JP2545037Y2 - 鋏の鞘 - Google Patents

鋏の鞘

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JP2545037Y2
JP2545037Y2 JP1992014719U JP1471992U JP2545037Y2 JP 2545037 Y2 JP2545037 Y2 JP 2545037Y2 JP 1992014719 U JP1992014719 U JP 1992014719U JP 1471992 U JP1471992 U JP 1471992U JP 2545037 Y2 JP2545037 Y2 JP 2545037Y2
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JP
Japan
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sheath
scissors
blade
storage
cutter
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JP1992014719U
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English (en)
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JPH0574473U (ja
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達也 斉藤
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Kaijirushi Hamono Center KK
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Kaijirushi Hamono Center KK
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は一対の鋏片を開閉中心
軸部により回動可能に支持したいわゆる洋鋏を収納する
鞘において、カッターを保持する構造に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、カッターを保持した鞘としては、
例えば実開昭64−14365号公報に示すものがあ
る。この鞘においては、それ自体がカッターのホルダと
して兼用され、刃体が出没可能に支持されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】このように鞘をカッタ
ーのホルダとして兼用すると、鞘を把持したまま、刃体
を鞘から突出させて使用しなければならなかった。とこ
ろが、鞘は本来両鋏片の刃部を収納するものであるた
め、両刃部に合わせた形状及び大きさにする必要があ
り、カッターとしては大変使いにくくなっていた。しか
も、鞘に鋏を収納したままであると、カッターの使用時
に鋏が邪魔になるため、鋏を鞘からわざわざ取り出す必
要があり、大変面倒であった。
【0004】本考案は鞘に対するカッターの保持構造
改良して使い易い鞘を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】後記する実施例の図面に
示すように、本考案においては、一対の鋏片3,4を開
閉中心軸部5により回動可能に支持し、この開閉中心軸
部5よりも先端側を刃部6,7とするとともに、同軸部
5よりも基端側を柄部8,9とした鋏2にあってその両
刃部6,7を収納する収納孔15を有する鞘において、
鞘1から分離して設けたカッター21を収納可能な収納
部17を、前記刃部6,7の収納孔15に対し収納時の
鋏2の刃部6,7の厚さ方向において重合して隣接する
ように設け、前記収納部17内には同収納部17の内奥
側へ向けて片持ち梁状をなす板ばね35を設けたことを
要旨としている。
【0006】
【0007】
【作用】従って、本考案にかかる鋏の鞘においては、収
納孔15に鋏2の刃部6,7を収納した状態でもカッタ
ー21を収納部17から取り出して使用可能とされる。
又、前記収納孔15と収納部17とは収納孔15に収納
される刃部6,7の厚さ方向へ重合配置となるので鞘1
全体が嵩張ることもない。又、カッター21は収納部1
7へ挿入すると自動的に板ばね35により圧接保持さ
れ、使用したいときには容易に抜き出し可能とされる。
【0008】
