JP2002291314A - 鱗茎作物調製機の搬送装置 - Google Patents

鱗茎作物調製機の搬送装置

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JP2002291314A
JP2002291314A JP2001099811A JP2001099811A JP2002291314A JP 2002291314 A JP2002291314 A JP 2002291314A JP 2001099811 A JP2001099811 A JP 2001099811A JP 2001099811 A JP2001099811 A JP 2001099811A JP 2002291314 A JP2002291314 A JP 2002291314A
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belt
bulb
transporting
transport
preparation machine
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JP2001099811A
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English (en)
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Yasuo Moriyasu
康夫 森安
Terumasa Miki
輝正 三木
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Yanmar Agribusiness Co Ltd
Original Assignee
Seirei Industry Co Ltd
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  • Apparatuses For Bulk Treatment Of Fruits And Vegetables And Apparatuses For Preparing Feeds (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来、鱗茎作物調製機の供給搬送装置は左右
一対の水平周回ベルト搬送装置で構成され、鱗茎作物を
供給するのに搬送装置の先端部から倒立姿勢で一個ずつ
供給しなければならないため非能率的であった。 【解決手段】 本発明は鱗茎作物搬送装置に対して、横
倒し姿勢で供給した鱗茎作物を搬送途上で倒立姿勢に姿
勢変更可能とする事で、供給時は横倒し姿勢で複数個を
一括供給し、茎葉や髭根の切断処理は倒立姿勢で行う事
ができ、供給作業能率の向上を図り調製作業を円滑にし
たもので、その構造は左右対向する鱗茎支持搬送装置の
一方側を水平周回する一本のベルト搬送装置とし、他方
側を前後に分割したベルト搬送装置として、前搬送を縦
周回ベルト構造とし後搬送を水平周回構造として、前後
のベルト搬送構造の受継部で姿勢の変更をする構成にし
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、圃場から鱗茎作物
収穫機等により採取されて畝上に置かれた鱗茎作物を拾
い上げて、茎葉部と髭根を切断して調製するか、又は定置
仕様として同様の処理調製を行う鱗茎作物調製機の搬送
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、鱗茎作物収穫機等により圃場
から鱗茎作物を採取し圃場に放置して乾燥させ、その後、
畝に沿って鱗茎作物調製機を走行させて、拾い上げた鱗
茎作物を該調製機の供給搬送装置を介して供給し、鱗茎
作物の茎葉部と髭根を切除する鱗茎作物の調製技術が既
に色々な形で公知となっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の技術に
おいては、鱗茎作物を拾い上げて調製機に供給搬送装置
を介して供給する構成で、搬送装置が左右一対の水平周
回ベルト搬送装置で鱗茎作物を供給するので、搬送装置
の先端部から倒立姿勢で一個ずつ供給しなければならな
いため、調製作業に手間がかかり非能率的であった。そ
こで本願発明では、一連の搬送装置に対して、横倒し姿勢
で鱗茎作物を供給し搬送途上で倒立姿勢に姿勢変更しな
がら移送できる様にして、供給の利便性を向上改善し、且
つ従来技術による鱗茎作物の茎葉部と髭根を切除調製と
合わせて、従来技術の供給搬送装置の不具合を解消し能
率向上を図った鱗茎作物調製機の搬送装置を提供する。
【0004】
【課題を解決するための手段】本願発明は、前記の不具
合を解消するために、圃場より掘取収穫された鱗茎作物
を搬送装置に供給して、該搬送装置の搬送過程で鱗茎作
物の茎葉部と髭根を切断する鱗茎作物調製機において、
一連の搬送装置に対して、鱗茎作物を横倒し姿勢で供給
し搬送途上で倒立姿勢に姿勢変更しながら移送できる様
にすることで、従来技術による搬送装置の先端に倒立姿
勢で一個ずつ供給していたのを、横倒し姿勢で複数個ま
とめて供給しながら搬送途上で倒立姿勢に姿勢変更させ
