JP2002289763A - 電界効果トランジスタ - Google Patents

電界効果トランジスタ

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JP2002289763A JP2001093100A JP2001093100A JP2002289763A JP 2002289763 A JP2002289763 A JP 2002289763A JP 2001093100 A JP2001093100 A JP 2001093100A JP 2001093100 A JP2001093100 A JP 2001093100A JP 2002289763 A JP2002289763 A JP 2002289763A
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Hirokazu Fujisawa
弘和 藤沢
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Abstract

(57)【要約】 【課題】キャリヤ上に搭載されたチップコンデンサ、整
合回路基板等の全ての搭載物への亀裂の発生を、現状の
製造工程等を特に変更することなく抑制し、信頼性を向
上させる。 【解決手段】一面に電界効果トランジスタペレット3が
載置されたキャリヤ2と、このキャリヤ2の他面に相対
するように接合された放熱板1とを有するパッケージを
用いると共に、前記キャリヤ2の他面に1個以上のスリ
ット11が形成され、このスリット11の形成されたキ
ャリヤ2の他面に対応した前記ペレット2の載置面にコ
ンデンサ4を含む電子部品が配置されたことを特徴とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電界効果トランジ
スタに関し、特にその熱による電気部品素子に生ずる亀
裂を抑制した電界効果トランジスタに関する。
【0002】
【従来の技術】GaAs等の化合物半導体を用いた電界
効果トランジスタの高出力化への要求に伴い、重要な課
題の1つとしてその熱抵抗の低減がある。しかし、この
化合物半導体の熱伝導率は、Siと比較して劣ってお
り、一般に熱抵抗低減の施策の一つとして、GaAs基
板の厚さを薄くしている。特に、高出力用電界効果トラ
ンジスタの場合、GaAs基板として30〜40μm程
度の厚さ迄、基板を研磨して使用されることが多い。
【0003】一方、基板材料として用いられるGaAs
等の化合物半導体は、その材料的性質として、脆く割れ
やすいという欠点があり、AuSn等をソルダーとして
Cu製の放熱板にGaAsペレットをマウントすると、
GaAsペレット、ソルダー、放熱板の熱膨張係数差が
大きいため、環境温度の変化に応じて発生する熱応力も
大きく、その結果GaAsペレットに亀裂が発生するこ
とがあり、電気特性上、また信頼性上好ましくない結果
を引き起こす。この原因は、各材料の材料力学的定数の
違いによるものであるが、高出力用電界効果トランジス
タの場合、前述したように基板が薄く研磨されているこ
ともあり、用いる材料によって程度は異なるものの、G
aAsペレットをCu製放熱板上に直接マウントした場
合、亀裂の発生を回避することはかなり困難である。
【0004】図4は従来例の電界効果トランジスタの断
面図を示す。この電界効果トランジスタは、放熱板1の
上に、部品が形成されているキャリヤ2を載置し、この
キャリヤ2の所定の位置に電界効果トランジスタペレッ
ト3、チップコンデンサ4が設けられたものである。こ
の場合、トランジスタペレット3、チップコンデンサ4
および整合回路基板等がキャリア2上にマウントされる
以外は、通常の電界効果トランジスタの製造方法と特に
異なるものではない。
【0005】即ち、GaAsからなる電界効果トランジ
スタペレット3を、キャリヤ2の平坦な一面上にAuS
nを用いてマウントし、さらに、内部整合回路を構成す
るチップコンデンサ4、整合回路基板等をそのトランジ
スタペレット3と同様に、キャリヤ2上の所定の位置に
AuSnでマウントする。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述のような電界効果
トランジスタのGaAsペレットの亀裂の発生は、Cu
製放熱板の上にGaAsペレット2と熱膨張係数差が小
さいCuW製キャリヤ3、あるいはCuMoCu等の積
