JP2002291050A - 移動通信制御装置およびその制御方法 - Google Patents

移動通信制御装置およびその制御方法

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JP2002291050A JP2001093458A JP2001093458A JP2002291050A JP 2002291050 A JP2002291050 A JP 2002291050A JP 2001093458 A JP2001093458 A JP 2001093458A JP 2001093458 A JP2001093458 A JP 2001093458A JP 2002291050 A JP2002291050 A JP 2002291050A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 いち早い負担軽減が図れる移動通信制御装置
およびその制御方法を提供する。 【解決手段】 入力信号数制御部13に構成されたβフ
ラグ更新部137は、入力信号カウンタCが規制値D1
以上となったときにシステム状態フラグβの今周期の設
定を規制にする。また、今周期から次周期へ変わる際
に、システム状態フラグβの今周期の設定内容をシステ
ム状態フラグβの前周期の設定内容に引き継ぐ。さら
に、システム状態フラグβの今周期または前周期の設定
が規制であるときは、システム状態フラグαの設定が非
規制と判定された場合であっても、信号カウンタ判定部
133は、規制値D2以上であるかの判定を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、いち早い負担軽減
が図れる移動通信制御装置およびその制御方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、移動通信網に構成される移動
通信制御装置にあっては、入力ごとに処理される入力信
号が任意の周期において継続的に入力された場合に次周
期における処理許容数を低減するようにして、移動通信
制御装置に高負荷がかかる事態を防止するようになって
いる。
【0003】図5は、移動体通信網を示す図である。図
5に示すように、移動通信制御装置1A(以下、システ
ムともいう)は、上位ノード2および基地局3に接続さ
れ、基地局3は、ユーザが持つ各移動局4と接続可能と
なっている。
【0004】図6は、移動通信制御装置1Aの構成を示
す図である。移動通信制御装置1Aは、I/F部11と
通信制御部12と入力信号数制御部13Aを備えてお
り、I/F部11は、基地局3や上位ノード2から受信
した入力信号の正常性を確認し、通信制御部12に引き
継ぐ。また、通信制御部12から引き継いだ出力信号
を、基地局3や上位ノード2へ送信する。
【0005】通信制御部12は、I/F部11が受信し
た信号(以下、入力信号)、基地局3からの発信要求、
位置登録要求、パケット要求と、上位ノード2からの着
信要求、パケット要求を引き継ぎ、入力信号数制御部1
3Aへ信号数分析要求を行う。また、入力信号数制御部
13Aから返送される処理種別から、I/F部11が送
信する信号(以下、出力信号)、つまり上位ノード2へ
の発信要求、位置登録要求、パケット要求と、基地局へ
の着信要求、パケット要求と、処理できないことを通知
する信号(以下、リジェクト信号)をI/F部11へ引
き継ぐ。また、内部の処理能率を監視し、予め設定され
た能力値をオーバーすると、“規制中”のシステム状態
を入力信号数制御部13Aへ引き継ぐ。入力信号数制御
部13Aは、入力信号を通信制御部12から引き継ぎ、
信号種別毎に信号数をカウントアップし、そのカウンタ
値とシステム状態により、処理種別を決定し通信制御部
12へ引き継ぐ。
【0006】次に、信号規制処理について説明する。移
動通信制御装置1Aは、基地局3や上位ノード2から受
信した信号をシステムの能力を最大限に使用して処理す
るため、図7に示すように、処理能率が平常であって
も、入力信号数が信号毎に定めたシステム最大処理数
(規制値D1という)を越えると信号のリジェクト処理
を行い、システムの負担を軽減している。また、システ
ム最大処理数を越えていなくても、通信制御部12の処
理能率が設定値を超えた場合は、システムを正常に維持
するように入力信号数を信号規制値(規制値D2)で制
限してリジェクト処理を行い、図8に示すように、上位
ノード2や基地局3にリジェクト信号を応答して、シス
テムの負担を軽減している。
【0007】次に、入力信号数制御部13Aにおける規
