JP2002291671A - 清掃具用拭布、清掃具用靴および清掃具 - Google Patents

清掃具用拭布、清掃具用靴および清掃具

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憲一 日野
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  • Cleaning Implements For Floors, Carpets, Furniture, Walls, And The Like (AREA)
  • Footwear And Its Accessory, Manufacturing Method And Apparatuses (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 汚水からの足の保護と、手を汚さない拭布の
交換を可能とし、かつ拭布の止着効果に優れる清掃具を
提供すること。 【解決手段】 靴底に着脱自在に取り付けられるシート
状の布とその上面の少なくとも一部に設けられた粘着剤
層からなり、該粘着剤層の靴底に対する粘着力が拭布に
対する粘着力より弱い清掃具用拭布および該清掃具用拭
布と防水性の靴とからなる清掃具;並びに面ファスナー
の雄部を有する靴底に着脱自在に取り付けられるシート
状の布からなり、該シート状の布に面ファスナーの雌部
を用いることなく、面ファスナーの雄部を該シート状の
布に押し付け、面ファスナーを垂直に持ち上げても該シ
ート状の布が自重では落下しない清掃具用拭布、防水性
の靴底に面ファスナーの雄部がその突起の先端部のみが
靴底の表面から突出するように取り付けられている清掃
具用靴およびこれらからなる清掃具により上記の課題が
解決される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は医療施設、化学工
場、介護施設、食品工場等において床を清掃するために
使用する清掃具に関する。
【0002】
【従来の技術】病院の手術室では手術台付近の床に患者
の血液が付着して汚染されることが多い。この汚れは血
液が飛散する度にいちいち拭き取るのが望ましいが、極
度に緊張した手術現場で清掃のためにいちいち手術を中
断する訳にはいかず、現在は手術が終了した後に看護婦
によって清掃されている。しかし、この血液の清掃作業
は、高度の清潔度を要求される手術室に一般の清掃具を
持ち込むことができず、手を用いて拭布を使用して汚れ
を拭き取る必要があり、また床の上の血液が凝固・乾燥
しているため拭き取り難く、しかも清掃を終えた後にこ
の作業で汚れた手を念入りに洗浄・消毒する必要があ
り、看護婦に大きな負担を強いていた。
【0003】このような状況下に、拭布とスリッパ型の
モップ基台とからなり、拭布の先端部に拭布の先端部が
捲くれるのを防止するための係止片を有し、モップ基台
が拭布を着脱自在に取り付けるための面ファスナー、両
面粘着テープ等からなる止着手段と、モップ先端部に拭
布の先端部の係止片を挿入して係止させるための係止孔
を有するスリッパ式清掃具が提案されている(特開平1
0−314097号公報)。
【0004】病院の手術室で床の血液を清掃するのは、
手術と次の手術との合間に行うことが多い。この時には
床の上等の血液の清掃が終わるまで次の患者を搬入する
ことができず、非常に気ぜわしい状態で清掃作業が行わ
れている。しかも、患者の血液は感染性を有するもので
あるという前提で清掃作業が行われており、血液を含む
汚水が足に付着することは避けねばならず、また拭布の
交換を行う際に汚れたスリッパや汚れた拭布に手で触れ
て、他の患者に病気を感染させる可能性のある操作は厳
禁であることから、足の保護と拭布交換の作業を手を汚
さずにワンタッチ化する工夫が望まれている。しかしな
がら、前記のスリッパ式清掃具の提案では、汚水からの
足の保護に関しても手を汚さない拭布交換に関しても考
慮されていない。