る事ができ、従来のように鱗茎作物の茎葉部と髭根を切
断調製する事も可能となり調製作業の能率向上を図っ
た。
【0005】前記鱗茎作物調製機の搬送装置に関して、
搬送装置を左右対向させてなる鱗茎支持搬送装置の一方
側を一体構造のベルト搬送装置で構成し、他方側を前後
に分割したベルト搬送装置で構成し、分割された前ベル
ト搬送装置を縦周回構造にし後ベルト搬送装置を水平周
回構造にして、前記ベルト搬送装置と協働して鱗茎作物
を前半搬送は横倒し姿勢で後半は倒立姿勢で搬送する様
にした。
【0006】前記鱗茎作物調製機の搬送装置に関して、
搬送装置が左右対向してなる鱗茎支持搬送装置の搬送過
程において、前半部を水平周回ベルトと縦周回ベルトと
を対向させ相互協働しながら支持搬送し、後半部を一対
の水平周回ベルトどうしの対峙同調によって、前後ベル
ト搬送装置の受継部で鱗茎作物を横倒し姿勢から倒立姿
勢に移送姿勢を変更して、従来慣行の姿勢で鱗茎作物を
茎葉部や髭根を切断する調製部に搬送することで、供給
能率の向上を行いそれに伴って全体的に調製作業能率の
向上を図った。
【0007】前記鱗茎作物調製機の搬送装置に関して、
搬送装置を左右対向させてなる鱗茎支持搬送装置の一方
側を一体のベルト搬送装置で構成し、他方側を前後に分
割したベルト搬送構成にして、前ベルト搬送装置と後ベ
ルト搬送装置との受継部へ作物誘導装置を装着して、円
滑に横倒し姿勢から倒立姿勢に移送姿勢を変更させるよ
うにした。
【0008】前記鱗茎作物調製機の搬送装置に関して、
搬送装置を左右対向させてなる鱗茎支持搬送装置の一方
側を一体構造のベルト搬送装置で構成し、他方側を前後
に分割したベルト搬送装置として、前ベルト搬送装置を
縦周回構造にして、後ベルト搬送装置を水平周回構造に
した鱗茎支持搬送装置において、該鱗茎支持搬送装置の
縦周回構造からなる前ベルト搬送装置と水平周回構造か
らなる後ベルト搬送装置の受継部の構造を以下の様にし
た。後ベルト搬送装置のベルト始端側プ−リと同軸回転
する鱗茎作物誘導体及び掻込突起体を前記始端側プ−リ
の上下に重合軸着して、その同調回転によって横倒し姿
勢で搬送されて来た鱗茎作物を倒立姿勢に姿勢変更しな
がら移送できるように構成した。
【0009】更に、前記搬送装置が左右対向してなる鱗
茎支持搬送装置の一方側を水平周回ベルト構造にし他方
側を縦周回ベルト構造にしたものにおいて、互いにベル
ト上面を同一高さに揃えて対向配設して、水平周回ベル
トと縦周回ベルトの支持搬送作用部を同一平面上で揃え
保持して、相互協働による支持搬送作用を容易なるよう
にした。
【0010】又、前記搬送装置が左右対向して、一方側を
水平周回ベルト構造にし、他方側を縦周回ベルト構造に
して、互いにベルト上面を同一高さに揃えてなる鱗茎支
持搬送装置において、一方側のベルト装置の伝動プ−リ
を伝動起点として他方側を駆動する構造にし、支持搬送
面に対し立体交差する様にした簡易な伝動機構として構
成した。
【0011】前記鱗茎作物調製機の搬送装置に関して、
搬送装置を左右対向させてなる鱗茎支持搬送装置の一方
側を一体のベルト搬送装置で構成し、他方側を前後に分
割したベルト装置構造にして、前ベルト搬送装置の後プ
−リ側入力軸を支点軸として、前記一方側の一体ベルト
搬送装置の前半部と分割構成の前ベルト搬送装置が相対
位置を維持しながら上下回動可能に構成し、前記鱗茎支
持搬送装置を作業状態に応じて高さ調製可能にし、また
移動時の収納も容易にした。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本願発明の実施の形態につ
いて、図面に基づき実施例を以って説明する。図1は本
願発明の要部である支持搬送装置前半部の平面図であ
る。図2は同じく本願発明の要部である支持搬送装置前
半部の側面図である。図3は本願発明に係わる鱗茎作物
調製機の全体側面図であり、図4は同じく鱗茎作物調製
機の主要部を示した全体平面図である。図5は本願発明
に係わる伝動プ−リと丸ベルトの相関を示す側面図であ
る。図6は図1におけるA‐A断面図で、図7は同図1に
おけるB‐B断面図であり、図8は同じく図1におけるC‐
C断面図である。図9は鱗茎作物調製装置の伝動機構側
面図である。図10は鱗茎作物調製装置における別案の髭
根切断刃を構成した側面図である。図11は同別案の髭根
切断刃の断面図であり、図12は同別案の髭根切断刃の正
面図である。図13は鱗茎作物調製装置の仕上げ調整部の
伝動機構平面図である。
【0013】本願発明の実施例である鱗茎作物調製機
(T)の全体構成について図3の図示に基づき説明する。
鱗茎作物調製機(T)は走行装置(T1)上に載置された機台
(T2)に各種搬送装置及び鱗茎作物調製装置(T3)が搭載さ
れ、前記機台(T2)の後部にエンジン(E)と走行伝動装置(T
4)及び操縦ハンドル(T5)等が配設されている。そして鱗
茎作物調製装置(T3)と操縦ハンドル(T5)の間に左右切替
え自在の排出シュ−タ−(16)が配設され、その左右下端
には折畳み収納可能なる排出口(16a)が設けてある。
【0014】次に、前記鱗茎作物調製装置(T3)の構成を
図3〜図4に基づいて記述する。前部に配設される供給
