JP2002292162A - 替刃式剃刀のホルダ - Google Patents

替刃式剃刀のホルダ

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JP2002292162A JP2001103558A JP2001103558A JP2002292162A JP 2002292162 A JP2002292162 A JP 2002292162A JP 2001103558 A JP2001103558 A JP 2001103558A JP 2001103558 A JP2001103558 A JP 2001103558A JP 2002292162 A JP2002292162 A JP 2002292162A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 替刃の挿入開始が容易で替刃の挿入操作を円
滑に行うことができる替刃式剃刀のホルダを提供する。 【解決手段】 替刃式剃刀のホルダは、先端部に固定挟
持部22を有するホルダ本体20と、ホルダ本体20に
対向する回動挟持部とから主に構成されている。固定挟
持部22及び回動挟持部には、替刃が挟持される第1替
刃挟持部及び第2替刃挟持部がそれぞれ形成されてい
る。また、固定挟持部22と回動挟持部との間には、挿
入空間が形成されている。第1替刃挟持部及び第2替刃
挟持部には、替刃の両側面に対応して湾曲状に膨出して
形成された内面を有する第1突出部25及び第2突出部
がそれぞれ形成されている。第1突出部25及び第2突
出部の先端部の上部端縁には、第1誘導凹部27及び第
2誘導凹部が凹設されている。そして、ホルダの端部に
替刃を取付けるときには、替刃の基端部の上端部を、挿
入空間に誘導するようになっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、理容室において顔
剃り等に使用される替刃式剃刀のホルダに関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の替刃式剃刀のホルダは、
その端部に替刃が着脱可能に取付けられるようになって
いる。このホルダは、端部に固定挟持部を有するホルダ
本体と、固定挟持部に取付けられる回動支持軸により、
固定挟持部に回動可能に取付けられる回動挟持部とから
主に構成されている。固定挟持部の一側の内面には、付
勢部材としての板ばねが取付けられている。この板ばね
は、固定挟持部の他側の先端縁と回動挟持部の他側の先
端縁とが係合するように、回動挟持部の一側の内面を常
に強く付勢するようになっている。このため、固定挟持
部の他側と回動挟持部の他側との間に替刃を挿入する挿
入空間が設けられるとともに、固定挟持部の他側の先端
縁と回動挟持部の他側の先端縁との間は、常には閉じる
ようになっている。
【0003】そして、ホルダの端部に替刃を取付けると
きには、ホルダの先端部を替刃の基端部に触接させて、
替刃の基端部をホルダの挿入空間内に挿入する。次に、
ホルダの先端部を替刃の先端部に向かって移動させる。
このとき、替刃は、固定挟持部の他側と回動挟持部の他
側とによって、挿入空間内で挟持される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、この従来の
替刃式剃刀のホルダは、挿入空間の幅が狭い。このた
め、ホルダの先端部を替刃の基端部に触接させて、替刃
の基端部をホルダの挿入空間内に挿入するときには、替
刃の基端縁がホルダの固定挟持部又は回動挟持部の先端
縁に引掛かり、替刃の基端部をホルダの挿入空間内に挿
入するのが困難である。よって、ホルダの端部に替刃を
取付けるのが困難になるという問題があった。
【0005】本発明は、上記のような従来技術に存在す
る問題点に着目してなされたものである。その目的とす
るところは、替刃の挿入開始が容易で替刃の挿入操作を
円滑に行うことができる替刃式剃刀のホルダを提供する
ことにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1に記載の発明の替刃式剃刀のホルダは、
ホルダ本体と、ホルダ本体に取付けられ、替刃を挟持す
