JP4562904B2 - 通信システム中でメッセージを制御するための方法 - Google Patents
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Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、通信システムに係り、特に、通信システムにおけるトラフィックの制御に関する。
【０００２】
【従来の技術】
図１は、典型的な通信システムを示す。通信システムは、ネットワークエレメントまたはコンポーネント１０，１２，１４および１６からなる。ネットワークエレメント（ＮＥ）は、各々、セントラルシステム制御機能コンポーネント（ＳＣＦ）１８と通信する。セントラルシステム制御機能１８は、ネットワークエレメント間のトラフィックを調整し、例えば、ネットワークシグナリングセンターまたはトラフィックルーティングノードであり得る。
【０００３】
ワイヤレス通信システムの場合において、ネットワークエレメントは、例えば移動体交換センター（ＭＳＣ）または基地局であり得る。また、ワイヤレス通信システムは、ホームロケーションレジスタ（ＨＬＲ）２０およびワイヤレスネットワークポイント（ＷＮＰ）２２のようなコンポーネントを含む。ホームロケーションレジスタは、例えば、ネットワークに対するアクセスを要求する移動体のアイデンティティを認証するために使用され、ワイヤレスネットワークポイント２２は、ワイヤレス基地局またはワイヤレスローカルエリアネットワーク中のアクセスポイントであり得る。
【０００４】
ＳＣＦは、それとネットワークエレメントの各々との間の通信を制御することによりそのワークロードを制御する。例えば、ＳＣＦ１８がネットワークエレメント１２のような特定のネットワークエレメントからの通信によりオーバーロードとなっている場合、それは、ネットワークエレメント１２に対して、ＡＣＧ（オートマティックコードギャッピング）メッセージまたはブロックコマンドを送ることができる。ＡＧＣメッセージコマンドは、特定の時間の長さ、ＳＣＦ１８へのメッセージの送信を止めるようネットワークエレメント１２に指令する。
【０００５】
ＡＣＧメッセージは、ＡＮＳＩ−４１通信プロトコルを使用するネットワークにおいてオートマティックコードギャッピングとして知られている。ＳＣＦがオーバーロードになることに加えて、ネットワークエレメント１６のようなネットワークエレメントがオーバーロードになる可能性がある。この場合において、ネットワークエレメント１６は、そのワークロードを減少させるために、ＳＣＦからの通信を受け入れることを単にやめる。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】
残念なことに、ＳＣＦ１８およびネットワークエレメント１６との通信を試みるいずれかのネットワークエレメントまたはコンポーネントは、ネットワークエレメント１６におけるオーバーロード状態を知らされていない。これは、メッセージを送信するエレメントまたはコンポーネントが、ネットワークエレメント１６が送信されたメッセージを受信しかつこれに応答しているという仮定の下に動作する一方で、ネットワーク内の他のエレメントまたはコンポーネントから送られたメッセージをネットワークエレメント１６が無視する結果となる。
【０００７】
【課題を解決するための手段】
本発明は、リクエスティングネットワークエレメントからＳＣＦ（システム制御機能コンポーネント）へ送られる選択的ブロッキングリクエストを提供することにより、前述の問題点を解決する。ここで、リクエストは、ターゲットネットワークエレメントを同定する。そして、ＳＣＦは、ターゲットネットワークエレメントからリクエスティングネットワークエレメントへの通信をブロックすることができ、またはリクエスティングネットワークエレメントへ通信を送ることをやめることをリクエストしているターゲットネットワークエレメントへＡＣＧ（オートマティックコードギャッピング）メッセージを送ることができる。
【０００８】
この技法は、同定されたネットワークコンポーネントからのメッセージがオーバーロードのネットワークエレメントにより受け入れられないということをネットワークの他のコンポーネントに知らせる一方で、そのワークロードをオーバーロードのネットワークエレメントが減少させることを可能にする利点を提供する。
【０００９】
【発明の実施の形態】
図２は、ネットワークエレメント（ＮＥ）３０，３２，３４および３６のようなネットワークコンポーネントを有するワイヤレス通信ネットワークのような通信ネットワークを示す。ネットワークエレメントは、例えば、移動体交換センタまたは基地局であり得る。ネットワークは、ホームロケーションレジスタ（ＨＬＲ）３８、ワイヤレスネットワークポイント（ＷＰＮ）４０およびシステム制御機能コンポーネント（ＳＣＦ）４２のようなコンポーネントも含む。ワイヤレスネットワークポイント４０は、例えば、ワイヤレス基地局またはワイヤレスローカルエリアネットワーク上のアクセスポイントであり得る。
【００１０】
ネットワークエレメント３６（リクエスティングＮＥ）がオーバーロードになると、ＳＣＦ４２へ選択的ブロッキングリクエストを送ることができる。選択的ブロッキングリクエストは、ネットワークエレメントのうちのどれ（ターゲットのＮＥ）がネットワークエレメント３６へメッセージを送ることをブロックされるべきかを特定する。リクエストは、選択的ブロックが有効であるべき時間の期間を含むことができ、リクエストは、メッセージがブロックされた即ちターゲットネットワークエレメントから受け入れられ得るブロッキング期間のインターバルも含むことができる。