粗処理部(1)と、後部に配設される仕上げ調製部(2)と
に大別されその組合せで構成されている。この供給粗処
理部(1)と仕上げ調製部(2)はそれぞれカバ−(13・14)
によって覆われ、該供給粗処理部(1)のカバ−(13)の上
面高さは仕上げ調製部(2)のカバ−(14)の上面高さより
低く配置構成して、この供給粗処理部(1)のカバ−(13)
の上面には左右方向中央に進行方向と平行に通路溝が形
成されている。
【0015】また、図3と図2に示すように、前記供給粗
処理部(1)の前端には鱗茎支持搬送装置(5)の前半分が
突設されカバ−(13)から露出して、該鱗茎支持搬送装置
(5)の前半分は上下に回動自在となり、回動調節金具
(7)で位置決めできる様にしてあり、圃場に置かれた鱗
茎作物を拾い上げて供給するときの高さを作業者や作業
位置に任意に合わせられる様にしてある。
【0016】そして、前記の鱗茎支持搬送装置(5)の下
部に茎引張ベルト(6・6)が配置され、該茎引張ベルト
(6・6)の始端側のプ−リで実施例では左右一対の茎引
張受動プ−リ(6c・6c)を軸着するプ−リ軸(6e・6e)を下
方に延出させ、該プ−リ軸(6e)に左右一対の茎葉粗切刃
(8)が各々軸着され同軸回転するようにし、茎葉の通路
側に向かって各々始端側内向きに回転する様になってい
る。
【0017】ここで、本願発明の要旨を図1〜図3に基
づいて記述する。前記鱗茎支持搬送装置(5)は左右対向
するベルト搬送装置(5a・5b及び5c)から構成され、各装置
はベルトを各々駆動プ−リと受動プ−リと中間プ−リと
に掛け回してあり、実施例は左右対向する鱗茎支持搬送
装置(5)の右側を一本の無端丸ロ−プベルトのベルト搬
送装置(5a)として構成し、左側を前後に分割したベルト
搬送装置として、前ベルト搬送装置(5b)を突起付ベルト
の縦周回構造にして、後ベルト搬送装置(5c)を丸ロ−プ
ベルトの水平周回構造にした。尚、左右対向するベルト
搬送装置(5a・5b及び5c)をいずれも丸ロ−プベルトで縦
又は水平周回構成にしても可能である。
【0018】更に、前記鱗茎支持搬送装置(5)の縦周回
構造からなる前ベルト搬送装置(5b)と水平周回構造から
なる後ベルト搬送装置(5c)の受継部へ作物誘導装置を装
着し、該作物誘導装置を後ベルト搬送装置(5c)のベルト
始端側プ−リ(5d)と同軸回転する鱗茎作物誘導体(5e)及
び後搬送ベルト(5m)の周回径より大径なる突起部を断続
形成した掻込突起体(5f)を前記始端側プ−リ(5d)を挟ん
で上下に重合軸着した構造にして、円滑に横倒し姿勢か
ら倒立姿勢に移送姿勢を変更させるようにした。左右対
向したベルト搬送構造を具備した鱗茎支持搬送装置(5)
の搬送過程において、前半部は水平周回ベルトと縦周回
ベルトが相互協働しながら支持搬送し、後半部は水平周
回ベルトどうしの対向同調によって、一連の支持搬送作
用が可能なるように構成してある。
【0019】また、前記鱗茎支持搬送装置(5)の右側を
一体水平周回ベルト構造にし左側の前搬送部を縦周回ベ
ルト構造にして、互いにベルト上面を同一高さに揃えて、
水平周回ベルトと縦周回ベルトの支持搬送作用部を同一
平面上に保持し揃えて対向させた構成で配設して、さら
に縦周回ベルトと水平周回ベルトの前半部とは左右のホ
ッパ(5v・5w) で包囲してある。
【0020】さらに、図1及び図2に図示するように、支
持搬送装置を左右対向させ右側を一体水平周回ベルト構
造にし、左側の前搬送部を縦周回ベルト構造にした鱗茎
支持搬送装置(5)において、右側のベルト搬送装置(5a)
の伝動プ−リ(5g)を伝動起点として、左側縦周回構造の
前ベルト搬送装置(5b)を駆動する構造にし、鱗茎部搬送
面と立体交差した伝動機構にした。具体的には、図5と
図7に示す様に駆動側であるベルト搬送装置(5a)の非搬
送作用側で鱗茎作物搬送通路に対して外側を周回する部
位に伝動プ−リ(5g)を垂直方向に作用させ、該伝動プ−
リ(5g)を軸着した回転軸を受動側である前ベルト搬送装
置(5b)の後プ−リ(5j)まで延設して受動側の入力軸(5h)
として相互連動させ、鱗茎部搬送面と立体交差した伝動
経路を構成している。尚、伝動プ−リ(5g)の前後近傍に
二個のガ−ドプ−リ(5k・5k)を近設して、伝動プ−リ(5g)
に対してベルトの捲付き角を大きくして伝動効率を高め
た。
【0021】更に、前記鱗茎支持搬送装置(5)の一方側
を実施例では右側を一体のベルト搬送装置(5a)で構成
し、左側を前後に分割したベルト装置構造にして、前ベル
ト搬送装置(5b)の後プ−リ(5j)を軸着している入力軸(5
h)を支点軸として前記右側の一体ベルト搬送装置(5a)の
前半部と前ベルト搬送装置(5b)が相対位置を維持しなが
ら上下回動可能に構成した。
【0022】一方、図3と図9及び図10に示すごとく、仕
上げ調製部(2)にてカバ−(14)の内側には、前記鱗茎支
持搬送装置(5)の上方に位置し、球形をした鱗茎作物の
鱗茎部を挟持搬送する挟持搬送装置(9)が配設され、更
に挟持搬送装置(9)の上方に髭根切断装置(3)が配設し
てあり、前記挟持搬送装置(9)の下方には茎葉仕上切装
置(4)が配設してある。更に、図4に図示するように、前