制値について説明するが、その前に、システムの平常状
態について説明する。
【0008】通信制御部12は、システムとして、入力
信号の有無に関係しない、固定的な処理を行う時間(固
定分)と入力信号の処理を行っている時間(変動分)が
ある。通信制御部12の処理には、固定分と変動分があ
るが、一定時間内では、何もしてない時間(空き時間)
を含む場合がある。平常時のシステムにおいては、通常
は空き時間があり、入力信号に対して即時処理を行って
いる。
【0009】次に、規制値D1(システム最大処理数)
について説明する。一定時間内では、それぞれ信号種別
毎の入力信号数は変動している。一定時間内に特定の信
号が増えても、図9に示すように、入力信号に対して出
力信号が信号遅延を起こすので、信号遅延(平常状態と
比較すると信号送信が遅れてしまう状態)が許容限度を
超えたり、待ち合わせ等によりタイムアウトが発生する
ことなく、システムが正常に処理できる信号種別毎の最
大信号数(つまり、1種類の信号種別の信号を処理した
として、正常に処理できる最大信号数)を、規制値D1
としている。
【0010】次に、規制値D2(信号数規制値)につい
て説明する。入力信号が増加してくると、特定の信号種
別の信号だけでなく、複数の信号種別の信号が一定時間
内に移動通信制御装置で処理される。複数の信号種別を
同時に処理できるように、特定の信号種別毎の入力信号
数を規制するのが規制値D2である。したがって、図1
0に示すように、発信要求や着信要求が多く入力され、
規制値D2を超えても、他の信号を処理できるようにな
っている。
【0011】この規制は、一定時間内に入力信号が増え
システムの処理能力を超えた場合、次周期以降の入力信
号数を制限し、複数の種別の信号を処理できることを可
能としている。
【0012】次に、短時間変動について説明する。時間
単位、分単位では、各信号種別毎の信号数は、バランス
よく入力され処理されている。しかし、秒単位では特定
の信号に集中している。したがってトラヒック変動に対
応しシステムの制御を行うには、理想的には数秒周期で
監視する必要がある。
【0013】さて、入力信号数制御部13Aは、以下の
ように動作する。図11に示すように、通信制御部12
より信号を引き継ぐと入力信号数制御部13Aは、ステ
ップS51で入力信号カウンタCに1を加算し、そし
て、ステップS53で入力信号カウンタCと規制値D1
(システム最大処理能力値)とを比較する。ここで、入
力信号カウンタCが規制値D1以上と判定されたとき
は、ステップS55で処理種別をリジェクトに設定して
処理を終える。一方、ステップS53で入力信号カウン
タCが規制値D1未満と判定されたときは、ステップS
57で、システム状態フラグαを判定する。システム状
態フラグαが規制であるときは、ステップS59へ進
み、入力信号カウンタCと規制値D2とを比較する。こ
こで、入力信号カウンタCが規制値D2以上と判定され
たときは、ステップS55へ進む。一方、入力信号カウ
ンタCが規制値D2未満と判定されたときは、または、
ステップS57でシステム状態フラグαが非規制と判定
されたときは、ステップS61で処理種別をノーマルに
設定して処理を終える。
【0014】すなわち、受信信号数が規制値D1未満
で、システム状態判定において非規制中となっている場
合と、システム状態が規制中で、受信信号数が規制値D
2未満の場合は、処理種別にノーマルを設定し、それ以
外(規制値を超えた)の場合は、処理種別にリジェクト
を設定するのである。
【0015】なお、図12に示すように、実際の移動通
信制御装置では、発信、着信、位置登録のそれぞれにつ
いて同様の処理が行われている。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の移動通信制御装置にあっては、近年、携帯電話サー
ビス、自動電話サービス、簡易型携帯電話サービスの普
及に伴い、移動局数が急増し、図13に示すように、移
動局の処理能力を越えた要求が入力される。このため、
以下の課題が指摘されている。
【0017】従来の移動通信制御装置は、周期的に入力
信号を監視する方式を採っているが、例えば、図14に
示す周期A2のように、周期内で見るとシステムの空き
時間があっても、周期A2後半に入力信号数が急増し、
次の周期A3も入力信号が多い場合、システム状態を規
制中にするのが遅れて、信号遅延が一定限度を超えた
り、通信制御部12内で待ち合わせによるタイムアウト
が発生する場合がある。
【0018】しかしながら、任意の周期に、信号入力が
