない。
【0010】請求項2に記載の発明は、噴出圧力に対す
る流量により表わされるノズル定数の切換えは、コント
ローラ2のジャンパー線乃至コネクタ3をショート、又
はオープンして行うため、地域別に異なるノズル定数の
組み合せを選択でき、作業性を向上できる。又、ノズル
組み合せ選択用のコネクタを設けて、該当ノズルのノズ
ル定数により散布量を制御するため、現場での選択、取
付、変更を簡単に行うことができる。
【0011】請求項3に記載の発明は、薬液散布量は車
速に応じて変化されて単位面積当りの散布量を一定に維
持するが、圃場の状態によって車輪4のスリップ率を設
定変更できるため、湿田のようにスリップの多い場所で
の作業では、この適切なスリップ率を設定することによ
って、走行条件に応じた適正な散布量に補正して、一定
の散量を維持させることができ、この補正操作を容易に
し、作業性を向上できる。
【0012】請求項4に記載の発明は、メインキースイ
ッチ6のONによって散布制御装置5を作動させて所定
量の薬液散布を行わせることができる。作業終了時にこ
のメインキースイッチ6をOFFすると、これをキース
イッチOFF検出回路7で検出して、このキースイッチ
6OFF前の散布量設定値等の所定項目をメモリー8に
記憶する。そして、続く次のメインキースイッチ6のO
Nによってこの所定項目がディスプレイ1に表示される
ため、前回作業散布量設定値等を参考にすることができ
る。しかも、自己保持用リレーや、コントローラ用の外
部電源供給端子等が不要で、コスト低減を図り、配線が
簡単で、信頼性を向上でき、組立を簡単化できる。
【0013】請求項5に記載の発明は、薬剤散布は複数
設定の散布量設定値を選択して散布制御させることがで
き、この設定値以外の散布量を散布するときは、ノズル
定数設定値を変更することによって、必要に応じた散布
量を簡単に設定でき、操作性、適応性を向上できる。
【0014】請求項6に記載の発明は、前記ノズル定数
設定値の変更において、市販のノズルを使用する場合
は、この市販ノズルのノズル定数が不明な場合でも、こ
のノズルに記載されている所定圧力に対する流量を入力
すれば、散布制御装置内部でノズル定数が演算されて制
御されるので、作業者は該流量だけ入力すればよい。こ
のためノズルを変更しても簡単にそのノズル定数が変更
でき操作性、作業性を向上できる。
【0015】請求項7に記載の発明は、前記ノズル定数
の設定は、慣行散布ノズルのノズル定数では共通の同一
値に設定されるため、慣行散布ノズルを使用する場合に
限り、各別にノズル定数の設定を要せず設定操作を簡単
化できる。
【0016】
【発明の実施の形態】この発明の一実施例を図面に基づ
いて説明する。乗用形態のトラクタ車体に装着されるブ
ームスプレーヤについて、高床形態の四輪駆動走行の車
体9は、ステアリングハンドル10で操向される前車輪
11と後車輪4を有し、ボンネット12下に搭載のエン
ジン13の駆動で伝動され走行される。運転席14の周
りを囲む形態の薬液タンク15が搭載され、運転席14
下に搭載のポンプPの伝動によって、このタンク15内
の薬液を車体9前部に装着の中央部のセンタブーム16
や、左右両側のサイドブーム17に圧送させて、各ブー
ム16,17に配置のノズル18から噴霧させることが
できる。このブーム16,17はリフトシリンダ19の
伸縮によって昇降される。前部ヒッチ21には所定幅の
センタブーム16が水平状態に取付けられ、この左右に
サイドブーム17が後方へ折畳収納可能に取り付けられ
る。
【0017】前記ブームスプレーヤの散布制御装置5の
コントローラ2及びコントロールパネル23や、手動で
開閉できる各ブーム16,17のブームコックC1,C
2,C3等が、運転席14の右側のアームレストカバー
40内に設けられる。この散布制御装置25の薬液回路
ラインは、タンク15からポンプPに至る汲出ライン2
5と、このポンプPから流量制御弁24に至るポンライ
ン26と、この流量制御弁24から各ブーム16,17
のブームコックC1,C2,C3に至る噴出ライン27
とからなり、ホース等で連結される。
【0018】このポンプライン26には、一定圧以上の
液圧を逃す安全弁28を有したリターンライン29が設
けられて、タンク15に還元できる。又、このタンク1
5底部との間には撹拌ライン30が連結されて、一部の
薬液をタンク15内へ常時噴出還元されて、このタンク