記の挟持搬送装置(9)は左右一対の挟持ベルト(9a・9a)
によって挟持搬送通路を形成し、該挟持搬送装置(9)の
前部が前記鱗茎支持搬送装置(5)の後部上方にラップす
るように配設され、該挟持搬送装置(9)の後端には排出
部(15)が配設されている。
【0023】以上のような配置構成の鱗茎作物調製機
(T)において、該鱗茎作物調製機(T)は畝の肩上を走行
して、作業者は畝上に置かれた鱗茎作物を拾い上げて、鱗
茎作物を横倒し姿勢にして茎葉部が機体左側になり髭根
部が右側になるようにして、鱗茎支持搬送装置(5)上に
供給する。
【0024】そして、鱗茎支持搬送装置(5)の前半分搬
送過程においては、水平周回構造のベルト搬送装置(5a)
と縦周回構造の前ベルト搬送装置(5b)の協働で鱗茎作物
を横倒し姿勢で搬送し、後ベルト搬送装置(5c)との受継
部に至ると、鱗茎部は前記右側のベルト搬送装置(5a)に
支持され、茎葉部は前ベルト搬送装置(5b)の終端と後ベ
ルト搬送装置(5c)との間隙に自重で垂れ下がり、鱗茎作
物は横倒し姿勢から倒立姿勢に移送姿勢を変更して、後
ベルト搬送装置(5c)のベルト始端側プ−リ(5d)と同軸回
転する鱗茎作物誘導体(5e)及び掻込突起体(5f)からなる
作物誘導装置によって、前ベルト搬送装置(5b)の終端と
後ベルト搬送装置(5c)の始端との間隙を茎葉部の通路と
して移送姿勢を変更し、鱗茎部は引続きベルト搬送装置
(5a)の後半分と後ベルト搬送装置(5c)に支持され後方へ
搬送される。同時に茎葉部は茎引張ベルト(6・6)に挟
持され左右前プ−リ(6c・6c)と同軸回転する茎葉粗切刃
(8)によって長く伸びた茎葉部は粗切断され姿を整えて
倒立姿勢のまま後方へ搬送される。
【0025】そして、鱗茎作物は供給粗処理部(1)を搬
送される間、通路溝(図示省略)の左右両側の傾斜面にガ
イドされ適正な倒立姿勢を維持しながら搬送され、仕上
げ調製部(2)に至ると挟持搬送装置(9)によって鱗茎作
物の鱗茎部は挟持搬送される。この搬送過程の中で、髭
根部は髭根切断装置(3)によって切断され、茎葉部は茎
葉仕上切装置(4)によって切断される。髭根部および茎
葉部を切断された鱗茎部は、前記の挟持搬送装置(9)の
終端部で挟持を解かれ、排出部(15)を転がり出て排出シ
ュ−タ−(16)を介して機外に排出される。尚、図3に示
す様に前記排出部(15)は挟持ベルト(9a・9a)の後部下方
から排出シュ−タ−(16)までの間にガイド杆(15a・15
a・・)が前後方向に後下りに傾斜して配設されてあ
る。
【0026】図4及び図9に示すように、前記鱗茎支持
搬送装置(5)を構成するベルト搬送装置(5a)の搬送ベル
ト(5n)は断面形状が丸形なるロ−プベルトで成形され、
仕上げ調製部(2)内に配設される駆動プ−リ(5p)と供給
粗処理部(1)先端に設けられた受動プ−リ(5q)と中間プ
−リ(5r・5r・・)の間に掛け回されている。一方、前記の
鱗茎支持搬送装置(5)を構成する左側搬送装置は前後に
分割され、前ベルト搬送装置(5b)と後ベルト搬送装置(5
c)とに連設構成され、前ベルト搬送装置(5b)は縦周回ベ
ルト構造にして、実施例では前ベルト搬送装置(5b)の前
搬送ベルト(5s)は突起付ベルトで構成され、後ベルト搬
送装置(5c)は水平周回ベルト構造にして、該後搬送ベル
ト(5m)は丸ロ−プベルトで構成されている。これら搬送
ベルト(5n)と前後搬送ベルト(5s・5m)はその対向部分間
に鱗茎部を支持して後方に搬送する。
【0027】更に、鱗茎支持搬送装置(5)の下方に配設
されている前記茎引張ベルト(6・6)を構成する茎引張
ベルト体(6a・6a)はスポンジベルトが用いられ、茎引張
駆動プ−リ(6b・6b)と茎引張受動プ−リ(6c・6c)と茎引
張中間プ−リ(6d・6d・・)の間に掛け回されている。該
茎引張ベルト(6・6)は鱗茎支持搬送装置(5)に対し
て、後方になる程徐々に上下間隔が広がる様に配設して
いる。この様な構成によって、前記の茎引張ベルト体(6a
・6a)で茎葉部を下方に引張った時、鱗茎部は断面丸形の
搬送ベルト(5n)と後搬送ベルト(5m)で下側を支持され、
向きが正しくなる様に矯正される。
【0028】図4又は図9に示す様に、前記茎葉仕上切装
置(4)は、左右一対の駆動軸(4a・4a)上部にそれぞれ回
転刃(4b・4b)が軸着されて、両回転刃(4b・4b)の外周縁
部が搬送中心線上で一部重なる様に配設されている。前
記左右一対の駆動軸(4a・4a)は前記の鱗茎支持搬送装置
(5)を駆動する伝動ケ−ス(17)より立設した軸に、自在
継手(18・18)を介して上方に延設されている。又、前記
回転刃(4b・4b)は平面視において、前記鱗茎支持搬送装
置(5)の搬送ベルト(5n)と後搬送ベルト(5m)の後部ハ字
状広がり部分の後位置で、前記挟持搬送装置(9)の後部
寄りに対応して位置し、側面視においては、前記挟持搬送
装置(9)の下方に位置して設けられ、この挟持搬送装置
(9)における挟持ベルト(9a・9a)で球形状をした鱗茎部
を挟持搬送する際に、鱗茎作物の茎葉部を両回転刃(4b・
4b)によって切断する様にしている。
【0029】図10に示す様に、前記髭根切断装置(3)は