層構造を成すキャリヤを載置、接合させ、この上にGa
Asペレットをマウントすることにより抑制できる。す
なわち、電界効果トランジスタのGaAsペレットはこ
れらの積層構造を成すキャリヤにより対応できるが、周
囲温度が大きく変化する環境に置いては、逆にチップコ
ンデンサ、あるいは整合回路基板の方に亀裂が発生し易
くなってしまう場合がある。
【0007】なお、この種の温度変化に対応する亀裂を
なくした技術として、特開平6―021255号公報や
実開昭62―52943号公報には、放熱板側にスリッ
トを設けた例が示されている。しかし、放熱板側にスリ
ットを設けた場合には、その放熱板のスリットの位置
が、キャリア3を介して電気部品素子に対応ずけられる
ので、それらの取次け位置ずれが生じやすいという問題
がある。
【0008】本発明の目的は、従来は困難であった環境
温度の大きな変化に対して鈍感で、キャリヤ上に搭載さ
れたチップコンデンサ、整合回路基板等の全ての搭載物
への亀裂の発生を、現状の製造工程等を特に変更するこ
となく抑制することができ、信頼性を向上させた電界効
果トランジスタを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の構成は、一面に
電界効果トランジスタペレットが載置されたキャリヤ
と、このキャリヤの他面に相対するように接合された放
熱板とを有するパッケージを用いると共に、前記キャリ
ヤの他面に1個以上のスリットが形成され、このスリッ
トの形成されたキャリヤ他面に対応した前記ペレットの
載置面にコンデンサを含む電子部品が配置されたことを
特徴とする。
【0010】本発明において、電界効果トランジスタペ
レットがGaAs等の化合物半導体からなる1個以上の
ものからなり、コンデンサを含む電子部品が1個以上の
チップコンデンサまたは内部整合回路基板からなり、こ
れらがキャリア上にマウントされたものとすることがで
き、また、キャリヤに設けた複数のスリットは、その一
部または全てが互いに交差するように形成されたものと
することができる。
【0011】さらに、スリットの長さは、コンデンサを
含む電子部品が配置された長さの1〜2倍であるように
でき、また、放熱板がCu製で、キャリヤがCuW製で
あるとき、このキャリア上のスリットの深さがキャリヤ
の厚さの0.5倍以上(0.5mm以上)あるようにす
ることができる。また、放熱板上へののキャリヤの接合
およびこのキャリア上への電界効果トランジスタペレッ
ト、コンデンサを含む電子部品の接合は、AuSnによ
り行うことができる。
【0012】
【発明の実施の形態】次に図面により本発明を詳細に説
明する。図1は本発明による電界効果トランジスタの実
施形態の断面図を示す。この電界効果トランジスタのパ
ッケージは、大きさが8.5mm×6. 0mm、厚さが
1.0mmのCu製の放熱板1上に、大きさが5.0m
m×3.0mm、厚さが1.0mmのCuW製キャリヤ
2を載置しているが、このキャリヤ2には、幅が0.2
mm、深さが0.7mmのスリット11が形成されたも
のである。このスリット11が形成された方のキャリヤ
2の面は放熱板1の側に載置され、AuSnで接合され
ている。また、図1においては、特に図示していない
が、放熱板1の周囲はセラミック系材料で壁面が構成さ
れて封止されている。
【0013】このキャリヤ2の上に電界効果トランジス
タペレット3、チップコンデンサ4、整合回路基板等が
載置される。なお、電界効果トランジスタペレット3の
サイズは、その長さが0.2〜3.0mm、幅が0.2
〜1.0 mm、厚さが30〜80μm程度であり、チ
ップコンデンサ4のサイズは、用途により様々である
が、その長さが0.2〜3.0mm、幅が0.2〜10
mm、厚さが20〜300μm程度である。また、ス
リット11の長さは、概ねスリット方向に対しチップコ
ンデンサ4の長さの2倍程度必要である。
【0014】本実施形態の電界効果トランジスタの製造
方法は、放熱板1側にスリット11が形成されているキ
ャリヤ2の所定の位置に電界効果トランジスタペレット
3、チップコンデンサ4および整合回路基板等をマウン
トする以外、通常の電界効果トランジスタの製造方法と
特に異なるところは無い。即ち、GaAsからなる電界
効果トランジスタペレット3を、キャリヤ2のスリット
11が形成されていない側の、平坦な面上にAuSnを