【実施例】以下、本考案の一実施例にかかる鋏の鞘を図
面を参照して説明する。図1に示す鞘1は図4及び図5
に示す鋏2を収納するためのものである。この鋏2にお
いて、一対の鋏片3,4が開閉中心軸部5により回動可
能に支持され、この開閉中心軸部5よりも先端側が刃部
6,7になっているとともに、同軸部5よりも基端側が
柄部8,9になっている。この両柄部8,9において
は、支持扞10,11が両刃部6,7から連続して延設
され、この両支持杆10,11にプラスチック製の把持
環12,13が取着されている。開閉中心軸部5の付近
で両柄部8,9の把持環12,13には収納凹所14が
形成され、両柄部8,9を閉じたとき互いに合致するよ
うになっている。
【0009】図1及び図2に示すように、前記鞘1には
中央の収納孔15が形成され、その挿脱口15aから前
記両鋏片3,4の刃部6,7が挿入されるようになって
いる。この収納孔15内には片持ち梁状の板ばね16が
突設され、収納孔15に挿入された刃部6,7がこの板
ばね16により圧接されて保持されるようになってい
る。
【0010】前記収納孔15に刃部6,7が挿入された
状態で、両鋏片3,4の開閉中心軸部5の回動中心に沿
う鞘1の両側に、収納部としての収納孔17,18が中
央の収納孔15に隣接して形成され、それらの挿脱口1
7a,18aの付近で切欠部19,20が形成されてい
る。即ち、各収納孔15,17,18は収納孔15へ挿
入される刃部6,7の厚さ方向において重合するように
配置されている。
【0011】カッター21および替刃ケース29はそれ
ぞれ鞘1に対し分離して設けられている。図1及び図3
(a)に示すように、カッター21はホルダ22とスラ
イダ24と刃体25と尻部材28とからなる。ホルダ2
2の一側にはスライド溝23がホルダ22の前後両端間
に渡り形成されている。スライダ24はこのスライド溝
23に支持され、このスライド溝23に沿ってホルダ2
2の前後方向へ移動可能になっている。刃体25はこの
スライド溝23内に挿入され、スライダ24に連結され
ている。スライダ24内には板ばね26が取り付けら
れ、スライド溝23の一側に形成された凹凸部27に対
し弾性的に係入されている。スライド溝23の後端部は
尻部材28により閉塞されている。そして、スライダ2
4をスライド溝23に沿ってホルダ22の前後方向へ移
動させると、スライダ24とともに刃体25も移動して
ホルダ22の前端から出没するようになっている。
【0012】図1及び図3(b)(c)に示すように、
替刃ケース29においては、載置板30上の基端側に操
作部31が先端側に向けて延設されているとともに、こ
の操作部31の先端部には弾性を有する片持ち梁状の押
え部32が突設され、載置板30上の先端側には弾性を
有する片持ち梁状の押え部33が前記操作部31の延設
方向に対し直交する方向へ突設されている。前記押え部
32の付近で載置板30上には突起34が形成されてい
る。刃体25の基端側にある支持孔25aがこの突起3
4に挿嵌されて刃体25が載置板30上に載せられ、前
記押え部32,33により刃体25の基端側と先端側と
が圧接されるようになっている。そして、刃体25を載
置板30上の突起34を中心に回動させると、前記押え
部32,33から刃体25が離れる。その後、刃体25
を持ち上げてその支持孔25aから突起34を抜くと、
刃体25を替刃ケース29から取り出すことができる。
【0013】図4,図5及び図6に示すように、前記カ
ッター21は刃体25を没入させた状態で、両側の収納
孔17,18のうち一方の収納孔17に挿入され、スラ
イダ24が収納孔17の切欠部19に露出して合致する
ようになっている。スライダ24の一部24a及び尻部
材28は収納孔17の挿脱口17aから突出する。ま
た、前記替刃ケース29は他方の収納孔18に挿入さ
れ、操作部31及び押え部32が収納孔18の切欠部2
0に露出して合致するようになっている。一方の収納孔
17内には片持ち梁状の板ばね35が形成され、同収納
孔17に挿入されたカッター21のホルダ22がこの板
ばね35により圧接されて保持されるようになってい
る。他方の収納孔18内には係止孔36が形成されてい
るとともに、替刃ケース29の載置板30に係止突部3
7が形成され、同収納孔18に替刃ケース29を収納し
た時、この係止孔36と係止突部37とが互いに係止さ
れるようになっている。
【0014】図7に示すように、互い閉じられた両鋏片
3,4の刃部6,7は中央の収納孔15にその挿脱口1
5aから挿入され、その状態で両鋏片3,4の把持環1