仕上げ調製部(2)において、その前端部上方に配設され
ている支持枠(3a)に支承する髭根起し装置(3b)と髭根切
り装置(3c)からなり、該髭根切り装置(3c)は支持枠(3a)
に上下動自在に連設した平行リンク(3d)の後延端に支持
されている。又、髭根起し装置(3b)は前記髭根切り装置
(3c)に設けた軸受支承部に支承設置されて、前記挟持搬
送装置(9)が挟持搬送している鱗茎作物の髭根部を髭根
起し装置(3b)で起立整姿して、起立整姿した髭根部を髭
根切り装置(3c)で切除する様に構成されている。
【0030】同じく図3及び図10に基づき記述すると、
前記の髭根切り装置(3c)は前記平行リンク(3d)の後延端
に取着するヘッド枠(3f)と、該ヘッド枠(3f)に設けた円
盤刃駆動ケ−ス(3g)より突出した駆動軸に固設した円盤
刃(3h・3h)と、該円盤刃(3h・3h)の前部上側及び後部上
側に配設されたゲ−ジ輪(3k・3k)とで構成される。
【0031】また、前記平行リンク(3d)と支持枠(3a)と
の間にはコイルばね(3n)を介装し引張して、前記のゲ−
ジ輪(3k・3k)が鱗茎作物に当接した際に、その当接荷重
でヘッド枠(3f)が軽くスム−ズに上方に退動できる様に
している。又、前記円盤刃(3h・3h)は、前記茎葉仕上切装
置(4)の回転刃(4b・4b)に対して搬送方向上手側または
下手側に位置をずらせて配設され、両者の切断タイミン
グをずらせて、切断負荷の重なりを避け最大負荷を低下
する様にしている。尚、図10に円盤刃(3h・3h)の別案と
して椀形刃(3p)を装着した場合を示す。該椀形刃(3p)は
その断面を図11に図示するように椀形を成し、正面形状
は図12に図示するように中央平面部に放射状の刃付けし
た溝(3q)を刻設して、椀形刃(3p)の回転に伴って髭根を
溝(3q)に落し込み切断するもので、円周縁部で鱗茎部に
傷がつかない様に保護すると同時に鱗茎部が当接すると
円盤刃(3h)の場合と同じようにコイルばね(3n)によって
椀形刃(3p)は軽くスム−ズに上方に退動できる様にして
いる。該椀形刃(3p)は単体での回転作用によって切断機
能を生じ、髭根の切断を可能とするので一対で構成する
必要がなく、更に円周縁部は緩やかな曲面であり且つ溝
(3q)が無い円滑面であるため鱗茎部との当接によってガ
イド作用を行いゲ−ジ輪(3k)を必要としない利点があ
る。
【0032】次に、図9及び図13に基づいて伝動機構に
ついて記述する。実施例では、鱗茎作物調製機(T)を駆
動する駆動源としてエンジン(E)が搭載され、該エンジ
ン(E)の出力軸(E1)から伝動ベルト(E2)を介し動力は分
配軸(21)に伝達され、該分配軸(21)によって各種ベルト
搬送装置や茎葉切断部等の駆動系と髭根切断装置(3)の
駆動系に分配され、該髭根切断装置(3)の駆動力は伝動
ベベルケ−ス(22)に入力し、内蔵されたベベルギヤを介
してカウンタ−軸(23)へ伝動され、該カウンタ−軸(23)
と縦伝動ベルト(30)を介し髭根切断装置(3)を駆動す
る。具体的には、前記カウンタ−軸(23)から縦伝動ベル
ト(30)を介して髭根切断駆動軸(31)に動力が伝達され、
該髭根切断駆動軸(31)から自在継手(32)と中継軸(33)を
介して円盤刃駆動ケ−ス(3g)の入力軸(34)に伝えられ、
該入力軸(34)によってベベルギヤ(35・36)を介して円盤
刃(3h・3h)を回転駆動すると同時にベベルギヤ(37・38)
を介して根起しブラシ(3b・3b)を駆動するのである。ま
た、前記カウンタ−軸(23)には排葉ベルト(11)を駆動す
るロ−ラ(12)が軸着され、該ロ−ラ(12)によって前記カ
ウンタ−軸(23)に平面視で直交する方向に排葉ベルト(1
1)が設けられ、該排葉ベルト(11)は無端状のコンベヤベ
ルトで構成され、切断された排葉を機外に排出するもの
である。
【0033】一方、前記の分配軸(21)からベルト伝動に
よって、駆動ケ−ス(17)に内蔵された伝動装置に伝達さ
れた動力は、該伝動装置を構成する横入力軸(26)と左右
二組のベベルギヤ(27・28)を介して自在継手(18・18)に
よって連動連結される左右一対の駆動軸(4a・4a)に各々
伝達され、該左右一対の駆動軸(4a・4a)は上方に延設さ
れ、その上端に回転刃(4b・4b)を軸着して回転駆動する
様にして、茎葉仕上切装置(4)の駆動系が構成されてい
る。
【0034】そして、図4に図示する如く、各々の駆動軸
(4a・4a)は仕上げ調製部(2)の機枠に平面視で前広がり
ハ字状に装設される左右の搬送駆動ケ−ス(19・19)の後
部に図9に図示する如く縦向きに嵌挿軸支され、各駆動
軸(4a)から搬送駆動ケ−ス(19・19)内のギヤ機構(29・2
9)を経て、搬送駆動ケ−ス(19・19)の前部に軸支立設さ
れている左右の搬送駆動軸(20・20)に動力伝達し、該左
右搬送駆動軸(20・20)を互いに前側内向きに同速回転さ
せ、該左右搬送駆動軸(20・20)に装着された各種の搬送
装置を対向面が後方に移送する様に構成されている。ま
た、前記左右駆動軸(4a・4a)には茎引張ベルト(6・6)
の左右茎引張ベルト体(6a・6a)を駆動する茎引張駆動プ
−リ(6b・6b)が軸着され、受動プ−リ(6c・6c)の下側に