【0005】また、上記のスリッパ式清掃具のように靴
等の底に両面テープ、面ファスナー等の拭布止着手段を
設ける方式では、拭布の交換時等にスリッパの底が拭布
に当たらず、直接床を踏みつけることが避けられず、拭
布を止着するための両面テープが汚れたり、面ファスナ
ーが踏み潰されたりして止着効果が低下する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかして、本発明の目
的は、血液で代表される感染性体液の清掃作業等の危険
作業、不快作業に使用する足踏み式清掃具であって、汚
水からの足の保護と、手を汚さない拭布の交換を可能と
し、かつ拭布の止着効果に優れる清掃具を提供すること
にある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者はかかる課題に
対して鋭意検討を加えた結果、上記のスリッパ式清掃具
のように靴の底に止着手段を直接取り付ける方式ではな
く、拭布に止着手段として粘着層を設けて防水性の靴底
に拭布を着脱させるか、靴底に面ファスナーの雄部が体
重によって踏み潰されるのを防ぐ手段を設けた上で、面
ファスナーの雄部を止着手段として取り付ける方式を採
用することにより、上記の課題が解決されることを見出
し、本発明を完成するに至った。
【0008】すなわち、本発明は、靴底に着脱自在に取
り付けられるシート状の布とその上面の少なくとも一部
に設けられた粘着剤層からなり、該粘着剤層の靴底に対
する粘着力が拭布に対する粘着力より弱いことを特徴と
する清掃具用拭布および該清掃具用拭布と防水性の靴と
からなる清掃具;並びに面ファスナーの雄部を有する靴
底に着脱自在に取り付けられるシート状の布からなり、
該シート状の布に面ファスナーの雌部を用いることな
く、面ファスナーの雄部を該シート状の布に押し付け、
面ファスナーを垂直に持ち上げても該シート状の布が自
重では落下しないことを特徴とする清掃具用拭布、防水
性の靴底に面ファスナーの雄部がその突起の先端部のみ
が靴底の表面から突出するように取り付けられている清
掃具用靴およびこれらからなる清掃具に関する。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明に用いられるシート状の布
は、レーヨン、キュプラ、アセテート等のセルロース
系、プロミックス等の蛋白質系、ナイロン等のポリアミ
ド系、ポリビニルアルコール系、ポリ塩化ビニリデン
系、ポリ塩化ビニル系、PET、PBT、ポリアリレー
ト等のポリエステル系、アクリル系、ポリエチレン系、
ポリプロピレン系、ポリウレタン系、ポリアルキレンパ
ラオキシベンゾエート系、ポリクラール、フェノール系
などの繊維を用いたものであり、1種類以上の繊維がフ
ェルト状に絡み合った繊維塊、一般民生用、工業用等に
使用される不織布、パイル地状、ガーゼ状等の織布や編
物、スポンジ状シートなどが例示され、これらの積層体
を用いることもできる。
【0010】これらのうち不織布に関しては、繊維とパ
ルプを紙漉きと同様の方法で漉いた湿式不織布、ケミカ
ルボンド法、サーマルボンド法、エアレイ法、スパンレ
ース法、スパンボンド法、メルトブロー法、ニードルパ
ンチ法、スティッチボンド法等の方法で製造されたもの
が使用される。また、昨今のリサイクルの必要性に鑑み
て、再資源化のために回収された衣服から得られるウェ
ス等を使用することもでき、またウエスや再生パルプを
不織布等で挟み込んで被覆したものを使用することもで
きる。
【0011】本発明においてシート状の布の上面に設け
られる粘着剤層には、天然ゴム系、スチレン−ブタジエ
ンゴム系、ブチルゴム系、ポリイソブチレン系、アクリ
ルゴム系、シリコーンゴム系、ポリビニルブチルエーテ
ル系、塩化ビニル系、ポリ酢酸ビニル系等の粘着剤を使
用することができるが、上記のシート状の布に対しては
強力な粘着性を示し、ゴムやポリウレタン製の靴底に対
しては着脱自在な粘着力を示すものが採用される。この