15内の薬液を撹拌する。噴出ライン27には、この液
圧を検出する圧力センサ31と、流量を検出する流量セ
ンサ32が設けられる。又、流量制御弁24は、制御モ
ータ33によって開度を制御される。22は各ブームコ
ック16,17のコックレバー、36はポンプライン2
6に設けられる調圧タンク、39は流量制御弁24の開
閉を検出するポテンショメータ等からなる開閉センサ
で、フィードバック制御するものである。
【0019】コントローラ2の入力側には、車体9のミ
ッションケース等の走行伝動装置から車速を検出する車
速センサ34を設ける。又、前記圧力センサ31、及び
流量センサ32の各検出値を入力する。この他、バッテ
リー35との間のメインキースイッチ6や、コントロー
ルパネル23等に配置の操作スイッチ類37等を入力す
る。7はメインキースイッチ6のON,OFFを検出す
るキースイッチ検出回路、41はコントローラ2の制御
用電源である。
【0020】又、出力側には、前記ポンプPの伝動を入
り切りする電磁クラッチ38や、流量制御弁24を開閉
する制御モータ33、及びコントロールパネル23の液
晶表示形態のディスプレイ1等を出力する。8はノズル
定数設定値等を記憶できる不揮発メモリである。
【0021】このような散布制御装置5では、操作スイ
ッチ類37の操作によって、散布する薬液量を設定する
と、車速センサ34や圧力センサ31の検出値によっ
て、この圧力センサ31の圧力値を基準圧力値として決
定し、流量制御弁24を制御しながら噴出ライン27の
圧力センサ31による検出値を、該基準圧力値に接近す
るように流量制御する。ブームコックC1,C2,C3
等を開いて各ブーム16,17から薬液散布することに
よって、噴出ライン27の液圧が低下すると、圧力セン
サ31による検出によって流量制御弁24が開かれた
り、ポンプPの回転が高められて、噴出ライン27の液
圧を高め、流量センサ32による検出値を一定に維持す
るように制御される。
【0022】このような散布制御中においては、エンジ
ン13の回転が高くなる等によってポンプPの吐出圧が
上昇するときは、安全弁28によってポンプライン26
の内圧が一定に維持されるため、流量制御弁24の開閉
による噴出ライン27の内圧変動を、安全弁28のない
形態に比較して少なくすることができる。
【0023】前記コントロールパネル23には、中央上
部のディスプレイ1の左側に上位から下位に渡って散布
設定48、圧力49、流量50、流量累計51等の表示
部が表わされて、ディスプレイ1の左端部に点灯される
三角マーク44,45,46,47によって、このディ
スプレイ1に表示されるデータ内容が指示される。ディ
スプレイ1の右側には表示切換ボタンスイッチ43が設
けられる。これらの下方には、自動押ボタンスイッチ5
4が設けられ、このONをパイロットランプ55で表示
する。散布設定ボタンスイッチ42、増ボタンスイッチ
52や、減ボタンスイッチ53、リセットスイッチ56
等が配置される。前記操作スイッチ類37としては、表
示切換ボタンスイッチ43、自動押ボタンスイッチ5
4、散布設定ボタンスイッチ42等がある。
【0024】車体9の前部に取付けられる薬液散布ブー
ム16,17のノズル18の噴口形状に応じた選定噴霧
量で散布制御したり、この選定噴霧量を非選定ノズルブ
ームに応じて変更設定することができる。このため、先
ず、散布設定ボタンスイッチ42を左手で押した状態
で、右手で車体9のハンドル10部側のメインキースイ
ッチ6をOFFからONへ操作する。このときエンジン
13は始動しなくてもよいが、コントローラ2の制御回
路には通電される。ここで、左手は散布設定ボタンスイ
ッチ42から離し、右手もメインキースイッチ6から離
す。
【0025】このときディスプレイ1に四桁の数字表わ
れる。これを無視して表示切換ボタンスイッチ43を押
すと、左端部の散布設定48、圧力49、流量50、流
量累計51の各三角マーク44〜47の何れかが点灯さ
れるため、散布設定48の三角マーク44が点灯するよ
うに切換操作する。この表示項目のうち散布設定48
は、散布設定ボタンスイッチ42と重複するため表記を
省略するもよい。
【0026】このように散布設定48の三角マーク44
が点灯されると、散布設定ボタンスイッチ42を押して
散布量を選定する。このとき10アール(反)当たりの
散布量は、予め例えば100,75,50,25(リッ