同軸回転する茎葉粗切刃(8)がその外周縁部を搬送中心
線上で一部重なる様に設けられ互いに対峙して前側内向
きに回転するようにしている。
【0035】更に、左右搬送駆動ケ−ス(19・19)から上
方に延出している左右搬送駆動軸(20・20)に、鱗茎支持
搬送装置(5)のベルト搬送装置(5a)と後ベルト搬送装置
(5c)を駆動する左右両駆動プ−リ(5p・5p)を嵌着固定し
て、左右両駆動プ−リ(5p・5p)の回転によって鱗茎支持
搬送装置(5)のベルト搬送装置(5a)と後ベルト搬送装置
(5c)が始端側内向きに回転される。
【0036】同じく図4又は図9に図示するように、左
右の搬送駆動ケ−ス(19・19)から上方に延出している前
記左右搬送駆動軸(20・20)には、左右各々横ベルト伝動
装置(10・10)の駆動プ−リ(10a・10a)が軸着され各横ベ
ルト伝動装置(10)を駆動するが該各横ベルト伝動装置(1
0)は左右とも各々搬送駆動軸(20)に軸着された駆動プ−
リ(10a)と前記回転刃(4b)を駆動する駆動軸(4a)に遊着
された遊動プ−リ(10b)及び挟持搬送駆動プ−リ(10c)に
よって平面視にて三角状に掛け回されているが、更に該
挟持搬送駆動プ−リ(10c)の回転軸を上方に延出して同
回転軸に挟持搬送入力プ−リ(9b)を軸着し、該挟持搬送
入力プ−リ(9b)によって前記の挟持搬送装置(9)に動力
が伝えられ、左右一対の挟持ベルト(9a・9a)を同速で互
いに始端側内向きに回転駆動し対向面が後方移動するよ
うに構成されている。
【0037】この様な構成において、作業者は鱗茎作物
調製機(T)を前進走行させながら、畝上に置かれた鱗茎
作物を拾い上げて、鱗茎作物の茎葉部を進行方向に対し
左側にして横倒し姿勢で鱗茎支持搬送装置(5)の移送方
向に対して直角に供給する。この場合、従来は茎葉部を
下にして髭根部を上に向けた倒立姿勢で供給する為に、
一個ずつしか供給出来なかったが、本願発明は横倒し姿
勢で供給できるので複数個の鱗茎作物を一括して供給で
きて能率的である。更に、既述のように搬送過程の途中
で鱗茎作物は横倒し姿勢から倒立姿勢に姿勢を変える事
ができるので、調製過程に入ると従来からの倒立搬送姿
勢になって粗切処理された後で仕上げ調製部(2)へ搬送
される。
【0038】更に、調製過程を詳述すると、鱗茎作物が鱗
茎支持搬送装置(5)によって後方に支持搬送されて、茎引
張ベルト(6・6)の始端部で茎葉粗切刃(8)により茎葉
部の長く伸びた部分が切断されて機外に放出され、茎葉
部が切り揃えられた鱗茎作物は前記左右一対の茎引張ベ
ルト(6・6)によって茎葉部が下方へ引っ張られて、玉
形状の鱗茎部の肩は所定の位置に揃えられる。そして、
仕上げ調製部(2)に受け継がれると挟持搬送装置(9)に
よって鱗茎部が挟持搬送され、髭根部は髭根切断装置
(3)によって切断されて、茎葉部は茎葉仕上切装置(4)
によって切断される。この様にして、髭根部及び茎葉部
が切断され調製された鱗茎部は、挟持搬送装置(9)の終
端部で挟持を解かれ、排出部(15)のガイド杆(15a・15a
・・)上に落下し、該ガイド杆(15a・15a・・)上を後方
へ転がり、排出シュ−タ−(16)を介して機外に排出され、
茎葉部は既述の通り排葉ベルト(11)を介して機外に排出
される。
【0039】
【発明の効果】本願発明は、以上説明したような構成と
実施の形態によって、次のような効果を奏するものであ
る。掘取収穫された鱗茎作物を搬送装置に供給して、該
搬送装置の搬送過程で鱗茎作物の茎葉部と髭根を切断す
る鱗茎作物調製機(T)において、一連の搬送装置に対し
て、横倒し姿勢で供給された鱗茎作物を搬送途上で倒立
姿勢に姿勢変更しながら移送できるような搬送構成にし
たので、従来技術では鱗茎作物を倒立姿勢で搬送装置の
先端に供給するために、一個ずつしか供給出来なかった
から手間がかかり供給能率を低下させ、調製作業全体の
能率低下となっていたのを、本願発明によって横倒し姿
勢で複数個まとめて供給可能として、しかも搬送途上で
倒立姿勢にする事ができ、従来の姿勢で鱗茎作物の茎葉
部と髭根を切断調製する事ができ調製作業の能率向上が
図れる。
【0040】前記鱗茎作物調製機(T)の搬送装置に関し
て、搬送装置を左右対向させてなる鱗茎支持搬送装置
(5)の一方側を一体のベルト搬送装置(5a)で構成し、他
方側を前後に分割して前部を縦周回ベルト構造に、後部
を水平周回ベルト構造にした分割構成にしたので、鱗茎
作物を前半搬送は横倒し姿勢で支持搬送し、後半搬送は
前後搬送の受継部で倒立姿勢にして支持搬送する事が可
能となり、横倒し姿勢での一括供給による供給作業の能
率向上が図れる。
【0041】前記の鱗茎作物調製機(T)の搬送装置に関
して、搬送装置を左右対向させてなる鱗茎支持搬送装置
(5)の搬送過程において、前半部を水平周回ベルトと縦
周回ベルトとを対向させ相互協働しながらの支持搬送と
し、後半部を水平周回ベルトどうしの対向同調によって
一連の支持搬送に構成したので、前後ベルト搬送装置(5b
・5c)の受継部で鱗茎作物を横倒し姿勢から倒立姿勢に
移送姿勢を変更して、従来慣行の姿勢で鱗茎作物を茎葉
部や髭根を切断する調製部に搬送することで、一括供給