集中する時間と信号入力の全くない空き時間とが含まれ
て、見かけ上信号が継続的に入力されていないような場
合が発生する可能性があり、こうした場合には、次周期
の処理許容数が低減されず、移動通信制御装置に高負荷
がかかってしまうことになる。
【0019】システムの処理能力をオーバーしている状
態を早期に発見するには、システムを監視する周期を短
くすることでも解決できるが、周期を短くすると必要の
ない規制が発生したり、監視するための処理が増えて、
却ってシステムの能力を低下させる恐れがある。
【0020】そこで本発明は、上記の従来の課題に鑑み
てなされたものであり、その目的とするところは、いち
早い負担軽減が図れる移動通信制御装置およびその制御
方法を提供することにある。
【0021】
【課題を解決するための手段】上記従来の課題を解決す
るために、本発明の請求項1に係る移動通信制御装置
は、任意の周期の初めにリセットされた入力信号カウン
タが、着信要求、発信要求、パケット要求、位置登録要
求のいずれかに関わる入力信号が入力されるごとに加算
されて第1の規制値以上となったときは入力信号をリジ
ェクトし、さらに、入力信号のない空き時間が任意の周
期で検出されないと次周期において第1のシステム状態
フラグを規制に設定し、さらに、この第1のシステム状
態フラグが規制であるときは、入力信号カウンタが第1
の規制値未満の第2の規制値以上であるという条件をも
って、入力される入力信号をリジェクトする移動通信制
御装置であって、入力信号カウンタが第1の規制値以上
となったときに第2のシステム状態フラグの今周期の設
定を規制にするとともに、今周期から次周期へ変わる際
に、第2のシステム状態フラグの今周期の設定内容を当
該第2のシステム状態フラグの前周期の設定内容に引き
継ぐようにし、さらに、この第2のシステム状態フラグ
の今周期または前周期の設定が規制であるときは、第1
のシステム状態フラグの設定が非規制であっても、前記
第2の規制値以上であるかの判定を行うことを特徴とす
る。
【0022】本発明の請求項2に係る移動通信制御装置
の制御方法は、任意の周期の初めにリセットされた入力
信号カウンタが、着信要求、発信要求、パケット要求、
位置登録要求のいずれかに関わる入力信号が入力される
ごとに加算されて第1の規制値以上となったときは入力
信号をリジェクトし、さらに、入力信号のない空き時間
が任意の周期で検出されないと次周期において第1のシ
ステム状態フラグを規制に設定し、さらに、この第1の
システム状態フラグが規制であるときは、入力信号カウ
ンタが第1の規制値未満の第2の規制値以上であるとい
う条件をもって、入力される入力信号をリジェクトする
移動通信制御装置の制御方法であって、入力信号カウン
タが第1の規制値以上となったときに第2のシステム状
態フラグの今周期の設定を規制にするとともに、今周期
から次周期へ変わる際に、第2のシステム状態フラグの
今周期の設定内容を当該第2のシステム状態フラグの前
周期の設定内容に引き継ぐようにし、さらに、この第2
のシステム状態フラグの今周期または前周期の設定が規
制であるときは、第1のシステム状態フラグの設定が非
規制であっても、前記第2の規制値以上であるかの判定
を行うことを特徴とする。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図1は、本発明の実施の形態に係
る移動通信制御装置1の構成を示す図である。なお、従
来の移動通信制御装置1の構成要素と同一の機能を有す
るものには同一符号を付して詳細説明を省略する。
【0024】移動通信制御装置1は、各I/F部11
と、通信制御部12と、入力信号数制御部13を備え
る。I/F部11は、上位ノードや基地局と接続され
て、これら上位ノードから、着信要求とパケット要求を
入力し、一方基地局から発信要求、位置登録要求および
パケット要求を入力する。そして、入力信号の正常性を
確認し、これらを通信制御部12へ引き継ぐ。また通信
制御部12からの処理の結果を上位ノードや基地局へ応
答する。通信制御部12は、I/F部11から要求を引
き継ぎ、入力信号数制御部13へ信号分析要求を行う。
そして、入力信号数制御部13から返送される処理種別
に基づいて、要求に対する処理を行い、処理結果をI/
F部11へ出力する。入力信号数制御部13は、要求に
対する処理種別をノーマルまたはリジェクトに設定する
処理を行い、これを通信制御部12へ返送する。
【0025】入力信号数制御部13は、周期を計時して
周期の変わり目にトリガを出力するタイマー131と、