る挟持部とを備え、挟持部の内側には、替刃を挿入する
ための挿入空間が形成されるとともに、替刃を挿入空間
へ誘導する誘導凹部が互いに対向するように凹設されて
いるものである。
【0007】請求項2に記載の発明の替刃式剃刀のホル
ダは、請求項1に記載の発明において、前記挟持部は、
ホルダ本体に設けられた固定挟持部と、固定挟持部に取
付けられる回動支持軸により、固定挟持部に回動可能に
取付けられる回動挟持部と、固定挟持部の一側の内面と
回動挟持部の一側の内面との間に配設され、回動挟持部
の他側が固定挟持部の他側の方向に回動するように、回
動挟持部の一側の内面を常に付勢し、固定挟持部の他側
と回動挟持部の他側との間に替刃を挟持する付勢部材と
から構成され、固定挟持部の他側と回動挟持部の他側と
の間には、替刃を挿入するための挿入空間が形成され、
固定挟持部の先端の内面及び回動挟持部の先端の内面に
は、替刃を挿入空間へ誘導する誘導凹部が互いに対向す
るように凹設されているものである。
【0008】請求項3に記載の発明の替刃式剃刀のホル
ダは、請求項1又は請求項2に記載の発明において、前
記誘導凹部の底面は、端部に向かうに従い内方に向かっ
て延びるように傾斜する傾斜状に形成されているもので
ある。
【0009】請求項4に記載の発明の替刃式剃刀のホル
ダは、請求項2又は請求項3に記載の発明において、前
記固定挟持部と前記回動挟持部との間には、固定挟持部
の他側と回動挟持部の他側との間を常に離間し、固定挟
持部の他側と回動挟持部の他側との間に間隙を形成し、
その間隙に替刃を挿入するための規制部が、回動支持軸
よりも他側側に設けられているものである。
【0010】請求項5に記載の発明の替刃式剃刀のホル
ダは、請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の発
明において、前記替刃の端部は、端部に向かうに従い内
方に向かって延びるように傾斜する傾斜状に形成されて
いるものである。
【0011】
【発明の実施の形態】(第1の実施形態)以下、本発明
の第1の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
【0012】図4に示すように、替刃式剃刀11は、第
1の実施形態のホルダ12と、ホルダ12の端部に着脱
可能に取付けられる替刃13とから構成されている。ホ
ルダ12は、細長板状に形成されている。図3(b)に
示すように、替刃13は、細長四角形の薄板状をなす刃
体14と、刃体14の上部を包持する背金15とから構
成されている。この替刃13は、複数枚がセットになっ
て図示しない収納ケース内に収納されている。
【0013】図2及び図3(b)に示すように、背金1
5の基端部及び先端部の両側面には、端部に向かうに従
い内方へ傾斜する第1誘導面16がそれぞれ形成されて
いる。また、背金15の上部には、正面略門状をなし、
刃体14の両側面から外方に離間して位置するととも
に、背金15の基端側から先端側に膨出して延びる湾曲
部17が設けられている。背金15の中央部には、刃体
14の両側面に対して湾曲部17の最大離間部よりも内
方に近接して位置するとともに、背金15の基端側から
先端側に延びる凹曲部18が凹設されている。背金15
の下部には、刃体14の両側面に対して凹曲部18の最
小離間部よりも外方に離間して位置するとともに、湾曲
部17の最大離間部よりも内方に近接して位置し、背金
15の基端側から先端側に延びる凸曲部19が膨出形成
されている。刃体14は、背金15の内側に配設され、
背金15の先端縁によって挟持されている。
【0014】図5に示すように、ホルダ12は、側面略
長方形状のホルダ本体20と、そのホルダ本体20に対
向する側面略長方形状の回動挟持部21とから主に構成
されている。ホルダ本体20の先端部には、側面略長方
形状の固定挟持部22が形成され、ホルダ本体20の中
央部には、この替刃式剃刀11を使用するときに把持さ
れる把持部23が形成されている。
【0015】図1、図3(a)及び図5に示すように、
固定挟持部22には、中央部近傍から下部端縁にかけ
て、替刃13が位置決めされつつ挟持される第1替刃挟
持部24が形成されている。第1替刃挟持部24の下部
近傍には、第1替刃挟持部24の基端側から先端側に延