による供給能率の向上と同時に搬送姿勢の変更を円滑に
することができる。
【0042】前記の鱗茎作物調製機(T)の搬送装置に関
して、搬送装置を左右対向させてなる鱗茎支持搬送装置
(5)の一方側を一体のベルト搬送装置(5a)で構成し、他
方側を前後に分割したベルト搬送構成にして、前ベルト
搬送装置(5b)と後ベルト搬送装置(5c)との受継部へ作物
誘導装置を装着したので、横倒し姿勢で搬送されて来た
鱗茎作物の茎葉部は前記受継部に至ると前ベルト搬送装
置(5b)の終端と後ベルト搬送装置(5c)の始端との間隙に
自重で垂れ下がり作物誘導装置によって掻き込まれて、
円滑に横倒し姿勢から倒立姿勢に移送姿勢を変更させる
事ができる。
【0043】前記鱗茎作物調製機(T)の搬送装置に関し
て、搬送装置を左右対向させてなる鱗茎支持搬送装置
(5)の一方側を一体のベルト搬送装置(5a)で構成し、他
方側を前後に分割したベルト搬送装置として、前ベルト
搬送装置(5b)を縦周回構造に、後ベルト搬送装置(5c)を
水平周回構造にした鱗茎支持搬送装置(5)において、該
鱗茎支持搬送装置(5)の前ベルト搬送装置(5b)と後ベル
ト搬送装置(5c)との受継部へ作物誘導装置を装着し、そ
の構成を後ベルト搬送装置(5c)のベルト始端側プ−リ(5
d)と同軸回転する鱗茎作物誘導体(5e)及び掻込突起体(5
f)を前記始端側プ−リ(5d)を挟んで上下に重合軸着し、
該掻込突起体(5f)を後搬送ベルト(5m)の周回径より大径
なる突起部を断続形成した構成にしたので、受継部に至
った鱗茎部は前記のベルト搬送装置(5a)と鱗茎作物誘導
体(5e)によって支持搬送され、茎葉部は前ベルト搬送装
置(5b)の終端と後ベルト搬送装置(5c)の始端との間隙を
通路としてその向きを下にして掻込突起体(5f)によって
強制的に掻き込まれ、横倒し姿勢から倒立姿勢への姿勢
変更を円滑にする事ができる。
【0044】前記鱗茎作物調製機(T)の搬送装置に関し
て、搬送装置を左右対向させてなる鱗茎支持搬送装置
(5)の一方側を水平周回ベルト構造にし、他方側を縦周
回ベルト構造にしたものにおいて、互いにベルト上面を
同一高さに揃えて対向配設したので、水平周回ベルトと
縦周回ベルトの支持搬送作用部が同一平面上で鱗茎部を
支持する事ができ、相互協働による支持搬送作用を容易
にすることができる。
【0045】前記鱗茎作物調製機(T)の搬送装置に関し
て、搬送装置を左右対向させてなる鱗茎支持搬送装置
(5)の一方側を水平周回ベルト構造にし、他方側を縦周
回ベルト構造にして、互いにベルト上面を同一高さに揃
えて、対向配設した鱗茎支持搬送装置(5)において、一方
側のベルトの伝動プ−リ(5g)を伝動起点として他方側を
駆動する構造にし、支持搬送面に対し立体交差した伝動
構成にしたので、ベベルギヤ伝動構成を用いる事なく簡
易な伝動機構とする事ができる。
【0046】前記鱗茎作物調製機(T)の搬送装置に関し
て、搬送装置を左右対向させてなる鱗茎支持搬送装置
(5)の一方側を一体のベルト搬送装置(5a)で構成し、他
方側を前後に分割したベルト搬送構造にして、前ベルト
搬送装置(5b)の後プ−リ側入力軸(5h)を支点軸として前
記一方側のベルト搬送装置(5a)の前半部と分割構成の前
ベルト搬送装置(5b)が相対位置を維持しながら上下回動
可能なる構成にしたので、前記鱗茎支持搬送装置(5)を
作業状態に応じて高さ調整が可能となり、また移動時の
収納も容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の要部である支持搬送装置前半部の平
面図である。
【図2】本願発明の要部である支持搬送装置前半部の側
面図である。
【図3】本願発明に係わる鱗茎作物調製機の全体側面図
である。
【図4】本願発明に係わる鱗茎作物調製機の主要部を示
した全体平面図である。
【図5】本願発明に係わる伝動プ−リと丸ベルトの相関
を示す側面図である。
【図6】図1におけるA‐A断面図である。
【図7】図1におけるB‐B断面図である。
【図8】図1におけるC‐C断面図である。
【図9】本願発明に係わる鱗茎作物調製装置の伝動機構
側面図である。
【図10】鱗茎作物調製装置における別案の髭根切断刃を
構成した側面図である。
【図11】同別案の髭根切断刃の断面図である。
【図12】同別案の髭根切断刃の正面図である。
【図13】鱗茎作物調製装置の仕上げ調整部の伝動機構平
面図である。
【符号の説明】
T 鱗茎作物調製機 T1 走行装置 T3 鱗茎作物調製装置 T4 走行伝動装置 E エンジン 1 供給粗処理部 2 仕上げ調製部 3 髭根切断装置 4 茎葉仕上切装置 5 鱗茎支持搬送装置 5a ベルト搬送装置 5b 前ベルト搬送装置 5c 後ベルト搬送装置 5e 鱗茎作物誘導体 5f 掻込突起体 5g 伝動プ−リ 5h 入力軸 5k ガ−ドプ−リ 5n 搬送ベルト 5m 後搬送ベルト 5s 前搬送ベルト 6 茎引張ベルト 7 回動調節金具 9 挟持搬送装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2B072 AA03 DA08 DA12 3F023 AA03 AB10 BA07 BB06 BB07 BB09 EA01 3F081 AA46 BC04 BD15 BD16 BE02 BE08 CA02 CA42 CC10 DA02 DA12 4B061 AA03 BA03 BB05 BB12 BB13 BB16 CB05 CB07 CB13 CB16 CB18

