JP2002290785A - 画像表示装置 - Google Patents

画像表示装置

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JP2002290785A
JP2002290785A JP2001094127A JP2001094127A JP2002290785A JP 2002290785 A JP2002290785 A JP 2002290785A JP 2001094127 A JP2001094127 A JP 2001094127A JP 2001094127 A JP2001094127 A JP 2001094127A JP 2002290785 A JP2002290785 A JP 2002290785A
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timing
image
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Junichi Saito
潤一 斉藤
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Alps Alpine Co Ltd
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Alps Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 画像を見にくくしたり、画像表示装置を大型
化させたりすることなしに、アスペクト比を表示するこ
とが可能な画像表示装置を提供する。 【解決手段】 所定のアスペクト比の表示画面2を有
し、該表示画面に複数の区画を表示可能な画像表示装置
に、各々の区画の縁辺上又は縁辺の延長線上に表示させ
る目盛りの表示属性を決定し、決定された表示属性を示
す目盛り信号を生成し、前記表示画面に画像を表示させ
る画像信号の所定の部分を、前記目盛り信号に置き換え
る目盛り設定部1、8、54を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像表示装置に関
し、特に表示領域を示すマーカーの表示に関する。
【0002】
【従来の技術】画像表示装置には、画像を表示させる画
面上に、画像に重ねて各種のマーカーを表示させること
ができるものがある。マーカーの例としては、画像の有
効な領域を示す画枠マーカー、画像中心を示すセンター
マーカー、4:3等のアスペクト比を示すマーカー、そ
の他のセフティーマーカー等がある。
【0003】これらのマーカーのうち、4:3等のアス
ペクト比を示すマーカーは、現在、どのアスペクト比が
画面上に表示されているのかを、ユーザーに知らせるも
のである。このため、画像が表示される画面上に、画像
に重ねてアスペクト比を文字で表示させたり、画像が表
示される画面とは別の補助的な表示部にアスペクト比を
表示させたり、画像表示装置の筐体に設けた発光素子等
によってアスペクト比を表示させたりしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記の従来技
術には、次のような問題がある。すなわち、画像が表示
される画面上に、画像に重ねてアスペクト比を文字で表
示させると、文字が邪魔になって、画像が見にくくな
る。特に、小さな画面の画像表示装置では、画面の大き
さに対する文字の大きさの比率を大きくせざるを得ない
ので、文字が邪魔になって、画像が非常に見にくくな
る。
【0005】また、画像が表示される画面とは別の補助
的な表示部にアスペクト比を表示させたり、画像表示装
置の筐体に設けた発光素子等によってアスペクト比を表
示させたりすると、これらの表示手段を配置するための
スペースが必要になり、その結果、画像表示装置が大型
化してしまう。
【0006】本発明は、上記の問題を解決するためにな
されたもので、画像を見にくくしたり、画像表示装置を
大型化させたりすることなしに、アスペクト比を表示す
ることが可能な画像表示装置を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の画像表示装置
は、所定のアスペクト比の表示画面を有し、該表示画面
に複数の区画を表示可能な画像表示装置であって、各々
の区画の縁辺上又は縁辺の延長線上に表示させる目盛り
の表示属性を決定し、決定された表示属性を示す目盛り
信号を生成し、前記表示画面に画像を表示させる画像信
号の所定の部分を、前記目盛り信号に置き換える目盛り
設定部を設けたことを特徴とする。
【0008】上記構成によれば、目盛り設定部が、目盛
りの表示属性を決定し、決定された表示属性を示す目盛
り信号を生成し、表示画面に画像を表示させる画像信号
の所定の部分を、目盛り信号に置き換えることにより、
表示画面における、各々の区画の縁辺上又は縁辺の延長
線上に、各々の区画に対応する目盛りを表示させるの
で、各々の区画の領域の識別が容易になる。
【0009】特に、テレビカメラ等で撮影を行う際に用
いる画像表示装置、即ち、ビューファインダにおいて
は、4:3、13:9、14:9等の、複数のアスペク
ト比の領域に、撮影したい被写体が入っていることを確
認したい場合がある。このような場合には、画像表示装
置の画面上に、4:3、13:9、14:9等の、複数
のアスペクト比の領域を識別する目盛りを設けることが
有効である。
【0010】画像信号と、目盛り設定部によって画像信
号の所定の部分と置き換えられる目盛り信号とが、デジ
タル信号であることが、目盛りの位置及び目盛りの表示
属性を正確に設定する上で望ましい。
【0011】本発明の画像表示装置は、前記目盛り設定
部は、互いに異なる表示属性を示す複数の目盛り信号を
生成する属性設定手段と、前記表示画面に画像を表示さ
せる画像信号の所定の部分を、前記属性設定手段が生成
した複数の目盛り信号のうちのいずれかに置き換える置
換手段とを備えることを特徴とする。
【0012】上記構成によれば、属性設定手段が、互い
に異なる表示属性を示す複数の目盛り信号を生成するの
で、ユーザーは、目盛りが示すアスペクト比を識別する
ことができる。従って、表示画面上に、本来、表示させ
たい画像に重ねてアスペクト比を文字で表示させる必要
がなくなり、本来、表示させたい画像が見やすくなる。
また、画像が表示される表示画面とは別の補助的な表示
部にアスペクト比を表示させたり、画像表示装置の筐体
に設けた発光素子等によってアスペクト比を表示させた
りする必要もなくなり、これらの表示手段を配置するた
めのスペースが不要になり、その結果、画像表示装置を
小型化できる。
【0013】複数の区画のうち、いずれかを選択できる
ようにした場合、選択された区画に対応する選択目盛り
の表示属性と、選択区画以外である非選択区画に対応す
る非選択目盛りの表示属性とを互いに異ならせると、選
択区画と非選択区画との判別が容易になる。又、各々の
区画に対応する目盛りの表示属性を互いに異ならせる
と、各々の区画の判別が容易になる。又、目盛りの表示
属性を、表示画面に表示される画像の画質や背景色に応
じて切り換えると、目盛りが認識し易くなる。
【0014】本発明の画像表示装置は、前記目盛り設定
部は、前記表示画面に表示される画像の同期信号に基づ
いて、前記置換手段が前記画像信号の所定の部分を前記
複数の目盛り信号のうちのいずれかに置き換えるタイミ
ングを決定するタイミング決定手段を備えることを特徴
とする。
【0015】上記構成によれば、タイミング決定手段
が、表示画面に表示される画像の同期信号に基づいて、
置換手段が画像信号の所定の部分を複数の目盛り信号の
うちのいずれかに置き換えるタイミングを決定する。従
って、このタイミング決定手段は、複数の目盛りを表示
画面上の異なる位置に表示させると共に、各目盛りを異
なる長さとすることができる。例えば、選択目盛りを、
表示画面の周辺部から中央部まで続く長さとし、非選択
目盛を、表示画面の周辺部付近にのみ表示される長さと
することも可能である。これにより、表示画面上に、複
数のアスペクト比の区画を示す、複数の目盛りを表示さ
せても、目盛りが邪魔になって、画像が見にくくなるこ
とがない。
【0016】画像の同期信号に基づいて、画像信号の所
定の部分を目盛り信号に置き換えるタイミングを決定す
れば、画像に目盛りを正確かつ容易に付与することが出
来る。又、タイミング決定手段、属性設定手段、及び置
換手段を、組み合わせ論理回路(基本ゲートを組み合わ
せた回路)と、順序論理回路(フリップフロップ回路
等)とで構成すれば、タイミング決定手段、属性設定手
段、及び置換手段の回路設計が容易になると共に、回路
が小型化されるので、回路を集積化する上で望ましい。
【0017】本発明の画像表示装置は、前記目盛り設定
部は、スイッチと、該スイッチがオンされる毎に、前記
置換手段が、前記画像信号の所定の部分を、前記属性設
定手段が生成した複数の目盛り信号のうちのいずれに置