タイマー131からのトリガにより、各周期の初めに入
力信号カウンタCをリセットするとともに、入力される
信号ごとに入力信号カウンタCを加算する信号カウンタ
更新部132と、入力信号カウンタCと規制値D1の比
較判定および入力信号カウンタCと規制値D2の比較判
定を行う信号カウンタ判定部133と、処理種別をノー
マルまたはリジェクトに設定する処理種別更新部134
と、システム状態フラグαの設定内容が規制か非規制か
を判定するαフラグ判定部135と、システム状態フラ
グβの設定内容(後述する)を判定するβフラグ判定部
136と、システム状態フラグβを更新するβフラグ更
新部137を備えている。
【0026】処理種別とは、通信制御部12が、リジェ
クト信号を応答するか、あるいは要求通りの処理を行う
かを判定するために参照されるデータである。通信制御
部12は、処理種別がノーマルであるときは、通常の処
理を行い、一方、処理種別がリジェクトであるときは、
上位ノードや基地局に対してリジェクト信号を送出す
る。このリジェクト信号が返されると、上位ノードや基
地局は、送信した信号(発信要求等)が継続して処理さ
れないことを知る。これにより、上位ノードや基地局
は、再度、信号送信を行う。
【0027】ここで、実施の形態で利用される2つのフ
ラグについて説明する。システム状態フラグαは、入力
信号のない空き時間が任意の周期で検出されない、つま
り当該周期での内部処理能率が予め設定した値を超えた
ときは、次周期において規制に設定される。なお、かか
る処理は、入力信号数制御部13内の図示しない処理部
によって行われる。
【0028】一方、システム状態フラグβは、入力信号
数制御部13内に構成されて、00,01,10または
11の4種類の値が設定されるものである。システム状
態フラグβの値は、以下のように定義される。
【0029】 00:前周期、今周期いずれにおいても規制なし(非規
制) 01:前周期において規制あり、今周期において規制な
し(非規制) 10:前周期において規制なし(非規制)、今周期にお
いて規制あり 11:前周期、今周期いずれにおいても規制あり なお、ここでいう規制、非規制は便宜的に使用する設定
値の呼称である。
【0030】図2は、入力信号数制御部13の動作を示
すフローチャートである。システム状態フラグβは、移
動通信制御装置1起動時に00に設定され、入力信号数
制御部13は、以下のように動作する。
【0031】通信制御部12がI/F部11から信号を
引き継ぐと、通信制御部12は入力信号が入力されたこ
とを入力信号数制御部13に通知すると、入力信号数制
御部13では、ステップS1で信号カウンタ更新部13
2が、入力信号カウンタCに1を加算する。そして、ス
テップS3で信号カウンタ判定部133が、入力信号カ
ウンタCと規制値D1とを比較する。
【0032】ステップS3で入力信号カウンタCが規制
値D1未満と判定されたときは、ステップS5でαフラ
グ判定部135が、システム状態フラグαを判定する。
【0033】ここで、システム状態フラグαが非規制で
あると判定されたときは、ステップS7へと進み、βフ
ラグ判定部136がシステム状態フラグβを判定する。
ここで、システム状態フラグβが、10,01または1
1と判定されたときは、ステップS9へと進む。一方、
ステップS5でシステム状態フラグαが規制であると判
定されたときは、ステップS7を行わずに、ステップS
9へ進む。
【0034】ステップS9では信号カウンタ判定部13
3が、入力信号カウンタCと規制値D2とを比較する。
ここで、入力信号カウンタCが規制値D2以上と判定さ
れたときは、ステップS13へ進む。一方、入力信号カ
ウンタCが規制値D2未満と判定されたとき、または、
ステップS7でシステム状態フラグβが00と判定され
たときは、ステップS11へ進み、処理種別更新部13
4が処理種別をノーマルに設定して処理を終える。
【0035】さて、ステップS3で、入力信号カウンタ
Cが規制値D1以上と判定されたときは、ステップS1
5で、βフラグ判定部136がシステム状態フラグβを
判定する。システム状態フラグβが、10または11で
あるときは、処理種別更新部134が処理種別をリジェ
クトに設定して処理を終える。一方、システム状態フラ
グβが、00または01であると判定されたときは、ス
テップS17へと進み、βフラグ更新部137がシステ
ム状態フラグβを更新する。具体的には、値00を10
に、値01を11に更新する。そして、ステップS13
へと進む。
【0036】図3は、入力信号数制御部13が、周期が