【００１１】
選択的ブロッキングリクエストの受信に応じて、ＳＣＦ４２は、リクエストが受け入れられたかまたは拒絶されたかを示す応答メッセージをリクエストしているネットワークエレメント３６に送り返す。ブロッキングリクエストが受け入れられる場合、ＳＣＦ４２は、ターゲットネットワークエレメントからの通信をブロックすることになり、またはＳＣＦ４２は、ＡＣＧ（オートマティックコードギャッピング）メッセージを、ターゲットエレメントに送り、リクエスティングネットワークエレメントにメッセージを送らないように通知する。
【００１２】
図３は選択的ブロッキングリクエストのフォーマットを示す。コマンドフィールド６０は、メッセージを選択的ブロッキングリクエストとして同定する。アドレスフィールド６２は、ターゲットエレメントのアドレスを同定する。ターゲットエレメントは、それからリクエストしているエレメントに宛てられたメッセージがブロックされるべきエレメントまたはネットワークコンポーネントである。
デュレーションフィールド６４は、ターゲットエレメントからのメッセージがブロックされるべき時間の期間即ちブロッキングピリオドを示す。サブデュレーションフィールド６６は、メッセージがターゲットされたネットワークエレメントから受け入れられる場合の期間時間即ちブロッキングピリオド中のインターバルを示す。
【００１３】
典型的には、サブデュレーションフィールドにより特定されるインターバル毎に１つのメッセージが受け入れられる。アクションフィールド６８は、例えば、ブロックされるメッセージがリクエスティングネットワークエレメントの代わりにどこに送られるべきかを示すコマンドをターゲットされたネットワークエレメントに提供する。例えば、メッセージは、リクエスティングネットワークエレメントと負荷分担機能を有するネットワークエレメントに送られ得る。アクションコードフィールド６８において提供されるコマンドはＳＣＦ４２により修正され得ることに留意すべきである。
【００１４】
図４は、選択的ブロッキングリクエストに関連づけられた制御フローを示す。
まず、ステップ８０において、リクエスティングネットワークエレメント３６は、ロードモニタリングプロセスのような内部プロセスにより、ターゲットネットワークエレメント３２のような特定のオリジネーションアドレスからのトラフィックまたはメッセージがブロックされるべきことを決定する。ステップ８２において、リクエスティングネットワークエレメント３６は、選択的ブロッキングリクエストをＳＣＦ４２に送る。このリクエストは、図３について説明したフォーマットのような形式である。
【００１５】
ステップ８４において、ＳＣＦ４２は、通信ネットワークにおけるブロッキングリクエストの効果を評価し、その評価に基づいて、応答を受け入れるかまたは拒絶する。そして、受け入れメッセージまたは拒絶メッセージが、リクエスティングネットワークエレメント３６に送られる。ステップ８６において、リクエスティングネットワークエレメント３６は、ＳＣＦ４２からのメッセージが受け入れまたは拒絶のどちらであるかに基づいて応答する。
【００１６】
例えば、応答が受け入れであった場合、ネットワークエレメント３６は、ターゲットネットワークエレメントから受信したメッセージを拒絶することになり、ＳＣＦ４２からの応答が拒絶であった場合、ネットワークエレメント３６は、ターゲットネットワークエレメント３２からのメッセージを受け入れ続けることになる。ステップ８８において、ＳＣＦ４２が選択的ブロッキングリクエストを受け入れた場合、ＡＣＧメッセージ９０は、ターゲットネットワークエレメント３２に送られる。
【００１７】
ＡＣＧメッセージがいくつかのフィールドを使用してフォーマットされている。ＡＣＧＤＩＲフィールド９２は、メッセージをＡＣＧメッセージとして同定する。ＤＥＳＴＡＤＤＲフィールド９４は、リクエスティングネットワークエレメント３６のアドレスを同定する。これは、ターゲットネットワークエレメント３２にメッセージが送られるべきでないアドレスを提供する。ＣＴＹＰＥフィールド９６は、ＡＣＧメッセージがリクエスティングネットワークエレメントから発せられているかまたはＳＣＦ４２から発せられているかを示す。ＧＡＰＤＵＲフィールド９８は、ブロックが有効なままであるべき時間の長さを示す。
【００１８】
ＧＡＰＩＮＴフィールド１００は、別のメッセージをリクエスティングネットワークエレメントに送る前にターゲットネットワークエレメントが待たなければならない最小時間を同定する。これは、リクエスティングネットワークエレメント３６により送信された元の選択的ブロッキングリクエストのサブデュレーションフィールド６６に基づく。フィールド１００は、通信が受け入れられることになる次のインターバルの始まりまでの時間の長さを特定することができ、またはメッセージがリクエスティングネットワークエレメントに送られることができるインターバルの各々の時間および期間を単に特定することができる。
【００１９】