びる第1突出部25が突設されている。この第1突出部
25の内面は、替刃13の凹曲部18の外面に対応する
ように、湾曲状に膨出して形成されている。第1替刃挟
持部24の上部には、第1替刃挟持部24の基端側から
先端側に延びる側面略長方形状の第1凹部26が凹設さ
れている。
【0016】第1突出部25の先端部の上部端縁には、
誘導凹部としての側面長方形状をなす第1誘導凹部27
が凹設されている。第1誘導凹部27は、内方及び上方
に向かって開口し、第1誘導凹部27の底面としての第
1底面28は、端部に向かうに従い内方に向かって延び
るように傾斜する傾斜状に形成されている。
【0017】第1替刃挟持部24の最上部には、第1替
刃挟持部24の基端側から先端側に延びる規制部として
の細長い四角柱状をなす第1規制凸部29が突設されて
いる。固定挟持部22の中央部には、固定挟持部22の
基端側から先端側に延びる正面半円状の第1ガイド溝3
0が凹設されている。
【0018】図1及び図5に示すように、この第1ガイ
ド溝30の基端部及び先端部には、円筒状の第1支持筒
31及び第2支持筒32がそれぞれ設けられている。第
2支持筒32の長さは、基端部の第1支持筒31の長さ
よりも短く形成されるとともに、第2支持筒32の中心
軸は、第1支持筒31の中心軸の延長線上に位置するよ
うに構成されている。
【0019】固定挟持部22の上部中央には、付勢部材
としての板ばね33を取付けるための側面略長方形状を
なすばね装着部34が凹設されている。ばね装着部34
の中央には、円柱状のばね装着突起35が突設されてい
る。ばね装着部34の基端側及び先端側の端部には、回
動挟持部21が固定挟持部22に取付けられるときに、
板ばね33の過大な変形を抑制するための側面略三角形
状をなす変形抑制部36が、それぞれ凹設されている。
【0020】固定挟持部22の基端部には、固定挟持部
22に対して直交方向に延びる内壁37が形成されてい
る。固定挟持部22の先端部には、第1規制凸部29の
底面から第1替刃挟持部24の下部端縁にかけて、端部
に向かうに従い外方へ傾斜する第2誘導面38が形成さ
れている。
【0021】図3(a)、図3(b)及び図5に示すよ
うに、板ばね33は平面略M字状に形成され、この板ば
ね33の基端部及び先端部には、山型片39がそれぞれ
形成されている。板ばね33の中央には、円孔状の装着
孔40が貫通形成されている。そして、板ばね33の装
着孔40をばね装着部34のばね装着突起35に嵌挿し
た後に、円環状の係止座金41をばね装着突起35に嵌
挿することにより、板ばね33は、ばね装着部34に遊
動自在に取付けられるようになっている。このとき、板
ばね33の基端側及び先端側の山型片39は、ばね装着
部34からそれぞれ突出するように構成されている。
【0022】回動挟持部21には、中央部近傍から下部
端縁にかけて、替刃13が位置決めされつつ挟持される
第2替刃挟持部42が形成されている。第2替刃挟持部
42の下部近傍には、第2替刃挟持部42の基端側から
先端側に延びる第2突出部43が形成されている。この
第2突出部43の内面は、替刃13の凹曲部18の外面
に対応するように、湾曲状に膨出されている。第2替刃
挟持部42の上部には、第2替刃挟持部42の基端側か
ら先端側に延びる側面略長方形状の第2凹部44が凹設
されている。
【0023】第2突出部43の先端部に上部端縁には、
誘導凹部としての側面略長方形状をなす第2誘導凹部4
5が凹設されている。第2誘導凹部45は、内方及び上
方に向かって開口し、第2誘導凹部45の底面としての
第2底面46は、端部に向かうに従い内方に向かって延
びるように傾斜する傾斜状に形成されている。
【0024】第2替刃挟持部42の最上部には、第2替
刃挟持部42の基端側から先端側に延びる規制部として
の細長い四角柱状をなす第2規制凸部47が突設されて
いる。そして、ホルダ12において、第1替刃挟持部2
4と第2替刃挟持部42との間には、替刃13が挿入さ
れる挿入空間48が形成されている。第1突出部25の
内面と第2突出部43の内面との間の距離は、替刃13
の凹曲部18の幅よりも小さくなるように設定されてい
る。具体的には、約30%小さくなるように設定されて
いる。