トル)の四種に設定されているため、この散布設定ボタ
ンスイッチ42を押す毎に順次的に繰返し切換えられ
て、ディスプレイ1に表わされる。このディスプレイ1
に表わされる何れかの値のときこのスイッチ42から手
を離すとホールドされて選定されると、この表示値の量
に応じた薬液散布制御を行うことができる態勢となる。
【0027】しかし、車体9に装着のブーム16,17
が前記予め設定されている何れのノズルにも該当しない
非選定ノズルブームである場合は、次のように設定する
ことができる。この非選定ノズルブームの液圧(例え
ば、10キログラム/平方センチメートル)時のノズル
噴出量(例えば、0.33リットル/分)を調べて、こ
の数値をディスプレイ1に表示させて設定する。
【0028】即ち、前記操作で何れかの既設定散布量を
表示させたのち、増しボタンスイッチ52、又は減ボタ
ンスイッチ53を一回押す。すると、現在のメモリー8
に登録中のノズル噴出量に対応するノズル定数qがディ
スプレイ1に表示される。この登録中のノズル噴出量
は、更に、増、減ボタンスイッチ52,53を押し続け
て該非選定ノズルブームのノズル定数によって変更させ
る。この噴出量がディスプレイ1に表示されると増、減
ボタンスイッチ52,53から手を離す。これにより表
示がホールドされる。ここで、自動押ボタンスイッチ5
4を、1秒間押し続けることによって、表示ホールドさ
れた非選定ノズルブームのノズル噴出量に記憶値を設定
できる。
【0029】ここにおいて、この散布制御装置5では、
単位面積当りの薬液散布量を単位散布量として複数設定
して散布制御可能のブームスプレーヤにおいて、散布指
定操作により該単位散布量を使用頻度の順番にディスプ
レイ1に表示させることを特徴とするもので、これによ
って、複数の散布量が設定されているが、同じ散布量指
定操作の繰返しによって、この設定散布量が使用頻度の
順番にディスプレイ1に表示されるため、指定操作を簡
単にして、操作性を向上することができる。しかも、ノ
ズル18の取換え変更を要しない。
【0030】ここに、各ブーム16,17に配置される
ノズル18の形態や噴出量は、各種の散布、作業条件等
によって異なるが、通常は、霧散布と粒散布、慣行散布
と、少量散布、更には除草剤を散布する場合の除草剤ノ
ズル等に区分して、各々の散布量を決めている。しか
も、これら各ノズルや散布形態を組み合わせて散布作業
することも多い。使用ノズル18乃至使用ノズル18の
組合せによって、ノズル定数qとして所定圧力(10キ
ログラム/平方センチメートル)のもとでの単位面積当
たりの散布量が異なるため、このノズル定数qを基準に
して散布量を設定する。現実にコントローラ2に設定す
るときはZ=(√10)/qとして演算し、入力、記憶
させる。そして、この慣行散布の散布量をできるだけ多
く設定しておくことによって、ブームスプレーヤの生産
出荷時の散布量の設定のままで操作することができる。
【0031】この散布量の設定には、使用頻度の高いも
のから低いものに渡って順次的に設定する。このとき散
布設定ボタンスイッチ42を押す毎にディスプレイ1に
表示される散布量は、この登録されている使用頻度の多
い順番にローリング表示される。
【0032】次に、この散布制御装置は、単位散布量と
して複数設定して散布制御可能のブームスプレーヤにお
いて、各散布量設定値に対してノズル定数qの設定値を
変更可能に設けたことを特徴とする散布制御装置の特徴
とするものであり、これによって、薬剤散布は複数設定
の散布量設定値を選択して散布制御させることができ、
この設定値以外の散布量を散布するときは、ノズル定数
qの設定値を変更することによって、必要に応じた散布
量を簡単に設定でき、操作性適応性を向上できる。
【0033】ここに、前記散布量の設定は、ノズル定数
qのもとに設定される。ノズル18は同一形態乃至同一
組み合せであると同一ノズル定数qを有す。このノズル
定数qの設定範囲は、0.00〜0.99までとし、
増、減ボタンスイッチ52,53による増、減単位は1
回押す毎に0.01とする。この増、減ボタンスイッチ
52,53を押し続けるときは、0.01単位で連続し
て増、又は減変化する。
【0034】このような操作でディスプレイ1に表示さ
れる表示値が、設定しようとするノズル定数qに一致し
たところで、増、減ボタンスイッチ52,53から手を