図５は、選択的ブロッキングリクエストをＳＣＦに送るネットワークエレメントについてのフローチャートを示す。ステップ１１０において、ネットワークエレメントは、ブロッキングリクエストが要求されていることを決定する。この決定は、例えば、ネットワークエレメントにおけるオーバーロード状態に基づき得る。ステップ１１２において、選択的ブロッキングリクエストメッセージがフォーマットされる。フォーマッティングは、ターゲットネットワークエレメントのアドレスおよびブロッキング期間を提供すること、およびメッセージがターゲットエレメントから受け入れられることになるブロッキング期間のインターバルを同定することを含む。
【００２０】
いくつかの場合において、選択的ブロッキングリクエストは、メッセージがリクエスティングネットワークエレメントに送られていない場合取られるべき示唆される動作を含む。これらの動作は、例えば、リクエスティングネットワークエレメントと負荷分担をするために使用されるネットワークエレメントにメッセージを送ることを含み得る。ステップ１１４において、選択的ブロッキングリクエストメッセージは、ＳＣＦ４２に送られる。ステップ１１６において、応答タイマーが設定される。ステップ１１８において、応答メッセージがＳＣＦ４２から受信されるかどうかが決定される。
【００２１】
応答が受信されない場合、ステップ１２０は、タイマーが時間切れとなったかどうかを決定するために実行される。タイマーが時間切れとなった場合、リターンが実行され、ネットワークエレメントは、選択的ブロッキングのための異なるネットワークエレメントを同定することを含み得るその通常のタスクを実行し続ける。ステップ１２０において、タイマーが時間切れとなっていないと決定された場合、ステップ１１８は、応答が受信されたかどうかを決定するためにもう一度実行される。
【００２２】
ステップ１１８において、応答が受信されたと決定された場合、応答が受け入れまたは拒絶のどちらであるかを決定するステップ１２２が実行される。応答が拒絶であった場合、ステップ１２４は、実行され、リクエストが拒絶としてマークされ、リクエスティングネットワークエレメントは、その通常処理に戻る。通常処理は、選択的ブロッキングリクエストが同じまたは異なるターゲットネットワークエレメントを同定して送られるべきかどうかを決定することを含み得る。
【００２３】
ステップ１２２において、受け入れ応答がＳＣＦから受信されたと決定された場合、ターゲットアドレスは、ステップ１２６において、ブロックされたとマークされる。ステップ１２８および１３０において、期間タイマーおよびインターバルタイマーがそれぞれセットされる。そして、ネットワークエレメントはその通常処理に戻るが、ネットワークエレメントはターゲットネットワークエレメントからのメッセージをブロックする。このブロッキング機能のさらなる説明は、図７について行う。
【００２４】
図６は、ＳＣＦがその選択的ブロッキングリクエストをリクエスティングネットワークエレメント３６から受信する場合に、ＳＣＦにより実行されるフローチャートを示す。ステップ１５０において、選択的ブロッキングリクエストが受信される。ステップ１５２において、ＳＣＦは、そのリクエストを受け入れるかどうかを決定する。この決定は、例えば、ターゲットネットワークエレメントとリクエスティングネットワークエレメントとの間の通信をブロックすることから生じるネットワークにおける全体的効果に基づいてなされる。
【００２５】
ブロッキングリクエストが拒絶されるべきであるとＳＣＦが決定した場合、ステップ１５４が実行されて、拒絶メッセージがリクエスティングネットワークエレメントに送られ、ＳＣＦがその通常機能に戻る。ステップ１５２において、ブロッキングリクエストが受け入れられることが決定された場合、受け入れメッセージが、ステップ１５６において、リクエスティングネットワークエレメントに送られる。ステップ１５８において、期間タイマーが、選択的ブロックメッセージのフィールド６４中に特定されたブロッキングピリオドの期間に基づいてセットされる。
【００２６】
ステップ１６０において、インターバルタイマーは、選択的ブロッキングリクエストメッセージのサブディレーションフィールド６６中で特定された１つのインターバルまたは複数のインターバルを同定するためにセットされる。これらのインターバルは、メッセージがターゲットネットワークエレメントからリクエスティングネットワークエレメントへ転送され得る場合の時間である。典型的には、これらのインターバルは、１つのメッセージに限定されるが、１つよりも多いメッセージが許容され得る。
【００２７】
ステップ１６２において、ターゲットネットワークエレメントのアドレスは、ブロックされているとしてマークされる。ステップ１６４において、ＣＳＦ４２は、ＡＣＧメッセージまたはブロッキングコマンドをターゲットネットワークエレメントに送るかどうかを決定する。ＳＣＦがアンダーロードである場合、ＳＣＦはＳＣＦにおいてブロッキング機能を実行することができ、ＡＣＧメッセージをターゲットネットワークエレメントに送らない。ＳＣＦが、その存在するワークロードがＳＣＦにおいてブロッキング機能を実行することを許容しないと決定した場合、ステップ１６６が実行され、ＡＣＧメッセージがフォーマットされる。
【００２８】
図４に関して説明したように、ＡＣＧメッセージは、期間、リクエスティングネットワークエレメント、ブロッキング期間、メッセージが送られ得るインターバル、およびリクエスティングネットワークエレメントにメッセージを送る代わりに取られるべき代わりのアクションを同定する。ステップ１６８において、ＡＣＧメッセージは、ターゲットネットワークエレメントに送られ、そして、ＳＣＦがその通常機能に戻る。
【００２９】