【0025】また、第2規制凸部47が第1規制凸部2
9に当接することにより、第1替刃挟持部24の下端縁
と第2替刃挟持部42の下端縁とが離間し、第1替刃挟
持部24の下端縁と第2替刃挟持部42の下端縁との間
には、間隙49が形成されている。なお、第2規制凸部
47は、間隙49の中央を通る平面上で第1規制凸部2
9に当接するように構成されている。
【0026】回動挟持部21の中央部には、回動挟持部
21の基端側から先端側に延びる正面半円状の第2ガイ
ド溝50が凹設されている。図5に示すように、この第
2ガイド溝50の基端部及び先端部には、円筒状の第3
支持筒51及び第4支持筒52が、同じ長さで同一線上
にそれぞれ設けられている。
【0027】そして、回動挟持部21が固定挟持部22
に取付けられるときには、第3支持筒51及び第4支持
筒52の基端側の端面が、第1支持筒31及び第2支持
筒32の先端側の端面にそれぞれ係合するようになって
いる。
【0028】第3支持筒51及び第4支持筒52には、
回動支持軸としての円柱状をなす第1回動支持軸53及
び第2回動支持軸54がそれぞれ取付けられている。第
1回動支持軸53及び第2回動支持軸54の基端側の端
部は、第3支持筒51及び第4支持筒52の基端側の端
面から基端側の方向に向けて突出するように構成されて
いる。第1回動支持軸53及び第2回動支持軸54の外
径は、第1支持筒31及び第2支持筒32の内径よりも
若干小さく形成されるとともに、第2回動支持軸54の
端部には、第2回動支持軸54が第2支持筒32に確実
に係止されるための略円環状の係止部55が突出形成さ
れている。
【0029】そして、回動挟持部21が固定挟持部22
に取付けられるときには、第1回動支持軸53及び第2
回動支持軸54が第1支持筒31及び第2支持筒32内
に嵌挿されるとともに、第2回動支持軸54の係止部5
5の端部が第2支持筒32の基端側の端面に係合するよ
うになっている。
【0030】回動挟持部21の上部には、回動挟持部2
1の基端側から先端側に延びる正面略長方形状のばね受
け部56が凹設されている。ばね受け部56の中央に
は、平面略台形状の係合凸部57が突設されている。そ
して、回動挟持部21が固定挟持部22に取付けられる
ときには、板ばね33の先端側の山型片39がばね受け
部56の先端側を付勢するようになっている。一方、板
ばね33の基端側の山型片39は、ばね受け部56にお
いて、係合凸部57よりも基端側を付勢するようになっ
ている。
【0031】回動挟持部21の先端部には、第2規制凸
部47の底面から第2替刃挟持部42の下部端縁にかけ
て、端部に向かうに従い外方へ傾斜する第3誘導面58
が形成されている。そして、替刃13がホルダ12の端
部に取付けられるときには、第2誘導面38及び第3誘
導面58が、替刃13を挿入空間48及び間隙49内に
誘導するようになっている。
【0032】次に、上記のように構成された替刃式剃刀
のホルダ12の作用を説明する。さて、回動挟持部21
を固定挟持部22に取付けるときには、板ばね33の付
勢力に抗して、第2規制凸部47を第1規制凸部29に
当接させるとともに、第1回動支持軸53及び第2回動
支持軸54を第1支持筒31及び第2支持筒32に嵌挿
する。次に、第3支持筒51及び第4支持筒52の基端
側の端面が第1支持筒31及び第2支持筒32の先端側
の端面にそれぞれ係合するまで、回動挟持部21を基端
側の方向に摺動させることにより、回動挟持部21は固
定挟持部22に回動可能に取付けられる。
【0033】このとき、図3(a)に示すように、回動
挟持部21のばね受け部56は、板ばね33により、回
動挟持部21の第2突出部43が固定挟持部22の第1
突出部25の方向に回動するように常に付勢される。
【0034】また、第1替刃挟持部24と第2替刃挟持
部42との間には、替刃13が挿入される挿入空間48
が形成される。さらに、第2規制凸部47が第1規制凸
部29に当接することにより、第1替刃挟持部24の下
端縁と第2替刃挟持部42の下端縁とが離間し、第1替
刃挟持部24の下端縁と第2替刃挟持部42の下端縁と
の間には、間隙49が形成される。
【0035】ホルダ12の端部に替刃13を取付けると
きには、図2に示すように、ホルダ12の把持部23を