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 掘取収穫された鱗茎作物を搬送装置に供
    給して、該搬送装置の搬送過程で鱗茎作物の茎葉部と髭
    根を切断する鱗茎作物調製機(T)において、一連の搬送
    装置に対して、横倒し姿勢で供給された鱗茎作物を搬送
    途上で倒立姿勢に姿勢変更しながら移送できる様にした
    搬送構成を特徴とする鱗茎作物調製機の搬送装置。
  2. 【請求項2】 前記鱗茎作物調製機(T)の搬送装置に関
    して、搬送装置を左右対向させてなる鱗茎支持搬送装置
    (5)の一方側を一体のベルト搬送装置(5a)で構成して、
    他方側を前後に分割し前部を縦周回ベルト構造にして、
    後部を水平周回ベルト構造にした配設構成を特徴とする
    鱗茎作物調製機の搬送装置。
  3. 【請求項3】 前記鱗茎作物調製機(T)の搬送装置に関
    して、搬送装置を左右対向させてなる鱗茎支持搬送装置
    (5)の搬送過程において、前半部を水平周回ベルトと縦
    周回ベルトとを対向させ相互協働しながら支持搬送し、
    後半部を水平周回ベルトどうしの対向同調によって、一
    連の支持搬送を構成した事を特徴とする鱗茎作物調製機
    の搬送装置。
  4. 【請求項4】 前記鱗茎作物調製機(T)の搬送装置に関
    して、搬送装置を左右対向させてなる鱗茎支持搬送装置
    (5)の一方側を一体のベルト搬送装置(5a)で構成し、他
    方側を前後に分割したベルト搬送構成にして、前ベルト
    搬送装置(5b)と後ベルト搬送装置(5c)との受継部へ作物
    誘導装置を装着した事を特徴とする鱗茎作物調製機の搬
    送装置。
  5. 【請求項5】 前記鱗茎作物調製機(T)の搬送装置に関
    して、搬送装置を左右対向させてなる鱗茎支持搬送装置
    (5)の一方側を一体のベルト搬送装置(5a)で構成して、
    他方側を前後に分割したベルト搬送構成にし、前ベルト
    搬送装置(5b)を縦周回構造にして、後ベルト搬送装置(5
    c)を水平周回構造にした鱗茎支持搬送装置(5)におい
    て、該鱗茎支持搬送装置(5)の前ベルト搬送装置(5b)と
    後ベルト搬送装置(5c)との受継部へ作物誘導装置を装着
    し、その構成を後ベルト搬送装置(5c)のベルト始端側プ
    −リ(5d)と同軸回転する鱗茎作物誘導体(5e)及び後搬送
    ベルト(5m)の周回径より大径なる突起部を断続形成した
    掻込突起体(5f)を前記始端側プ−リ(5d)を挟んで上下に
    重合軸着した構成にした事を特徴とする鱗茎作物調製機
    の搬送装置。
  6. 【請求項6】 前記鱗茎作物調製機(T)の搬送装置に関
    して、搬送装置を左右対向させてなる鱗茎支持搬送装置
    (5)の一方側を水平周回ベルト構造にし他方側を縦周回
    ベルト構造にして、互いにベルト上面を同一高さに揃え
    て、対向配設した構成を特徴とする鱗茎作物調製機の搬
    送装置。
  7. 【請求項7】 前記鱗茎作物調製機(T)の搬送装置に関
    して、搬送装置を左右対向させてなる鱗茎支持搬送装置
    (5)の一方側を水平周回ベルト構造にし、他方側を縦周
    回ベルト構造にして、互いにベルト上面を同一高さに揃
    えて、対向配設した鱗茎支持搬送装置(5)において、一方
    側のベルト装置の伝動プ−リ(5g)を伝動起点として他方
    側を駆動する構造にし、支持搬送面に対し立体交差した
    伝動構成を特徴とした鱗茎作物調製機の搬送装置。
  8. 【請求項8】 前記鱗茎作物調製機(T)の搬送装置に関
    して、搬送装置を左右対向させてなる鱗茎支持搬送装置
    (5)の一方側を一体のベルト搬送装置(5a)で構成し、他
    方側を前後に分割したベルト装置構造にして、前ベルト
    搬送装置(5b)の後プ−リ側入力軸(5h)を支点軸として前
    記一方側のベルト搬送装置(5a)の前半部と分割構成の前
    ベルト搬送装置(5b)が相対位置を維持しながら上下回動
    可能なる構成にした事を特徴とした鱗茎作物調製機の搬
    送装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111602499A (zh) * 2020-06-30 2020-09-01 重庆化工职业学院 大蒜收获机

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN111602499A (zh) * 2020-06-30 2020-09-01 重庆化工职业学院 大蒜收获机

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