き換えるかを順次切り換える切換手段とを備えることを
特徴とする。
【0018】上記構成によれば、切換手段が、スイッチ
がオンされる毎に、順次、置き換える目盛り信号を切り
換えるので、1つのスイッチで選択目盛りの位置を切り
換えることができ、スイッチを配置するスペースを節約
することができ、装置が小型化される。
【0019】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の一実施形態にお
けるテレビカメラに用いる画像表示装置の原理的構成を
示すブロック図である。この画像表示装置は、画像にマ
ーカーを重畳させ、合成画像とするマーカー合成部1
と、合成画像を表示する表示部2とを有する。マーカー
合成部1は、マーカーを選択する選択手段1aと、選択
されたマーカーを画像に重畳させる合成手段1bとを有
する。
【0020】画像表示装置に入力される画像信号は、合
成手段1bに入力される。一方、ユーザーが行う選択操
作の結果が、選択手段1aに入力される。選択手段1a
は、選択操作の結果に応じて、所定のマーカー信号を出
力し、このマーカー信号は、合成手段1bに入力され
る。合成手段1bは、画像信号とマーカー信号とを合成
し、合成信号を出力する。この合成信号は、表示部2に
入力され、表示部2は、画像にマーカーが重畳された合
成画像を表示する。
【0021】図2は、表示部2に表示される合成画像の
一例を示す図である。この図は、走査線数542本、垂
直方向の線数962本からなるアクティブマトリクス型
液晶表示装置を示し、アスペクト比として4:3が選択
された状態を示す図である。表示部2には、アスペクト
比が4:3となる領域を示す4:3マーカー2e、2f
が、それぞれ、X=121、X=842の位置に表示さ
れる。なお、ここでいう「X」とは、表示部2における
水平方向の座標を表すものとする。また、その数値は、
表示部2の左辺を基点とする線数で表すものとする。以
下、「X」を同じ意味で用いる。4:3マーカー2eと
4:3マーカー2fとは、表示部2の中心に対して対称
な位置に表示される。4:3マーカー2e、2fは、表
示部2の上辺から下辺へ至る破線である。
【0022】なお、4:3マーカー2e、2fは、この
例では破線であるものとしたが、実線や鎖線であっても
よい。また、不透明な線(この線が表示される部分の画
像が見えない)であっても、半透明な線(この線を介し
て画像が見える)であってもよい。
【0023】表示部2には、4:3マーカー2e、2f
に加えて、13:9補助マーク3a、3b、3c、3d
と、14:9補助マーク4a、4b、4c、4dと、1
5:9補助マーク5a、5b、5c、5dとが表示され
る。13:9補助マーク3a、3bは、X=91の位置
に表示され、13:9補助マーク3c、3dは、X=8
72の位置に表示される。14:9補助マーク4a、4
bは、X=61の位置に表示され、14:9補助マーク
4c、4dは、X=902の位置に表示される。15:
9補助マーク5a、5bは、X=31の位置に表示さ
れ、15:9補助マーク5c、5dは、X=932の位
置に表示される。これらの補助マークは、4:3マーカ
ー2e、2fより短い実線が、表示部2の上辺及び下辺
の付近に表示されるものである。従って、上辺付近の補
助マークと、下辺付近の補助マークとは、つながってい
ない。例えば、上辺付近の13:9補助マーク3aと、
下辺付近の13:9補助マーク3bとは、つながってい
ない。
【0024】補助マークは、認識できる範囲で、可能な
限り短くすることが、画像の邪魔にならないという点で
望ましい。また、補助マークは、4:3マーカー2e、
2fとは異なる長さ、線種、輝度、色、透明度であって
もよい。さらに、補助マークは、必ずしも線である必要
はなく、例えば、矢印や三角形のマークであってもよ
い。
【0025】以上のように、選択されたアスペクト比を
示す4:3マーカー2e、2fと、非選択のアスペクト
比を示す補助マークとが明らかに異なるので、ユーザー
は、アスペクト比として4:3が選択された状態である
ことを容易に認識することができる。また、ユーザー
は、選択されたアスペクト比における領域を正確に認識
することができると共に、非選択のアスペクト比におけ
る領域の目安をも認識することができる。
【0026】図3は、選択操作を行い、「選択されたア
スペクト比」を13:9に切り換えたときに、表示部2
に表示される合成画像を示す図である。表示部2には、
アスペクト比が13:9となる領域を示す13:9マー
カー3e、3fと、4:3補助マーク2a、2b、2
c、2dと、14:9補助マーク4a、4b、4c、4
dと、15:9補助マーク5a、5b、5c、5dとが
表示される。4:3補助マーク2a、2bは、X=12
1の位置に表示され、4:3補助マーク2c、2dは、
X=842の位置に表示される。13:9マーカー3
e、3fは、それぞれ、X=91、X=872の位置に
表示される。すなわち、4:3に対応する表示が補助マ
ークに変化し、13:9に対応する表示が13:9マー
カー3e、3fに変化する。
【0027】図4は、選択操作を繰り返し行い、「選択
されたアスペクト比」の切り換えを繰り返し行ったとき
の、表示部2に表示される合成画像の変化を示す図であ
る。選択操作を繰り返し行うと、「選択されたアスペク
ト比」が、4:3、13:9、14:9、15:9、映
画1、映画2という順序で切り替わる。
【0028】なお、映画1、映画2とは、映画における
アスペクト比であり、これらの場合には、表示部2の左
辺から右辺へ至る破線と、この破線に平行な補助マーク
が表示される。すなわち、映画1が選択された場合に
は、表示部2の左辺から右辺へ至る破線である映画1マ
ーカー6e、6fと、映画2補助マーク7a、7b、7
c、7dとが表示され、映画2が選択された場合には、
表示部2の左辺から右辺へ至る破線である映画2マーカ
ー7e、7fと、映画1補助マーク6a、6b、6c、
6dとが表示される。映画1マーカー6e、6fは、そ
れぞれ、Y=67、Y=476の位置に表示される。な
お、ここでいう「Y」とは、表示部2における垂直方向
の座標を表すものとする。また、その数値は、表示部2
の上辺を基点とする走査線数で表すものとする。以下、
「Y」を同じ意味で用いる。映画2補助マーク7a、7
bは、Y=11の位置に表示され、映画2補助マーク7
c、7dは、Y=532の位置に表示される。映画2マ
ーカー7e、7fは、それぞれ、Y=11、Y=532
の位置に表示される。映画1補助マーク6a、6bは、
Y=67の位置に表示され、映画1補助マーク6c、6
dは、Y=476の位置に表示される。
【0029】例えば、各アスペクト比の領域の境界を厳
密に確認したいときに、このような操作を行えば、補助
マークでは判りにくい、表示部2の中心付近における境
界を、「選択されたアスペクト比」のマーカーを用いて
厳密に確認することができる。このとき、「選択された
アスペクト比」以外の、非選択のアスペクト比を示す補
助マークが消えてしまうことはないので、非選択のアス
ペクト比の目安を失うことはない。
【0030】図5は、本発明の一実施形態における画像
表示装置の具体的構成を示すブロック図である。クラン
プアンプ部17、18、19は、それぞれ、画像信号を
構成するR信号29、G信号30、B信号31を入力
し、各信号のペデスタルレベルを基準とした増幅を行
う。
【0031】クランプアンプ部17、18、19で増幅
された各信号は、それぞれ、AD変換部20、21、2
2に入力され、デジタルR信号37、デジタルG信号3
8、デジタルB信号39に変換される。これらのデジタ
ルR信号37、デジタルG信号38、デジタルB信号3
9は、マーカー合成部1に入力され、マーカー信号と合
成される。マーカー合成部1は、合成後の信号であるマ
ーカー合成R信号40、マーカ−合成G信号41、マー
カー合成B信号42を出力する。これらのマーカー合成
R信号40、マーカ−合成G信号41、マーカー合成B
信号42は、駆動回路部27に入力され、駆動回路部2
7は、これらの信号に基づいて表示部2を駆動し、表示
部2に合成画像を表示させる。
【0032】なお、本実施形態では、G信号30に、同
期信号が重畳されているものとする。従って、G信号3
0は、同期分離部23に入力され、ここで、水平同期信
号33と、垂直同期信号34とに分離される。水平同期
信号33は、PLL部24に入力され、このPLL部2
4は、システムクロックを発生する。なお、図中の各部
には、このシステムクロックが入力されているが、簡単
のため図示していない。
【0033】水平同期信号33は、同期遅延部25にも
入力される。また、垂直同期信号34も、同期遅延部2
5に入力される。同期遅延部25は、クランプアンプ部
17、18、19と、AD変換部20、21、22とに
おける処理にかかる時間だけ、水平同期信号33及び垂
直同期信号34を遅延させ、遅延水平同期信号35及び
遅延垂直同期信号36を出力する。これらの遅延水平同