ために、例えば、シート状の布に対する粘着力を増強す
るためのプライマーをシート状の布に適用した後に粘着
剤層を形成するのが好ましい。
【0012】本発明の清掃具用拭布は、使用に際して何
枚も次々に交換されることから、拭布を靴から剥がす時
の剥がし易さも重要であり、そのため、粘着剤としては
粘着力が強すぎない再剥離用のものを選択して使用する
のが好ましい。また、新しい拭布に交換する時には、靴
底が汚水に濡れていることがあることから、防水性に優
れた粘着剤を選択することも重要である。粘着剤層と靴
底との粘着力としては、拭布を靴底から外す際に、拭布
を装着していない方の足で拭布の片隅を踏み付けて拭布
を装着した足を引き抜く動作をしたときに、1.5kg
未満の力で容易に剥がれる程度の粘着力が好ましい。
【0013】また、本発明の清掃具を使用した後に粘着
剤が靴底に付着したまま残ることがないように、粘着剤
層として繊維強化材で補強された両面粘着テープを使用
するのが好ましい。この両面粘着テープを用いることに
より、粘着剤が拭布へ浸透し過ぎるのを防止する効果も
得られる。さらに、両面粘着テープとして、片面には強
力な粘着剤が他面には弱い再剥離タイプの粘着剤が設け
られたものを使用し、粘着力が強力な方を拭布側に取り
付け、靴底には再剥離可能な弱い粘着力を示す粘着剤の
みが作用するようにするのが特に好ましい。
【0014】粘着剤層はシート状の布の上面に少なくと
も一部に設けられるが、経済性を考慮し、さらに拭布の
交換時に足で踏みつけるための部分を確保するために、
シート状の布の上面の少なくとも一部には粘着剤層の存
在しない部分を設けるのが好ましい。粘着剤層が設けら
れる箇所としては、つま先から足指の付け根に当る部分
が最も重要でありここだけでもよいが、つま先から足指
の付け根に当る部分とかかとに当る部分とに粘着剤層を
設けるのがより好ましい。
【0015】本発明において粘着剤層を被覆・保護する
ために用いられることがある剥離紙の素材は、特に紙の
みを指すのではなく、プラスチックフィルムであっても
よい。剥離紙の素材としては、紙にシリコーンゴム系、
クロムコンプレックス系、ステアリルメタクリレート−
アクリロニトリルコポリマー系等のポリマーをコーティ
ングしたものなどが挙げられる。従来の両面粘着テープ
等に設けられた剥離紙は、剥離紙の端部を探してつまみ
出すのに手間と時間がかかることが多いことから、本発
明において使用する剥離紙は、使用者が剥離紙を剥がす
際に、剥離紙の端部を汚物用鉗子等の器具で簡単につま
むことを可能にするための把持用の部分を有するのが好
ましい。
【0016】本発明において、シート状の布の上面に粘
着剤を設ける清掃具用拭布の場合には、該布の表面性状
を問わないが、面ファスナーの雄部で止着するタイプの
清掃具用拭布の場合には、面ファスナー雄部の突起と絡
み合い易いように、繊維の目付けの粗な表面性状を有す
るものが好ましく、フェルト状の繊維塊、目の粗い不織
布、パイル地がより好ましい。この場合の清掃具用拭布
は、シート状の布に面ファスナーの雌部を用いることな
く、面ファスナーの雄部を該シート状の布に押し付け、
面ファスナーを垂直に持ち上げても該シート状の布が自
重では落下しないことが要求され、具体的には、縦横が
1cmと3cmの面ファスナーの雄部2個を取り付けた
板を、縦横が12cmと30cmのシート状の布に押し
付けた時、面ファスナーを付けた板を垂直に持ち上げて
も、水に濡れて重くなった拭布が自重では落下しない程
度に止着され得る目の粗さが要求される。
【0017】本発明の清掃具用拭布の大きさに特に制限
はないが、靴底よりも少し大き目のものとし、清掃作業
によって清掃具用拭布が汚れた場合には靴底からはみ出
した部分を他方の足で踏み付けながら靴を持ち上げる動
作で拭布を靴から簡単に剥がせる大きさとするか、他方
の足で踏みつけるための出っ張りを設けたものが好まし
い。清掃具用拭布の形状および厚みに特に制限はない