用いてマウントし、さらに、内部整合回路を構成するチ
ップコンデンサ4、整合回路基板等をトランジスタペレ
ット3と同様にAuSnでマウントする。チップコンデ
ンサ4がマウントされる位置は、チップコンデンサ4の
中心が、キャリヤ2のスリット11の形成された位置に
ほぼ相当する位置となるようにする。
【0015】その後、ワイヤボンディングを行うが、ワ
イヤボンディングは、直径25μmの金線を用いて、電
界効果トランジスタペレット3の上のゲート電極、ドレ
イン電極と、それぞれ対応する内部整合回路を構成する
チップコンデンサ4および整合回路基板等とを接続し、
次に、これらの内部整合回路とパッケージ側のリードの
内部端子とを同様に接続する。その後パッケージ上部
に、内側をAuメッキしたセラミック板で覆い、AuS
nで封止する。
【0016】本実施形態において、マウントおよび金線
のボンディング条件等については特に詳細を示していな
いが、従来の製造条件のままでよく、同等の材料を用い
た、通常の電界効果トランジスタの製造に用いられる条
件をそのまま適用できるものである。
【0017】本実施形態によって作製された電界効果ト
ランジスタは、従来と同様な製造工程と、同様な製造条
件によって作製するものであるにもかかわらず、従来な
らばチップコンデンサの亀裂の発生が避けられない環境
温度変化の大きい条件下においても、キャリヤ上のGa
Asペレットだけでなく、チップコンデンサ、整合回路
基板のいずれにも亀裂が発生することを避けることが可
能となる。
【0018】即ち、電界効果トランジスタのパッケージ
の放熱板として、通常はCuが使用されているが、Cu
の熱膨張係数に対してGaAsの熱膨張係数が小さく、
また機械的にも脆く割れ易いため、GaAsの熱膨張係
数とほぼ同等なCuWの合金、あるいはCuMoCuの
ような積層材料をキャリヤとして放熱板上に載置、接合
させている。その結果、環境温度の変化が大きくなって
も、GaAsの熱膨張係数とほぼ同等なCuWの合金、
あるいはCuMoCuのような積層材料上にマウントさ
れているGaAsペレットには亀裂が発生しない。
【0019】しかし、セラミック系のチップコンデン
サ、整合回路基板等の場合は、キャリヤとの熱膨張係数
の差が大きいため、環境温度の変化が大きくなると亀裂
が発生し易くなるが、本実施形態の電界効果トランジス
タの場合には、従来ならばチップコンデンサに亀裂が発
生するような条件下でも亀裂は全く生じない。本実施形
態の電界効果トランジスタにおいて、キャリヤ上のGa
Asペレットだけではなく、チップコンデンサ、整合回
路基板等の搭載物においても亀裂の発生が顕著に抑制さ
れることは、従来の電界効果トランジスタと異なり、特
にチップコンデンサ等の搭載物がマウントされた位置に
スリットが形成されているため、チップコンデンサとの
熱膨張係数差が大きいキャリヤの厚さが実効的に薄くな
り、環境温度の変化によってチップコンデンサの生ずる
熱応力が抑制されることによるものであると考えられ
る。
【0020】従来例と本発明による効果を比較するた
め、図1に示す本実施形態の電界効果トランジスタの断
面構造と、図4に示す従来例による電界効果トランジス
タにおけるチップコンデンサに発生する熱応力を、キャ
リヤに形成されたスリットの深さを変えて計算し、各断
面構造による差を比較した。
【0021】図1および図4に示した各断面図におい
て、各材料の寸法は、Cu製の放熱板は厚さ1.0m
m、幅8.5mm、CuW製のキャリヤは厚さ1.0m
m、幅5.0mm、チップコンデンサは厚さ0.1m
m、幅1.2mmとした。チップコンデンサに生ずる亀
裂の発生は、主にCu製放熱板、CuW製キャリヤ、お
よびチップコンデンサの各材料固有の熱膨張係数、ヤン
グ率、およびポアソン比等のパラメータが影響を有して
いることが推測されるが、特に支配的なパラメータは熱
膨張係数であると考えられる。
【0022】従って、簡単化のため、AuSnソルダお
よびCuW製キャリヤの周囲を覆うセラミック壁等の材
料の存在は無視し、キャリヤは放熱板の中央にマウント
され、チップコンデンサはキャリヤの中央にマウントさ
れているものとし、前記3層構造の中央を軸にして左右
対称とした。熱応力の計算は、前記軸上の座標のX方向
変位を固定し、片側半分の領域のみ、有限要素法を用い
て行った。なお、環境温度は、320℃より25℃迄変
化したものとし、チップコンデンサの熱膨張係数は8.