期信号35及び遅延垂直同期信号36は、マーカー合成
部1に入力され、マーカー合成のタイミングの基準とさ
れる。この基準に基づいて、マーカー合成部1は、水平
方向及び垂直方向におけるマーカーの表示位置を決定す
る。また、遅延水平同期信号35及び遅延垂直同期信号
36は、駆動回路部27にも入力され、この駆動回路部
27が表示部2を駆動するタイミングの基準とされる。
【0034】マーカー合成部1は、上述した遅延水平同
期信号35及び遅延垂直同期信号36を入力すると共
に、デジタルR信号37、デジタルG信号38、デジタ
ルB信号39を入力し、マーカー合成R信号40、マー
カー合成G信号41、マーカー合成B信号42を出力す
る。また、マーカー合成部1は、マーカー切換信号43
を入力し、マーカーの種別の切り換えを行う。
【0035】マーカー切換信号43は、CPU8から供
給される。CPU8には、タクトスイッチ54が接続さ
れている。タクトスイッチ54をオンする度に、CPU
8は、マーカー切換信号43を、順次、変更する。これ
により、メカニカルなトグルスイッチや、デジタルスイ
ッチを用いてマーカー切換信号43を変更する場合と比
較して、少ないスイッチ数でマーカー切換信号43を変
更できるので、少ないスイッチ数でマーカーを切り換え
ることができる。
【0036】図6は、マーカー合成部1の内部構成を示
すブロック図である。マーカー合成部1は、タイミング
発生部44と、属性設定部45と、切換器46、47、
48とを有する。タイミング発生部44は、遅延水平同
期信号35、遅延垂直同期信号36、マーカー切換信号
43を入力し、第1のタイミング信号52を出力する。
この第1のタイミング信号52は、マーカー及び補助マ
ークを表示させるタイミングを規定している。この第1
のタイミング信号52は、属性設定部45に入力され
る。属性設定部45は、マーカー及び補助マークの表示
属性を設定し、属性設定R信号49、属性設定G信号5
0、属性設定B信号51を出力する。
【0037】これらの属性設定R信号49、属性設定G
信号50、属性設定B信号51は、それぞれ、切換器4
6、47、48に入力される。切換器46、47、48
には、タイミング発生器44が出力する第2のタイミン
グ信号53も入力される。第2のタイミング信号53
は、遅延水平同期信号35及び遅延垂直同期信号36を
基準にした信号であり、切換器46、47、48が入力
信号を切り換えるタイミングを規定している。すなわ
ち、切換器46においては、デジタルR信号37と属性
設定R信号49とを切り換えるタイミングを規定してお
り、切換器47においては、デジタルG信号38と属性
設定G信号50とを切り換えるタイミングを規定してお
り、切換器48においては、デジタルB信号39と属性
設定B信号51とを切り換えるタイミングを規定してい
る。
【0038】そして、切換器46、47、48は、第2
のタイミング信号53によって規定されたタイミング
で、それぞれの切換器への2つの入力信号のうちのいず
れかを選択し、出力する。すなわち、切換器46は、デ
ジタルR信号37又は属性設定R信号49をマーカー合
成R信号40として出力し、切換器47は、デジタルG
信号38又は属性設定G信号50をマーカー合成G信号
41として出力し、切換器48は、デジタルB信号39
又は属性設定B信号51をマーカー合成B信号42とし
て出力する。
【0039】図7は、マーカー合成部1の動作を示すタ
イミングチャートである。遅延水平同期信号35のパル
スP1が入力されてから、マーカー合成R信号40、マ
ーカー合成G信号41、マーカー合成B信号42とし
て、表示データが出力され始めるまでのクロック数は決
まっている。従って、例えば、表示部2の水平方向に走
る走査線における左から4番目の画素に、マーカーを表
示させる場合には、遅延水平同期信号35のパルスP1
が入力された時点を基準として、まず、マーカー表示の
2クロック前に、タイミング発生部44から第1のタイ
ミング信号52を出力させる。すると、この第1のタイ
ミング信号52は、属性設定部45に入力され、この属
性設定部45は、マーカー表示の1クロック前に、属性
設定R信号49、属性設定G信号50、属性設定B信号
51として、それぞれ、RA1、GA1、BA1を出力
する。これらの出力と同時に、タイミング発生部44か
ら第2のタイミング信号53を出力させる。
【0040】属性設定R信号49、属性設定G信号5
0、属性設定B信号51は、それぞれ、切換器46、4
7、48に入力され、同時に、これらの切換器46、4
7、48には、第2のタイミング信号53が入力され
る。すると、切換器46、47、48は、マーカー表示
のタイミングで、選択する信号を切り換える。すなわ
ち、切換器46は、マーカー表示のタイミングで、選択
する信号を、デジタルR信号37から属性設定R信号4
9に切り換え、切換器47は、マーカー表示のタイミン
グで、選択する信号を、デジタルG信号38から属性設
定G信号50に切り換え、切換器48は、マーカー表示
のタイミングで、選択する信号を、デジタルB信号39
から属性設定B信号51に切り換える。そして、切り換
えられた信号が、マーカー合成R信号40、マーカー合
成G信号41、マーカー合成B信号42として出力され
る。
【0041】図8は、切換器46の内部構成を示す図で
ある。なお、切換器47、48の内部構成も、切換器4
6の内部構成と同様であるので、切換器47、48の内
部構成の説明は省略する。切換器46は、8ビットのパ
ラレル信号であるデジタルR信号37と、同じく8ビッ
トのパラレル信号である属性設定R信号49とを入力
し、これらのうちのいずれか一方を選択し、マーカー合
成R信号40として出力する。どちらを選択するかは、
第2のタイミング信号53によって決定される。すなわ
ち、第2のタイミング信号53のパルスが入力されてい
ないとき(すなわち、第2のタイミング信号53がLo
wレベルのとき)には、デジタルR信号37が選択さ
れ、第2のタイミング信号53のパルスが入力されたと
き(すなわち、第2のタイミング信号53がHighレ
ベルのとき)には、属性設定R信号49が選択される。
【0042】なお、図示した構成では、デジタルR信号
37と属性設定R信号49との全てのビットが切り換え
られるが、マーカーを半透明にしたい場合には、一部の
ビットのみを切り換えればよい。例えば、図中のOUT
7、OUT6、OUT5、OUT4に接続されているス
イッチのみを切り換え、OUT3、OUT2、OUT
1、OUT0に接続されているスイッチを切り換えない
(デジタルR信号37が選択された状態に固定する)よ
うにすればよい。
【0043】また、図示した構成では、切換器46をス
イッチで構成しているが、スイッチの代わりに、AND
ゲートやORゲートを組み合わせて構成してもよい。
【0044】図9は、第2のタイミング信号53と、表
示部2に表示されるマーカー及び補助マークとの関係を
示す図である。図9(a)は、表示部2上を水平方向に
走る各走査線毎の、第2のタイミング信号53の波形で
あり、図9(b)は、これらの波形に応じて、表示部2
に表示されるマーカー及び補助マークのイメージであ
る。マーカー及び補助マークの各画素が表示される位置
は、第2のタイミング信号53のパルスが出力されるタ
イミングによって決定される。詳細には、遅延水平同期
信号35を基準としたタイミングによって、水平方向で
の位置が決定され、遅延垂直同期信号36を基準にした
タイミング(すなわち、どの走査線上に表示するか)に
よって、垂直方向での位置が決定される。この図の例で
は、選択されたアスペクト比を示す3:4マーカー2
e、2fが、表示部2の上辺から下辺へ至る破線として
表示され、非選択のアスペクト比を示す13:9補助マ
ーク3a〜3d、14:9補助マーク4a〜4d、1
5:9補助マーク5a〜5dが、走査線2本分(2画素
分)の長さの実線として表示されている。
【0045】図10は、選択されたアスペクト比を示す
3:4マーカー2e、2fが、表示部2の上辺から下辺
へ至る、白(高輝度)と黒(低輝度)とが交互に現れる
実線として表示された例を示す図である。3:4マーカ
ー2e、2fにおける白(高輝度)の画素を表示させる
ときには、属性設定R信号49、属性設定G信号50、
属性設定B信号51として最大値(FFh)を出力さ
せ、黒(低輝度)の画素を表示させるときには、属性設
定R信号49、属性設定G信号50、属性設定B信号5
1として最小値(00h)を出力させる。
【0046】以上のように、本発明の画像表示装置によ
れば、複数のアスペクト比を示す表示(マーカー及び補
助マーク)を、同時に、表示部2上に表示させながら、
現在、どのアスペクト比が選択されているかを、ユーザ
ーに確実に認識させることができる。このとき、文字表
示のように、本来、表示させたい画像等の視認を妨げる
ことはない。また、どのアスペクト比が選択されている
かを表示するために、本来の表示部とは別に、補助的な
表示部やLED等を筐体に配置する必要もないので、画