図７は、リクエスティングネットワークがブロッキングピリオドの間にターゲットネットワークエレメントからメッセージを受信する場合にリクエスティングネットワークエレメントにより取られるアクションを示す。ステップ１８０において、リクエスティングネットワークエレメントは、メッセージをターゲットネットワークエレメントから受信する。ステップ１８２において、リクエスティングネットワークエレメントは、これがメッセージが受け入れられるインターバルであるかどうかを決定する。これがメッセージが受け入れられるインターバルでないと決定された場合、ステップ１８４において、メッセージは無視され、そして、ネットワークエレメントはその通常処理に戻る。
【００３０】
ステップ１８２において、これがメッセージが受け入れられるインターバルであると決定された場合、ステップ１８６において、メッセージは処理される。ステップ１８８において、ブロッキング期間が満了したかどうかが決定される。その期間が満了していない場合、ステップ１９０において、インターバルタイマーが、リクエスティングネットワークエレメントがメッセージが受け入れられる次のインターバルの初めおよび終わりを決定できるように、リセットされる。
【００３１】
ステップ１８８において、ブロッキング期間が満了したと決定された場合、ステップ１９２が実行され、ブロッキング機能が、非アクティブ化され、そしてステップ１９４において、ブロック期間タイマーおよびインターバルタイマーがリセットされる。そして、リクエスティングネットワークエレメントがその通常機能に戻る。
【００３２】
図８は、ＳＣＦ４２がメッセージをブロックされたターゲットネットワークエレメントから受信する場合にＳＣＦ４２が実行するフローチャートを示す。ステップ２００において、ＳＣＦは、リクエスティングエレメントにアドレスされたメッセージをターゲットネットワークエレメントから受信する。ステップ２０２において、ＳＣＦは、ブロックが働いているにも関わらずメッセージが受け入れられるピリオドに対応するインターバルの間にメッセージが受信されたかどうかをＳＣＦが決定する。
【００３３】
ステップ２０２において、これは受け入れインターバルでないと決定された場合、メッセージはステップ２０４において無視され、そして、ＳＣＦはその通常処理に戻る。ステップ２０２において、メッセージが受け入れインターバルの間に受信されたと決定される場合、ステップ２０６が実行され、メッセージが、ブロッキングをリクエストしたネットワークエレメントに送られる。ステップ２０８において、ブロッキング期間が満了したかどうかが決定される。
【００３４】
ブロッキング期間が満了していない場合、ステップ２１０が実行され、通信が受けられる次のインターバルが同定され得るように、インターバルタイマーがリセットされる。ステップ２０８において、ブロッキング期間が満了したと決定される場合、ステップ２１２が実行され、ブロッキング機能が非アクティブ化され、ステップ２１４が実行されて、ブロッキング期間タイマーおよびインターバルタイマーがリセットされる。そして、ＳＣＦがその通常機能に戻る。
【００３５】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明によれば、同定されたネットワークコンポーネントからのメッセージがオーバーロードのネットワークエレメントにより受け入れられないということをネットワークの他のコンポーネントに知らせる一方で、そのワークロードをオーバーロードのネットワークエレメントが減少させることを可能にする。
【図面の簡単な説明】
【図１】通信ネットワークの構成を示す図。
【図２】選択的ブロッキングリクエストを使用する通信ネットワークを示す図。
【図３】選択的ブロッキングリクエストのフォーマットを示す図。
【図４】選択的ブロッキングリクエストの制御フローおよびＡＣＧメッセージのフォーマットを示す図。
【図５】ブロッキングリクエストをＳＣＦに送るネットワークエレメントのフローチャートを示す図。
【図６】ＳＣＦがネットワークエレメントから選択的ブロッキングリクエストを受信する場合にＳＣＦが従うフローチャート。
【図７】ネットワークエレメントがブロックアウトピリオドの間にメッセージを受信する場合のネットワークエレメントについてのフローチャート。
【図８】ブロックアウトピリオドの間にメッセージを受信するＳＣＦについてのフローチャート。
【符号の説明】
１２ ターゲットネットワークエレメント（ＮＥ）
３２ ターゲットＮＥ
３６ リクエスティングＮＥ
４２ システム制御機能コンポーネント（ＳＣＦ）
【発明の属する技術分野】
本発明は、通信システムに係り、特に、通信システムにおけるトラフィックの制御に関する。
【０００２】
【従来の技術】
図１は、典型的な通信システムを示す。通信システムは、ネットワークエレメントまたはコンポーネント１０，１２，１４および１６からなる。ネットワークエレメント（ＮＥ）は、各々、セントラルシステム制御機能コンポーネント（ＳＣＦ）１８と通信する。セントラルシステム制御機能１８は、ネットワークエレメント間のトラフィックを調整し、例えば、ネットワークシグナリングセンターまたはトラフィックルーティングノードであり得る。
【０００３】
ワイヤレス通信システムの場合において、ネットワークエレメントは、例えば移動体交換センター（ＭＳＣ）または基地局であり得る。また、ワイヤレス通信システムは、ホームロケーションレジスタ（ＨＬＲ）２０およびワイヤレスネットワークポイント（ＷＮＰ）２２のようなコンポーネントを含む。ホームロケーションレジスタは、例えば、ネットワークに対するアクセスを要求する移動体のアイデンティティを認証するために使用され、ワイヤレスネットワークポイント２２は、ワイヤレス基地局またはワイヤレスローカルエリアネットワーク中のアクセスポイントであり得る。
