JP2002289669A - 基板処理装置 - Google Patents

基板処理装置

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JP2002289669A
JP2002289669A JP2001091653A JP2001091653A JP2002289669A JP 2002289669 A JP2002289669 A JP 2002289669A JP 2001091653 A JP2001091653 A JP 2001091653A JP 2001091653 A JP2001091653 A JP 2001091653A JP 2002289669 A JP2002289669 A JP 2002289669A
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JP
Japan
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substrate
upper member
cooling
heat
transfer
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JP2001091653A
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English (en)
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Masayo Nakajima
誠世 中嶋
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Hitachi Kokusai Electric Inc
Original Assignee
Hitachi Kokusai Electric Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】基板搬送中での基板の冷却を可能とし、総合的
な冷却時間の短縮を図り、スループットの向上を図る。 【解決手段】搬送室、該搬送室に連設された処理室を具
備し、前記搬送室が基板受け15を有する搬送装置を備
えた基板処理装置に於いて、前記基板受けが基板を載置
する下部材18と該下部材に対峙する上部材17とを有
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、熱化学反応を利用
しシリコンウェーハ等の被処理基板に酸化膜、金属膜を
生成する基板処理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】基板処理装置には、基板を一枚又は複数
枚ずつ処理する枚葉式基板処理装置と多数の基板を一度
に処理するバッチ式の基板処理装置がある。
【0003】以下は、枚葉式基板処理装置について説明
する。
【0004】枚葉式基板処理装置の1つとして枚葉コー
ルドウォール式CVD装置がある。
【0005】図7に於いて、該枚葉コールドウォール式
CVD装置について説明する。
【0006】気密な搬送室1には放射状に反応室(処理
室)2,3,4が気密に連設され、更に冷却室5,6が
気密に連設されている。該冷却室5,6にはロード・ア
ンロード室7が気密に連設され、更に該ロード・アンロ
ード室7にはカセットステージ8が連設されている。
【0007】前記搬送室1内には搬送装置として真空ロ
ボット9が設けられている。
【0008】該真空ロボット9は、屈伸可能な2節リン
ク11が回転可能に設けられ、又該2節リンク11の先
端には基板を受載保持する基板受け12が設けられてい
る。而して、前記2節リンク11の回転、屈伸の協動に
より前記反応室2,3,4、冷却室5,6間での基板1
4の移載を行う様になっている。
【0009】前記ロード・アンロード室7内には図示し
ないウェーハ移載機が収納され、カセットが密閉式であ
れば、更にカセット開閉器を具備し、前記カセットステ
ージ8と前記冷却室5,6間で基板14の移載を行う。
【0010】上記CVD装置での基板処理について略述
する。
【0011】未処理基板が収納されたカセット13が前
記カセットステージ8に載置され、前記ロード・アンロ
ード室7は前記カセットステージ8から前記冷却室5,
6に前記基板14を移載する。前記真空ロボット9が前
記冷却室5,6内の基板14を前記反応室2,3,4の
いずれか、例えば反応室2に搬送する。該反応室2では
前記基板14が加熱されると共に反応ガスが導入され、
該基板14表面に所定の膜が成膜される。
【0012】成膜処理が完了すると、前記反応室2内が
ガスパージされ、前記真空ロボット9により処理済の基
板14が搬出される。処理後の基板14は高温となって
いるので、該真空ロボット9は前記冷却室5,6のいず
れか、例えば冷却室5に前記処理済の基板14を搬入
し、該基板14を所定の温度迄冷却する。
【0013】該基板14が所定温度迄冷却されると、前
記ロード・アンロード室7は前記冷却室5の基板14を
前記カセット13に移載する。