が、形状としては、長方形であるのが無駄なく低コスト
で製造し得る点で有利であり、厚みとしては、0.5〜
10mmのものが使い易い。また、本発明の清掃具用拭
布は使い捨てであるのが好ましい。
【0018】本発明の清掃具用拭布は、床の清掃中に靴
底に巻き込まれるのを避けるために、シート状の布の爪
先部よりも前方の部分が上方に折れ曲げられているのが
好ましく、水で濡らしても戻らない程度の強さのカール
または折り癖が付けられているのがより好ましい。この
折り癖またはカールは、腰の強い拭布の場合にはこれを
単に折り曲げるだけで付けられるが、腰の弱い拭布の場
合には、例えば、デンプン、CMC、ポリビニルアルコ
ール、ポリ酢酸ビニル等の糊用途に使用されるポリマー
の溶液、エマルジョンなどを少量塗布して折り曲げてか
ら乾燥または熱処理することにより腰またはカールを付
けることができる。
【0019】本発明に用いられる防水性の靴は、床上に
散布された水、洗浄剤、消毒剤などが染み上がって来な
いように水の透過性の無い素材、洗浄剤、消毒剤などで
すぐに劣化してしまうことのない素材から作られ、例え
ば、ゴムをはじめとする軟らかいプラスチック材料が靴
の原料として使用可能である。靴の形状としては、従来
から用いられてきた長靴、短靴、レインシューズ、爪先
およびかかとからくるぶし付近までを保護する浴室用の
履き物の形状が好ましい。また、非常時には、それまで
履いていた履き物を脱ぐことなく、履き物を履いたまま
で清掃用の靴を履きたいという要望があることから、通
常の靴よりもかなり大きめで、靴の外周を囲む堤を有す
るが足の甲を保護するための上部を少なくとも部分的に
取り去った形状のものを使用することもできる。
【0020】また、粘着剤層を有する拭布を使用する場
合の防水性の靴底の形状に関し、靴底に起伏を付与し、
粘着剤層が接触する面積を適宜減少させる方法も拭布上
の粘着剤層と靴底との粘着力の低減に有効であり、具体
的な例としては、靴底の断面形状をジグザグ状、サイン
カーブ状として、靴底が地面と線状に接触するような形
の起伏を付与すると、粘着剤層と靴底との粘着力は大幅
に減少する。
【0021】面ファスナーを拭布の止着手段として用い
る方式の靴は、防水性の靴底に面ファスナーの雄部がそ
の突起の先端部のみが靴底の表面から突出するように取
り付けられている清掃具用靴である。この靴は、1)靴
底の面ファスナーの雄部を取り付けるべき部分を所望の
深さに削除して、面ファスナーの雄部を取り付ける方
法、2)靴底の面ファスナーの雄部を取り付けるべき部
分に面ファスナーの雄部を取り付け、靴底上の残った部
分に、面ファスナーの雄部の突起の先端のみが突出する
厚みのシートを貼り付ける方法、3)靴底形状を有する
防水性のシートに凹部を設け、そこに面ファスナーの雄
部をその突起の先端のみがシート表面よりも突出する程
度の深さに取り付け、これを防水性の靴底に取り付ける
方法、4)靴底形状を有する薄い防水性のシートの所望
の部位に面ファスナーの雄部を取り付け、面ファスナー
を取り付けた部位以外の部分に面ファスナーの雄部の突
起の先端のみが突出し得る厚みのシートを貼り付け、該
シートを貼り付けた防水性のシートを防水性の靴の底に
貼り付ける方法などにより作製することができる。
【0022】面ファスナーの雄部は靴底または靴底形状
を有するシートの凹部に取り付けられるが、その際の靴
底または靴底形状を有するシートの凹部の深さは面ファ
スナー基部を含めた高さの80〜95%の範囲内である
のが好ましい。これは面ファスナー雄部突起に体重がか
かっても、これが植えられた凹部周辺の平坦部によっ
て、面ファスナー雄部の撓みが面ファスナー雄部全長の
5〜20%に抑えられ、この程度の撓みになら耐えられ
る面ファスナー素材が多いためである。
【0023】本発明に用いる面ファスナーの雄部の突起
先端のもどし部はフック状であっても、マッシュルーム
状であってもよく、またもどしが無くても使用中に拭布
が外れたりずれたりしない組み合せもあり、必ずしも面