【０００４】
ＳＣＦは、それとネットワークエレメントの各々との間の通信を制御することによりそのワークロードを制御する。例えば、ＳＣＦ１８がネットワークエレメント１２のような特定のネットワークエレメントからの通信によりオーバーロードとなっている場合、それは、ネットワークエレメント１２に対して、ＡＣＧ（オートマティックコードギャッピング）メッセージまたはブロックコマンドを送ることができる。ＡＧＣメッセージコマンドは、特定の時間の長さ、ＳＣＦ１８へのメッセージの送信を止めるようネットワークエレメント１２に指令する。
【０００５】
ＡＣＧメッセージは、ＡＮＳＩ−４１通信プロトコルを使用するネットワークにおいてオートマティックコードギャッピングとして知られている。ＳＣＦがオーバーロードになることに加えて、ネットワークエレメント１６のようなネットワークエレメントがオーバーロードになる可能性がある。この場合において、ネットワークエレメント１６は、そのワークロードを減少させるために、ＳＣＦからの通信を受け入れることを単にやめる。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】
残念なことに、ＳＣＦ１８およびネットワークエレメント１６との通信を試みるいずれかのネットワークエレメントまたはコンポーネントは、ネットワークエレメント１６におけるオーバーロード状態を知らされていない。これは、メッセージを送信するエレメントまたはコンポーネントが、ネットワークエレメント１６が送信されたメッセージを受信しかつこれに応答しているという仮定の下に動作する一方で、ネットワーク内の他のエレメントまたはコンポーネントから送られたメッセージをネットワークエレメント１６が無視する結果となる。
【０００７】
【課題を解決するための手段】
本発明は、リクエスティングネットワークエレメントからＳＣＦ（システム制御機能コンポーネント）へ送られる選択的ブロッキングリクエストを提供することにより、前述の問題点を解決する。ここで、リクエストは、ターゲットネットワークエレメントを同定する。そして、ＳＣＦは、ターゲットネットワークエレメントからリクエスティングネットワークエレメントへの通信をブロックすることができ、またはリクエスティングネットワークエレメントへ通信を送ることをやめることをリクエストしているターゲットネットワークエレメントへＡＣＧ（オートマティックコードギャッピング）メッセージを送ることができる。
【０００８】
この技法は、同定されたネットワークコンポーネントからのメッセージがオーバーロードのネットワークエレメントにより受け入れられないということをネットワークの他のコンポーネントに知らせる一方で、そのワークロードをオーバーロードのネットワークエレメントが減少させることを可能にする利点を提供する。
【０００９】
【発明の実施の形態】
図２は、ネットワークエレメント（ＮＥ）３０，３２，３４および３６のようなネットワークコンポーネントを有するワイヤレス通信ネットワークのような通信ネットワークを示す。ネットワークエレメントは、例えば、移動体交換センタまたは基地局であり得る。ネットワークは、ホームロケーションレジスタ（ＨＬＲ）３８、ワイヤレスネットワークポイント（ＷＰＮ）４０およびシステム制御機能コンポーネント（ＳＣＦ）４２のようなコンポーネントも含む。ワイヤレスネットワークポイント４０は、例えば、ワイヤレス基地局またはワイヤレスローカルエリアネットワーク上のアクセスポイントであり得る。
【００１０】
ネットワークエレメント３６（リクエスティングＮＥ）がオーバーロードになると、ＳＣＦ４２へ選択的ブロッキングリクエストを送ることができる。選択的ブロッキングリクエストは、ネットワークエレメントのうちのどれ（ターゲットのＮＥ）がネットワークエレメント３６へメッセージを送ることをブロックされるべきかを特定する。リクエストは、選択的ブロックが有効であるべき時間の期間を含むことができ、リクエストは、メッセージがブロックされた即ちターゲットネットワークエレメントから受け入れられ得るブロッキング期間のインターバルも含むことができる。
【００１１】
選択的ブロッキングリクエストの受信に応じて、ＳＣＦ４２は、リクエストが受け入れられたかまたは拒絶されたかを示す応答メッセージをリクエストしているネットワークエレメント３６に送り返す。ブロッキングリクエストが受け入れられる場合、ＳＣＦ４２は、ターゲットネットワークエレメントからの通信をブロックすることになり、またはＳＣＦ４２は、ＡＣＧ（オートマティックコードギャッピング）メッセージを、ターゲットエレメントに送り、リクエスティングネットワークエレメントにメッセージを送らないように通知する。
【００１２】
図３は選択的ブロッキングリクエストのフォーマットを示す。コマンドフィールド６０は、メッセージを選択的ブロッキングリクエストとして同定する。アドレスフィールド６２は、ターゲットエレメントのアドレスを同定する。ターゲットエレメントは、それからリクエストしているエレメントに宛てられたメッセージがブロックされるべきエレメントまたはネットワークコンポーネントである。