離せば、その表示がホールドされる。そして、自動押ボ
タンスイッチ54を1秒間押し続けると、この値がメモ
リー8に記憶され、ブザー乃至ランプ55を1秒間ON
し、ディスプレイ1に散布量が表示される。
【0035】このような散布制御装置5では、前記ノズ
ル定数qの設定は、所定圧力に対するノズル18固有の
散布量を入力して行うことを特徴とするものである。こ
れによって、前記ノズル定数qの設定値の変更におい
て、市販のノズルを使用する場合は、この市販ノズルの
ノズル定数が不明な場合でも、このノズルに記載されて
いる所定圧力に対する流量を入力すれば、散布制御装置
内部でノズル定数qが演算されて制御されるので、作業
者は該流量だけ入力すればよい。このためノズル18を
変更しても簡単にそのノズル定数qが変更でき操作性、
作業性を向上できる。
【0036】又、前記ノズル定数qの設定は、少量散布
ノズルを除く慣行散布ノスルのノズル定数qでは同一値
に設定されることを特徴とするものである。これによっ
て、前記ノズル定数qの設定は、慣行散布ノズルのノズ
ル定数qでは共通の同一値に設定されるため、慣行散布
ノズルを使用する場合に限り、各別にノズル定数qの設
定を要せず設定操作を簡単化できる。
【0037】又、薬液を散布制御する散布制御装置5
に、メインキースイッチ6のONーOFFを検出するキ
ースイッチOFF検出回路7と、このキースイッチ6の
OFF前の散布量設定値等の所定項目を記憶するメモリ
ー8とを設け、次のキースイッチ6のONによって所定
項目をディスプレイ1に表示させることを特徴とするも
のである。これによって、メインキースイッチ6のON
によって散布制御装置5を作動させて所定量の薬液散布
を行わせることができる。作業終了時にこのメインキー
スイッチ6をOFFすると、これをキースイッチOFF
検出回路7で検出して、このキースイッチ6OFF前の
散布量設定値等の所定項目をメモリー8に記憶する。そ
して、続く次のメインキースイッチ6のONによってこ
の所定項目がディスプレイ1に表示されるため、前回作
業散布量設定値等を参考にすることができる。しかも、
自己保持用リレーや、コントローラ用の外部電源供給端
子等が不要で、コスト低減を図り、配線が簡単で、信頼
性を向上でき、組立を簡単化できる。
【0038】更に、車速に連動して自動的に散布量を変
更するブームスプレーヤにおいて、予め設定されている
車輪4のスリップ率を設定変更可能に設けたことを特徴
とするものである。これによって、薬液散布量は車速に
応じて変化されて単位面積当りの散布量を一定に維持す
るが、圃場の状態によって車輪4のスリップ率を設定変
更できるため、湿田のようにスリップの多い場所での作
業では、この適切なスリップ率を設定することによっ
て、走行条件に応じた適正な散布量に補正して、一定の
散量を維持させることができ、この補正操作を容易に
し、作業性を向上できる。
【0039】ここに、ディスプレイ1の表示項目として
は、散布設定48、圧力49、流量50、累計流量51
の他に車速がメモリー8に記憶されて、この車速も前記
同様の操作によってディスプレイ1に表示できる。これ
ら各表示項目は、前記設定操作と同様にして記憶される
が、同一ノズル定数qのもとに異なる散布量(例えば、
慣行される50〜100リットルの使用域内での50,
75,100リットル等の適数散布量)を設定しておく
ときは、同一ノズル定数qのもとにおける異なる散布量
の設定が簡単、容易である。
【0040】又、車速によって散布量は異なるため、前
記操作と同様にして車輪4のスリップ率を圃場の条件等
に応じて適宜設定変更できる。表示切換スイッチ43で
いずれの表示項目の三角マーク44〜47も点灯しない
状態にするとSLの点灯表示としてスリップ率設定モー
ドに入る。現在の設定値が表示されるので増、減ボタン
スイッチ52,53により所望の値に設定することがで
きる。
【0041】次に、散布制御装置5では、ノズル定数q
の切換を、コントローラ2のジャンパー線乃至コネクタ
3をショート、又はオープンして行うことを特徴とする
ものである。これによって、噴出圧力に対する流量によ
り表わされるノズル定数qの切換えは、コントローラ2
のジャンパー線乃至コネクタ3をショート、又はオープ
ンして行うため、地域別に異なるノズル定数qの組み合
せを選択でき、作業性を向上できる。又、ノズル18組
み合せ選択用のコネクタ3を設けて、該当ノズル18の