ファスナーの雄部そのものに限定されるものではなく、
微小なスパイク、剣山などがあればそれでもよい。この
ような面ファスナーとしては、従来より広く使用されて
いる面ファスナーの全てが使用でき、例えば、ポリプロ
ピレン製の工業用面ファスナーなどが好ましく使用され
る。また、面ファスナーの雄部は靴底または靴底形状を
有するシートに防水性に優れた方法、例えば針と糸を使
用して縫い付ける方法、防水性に優れるホットメルト接
着剤等の接着剤を用いて接着する方法などによって確実
に取り付けられる。
【0024】靴底形状を有するシートは、ポリウレタ
ン、ゴム類、発泡ウレタン、皮革、その他従来より靴、
サンダル、スリッパ等の履物の底として使用されてきた
素材の内、可撓性のある素材を用いて製造することがで
きる。該シートの形状としては、これが取り付けられる
靴の底の形状と同じであるのが好ましいが、例えば、略
長方形等のやや角張った形状のやや大きめのものであっ
てもよい。
【0025】上記の清掃具用拭布を上記の防水性の靴ま
たは清掃具用靴に取り付けることにより本発明の清掃具
が得られる。この清掃具を足に装着して床を擦ることに
より、床を清掃することができる。清掃作業を行う際に
は、これを両足に装着して清掃作業を行ってもよいが、
滑って転倒する可能性を低くするために、片足、特に効
き足のみに装着して清掃するのが好ましい。
【0026】本発明の清掃具は、医療施設内の清掃、危
険な化学物質を扱う工場、研究所等で有害薬液が漏洩し
た場合の清掃、食品工業、介護施設等の3K職場で危険
作業、不快作業などを行う場所の清掃などに使用するこ
とができ、なかでも、医療施設内、特に手術室の床の清
掃をするのに好適に使用される。
【0027】
【発明の効果】本発明によれば、汚水からの足の保護
と、手を汚さない拭布の交換を可能とし、かつ拭布の止
着効果に優れる清掃具が提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 上図は本発明の清掃具の一例を示す側面図で
あり、下図は本発明の清掃具用拭布の一例を示すもので
ある。拭布の素材としては、ポリビニルアルコール系の
不織布を用い、該拭布上に貼付された両面粘着テープと
しては文房具用の両面粘着テープを用いた。
【図2】 上図は拭布の先端を靴底に巻き込まないため
の折り目を設けた例であり、下図は本発明の清掃具用拭
布の一例を示すものである。拭布の素材としては、ポリ
ビニルアルコール系の不織布を用い、該拭布上に貼付さ
れた両面粘着テープとしては文房具用の両面粘着テープ
を用いた。
【図3】 上図は拭布の先端を靴底に巻き込まないため
のカールを設けた例であり、下図は本発明の清掃具用拭
布の一例を示すものである。拭布の素材としては、ポリ
ビニルアルコール系の不織布を用い、該拭布上に貼付さ
れた両面粘着テープとしては文房具用の両面粘着テープ
を用いた。
【図4】 本発明の清掃具用拭布が剥ぎ取り易い剥離紙
によって保護された形態の一例を示すものである。
【図5】 それまで履いていた履物を脱ぐことなく、防
水性の保護靴を履いた上で本発明の清掃具用拭布を使用
する例である。
【図6】 それまで履いていた履物を脱ぐことなく、防
水性の保護靴を履いた上で本発明の清掃具用拭布を使用
する例であり、靴底に面ファスナーとしてポリプロピレ
ン製の工業用面ファスナーの雄部が取り付けられてい
る。シート状の布としてはポリエステルとレーヨンの原
糸にニードルパンチを施してフェルト状に絡み合わせた
シート状繊維塊を用いた。
【図7】 どんなサイズの靴を履いた人でもすばやく確
実に清掃用の靴を着用することができるように、足の甲
を保護するための部分を取り外して靴の外周を囲む堤の
みを有する形状とし、この清掃用の靴をそれまで履いて
いた履物に着脱自在に取り付けるために、清掃用靴の内
側に粘着剤層を設けた例である。
【符号の説明】
1 足 2 靴 3 粘着剤層 4 シート状の布(拭布) 5 剥離紙 6 防水性の保護靴 7 面ファスナーの雄部