デュレーションフィールド６４は、ターゲットエレメントからのメッセージがブロックされるべき時間の期間即ちブロッキングピリオドを示す。サブデュレーションフィールド６６は、メッセージがターゲットされたネットワークエレメントから受け入れられる場合の期間時間即ちブロッキングピリオド中のインターバルを示す。
【００１３】
典型的には、サブデュレーションフィールドにより特定されるインターバル毎に１つのメッセージが受け入れられる。アクションフィールド６８は、例えば、ブロックされるメッセージがリクエスティングネットワークエレメントの代わりにどこに送られるべきかを示すコマンドをターゲットされたネットワークエレメントに提供する。例えば、メッセージは、リクエスティングネットワークエレメントと負荷分担機能を有するネットワークエレメントに送られ得る。アクションコードフィールド６８において提供されるコマンドはＳＣＦ４２により修正され得ることに留意すべきである。
【００１４】
図４は、選択的ブロッキングリクエストに関連づけられた制御フローを示す。
まず、ステップ８０において、リクエスティングネットワークエレメント３６は、ロードモニタリングプロセスのような内部プロセスにより、ターゲットネットワークエレメント３２のような特定のオリジネーションアドレスからのトラフィックまたはメッセージがブロックされるべきことを決定する。ステップ８２において、リクエスティングネットワークエレメント３６は、選択的ブロッキングリクエストをＳＣＦ４２に送る。このリクエストは、図３について説明したフォーマットのような形式である。
【００１５】
ステップ８４において、ＳＣＦ４２は、通信ネットワークにおけるブロッキングリクエストの効果を評価し、その評価に基づいて、応答を受け入れるかまたは拒絶する。そして、受け入れメッセージまたは拒絶メッセージが、リクエスティングネットワークエレメント３６に送られる。ステップ８６において、リクエスティングネットワークエレメント３６は、ＳＣＦ４２からのメッセージが受け入れまたは拒絶のどちらであるかに基づいて応答する。
【００１６】
例えば、応答が受け入れであった場合、ネットワークエレメント３６は、ターゲットネットワークエレメントから受信したメッセージを拒絶することになり、ＳＣＦ４２からの応答が拒絶であった場合、ネットワークエレメント３６は、ターゲットネットワークエレメント３２からのメッセージを受け入れ続けることになる。ステップ８８において、ＳＣＦ４２が選択的ブロッキングリクエストを受け入れた場合、ＡＣＧメッセージ９０は、ターゲットネットワークエレメント３２に送られる。
【００１７】
ＡＣＧメッセージがいくつかのフィールドを使用してフォーマットされている。ＡＣＧＤＩＲフィールド９２は、メッセージをＡＣＧメッセージとして同定する。ＤＥＳＴＡＤＤＲフィールド９４は、リクエスティングネットワークエレメント３６のアドレスを同定する。これは、ターゲットネットワークエレメント３２にメッセージが送られるべきでないアドレスを提供する。ＣＴＹＰＥフィールド９６は、ＡＣＧメッセージがリクエスティングネットワークエレメントから発せられているかまたはＳＣＦ４２から発せられているかを示す。ＧＡＰＤＵＲフィールド９８は、ブロックが有効なままであるべき時間の長さを示す。
【００１８】
ＧＡＰＩＮＴフィールド１００は、別のメッセージをリクエスティングネットワークエレメントに送る前にターゲットネットワークエレメントが待たなければならない最小時間を同定する。これは、リクエスティングネットワークエレメント３６により送信された元の選択的ブロッキングリクエストのサブデュレーションフィールド６６に基づく。フィールド１００は、通信が受け入れられることになる次のインターバルの始まりまでの時間の長さを特定することができ、またはメッセージがリクエスティングネットワークエレメントに送られることができるインターバルの各々の時間および期間を単に特定することができる。
【００１９】
図５は、選択的ブロッキングリクエストをＳＣＦに送るネットワークエレメントについてのフローチャートを示す。ステップ１１０において、ネットワークエレメントは、ブロッキングリクエストが要求されていることを決定する。この決定は、例えば、ネットワークエレメントにおけるオーバーロード状態に基づき得る。ステップ１１２において、選択的ブロッキングリクエストメッセージがフォーマットされる。フォーマッティングは、ターゲットネットワークエレメントのアドレスおよびブロッキング期間を提供すること、およびメッセージがターゲットエレメントから受け入れられることになるブロッキング期間のインターバルを同定することを含む。
【００２０】
いくつかの場合において、選択的ブロッキングリクエストは、メッセージがリクエスティングネットワークエレメントに送られていない場合取られるべき示唆される動作を含む。これらの動作は、例えば、リクエスティングネットワークエレメントと負荷分担をするために使用されるネットワークエレメントにメッセージを送ることを含み得る。ステップ１１４において、選択的ブロッキングリクエストメッセージは、ＳＣＦ４２に送られる。ステップ１１６において、応答タイマーが設定される。ステップ１１８において、応答メッセージがＳＣＦ４２から受信されるかどうかが決定される。
【００２１】
応答が受信されない場合、ステップ１２０は、タイマーが時間切れとなったかどうかを決定するために実行される。タイマーが時間切れとなった場合、リターンが実行され、ネットワークエレメントは、選択的ブロッキングのための異なるネットワークエレメントを同定することを含み得るその通常のタスクを実行し続ける。ステップ１２０において、タイマーが時間切れとなっていないと決定された場合、ステップ１１８は、応答が受信されたかどうかを決定するためにもう一度実行される。