5x10-6/℃、ヤング率は18.5x1011dyne/c
2、ポアソン比は0.325とし、Cu製放熱板の熱
膨張係数は16.7x10-6/℃、ヤング率は11.7
x1011dyne/cm2、ポアソン比は0.343、キャ
リヤはCuW製で熱膨張係数は6.5x10-6/℃、ヤ
ング率は31.0x1011dyne/cm2、ポアソン比は
0.296としている。
【0023】この計算の結果、チップコンデンサ4の断
面の主応力は、キャリヤ2との境界付近、かつそのエッ
ジ5近傍で最大となった。図3は、キャリヤに形成され
たスリットの深さに対応して、チップコンデンサ4のエ
ッジ5近傍の主応力がどのように変化するかを示したグ
ラフである。この計測例では、チップコンデンサ4のエ
ッジ5近傍における主応力は、キャリヤ2に形成されて
いる幅200μmのスリットの深さが0.5mm程度よ
り小さくなると急激に減少し、0.75mm付近ではス
リットが無い場合と比較して、概ね1/5に減少してい
る。即ち、スリットの深さがキャリヤの厚さの50%か
ら75%に変化するのに対応し、チップコンデンサのエ
ッジ近傍での主応力は概ね80%から25%に低減して
おり、本発明の優位性を示す結果となっている。なお、
スリット11の長さは、概ねスリット方向に対しチップ
コンデンサ4の長さの2倍程度としている。
【0024】図2は本発明の電界効果トランジスタの他
の実施形態を示す断面図である。本実施形態において
は、キャリヤ2にスリット11を複数形成し、複数のチ
ップコンデンサ4、必要な場合は整合回路基板もスリッ
トの切り残し部に相当する所定の位置にAuSnでマウ
ントする。図1と同様に、Cu製の放熱板1の上にCu
W製のキャリヤ2が載置、接合されており、このキャリ
ヤ2の、チップコンデンサ4がマウントされる中心位置
付近には、幅0.2mm、深さ0. 7mmのスリット1
1が形成されると共に、このスリット11と直角に交差
するもう一本のスリット12が形成され、これらスリッ
ト11,12が形成された方の面がCu製の放熱板1に
AuSnソルダーにより載置、接合されている。
【0025】本実施形態における電界効果トランジスタ
の製造は、キャリヤ2上の放熱板1の側にスリット1
1,12が形成された位置、あるいはスリット11,1
2の交差部に対応する位置にチップコンデンサ4をマウ
ントする以外は、第1の実施形態の電界効果トランジス
タの製造方法と同様である。
【0026】即ち、最初に、GaAsからなる電界効果
トランジスタペレット3を、そのキャリヤ2の面上にA
uSnソルダーを用いてマウントし、さらにチップコン
デンサ4、整合回路基板等を、そのトランジスタペレッ
ト3と同様、AuSnソルダーでマウントする。このチ
ップコンデンサ4がマウントされる位置は、スリット1
1,12の形成部分に加えて、これらスリット11,1
2同士の交差部等にほぼ相当する所定の位置である。図
面には示してないが、必要に応じてさらにスリットの本
数を増やし、位置の異なる複数のスリットを形成し、複
数のチップコンデンサ、整合回路基板等をそれぞれ異な
るスリット部あるいは異なるスリットの交差部上にマウ
ントする。
【0027】次に、電界効果トランジスタペレット3、
内部整合回路を構成するチップコンデンサ4および整合
回路基板等をマウントした後、ワイヤボンディングを行
うが、この場合も図1の場合と同様であり、直径25μ
mの金線を用いて、電界効果トランジスタペレット3上
のゲート電極、ドレイン電極と、それぞれ対応する内部
整合回路を構成するチップコンデンサ4および整合回路
基板等とを接続し、次にこれらの内部整合回路とパッケ
ージ側のリードの内部端子とを同様に接続する。図示し
てないが、キャリヤの周囲はセラミック系の材料で壁面
が構成されており、その上面をセラミック板で覆い封止
する。
【0028】本実施形態においては、図1の実施形態と
異なり、図2に示すように横方向のスリット12が追加