像表示装置を大型化させてしまうこともない。
【0047】また、本発明の画像表示装置によれば、簡
単な波形でマーカー及び補助マークを表示させることが
できるので、「選択されたアスペクト比」を切り換えて
マーカーの位置を変化させたり、また、複数種類のマー
カーや補助マークを用意しても、文字データの送出に必
要になるようなROMを設ける必要はなく、簡単なロジ
ックの、組み合わせ論理回路(基本ゲートを組み合わせ
た回路)と、順序論理回路(フリップフロップ回路等)
とで回路を構成することができる。従って、画像表示装
置を小型化、低価格化することができる。
【0048】なお、上記の実施形態では、画像信号やマ
ーカー信号等がデジタル信号であるものとしたが、本発
明は、これに限られるものではなく、画像信号やマーカ
ー信号等がアナログ信号であってもよい。画像信号やマ
ーカー信号等がアナログ信号である場合には、上記実施
形態におけるデジタルR信号37、デジタルG信号3
8、デジタルB信号39や、属性設定R信号49、属性
設定G信号50、属性設定B信号51を電圧値とし、切
換器46、47、48をアナログスイッチにすればよ
い。
【0049】図11は、タイミング発生部44の内部構
成を示す図である。タイミング発生部44は、前述した
ように、遅延水平同期信号35と、遅延垂直同期信号3
6と、マーカー切換信号43とを入力し、第1のタイミ
ング信号52と、第2のタイミング信号53とを出力す
る。タイミング発生部44は、さらに、属性設定部45
での設定を行うための信号55〜62、87〜94、7
6〜79及び95〜100を出力する。
【0050】遅延水平同期信号35は、カウンタ101
に入力され、このカウンタ101内のカウント値をリセ
ットする。このカウンタ101内のカウント値は、シス
テムクロックが入力される毎にカウントアップされる。
カウンタ101からの出力は、デコーダ104〜112
に入力される。
【0051】遅延垂直同期信号36は、カウンタ102
に入力され、このカウンタ102内のカウント値をリセ
ットする。このカウンタ102内のカウント値は、シス
テムクロックが入力される毎にカウントアップされる。
カウンタ102からの出力は、デコーダ113〜117
に入力される。
【0052】まず、15:9補助マーク、14:9補助
マーク、13:9補助マーク、4:3補助マークのタイ
ミングの発生方法を説明する。
【0053】デコーダ105は、カウンタ101内のカ
ウント値が所定の値になると、15:9補助マーク左用
の水平タイミングを示す信号55を出力する。デコーダ
106は、カウンタ101内のカウント値が所定の値に
なると、15:9補助マーク右用の水平タイミングを示
す信号56を出力する。
【0054】デコーダ107は、カウンタ101内のカ
ウント値が所定の値になると、14:9補助マーク左用
の水平タイミングを示す信号57を出力する。デコーダ
108は、カウンタ101内のカウント値が所定の値に
なると、14:9補助マーク右用の水平タイミングを示
す信号58を出力する。
【0055】デコーダ109は、カウンタ101内のカ
ウント値が所定の値になると、13:9補助マーク左用
の水平タイミングを示す信号59を出力する。デコーダ
110は、カウンタ101内のカウント値が所定の値に
なると、13:9補助マーク右用の水平タイミングを示
す信号60を出力する。
【0056】デコーダ111は、カウンタ101内のカ
ウント値が所定の値になると、4:3補助マーク左用の
水平タイミングを示す信号61を出力する。デコーダ1
12は、カウンタ101内のカウント値が所定の値にな
ると、4:3補助マーク右用の水平タイミングを示す信
号62を出力する。
【0057】これらの信号55〜62は、ORゲート
(OR1)に入力され、このORゲート(OR1)は、
前記信号55〜62の論理和を示す信号63を出力す
る。すなわち、信号63は、遅延水平同期信号35が入
力される度に、繰り返し出力される。
【0058】ところで、このままでは、アスペクト比が
15:9、14:9、13:9、4:3の区画の境界位
置に、表示部2の上辺から下辺へ至る連続した線が表示
されることになる。そこで、表示部2の上辺に接する位
置から、所定の途中位置まで線を表示させ、この所定の
途中位置から、この所定の途中位置より下に位置する別
の途中位置までは線を非表示とし、この別の途中位置か
ら、表示部2の下辺に接する位置まで再び線を表示させ
る。このため、ANDゲート(AND1)によって、信
号63と、デコーダ117が出力する信号64との論理
積をとり、信号63に、信号64によるマスクをかけ
る。
【0059】図12は、タイミング発生部44の水平系
タイミング信号のタイミングチャートであり、前記信号
55〜62や、これらの信号55〜62の論理和を示す
信号63や、マスクをかけるための信号64の波形と共
に、上記ANDゲート(AND1)が出力する信号65
の波形が示されている。すなわち、表示部2上に線を表
示するとき(信号64がHighレベルのとき)には、
図中の65−aのような波形となり、線を非表示とする
とき(信号64がLowレベルのとき)には、図中の6
5−bのような波形となる。これらの波形によって、補
助マークは、表示部2の上辺付近と下辺付近のみに表示
される2本の線となり、表示部2の上辺から下辺まで連
続した1本の線とはならない。
【0060】次に、15:9マーカー、14:9マーカ
ー、13:9マーカー、4:3マーカーのタイミングの
発生方法を説明する。
【0061】前述したように、デコーダ105及び10
6が、アスペクト比が15:9の区画の境界位置に相当
する水平タイミングを示す信号55及び56を発生し、
デコーダ107及び108が、アスペクト比が14:9
の区画の境界位置に相当する水平タイミングを示す信号
57及び58を発生し、デコーダ109及び110が、
アスペクト比が13:9の区画の境界位置に相当する水
平タイミングを示す信号59及び60を発生し、デコー
ダ111及び112が、アスペクト比が4:3の区画の
境界位置に相当する水平タイミングを示す信号61及び
62を発生している。
【0062】これらの4組の信号のペアの中から1組を
選ぶため、デコーダ103から、選択のための信号6
9、68、67、66が出力される。デコーダ103
は、マーカー切換信号43に応じて、選択のための信号
69、68、67、66を出力する。
【0063】信号69、68、67、66は、それぞ
れ、4組の信号のペアである信号55及び56、信号5
7及び58、信号59及び60、信号61及び62と、
ANDゲート(AND2及びAND3、AND4及びA
ND5、AND6及びAND7、AND8及びAND
9)で論理積がとられ、信号87及び88、信号89及
び90、信号91及び92、信号93及び94が出力さ
れる。
【0064】図13は、デコーダ103の真理値表であ
る。すなわち、デコーダ103が出力する信号69、6
8、67、66は、いずれか1つの信号のみがH(Hi
ghレベル)となるか、または全ての信号がL(Low
レベル)となるかのどちらかである。従って、例えば、
信号66がHのときには、信号93及び94のみ、すな
わちアスペクト比が4:3の場合に相当するタイミング
を示す信号のみが出力され、それ以外のアスペクト比に
対応する信号87及び88、信号89及び90、信号9
1及び92は出力されない(すなわちLに固定され
る)。これらの信号87及び88、信号89及び90、
信号91及び92、信号93及び94は、ORゲート
(OR2)に入力され、このORゲート(OR2)で論
理和がとられる。従って、このORゲート(OR2)の
出力である信号72も、アスペクト比が4:3の場合に
相当するタイミングを示す信号となる。
【0065】この信号72は、遅延水平同期信号35が
入力される度に、繰り返し出力される。つまり、このま
までは、アスペクト比が4:3の区画の境界位置に、表
示部2の上辺から下辺へ至る連続した実線が表示される
ことになる。本実施形態では、4:3マーカーとして破
線を表示させたいので、表示部2の上辺に接する位置か
ら、表示部2の下辺に接する位置までの間に、線の表示
と非表示とを繰り返させる。このため、ANDゲート
(AND10)によって、信号72と、カウンタ102
が出力するカウント値の1ビット目(最下位ビットを0
ビット目とする)である信号73との論理積をとり、信
号72に、信号73によるマスクをかける。これによ
り、ANDゲート(AND10)が出力する信号74
は、表示部2における4本の水平走査線毎に、図12中
の74−aのような波形と、74−bのような波形とを
繰り返す。これらの波形によって、4:3マーカーは、
表示部2の上辺から下辺へ至る破線となる。
【0066】なお、15:9マーカー、14:9マーカ
ー、13:9マーカーについても同様であり、デコーダ
103が、各アスペクト比に対応するマーカー切換信号
43に応じて、信号69、68、67、66を設定し、
各アスペクト比に対応するタイミングの信号が生成され