【００２２】
ステップ１１８において、応答が受信されたと決定された場合、応答が受け入れまたは拒絶のどちらであるかを決定するステップ１２２が実行される。応答が拒絶であった場合、ステップ１２４は、実行され、リクエストが拒絶としてマークされ、リクエスティングネットワークエレメントは、その通常処理に戻る。通常処理は、選択的ブロッキングリクエストが同じまたは異なるターゲットネットワークエレメントを同定して送られるべきかどうかを決定することを含み得る。
【００２３】
ステップ１２２において、受け入れ応答がＳＣＦから受信されたと決定された場合、ターゲットアドレスは、ステップ１２６において、ブロックされたとマークされる。ステップ１２８および１３０において、期間タイマーおよびインターバルタイマーがそれぞれセットされる。そして、ネットワークエレメントはその通常処理に戻るが、ネットワークエレメントはターゲットネットワークエレメントからのメッセージをブロックする。このブロッキング機能のさらなる説明は、図７について行う。
【００２４】
図６は、ＳＣＦがその選択的ブロッキングリクエストをリクエスティングネットワークエレメント３６から受信する場合に、ＳＣＦにより実行されるフローチャートを示す。ステップ１５０において、選択的ブロッキングリクエストが受信される。ステップ１５２において、ＳＣＦは、そのリクエストを受け入れるかどうかを決定する。この決定は、例えば、ターゲットネットワークエレメントとリクエスティングネットワークエレメントとの間の通信をブロックすることから生じるネットワークにおける全体的効果に基づいてなされる。
【００２５】
ブロッキングリクエストが拒絶されるべきであるとＳＣＦが決定した場合、ステップ１５４が実行されて、拒絶メッセージがリクエスティングネットワークエレメントに送られ、ＳＣＦがその通常機能に戻る。ステップ１５２において、ブロッキングリクエストが受け入れられることが決定された場合、受け入れメッセージが、ステップ１５６において、リクエスティングネットワークエレメントに送られる。ステップ１５８において、期間タイマーが、選択的ブロックメッセージのフィールド６４中に特定されたブロッキングピリオドの期間に基づいてセットされる。
【００２６】
ステップ１６０において、インターバルタイマーは、選択的ブロッキングリクエストメッセージのサブディレーションフィールド６６中で特定された１つのインターバルまたは複数のインターバルを同定するためにセットされる。これらのインターバルは、メッセージがターゲットネットワークエレメントからリクエスティングネットワークエレメントへ転送され得る場合の時間である。典型的には、これらのインターバルは、１つのメッセージに限定されるが、１つよりも多いメッセージが許容され得る。
【００２７】
ステップ１６２において、ターゲットネットワークエレメントのアドレスは、ブロックされているとしてマークされる。ステップ１６４において、ＣＳＦ４２は、ＡＣＧメッセージまたはブロッキングコマンドをターゲットネットワークエレメントに送るかどうかを決定する。ＳＣＦがアンダーロードである場合、ＳＣＦはＳＣＦにおいてブロッキング機能を実行することができ、ＡＣＧメッセージをターゲットネットワークエレメントに送らない。ＳＣＦが、その存在するワークロードがＳＣＦにおいてブロッキング機能を実行することを許容しないと決定した場合、ステップ１６６が実行され、ＡＣＧメッセージがフォーマットされる。
【００２８】
図４に関して説明したように、ＡＣＧメッセージは、期間、リクエスティングネットワークエレメント、ブロッキング期間、メッセージが送られ得るインターバル、およびリクエスティングネットワークエレメントにメッセージを送る代わりに取られるべき代わりのアクションを同定する。ステップ１６８において、ＡＣＧメッセージは、ターゲットネットワークエレメントに送られ、そして、ＳＣＦがその通常機能に戻る。
【００２９】
図７は、リクエスティングネットワークがブロッキングピリオドの間にターゲットネットワークエレメントからメッセージを受信する場合にリクエスティングネットワークエレメントにより取られるアクションを示す。ステップ１８０において、リクエスティングネットワークエレメントは、メッセージをターゲットネットワークエレメントから受信する。ステップ１８２において、リクエスティングネットワークエレメントは、これがメッセージが受け入れられるインターバルであるかどうかを決定する。これがメッセージが受け入れられるインターバルでないと決定された場合、ステップ１８４において、メッセージは無視され、そして、ネットワークエレメントはその通常処理に戻る。
【００３０】
ステップ１８２において、これがメッセージが受け入れられるインターバルであると決定された場合、ステップ１８６において、メッセージは処理される。ステップ１８８において、ブロッキング期間が満了したかどうかが決定される。その期間が満了していない場合、ステップ１９０において、インターバルタイマーが、リクエスティングネットワークエレメントがメッセージが受け入れられる次のインターバルの初めおよび終わりを決定できるように、リセットされる。
【００３１】