ノズル定数qにより散布量を制御するため、現場での選
択、取付、変更を簡単に行うことができる。
【0042】ここに、工場における出荷時のノズル18
の種類組み合せを、例えば、北海道では、(慣行散布ノ
ズル)+(少量粒状散布ノズル)+(除草剤散布ノズ
ル)とし、北海道以外の内地では、(慣行散布ノズル)
+(少量霧状散布ノズル)+(除草剤散布ノズル)とす
る場合に、組み合せの相異は、少量散布ノズルが霧状散
布か粒状散布かにある。この選択は前記ノズル18の設
定のための操作スイッチ類37の入力端子のコネクタ3
のショートにより内地用とし、コネクタ3のオープンに
より北海道用とするように選択することができる。又、
この場合に少量散布以外の慣行散布ノズルや除草剤散布
ノズルは、各々同一のノズル定数qとして設定してい
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】散布制御装置のブロック図。
【図2】その一部の配線図。
【図3】コントロールパネル部の平面図。
【図4】ブームスプレーヤの平面図。
【図5】その側面図。
【図6】散布制御装置部の側面図。
【符号の説明】
1 ディスプレイ 2 コントローラ 3 コネクタ 4 車輪 5 散布制御装置 6 メインキースイッチ 7 キースイッチ検出回路 8 メモリー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2B121 CB03 CB24 CB33 CB47 4D074 AA05 BB06 CC04 CC24 CC57

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 単位面積当りの薬液散布量を単位散布量
    として複数設定して散布制御可能のブームスプレーヤに
    おいて、散布指定操作により該単位散布量を使用頻度の
    順番にディスプレイ1に表示させることを特徴とする散
    布制御装置。
  2. 【請求項2】 ノズル定数の切換を、コントローラ2の
    ジャンパー線乃至コネクタ3をショート、又はオープン
    して行うことを特徴とするブームスプレーヤの散布制御
    装置。
  3. 【請求項3】 車速に連動して自動的に散布量を変更す
    るブームスプレーヤにおいて、予め設定されている車輪
    4のスリップ率を設定変更可能に設けたことを特徴とす
    る散布制御装置。
  4. 【請求項4】 薬液を散布制御する散布制御装置5に、
    メインキースイッチ6のONーOFFを検出するキース
    イッチOFF検出回路7と、このキースイッチ6のOF
    F前の散布量設定値等の所定項目を記憶するメモリー8
    とを設け、次のキースイッチ6のONによって所定項目
    をディスプレイ1に表示させることを特徴とするブーム
    スプレーヤの散布制御装置。
  5. 【請求項5】 単位散布量として複数設定して散布制御
    可能のブームスプレーヤにおいて、各散布量設定値に対
    してノスル定数設定値を変更可能に設けたことを特徴と
    する散布制御装置。
  6. 【請求項6】 前記ノズル定数の設定は、所定圧力に対
    するノズル固有の散布量を入力して行うことを特徴とす
    る請求項5に記載のブームスプレーヤの散布制御装置。
  7. 【請求項7】 前記ノズル定数の設定は、少量散布ノズ
    ルを除く慣行散布ノスルのノズル定数では同一値に設定
    されることを特徴とする請求項5に記載のブームスプレ
    ーヤの散布制御装置。
JP2001100919A 2001-03-30 2001-03-30 ブームスプレーヤの散布制御装置 Pending JP2002292322A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001100919A JP2002292322A (ja) 2001-03-30 2001-03-30 ブームスプレーヤの散布制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001100919A JP2002292322A (ja) 2001-03-30 2001-03-30 ブームスプレーヤの散布制御装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002292322A true JP2002292322A (ja) 2002-10-08