る。
【0067】また、デコーダ103の出力パターンを変
更すれば、複数のアスペクト比に対応するタイミングの
信号を生成させることも可能であるので、複数のアスペ
クト比に対応するマーカーを、表示部2に同時に表示さ
せることも可能である。
【0068】15:9補助マーク、14:9補助マー
ク、13:9補助マーク、4:3補助マークのうちの3
つの補助マークのタイミングを示す信号65と、1つの
マーカー(例えば4:3マーカー)のタイミングを示す
信号74とは、ORゲート(OR3)に入力され、この
ORゲート(OR3)で論理和がとられる。従って、こ
のORゲート(OR3)の出力である信号75は、3つ
の補助マークと1つのマーカーとの両方のタイミングを
示す信号となる。
【0069】従って、この信号75は、表示部2の垂直
方向における位置によって、図12中の75−a、75
−b、75−cのような波形となる。すなわち、補助マ
ークとマーカーとの両方が表示される水平走査線におい
ては、75−aのような波形となり、マーカーのみが表
示される水平走査線においては、75−bのような波形
となり、どちらも表示されない水平走査線(すなわち、
マーカーの破線における非表示の位置)においては、7
5−cのような波形となる。
【0070】次に、映画2補助マーク、映画1補助マー
クのタイミングの発生方法を説明する。
【0071】デコーダ113は、カウンタ102内のカ
ウント値が所定の値になると、映画2補助マーク上用の
垂直タイミングを示す信号76を出力する。デコーダ1
14は、カウンタ102内のカウント値が所定の値にな
ると、映画2補助マーク下用の垂直タイミングを示す信
号77を出力する。
【0072】デコーダ115は、カウンタ102内のカ
ウント値が所定の値になると、映画1補助マーク上用の
垂直タイミングを示す信号78を出力する。デコーダ1
16は、カウンタ102内のカウント値が所定の値にな
ると、映画1補助マーク下用の垂直タイミングを示す信
号79を出力する。
【0073】これらの信号76〜79は、ORゲート
(OR4)に入力され、このORゲート(OR4)は、
前記信号76〜79の論理和を示す信号80を出力す
る。すなわち、信号80は、遅延垂直同期信号36が入
力される度に、繰り返し出力される。
【0074】ところで、このままでは、映画2、映画1
の区画の境界位置に、表示部2の左辺から右辺へ至る連
続した線が表示されることになる。そこで、表示部2の
左辺に接する位置から、所定の途中位置まで線を表示さ
せ、この所定の途中位置から、この所定の途中位置より
右に位置する別の途中位置までは線を非表示とし、この
別の途中位置から、表示部2の右辺に接する位置まで再
び線を表示させる。このため、ANDゲート(AND1
1)によって、信号80と、デコーダ104が出力する
信号81との論理積をとり、信号80に、信号81によ
るマスクをかける。
【0075】図14は、タイミング発生部44の垂直系
タイミング信号のタイミングチャートであり、前記信号
76〜79や、これらの信号76〜79の論理和を示す
信号80や、マスクをかけるための信号81の波形と共
に、上記ANDゲート(AND11)が出力する信号8
2の波形が示されている。これらの波形によって、補助
マークは、表示部2の左辺付近と右辺付近のみに表示さ
れる2本の線となり、表示部2の左辺から右辺まで連続
した1本の線とはならない。
【0076】次に、映画2マーカー、映画1マーカーの
タイミングの発生方法を説明する。
【0077】前述したように、デコーダ113及び11
4が、映画2の区画の境界位置に相当する水平タイミン
グを示す信号76及び77を発生し、デコーダ115及
び116が、映画1の区画の境界位置に相当する水平タ
イミングを示す信号78及び79を発生している。
【0078】これらの2組の信号のペア(第1組が信号
76及び77のペア、第2組が信号78及び79のペ
ア)の中から1組を選ぶため、デコーダ103から、選
択のための信号70、71が出力される。デコーダ10
3は、マーカー切換信号43に応じて、選択のための信
号70、71を出力する。
【0079】信号70、71は、それぞれ、2組の信号
のペアである信号76及び77、信号78及び79と、
ANDゲート(AND12及びAND13、AND14
及びAND15)で論理積がとられ、信号95及び9
6、信号97及び98が出力される。
【0080】前述したように、図13に、デコーダ10
3の真理値表が示されている。すなわち、デコーダ10
3が出力する信号70、71は、いずれか1つの信号の
みがH(Highレベル)となるか、または両方の信号
がL(Lowレベル)となるかのどちらかである。従っ
て、例えば、信号71がHのときには、信号97及び9
8のみ、すなわち映画1の場合に相当するタイミングを
示す信号のみが出力され、それ以外の映画2に対応する
信号95及び96は出力されない(すなわちLに固定さ
れる)。これらの信号95及び96、信号97及び98
は、ORゲート(OR5)に入力され、このORゲート
(OR5)で論理和がとられる。従って、このORゲー
ト(OR5)の出力である信号83も、映画1の場合に
相当するタイミングを示す信号となる。
【0081】この信号83は、遅延垂直同期信号36が
入力される度に、繰り返し出力される。つまり、このま
までは、映画1の区画の境界位置に、表示部2の左辺か
ら右辺へ至る連続した実線が表示されることになる。本
実施形態では、映画1マーカーとして破線を表示させた
いので、表示部2の左辺に接する位置から、表示部2の
右辺に接する位置までの間に、線の表示と非表示とを繰
り返させる。このため、ANDゲート(AND16)に
よって、信号83と、カウンタ101が出力するカウン
ト値の2ビット目(最下位ビットを0ビット目とする)
である信号84との論理積をとり、信号83に、信号8
4によるマスクをかける。これにより、ANDゲート
(AND16)が出力する信号85は、表示部2におけ
る4本の垂直ライン毎にH、Lを繰り返す。この信号8
5によって、映画1マーカーは、表示部2の左辺から右
辺へ至る破線となる。
【0082】なお、映画2マーカーについても同様であ
り、デコーダ103が、映画2マーカーに対応するマー
カー切換信号43に応じて、信号70、71を設定し、
映画2マーカーに対応するタイミングの信号が生成され
る。
【0083】映画2補助マーク、映画1補助マークのう
ちのいずれか一方の補助マークのタイミングを示す信号
82と、マーカー(例えば映画1マーカー)のタイミン
グを示す信号85とは、ORゲート(OR6)に入力さ
れ、このORゲート(OR6)で論理和がとられる。従
って、このORゲート(OR6)の出力である信号86
は、補助マークとマーカーとの両方のタイミングを示す
信号となる。
【0084】本実施形態では、15:9補助マーク、1
4:9補助マーク、13:9補助マーク、4:3補助マ
ークのうちの3つの補助マークと、15:9マーカー、
14:9マーカー、13:9マーカー、4:3マーカー
のうちの1つのマーカーとが表示部2に表示されている
ときには、映画1補助マーク、映画2補助マークのうち
のいずれか一方の補助マークと、映画1マーカー、映画
2マーカーのうちのいずれか一方のマーカーとは表示部
2に表示されない。逆に、映画1、映画2の補助マーク
及びマーカーが表示されているときには、15:9、1
4:9、13:9、4:3の補助マーク及びマーカーは
表示されない。また、補助マーク及びマーカーが一切表
示されない状態も可能としている。このため、デコーダ
103は、信号99及び100を出力し、信号99をA
NDゲート(AND17及び19)に供給し、信号10
0をANDゲート(AND18及び20)に供給してい
る。なお、信号99及び100の真理値表は、前述した
図13に記載されている。
【0085】そして、ANDゲート(AND17)には
信号75が入力され、ANDゲート(AND18)には
信号86が入力される。そして、これらのANDゲート
(AND17及びAND18)の出力は、ORゲート
(OR7)に入力され、このORゲート(OR7)の出
力が、第2のタイミング信号53とされる。
【0086】また、ANDゲート(AND19)には信
号74が入力され、ANDゲート(AND20)には信
号85が入力される。そして、これらのANDゲート
(AND19及びAND20)の出力は、ORゲート
(OR8)に入力され、このORゲート(OR8)の出
力が、第1のタイミング信号52とされる。
【0087】なお、デコーダ103の出力パターンを変
更すれば、複数のアスペクト比(15:9、14:9、
13:9、4:3、映画2、映画1を含む)に対応する
タイミングの信号を生成させることも可能であるので、
複数のアスペクト比に対応する補助マーク及びマーカー
を、表示部2に同時に表示させることも可能である。例
えば、15:9補助マーク、14:9補助マーク、1
3:9補助マーク及び4:3マーカーと、映画2補助マ