遷移するときに行う動作を示すフローチャートである。
信号カウンタ更新部132は、周期の変わり目にタイマ
ー131からトリガ入力されると、ステップS21で入
力信号カウンタCを初期化(C=0)する。次に、ステ
ップS23でβフラグ判定部136が、システム状態フ
ラグβを判定する。システム状態フラグβが10または
11と判定されたときは、ステップS25へ進み、βフ
ラグ更新部137がシステム状態フラグβを01に設定
して処理を終える。
【0037】一方、ステップS23でシステム状態フラ
グβが00または01と判定されたときは、βフラグ判
定部136がステップS27において、システム状態フ
ラグβをさらに判定する。システム状態フラグβが00
と判定されたときは、ただちに処理を終え、一方、シス
テム状態フラグβが01と判定されたときは、ステップ
S29でβフラグ更新部137が、システム状態フラグ
βを0に設定(初期化)して処理を終える。
【0038】つまり、システム状態フラグβの今周期の
設定を非規制に初期化し、前周期の設定はシステム状態
フラグβ内で引継ぐようにしている。つまり、今周期に
おいて非規制であっても、前周期において規制であると
きは、図2のステップS7からステップS9へと制御を
移行できるようにして、規制値D2との比較を行うよう
にし、これにより、規制値Dを超える入力信号が入力さ
れた場合は、リジェクト信号を応答するようにできる。
【0039】次に、上記のように構成した移動通信制御
装置1の処理の様子を説明する。
【0040】図4に示すように、A2周期においては、
前半に空き時間があるので、従来ならば、次の周期A3
においては、規制値D2による判定がなされず、高負荷
がかかってしまうが、移動通信制御装置1では、周期A
3において、規制値D2を超えて入力される入力信号を
リジェクトすることができる。したがって、移動通信制
御装置1において、いち早く負荷を軽減することができ
る。
【0041】以上説明したように、本発明の実施の形態
によれば、任意の周期の初めにリセットされた入力信号
カウンタCが、着信要求、発信要求、パケット要求、位
置登録要求のいずれかに関わる入力信号が入力されるご
とに加算されて第1の規制値(D1)以上となったとき
は入力信号をリジェクトし、さらに、入力信号のない空
き時間が任意の周期で検出されない、つまり当該周期で
の内部処理能率が予め設定した値を超えたときは次周期
において第1のシステム状態フラグ(α)を規制に設定
し、さらに、この第1のシステム状態フラグが規制であ
るときは、入力信号カウンタCが第1の規制値未満の第
2の規制値(D2)以上であるという条件をもって、入
力される入力信号をリジェクトするときに、入力信号カ
ウンタCが第1の規制値(D1)以上となったときに第
2のシステム状態フラグ(β)の今周期の設定を規制に
する、つまり、ステップS17において、10または1
1にするとともに、図3に示すように、今周期から次周
期へ変わる際に、第2のシステム状態フラグ(β)の今
周期の設定内容を当該第2のシステム状態フラグの前周
期の設定内容に引き継ぐようにし、さらに、この第2の
システム状態フラグの今周期または前周期の設定が規制
であるとき(ステップS7で10、01、11と判定)
は、ステップS5において、第1のシステム状態フラグ
の設定が非規制と判定された場合であっても、ステップ
S9の第2の規制値以上であるかの判定を行うようにし
たので、移動通信制御装置にかかる処理負担をいち早く
軽減できる。このため、従来方式で採用している規制論
理を損なうことなく、システムの保護を行うことから、
安定した運用を行うことができる。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る移動
通信制御装置およびその制御方法によれば、入力信号カ
ウンタが第1の規制値以上となったときに第2のシステ
ム状態フラグの今周期の設定を規制にするとともに、今
周期から次周期へ変わる際に、第2のシステム状態フラ
グの今周期の設定内容を当該第2のシステム状態フラグ
の前周期の設定内容に引き継ぐようにし、さらに、この
第2のシステム状態フラグの今周期または前周期の設定
が規制であるときは、第1のシステム状態フラグの設定
が非規制であっても、第2の規制値以上であるかの判定
を行うようにしたので、移動通信制御装置にかかる処理
負担をいち早く軽減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る移動通信制御装置の
構成を示す図である。
【図2】図1に示す入力信号数制御部13の動作を示す