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 靴底に着脱自在に取り付けられるシート
    状の布とその上面の少なくとも一部に設けられた粘着剤
    層からなり、該粘着剤層の靴底に対する粘着力が拭布に
    対する粘着力より弱いことを特徴とする清掃具用拭布。
  2. 【請求項2】 粘着剤層が、靴底の爪先から足指の付け
    根が踏みつける部分およびかかとが踏みつける部分に設
    けられていることを特徴とする請求項1記載の清掃具用
    拭布。
  3. 【請求項3】 粘着剤層が剥離紙により被覆されてお
    り、剥離紙を剥がすための把持用の部分が剥離紙の粘着
    剤と接触しない部分に設けられていることを特徴とする
    請求項1または2記載の清掃具用拭布。
  4. 【請求項4】 粘着剤層が繊維強化材で補強された両面
    粘着テープであることを特徴とする請求項1〜3のいず
    れか1項記載の清掃具用拭布。
  5. 【請求項5】 面ファスナーの雄部を有する靴底に着脱
    自在に取り付けられるシート状の布からなり、該シート
    状の布に面ファスナーの雌部を用いることなく、面ファ
    スナーの雄部を該シート状の布に押し付け、面ファスナ
    ーを垂直に持ち上げても該シート状の布が自重では落下
    しないことを特徴とする清掃具用拭布。
  6. 【請求項6】 シート状の布が、靴底からはみ出す部分
    を有することを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項
    記載の清掃具用拭布。
  7. 【請求項7】 シート状の布の爪先部よりも前方の部分
    が上方に折り曲げられていることを特徴とする請求項1
    〜6のいずれか1項記載の清掃具用拭布。
  8. 【請求項8】 シート状の布がフェルト状の繊維塊、不
    織布、織布、編物、スポンジまたはこれらの積層体であ
    ることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項記載の
    清掃具用拭布。
  9. 【請求項9】 防水性の靴と請求項1〜4および6〜8
    のいずれか1項記載の清掃具用拭布とからなる清掃具。
  10. 【請求項10】 防水性の靴が、少なくとも爪先からか
    かとに至るまでの部分が防水性素材で保護された靴であ
    ることを特徴とする請求項9記載の清掃具。
  11. 【請求項11】 防水性の靴が、使用者がそれまで履い
    ていた履物を脱ぐことなく、そのまま履くことができる
    靴であることを特徴とする請求項9または10記載の清
    掃具。
  12. 【請求項12】 防水性の靴底に面ファスナーの雄部が
    その突起の先端部のみが靴底の表面から突出するように
    取り付けられている清掃具用靴。
  13. 【請求項13】 面ファスナーの雄部がその突起の先端
    部のみがシート表面から突出するように取り付けられた
    靴底形状を有する防水性シートが靴底に取り付けられて
    いることを特徴とする請求項12記載の清掃具用靴。
  14. 【請求項14】 少なくとも爪先からかかとに至るまで
    の部分が防水性素材で保護されていることを特徴とする
    請求項12または13記載の清掃具用靴。
  15. 【請求項15】 使用者がそれまで履いていた履物を脱
    ぐことなく、そのまま履くことができることを特徴とす
    る請求項12〜14のいずれか1項記載の清掃具用靴。
  16. 【請求項16】 請求項5〜8のいずれか1項記載の清
    掃具用拭布と請求項12〜15のいずれか1項記載の清
    掃具用靴とからなる清掃具。
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