手で握り、ホルダ12の先端部を収納ケース内に収納さ
れている替刃13の基端部に触接させる。このとき、替
刃13の基端部の第1誘導面16がホルダ12の第2誘
導面38及び第3誘導面58に係合する。
【0036】このため、替刃13の基端部の上端部は、
ホルダ12の挿入空間48の先端部に容易に誘導される
とともに、第1誘導凹部27及び第2誘導凹部45によ
り、挿入空間48内に誘導される。よって、第1規制凸
部29の先端部及び第2規制凸部47の先端部は、替刃
13の上部にそれぞれ係合する。
【0037】この状態で、第1規制凸部29の先端部と
第2規制凸部47の先端部とを支点として、ホルダ12
の基端部を下方へ回動すると、替刃13の基端部は、第
1誘導凹部27の第1底面28及び第2誘導凹部45の
第2底面46に係合しつつ、ホルダ12の挿入空間48
及び間隙49内に挿入される。
【0038】このとき、第1誘導凹部27の第1底面2
8及び第2誘導凹部45の第2底面46は、端部に向か
うに従い内方に向かって延びるように傾斜する傾斜状に
それぞれ形成されているため、替刃13の基端部は、第
1底面28及び第2底面46に沿って、挿入空間48及
び間隙49内に誘導される。
【0039】また、図3(b)に示すように、第2突出
部43が替刃13の凹曲部18によって押圧されるため
に、回動挟持部21の上部は、板ばね33の付勢力に抗
して、固定挟持部22の上部の方向に回動される。この
ため、第1規制凸部29と第2規制凸部47との係合は
解除される。
【0040】次いで、ホルダ12の先端部を替刃13の
先端部に向かって移動させると、替刃13は第1替刃挟
持部24及び第2替刃挟持部42によって挟持されつ
つ、ホルダ12の基端側に向かってホルダ12内を摺動
する。このとき、第1替刃挟持部24の下端縁と第2替
刃挟持部42の下端縁との間には、間隙49が形成され
ているため、替刃13は、間隙49を通って抵抗なく挿
入される。
【0041】そして、図4に示すように、替刃13の基
端部がホルダ本体20の内壁37に当接するまで、ホル
ダ12の先端部を替刃13の先端部に向かって移動させ
る。このとき、替刃13の凹曲部18が固定挟持部22
の第1突出部25及び回動挟持部21の第2突出部43
によって強固に挟持されるため、替刃13はホルダ12
の端部に強固に取付けられる。
【0042】以上詳述した第1の実施形態によれば、次
のような効果が発揮される。・ 第1の実施形態の替刃
式剃刀のホルダ12においては、第1突出部25及び第
2突出部43の先端部の上部端縁には、第1誘導凹部2
7及び第2誘導凹部45がそれぞれ凹設されている。こ
のため、ホルダ12の端部に替刃13を取付けるときに
は、替刃13の端部をホルダ12の挿入空間48内に誘
導することができる。よって、替刃13の挿入空間48
への挿入開始を容易にすることができる。
【0043】・ 第1の実施形態の替刃式剃刀のホルダ
12においては、第1誘導凹部27の第1底面28及び
第2誘導凹部45の第2底面46は、端部に向かうに従
い内方に向かって延びるように傾斜する傾斜状に形成さ
れている。このため、第1規制凸部29の先端部と第2
規制凸部47の先端部とを支点として、ホルダ12の基
端部を下方へ回動するときには、替刃13の端部をホル
ダ12の挿入空間48及び間隙49内に容易に挿入する
ことができる。よって、替刃13の挿入操作を円滑に行
うことができる。
【0044】・ 第1の実施形態の替刃式剃刀のホルダ
12においては、背金15の基端部及び先端部には、端
部に向かうに従い内方に向かって延びるように傾斜する
第1誘導面16がそれぞれ形成されている。このため、
ホルダ12の端部に替刃13を取付けるときには、替刃
13の基端部の上端部を、ホルダ12の挿入空間48の
先端部に容易に誘導することができる。(第2の実施形
態)次に、本発明の第2の実施形態を図面に基づいて詳
細に説明する。なお、第2の実施形態については、第1
の実施形態と異なる点を中心に説明する。
【0045】図6及び図7(a)に示すように、第2の
実施形態のホルダ12は、側面略長方形状のホルダ本体
20と、そのホルダ本体20の先端部に形成された断面
略コ字状をなす挟持部59とから構成されている。一