ーク及び映画1マーカーとを、表示部2に同時に表示さ
せることも可能である。
【0088】以上のように、タイミング発生部44にお
いては、属性設定部45に供給する第1のタイミング信
号52と、切換器46、47、48の供給する第2のタ
イミング信号53とを発生させるための回路が、AND
ゲート、ORゲートといった基本ゲートと、カウンタを
構成するフリップフロップとで構成されており、従来技
術における文字データの送出に必要なROM等を用いる
必要はない。従って、タイミング発生部44の回路設計
が容易になると共に、回路が小型化されるので、回路を
集積化する上で望ましい。また、回路を低価格化するこ
ともできる。
【0089】図15及び16は、上記のタイミング発生
部44内部の各信号の名称と、その機能の説明と、その
発生元とをまとめた一覧表である。これらの信号は、第
1のタイミング信号52及び第2のタイミング信号53
のタイミングの決定に寄与している。
【0090】図17は、属性設定部45の内部構成を示
す図である。属性設定部45は、タイミング発生部44
から出力された、第1のタイミング信号52と、信号5
5〜62、信号87〜94、信号76〜79及び信号9
5〜100とを入力し、属性設定R信号49、属性設定
G信号50、属性設定B信号51を出力する。
【0091】属性設定部45は、R属性設定部118
と、G属性設定部119と、B属性設定部120とを有
し、これらの各部に、それぞれ、第1のタイミング信号
52と、信号55〜62、信号87〜94、信号76〜
79及び信号95〜100とが入力されている。R属性
設定部118、G属性設定部119、B属性設定部12
0は、それぞれ、マーカー又は補助マークのR(赤色)
成分の属性を示す属性設定R信号49、マーカー又は補
助マークのG(緑色)成分の属性を示す属性設定G信号
50、マーカー又は補助マークのB(青色)成分の属性
を示す属性設定B信号51を出力する。
【0092】図18は、R属性設定部118の内部構成
を示す図である。なお、G属性設定部119と、B属性
設定部120との内部構成は、R属性設定部118の内
部構成と同一であるので、その説明は省略する。
【0093】R属性設定部118は、信号55〜62を
入力する第1の属性発生部121と、信号87〜94を
入力する第2の属性発生部122と、信号76〜79を
入力する第3の属性発生部123と、信号95〜98を
入力する第4の属性発生部124とを有する。第1の属
性発生部121と、第2の属性発生部122と、第3の
属性発生部123と、第4の属性発生部124とは、そ
れぞれ、属性値(複数ビットの値)を出力する。
【0094】さらに、R属性設定部118は、第1の属
性選択部125と、第2の属性選択部126と、ORゲ
ート群(OR11)とを有する。第1の属性選択部12
5には、第1の属性発生部121から出力された属性値
と、第2の属性発生部122から出力された属性値と、
タイミング発生部44からの信号99及び第1のタイミ
ング信号52とが入力されている。また、第2の属性選
択部126には、第3の属性発生部123から出力され
た属性値と、第4の属性発生部124から出力された属
性値と、タイミング発生部44からの信号100及び第
1のタイミング信号52とが入力されている。第1の属
性選択部125及び第2の属性選択部126から出力さ
れる属性値は、ORゲート群(OR11)に入力され
る。ORゲート群(OR11)は、属性値のビット数と
同数のORゲートで構成され、各ORゲートは、第1の
属性選択部125から出力された属性値と、第2の属性
選択部126から出力された属性値との対応するビット
どうしの論理和をとる。そして、このORゲート群(O
R11)から出力される属性値が、属性設定R信号49
となる。
【0095】図19は、第1の属性発生部121の内部
構成を示す図である。なお、第2の属性発生部122の
内部構成は、第1の属性発生部121の内部構成と同一
であるので、その説明は省略する。
【0096】第1の属性発生部121は、1つの属性値
発生部と、この属性値発生部から出力される属性値を入
力する、1つのデータオンオフ部と、このデータオンオ
フ部と接続された端子(信号入力端子)とで構成される
グループを、8グループ有する。すなわち、第1の属性
発生部121は、8つの属性値発生部136〜143
と、各属性値発生部から出力される属性値を入力する、
8つのデータオンオフ部135〜128と、各データオ
ンオフ部と接続された端子(信号入力端子)s80〜s
87とを有する。端子(信号入力端子)s80〜s87
には、それぞれ、信号62〜55が入力される。各デー
タオンオフ部は、入力される信号がHのときに、属性値
発生部から送られた属性値を出力するが、入力される信
号がLのときには、何も出力しない(出力の全ビットが
0になる)。
【0097】データオンオフ部135〜128が出力し
た属性値は、ORゲート群(OR12)に入力される。
ORゲート群(OR12)は、属性値のビット数と同数
のORゲートで構成され、各ORゲートは、データオン
オフ部135〜128が出力した属性値の相互に対応す
るビットどうしの論理和をとる。そして、このORゲー
ト群(OR12)から出力される属性値が、第1の属性
選択部125へ送られる。
【0098】図20は、第3の属性発生部123の内部
構成を示す図である。なお、第4の属性発生部124の
内部構成は、第3の属性発生部123の内部構成と同一
であるので、その説明は省略する。
【0099】第3の属性発生部123は、1つの属性値
発生部と、この属性値発生部から出力される属性値を入
力する、1つのデータオンオフ部と、このデータオンオ
フ部と接続された端子(信号入力端子)とで構成される
グループを、4グループ有する。すなわち、第3の属性
発生部123は、4つの属性値発生部144〜147
と、各属性値発生部から出力される属性値を入力する、
4つのデータオンオフ部152〜148と、各データオ
ンオフ部と接続された端子(信号入力端子)s40〜s
43とを有する。端子(信号入力端子)s40〜s43
には、それぞれ、信号79〜76が入力される。各デー
タオンオフ部は、入力される信号がHのときに、属性値
発生部から送られた属性値を出力するが、入力される信
号がLのときには、何も出力しない(出力の全ビットが
0になる)。
【0100】データオンオフ部152〜148が出力し
た属性値は、ORゲート群(OR13)に入力される。
ORゲート群(OR13)は、属性値のビット数と同数
のORゲートで構成され、各ORゲートは、データオン
オフ部152〜148が出力した属性値の相互に対応す
るビットどうしの論理和をとる。そして、このORゲー
ト群(OR13)から出力される属性値が、第2の属性
選択部126へ送られる。
【0101】図21は、第1の属性選択部125の内部
構成を示す図である。なお、第2の属性選択部126の
内部構成は、第1の属性選択部125の内部構成と同一
であるので、その説明は省略する。
【0102】第1の属性選択部125は、データオンオ
フ部153、154、155、ORゲート群(OR1
4)、インバータ(NOT1)、端子群DB、端子群D
A、端子D_ENA、端子DA/DBを有する。データ
オンオフ部153は、第1の属性発生部121から出力
された属性値を、端子群DBを介して入力する。また、
データオンオフ部153は、タイミング発生部44から
送られる第1のタイミング信号52を、端子DA/DB
及びインバータ(NOT1)を介して入力する。データ
オンオフ部154は、第2の属性発生部122から出力
された属性値を、端子群DAを介して入力する。また、
データオンオフ部154は、タイミング発生部44から
送られる第1のタイミング信号52を、端子DA/DB
を介して入力する。各データオンオフ部は、入力される
信号がHのときに、属性発生部から送られた属性値を出
力するが、入力される信号がLのときには、何も出力し
ない(出力の全ビットが0になる)。従って、端子DA
/DBに入力される、第1のタイミング信号52がHの
ときには、データオンオフ部154から属性値が出力さ
れ、第1のタイミング信号52がLのときには、データ
オンオフ部153から属性値が出力される。
【0103】データオンオフ部153及び154が出力
した属性値は、ORゲート群(OR14)に入力され
る。ORゲート群(OR14)は、属性値のビット数と
同数のORゲートで構成され、各ORゲートは、データ
オンオフ部153及び154が出力した属性値の相互に
対応するビットどうしの論理和をとる。そして、このO
Rゲート群(OR14)から出力される属性値が、デー
タオンオフ部155に入力される。データオンオフ部1
55は、タイミング発生部44から送られる信号99
を、端子D_ENAを介して入力する。データオンオフ
部155は、入力される信号99がHのときに、ORゲ
ート群(OR14)から送られた属性値を出力するが、
入力される信号99がLのときには、何も出力しない