され、2本のスリット11,12を用いているため、紙
面に垂直方向に長いチップコンデンサ4に対応すること
も可能となる。また、スリット11またはスリット1
1,12をの本数をさらに増やすことにより、チップコ
ンデンサ4のサイズのみならずマウント位置の自由度も
向上し、チップコンデンサ、整合回路基板等の全ての搭
載物への亀裂の発生を抑制することが出来る。
【0029】例えば、これら複数のスリット11,12
の数は、チップコンデンサ4の長さ0.5〜1mmに対
して1本程度入れることにより、亀裂の発生を抑制する
ことが出来る。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように本発明を用いて製造
された電界効果トランジスタは、GaAsペレットだけ
でなく、特にGaAs以外の材料からなるチップコンデ
ンサや、キャリヤ上の他の搭載物が、環境温度の変動が
大きい場合でも、その影響を受け難くすることが出来、
その結果、電界効果トランジスタの信頼性向上の上で顕
著な効果をもたらすものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態を説明する電界効果ト
ランジスタの断面図。
【図2】本発明の第2の実施形態を説明する電界効果ト
ランジスタの断面図。
【図3】本発明の効果を説明するスリットと応力との関
係を示すグラフ。
【図4】従来例を説明する電界効果トランジスタの断面
図。
【符号の説明】
1 放熱板 2 キャリア 3 電界効果トランジスタペレット 4 チップコンデンサ 5 エッジ 11,12 スリット

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一面に電界効果トランジスタペレットが
    載置されたキャリヤと、このキャリヤの他面に相対する
    ように接合された放熱板とを有するパッケージを用いる
    と共に、前記キャリヤの他面に1個以上のスリットが形
    成され、このスリットの形成されたキャリヤ他面に対応
    した前記ペレットの載置面にコンデンサを含む電子部品
    が配置されたことを特徴とする電界効果トランジスタ。
  2. 【請求項2】 電界効果トランジスタペレットが、Ga
    As等の化合物半導体からなる1個以上のものからな
    り、コンデンサを含む電子部品が、1個以上のチップコ
    ンデンサまたは内部整合回路基板からなり、これらがキ
    ャリア上にマウントされた請求項1記載の電界効果トラ
    ンジスタ。
  3. 【請求項3】 キャリヤに設けた複数のスリットは、そ
    の一部または全てが互いに交差するように形成されたも
    のである請求項1または2記載の電界効果トランジス
    タ。
  4. 【請求項4】 スリットの長さは、コンデンサを含む電
    子部品が配置された長さの1〜2倍である請求項1,2
    または3記載の電界効果トランジスタ。
  5. 【請求項5】 放熱板がCu製で、キャリヤがCuW製
    であるとき、このキャリア上のスリットの深さがキャリ
    ヤの厚さの0.5倍以上ある請求項1,2,3または4
    記載の電界効果トランジスタ。
  6. 【請求項6】 放熱板上へののキャリヤの接合およびこ
    のキャリア上への電界効果トランジスタペレット、コン
    デンサを含む電子部品の接合は、AuSnにより行われ
    る請求項1,2または3記載の電界効果トランジスタ。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2005129899A (ja) * 2003-08-28 2005-05-19 Kyocera Corp 配線基板および半導体装置
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