2,13が鞘1から突出するとともに、カッター21の
スライダ24の一部24a及び尻部材28が両把持環1
2,13の収納凹所14に合致するようになっている。
【0015】特に本実施例においては、カッター21及
び替刃ケース29を鞘1の両側の収納孔17,18から
引き抜くと、それらは鞘1から分離される。そのため、
鞘1や鋏2と関係なくホルダ22を把持してカッター2
1を単独で使用することができ、従来技術と比較して、
大変使い易くなる。また、替刃ケース29も単独で使用
することができ、鞘1に替刃ケースを一体化する場合と
比較して刃体25の取り出しが大変容易になる。又、鋏
2の刃部6,7を収納するための収納孔15とカッター
21を収納するための収納孔17及び替刃ケース29を
収納するための収納孔18が前記刃部6,7の厚さ方向
において重合配置となるので、鞘1全体が嵩張らず、コ
ンパクト化を図ることができる。しかも、収納孔17内
に挿入した状態においてカッター21は同収納孔17の
内奥側へ向けて片持ち梁状をなす板ばね35により圧接
保持されるので、従来とは異なり、鞘1からカッター2
1を分離して構成していても収納孔17内からカッター
21が不用意に脱落することはない。又、カッター21
の使用時には簡単に収納孔17から抜き出すことができ
る。
【0016】
【考案の効果】本考案に係る鋏の鞘によれば、鋏2の刃
部6,7を収納する収納孔15とカッター21を収納保
持する収納部17とが前記刃部6,7の厚さ方向におい
て重合配置となるので、鞘1全体が嵩張らず、コンパク
ト化を図れると共に、カッター21が鞘1から分離して
構成されているので、カッター21を鞘1と全く関係な
く単独で使用することができ、又、鞘1と分離して構成
したカッター21は収納部17へ挿入すると同収納部1
7の内奥側へ向けて片持ち梁状をなす板ばね35により
圧接保持されるため、同収納部17から不用意に脱落す
るおそれがない一方、使用したいときには簡単に収納部
17から抜き出すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例に係る鞘とカッターと替刃ケースとを
互いに分離して示す正面図である。
【図2】(a)は図1のA−A線断面図であり、(b)
は図1のB−B線断面図である。
【図3】(a)は図1に示すカッターの使用状態を示す
正面図であり、(b)は図1に示す替刃ケースを示す正
面図であり、(c)は同じく断面図である。
【図4】図1に示すカッターを保持した鞘と鋏とを分離
して示す正面図である。
【図5】図1に示す替刃ケースを保持した鞘と鋏とを分
離して示す背面図である。
【図6】図4のC−C線断面図である。
【図7】(a)は図4に示す鞘に鋏を収納した状態を示
す正面図であり、(b)は図5に示す鞘に鋏を収納した
状態を示す背面図である。
【符号の説明】
1 鞘、2 鋏、3 鋏片、4 鋏片、5 開閉中心軸
部、6 刃部、7 刃部、8 柄部、9 柄部、12
把持環、13 把持環、14 収納凹所、15 刃部収
納孔、17 カッター収納孔、18 替刃ケース収納
孔、21 カッター、22 ホルダ、25 刃体、29
替刃ケース。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一対の鋏片(3,4)を開閉中心軸部
    (5)により回動可能に支持し、この開閉中心軸部
    (5)よりも先端側を刃部(6,7)とするとともに、
    同軸部(5)よりも基端側を柄部(8,9)とした鋏
    (2)にあってその両刃部(6,7)を収納する収納孔
    (15)を有する鞘において、 鞘(1)から分離して設けたカッター(21)を収納可
    能な収納部(17)を、前記刃部(6,7)の収納孔
    (15)に対し収納時の鋏(2)の刃部(6,7)の厚
    さ方向において重合して隣接するように設け、前記収納
    部(17)内には同収納部(17)の内奥側へ向けて片
    持ち梁状をなす板ばね(35)を設けたことを特徴とす
    る鋏の鞘。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS6290997A (ja) * 1985-10-17 1987-04-25 松下電器産業株式会社 厚膜印刷回路装置
JPS62107741A (ja) * 1985-11-06 1987-05-19 株式会社 幸和工業 焼菓子自動二つ折り成形機

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