(出力の全ビットが0になる)。データオンオフ部15
5から出力された属性値は、ORゲート群(OR11)
へ送られる。
【0104】図22は、データオンオフ部128の内部
構成を示す図である。なお、データオンオフ部129〜
135、148〜155の内部構成は、データオンオフ
部128の内部構成と同一であるので、これらの説明は
省略する。
【0105】データオンオフ部128は、入力される属
性値のビット数(この図では8ビット)と同数のAND
ゲートを有し、端子sから入力される信号がHのとき、
入力端子群inから入力された属性値を、出力端子群o
utから出力する。端子sから入力される信号がLのと
きには、出力端子群outから何も出力しない(出力端
子群outの全ビットが0になる)。
【0106】図23は、表示の種類(補助マークか、マ
ーカーか)及びアスペクト比と、各表示において用いら
れる信号(制御線)及びこれらの信号(制御線)によっ
て取り出される属性値との対応を示す一覧表である。な
お、この表においては、各信号が通過する経路を明確に
するために、例えば、信号55を、55->118-121-s87と
記すことにする。すると、信号56は、56->118-121-s8
6と表記され、信号57は、57->118-121-s85と表記さ
れ、信号58は、58->118-121-s84と表記され、信号5
9は、59->118-121-s83と表記され、信号60は、60->1
18-121-s82と表記され、信号61は、61->118-121-s81
と表記され、信号62は、62->118-121-s80と表記され
ることになる。
【0107】さらに、例えば、信号55すなわち55->11
8-121-s87が、端子s87に入力されることによって、
属性値発生部143から取り出される属性値を、ATB(55
->118-121-s87)と記すことにする。すると、信号56す
なわち56->118-121-s86に対応する属性値は、ATB(56->1
18-121-s86)と表記され、信号57すなわち57->118-121
-s85に対応する属性値は、ATB(57->118-121-s85)と表記
されることになる。
【0108】第1の属性発生部121、第2の属性発生
部122は、それぞれ、タイミング発生部44からの信
号55〜62、信号87〜94のうち、Hになった信号
に対応する属性値を出力し、これらの属性値が第1の属
性選択部125に入力される。
【0109】また、第3の属性発生部123、第4の属
性発生部124は、それぞれ、タイミング発生部44か
らの信号76〜79、信号95〜98のうち、Hになっ
た信号に対応する属性値を出力し、これらの属性値が第
2の属性選択部126に入力される。
【0110】信号55〜62は、補助マークの水平タイ
ミングを示す。すなわち、信号55は、15:9補助マ
ーク左、信号56は、15:9補助マーク右、信号57
は、14:9補助マーク左、信号58は、14:9補助
マーク右、信号59は、13:9補助マーク左、信号5
9は、13:9補助マーク右を表示するタイミングでH
になる。これらの信号が同時にHになることはない。従
って、上記のタイミングで、Hになった信号に対応する
属性値が出力される。
【0111】例えば、属性値を、 ATB(55->118-121-s87)=255 ATB(56->118-121-s86)=255 ATB(57->118-121-s85)=200 ATB(58->118-121-s84)=200 ATB(59->118-121-s83)=240 ATB(60->118-121-s82)=240 ATB(61->118-121-s81)=100 ATB(62->118-121-s80)=100 と設定したとすると、第1の属性発生部121からは、
この順番で属性値が出力される。言い換えれば、第1の
属性発生部121から出力される、15:9補助マーク
の赤成分を示す属性値が255とされ、14:9補助マ
ークの赤成分を示す属性値が200とされ、13:9補
助マークの赤成分を示す属性値が240とされ、4:3
補助マークの赤成分を示す属性値が100とされる。こ
れらの属性値の出力は、遅延水平同期信号35が入力さ
れる度に繰り返される。
【0112】信号87〜94は、マーカーの水平タイミ
ングを示す。すなわち、信号87は、15:9マーカー
左、信号88は、15:9マーカー右、信号89は、1
4:9マーカー左、信号90は、14:9マーカー右、
信号91は、13:9マーカー左、信号92は、13:
9マーカー右を表示するタイミングでHになる。これら
の信号が同時にHになることはない。従って、上記のタ
イミングで、Hになった信号に対応する属性値が出力さ
れる。なお、どのマーカーを表示させるかは、デコーダ
103に入力されるマーカー切換信号43によって決定
される。
【0113】例えば、属性値を、 ATB(87->119-122-s87)=255 ATB(88->119-122-s86)=255 ATB(89->119-122-s85)=200 ATB(90->119-122-s84)=200 ATB(91->119-122-s83)=240 ATB(92->119-122-s82)=240 ATB(93->119-122-s81)=100 ATB(94->119-122-s80)=100 と設定したとすると、第2の属性発生部122から出力
される、15:9マーカーの緑成分を示す属性値が25
5とされ、14:9マーカーの緑成分を示す属性値が2
00とされ、13:9マーカーの緑成分を示す属性値が
240とされ、4:3マーカーの緑成分を示す属性値が
100とされる。そして、これらの属性値のうちのいず
れかが、マーカー切換信号43によって選択されたマー
カーの属性値として出力される。
【0114】前述したように、第1の属性発生部l21
が出力する属性値と、第2の属性発生部l22が出力す
る属性値とは、第1の属性選択部125に入力される。
この第1の属性選択部125は、第1の属性発生部12
1が出力する補助マークの属性値より、第2の属性発生
部l22が出力するマーカーの属性値を優先する。な
お、この第1の属性選択部125は、両方の属性値をい
ずれも出力しないことも可能である。
【0115】第1の属性発生部121が出力する属性値
は、第1の属性選択部125に入力され、この第1の属
性選択部125内のデータオンオフ部153に入力され
る。第2の属性発生部122が出力する属性値は、第1
の属性選択部125に入力され、この第1の属性選択部
125内のデータオンオフ部154に入力される。一
方、第1の属性選択部125の端子DA/DBには、タ
イミング発生部44から出力される第1のタイミング信
号52が入力される。
【0116】この第1のタイミング信号52は、補助マ
ークのタイミングではなく、マーカーのタイミングでH
になる。すなわち、図11に示したように、マーカーの
タイミングを示す信号74または85のいずれか一方
(または両方選択しない)が、ANDゲート(AND1
9、AND20)およびORゲート(OR8)によって
選択され、第1のタイミング信号52となる。なお、こ
の選択は、信号99、100に従って行われる。以上に
より、第1のタイミング信号52は、補助マークのタイ
ミングではなく、マーカーのタイミングでHになる。
【0117】従って、マーカーのタイミングでは、第1
のタイミング信号52がHとなるので、データオンオフ
部154が選択され、第2の属性発生部122から出力
される、マーカーの属性値が選択される。マーカーのタ
イミングではないときは、第1のタイミング信号52が
Lとなるので、データオンオフ部153が選択され、第
1の属性発生部121から出力される、補助マークの属
性値が選択される。
【0118】そして、選択された属性値が、ORゲート
群(OR14)から出力され、データオンオフ部155
に入力される。データオンオフ部155は、マーカー切
換信号43に従って決定される信号99に応じて、OR
ゲート群(OR14)から送られた属性値を出力するか
否かを決定する。出力しない場合には、両方の属性値
が、いずれも選択されないことになる。
【0119】なお、第2の属性選択部126における動
作は、第1の属性選択部125における動作と同様であ
るので、その説明は省略する。
【0120】第1の属性選択部125の出力および第2
の属性選択部126の出力は、ORゲート群(OR1
1)に入力され、このORゲート群(OR11)で論理
和がとられ、属性設定R信号49となる。
【0121】従って、信号99が「H」、信号100が
「L」のときは、第1の属性選択部125の出力が、属
性設定R信号49とされ、信号99が「L」、信号10
0が「H」のときは、第2の属性選択部126の出力
が、属性設定R信号49とされ、信号99および100
の両方が「L」のときは、いずれの出力も選択されず、
属性設定R信号49は、「0」となる。なお、信号99
および100は、マーカー切換信号43に応じて決定さ
れる。