方、図7(b)に示すように、替刃13は、細長四角形
の薄板状をなす刃体14と、刃体14の上部を挟持する
背金15とから構成されている。この替刃13は、複数
枚がセットになって図示しない収納ケース内に収納され
ている。
【0046】背金15は、上部から下端縁にかけて、下
端縁に向かうに従い内方へ傾斜する傾斜状に形成されて
いる。そして、刃体14は背金15の内側に配設され、
背金15の先端縁によって挟持されている。また、背金
15の基端部及び先端部の両側面には、端部に向かうに
従い内方へ傾斜する第1誘導面16がそれぞれ形成され
ている。
【0047】図7(a)及び図7(b)に示すように、
挟持部59には、替刃13が位置決めされつつ挟持され
る第3替刃挟持部60が2箇所に形成されている。これ
ら第3替刃挟持部60は、替刃13の外面に対応して、
下部に向かうに従い内方に向かって傾斜するようにそれ
ぞれ構成されている。そして、ホルダ12の端部に替刃
13を取付けたときには、これら第3替刃挟持部60
が、替刃13をそれぞれ挟持するようになっている。
【0048】これら第3替刃挟持部60の間には、替刃
13が挿入される挿入空間48が形成されている。ま
た、これら第3替刃挟持部60の下端縁は、互いに離間
するように構成され、第3替刃挟持部60の間には、間
隙49が形成されている。
【0049】図6及び図7(a)に示すように、第3替
刃挟持部60の先端部の上部端縁には、誘導凹部として
の側面長方形状をなす第3誘導凹部61がそれぞれ凹設
されている。第3誘導凹部61は、内方及び上方に向か
って開口し、第3誘導凹部61の底面としての第3底面
62は、端部に向かうに従い内方に向かって延びるよう
に傾斜する傾斜状にそれぞれ形成されている。
【0050】従って、この第2の実施形態のホルダ12
においても、前述した第1の実施形態と同様に、替刃1
3の挿入開始が容易で替刃13の挿入操作を円滑に行う
ことができる。
【0051】なお、前記実施形態を次のように変更して
構成することもできる。・ 前記第1の実施形態の替刃
式剃刀のホルダ12において、前記第1誘導凹部27及
び第2誘導凹部45を、第1突出部25及び第2突出部
43の先端部全体にそれぞれ凹設してもよい。このよう
に構成した場合は、ホルダ12の端部に替刃13を取付
けるときには、替刃13の端部をホルダ12の挿入空間
48内に容易に誘導することができる。よって、替刃1
3の挿入空間48への挿入開始をより容易にすることが
できる。
【0052】・ 前記第1の実施形態の替刃式剃刀のホ
ルダ12において、前記第1誘導凹部27及び第2誘導
凹部45を、側面略円状や三角形状等の形状に変えても
よい。このように構成した場合も、ホルダ12の端部に
替刃13を取付けるときには、替刃13の端部をホルダ
12の挿入空間48内に誘導することができる。よっ
て、替刃13の挿入空間48への挿入開始を容易にする
ことができる。
【0053】次に、前記実施形態から把握できる技術的
思想について以下に記載する。・ 前記各誘導凹部の底
面は、内方に向かうに従い拡幅する略V字状に形成され
ている請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の替
刃式剃刀のホルダ。この構成によれば、替刃の端部をホ
ルダの挿入空間内に容易に誘導することができる。
【0054】・ 前記規制部は、前記固定挟持部の内面
及び前記回動挟持部の内面にそれぞれ互いに対向して突
設された規制凸部から構成され、これら規制凸部の先端
面は、前記間隙の中央を通る平面上で当接するように構
成されている請求項4に記載の替刃式剃刀のホルダ。こ
の構成によれば、間隙をより容易に形成することができ
る。
【0055】
【発明の効果】本発明は、以上のように構成されている
ため、次のような効果を奏する。請求項1に記載の発明
の替刃式剃刀のホルダによれば、替刃の挿入開始が容易
で替刃の挿入操作を円滑に行うことができる。
【0056】請求項2に記載の発明の替刃式剃刀のホル
ダによれば、請求項1に記載の発明の効果に加え、替刃
を確実に取付けることができる。請求項3に記載の発明
の替刃式剃刀のホルダによれば、請求項1又は請求項2
に記載の発明の効果に加え、ホルダの端部に替刃をより