【0014】次に、図8に於いて、前記真空ロボット9
の基板受け12について説明する。
【0015】該基板受け12は前記2節リンク11の先
端に固着されるものであり、基板14を汚染しない材
質、例えば石英等が用いられている。前記基板受け12
は前記基板14の下側に挿入され、上昇することで基板
14を受載する様になっており、他の機構部と干渉しな
い様に、薄肉で且つ二股フォーク状となっている。更
に、基板14とは4箇所の高くなった段差部12aで接
触し、基板14との接触面を極力小さくして、接触によ
る汚染がない様に考慮されている。
【0016】上記した様に、処理済の基板14は高温で
あり、外気に触れると不要な自然酸化膜が生成され、或
は前記カセット13が高温に耐えられない等の理由から
直ちに該カセット13に移載されないで、所定温度迄冷
却される。
【0017】処理後の基板14の搬送経路は前記搬送室
1を経て前記冷却室5に搬送されるが、前記搬送室1で
の冷却は考慮されていない。これは、前記基板受け12
が単に前記基板14を受載するのみで、冷却機能を具備
していないこと、更に前記搬送室1内は48000Pa
と減圧雰囲気であることが挙げられる。
【0018】前記基板受け12の様に基板14との接触
面積が小さい場合、熱伝導は小さいので、基板14の放
熱は対流放熱、輻射放熱が殆どとなるが、上記した様に
前記搬送室1内が減圧されると対流(基板14と雰囲気
ガスとの熱伝達)による伝熱効果が低下する。従って、
基板14の冷却には輻射放熱が重要となる。
【0019】従来より、前記搬送室1の壁面はアルミニ
ウムの材質で、水冷却されており、吸熱源としては低温
を維持しているが、アルミニウムの輻射率は0.05と
小さい。更に、前記基板14と搬送室1の壁面とは距離
があり、輻射熱が距離の2乗で拡散することを考慮する
と、エネルギ密度の低い、而も輻射率の小さい状態での
輻射熱の授受となる。この為、前記基板14と搬送室1
壁面間での輻射熱の授受は小さく、更に、基板14が搬
送される短時間での輻射熱の授受を考えると輻射放熱で
の基板14の冷却は殆ど期待できないものであった。
【0020】以上の理由から、従来の基板処理装置では
搬送中での基板14は冷却されないものとし、前記冷却
室5で冷却することとしており、冷却時間に多くを要し
ている。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】従来例に於いては、処
理後の基板の冷却を冷却室5内でのみ行っているので、
冷却時間が長くなり、スループットが向上しない要因の
1つとなっていた。
【0022】本発明は斯かる実情に鑑み、基板搬送中で
の基板の冷却を可能とし、総合的な冷却時間の短縮を図
り、スループットの向上を図るものである。
【0023】
【課題を解決するための手段】本発明は、搬送室、該搬
送室に連設された処理室を具備し、前記搬送室が基板受
けを有する搬送装置を備えた基板処理装置に於いて、前
記基板受けが基板を載置する下部材と該下部材に対峙す
る上部材とを有する基板処理装置に係るものである。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しつつ本発明の
実施の形態を説明する。
【0025】本発明は、基板受けの改善を行い基板受け
を介して基板が冷却される様にしたものである。
【0026】ここで、半導体製造装置全体の構成、処理
工程等従来例と同様であるので説明を省略し、基板受け
について図1〜図3により説明する。
【0027】基板受け15は基部16から平行に延出す
る上部材17と下部材18から構成されている。該下部
材18の形状は従来の基板受け12の基板受載部分と同
様であり、他の機構部と干渉しない様な薄肉で且つ二股
フォーク状となっている。
【0028】更に、基板受載部分は基板と非接触となる
様窪んでおり、周辺に設けられた4箇所の高くなった段
差部18aで基板と接触する様になっている。
【0029】前記上部材17と下部材18との間隙は基
板の授受に支障ないものとし、前記上部材17は基板と
同等の直径を有する円形である。該上部材17と基部1
6とは一体であっても別部品を組合わせたものであって
も良いが、少なくとも、前記上部材17については材質
をSiCとしている。
【0030】以下、作用について説明する。
【0031】前記した材質SiCの輻射率は、0.9で
ある。従って、距離、エネルギ密度等輻射条件を同一と
し、単純計算した場合でも、アルミニウムの壁面に対し
て6倍の吸熱効果がある。
【0032】更に、基板受け15が基板を受載したとき
は、基板が最も高温な状態であり、而も上部材17は受
載した基板に対して至近距離にあり、極めてエネルギ密
度の高い状態で基板からの輻射熱を受ける。而して、大
きな輻射率を有する上部材17は短時間で基板から多く
の熱量を吸熱する。即ち、基板は搬送室1内の搬送とい
う短時間内でも前記上部材17に対する輻射放熱により
吸熱されることで迅速に冷却される。本実施の形態で
は、輻射放熱が基板の冷却に大きく寄与する。
【0033】尚、真空ロボット9が次の基板を搬送する
迄時間があり、この待ち時間の間に前記上部材17は冷