Family

ID=18954309

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001100919A Pending JP2002292322A (ja) 2001-03-30 2001-03-30 ブームスプレーヤの散布制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002292322A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006020507A (ja) * 2004-07-06 2006-01-26 National Agriculture & Bio-Oriented Research Organization 施肥機
JP2008029284A (ja) * 2006-07-31 2008-02-14 Iseki & Co Ltd 防除機の薬液散布装置
JP2008178819A (ja) * 2007-01-25 2008-08-07 Maruyama Mfg Co Ltd 薬剤散布制御装置
JP2013121330A (ja) * 2011-12-09 2013-06-20 Iseki & Co Ltd 薬剤散布作業車

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006020507A (ja) * 2004-07-06 2006-01-26 National Agriculture & Bio-Oriented Research Organization 施肥機
JP2008029284A (ja) * 2006-07-31 2008-02-14 Iseki & Co Ltd 防除機の薬液散布装置
JP2008178819A (ja) * 2007-01-25 2008-08-07 Maruyama Mfg Co Ltd 薬剤散布制御装置
JP2013121330A (ja) * 2011-12-09 2013-06-20 Iseki & Co Ltd 薬剤散布作業車

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7896258B2 (en) Speed based fluid control for dust reduction in the mining industry having gui user-interface
EP3173277B1 (en) Work vehicle
US11774958B2 (en) Vehicle control by a remote operator
US5478013A (en) Device for monitoring an agricultural spraying implement
JP6224540B2 (ja) 作業車輌
JP2012060899A (ja) 自走型防除機
JP2005161221A (ja) ブームスプレーヤの散布制御装置
JP2002292322A (ja) ブームスプレーヤの散布制御装置
CA3134593A1 (en) Agricultural sprayer control system and method
JP5434071B2 (ja) 自走型除草機
JP7070492B2 (ja) 散布作業車
JP2008079530A (ja) 防除機の薬液散布装置
JP2003088783A (ja) ブームスプレーヤの散布制御装置
JP4524900B2 (ja) 薬液散布車の噴霧装置
JP4362678B2 (ja) 薬液散布作業車の薬液散布制御装置
JP6234895B2 (ja) 作業車輌
JP2008104418A (ja) 自走型防除機
JP4507427B2 (ja) 乗用管理機の薬液散布制御装置
JP2002035662A (ja) 薬剤散布量制御装置
JP3577762B2 (ja) 移動農機の四輪操舵装置
JP2008029284A (ja) 防除機の薬液散布装置
JP2023090349A (ja) 特装車
JP2023090282A (ja) 特装車
JP2023088660A (ja) 薬剤散布車
JP4506013B2 (ja) 乗用管理機