ステップ１８８において、ブロッキング期間が満了したと決定された場合、ステップ１９２が実行され、ブロッキング機能が、非アクティブ化され、そしてステップ１９４において、ブロック期間タイマーおよびインターバルタイマーがリセットされる。そして、リクエスティングネットワークエレメントがその通常機能に戻る。
【００３２】
図８は、ＳＣＦ４２がメッセージをブロックされたターゲットネットワークエレメントから受信する場合にＳＣＦ４２が実行するフローチャートを示す。ステップ２００において、ＳＣＦは、リクエスティングエレメントにアドレスされたメッセージをターゲットネットワークエレメントから受信する。ステップ２０２において、ＳＣＦは、ブロックが働いているにも関わらずメッセージが受け入れられるピリオドに対応するインターバルの間にメッセージが受信されたかどうかをＳＣＦが決定する。
【００３３】
ステップ２０２において、これは受け入れインターバルでないと決定された場合、メッセージはステップ２０４において無視され、そして、ＳＣＦはその通常処理に戻る。ステップ２０２において、メッセージが受け入れインターバルの間に受信されたと決定される場合、ステップ２０６が実行され、メッセージが、ブロッキングをリクエストしたネットワークエレメントに送られる。ステップ２０８において、ブロッキング期間が満了したかどうかが決定される。
【００３４】
ブロッキング期間が満了していない場合、ステップ２１０が実行され、通信が受けられる次のインターバルが同定され得るように、インターバルタイマーがリセットされる。ステップ２０８において、ブロッキング期間が満了したと決定される場合、ステップ２１２が実行され、ブロッキング機能が非アクティブ化され、ステップ２１４が実行されて、ブロッキング期間タイマーおよびインターバルタイマーがリセットされる。そして、ＳＣＦがその通常機能に戻る。
【００３５】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明によれば、同定されたネットワークコンポーネントからのメッセージがオーバーロードのネットワークエレメントにより受け入れられないということをネットワークの他のコンポーネントに知らせる一方で、そのワークロードをオーバーロードのネットワークエレメントが減少させることを可能にする。
【図面の簡単な説明】
【図１】通信ネットワークの構成を示す図。
【図２】選択的ブロッキングリクエストを使用する通信ネットワークを示す図。
【図３】選択的ブロッキングリクエストのフォーマットを示す図。
【図４】選択的ブロッキングリクエストの制御フローおよびＡＣＧメッセージのフォーマットを示す図。
【図５】ブロッキングリクエストをＳＣＦに送るネットワークエレメントのフローチャートを示す図。
【図６】ＳＣＦがネットワークエレメントから選択的ブロッキングリクエストを受信する場合にＳＣＦが従うフローチャート。
【図７】ネットワークエレメントがブロックアウトピリオドの間にメッセージを受信する場合のネットワークエレメントについてのフローチャート。
【図８】ブロックアウトピリオドの間にメッセージを受信するＳＣＦについてのフローチャート。
【符号の説明】
１２ ターゲットネットワークエレメント（ＮＥ）
３２ ターゲットＮＥ
３６ リクエスティングＮＥ
４２ システム制御機能コンポーネント（ＳＣＦ）
Claims (7)
- 通信システム中でメッセージを制御するための方法であって、
第１の移動体交換センター（ＭＳＣ）から、第２の移動体交換センター（ＭＳＣ）を同定するメッセージブロッキングリクエストを、システム制御機能コンポーネント（ＳＣＦ）において受信するステップ、及び
前記ＳＣＦにおいて、前記第２のＭＳＣから前記第１のＭＳＣへメッセージが通信されることを防止するステップ
を備える方法。 - 通信システム中でメッセージを制御するための方法であって、
第１の移動体交換センター（ＭＳＣ）から、第２の移動体交換センター（ＭＳＣ）を同定するメッセージブロッキングリクエストを、システム制御機能コンポーネント（ＳＣＦ）において受信するステップ、
メッセージブロッキングコマンドを前記ＳＣＦから前記第２のＭＳＣに送るステップ、及び
前記第２のＭＳＣにおいて、該第２のＭＳＣから前記第１のＭＳＣへメッセージが通信されることを防止するステップ
を備える方法。 - 前記メッセージブロッキングリクエストは、ブロッキングピリオドの期間を特定することを特徴とする請求項１又は２記載の方法。
- 前記メッセージブロッキングリクエストは、前記ブロッキングピリオドの間の少なくとも１つの受け入れインターバルを特定し、前記受け入れインターバルは、少なくとも１つのメッセージが前記第２の移動体交換センター（ＭＳＣ）から前記第１の移動体交換センター（ＭＳＣ）へ通信され得るピリオドであることを特徴とする請求項１又は２記載の方法。
- 前記メッセージブロッキングリクエストは、メッセージを前記第２の移動体交換センター（ＭＳＣ）から前記第１の移動体交換センター（ＭＳＣ）へ通信する代わりに、前記第２の移動体交換センター（ＭＳＣ）によりとられるべきアクションを特定することを特徴とする請求項１又は２記載の方法。
- 前記システム制御機能コンポーネントは、前記メッセージブロッキングリクエスト中で特定されたアクションを修正することができることを特徴とする請求項５記載の方法。
- 前記アクションが、前記第２の移動体交換センター（ＭＳＣ）から、特定された代替的宛先へ、前記メッセージを通信することを含むことを特徴とする請求項５記載の方法。
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