フローチャートである。
【図3】図1に示す入力信号数制御部13の動作を示す
フローチャートである。
【図4】図1に示す移動通信制御装置における入力信号
の処理の様子を示す図である。
【図5】移動体通信網を示す図である。
【図6】従来の移動通信装置の構成を示す図である。
【図7】従来の移動通信制御装置における平常時の処理
と処理能力を示す図である。
【図8】従来の移動通信制御装置におけるリジェクト信
号の送出タイミングを示す図である。
【図9】従来の移動通信制御装置における信号遅延の様
子を示す図である。
【図10】従来の移動通信制御装置において発信要求や
着信要求が多く、規制値D2を超えて処理された状態を
示す図である。
【図11】従来の移動通信制御装置における入力信号数
制御部13の動作を示すフローチャートである。
【図12】従来の移動通信制御装置において入力信号の
種類に応じて行われる実際の処理を示す図である。
【図13】従来の移動通信制御装置における移動局急増
時の処理と処理能力を示す図である。
【図14】従来の移動通信制御装置における入力信号の
処理の様子を示す図である。
【符号の説明】
1 移動通信制御装置 2 上位ノード 3 基地局 11 I/F部 12 通信制御部 13 入力信号数制御部 131 タイマー 132 信号カウンタ更新部 133 信号カウンタ判定部 134 処理種別更新部 135 αフラグ判定部 136 βフラグ判定部 137 βフラグ更新部 D1、D2 規制値 α、β システム状態フラグ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 任意の周期の初めにリセットされた入力
    信号カウンタが、着信要求、発信要求、パケット要求、
    位置登録要求のいずれかに関わる入力信号が入力される
    ごとに加算されて第1の規制値以上となったときは入力
    信号をリジェクトし、さらに、入力信号のない空き時間
    が任意の周期で検出されないと次周期において第1のシ
    ステム状態フラグを規制に設定し、さらに、この第1の
    システム状態フラグが規制であるときは、入力信号カウ
    ンタが第1の規制値未満の第2の規制値以上であるとい
    う条件をもって、入力される入力信号をリジェクトする
    移動通信制御装置であって、 入力信号カウンタが第1の規制値以上となったときに第
    2のシステム状態フラグの今周期の設定を規制にすると
    ともに、今周期から次周期へ変わる際に、第2のシステ
    ム状態フラグの今周期の設定内容を当該第2のシステム
    状態フラグの前周期の設定内容に引き継ぐようにし、さ
    らに、この第2のシステム状態フラグの今周期または前
    周期の設定が規制であるときは、第1のシステム状態フ
    ラグの設定が非規制であっても、前記第2の規制値以上
    であるかの判定を行うことを特徴とする移動通信制御装
    置。
  2. 【請求項2】 任意の周期の初めにリセットされた入力
    信号カウンタが、着信要求、発信要求、パケット要求、
    位置登録要求のいずれかに関わる入力信号が入力される
    ごとに加算されて第1の規制値以上となったときは入力
    信号をリジェクトし、さらに、入力信号のない空き時間
    が任意の周期で検出されないと次周期において第1のシ
    ステム状態フラグを規制に設定し、さらに、この第1の
    システム状態フラグが規制であるときは、入力信号カウ
    ンタが第1の規制値未満の第2の規制値以上であるとい
    う条件をもって、入力される入力信号をリジェクトする
    移動通信制御装置の制御方法であって、 入力信号カウンタが第1の規制値以上となったときに第
    2のシステム状態フラグの今周期の設定を規制にすると
    ともに、今周期から次周期へ変わる際に、第2のシステ
    ム状態フラグの今周期の設定内容を当該第2のシステム
    状態フラグの前周期の設定内容に引き継ぐようにし、さ
    らに、この第2のシステム状態フラグの今周期または前
    周期の設定が規制であるときは、第1のシステム状態フ
    ラグの設定が非規制であっても、前記第2の規制値以上
    であるかの判定を行うことを特徴とする移動通信制御装
    置の制御方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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