容易に取付けることができる。
【0057】請求項4に記載の発明の替刃式剃刀のホル
ダによれば、請求項2又は請求項3に記載の発明の効果
に加え、替刃を容易かつ確実に取付けることができる。
請求項5に記載の発明の替刃式剃刀のホルダによれば、
請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の発明の効
果に加え、ホルダの端部に替刃をさらに容易に取付ける
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1の実施形態における固定挟持部を示す要
部側面図。
【図2】 図示しない収納ケース内にある替刃の基端部
に替刃式剃刀のホルダの先端部が触接した状態を示す一
部破断側面図。
【図3】 (a)は替刃式剃刀のホルダを示す一部破断
正面図。(b)は替刃式剃刀のホルダに替刃を取付けた
状態を示す一部破断正面図。
【図4】 替刃式剃刀を示す一部斜視図。
【図5】 替刃式剃刀のホルダを示す分解斜視図。
【図6】 第2の実施形態における挟持部を示す一部破
断側面図。
【図7】 (a)は替刃式剃刀のホルダを示す正面図。
(b)は替刃式剃刀のホルダに替刃を取付けた状態を示
す正面図。
【符号の説明】
12…ホルダ、13…替刃、20…ホルダ本体、21…
挟持部としての回動挟持部、22…挟持部としての固定
挟持部、27…誘導凹部としての第1誘導凹部、28…
底面としての第1底面、29…規制部としての第1規制
凸部、33…付勢部材としての板ばね、45…誘導凹部
としての第2誘導凹部、46…底面としての第2底面、
47…規制部としての第2規制凸部、48…挿入空間、
49…間隙、53…回動支持軸としての第1回動支持
軸、54…回動支持軸としての第2回動支持軸、59…
挟持部、61…誘導凹部としての第3誘導凹部、62…
底面としての第3底面。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ホルダ本体と、ホルダ本体に取付けら
    れ、替刃を挟持する挟持部とを備え、 挟持部の内側には、替刃を挿入するための挿入空間が形
    成されるとともに、替刃を挿入空間へ誘導する誘導凹部
    が互いに対向するように凹設されていることを特徴とす
    る替刃式剃刀のホルダ。
  2. 【請求項2】 前記挟持部は、ホルダ本体に設けられた
    固定挟持部と、固定挟持部に取付けられる回動支持軸に
    より、固定挟持部に回動可能に取付けられる回動挟持部
    と、固定挟持部の一側の内面と回動挟持部の一側の内面
    との間に配設され、回動挟持部の他側が固定挟持部の他
    側の方向に回動するように、回動挟持部の一側の内面を
    常に付勢し、固定挟持部の他側と回動挟持部の他側との
    間に替刃を挟持する付勢部材とから構成され、固定挟持
    部の他側と回動挟持部の他側との間には、替刃を挿入す
    るための挿入空間が形成され、固定挟持部の先端の内面
    及び回動挟持部の先端の内面には、替刃を挿入空間へ誘
    導する誘導凹部が互いに対向するように凹設されている
    請求項1に記載の替刃式剃刀のホルダ。
  3. 【請求項3】 前記誘導凹部の底面は、端部に向かうに
    従い内方に向かって延びるように傾斜する傾斜状に形成
    されている請求項1又は請求項2に記載の替刃式剃刀の
    ホルダ。
  4. 【請求項4】 前記固定挟持部と前記回動挟持部との間
    には、固定挟持部の他側と回動挟持部の他側との間を常
    に離間し、固定挟持部の他側と回動挟持部の他側との間
    に間隙を形成し、その間隙に替刃を挿入するための規制
    部が、回動支持軸よりも他側側に設けられている請求項
    2又は請求項3に記載の替刃式剃刀のホルダ。
  5. 【請求項5】 前記替刃の端部は、端部に向かうに従い
    内方に向かって延びるように傾斜する傾斜状に形成され
    ている請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の替
    刃式剃刀のホルダ。
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