却される。
【0034】該上部材17の形状は受載した基板全面か
ら均等に吸熱する様、円形で更に基板と同径か略同径が
好ましい。
【0035】図4〜図6に於いて、他の実施の形態につ
いて説明する。
【0036】該他の実施の形態では、上記実施の形態と
同様基板受け15は基部16から平行に延出する上部材
17と下部材18から構成されており、更に前記上部材
17の上面に放熱フィン20を形成したものである。
【0037】前記下部材18の形状については上記実施
の形態と同様であるので説明を省略する。
【0038】前記上部材17は至近距離からの輻射熱を
基板から吸熱し、基板を冷却する。前記上部材17に前
記放熱フィン20を設けることで雰囲気ガスに対する伝
熱面積が増大し、又前記上部材17の熱容量が増大す
る。熱容量の増大は基板からの吸熱可能な熱量の増大を
意味し、基板の冷却効果が増大する。
【0039】又、減圧下とはいえ、搬送室1内には雰囲
気ガスが存在するので、伝熱面積を増大した前記放熱フ
ィン20から雰囲気ガスに放熱され、前記上部材17の
温度上昇が抑制され、基板に対する該上部材17の吸熱
効果が維持される。更に、基板の搬送に伴い前記基板受
け15が移動するので、雰囲気ガスと前記放熱フィン2
0とで相対移動が生じ、雰囲気ガスに対する熱伝達率が
向上し、該放熱フィン20からの放熱量が増加する。
【0040】尚、該放熱フィン20は真空ロボット9の
待機中での前記上部材17の冷却にも寄与し、短時間で
の該上部材17の冷却が可能であり、基板搬送のサイク
ルタイムが減少した場合にも対応が可能となる。
【0041】尚、前記上部材17の吸熱量を増大させる
には、単に該上部材17の板厚を増加して熱容量を増加
させても良い。更に、該上部材17の輻射熱に対する吸
熱効果を増大する為、該上部材17の下面(基板対峙
面)を粗面とし、下面での輻射熱の反射を低減させても
良い。
【0042】尚、前記下部材18についても輻射熱によ
る吸熱効果は存在し、該下部材18についても材質をS
iCとしても良い。更に、前記上部材17、下部材18
の材質については、SiCの外にも熱容量の大きいも
の、輻射率の大きいものを使用することが可能である。
又輻射率が小さくても、至近距離に該上部材17が設け
られるので、基板の冷却効果があることは言う迄もな
い。
【0043】
【発明の効果】以上述べた如く本発明によれば、搬送
室、該搬送室に連設された処理室を具備し、前記搬送室
が基板受けを有する搬送装置を備えた基板処理装置に於
いて、前記基板受けが基板を載置する下部材と該下部材
に対峙する上部材とを有するので、上部材が搬送中の基
板から吸熱し、基板搬送中での基板の冷却を可能とし、
冷却時間の短縮を図り、スループットの向上を図る等の
優れた効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示す斜視図である。
【図2】図1のA矢視図である。
【図3】図1のB矢視図である。
【図4】本発明の他の実施の形態を示す斜視図である。
【図5】図4のA矢視図である。
【図6】図4のB矢視図である。
【図7】枚葉式基板処理装置の概略構成図である。
【図8】従来例の斜視図である。
【符号の説明】
1 搬送室 2 反応室 3 反応室 4 反応室 5 冷却室 6 冷却室 9 真空ロボット 15 基板受け 16 基部 17 上部材 18 下部材 20 放熱フィン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3C007 AS01 AS24 CY27 DS01 ES02 EV02 EW16 NS09 NS13 5F031 CA02 FA01 FA02 FA07 GA05 GA06 GA32 GA37 NA05 5F045 AB32 BB08 EB08 EB09 EJ03 EJ08 EN04

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 搬送室、該搬送室に連設された処理室を
    具備し、前記搬送室が基板受けを有する搬送装置を備え
    た基板処理装置に於いて、前記基板受けが基板を載置す
    る下部材と該下部材に対峙する上部材とを有することを
    特徴とする基板処理装置。
JP2001091653A 2001-03-28 2001-03-28 基板処理装置 Pending JP2002289669A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2011090905A2 (en) * 2010-01-22 2011-07-28 Applied Materials, Inc. Transfer robot with substrate cooling
EP2282330A3 (en) * 2009-07-31 2012-01-11 Tokyo Electron Limited Transfer device and processing system having the same

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