【0122】図24は、R属性設定部118、G属性設
定部119、B属性設定部120に設定される属性値の
一具体例を示す一覧表である。この例では、全ての属性
値発生部に「255」が設定されているので、補助マー
クおよびマーカーが、輝度100%の白となる。
【0123】図25は、R属性設定部118、G属性設
定部119、B属性設定部120に設定される属性値
の、もう一つの具体例を示す一覧表である。この例で
は、R属性設定部118内の、補助マークに対応する属
性値発生部に「255」が設定され、B属性設定部12
0内の、マーカーに対応する属性値発生部に「255」
が設定され、それ以外の属性値発生部には「0」が設定
されているので、補助マークが赤、マーカーが青とな
る。
【0124】このように、各属性値発生部に、0〜25
5のうちの任意の属性値を設定することによって、補助
マーク及びマーカーの輝度、色を、任意に設定すること
ができる。このとき、輝度、色を、例えば、4:3マー
カーの左右の線で異ならせることも可能である。
【0125】
【発明の効果】本発明の画像表示装置は、所定のアスペ
クト比の表示画面を有し、該表示画面に複数の区画を表
示可能な画像表示装置であって、各々の区画の縁辺上又
は縁辺の延長線上に表示させる目盛りの表示属性を決定
し、決定された表示属性を示す目盛り信号を生成し、前
記表示画面に画像を表示させる画像信号の所定の部分
を、前記目盛り信号に置き換える目盛り設定部を設けた
ものである。
【0126】本発明の画像表示装置によれば、目盛り設
定部が、目盛りの表示属性を決定し、決定された表示属
性を示す目盛り信号を生成し、表示画面に画像を表示さ
せる画像信号の所定の部分を、目盛り信号に置き換える
ことにより、表示画面における、各々の区画の縁辺上又
は縁辺の延長線上に、各々の区画に対応する目盛りを表
示させるので、各々の区画の領域の識別が容易になる。
【0127】特に、テレビカメラ等で撮影を行う際に用
いる画像表示装置、即ち、ビューファインダにおいて
は、4:3、13:9、14:9等の、複数のアスペク
ト比の領域に、撮影したい被写体が入っていることを確
認したい場合がある。このような場合には、画像表示装
置の画面上に、4:3、13:9、14:9等の、複数
のアスペクト比の領域を識別する目盛りを設けることが
有効である。
【0128】画像信号と、目盛り設定部によって画像信
号の所定の部分と置き換えられる目盛り信号とが、デジ
タル信号であれば、目盛りの表示属性を正確に設定する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態における画像表示装置の
原理的構成を示すブロック図である。
【図2】 表示部2に表示される合成画像の一例を示す
図である。
【図3】 選択操作を行い、「選択されたアスペクト
比」を13:9に切り換えたときに、表示部2に表示さ
れる合成画像を示す図である。
【図4】 選択操作を繰り返し行い、「選択されたアス
ペクト比」の切り換えを繰り返し行ったときの、表示部
2に表示される合成画像の変化を示す図である。
【図5】 本発明の一実施形態における画像表示装置の
具体的構成を示すブロック図である。
【図6】 マーカー合成部1の内部構成を示すブロック
図である。
【図7】 マーカー合成部1の動作を示すタイミングチ
ャートである。
【図8】 切換器46の内部構成を示す図である。
【図9】 第2のタイミング信号53と、表示部2に表
示されるマーカー及び補助マークとの関係を示す図であ
る。
【図10】 選択されたアスペクト比を示す3:4マー
カー2e、2fが、表示部2の上辺から下辺へ至る、白
(高輝度)と黒(低輝度)とが交互に現れる実線として
表示された例を示す図である。
【図11】 タイミング発生部44の内部構成を示す図
である。
【図12】 タイミング発生部44の水平系タイミング
信号のタイミングチャートである。
【図13】 デコーダ103の真理値表である。
【図14】 タイミング発生部44の垂直系タイミング
信号のタイミングチャートである。
【図15】 タイミング発生部44内部の各信号の名称
と、その機能の説明と、その発生元とをまとめた一覧表
である。
【図16】 タイミング発生部44内部の各信号の名称
と、その機能の説明と、その発生元とをまとめた一覧表
である。
【図17】 属性設定部45の内部構成を示す図であ
る。
【図18】 R属性設定部118の内部構成を示す図で
ある。
【図19】 第1の属性発生部121の内部構成を示す
図である。
【図20】 第3の属性発生部123の内部構成を示す
図である。
【図21】 第1の属性選択部125の内部構成を示す
図である。
【図22】 データオンオフ部128の内部構成を示す
図である。
【図23】 表示の種類及びアスペクト比と、各表示に
おいて用いられる信号及びこれらの信号によって取り出
される属性値との対応を示す一覧表である。
【図24】 R属性設定部118、G属性設定部11
9、B属性設定部120に設定される属性値の一具体例
を示す一覧表である。
【図25】 R属性設定部118、G属性設定部11
9、B属性設定部120に設定される属性値の、もう一
つの具体例を示す一覧表である。
【符号の説明】
1 マーカー合成部(目盛り設定部) 2 表示部(表示画面) 1a 選択手段 1b 合成手段 2a、2b、2c、2d 4:3補助マーク 3a、3b、3c、3d 13:9補助マーク 4a、4b、4c、4d 14:9補助マーク 5a、5b、5c、5d 15:9補助マーク 2e、2f 4:3マーカー 3e、3f 13:9マーカー 6a、6b、6c、6d 映画1補助マーク 7a、7b、7c、7d 映画2補助マーク 6e、6f 映画1マーカー 7e、7f 映画2マーカー 17、18、19 クランプアンプ部 20、21、22 AD変換部 23 同期分離部 24 PLL部 25 同期遅延部 27 駆動回路部 29 R信号 30 G信号 31 B信号 33 水平同期信号 34 垂直同期信号35 遅延水平同期信号 36 遅延垂直同期信号 37 デジタルR信号 38 デジタルG信号 39 デジタルB信号 40 マーカー合成R信号 41 マーカ−合成G信号 42 マーカー合成B信号 43 マーカー切換信号 44 タイミング発生部 45 属性設定部 46、47、48 切換器 49 属性設定R信号 50 属性設定G信号 51 属性設定B信号 52 第1のタイミング信号 53 第2のタイミング信号 54 タクトスイッチ(目盛り設定部) 8 CPU(目盛り設定部) 55〜62、76〜79、87〜100 信号 101、102 カウンタ 103〜117 デコーダ OR1〜OR8 ORゲート AND1〜AND20 ANDゲート NOT1 インバータ OR11〜OR14 ORゲート群 118 R属性設定部 119 G属性設定部 120 B属性設定部 121 第1の属性発生部 122 第2の属性発生部 123 第3の属性発生部 124 第4の属性発生部 125 第1の属性選択部 126 第2の属性選択部 136〜147 属性値発生部 128〜135、148〜155 データオンオフ部 s40〜s43、s80〜s87、D_ENA、DA/
DB 端子 DA、DB 端子群

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定のアスペクト比の表示画面を有し、
    該表示画面に複数の区画を表示可能な画像表示装置であ
    って、 各々の区画の縁辺上又は縁辺の延長線上に表示させる目
    盛りの表示属性を決定し、決定された表示属性を示す目
    盛り信号を生成し、前記表示画面に画像を表示させる画
    像信号の所定の部分を、前記目盛り信号に置き換える目
    盛り設定部を設けたことを特徴とする画像表示装置。
  2. 【請求項2】 前記目盛り設定部は、 互いに異なる表示属性を示す複数の目盛り信号を生成す
    る属性設定手段と、 前記表示画面に画像を表示させる画像信号の所定の部分
    を、前記属性設定手段が生成した複数の目盛り信号のう
    ちのいずれかに置き換える置換手段とを備えることを特
    徴とする請求項1記載の画像表示装置。
  3. 【請求項3】 前記目盛り設定部は、 前記表示画面に表示される画像の同期信号に基づいて、
    前記置換手段が前記画像信号の所定の部分を前記複数の
    目盛り信号のうちのいずれかに置き換えるタイミングを
    決定するタイミング決定手段を備えることを特徴とする
    請求項2記載の画像表示装置。
  4. 【請求項4】 前記目盛り設定部は、 スイッチと、 該スイッチがオンされる毎に、前記置換手段が、前記画
    像信号の所定の部分を、前記属性設定手段が生成した複
    数の目盛り信号のうちのいずれに置き換えるかを順次切
    り換える切換手段とを備えることを特徴とする請求項2
    記載の画像表示装置。
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